JP3186586U - 切断力に優れたペンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のペンチでは切断が困難であった太線を、容易に切断できる機能を備えた、切断力に優れたペンチを提供する。
【解決手段】一対の把持棒2a、2bの交差部が軸着され、軸着部4より先端側にはくわえ部5と刃部6が形成されたペンチ1である。軸着部4の外周縁と刃部6の間に、くわえ部5が所定開口αした状態において、これらの把持棒2a、2bを貫通して一対の切断刃を有する凹溝7が形成されており、くわえ部5が閉じる方向に把持部2a、2bを握り締めると、凹溝7に挿入された被切断材が切断される。
【選択図】図2

Description

本考案は、従来のペンチでは切断が困難であった太線を、容易に切断できる機能を備えた、切断力に優れたペンチに関するものである。
ペンチは、銅線や針金を切る、曲げる、挟む、引っ張る、ねじる等多くの作業ができる手工具である。ペンチの先端部分は物を掴むくわえ部が設けられており、物を掴んだとき、滑らないように凸凹のスジが切ってある。また、刃部で鋼線等の線材を切ることができるが、上下の刃を当接して切断する構造であるため、太線を切るときは強い握力を必要とし、こじる(ひねりながら切る)と刃部に横向きの力が加わるため刃こぼれやガタツキの原因となっていた。
ペンチの刃こぼれを防止し、刃部の寿命を増加させるものとして、第1の握り棒の一端側に形成された凹部の中心に枢軸を形成し、該枢軸に対して第2の握り棒の一端側に形成された凹部の中心に形成された挿通孔を挿通して前記第1と第2の握り棒とを回動自在に連結せしめ、前記各握り棒の前記一端側の先端部に超硬合金からなる刃先チップが取付られた刃部よりなる作業工具が開示されている(特許文献1参照。)。
特開平7−80775号公報
前記作業工具であるペンチは、鋼を焼入れして刃部を形成する代わりに、超硬合金からなる刃先チップを取付たものであるが、作業工程が複雑であり、超硬合金からなる刃先チップが高価であるという問題があった。
本考案は、前記問題を解決するために成されたものであり、一対の把持棒の交差部が軸着され、該軸着部より先端側にくわえ部と刃部が形成されたペンチにおいて、前記軸着部の軸の外周縁と刃部との間に開口された凹溝が形成されている。この凹溝は、前記くわえ部が所定の開口状態において、これらの把持棒を貫通したものであり一対の切断刃が形成されている。前記凹溝に被切断材である太線などを挟持して、前記くわえ部が閉じる方向に把持部を握り締めると、前記一対の切断刃の側面が重合することによるせん断力で、前記凹溝に挿入された被切断材が切断される。
本考案のペンチによれば、凹溝に設けられた切断刃は、従来の刃部よりも軸着部の軸(支点)に近い場所に設けられている。したがって、被切断材を切断できる応力が等しい場合は、従来のペンチの刃部で切断するよりも、凹溝に設けられた切断刃で切断するほうが、把持部(力点)を握り締める力は少なくてよい。言い換えれば、把持部を握り締める力が同一であっても、凹溝で切断すれば、従来の刃部で切断するよりも太い線材を切断することが可能となる。
本考案の実施形態の一例を示す、閉じ状態の正面図である。 本考案の実施形態の一例を示す、開き状態の正面図である。 図2のA部拡大図である。 被切断部材の切断作用を示す説明図である。
以下、本考案の切断力に優れたペンチについて、図面の基づき詳細に説明する。 図1は、本考案の実施形態の閉じ状態を示す正面図であり、図2は、本考案の実施形態の開き状態を示す正面図である。切断力に優れたペンチ(以下、ペンチという。)に使われている材料は、炭素工具鋼SK7、または機械構造用炭素鋼S55C、或いはそれ以上の品質のものが使用されている。また、熱処理(焼入れ・焼戻し)がされていて、刃部の硬さはロックウェルCスケールで56〜64になっている。
図1及び図2において、ペンチは一対の把持棒2a、2bの交差部が軸3により軸着されており、該軸着部4より先端側にはくわえ部5と該くわえ部5に連続して刃部6が形成されている。前記軸3は、一方の把持棒2aに固着されており、他方の把持棒2bに設けられた軸孔に回動自在に軸着している。
前記軸着部4の外周縁と刃部6の間には、前記くわえ部が20°〜30°開口αした状態において、これらの把持棒2a、2bを貫通して一対の刃縁8を有する凹溝7が形成されている。図3(a)に示すように、該凹溝7の底部は凹溝7の幅を直径とする半円に形成されており、その頂点は前記軸3の外周縁に接触している。なお、図3(b),(c)に示すように、凹溝7の底部は軸3に接触しなくてもよく、軸3を刻設して設けてもよい。また、凹溝7は一方の把持棒2bから他方の把持棒2aに向けて傾斜させて設けてもよい。
図4は、被切断部材10の切断作用を示す説明図である。図4(a)に示すように、被切断部材10を凹溝7に挿入し、図4(b)に示すように、くわえ部5が閉じる方向に把持棒2a、2bを握り締めると、図4(c)に示すように、前記凹溝7に挿入された被切断部材10が凹溝7の刃縁8が重合することにより切断される。
本考案のペンチは、従来のペンチが切断することが難しかった太線などを容易に切断することが可能となり、従来のペンチの用途を更に拡大することができる。
1 ペンチ(切断力に優れたペンチ)
2a、2b 把持棒
3 軸
4 軸着部
5 くわえ部
6 刃部
7 凹溝
8 刃縁
α 開口
10 被切断部材(太線)

Claims (1)

  1. 一対の把持棒の交差部が軸着され、該軸着部より先端側にはくわえ部と刃部が形成されたペンチにおいて、
    前記軸着部の外周縁と刃部の間に、前記くわえ部が所定開口状態において、これらの把持棒を貫通して一対の刃を有する凹溝が形成されており、前記くわえ部が閉じる方向に把持部を握り締めると、前記凹溝に挿入された被切断材が切断されることを特徴とする切断力に優れたペンチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7448435B2 (ja) 2020-07-17 2024-03-12 三井金属計測機工株式会社 帯状部材接続体および帯状部材接続用治具

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