JP3218547U - Ptpホルダー - Google Patents

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智昭 赤井
智昭 赤井
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Abstract

【課題】確実にPTPシートを保持することができ、簡単に開封することができ、使用しやすいPTPホルダーを提供する。【解決手段】プラスチック成形体42に破断可能な蓋材シート46が貼り付けられたPTPシート40の、突出部42aが差し込まれる透孔24を有する表片14を備える。表片14に折り重ね用折罫線16を介して連続し、PTPシート40の蓋材シート46側の面を覆う裏片18を備える。裏片18に開閉用折罫線20を介して連続し、表片14を覆う覆い片22を有する。表片14と裏片18を二つ折りして、折り重ね用折罫線16近傍の一部を糊付けして互いに重ねる。PTPシート40を表片14と裏片18の間に入れ、PTPシート40を保持する。覆い片22の端縁部に、外側に突出する差込突起34を備える。表面14に、差込突起34が差し込まれて係止される差込孔28を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、医療用の錠剤等が入ったPTPシートを保持するPTPホルダーに関する。
PTPシートは、医療用の錠剤等を収容する用途に広く使用されている。PTPシートに紙製等のPTPホルダーを取り付けて、取り扱いを容易にするとともに、PTPホルダーに錠剤についての情報を印刷して、多くの情報を消費者に伝えるものがある。このようなPTPホルダーとしては、種々のものが提案されている。
例えば、特許文献1に開示されている薬剤包装シートの収納ケースは、薬剤包装シートを保持する台板の一側に中板を設けるとともに、他方に蓋板を設けて、それぞれ折目を介して連接している。台板には薬剤包装シートから薬剤を取り出す取出穴を設け、中板には薬剤包装シートの凸部を突出させる貫穴を設けている。さらに、中板の先端縁に膨出した差込片を、台板と蓋板の稜部に差込穴を、それぞれ形成し、中板を台板に重なるように折り曲げて、台板と中板の間に薬剤包装シートを挟み、蓋板を閉じる方向に折り曲げると、差込片が差込穴に差し込まれる。また、蓋板の先端縁には封止片が形成され、中板の内側部には封止切込が設けられ、薬剤包装シートに取り付ける時は、蓋板を完全に閉じるまで折り曲げ、封止片を封止切込に差し込む。そして、薬剤を服用する際には、封止片を封止切込から引き抜いて蓋板を開けると、薬剤包装シートの凸突部が露出し、凸部を指で押して封止しているアルミ箔を突き破ることにより、取付穴から薬剤を取り出し服用する。
特開2003−226379号公報
上記背景技術の場合、薬剤を服用する際には、封止片を封止切込から引き抜いて蓋板を開ける作業が面倒であり、蓋板の先端縁と中板との狭い隙間に指をかけたり、蓋板の封止片から離れた側縁部に指をかけたりして、蓋板を持ち上げて作業封止片を引き抜くものであり、細かい作業や力を使う作業等を必要とするものである。従って、特に高齢者等には開封し難いものである。また、この収納ケースは、中板の先端縁に膨出した差込片を、台板と蓋板の稜部に差込穴に差し込んで二つ折り状態とした中板と台板の間に、薬剤包装シートを挟んで保持するだけであり、薬剤包装シートを保持する強度が十分ではなく、不用意に落ちる可能性がある。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、確実にPTPシートを保持することができるとともに、簡単に開封することができ、使用しやすいPTPホルダーを提供することを目的とする。
