JP3220732B2 - 自動車用ウエザストリツプの成形法 - Google Patents
自動車用ウエザストリツプの成形法Info
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- JP3220732B2 JP3220732B2 JP36199092A JP36199092A JP3220732B2 JP 3220732 B2 JP3220732 B2 JP 3220732B2 JP 36199092 A JP36199092 A JP 36199092A JP 36199092 A JP36199092 A JP 36199092A JP 3220732 B2 JP3220732 B2 JP 3220732B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- forming
- weatherstrip
- vehicle
- door
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/15—Sealing arrangements characterised by the material
- B60J10/17—Sealing arrangements characterised by the material provided with a low-friction material on the surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車におけるドアー
の昇降ドアー硝子の外周の車体パネル及びドアーパネル
に装着するウエザストリツプの外部に露出する表面を強
靱化させる被膜を一体的に形成することを特徴とする自
動車用ウエザストリツプの成形法に関するものである。
の昇降ドアー硝子の外周の車体パネル及びドアーパネル
に装着するウエザストリツプの外部に露出する表面を強
靱化させる被膜を一体的に形成することを特徴とする自
動車用ウエザストリツプの成形法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の自動車のドアーの昇降ド
アー硝子をシールするウエザストリツプは、多数回の昇
降開閉を繰り返すもので、昇降窓硝子の開閉操作を円滑
快適に行うことが必要である。また、気密性の保持が必
要とされ、更に外観が長期に亘つて美観が必要とされ
る。そこで、この種のウエザストリツプは、昇降ドアー
硝子が圧接する圧接部分を柔軟性、弾力性及び緩衝性が
あり、合成ゴム又は軽量化が可能な材料の熱可塑性エラ
ストマーで成形され、圧接部分の昇降ドアー硝子の接触
する表面に、ナイロン、ポリエステル等の細かい毛を植
毛したり、ウレタン又はナイロン系等の溶解した合成樹
脂の塗料を塗布したりしているが、その他のウエザスト
リツプの表面は、何等表面処理が実施されずに使用する
ことが一般的に知られている。
アー硝子をシールするウエザストリツプは、多数回の昇
降開閉を繰り返すもので、昇降窓硝子の開閉操作を円滑
快適に行うことが必要である。また、気密性の保持が必
要とされ、更に外観が長期に亘つて美観が必要とされ
る。そこで、この種のウエザストリツプは、昇降ドアー
硝子が圧接する圧接部分を柔軟性、弾力性及び緩衝性が
あり、合成ゴム又は軽量化が可能な材料の熱可塑性エラ
ストマーで成形され、圧接部分の昇降ドアー硝子の接触
する表面に、ナイロン、ポリエステル等の細かい毛を植
毛したり、ウレタン又はナイロン系等の溶解した合成樹
脂の塗料を塗布したりしているが、その他のウエザスト
リツプの表面は、何等表面処理が実施されずに使用する
ことが一般的に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようヒする課題】従来のウエザストリツ
プの表面は、成形された状態のままであるから表面に艶
がなく、大変に傷が付きやすいものである。また、熱可
塑性エラストマー又はその発泡体からなるウエザストリ
ツプの外表面に露出する部分は、軽い擦れに対して容易
に傷付く問題点と、芳香族系のケロシン、ホワイトガソ
リン等の溶剤や薬品により肌荒れを生ずる等の問題点が
多々あつた。本発明は、従来の技術の有する問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とする所は、ウエザ
ストリツプの使用中に露出する表面に補強用の薄被膜を
一体的に押し出し成形することによつて、長期間に亘つ
て損傷を防止して外観的に優れたウエザストリツプの成
形法を提供することを目的としている。
プの表面は、成形された状態のままであるから表面に艶
がなく、大変に傷が付きやすいものである。また、熱可
塑性エラストマー又はその発泡体からなるウエザストリ
