JP3221581B2 - 画像表示制御装置 - Google Patents

画像表示制御装置

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JP3221581B2
JP3221581B2 JP25297592A JP25297592A JP3221581B2 JP 3221581 B2 JP3221581 B2 JP 3221581B2 JP 25297592 A JP25297592 A JP 25297592A JP 25297592 A JP25297592 A JP 25297592A JP 3221581 B2 JP3221581 B2 JP 3221581B2
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成典 鳥畑
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はCRT、プラズマディ
スプレイ、EL素子などの表示器を具え、外部から入力
される情報あるいは内部の演算処理情報によって表示画
面上の図形,グラフ,文字,イメージ等の表示画像の一
部又は全部を変更することができる画像表示制御装置に
関し、特に画像変更を高速かつ効率よくなし得るための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、CRT、プラズマディスプレイ、
EL表示器などの表示器を用いた表示機能、ホストコン
ピュータとの通信機能、およびタッチパネル等による入
力機能を具えたインテリジェント型操作パネルが実用化
され、生産現場における情報端末をはじめとして各種の
広範な分野で使用されている。
【0003】これらインテリジェント型操作パネルの1
つの特徴として、上記通信機能によるデータ入力あるい
は作業者によるタッチパネルの操作、さらには装置内部
のCPUによる演算によって、1度描画された図形の全
体又は一部を容易に変更できるという機能が挙げられる
(例えば、特開昭61−148489号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
技術では、最初に表示された画面の一部を変更した後、
再び最初の画面を表示させるためには、最初の画面の全
てを最初から再描画する必要がある。
【0005】また、最初にベースとなる全体画面を描画
後、その一部小領域の表示を変更し、該小領域のさらに
一部を最初のベース画面に戻すためにも、全体画面を再
描画する必要がある。
【0006】さらに、最初にベースとなる全体画面を描
画後、その一部の小領域に対して表示変更を2回実行し
た後、変更が1回加えられた状態に復帰させる際にも、
全体画面の再描画を行い、しかる後に、前記第1回目の
表示変更を再度実行しなければならない。ここで、一般
的には、描画速度は描画部の面積に比例するので、上記
従来手法によれば、表示変更の際に最初のベース画面を
再描画する必要があるため、表示速度がいま一つ向上し
ないという問題がある。また、通常上記の複数の処理ス
テップからなる表示変更は、該操作パネルが接続された
ホストコンピュータで行わなければならないので、ホス
トコンピュータのプログラムが煩雑になるという弊害あ
るうえ、ホストコンピュータと操作パネル間の通信回数
が増大するという問題がある。
【0007】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たもので、簡単な処理手順によって高速かつ効率よい表
示変更をなし得る画像表示制御装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明では、
表示器上に表示したベース画面上に副画面を重ね合わせ
表示する画像表示制御装置において、前記表示器に表示
する表示データを1画面分記憶可能な容量を有しその記
憶データが前記表示器に出力されて表示が行われる第1
メモリプレーンと、前記表示器に表示する表示データを
1画面分記憶可能な容量を有する第2メモリプレーンと
を含む表示用メモリと、前記ベース画面に関する表示が
行われる場合は当該ベース画面用の表示データを前記第
1及び第2のメモリプレーンに記憶すると共に、前記副
画面に関する表示が行われる場合は当該副画面用の表示
データを前記第1のメモリプレーンに記憶する表示制御
手段と、前記ベース画面上に副画面を表示した後この副
画面を消去する場合、該副画面の消去領域に対応した前
記第2メモリプレーンの記憶データを前記第1メモリプ
レーンの前記消去領域に対応する記憶領域に転送記憶さ
