JP3221078B2 - X線テレビジョン装置 - Google Patents

X線テレビジョン装置

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JP3221078B2 JP19650192A JP19650192A JP3221078B2 JP 3221078 B2 JP3221078 B2 JP 3221078B2 JP 19650192 A JP19650192 A JP 19650192A JP 19650192 A JP19650192 A JP 19650192A JP 3221078 B2 JP3221078 B2 JP 3221078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用X線テレビジョン
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線テレビジョン装置で被写体の検査を
行なう場合、一般的には、比較的弱いX線を照射しなが
ら被写体の各部をモニタ画面上で連続的に観察し、詳細
に観察する必要のある部位が発見されると、そこで弱い
X線の照射を停止し、強いX線でその部位の静止透視像
の撮影を行なう。ここで、静止透視像を撮影するために
弱いX線の連続照射を停止するとモニタ画面上の透視像
が消え、所望の部位を正確に撮影することが困難とな
る。このため従来のX線テレビジョン装置では、弱いX
線の照射を停止した時点のモニタ画面の透視像(最後の
1フレームの画像)をメモリに記憶させておき、その画
像をモニタ画面に表示し続けるようにしていた(フリー
ズ表示)。
【0003】しかし、弱いX線で撮影した連続透視像の
最後の1フレームの画像のみから成るフリーズ表示は、
画像自体にランダムノイズが多く、見にくい画面となる
ことが多い。そこで、このようなノイズを少なくするた
めに、リカーシブフィルタを用いたフリーズ表示を行な
うX線テレビジョン装置が考案されている。これは、最
後の1フレームだけではなく、その前の数枚のフレーム
に適当な重み付けを行なって加算することによりランダ
ムノイズを抑えるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】被写体に動きがある場
合、リカーシブフィルタを用いてフリーズ画像を作成す
ると、そのフリーズ画像に被写体の動きが含まれてしま
い、動きの大きい部位ではボケが激しく、見にくい画面
となる。例えば胃の透視撮影の場合には、胃の動きによ
るボケを抑えるために撮影時間は50msec以下とするこ
とが望ましいと言われている。しかし、30フレーム/
secの撮影速度でリカーシブフィルタにより3枚のフレ
ームの加算を行なうと、3/30=0.1秒の動きがフ
リーズ画像に含まれることになる。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、X線照
射を停止した後のモニタ画面の透視像を見やすくしたX
線テレビジョン装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係るX線テレビジョン装置は、 a)被写体にX線を連続的に照射し、被写体のX線透視
像をテレビジョン撮影してモニタ画面に表示する連続撮
影手段と、 b)連続撮影手段が撮影するテレビジョン映像の、各時
点における最後の連続する所定枚数のフレームを記憶す
る画像記憶手段と、 c)被写体への連続X線の照射が停止したとき、画像記
憶手段に記憶されている画像をモニタ画面上に繰り返し
連続的に出力する継続画像表示手段とを備えることを特
徴としている。
【0007】
【作用】被写体にX線が照射されている間は、連続撮影
手段aがイメージ管の投影面に投影される被写体のX線
透視像をテレビジョン撮影し、モニタ画面上に表示す
る。この間、画像記憶手段bは各時点において撮影され
る映像をフレーム毎に逐次記憶するが、画像記憶手段b
は少なくとも2フレーム分以上の画像記憶領域を有して
おり、最後に撮影したフレームの画像データを最も古く
記憶したフレームの画像データの記憶領域に上書きして
ゆく。被写体への連続X線の照射が停止したとき、継続
画像表示手段cは画像記憶手段bに記憶されているフレ
ームの画像データをモニタ画面上に連続的に、繰り返し
出力する。これにより、モニタ画面上では、X線照射を
停止する直前の被写体が比較的短い時間サイクルで繰り
返し動いて表示される。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例であるX線テレビジョン装
置を図1〜図3により説明する。まず、本X線テレビジ
ョン装置の動作の概要を説明する。本装置全体の動作
は、マイクロコンピュータから成る制御部24により制
御される。制御部24は本装置を連続透視モードと撮影
モードの2つのモードで作動させ、連続透視モードで
は、X線管10から被写体12に対して比較的弱いX線
が連続的に照射され、被写体12の透視像がモニタ23
の画面上に動的に表示される。撮影モードでは、比較的
強いX線がワンショットで被写体12に照射され、詳細
な情報を含む明瞭な透視X線像がモニタ23の画面上に
静的に表示される。
【0009】次に、連続透視モードの間及びその終了時
の本装置の動作を詳しく説明する。操作者により透視モ
ードスイッチ25が押され、ONとなったとき(図2
(a))、制御部24は比較的弱いX線11を発生させ
るための制御信号を高電圧回路15に送る。これによ
り、透視モードスイッチ25がONとなっている間、X
線管10から被写体12に弱いX線11が連続的に照射
され、イメージ管(II)13の投影面に透視X線像が