ツプの外表面に露出する部分は、軽い擦れに対して容易
に傷付く問題点と、芳香族系のケロシン、ホワイトガソ
リン等の溶剤や薬品により肌荒れを生ずる等の問題点が
多々あつた。本発明は、従来の技術の有する問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とする所は、ウエザ
ストリツプの使用中に露出する表面に補強用の薄被膜を
一体的に押し出し成形することによつて、長期間に亘つ
て損傷を防止して外観的に優れたウエザストリツプの成
形法を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のウエザストリツプにおいては、ウエザスト
リツプ本体をポリオレフイン系樹脂又はその発泡体を以
て成形し、そのウエザストリツプ本体は、ドアーの昇降
ドアー硝子に接合する硝子圧接部と車体パネルとドアー
パネルに装着する取着部とを押し出し成形する。このウ
エザストリツプの装着された状態の時に露出する各々の
表面に対して耐摩耗性、耐薬品性に対して優れたポリオ
レフイン系樹脂の合成樹脂よりなる薄被膜を該ウエザス
トリツプ本体の押し出し成形と同時に融合した状態で一
体的に被覆成形し、露出表面を強固に補強した成形法で
ある。
に、本発明のウエザストリツプにおいては、ウエザスト
リツプ本体をポリオレフイン系樹脂又はその発泡体を以
て成形し、そのウエザストリツプ本体は、ドアーの昇降
ドアー硝子に接合する硝子圧接部と車体パネルとドアー
パネルに装着する取着部とを押し出し成形する。このウ
エザストリツプの装着された状態の時に露出する各々の
表面に対して耐摩耗性、耐薬品性に対して優れたポリオ
レフイン系樹脂の合成樹脂よりなる薄被膜を該ウエザス
トリツプ本体の押し出し成形と同時に融合した状態で一
体的に被覆成形し、露出表面を強固に補強した成形法で
ある。
【０００５】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明すると、自動車
等の各種車輌（１０）における昇降ドアー硝子（６）の
外周に位置する車体パネル（７）及びドアーパネル
（８）の近辺に装着されるウエザストリップ本体（１）
は、ポリオレフィン系樹脂の熱可塑性エラストマー又は
それ等の発泡合成樹脂体から構成される。このウエザス
トリップ本体（１）には、昇降ドアー硝子（６）に圧接
する部分に各種形状の硝子圧接部（３）を形成すると共
に、該車体パネル（７）とドアーパネル（８）に各々装
着する各種形状の取着部を押し出し成形によって長手部
材を形成するものである。次に、上記ウエザストリップ
本体（１）が各々装着された位置で外部表面に露出して
使用される表面に対して耐磨耗性及び耐薬品性に著しく
強い、ポリオレフィン系樹脂の合成樹脂よりなる０．０
５ｍｍ以下の薄被膜（５）を該ウエザストリップ本体
（１）の押し出し成形と同時に他の押出機を以て押し出
し、その後一つの金型ダイスの内部より押し出して表面
に一体的に被膜層を成形するものである。符号（４）
は、昇降ドアー硝子（６）の接触面に設けたテープ又は
植毛を示し、（９）は車体パネル（７）の取着用の支持
サツシを示したものである。
等の各種車輌（１０）における昇降ドアー硝子（６）の
外周に位置する車体パネル（７）及びドアーパネル
（８）の近辺に装着されるウエザストリップ本体（１）
は、ポリオレフィン系樹脂の熱可塑性エラストマー又は
それ等の発泡合成樹脂体から構成される。このウエザス
トリップ本体（１）には、昇降ドアー硝子（６）に圧接
する部分に各種形状の硝子圧接部（３）を形成すると共
に、該車体パネル（７）とドアーパネル（８）に各々装
着する各種形状の取着部を押し出し成形によって長手部
材を形成するものである。次に、上記ウエザストリップ
本体（１）が各々装着された位置で外部表面に露出して
使用される表面に対して耐磨耗性及び耐薬品性に著しく
強い、ポリオレフィン系樹脂の合成樹脂よりなる０．０
５ｍｍ以下の薄被膜（５）を該ウエザストリップ本体
（１）の押し出し成形と同時に他の押出機を以て押し出
し、その後一つの金型ダイスの内部より押し出して表面
に一体的に被膜層を成形するものである。符号（４）
は、昇降ドアー硝子（６）の接触面に設けたテープ又は
植毛を示し、（９）は車体パネル（７）の取着用の支持
サツシを示したものである。
【０００６】
【作用】上記のように成形された被覆ウエザストリツプ
本体（１）のポリオレフイン系樹脂からなる熱可塑性エ
ラストマーを押し出し成形機に投入し、厚さ０．０５ｍ
ｍ以下の薄被膜（５）を形成するポリオレフイン系の高
分子ポリエチレンを他の押し出し成形機に投入し、二つ
の押し出し成形機を使用して同時に押し出し作業を行
い、一つの金型ダイスの内部で重合する。この時、互い
に相溶性がある合成樹脂のため押し出し成形時の熱と圧
