JP3219799U - 粉糖の製造装置 - Google Patents

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啓光 權守
啓光 權守
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株式会社上原
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Abstract

【課題】粉糖にイヌリンを混合した粉糖を製造することができる粉糖の製造装置に関する。
【解決手段】粉糖の製造装置1は、密閉状態で砂糖を所定の粒径に粉砕する砂糖粉砕装置2と、砂糖由来のイヌリンを密閉状態で前記砂糖粉砕装置による粒径以下に粉砕するイヌリン粉砕装置3と、前記砂糖粉砕装置2から得られた純粉糖と、イヌリン破砕装置3から得られた粉砕されたイヌリン粉末とを所定の割合で混合してなる攪拌装置4とからなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、純粉糖にイヌリンを混合した新規な粉糖の製造装置に関する。
粉糖の製造装置としては、例えば特開2016−154534号では、固結防止剤を添加することなく固結防止することができる無固結の粉糖の製造方法に関し、相対湿度を60%未満に保持した粉糖製造室内にて原料糖を粉砕機にて粉砕し粉糖とする工程と、粉砕した粉糖を、相対湿度を60%未満に保持した前記粉糖製造室内にて吸湿剤とともに非透水性かつ非透湿性の包装袋に充填し、前記包装袋を密封する工程と、を含む、無固結粉糖の製造方法が提案されている。
しかし、上記構成では、袋詰めまでは固結を防止できるが、開封した後の固結までは防止できないという問題がある。
また、現行の純粉糖(グラニュー糖100%の粉砂糖)は、雑味がなくすっきりした透明な味わいが得られるが、粒子がとても細かいため湿気を吸って固まりやすかったり、少しの水分ですぐに溶けるという欠点があった。
そこで、純粉糖に粉末水あめを混合することで、固まりにくくなるが、雑味が残る欠点があった。
また、焼菓子など加熱すると、メイラード反応が起こるという欠点がある。
純粉糖にコーンスターチやオリゴ糖を混合する方法でも、粉糖は固まりにくくなるが、雑味が残るという問題点があった。
また、コーンスターチを混合した粉糖は、コーンスターチのヨード反応や溶け残りが生じるという問題点があった。
更に、原材料表示に、粉末水あめ、コーンスターチ等を記載する必要もある。
特開2016−154534号公報
この考案が解決しようとする問題点は、砂糖からつくる固まりにくい粉糖であって、砂糖を原料とした製品であるイヌリンを混合することで、前記不具合を解決することのできる粉糖の製造装置を提供することにある。
本件考案の粉糖の製造装置により純粉糖にイヌリンを混合して得られた粉糖は以下の通りである。
(1)従来以上に、粉糖のさらさら感、ふんわり感がアップした。
(2)粉末水あめ混合タイプと同等な固まりにくい粉糖が実現した。
(3)雑味がなく、純粉糖とほぼ変わらない味わいが得られた。
(4)粉末水あめやコーンスターチの原材料はとうもろこし、馬鈴薯、甘藷等のでん粉を糖化したものであるが、砂糖からつくられたイヌリンを使用することにより砂糖のみを原料とする粉糖が得られた。
(5)メイラード反応が生じることがない。
(6)「焼<」、「練りこむ」、「溶かす」、「上掛け」と用途を選ばず、万能タイプの粉糖が得られた。
(7)非遺伝子組み換え食品の安全性を確保している。
上記のように、従来の純粉糖、粉糖(粉末水あめ混合タイプ)、粉糖(コーンスターチ混合タイプ)のそれぞれの欠点を補うことができる粉糖であることが確認できた。
本考案は、上記課題を解決するために、
請求項1の考案では、密閉状態で砂糖を所定の粒径に粉砕する砂糖粉砕装置と、砂糖由来のイヌリンを密閉状態で前記砂糖粉砕装置による粒径以下に粉砕するイヌリン粉砕装置と、前記砂糖粉砕装置から得られた純粉糖と、イヌリン破砕装置から得られた粉砕されたイヌリン粉末とを所定の割合で混合してなる攪拌装置とからなることを特徴とする。
請求項2の考案では、
所定の比率で砂糖とイヌリンを混合・攪拌する攪拌装置と、混合した混合物を密閉状態で一定の大きさに粉砕する砂糖・イヌリン破砕装置とからなることを特徴とする。
この粉糖の製造装置によれば、純粉糖の粒径とほぼ同様のイヌリンの粉末が得られ、それらを攪拌機によって攪拌することで、砂糖由来のイヌリンを混合した粉糖を容易に生成することができる。
これにより、従来以上に、粉糖のさらさら感、ふんわり感がアップした粉糖が得られる。
