JP3219964U - プライヤ - Google Patents

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冠佑 李
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Abstract

【課題】錆び付いて外径が異なるビス頭であっても、ビス頭を確実に挟持して取り外すことができるプライヤを提供する。
【解決手段】プライヤ10は、それぞれ先端側に顎部13,13を有し、それぞれ後端側にハンドル部14,14を有する一対のアーム11,11が連結軸12を介して回動可能に連結され、各顎部13,13間で対象物を挟持する。プライヤ10は、各顎部13,13の前方領域に複数の歯先によって先端側から見て外拡がりの台形状の凹部に形成され、これら凹部の各底面部及び各両側面部の前後方向に沿って複数の縦挟み歯15,15が形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、顎部とハンドル部とが連結軸を介して連結されたプライヤに関する。
従来、この種のプライヤは、例えば特許文献1に記載された技術がある。この技術は、対向して設けられた左顎部と右顎部からなる顎部を有している。この顎部の左顎部と右顎部との対接面の前部には、複数の縦挟み歯が設けられている。これらの縦挟み歯の歯先は、互いに同一の円弧面に配置されている。具体的には、上記縦挟み歯の歯先の上底は、同一の円弧曲面に配置されている。
特開2017−19093号公報
上記のように特許文献1に記載された技術では、縦挟み歯の歯先が同一の円弧面に配置されているため、円弧面の曲率と小ねじ(以下、単にビスという。)の頭部の外径の曲率が略同じであれば、接触面積が大きくなり、縦挟み歯の歯先で挟持する力が強くなる。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、縦挟み歯の円弧面の曲率に対してビス頭の外径の曲率が大きい場合、あるいは小さい場合には、縦挟み歯の歯先とビス頭の外周面が接触する接触面積が小さくなることから、縦挟み歯の歯先で挟持する力が極めて弱くなる。その結果、締結対象からビス頭を確実に挟持して取り外すことができないという問題がある。特に、ねじ軸が錆び付き、あるいはビス頭に設けた操作溝が変形して潰れた状態のビスにあっては、上記の問題が一段と顕著になる。
本考案は、上記事情を考慮してなされたものであり、錆び付いて外径が異なるビス頭であっても、ビス頭を確実に挟持して取り外すことができるプライヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、それぞれ先端側に顎部を有し、それぞれ後端側にハンドル部を有する一対のアームが連結軸を介して回動可能に連結され、前記各顎部間で対象物を挟持するプライヤであって、前記各顎部の前方領域に複数の歯先によって前記先端側から見て外拡がりの台形状の凹部に形成され、これら凹部の各底面部及び各両側面部の前後方向に沿って複数の縦挟み歯が形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の構成に加え、前記複数の縦挟み歯は、同一のピッチ及び高さで形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記複数の縦挟み歯は、ピッチが1.50mm、高さが0.80mmに設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、各顎部の前方領域に複数の歯先によって先端側から見て外拡がりの台形状の凹部に形成され、これら凹部の各底面部及び各両側面部の前後方向に沿って複数の縦挟み歯が形成されているので、錆び付いて外径が異なるビス頭であっても、縦挟み歯の歯先とビス頭が接触する接触面積が大きくなることから、ビス頭を確実に挟持して取り外すことができる。
また、請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の考案の効果に加え、複数の縦挟み歯は、同一のピッチ及び高さで形成されているので、縦挟み歯の歯先とビス頭が接触する接触面積がより大きくなることから、ビス頭を一段と確実に挟持して取り外すことができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2に記載の考案の効果に加え、複数の縦挟み歯は、ピッチが1.50mm、高さが0.80mmに設定されているので、縦挟み歯の歯先とビス頭が接触する接触面積がさらに大きくなることから、ビス頭をさらに一段と確実に挟持して取り外すことができる。
本実施の形態に係るプライヤにおいて顎部を開いた状態を示す斜視図である。 本実施の形態に係るプライヤにおいて顎部を閉じた状態を示す斜視図である。 図2の縦断面図である。 図2のプライヤを先端側から見た顎部を閉じた状態を示す正面図である。 図4の顎部を示す拡大断面図である。 本実施の形態に係るプライヤにおいて顎部でねじ頭を挟持した状態を示す斜視図である。 図6の顎部で直径D1のねじ頭を挟持した状態を示す拡大断面図である。 図6の顎部で直径D2のねじ頭を挟持した状態を示す拡大断面図である。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の実施の形態に係るプライヤの構成を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係るプライヤにおいて顎部を閉じた状態を示す斜視図である。図3は、図2の縦断面図である。図4は、図2のプライヤを先端側から見た顎部を閉じた状態を示す正面図である。図5は、図4の顎部を示す拡大断面図である。