せることにより前記消去処理を行う消去制御手段とを具
えるようにしている。
【0009】かかる発明によれば、表示器の表示内容に
1対1に対応した第1メモリプレーン以外にベース画面
に関する表示データのみが記憶される第2メモリプレー
ンを設け、前記副画面に関する消去側の表示変更が行わ
れる場合は、該副画面の消去領域に対応した前記第2メ
モリプレーンの記憶データを前記第1メモリプレーンの
前記消去領域に対応する記憶領域に転送記憶させること
により前記消去処理を行うようにしている。すなわち、
従来技術のようにベース画面をいちから再描画する事に
よってではなく、第2メモリプレーンに記憶しておいた
ベース画面の所要領域を第1メモリプレーンにコピーす
ることによって前記消去処理を行う。
【0010】またこの発明では、ベース画面と、このベ
ース画面上に重ね合わせ表示される副画面と、前記ベー
ス画面又は前記副画面上に重ね合わせ表示される副副画
面とを含む表示が表示器上で行われる画像表示制御装置
において、前記表示器に表示する表示データを1画面分
記憶可能な容量を有しその記憶データが前記表示器に出
力されて表示が行われる第1メモリプレーンと、前記表
示器に表示する表示データを1画面分記憶可能な容量を
有する第2及び第3メモリプレーンとの3つのメモリプ
レーンを含む表示用メモリと、前記ベース画面に関する
表示が行われる場合は当該ベース画面用の表示データを
前記第1、第2及び第3メモリプレーンに記憶し、前記
副画面に関する表示が行われる場合は当該副画面用の表
示データを前記第1及び第2メモリプレーンに記憶し、
前記副副画面に関する表示が行われる場合は前記副副画
面の表示データを前記第1メモリプレーンに記憶する表
示制御手段と、前記ベース画面上に副画面を表示した後
この副画面を消去する場合は、前記副画面の消去領域に
対応した前記第3プレーンの記憶データを前記第1メモ
リプレーンの前記表示領域に対応する記憶領域に転送記
憶させることにより前記消去動作を行う第1の消去制御
手段と、前記ベース画面上に副画面を表示した後この副
画面上に副副画面を表示し、さらに次に前記副副画面を
消去する場合、前記副副画面の消去領域に対応した前記
第2プレーンの記憶データを前記第1プレーンの前記消
去領域に対応する記憶領域に転送記憶させることにより
前記消去処理を行う第2の消去制御手段とを具えるよう
にしている。
【0011】かかる本発明によれば、表示器の表示内容
に1対1に対応した第1メモリプレーン以外にベース画
面および副画面に関する表示データが記憶される第2メ
モリプレーンとベース画面に関する表示データのみが記
憶される第3メモリプレーンを設け、前記副画面に関す
る消去側の表示変更が行われる場合は、前記副画面の消
去領域に対応した前記第3プレーンの記憶データを前記
第1メモリプレーンの前記表示領域に対応する記憶領域
に転送記憶させることにより前記消去動作を行い、前記
副副画面に関する消去側の表示変更が行われる場合は前
記副副画面の消去領域に対応した前記第2プレーンの記
憶データを前記第1プレーンの前記消去領域に対応する
記憶領域に転送記憶させることにより前記消去処理を行
うようにしている。
【0012】
【実施例】以下この発明を添付図面に示す実施例に従っ
て詳細に説明する。
【0013】図1はこの発明をインテリジェント型の操
作パネルに適用した場合の構成例を示すものである。こ
のインテリジェント型操作パネル1は、生産ラインの制
御・監視、物流の制御・監視、防災・セキュリティシス
テムの制御・監視、プラントのプロセス監視等を実行す
る外部機器2に接続されて、各種状態表示やスイッチ入
力を行うための操作端末として機能するものである。
【0014】表示部3は、CRT、液晶ディスプレイ、
プラズマディスプレイ、ELディスプレイなどであり、
この表示部3上に各種状態表示や信号入力を行う為の画
面要素を任意に組み合わせた表示画面を表示する。表示
画面は文字、図形、数値、グラフなどの各種グラフィッ
クで構成される。
【0015】表示用メモリ4は表示部3に表示すべき表
示データをビットマップ形式で記憶するものであり、こ
の場合表示用メモリ4は、第1プレーン4a、第2プレ
ーン4b,および第3プレーン4cで3表示画面分のメ
モリ容量を有している。
【0016】これら第1〜第3プレーンは以下のような
特徴を持っている。
【0017】(1)第1〜第3プレーンはそれぞれ表示部
3の各画素と1対1に対応するメモリ容量を有し、各メ
モリにビットマップ形式のドットデータを記憶してい
る。
【0018】(2)第1〜第3プレーンはそれぞれ独立し
