JP3218575U - 梱包体及び包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持パッドを側方から取り出すことができる包装箱及び梱包体を提供する。【解決手段】包装箱3は、底板31と、前側板321、左側板322、後側板323及び右側板324と、を備えている。前側板321、左側板322、後側板323及び右側板324は、底板31から起立して保持パッド2を囲繞している。前側板321には、渦巻形に巻回された保持パッド2の軸線方向Dzへ保持パッド2を取り出し可能な開封部10が設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、包装箱及び該包装箱に保持パッドが収容された梱包体に関する。
フラットパネルディスプレイ用基板、半導体デバイス用シリコンウエハ等の表面は、化学機械研磨(CMP)等によって極めて平滑に加工される。化学機械研磨には、砥粒をアルカリ溶液等に分散させた研磨液(スラリー)、被研磨物(ワーク)を保持する保持パッド、被研磨物に押し当てられる研磨パッド等が用いられる。保持パッドとして、湿式成膜法により形成されたウレタン樹脂等からなる弾性樹脂シートが知られている。そのような保持パッドは、低硬度で柔軟性が高く変形しやすい。
柔軟性の高い保持パッドを積み重ねて運搬する場合、枚数が増えるにつれて、上方に積み重ねられたシートの重みが下方のシートにかかってしまう。その結果、下方のシートが押しつぶされて変形するおそれがある。さらに、重ねられたシート同士の位置関係がずれた場合には、はみ出した縁部が反るように変形するおそれもある。そこで、シートを渦巻形に巻回したロールの状態で運搬する運搬用具が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。運搬先で特許文献1や特許文献2に記載の運搬用具から保持パッドを取り出すには、容器の上部を覆う蓋材を外し、二人の作業者がロール状の保持パッドの一端と他端とをそれぞれ把持して持ち上げる。
特開2009−137644号公報 実用新案登録第3179631号公報
しかるに、フラットパネルディスプレイ等の基板の大型化が進むに従って、保持パッドのシートも大判になる。シートを渦巻形に巻回したロールが長尺になると、二人がかりで持ち上げてもロールの中ほどでV字に折れ曲がってしまうおそれがある。保持パッドに折り目がつくと、シートが平坦でなくなってしまい被研磨面の加工精度が不十分となるおそれがある。
そこで、本考案は、折り目がつかないように、側方から保持パッドを取り出すことができる包装箱及び梱包体を提供することを目的とする。
本考案の一態様に係る梱包体は、渦巻形に巻回された保持パッドが包装箱に収容されものである。また、本考案の一態様に係る包装箱は、渦巻形に巻回された保持パッドを収容するためのものである。包装箱は、底板と、側板と、を備えている。側板は、底板から起立して保持パッドを囲繞している。側板には、渦巻形に巻回された保持パッドの軸線方向へ保持パッドを取り出し可能な開封部が設けられている。
この態様によれば、渦巻形に巻回された保持パッドの軸線方向において、包装箱の側板に開封部が形成されている。開封部を開封すれば、包装箱の側方から保持パッドを取り出すことができるため、保持パッドを包装箱の上方から取り出す必要がなくなる。その結果、パレットの上に積み重ねられた梱包体を一つずつ積み下ろしてから長尺のロールの両端を作業者二人がかりで持ち上げる必要がなくなる。高所作業を省略して作業負担を軽減できる。さらに、長尺のロールの両端を持ち上げてV字に折り曲げてしまうことを防止できる。
上記態様において、開封部は、強度が弱められた線に沿って側板が破断するように形成された脆弱部を含んでいてもよい。
この態様によれば、開封部を簡便に開封することができる。なお、脆弱部は、例えば、コの字型やエの字型に形成されたミシン目であってもよい。並走する断続的な切れ目(ジッパー)に挟まれた段ボールの一部を帯状に引き剥がすジッパー加工であってもよい。
上記態様において、包装箱は、ハンモックフィルムをさらに備えていてもよい。ハンモックフィルムは、弛みをもたせて側板の一側から他側へ架け渡されており、底板から離間した宙吊りの状態で保持パッドを保持する。