なお、本実施の形態のプライヤでは、一対のアームにおいて顎部が設けられた側を先端側とし、ハンドル部が設けられた側を後端側として説明する。
図1〜図3に示すように、本実施の形態のプライヤ10は、一対のアーム11,11が連結軸12を介して回動可能に連結されている。一対のアーム11,11は、それぞれ先端側に顎部13,13を有し、それぞれ後端側にハンドル部14,14を有している。
各顎部13,13の対向面には、その先端側から連結軸12にかけてそれぞれ縦挟み歯15,15、横挟み歯16,16、及び切断刃17,17が順次形成されている。すなわち、各顎部13,13の対向面においては、前方領域にそれぞれ縦挟み歯15,15が配置され、中間領域にそれぞれ横挟み歯16,16が配置され、後方領域に切断刃17,17が配置されている。このように縦挟み歯15,15、横挟み歯16,16、及び切断刃17,17は、各顎部13,13の対向面に連続して形成されている。
縦挟み歯15,15は、図1に示すように各顎部13,13の先端側からその長さ方向に沿って横挟み歯16,16までの前方領域において複数の歯が直線状に形成されている。縦挟み歯15,15の複数の歯先は、図4及び図5に示すようにそれぞれ先端側から見て外拡がりの台形状の凹部18,18に形成されている。すなわち、縦挟み歯15,15は、それぞれ先端側から見て歯先が外拡がりの台形状となるように分布しており、歯先の上底が同一の台形面に形成されている。縦挟み歯15,15は、後述するビス頭の外周面をビス締結面と直交する状態で挟持可能である。
凹部18,18は、図5に示すように平坦状の底面部18a,18aと、この底面部18a,18aのそれぞれの両側に外拡がり状に形成された側面部18b,18b、側面部18b,18bと、を備える。これらの側面部18b,18b、側面部18b,18bは、それぞれ底面部18a,18aに対して緩やかな角度で傾斜している。
底面部18a,18a、及び側面部18b,18b、側面部18b,18bには、それぞれ先端側から見て細かい多数の歯が左右方向へ山谷状に連続して形成されている。これらの細かい多数の歯は、同一のピッチで稠密に形成されている。具体的には、歯と歯の間のピッチは、1.50mmであって、歯の高さが0.80mmに設定されている。
横挟み歯16,16は、縦挟み歯15,15と切断刃17,17との間に、縦挟み歯15,15に直交する方向に設けられている。すなわち、横挟み歯16,16は、各顎部13,13の長さ方向に対して直交する方向に配置されている。横挟み歯16,16は、それぞれ歯先が円弧形凹溝となるように分布している。
切断刃17,17は、図3に示すように一対の対向刃であって、互いに対向する同一位置に半円状の小径皮むき孔17a,17aが形成されている。この小径皮むき孔17a,17aは、小径の絶縁電線を挟み込んで、その被覆部を剥ぎ取るために用いられる。
一対のアーム11,11におけるハンドル部14,14側の連結軸12の近傍には、大径皮むき部20が設けられている。この大径皮むき部20は、小径皮むき孔17a,17aによって剥ぎ取る絶縁電線よりも大径の絶縁電線の被覆部を剥ぎ取るために用いられる。大径皮むき部20は、一方のアーム11に半円状に形成された凸部21が形成され、この凸部21に対向する他方のアーム11に円弧状に形成された凹部22が形成されている。
したがって、大径皮むき部20は、凸部21と凹部22との間に大径の絶縁電線を挟み込んで、その被覆部を剥ぎ取ることができる。なお、ハンドル部14,14には、それぞれ合成樹脂製のカバー14a,14aが被覆されている。
次に、本実施の形態のプライヤの作用を説明する。
図6は、本実施の形態に係るプライヤにおいて顎部でねじ頭を挟持した状態を示す斜視図である。図7は、図6の顎部で直径D1のねじ頭を挟持した状態を示す拡大断面図である。図8は、図6の顎部で直径D2のねじ頭を挟持した状態を示す拡大断面図である。
プライヤ10の両アーム11,11のハンドル部14,14を握ると、図2〜図4に示すように顎部13,13の開く間隔が狭くなっていく。顎部13,13の間に、対象物がない場合、顎部13,13の先端部の縦挟み歯15,15の両側部同士が接触した時点で、顎部13,13が閉じた状態となる。この状態は、ハンドル部14,14が握り込み限界に達した状態である。この閉じた状態において、図3に示すように切断刃17,17の刃先が接触するとともに、一方のアーム11の凸部21が他方のアーム11の凹部22に空隙部を残して入り込む。
そして、図6及び図7に示すように顎部13,13を開いて対象物としてのビス30の直径(外径)によってD1のビス頭31を挟持した場合、縦挟み歯15,15の凹部18の底面部18a,18aと、側面部18b,18b、側面部18b,18bの一部の歯を除くほとんどの歯がビス頭31を抱え込み、縦挟み歯15,15の各歯の先端がビス頭31の外周面に噛み込む。