ており、画面領域を共有することはない。また、後述す
る各画面の役割が入れ替わることはない。
【0019】(3)第1〜第3プレーンの内の第1プレー
ンに記憶されたデータが表示部3に表示される。すなわ
ち、第1プレーンの記憶内容と表示部3の表示内容は1
対1に対応している。
【0020】また表示部3に表示される画像データを以
下の3つのカテゴリーに分類する。 ・カテゴリーA…ベース画面‥…一連の表示動作を行う
ために最初に表示される画面で一般には画面全体に表示
されるもの ・カテゴリーB…副画面‥…‥…ベース画面表示後、予
め表示座標が予約されているか、表示時に表示座標が指
示される形で何らかのタイミングをもってベース画面の
全体または一部を変更するように表示されるもの ・カテゴリーC…副副画面‥…‥ベース画面表示後ある
いは副画面表示後にその一部を変更するように表示され
るもの そして、表示部3の表示内容が変更される際、カテゴリ
ーAのベース画面に関する表示または表示変更が行われ
た場合は、表示データは上記第1〜第3の全てのプレー
ンに記憶される。
【0021】また、カテゴリーBの副画面に関する表示
又は表示変更が行われた場合は、表示データは上記第1
及び第2プレーンに記憶される。
【0022】さらに、カテゴリーCの表示器に関する表
示又は表示変更が行われた場合は、表示データは上記第
1プレーンのみに記憶される。
【0023】すなわち、第1プレーンは、カテゴリー
A、B、Cのどの表示変更が行われた場合でも、表示変
更後の表示データでその記憶内容が更新される。
【0024】第2プレーンは、カテゴリーAまたはBの
表示変更が行われた場合に、その記憶内容が表示変更後
の表示データで更新される。
【0025】第3プレーンは、カテゴリーAの表示変更
が行われた場合にのみ、その記憶内容が表示変更後の表
示データで更新される。
【0026】次に、前記表示器3上にはタッチパネルス
イッチ5が積層されている。このタッチパネルスイッチ
5はそのスイッチ有効面内に、圧力に反応する複数の小
さな膜状スイッチがマトリクス状に配置されており、オ
ペレータによっていずれのスイッチが指定されたかを示
す入力位置情報を演算処理部6に出力する。
【0027】インタフェース7は、RS232C、RS
422,RS485,イーサネット、GP−IB、パラ
レルI/Oなどの通信インタフェースを有し、外部機器
2とのデータ送受を実行する。
【0028】制御用メモリ8には、ユーザによって作成
されたユーザ画面データや所要の表示動作を行うための
動作プログラムなどが記憶される。
【0029】演算処理部6は、外部機器2からの動作要
求やタッチスイッチ5を介したオペレータの要求を受
け、制御用メモリ8の記憶データを参照して前記要求に
対応した演算処理を実行し、その実行結果に応じてグラ
フィックコントロール部9に指令を出して表示部3の表
示制御を行ったり、インタフェース7を介して外部機器
2に指令を発行したりする。
【0030】グラフィックコントロール部9は、演算処
理部6からの動作指令にしたがって表示部3に対する表
示制御を実行する。
【0031】すなわち、図1の実施例装置では、基本的
な表示制御が演算処理部6によって管理されており、外
部機器2からのデータ入力やタッチスイッチ5の操作や
演算処理部6の演算処理結果によって画面変更の内容及
びタイミングが与えられると、演算処理部6は例えば制
御用メモリ8から記憶されている画面表示用のデータを
読み出し、グラフィックコントロール部9との連係動作
によって表示すべき表示データを作成し、これを前記第
1〜第3プレーンからなる表示用メモリ4に記憶させ
る。これら第1〜第3プレーンの記憶データのうち第1
プレーンに記憶されているデータがグラフィックコント
ロール部9によって読み出され、該読み出されたデータ
が表示部3に供給されることにより表示部3に表示デー
タが表示される。
【0032】また、上記表示変更の際演算処理部6は、
図2のフローチャートに示すように、カテゴリーAに属
する表示変更を行う場合は生成した表示データを第1〜
第3プレーンに対し全て同様に記憶し(ステップ100
〜130)、カテゴリーBに属する表示変更を行う場合
は生成した表示データを第1及び第2プレーンに対し同
様に記憶し(ステップ140)、カテゴリーCに属する
表示変更を行う場合は生成した表示データを第1プレー
ンに対してのみ記憶するようにしている(ステップ15
0)。
【0033】次に、変更部分の消去動作について説明す
る。
【0034】(1)カテゴリーAに属する表示部分の消
去動作 かかる消去動作が指示されると、演算処理部6は、制御