本考案は、収容物を内側に収容した突出部と前記突出部の周囲に設けられたフランジ部を有するプラスチック成形体に、破断可能な蓋材シートが貼り付けられて、前記突出部の開口部が閉鎖されたPTPシートが取り付けられて、これを保護するPTPホルダーである。前記PTPホルダーは、前記PTPシートの前記プラスチック成形体側の面を覆い前記突出部が差し込まれる透孔が設けられている表片と、前記表片に折り重ね用折罫線を介して連続し前記PTPシートの前記蓋材シート側の面を覆う裏片と、前記裏面に開閉用折罫線を介して連続し前記表片を覆う覆い片が設けられている。
前記表片と前記裏片は、前記折り重ね用折罫線を介して二つ折りされ、前記折り重ね用折罫線と前記透孔の間の一部を糊付けして互いに重ねられ、前記表片と前記裏片を弾性変形させて開いて前記PTPシートを前記表片と前記裏片の間に入れ、前記表片と前記裏片の弾性変形を復元して前記PTPシートを保持することができる。前記覆い片の前記開閉用折罫線と反対側の端縁部には、外側に突出する差込突起が設けられ、前記表面には、前記差込突起が差し込まれて係止され前記覆い片が前記表片に閉じられる差込孔が形成され、前記覆い片を弾性変形させることにより前記差込突起が前記差込孔から引き抜かれて係止が解除され、前記覆い片には、前記覆い片を弾性変形させる際に保持する手がかり部が設けられている。
前記手がかり部は、前記差込突起の基端部の近傍に形成され前記差込突起の突出方向に交差する方向に長いスリット部である。前記スリット部は、前記覆い片を表裏方向に貫通して形成され、長手方向の幅が、長手方向の中心付近が広くなる紡錘形である。前記覆い片を開く時は、前記スリット部に指を入れて前記スリット部の側縁部に指を引っ掛けて前記開閉用折罫線側に移動させて前記覆い片を弾性変形させ、前記差込突起を前記差込孔から引き抜く。
前記手がかり部は、前記覆い片の、前記開封用折罫線と反対側の端縁部で、前記差込突起以外の部分に設けられた押し突起であり、前記押し突起は前記差込突起より長く突出し、前記覆い片を前記表片に重ねた時に前記表片よりも外側に突出している。前記覆い片を開く時は、前記押し突起を前記表片の側縁部と一致する位置まで押して前記覆い片を弾性変形させ、前記差込突起を前記差込孔から引き抜く。
前記表片と前記裏片は、互いにほぼ同じ形状であり、前記表片の前記裏面と反対側の側縁部の両端には外側に突出する係止凸部が設けられ、前記覆い片と前記裏片の間に位置する前記開閉用折罫線には前記係止凸部が差し込まれる係止溝部が形成されている。前記表片と前記裏片が重ねられた時、前記係止凸部の先端は、前記係止開閉用折罫線を超えて前記覆い片に達し、前記覆い片を前記開閉用折罫線で折って前記表面に重ねると、前記係止凸部が前記係止溝部に差し込まれ、前記覆い片の前記表片側の面の、前記係止溝部の側縁部に前記係止凸部が当接し、二つ折り状態を維持する。
前記PTPホルダーには、前記PTPシートに収容された収容物に関する情報等が表示されている。
前記裏片には、前記前記PTPシートの前記プラスチック成形体側の前記突出部に対向する位置に、前記収容物を取り出す透孔が設けられている。
本考案のPTPホルダーは、簡単な構造で、PTPシートを簡易な作業で確実に取り付けて包装することができ、PTPシートを保護し、PTPシートの蓋材シートが不用意に破れたり内容物が飛び出したりすることを防ぐ。さらに、PTPシートに簡単に取り付けることができるため、薬局等で包装する工程が簡単で、作業効率が良く、使用者自身でも包装することができる。開封する時は、手がかり部を使って簡単に開封することができ、便利である。
この考案の第一実施形態のPTPホルダーの包装工程を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態のPTPホルダーの包装工程を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態のPTPホルダーの斜視図である。 この考案の第一実施形態の展開図である。 この考案の第一実施形態のPTPホルダーの包装工程を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態のPTPホルダーの開封工程を示す斜視図である。 