この態様によれば、底板から離間した宙吊りの状態で運搬できるため、保持パッドの損傷を抑制できる。なお、ハンモックフィルムの垂下端を結んだ稜線の延長方向は、渦巻形に巻回された保持パッドの軸線方向に一致する。
本考案によれば、保持パッドを側方から取り出すことができる包装箱及び梱包体を提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態の梱包体の荷姿を示す正面図である。 図2は、図1に示された梱包体の内部構造を示す斜視図である。 図3は、図2に示された保持パッドの断面構造の一例を示す断面図である。 図4は、図2に示された梱包体の断面構造の一例を示す断面図である。 図5は、図2に示された開封部の一例を示す正面図である。 図6は、図5に示された開封部の第1変形例を示す正面図である。 図7は、図5に示された開封部の第2変形例を示す正面図である。 図8は、図5に示された開封部の第3変形例を示す正面図である。 図9は、図5に示された開封部の第4変形例を示す正面図である。 図10は、本考案に係る開封部の他の一例を示す斜視図である。
添付図面を参照して、本考案の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本考案の梱包体1は、渦巻形に巻回された保持パッド2が包装箱3に収容されたものである(図4参照)。包装箱3は、底板31から離間した宙吊りの状態で保持パッド2を保持するハンモックフィルム33を備えていてもよい。この包装箱3は、渦巻形に巻回された保持パッド2の軸線方向Dzすなわちハンモックフィルム33の稜線の延長方向D1に開封部10が設けられていることが特徴の一つである(図5乃至図10参照)。以下、図1から図10を参照して各構成について詳しく説明する。
図1は、本考案の一実施形態の梱包体1をパレット4の上に複数積み重ねた二次包装の荷姿の一例を示す正面図である。図1に示すように、一次包装である梱包体1は、トラックやコンテナで運送し易いように、ある程度の高さまで積み重ねることができる。図1に示す例では、梱包体1は、2m以上の高さに積み重ねられ、L字補強材5や図示しないテープ等によって方形のパレット4に固定されている。
図2は、図1に示された梱包体1の蓋体34を外して内部構造を示す斜視図である。図2に示すように、包装箱3には、渦巻形に巻回された保持パッド2が収容されている。図2に示す例では、梱包体1が、独立した複数の包装箱3を含んでいる。各々の包装箱3には、保持パッド2が一つずつ収容されている。複数の包装箱3は、後述する稜線が平行になるように並べられ、互いに連結されている。一枚の蓋体34は、複数の包装箱3の上部を覆っている。
図3は、保持パッド2の断面構造の一例を示す断面図である。図3に示すように、保持パッド2は、ポリウレタンシート21を含んでいる。ポリウレタンシート21は、100%モジュラスが20MPa以下のポリウレタン樹脂で形成され、被研磨物を定盤に保持させるときに被研磨物に当接する保持面21Aを有している。保持面21Aとは反対側の裏面21Bには、ポリウレタンシート21の厚さが一様となるようにバフ処理が施されている。
保持面21Aの近傍には、緻密な微多孔を有するスキン層211が形成されている。スキン層211よりも下層には、気泡212が並んでいる。気泡212は、保持面21Aに向かうに従い先細りに形成されている。隣接する気泡212は、図示しない気泡によって立体網目状に繋がっている。気泡212の少なくとも一部は、裏面21Bに向かって開孔している。裏面21Bには、剥離紙23を有した両面テープ22が貼着されている。両面テープ22は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の材料から形成された基材222と、基材222の両面に形成された接着剤層221,223と、を含んでいる。
ポリウレタンシート21は、例えば、湿式成膜法によって製造できる。ポリウレタン樹脂を有機溶媒に溶解させたポリウレタン樹脂溶液を成膜基材に連続的に塗布し、水系凝固液に浸漬するとポリウレタン樹脂がシート状に凝固再生される。洗浄して乾燥させた後に裁断すればポリウレタンシート21を得られる。保持パッド2は、保持面21Aを内側にし、剥離紙23を外側にして、保持面21Aを損傷させないように巻回される。保持面21Aを損傷させないために、巻き芯を使用しない方が好ましい。保持パッド2の内径は、例えば120〜180mm程度である。