用メモリ8の該当領域を参照するなどして消去動作が必
要な座標領域を確認した後、グラフィックコントロール
部9と連係し、表示用メモリ4の全てのプレーンすなわ
ち第1〜第3プレーンのメモリ内容を消去する。この処
理により、表示部3の該当領域が消去される。
【0035】(2)カテゴリーBに属する表示変更部分
の消去動作(ステップ170) かかる消去動作が指示されると、演算処理部6は、制御
用メモリ8の該当領域を参照するなどして消去動作が必
要な座標領域を確認した後、グラフィックコントロール
部9と連係し、表示用メモリ4の第3プレーンの該当座
標領域のメモリ内容を第1プレーンの同一領域へコピー
する。
【0036】すなわち、第3プレーンには、カテゴリー
Aの表示内容(カテゴリーBの表示データを表示する前
の状態)が記憶されているので、第3プレーンの該当座
標領域のメモリ内容を第1プレーンの同一領域へコピー
することにより、該当領域にはカテゴリーBの表示部分
が消去されてカテゴリーAの表示データが復帰すること
になる。
【0037】(3)カテゴリーCに属する表示変更部分
の消去動作(ステップ180) かかる消去動作が指示されると、演算処理部6は、制御
用メモリ8の該当領域を参照するなどして消去動作が必
要な座標領域を確認した後、グラフィックコントロール
部9と連係し、表示用メモリ4の第2プレーンの該当座
標領域のメモリ内容を第1プレーンの同一領域へコピー
する。
【0038】すなわち、第2プレーンには、カテゴリー
Aの表示内容またはカテゴリーA及びカテゴリーBの表
示内容(カテゴリーBに属する表示変更処理が行われて
いる場合)が記憶されているので、第2プレーンの該当
座標領域のメモリ内容を第1プレーンの同一領域へコピ
ーすることにより、該当領域ではカテゴリーCの表示部
分が消去されてカテゴリーAの表示内容もしくはカテゴ
リーAおよびBの複合表示内容が復帰する。
【0039】次に、ベース画面上に副画面を表示してそ
の後この副画面を消去する場合の具体的動作を図3を用
いて説明する。
【0040】図3は工場内の無人搬送台車の運行管理画
面であり、図3(a)は無人搬送台車の運行経路を示す
ベース画面の一例を示すもので、図3(b)は搬送台車
を示す副画面の例であり、図3(c)は搬送台車の図形
が運行経路を示すベース画面に上書きされたものであ
り、さらに図3(d)は図3(c)の図形の一定時間経
過後の表示(搬送台車が移動している)である。
【0041】ここで、かかる図3(c)から図3(d)
への表示変更を行うためには、図3(c)に表示されて
いる搬送台車を消去した後、この搬送台車の下に隠れて
いた運行経路を復元し、さらに図3(d)の位置に搬送
台車を表示しなくてはならない。なお、図3(b)〜
(d)において、搬送台車の回りの方形上の破線は図形
サイズを示しており実際に表示されるものではない。
【0042】かかる表示変更制御は以下のようにして行
われる。
【0043】まず、図3(c)の表示を行うために、演
算処理部6は図3(a)のベース画面を表示すべく、制
御用メモリ8に記憶されている該表示画面に関するデー
タを読み出し、グラフィックコントロール部9との連係
動作によってこの表示画面に対応する表示ドットデータ
を作成する。この作成された表示用ドットデータはベー
ス画面であるので、表示用メモリ4の第1〜第3プレー
ンに記憶される。次に、演算処理部6は前記同様にして
図3(b)の副画面データを生成した後、これを表示用
メモリ4の第1及び第2プレーンの所要の座標領域に記
憶する。勿論、第1プレーンの記憶座標と第2プレーン
の記憶座標は同一である。このようにして、運行経路の
所定の位置に搬送台車が上書きされた図3(c)の画面
が表示される。
【0044】このような表示を図3(d)の表示に変更
すべく、まず図3(c)の搬送台車の消去の指令が入力
されたとすると、演算処理部6はグラフィックコントロ
ール部9との連係動作によって表示用メモリ4の第3プ
レーンの記憶内容のうちの前記搬送台車の座標領域Kに
対応する記憶データを読み出しこれを第1プレーンの前
記と同一の座標領域に転送し記憶させる。これにより表
示部3の表示画面からは搬送台車が消去されて図3
(a)に示すような運行経路のみの画像が表示される。
そしてこの後、搬送台車を図3(d)に示す位置に表示
する旨の指令が入力されたとすると、演算処理部6は前
記同様制御用メモリ8から搬送台車に関するデータを読
み出し、該搬送台車を図3(c)に示す位置に表示させ
た表示用ドットデータを作成し、これを表示用メモリ4
の第1および第2プレーンに記憶させる。これにより表