この考案の第二実施形態の展開図である。 この考案の第二実施形態のPTPホルダーの斜視図である。 この考案の第二実施形態のPTPホルダーの開封工程を示す斜視図である。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの考案の第一実施形態を示すもので、この実施形態のPTPホルダー10は、紙製等の一枚のシートで形成された包装体形成片12を組み立てて設けられている。図4は、包装体形成片12を表面から見た展開図であり、包装体形成片12には、後述するPTPシート40を表面から覆う表片14と、表片14に折り重ね用折罫線16を介して連続しPTPシート40の裏面を覆う裏片18と、裏片18に開閉用折罫線20を介して連続し表片14を覆う覆い片22が設けられている。
表片14は、一方向に長い矩形であり、PTPシート40よりも少し大きく形成されている。表片14には、PTPシート40の突出部42aが差し込まれる複数個の透孔24が設けられ、ここでは10個の透孔が、長手方向に沿って5個ずつ、2列に並んで設けられている。表片14の、長手方向に沿う一方の側縁部14aには、外側に向かって突出する係止凸部26が設けられている。係止凸部26は略矩形であり、側縁部14aの両端に形成されている。側縁部14aと反対側の側縁部には、裏片18との間を区切る折り重ね用折罫線16が設けられ、折り重ね用折罫線16の近傍で、折り重ね用折罫線16の中間付近には、透孔24との間に、差込孔28が設けられている。差込孔28の形状は、折り重ね用折罫線16に対して平行な直線と、折り重ね用折罫線16とは反対側に膨出する円弧で形成されている。直線の両端部には、短い切断線が設けられ、切断線は差込孔28から離れるにつれて折り重ね用折罫線16から離れる方向に沿って設けられている。表片14と裏片18の間に位置する折り重ね用折罫線16は、断続する切断線と、押し罫線で形成されている。
裏片18は、表片14とほぼ同じ形状の矩形であり、表片14に折り重ね用折罫線16で折って互いに重ねた時に、透孔24に対向する位置に、ほぼ同形状の透孔30が同じ数で形成されている。裏片18の、折り重ね用折罫線16とは反対側の側縁部には、覆い片22との間を区切る開閉用折罫線20が設けられている。開閉用折罫線20の両端には、裏片18の一部が開閉用折罫線20から所定の間隔で切り欠かれて係止溝部32が設けられている。係止溝部32の開閉用折罫線20に対して平行な方向の長さは、表片14の係止凸部26が差し込み可能な長さである。裏片18と覆い片22の間に位置する開閉用折罫線20も、係止溝部32以外の部分は押し罫線で形成されている。
覆い片22の形状は、連接する裏片18に比べて、連接している幅方向の長さがほぼ同じであり、連接方向の長さは、裏片18より少し短い矩形である。覆い片22の、開閉用折罫線20とは反対側の側縁部22aには、外側に向かって突出する差込突起34が設けられている。差込突起34は、側縁部22aの中間に位置している。差込突起34は、台形状であり、先端部は側縁部22aに対して平行な直線であり、側縁部22aに対して平行な幅は、先端部が細く、側縁部22aに接する基端部が太くなっている。
側縁部22aの近傍で、側縁部22aの中間付近には、覆い片22を開封する際の手がかり部であるスリット部36が設けられている。スリット部36は、覆い片22を表裏方向に貫通して形成され、スリット部36の形状は、差込突起34の突出方向に交差する方向に長く形成され、長手方向の幅は、長手方向の中心付近が広くなる紡錘形である。覆い片22の、開閉用折罫線20の両端には、係止溝部32の端部に連続する短い切断線33が各々設けられている。
包装体形成片12の表面又は裏面には、収容する収容物についての情報等が印刷された印刷部38が設けられている。透孔24の近傍に、使用した日付や時間を記入する欄を印刷してもよい。