したがって、本実施の形態では、縦挟み歯15,15の歯先とビス頭31が接触する接触面積が大きくなることから、縦挟み歯15,15の歯先で挟持する力が極めて強くなる。その結果、プライヤ10の回転操作力をビス頭31に的確に伝達することができる。
次に、図8に基づいて直径D1よりも大きな直径D2(D1<D2)のビス頭31を有するビス30を取り外す場合について説明する。
図8に示すように、顎部13,13を開いてビス30の直径がD2のビス頭31を挟持した場合、縦挟み歯15,15の底面部18a,18aと、側面部18b,18b、側面部18b,18bの略全ての歯がビス頭31を抱え込み、縦挟み歯15,15の各歯の先端がビス頭31の外周面に噛み込む。
本実施の形態では、直径D2の大きなビス頭31であっても、縦挟み歯15,15の歯先とビス頭31が接触する接触面積がさらに大きくなることから、縦挟み歯15,15の歯先で挟持する力が極めて強くなる。その結果、プライヤ10の回転操作力をビス頭31に一段と的確に伝達することができる。
ここで、本実施の形態のプライヤ10と、一般のプライヤとを比較する。一般のプライヤは、例えば縦挟み歯の複数の歯先が円弧面に配置されているものとする。これに対し、本実施の形態のプライヤ10は、上記のように縦挟み歯15,15の複数の歯先によって外拡がりの台形状の凹部18,18に形成されている。
そのため、両者が同一ピッチ及び同一高さで歯を形成した場合、歯先を円弧面に配置したプライヤでは、ビス頭31の外径の大きさが変化することで、縦挟み歯で噛み込む歯数が極端に増減する。一方、外拡がりの台形状の凹部18,18に形成した本実施の形態のプライヤ10では、ビス頭31の外径の大きさが変化したとしても、縦挟み歯15,15で噛み込む歯数がさほど増減することなく、確実に挟持することができるようになった。
したがって、本実施の形態のプライヤ10によれば、ビス頭31の直径が小さなビス30はもちろんのこと、直径が大きなビス30であっても、縦挟み歯15,15をビス頭31の外周面に食い込ませてビス頭31を的確に挟持することができる。これにより、ねじ軸が錆び付き、あるいは操作溝が変形して潰れた状態のビス30であっても、ビス頭31を的確に挟持し、緩み方向へ回転操作して、締結対象から確実に取り外すことができる。
このように本実施の形態によれば、顎部13,13の前方領域に複数の歯先により先端側から見て外拡がりの台形状の凹部18,18に形成され、これら凹部18,18の各底面部18a,18a及び両側面部18b,18b、18b,18bにそれぞれ複数の縦挟み歯15,15が形成されているので、錆び付いて直径が異なるビス頭であっても、縦挟み歯15,15の歯先とビス頭31が接触する接触面積が大きくなることから、ビス頭31を確実に挟持して取り外すことができる。
また、本実施の形態によれば、複数の縦挟み歯15,15は、同一のピッチ及び高さで形成されているので、縦挟み歯15,15の歯先とビス頭31が接触する接触面積がさらに大きくなることから、ビス頭31を一段と確実に挟持して取り外すことができる。
さらに、本実施の形態によれば、複数の縦挟み歯15,15は、ピッチが1.50mm、高さが0.80mmに設定されているので、上記と同様に縦挟み歯15,15の歯先とビス頭31が接触する接触面積がさらに大きくなることから、ビス頭31を一段と確実に挟持して取り外すことができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本考案の理解を容易にするために記載されたものであって、本考案を限定するために記載されたものではない。
例えば、上記実施の形態のプライヤ10は、複数の縦挟み歯15,15のピッチが1.50mm、高さが0.80mmに設定した例について説明したが、これらの数値はあくまでも例示であって、対象物を確実に挟持できるのであれば、より細かいピッチであってもよい。
また、上記実施の形態のプライヤ10は、対象物としてビス30を締結対称から取り外す例について説明したが、これに限らず対象物としてその他のねじにも適用可能である。
10 プライヤ
11 アーム
12 連結軸
13 顎部
14 ハンドル部
14a カバー
15 縦挟み歯
16 横挟み歯
17 切断刃
17a 小径皮むき孔
18 凹部
18a 底面部
18b 側面部
20 大径皮むき部
21 凸部
22 凹部
30 ビス(対象物)
31 ビス頭
D1 直径
D2 直径

Claims (3)

  1. それぞれ先端側に顎部を有し、それぞれ後端側にハンドル部を有する一対のアームが連結軸を介して回動可能に連結され、前記各顎部間で対象物を挟持するプライヤであって、
    前記各顎部の前方領域に複数の歯先によって前記先端側から見て外拡がりの台形状の凹部に形成され、これら凹部の各底面部及び各両側面部の前後方向に沿って複数の縦挟み歯が形成されていることを特徴とするプライヤ。
  2. 前記複数の縦挟み歯は、同一のピッチで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプライヤ。
  3. 前記複数の縦挟み歯は、ピッチが1.50mm、高さが0.80mmに設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプライヤ。
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