示部3の表示画面には図3(d)に示すように運行経路
の所要位置に搬送台車が表示される。
【0045】上記の消去および表示動作を連続して速や
かに実行すれば、搬送台車はあたかも動画のように表示
することも可能である。このようにこの実施例によれ
ば、表示変更の際に全体の再描画を行う必要がないの
で、表示のちらつきを最小限に抑えることが可能になる
と共に、一連の表示変更動作を高速に行うことができ
る。次に、ベース画面上に副画面を表示し、更にこの表
示画面上に副副画面を表示後この副副画面の一部を消去
する場合の動作について図4の具体例を用いて説明す
る。
【0046】この図4に示す画面は、工場内の生産現場
における生産状況の数表表示の例であり、(a)はベー
ス画面を、(b)は内部を赤色に着色した(ハッチング
で代用している)方形状の視認向上のための背景として
用いられる副画面を、(c)は棒グラフの副副画面を示
し、(d)はこれらベース画面、副画面及び副副画面の
複合表示状態を示し、(e)は(c)の図形の一定時間
後の表示状態(棒グラフの一部が短くなっている)を示
し、(f)は副画面を表示せずにベース画面上に表示器
を表示した例を示している。
【0047】まず、図4(d)の表示を行うために、演
算処理部6は図4(a)のベース画面を表示すべく、制
御用メモリ8に記憶されている該表示画面に関するデー
タを読み出し、グラフィックコントロール部9との連係
動作によってこの表示画面に対応する表示ドットデータ
を作成する。この作成された表示用ドットデータはベー
ス画面であるので、表示用メモリ4の第1〜第3プレー
ンに記憶される。次に、演算処理部6は前記同様にして
図4(b)の副画面データを生成した後、これを表示用
メモリ4の第1及び第2プレーンの所要の座標領域に記
憶する。さらに演算処理部6は前記同様にして図4
(c)の副副画面データを生成した後、これを表示用メ
モリ4の第1プレーンの所要の座標領域に記憶する。こ
のようにして、図4(d)に示すように、数表表示のベ
ース画面上に背景が赤色で強調された棒グラフが重ね表
示される。なお、図4(d)の場合は、棒グラフの表示
エリアP内の棒グラフ以外のバックグラウンド部分まで
副画面データを進入させるようにしている。この処理を
行うか否かは選択できるようになっている。
【0048】つぎに、この図4(d)に示す表示を図
(e)に示すように、棒グラフを短くして表示させるた
めには、この短くなった部分Jの表示領域を図4(b)
の副画面データに置き換えるようにすればよい。
【0049】そこで、上記棒グラフの表示変更に関する
指令が入力されると、演算処理部6はグラフィックコン
トロール部9との連係動作によって、前記棒グラフの一
部が短くなることによって復元しなくてはいけない座標
領域Jの副画面データを表示用メモリ4の第2プレーン
の同一領域から読み出し、これを第1プレーンの同一座
標領域に転送記憶させる。すなわち、第2プレーンに
は、副副画面を表示する前のベース画面と副画面で構成
される画像が記憶されているので、この第2プレーンの
前記領域の記憶データをこれを第1プレーンの同一領域
に転送記憶させることで、図4(e)に示すような、表
示変更をなし得ることができる。
【0050】そして、この際、この実施例では下地とな
るベース画面及び副画面を再描画する必要がないので、
高速処理が可能になると共に、表示のちらつきを最小限
に抑えることができる。
【0051】次に、図4(f)に示すように、副画面
(カテゴリーB)を表示せずにベース画面(カテゴリー
A)上に直接副副画面(カテゴリーC)を表示する場合
は、ベース画面は表示用メモリ4の全てのプレーン、す
なわち第1〜打3プレーンに記憶される。また、副副画
面は表示用メモリ4の第1プレーンにのみ記憶される。
したがって、この場合に棒グラフを短くする際は、前記
同様、消去すべき座標領域に対応するベース画面データ
を表示用メモリ4の第2プレーンの同一領域から読み出
し、これを第1プレーンの同一座標領域に転送記憶させ
るようにすればよい。
【0052】なお、上記図3及び図4の実施例におい
て、ベース画面や副画面や副副画面はその一例を示した
だけであり、他の任意の画面に本発明を適用するように
しても良い。例えば、副副画面の例として、ディジタル
メータ、折れ線グラフ、円グラフ、文字列表示器、チャ
ートグラフなどが考えられる。
【0053】なお、上記実施例では、消去処理の際、第
2又は第3プレーンのデータを第1プレーンに転送記憶
させる際、第2又は第3プレーンのデータを第1プレー
ンに上書きするようにしたが、他に、既に記憶されてい
る第1プレーンのデータと第2又は第3プレーンのデー