図4は、梱包体1の断面構造の一例を示す断面図である。図4に示すように、渦巻形に巻回された保持パッド2は、ハンモックフィルム33によって宙吊りにされた状態で包装箱3に収容されている。各々の包装箱3は、直接又は他の包装箱3を介してパレット4や床面等に支持される底板31と、底板31から上方に向かって起立した側板32と、を備えた有底の箱形に構成されている。包装箱3の一例は、底板31及び側板32が段ボールで構成された段ボール箱である。
なお、包装箱3は、段ボール箱に限られず、段ボール以外の板紙から構成された紙箱であってもよい。板紙以外の材料(例えば、プラスチック段ボール)から構成されていてもよい。渦巻形に巻回された保持パッド2の軸線方向Dzは、当該保持パッド2の巻回方向Dθに交差している。側板32は、保持パッド2の軸線方向Dzに沿って平行に延びる一対の左側板322及び右側板324を含んでいる。
ハンモックフィルム33は、ポリエチレンテレフタレート等の材料から形成され、弛みをもたせて左側板322の上端部322Eから右側板324の上端部324Eへ架け渡されている。図示した例において、左側板322が位置する左側は、側板32の一側の一例であり、右側板324が位置する右側は、側板32の一側とは反対側に位置する他側の一例である。
なお、本考案の梱包体1は、保持パッド2の軸線方向Dzに沿って平行に延びる側板32によって大型の段ボール箱の内部空間を複数の気室に仕切り、単一の段ボール箱に複数の保持パッド2を収容するように構成してもよい。その場合、保持パッド2を一つずつ収容できる各々の気室が本考案の包装箱3の一例であり、気室の一側から他側にハンモックフィルム33が架け渡される。
ハンモックフィルム33は、各々の包装箱3の左側板322及び右側板324にステープラーの針等で固定されている。図3に示す例では、一枚のハンモックフィルム33が、複数の包装箱3に亘って連続している。なお、各々の包装箱3に一枚ずつハンモックフィルム33を設けてもよい。
ハンモックフィルム33の弛み部分は、上端部322E,324Eよりも下側に位置し、底板31に接地しないハンモック状(釣床)に形成されている。包装箱3に収容された保持パッド2は、弛み部分に支えられ、運搬中の衝撃から保護される。弛み部分の垂下端33Eは、略一定の高さを保って底板31から離間している。垂下端33Eを結んだ稜線は、保持パッド2の軸線方向Dzと略同一方向に延在している。
再び、図2を参照して梱包体1を説明する。図2に示すように、側板32は、四方から保持パッド2を囲繞している。具体的には、前述の左側板322及び右側板324は、ハンモックフィルム33を介して保持パッド2の周面に対向している。側板32は、左側板322及び右側板324に加えて、前側板321及び後側板323をさらに含んでいる。
前側板321及び後側板323は、互いに平行に配置され、渦巻形に巻回された保持パッド2の端面に対向している。なお、前側板321及び後側板323と保持パッド2との間に発泡スチロール板やウレタンフォームクッション等の緩衝材が介在していてもよい。
本考案の包装箱3は、ハンモックフィルム33の垂下端33Eを結んだ稜線の延長上に開封部10が設けられていることが特徴の一つである。ハンモックフィルム33の稜線の延長方向D1は、ハンモックフィルム33の保持された状態の保持パッド2の軸線方向Dzと略同一方向である。或いは、ハンモックフィルム33の稜線の延長方向D1は、保持パッド2の軸線方向Dzに沿って延びる各々の包装箱3の長手方向と略同一である。以下、図5乃至図10を参照して開封部10について詳しく説明する。
図5は、開封部10の一例を示す正面図である。図5に示す例では、開封部10は、コの字(U−shape)に形成された脆弱部11を含んでいる。脆弱部11は、例えばミシン目であり、強度が弱められた線に沿って前側板321が破断するように形成されている。ミシン目は、段ボールの表ライナ及び裏ライナの両面に形成されていてもよいし、裏ライナの片面だけに形成されていてもよい。ミシン目に隣接して指掛け用の貫通孔を形成してもよい。ミシン目に沿って開封用テープを貼着してもよい。