力により表面と全体が一体的に融合して強靱化されるも
のである。なお、該薄被膜（５）の厚さは０．０５ｍｍ
以下の適度の厚みに調整できるものである、なお、薄被
膜（５）の厚さは、０．０５ｍｍ以下が最も最良であ
り、０．０５ｍｍ以上は不要である。また、ポリオレフ
イン系の熱可塑性エラストマーの比重は０．８８でゴム
の比重は１．２５と比較して三割乃至四割程度軽量化さ
れるものである。
本体（１）のポリオレフイン系樹脂からなる熱可塑性エ
ラストマーを押し出し成形機に投入し、厚さ０．０５ｍ
ｍ以下の薄被膜（５）を形成するポリオレフイン系の高
分子ポリエチレンを他の押し出し成形機に投入し、二つ
の押し出し成形機を使用して同時に押し出し作業を行
い、一つの金型ダイスの内部で重合する。この時、互い
に相溶性がある合成樹脂のため押し出し成形時の熱と圧
力により表面と全体が一体的に融合して強靱化されるも
のである。なお、該薄被膜（５）の厚さは０．０５ｍｍ
以下の適度の厚みに調整できるものである、なお、薄被
膜（５）の厚さは、０．０５ｍｍ以下が最も最良であ
り、０．０５ｍｍ以上は不要である。また、ポリオレフ
イン系の熱可塑性エラストマーの比重は０．８８でゴム
の比重は１．２５と比較して三割乃至四割程度軽量化さ
れるものである。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように本発明のウエザスト
リツプによれば、ウエザストリツプの構成材料をポリオ
レフイン系樹脂からなる熱可塑性エラストマーとし、そ
の外部に露出する表面に耐摩耗性、耐薬品性に優れたポ
リオレフイン系樹脂の厚さを０．０５ｍｍ以下の薄被膜
に成形したことにより、非常に表面が体裁よく良好であ
ると共に、摺り傷を防止し、且つ切傷が付かないため、
長期に艶を保持して品質の向上を計る利点と、芳香族系
のケロシン、ホワイトガソリン等の溶剤に対しても薬材
に侵されて肌荒れするのを防止する効果がある。また、
ウエザストリツプ本体の熱可塑性エラストマーと、薄被
膜を形成するポリオレフイン系樹脂とは相互に相溶性が
あるため同時に押し出し成形することにより押し出し成
形時の熱と圧力とによつて全体を一体的に融合して強靱
化すると云う効果もある。そして、ウエザストリツプの
押出機と、薄被膜を形成する各押出機との二台の押出機
のために、各々合成樹脂材料を適確に選定できる。ま
た、各押出機より押し出されたものを一つの金型ダイス
の内部を挿通圧着したので、従来の合成樹脂塗料及び植
毛を取着したものと比較して著しく強靱であり、薄被膜
は強固に一体化される効果がある。更に、該薄被膜の厚
さも０．０５ｍｍ以下の適度の厚みまで自由に調整でき
る便利な効果もある。
リツプによれば、ウエザストリツプの構成材料をポリオ
レフイン系樹脂からなる熱可塑性エラストマーとし、そ
の外部に露出する表面に耐摩耗性、耐薬品性に優れたポ
リオレフイン系樹脂の厚さを０．０５ｍｍ以下の薄被膜
に成形したことにより、非常に表面が体裁よく良好であ
ると共に、摺り傷を防止し、且つ切傷が付かないため、
長期に艶を保持して品質の向上を計る利点と、芳香族系
のケロシン、ホワイトガソリン等の溶剤に対しても薬材
に侵されて肌荒れするのを防止する効果がある。また、
ウエザストリツプ本体の熱可塑性エラストマーと、薄被
膜を形成するポリオレフイン系樹脂とは相互に相溶性が
あるため同時に押し出し成形することにより押し出し成
形時の熱と圧力とによつて全体を一体的に融合して強靱
化すると云う効果もある。そして、ウエザストリツプの
押出機と、薄被膜を形成する各押出機との二台の押出機
のために、各々合成樹脂材料を適確に選定できる。ま
た、各押出機より押し出されたものを一つの金型ダイス
の内部を挿通圧着したので、従来の合成樹脂塗料及び植
毛を取着したものと比較して著しく強靱であり、薄被膜
は強固に一体化される効果がある。更に、該薄被膜の厚
さも０．０５ｍｍ以下の適度の厚みまで自由に調整でき
る便利な効果もある。
【図１】本発明を車輌の各所に使用した全体斜面図であ
る。
る。
【図２】同じく図１Ａ−Ａ線の縦断側面図である。
【図３】同じく図１Ｂ−Ｂ線の縦断側面図である。
【図４】同じく本発明を車体パネルに装着した一部欠除
した正面図である。
した正面図である。
【図５】同じく本発明を車体パネルに装着した縦断側面
図である。
図である。