タとのOR演算、XOR演算、AND演算、ビット反転
演算などの論理演算を行って上記処理を実現することも
可能である。
【0054】また、上記実施例ではこの発明をインテリ
ジェント型の操作パネルに適用するようにしたが、この
発明を各種状態表示や信号入力を行う為の画面を表示す
る表示器を有する他の機器に適用するようにしてもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
表示内容を変更したり消去したりする際、これらの動作
を表示用メモリの複数の表示プレーン間のデータ転送を
行うことでなし得るようにしたので、上記処理を高速か
つ効率よく行うことができる。また、上記転送の際は変
更が必要な一部の領域のみを転送するようにしたので、
表示上のちらつきを最小限にすることができ、表示品質
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の作用を示すブロック図。
【図2】この発明の実施例の構成を示すフローチャート
図。
【図3】この発明による画面変更の具体例を示す図。
【図4】この発明による画面変更の他の具体例を示す
図。
【符号の説明】
1…インテリジェント型グラフィック操作パネル 2…外部機器 3…表示部 4…表示用メモリ 5…タッチスイッチ 6…演算処理部 7…インタフェース 8…制御用メモリ 9…グラフィックコントロール部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示器上に表示したベース画面上に副画面
    を重ね合わせ表示する画像表示制御装置において、 前記表示器に表示する表示データを1画面分記憶可能な
    容量を有しその記憶データが前記表示器に出力されて表
    示が行われる第1メモリプレーンと、前記表示器に表示
    する表示データを1画面分記憶可能な容量を有する第2
    メモリプレーンとを含む表示用メモリと、 前記ベース画面に関する表示が行われる場合は当該ベー
    ス画面用の表示データを前記第1及び第2のメモリプレ
    ーンに記憶すると共に、前記副画面に関する表示が行わ
    れる場合は当該副画面用の表示データを前記第1のメモ
    リプレーンに記憶する表示制御手段と、 前記ベース画面上に副画面を表示した後この副画面を消
    去する場合、該副画面の消去領域に対応した前記第2メ
    モリプレーンの記憶データを前記第1メモリプレーンの
    前記表示領域に対応する記憶領域に転送記憶させること
    により前記消去処理を行う消去制御手段と、 を具えるようにした画像表示制御装置。
  2. 【請求項2】ベース画面と、このベース画面上に重ね合
    わせ表示される副画面と、前記ベース画面又は前記副画
    面上に重ね合わせ表示される副副画面とを含む表示が表
    示器上で行われる画像表示制御装置において、 前記表示器に表示する表示データを1画面分記憶可能な
    容量を有しその記憶データが前記表示器に出力されて表
    示が行われる第1メモリプレーンと、前記表示器に表示
    する表示データを1画面分記憶可能な容量を有する第2
    及び第3メモリプレーンとの3つのメモリプレーンを含
    む表示用メモリと、 前記ベース画面に関する表示が行われる場合は当該ベー
    ス画面用の表示データを前記第1、第2及び第3メモリ
    プレーンに記憶し、前記副画面に関する表示が行われる
    場合は当該副画面用の表示データを前記第1及び第2メ
    モリプレーンに記憶し、前記副副画面に関する表示が行
    われる場合は前記副副画面の表示データを前記第1メモ
    リプレーンに記憶する表示制御手段と、 前記ベース画面上に副画面を表示した後この副画面を消
    去する場合は、前記副画面の消去領域に対応した前記第
    3プレーンの記憶データを前記第1メモリプレーンの前
    記表示領域に対応する記憶領域に転送記憶させることに
    より前記消去動作を行う第1の消去制御手段と、 前記ベース画面上に副画面を表示した後この副画面上に
    副副画面を表示し、さらに次に前記副副画面を消去する
    場合、前記副副画面の消去領域に対応した前記第2プレ
    ーンの記憶データを前記第1プレーンの前記消去領域に
    対応する記憶領域に転送記憶させることにより前記消去
    処理を行う第2の消去制御手段と、 を具えるようにした画像表示制御装置。
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