ここで、PTPホルダー10に収容するPTPシート40について説明する。PTPシート40は、プラスチック成形体42が設けられ、プラスチック成形体42には、収容物である錠剤44を収容する突出部42aと、突出部42aの周縁部のフランジ部42bが設けられている。ここでは、10個の突出部42aが、5個ずつ2列に並んで設けられている。プラスチック成形体42のフランジ部42bには、突出部42aの突出方向と反対の面に薄いアルミ製の蓋材シート46が貼り付けられ、突出部42aの開口部が閉鎖されている。
次に、PTPホルダー10の組立方法について説明する。ここでは、図4が包装体形成片12の表面を見たものであり、表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。まず、表片14の裏面の、折り重ね用折罫線16の両端の近傍に、糊48を塗布する。糊48は、透孔24と折り重ね用折罫線16の間の一部に小さい面積で塗布する。ここでは、差込孔28の両側に塗布している。そして、折り重ね用折罫線16を正折りし、裏片18の裏面に表片14を糊付けする。なお、糊48は裏片18の裏面に塗布してもよい。この時、包装体形成片12は折り畳み状態となり、この状態で、商品である収容物を包装する薬局等へ出荷される。
PTPホルダー10は、表片14と裏片18が折り重ね用折罫線16で正折りされて糊付けされ合掌状態に折り重ねられる。しかし糊48は折り重ね用折罫線16と透孔24の間の狭い面積に塗布されているため、表片14は、折り重ね用折罫線16の反対側の側縁部14aを裏片18から引き離して、弾性変形させて開くことができる。図5に示すように、開いた表片14の裏面にPTPシート40を入れ、プラスチック成形体42の突出部42aを透孔24に差し込み、セットする。一度セットしたPTPシート40は、表片14の弾性変形が復元し、裏片18側に閉じた状態に戻ることにより、図1に示すように表片14と裏片18に挟まれて係止される。
そして、覆い片22を開閉用折罫線20で閉じる方向に正折りする。表片14の係止凸部26は、開閉用折罫線20を超えて覆い片22の裏面に重ねられており、係止凸部26の先端部が覆い片22の裏面に当接して滑りつつ覆い片22を撓ませながら摺動し、覆い片22が閉じない方向に付勢する。その後、90°以上の所定角度に達すると、図2に示すように、係止凸部26は覆い片22の裏面を滑って係止溝部32に入り、覆い片22の弾性変形が復元する。
係止凸部26は、覆い片22の表片14側の面の、係止溝部32の側縁部に当接し、今度は逆に覆い片22が開かなくなる方向に付勢する。また、表片14は係止凸部26が覆い片22の側縁部に押し付けられているため裏片18から開くことがない。覆い片22には、係止溝部32に連続する短い切断線33が設けられ、表片14の係止凸部26が係止溝部32に差し込まれたときに係止凸部26に押されて切断線33が開き、覆い片22の係止溝部32の側縁部付近が係止凸部26に重なり、覆い片22を閉じる方向に確実に力を加える。また、切断線33により係止凸部26が係止溝部32に差し込まれやすくなり、係止溝部32の周囲が破損することも防ぐ。
さらに覆い片22を開閉用折罫線20で閉じる方向に正折りする。差込突起34を差込孔28に差し込み、覆い片22が表片14に閉じた状態となり、図3に示すように包装が完了する。差込孔28の両端部には短い切断線が設けられているため、差込突起34が差し込みやすく、また、差込孔28の周囲が破損することがない。この状態でPTPホルダー10を携帯しても、覆い片22でPTPシート40の突出部42aが覆われているため、不用意に突出部42aに力が加えられて錠剤44が出ることがない。
錠剤44を服用する時は、図6に示すように、覆い片22のスリット部36に指を入れて開閉用折罫線20側に移動させ、覆い片22を弾性変形させて差込突起34を差込孔28から抜いて開封する。覆い片22は、係止凸部26により閉じる方向に付勢されているが、ある程度の力を加えると開くことができる。そして、表片14の透孔24から出ている突出部42aを押し、錠剤44が押されて蓋材シート46を破断して取り出す。蓋材シート46を覆う裏片18には透孔30が設けられているため、透孔30から錠剤44を取り出すことができる。