脆弱部11は、ミシン目に限られず、並走する断続的な切れ目(ジッパー)に挟まれた段ボールの一部を帯状に引き剥がすジッパー加工であってもよい。図5に示す例では、左側板322寄りを回転軸にする左開きに形成されている。図示しないが、右側板324寄りを回転軸にする右開きであってもよいし、底板31寄りや蓋体34寄りを回転軸にする片開きであってもよい。
本考案の包装箱3を用いた保持パッド2の包装方法は、包装箱3に保持パッド2を収容するとき、底板31に対向する蓋体34を外して上方から保持パッド2をハンモックフィルム33に載置し、包装箱3から保持パッド2を取り出すとき、前側板321の開封部10を開封して、前方(側方の一例)から保持パッド2を取り出す。換言すると、前側板321の開封部10を開口させて保持パッド2の軸線方向Dz(ハンモックフィルム33の垂下端33Eを結んだ稜線の延長方向D1)へ保持パッド2を取り出す。
脆弱部11を破断したのち、底板31の近傍にバリが残っていることがあり得る。本考案に係る保持パッド2は、ハンモックフィルム33によって宙吊りにされた状態で収容されているため、側方から取り出す際にバリと干渉しにくい。図6は、図5に示された開封部10の第1変形例を示す正面図である。図6に示す例では、脆弱部11がエの字(H−Shape)に形成されていて、開封部10を観音開きで開封できる。
図7は、図5に示された開封部10の第2変形例を示す正面図である。図7に示す例では、脆弱部11がロの字(Square−shape)に形成されている。前側板321をロの字の形状に破り取ってしまうため、開封部10に舌片が残らない。図5乃至図7に示す例によれば、強度が弱められた線に沿って前側板321を破断させる脆弱部11が設けられているため、開封部10を簡便に開封することができる。
図8は、図5に示された開封部10の第3変形例を示す正面図である。図8に示す例では、開封部10において、前側板321にあらかじめ貫通孔12が形成され、貫通孔12がシール13によって閉塞されている。図8に示す例によれば、シール13を引き剥がすだけで、開封部10を簡便に開封できる。
図9は、図5に示された開封部10の第4変形例を示す正面図である。図9に示す例では、前側板321に形成された貫通孔12をシール13ではなく、蓋体14で閉塞している。蓋体14は、例えば、貫通孔12よりも大きい鍔部14Aと、貫通孔12と略同一形状の栓部14Bと、を有し、テープ等で前側板321に固定されている。鍔部14の材質の一例は段ボールであり、栓部14Bの材質の一例は発泡スチロール板である。栓部14Bは、保持パッド2の端部を保護する緩衝材の機能を兼ねていてもよい。図9に示す例によれば、蓋体14を取り外すだけで、開封部10を簡便に開封できる。
図10は、本考案に係る開封部10の他の一例を示す斜視図である。これまで説明した図5乃至図9に示す例では、保持パッド2の端面に対向する前側板321に開封部10を設けていた。図10に示す例では、開封部10が、保持パッド2の端面に対向する前側板321に加えて、保持パッド2の周面に対向する底板31、側板32及び蓋体34の一部をさらに含んでいる。図10に示す例では、包装箱3が、底板31、側板32及び蓋体34が一体的な角筒形に構成されている。
前側板321の近傍において、角筒形の包装箱3(左側板322、右側板324、底板31及び蓋体34)には、ジッパー加工等の脆弱部11が形成されている。脆弱部11を帯状に引き剥がすと、包装箱3の大部分を占めており保持パッド2が収容された第1部分3Aと、前側板321及びその近傍を含む第2部分3Bと、に包装箱3が分割される。
図10における開封部10は、包装箱3の第2部分3Bとして構成され、前側板321に加えて、前側板321の近傍における底板31、側板32及び蓋体34の一部をさらに含んでいる。第2部分3Bを取り外すと、保持パッド2の端面が露出する。図10に示す例によれば、図5乃至図9に示す例と同様に、ハンモックフィルム33の稜線の延長方向D1へ保持パッド2を取り出すことができる。