形成される(図2(b))。このイメージ管13の透視
X線像を、TVカメラ(TVC)14は1秒間に30フ
レーム(画像)の速度で撮影する(図2(c))。TV
カメラ14により生成される各フレームの画像信号は、
カメラ制御回路(CCU)16により所定のテレビジョ
ン信号(図2(d))に変換され、信号処理部17に送
られる。
【0010】信号処理部17では、A/Dコンバータ1
8によりテレビジョン信号をデジタルデータに変換し、
画像メモリ19及び切換スイッチ20の一方の端子へ送
出する。画像メモリ19には、図3に示すように、3枚
のフレームの画像を記憶する領域A,B,Cが用意され
ており、A/Dコンバータ18から送られてくる各フレ
ームの画像データは順番に各記憶領域A,B,Cに記憶
されてゆく(図2(f))。ここで、最新の画像データ
は最も古い画像データに上書きして記憶されてゆく。
【0011】切換スイッチ20は、制御部24の指令に
より、X線照射が行なわれている間はA/Dコンバータ
18とフィルタ回路21とを接続するようになっており
(図2(b),(e))、A/Dコンバータ18からの
画像データは直接フィルタ回路21へも送出される。フ
ィルタ回路21は画像データからノイズを除去したり、
輪郭を強調する等の画像整形処理を行なうものであり、
フィルタ回路21により整形された画像データはD/A
コンバータ22によりアナログ信号に変換され、モニタ
23の画面上に出力される。
【0012】モニタ画面の透視像を見ている操作者が、
ある箇所において詳細な観察を行なう必要性を感じた場
合、透視モードスイッチ25をOFFとする(図2
(a))。これに応じて、制御部24が高電圧回路15
に対してX線の照射を停止するように制御信号を出し
(図2(b))、これと同時に、切換スイッチ20に対
して画像メモリ19とフィルタ回路とを接続するように
制御信号を出す(図2(e))。これにより、A/Dコ
ンバータ18からのリアルタイム画像に代わり、画像メ
モリ19に記憶されていた画像データがフィルタ回路2
1に供給されるようになる。このとき、画像メモリ19
の3枚のフレームの画像データは、記憶された順にA,
B,C,A,B,C,…と出力されてゆく(図2
(g))。ここにおける画像データの出力速度は、TV
カメラ14の撮影速度と同じか又はやや遅くすることが
好ましい。これにより、モニタ23の画面上では、X線
照射を停止した後も、被写体のX線透視像がその直前の
動きを繰り返しながら画面上に表示され続ける(図2
(h))。連続透視モードでは比較的弱いX線を使用す
るため、撮影された映像の各フレームにもランダムノイ
ズが乗っているが、このように複数のフレームが高速で
切り換えて表示されると、人間の目には平均化され、ノ
イズの低減した画像として認識される。一方、動きのあ
る被写体の像は、全くのランダムな動きをするではな
く、比較的狭い範囲で動くものであるため、人間の目に
より認識されやすく、その輪郭は各フレームの画像デー
タを加算して1枚の画像として静止表示した場合よりも
シャープに認識される。
【0013】なお、上記説明では単純化のために画像メ
モリ19で記憶するフレームの枚数は3枚としたが、テ
レビジョン撮影のフレーム撮影速度が1/30秒の場合
には、実際には5枚〜30枚程度(すなわち、数分の1
秒〜1秒程度)が適当である。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るX線テレビジョン装置で
は、透視用の比較的弱いX線の照射を停止した後は、モ
ニタ画面上に1枚のフレームのみによる静止透視像を継
続表示させるのはではなく、X線照射を停止する直前の
複数枚のフレームの画像を繰り返して表示させる。この
ため、人間の目の特性により、ランダムノイズが平均化
されて目立たなくなる一方、着目している被写体につい
ては、動きがあっても輪郭がボケることなく、明瞭に認
識され得るようになる。従って、本発明のX線テレビジ
ョン装置では連続透視モードのまま、任意の部位で、ま
た、任意の時点で、比較的明瞭な、静止像に近い被写体
の透視像を得ることができ、従来のX線テレビジョン装
置で強いX線を用いて撮影していた透視像の一部をこれ
で代用することもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるX線テレビジョン装
置の構成を示すブロック図。
【図2】 実施例のX線テレビジョン装置の連続透視モ
ード開始、終了時のタイミングチャート。
【図3】 実施例のX線テレビジョン装置の画像メモリ
の記憶内容の説明図。
【符号の説明】
10…X線管 11…X線 12…被写体 13…イメージ
管(II) 14…TVカメラ(TVC) 15…高電圧回
路 17…信号処理部 18…A/Dコ
ンバータ 19…画像メモリ 20…切換スイ
ッチ 21…D/Aコンバータ 21…フィルタ
回路 21…フィルタ回路 23…モニタ 24…制御部 25…透視モー
ドスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)被写体にX線を連続的に照射し、被
    写体のX線透視像をテレビジョン撮影してモニタ画面に
    表示する連続撮影手段と、 b)連続撮影手段が撮影するテレビジョン映像の、各時
    点における最後の連続する所定枚数のフレームを記憶す
    る画像記憶手段と、 c)被写体への連続X線の照射が停止したとき、画像記
    憶手段に記憶されている画像をモニタ画面上に繰り返し
    連続的に出力する継続画像表示手段とを備えることを特
    徴とするX線テレビジョン装置。
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