この実施形態のPTPホルダー10によれば、簡単な構造で、PTPシート40を簡単な作業で確実に取り付けて包装することができ、PTPシート40を保護することができ、PTPシート40の蓋材シート46が不用意に破れたり錠剤44が飛び出したりすることを防ぐ。PTPシート40は、表片14の弾性力で押さえられ、さらに係止凸部26が覆い片22に押さえられて裏片18から開くことがないため、確実に保持される。薬局等で包装する工程が簡単で、作業効率が良く、また使用者自身でも包装することができ便利である。開封する時は、スリット部36に指をかけて覆い片22を弾性変形させるだけで簡単に開封することができ、病気の人や高齢者でも使用しやすい。
この他、PTPホルダー10に、錠剤44についての情報が印刷部38に印刷されているため、錠剤44の成分や使用方法等を確認することができる。また、錠剤44を服用した日付や時間を記入する欄が印刷されているため、服用の履歴を残すことができる。これにより、服用時間を一定時間開ける錠剤44等の場合にも、管理しやすく、間違いを防ぐことができる。
次にこの考案の第二実施形態について図7、図8に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態のPTPホルダー50は、紙製等の一枚のシートで形成された包装体形成片52を組み立てて設けられている。図7は、包装体形成片52を表面から見た展開図であり、包装体形成片52には、PTPシート40を表面から覆う表片14と、表片14に折り重ね用折罫線16を介して連続しPTPシート40の裏面を覆う裏片18と、裏片18に開閉用折罫線20を介して連続し前記表片14を覆う覆い片54が設けられている。
覆い片54の形状は、連接する裏片18に比べて、連接している幅方向の長さがほぼ同じであり、連接方向の長さは、裏片18より少し長い矩形である。覆い片54の、開閉用折罫線20とは反対側の側縁部54aには、側縁部54aの中間に、覆い片54の中央に向ってくぼむ切欠部56が設けられている。切欠部56の形状は台形であり、覆い片54の中央に近い底部56aは側縁部54aに対して平行な直線であり、底部56aの両端部と側縁部54aを結ぶ一対の対辺56bは、底部56aに近づくにつれて互いに間隔が狭くなる。一対の対辺56bと、底部56aとが交差する部分には、対辺56bに沿うV字形に形成され底部56aよりも少し深い溝部56cが各々形成されている。一対の溝部56cの間の底部56aは、覆い片54の中央から外側に向かって突出する差込突起58となる。
差込突起58は台形状であり、底部56aが先端部となり、底部56aに対して平行な幅は、先端部が細く、溝部56cの底に接する基端部が太くなっている。側縁部54aの切欠部56以外の部分は、覆い片54を開封する際の手がかり部である押し突起60となる。押し突起60は、覆い片54を表片14に重ねた時に表片14よりも外側に突出する。その他の構成は、上述のPTPホルダー10と同様である。
この実施形態のPTPホルダー50の組立方法は、上記実施の形態と同様であり、表片14の裏面の、折り重ね用折罫線16の両端の近傍に、糊48を塗布し、折り重ね用折罫線16を正折りし、裏片18の裏面に表片14を糊付けする。表片14を、弾性変形させて裏片18から開き、開いた表片14の裏面にPTPシート40を入れ、プラスチック成形体42の突出部42aを透孔24に差し込み、セットする。覆い片54を開閉用折罫線20で閉じる方向に正折りし、係止凸部26は覆い片54の裏面を滑って係止溝部32に入り、覆い片22が開かなる方向に付勢する。また、表片14は係止凸部26が覆い片54の側縁部に押し付けられているため裏片18から開くことがない。
さらに覆い片54を開閉用折罫線20で閉じる方向に正折りする。差込突起58を差込孔28に差し込み、覆い片54が表片14に閉じた状態となり、図8に示すように包装が完了する。