以上のように構成された本考案の梱包体1及び包装箱3は、図5乃至図10に示すように、ハンモックフィルム33の垂下端33Eを結んだ稜線の延長方向D1において、側板32(前側板321、或いは前側板321及びその近傍を含む第2部分3B)に開封部10が形成されている。ハンモックフィルム33の稜線の延長方向D1は、渦巻形に巻回された保持パッド2の軸線方向Dzと略同一である。開封部10を開封すれば、包装箱3の側方(例えば、前方)から保持パッド2を取り出すことができる。そのため、蓋体34を外して保持パッド2を包装箱3の上方から取り出す必要がない。
図1に示すように、保持パッド2が収容された梱包体1は、パレット4の上に高く積み上げられることがある。従来のように、蓋体34を外して保持パッド2を包装箱3の上方から取り出す場合、梱包体1を一つずつ積み下ろす必要があった。本考案によれば、そのような高所作業を省略できる。
連結された複数の包装箱3のうちの真ん中の包装箱3から保持パッド2を上方へ持ち上げようとすると、長尺のロールの両端をそれぞれ把持する二人以上の作業者が必要になる。本考案によれば、包装箱3の上方からではなく側方からハンモックフィルム33の延長方向D1へ保持パッド2を取り出すことができるため、保持パッド2の両端のいずれか一方のみを把持すればよい。一人で取り出し可能になり、作業負担を軽減できる。保持パッド2を取り出す際に両端を持ち上げる必要がないため、保持パッド2に折り目がつくことを抑制できる。
以上説明した実施形態は、本考案の理解を容易にするためのものであり、本考案を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
例えば、側方から保持パッド2を取り出しやすくするため、保持パッド2を長尺の筒袋に包んでからハンモックフィルム33に載置してもよい。開封部10に配置された筒袋の開口端を引っ張れば、保持パッド2を簡単に取り出せるようになる。例えば、梱包体1は、上下左右に並ぶ複数の包装箱3を連結した格子棚状に構成されていてもよい。その場合、図1に示す例において、上下に隣接した蓋体34と底板31とを一体的に構成し、左右に隣接した側板32を一体的に構成すればよい。
1…梱包体、2…保持パッド、3…包装箱、4…パレット、5…L字補強材、10…開封部、11…脆弱部(ミシン目、ジッパー加工等)、12…貫通孔、13…シール、14…蓋体、14A…鍔部、14B…栓部、21…ポリウレタンシート、21A…保持面、21B…裏面、22…両面テープ、23…剥離紙、31…底板、32…側板、33…ハンモックフィルム、33E…垂下端、34…蓋体、211…スキン層、212…気包、221,223…接着剤層、222…基材、321…前側板、322…左側板、322E,324E…上端部、323…後側板、324…右側板、D1…稜線の延長方向、Dz…軸線方向、Dθ…巻回方向。

Claims (5)

  1. 渦巻形に巻回された保持パッドが包装箱に収容された梱包体であって、
    前記包装箱は、
    底板と、
    前記底板から起立して前記保持パッドを囲繞する側板と、を備え、
    前記側板には、渦巻形に巻回された前記保持パッドの軸線方向へ該保持パッドを取り出し可能な開封部が設けられている、梱包体。
  2. 前記開封部は、強度が弱められた線に沿って前記側板が破断するように形成された脆弱部を含んでいる、請求項1に記載の梱包体。
  3. 前記包装箱は、弛みをもたせて前記側板の一側から他側へ架け渡されたハンモックフィルムをさらに備え、
    前記ハンモックフィルムは、前記底板から離間した宙吊りの状態で前記保持パッドを保持している、請求項1又は2に記載の梱包体。
  4. 渦巻形に巻回された保持パッドを収容するための包装箱であって、
    底板と、
    前記底板から起立して前記保持パッドを囲繞する側板と、を備え、
    前記側板には、渦巻形に巻回された前記保持パッドの軸線方向へ該保持パッドを取り出し可能な開封部が設けられている、包装箱。
  5. 弛みをもたせて前記側板の一側から他側へ架け渡されており、前記底板から離間した宙吊りの状態で前記保持パッドを保持するハンモックフィルムをさらに備えた、請求項4に記載の包装箱。
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