１ ウエザストリツプ本体 ２ 取着部 ３ 硝子圧接部 ５ 薄被膜 ６ 昇降ドアー硝子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｂ２９Ｌ 31:30 Ｂ６０Ｊ 1/16 Ａ (72)発明者 宮川 直久 千葉県印旛郡白井町河原子261番地５ トキワケミカル工業株式会社内 (72)発明者 加藤 勝久 茨城県北相馬郡守谷町松ヶ丘２丁目22番 地５ (56)参考文献 特開 平２−76716（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−201838（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−274147（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−31785（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 47/00 - 47/96 B60J 10/04
Claims (1)
- 【請求項１】自動車等の各種車輌（１０）における昇降
ドアー硝子（６）の外周に位置する車体パネル（７）及
びドアーパネル（８）に各々装着される自動車用ウエザ
ーストリップの成形法において、前記ウエザーストリッ
プ本体（１）は、ポリオレフィン系樹脂の熱可塑性エラ
ストマー又はそれ等の発泡合成樹脂体から構成され、該
ウエザーストリップ本体（１）には、昇降ドアー硝子
（６）に圧接する部分に各種形状の硝子圧接部（３）を
形成すると共に、該車体パネル（７）とドアーパネル
（８）に各々装着する取着部とを押し出し成形によって
長手部材を形成し、該ウエザーストリップ本体（１）が
各々装着された外部表面の露出する表面に対して耐磨耗
性及び耐薬性に優れたポリオレフィン系樹脂の合成樹脂
よりなる０．０５ｍｍ以下の薄被膜（５）を該ウエザー
ストリップ本体（１）の押し出し成形機と同時に他の押
し出し成形機によって押し出し成形し、その後、一つの
金型ダイスの内部より押し出して表面に一体的に被膜層
（５）を成形することを特徴とした自動車用ウエザース
トリップの成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36199092A JP3220732B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 自動車用ウエザストリツプの成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36199092A JP3220732B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 自動車用ウエザストリツプの成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06190895A JPH06190895A (ja) | 1994-07-12 |
| JP3220732B2 true JP3220732B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=18475534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36199092A Expired - Lifetime JP3220732B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 自動車用ウエザストリツプの成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3220732B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE198569T1 (de) * | 1995-08-31 | 2001-01-15 | Tokai Kogyo Co Ltd | Dichtungsstreifen für kraftfahrzeuge |
| US6329439B1 (en) * | 1998-05-11 | 2001-12-11 | Advanced Elastomer Systems, L.P. | Extrusion of a foamable melt consisting of mixed polyolefin and rubber copolymer |
| TW565507B (en) * | 2000-06-30 | 2003-12-11 | Mitsui Chemicals Inc | Foamed laminate based on olefin and use thereof |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP36199092A patent/JP3220732B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06190895A (ja) | 1994-07-12 |
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