また、粉末水あめ混合タイプと同等な固まりにくい粉糖であって、雑味がなく、純粉糖とほぼ変わらない味わいが得られ、砂糖のみを原料とする粉糖が得られる。
さらに、メイラード反応が生じることがなく、使用の用途を選ばずに、万能タイプで安全性の高い粉糖が得られる。
実施例1の粉糖の製造装置を示す模式図である。 実施例2の粉糖の製造装置を示す模式図である。
以下にこの考案の粉糖の製造装置の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
実施例1の粉糖の製造装置1は、図1に示すように、密閉状態で砂糖を所定の粒径に粉砕する砂糖粉砕装置2と、砂糖由来のイヌリンを密閉状態で前記砂糖粉砕装置2による粒径以下に粉砕するイヌリン粉砕装置3と、前記砂糖粉砕装置2から得られた純粉糖と、イヌリン破砕装置3から得られた粉砕されたイヌリン粉末とを所定の割合で混合してなる攪拌装置4とからなっている。
[砂糖粉砕装置]
砂糖粉砕装置2は、原料となる砂糖として、上白砂、より好ましくは蔗糖純度が高く、転化糖をほとんど含まない砂糖(グラニュー糖など)を原料として用いており、該原料を容器内に投入し、これを密封状態で所定の粒径に粉砕して純粉糖とする装置である。
本実施例では、一般的に使用される約100 ̄150μmの粒子に粉砕するが、製菓用として93.5% < 200メッシュ(75μm)に粉砕してもよく、その他、使用する粉糖の用途に応じて任意に大きさを変えることができる。
[イヌリン粉砕装置]
次に、イヌリン粉砕装置3は、イヌリンを密閉状態で前記粉砕された砂糖の粒度とほぼ同様またはそれ以下の粒度に粉砕する装置である。
ここでイヌリンは、砂糖由来のイヌリンが用いられる。
即ち、砂糖由来のイヌリンは、砂糖を原料に、イヌリン合成酵素により、砂糖に果糖を付加することで生成したイヌリン(例えば、特許4307259号など)が用いられる。
そして、原料となる上記イヌリンを同様に密閉されたイヌリン粉砕装置3に充填して、砂糖粉砕装置2とほぼ同様ないしそれ以下の大きさの粒子に粉砕する。
そして前記粉砕された(純)糖粉と、粉砕されたイヌリンとを所定の割合で、攪拌装置4により、混合・攪拌することによって、ほぼ粒径の揃った粉糖を生成することができる。
ここで各粉砕装置2、3で生成される粒子の大きさは、全て均一でなく大半の大きさが揃っていればよく、粉糖の使用に際して、篩を用いて粒子の大きさを揃えることができればよい。
上記実施例1の粉糖の製造装置1では、砂糖を所定の粒径に粉砕する砂糖粉砕装置2と、砂糖由来のイヌリンを前記砂糖粉砕装置2による粒径以下に粉砕するイヌリン粉砕装置3と、それらから得られた純粉糖と、粉砕されたイヌリン粉末とを所定の割合で混合する攪拌装置4とからなる構成を示したが、実施例2の製造装置10では、砂糖とイヌリンの粉砕を前記粉砕装置2,3で分けずに、1つの粉砕装置12で行い、両者の混合、攪拌は、攪拌装置11で行う構成からなっており、実施例1とは実質的に1つの考案からなっている。
即ち、所定の比率で砂糖とイヌリンを混合・攪拌する攪拌装置11と、混合した混合物を一定の大きさに粉砕する砂糖・イヌリン破砕装置12とから構成されるものでもよい。
この場合、攪拌装置11は、砂糖とイヌリンとを一定の割合で充填し、密封得した状態で、均等に混合、攪拌する。
そして、この混合・攪拌された混合物を砂糖・イヌリン破砕装置12で、密封された状態で所定の大きさに粉砕することで、原料が砂糖からなる粉糖が得られる。
上記実施例は、各装置が独立した装置であってもなくてもよく、それぞれの機能を有する装置であればよい。
また、各装置間の移送に際しても、密閉された管路を用いることが好ましい。
この考案は上記実施例に限定されることなく、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
1 粉糖の製造装置
2 砂糖粉砕装置
3 イヌリン粉砕装置
4 攪拌装置
10 粉糖の製造装置
11 攪拌装置
12 砂糖・イヌリン破砕装置

Claims (2)

  1. 密閉状態で砂糖を所定の粒径に粉砕する砂糖粉砕装置と、砂糖由来のイヌリンを密閉状態で前記砂糖粉砕装置による粒径以下に粉砕するイヌリン粉砕装置と、前記砂糖粉砕装置から得られた純粉糖と、イヌリン破砕装置から得られた粉砕されたイヌリン粉末とを所定の割合で混合してなる攪拌装置とからなることを特徴とする粉糖の製造装置。
  2. 所定の比率で砂糖とイヌリンを混合・攪拌する攪拌装置と、混合した混合物を密閉状態で一定の大きさに粉砕する砂糖・イヌリン破砕装置とからなることを特徴とする粉糖の製造装置。
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