錠剤44を服用する時は、図9に示すように、覆い片54の押し突起60を押して開閉用折罫線20側に移動させ、例えば、押し突起60を表片14の折り重ね用折罫線16を有する側縁部と一致する位置まで移動させ、覆い片54を弾性変形させる。すると、差込突起58が差込孔28から引き抜かれ、開封される。表片14の透孔24から出ている突出部42aを押し、錠剤44が押されて蓋材シート46を破断して取り出す。蓋材シート46を覆う裏片18には透孔30が設けられているため、透孔30から錠剤44を取り出すことができる。
この実施形態のPTPホルダー50によれば、上記実施の形態と同様の効果を有するものである。開封する時に親指を押し突起60に当て、その他の指を表片14の折り重ね用折罫線16を有する側縁部に当てて、互いに近づける方へ力を加えれば、片手で簡単に差込突起58を差込孔28から引き抜いて開封することができる。
なお、この考案のPTPホルダーは、上記各実施の形態に限定されるものではなく、収容する錠剤の数は適宜変更可能であり、また収容されるものは、錠剤やカプセル等の薬剤に限らず、他の商品でも良い。裏片に透孔は設けられていないものでも良く、錠剤を服用する度に表片を弾性変形させてPTPシートを外して服用してもよい。表片の、側縁部の両端以外に係止凸部が設けられていてもよく、係止溝部の位置も係止凸部の位置に合わせて変更可能である。
10,50 PTPホルダー
12,52 包装体形成片
14 表片
16 折り重ね用折罫線
18 裏片
20 開閉用折罫線
22 覆い片
24,30 透孔
26 係止凸部
28 差込孔
32 係止溝部
34,58 差込突起
36 スリット部
38 印刷部
40 PTPシート
42 プラスチック成形体
42a 突出部
42b フランジ部
44 錠剤
46 蓋材シート
48 糊
60 押し突起
前記表片と前記裏片は、互いにほぼ同じ形状であり、前記表片の前記裏面と反対側の側縁部の両端には外側に突出する係止凸部が設けられ、前記覆い片と前記裏片の間に位置する前記開閉用折罫線には前記係止凸部が差し込まれる係止溝部が形成されている。前記表片と前記裏片が重ねられた時、前記係止凸部の先端は、前記開閉用折罫線を超えて前記覆い片に達し、前記覆い片を前記開閉用折罫線で折って前記表面に重ねると、前記係止凸部が前記係止溝部に差し込まれ、前記覆い片の前記表片側の面の、前記係止溝部の側縁部に前記係止凸部が当接し、二つ折り状態を維持する。

Claims (5)

  1. 収容物を内側に収容した突出部と前記突出部の周囲に設けられたフランジ部を有するプラスチック成形体に、破断可能な蓋材シートが貼り付けられて、前記突出部の開口部が閉鎖されたPTPシートが取り付けられてこれを保護するPTPホルダーにおいて、
    前記PTPホルダーは、前記PTPシートの前記プラスチック成形体側の面を覆い前記突出部が差し込まれる透孔が設けられている表片と、前記表片に折り重ね用折罫線を介して連続し前記PTPシートの前記蓋材シート側の面を覆う裏片と、前記裏面に開閉用折罫線を介して連続し前記表片を覆う覆い片が設けられ、
    前記表片と前記裏片は、前記折り重ね用折罫線を介して二つ折りされ、前記折り重ね用折罫線と前記透孔の間の一部を糊付けして互いに重ねられ、前記表片と前記裏片を弾性変形させて開いて、前記PTPシートを前記表片と前記裏片の間に入れ、前記表片と前記裏片の弾性変形を復元して前記PTPシートを保持するものであり、
    前記覆い片の前記開閉用折罫線と反対側の端縁部には、外側に突出する差込突起が設けられ、前記表面には、前記差込突起が差し込まれて係止され前記覆い片が前記表片に閉じられる差込孔が形成され、前記覆い片を弾性変形させることにより前記差込突起が前記差込孔から引き抜かれて係止が解除され、前記覆い片には、前記覆い片を弾性変形させる際に保持する手がかり部が設けられていることを特徴とするPTPホルダー。
  2. 前記手がかり部は、前記差込突起の基端部の近傍に形成され前記差込突起の突出方向に交差する方向に長いスリット部であり、前記スリット部は、前記覆い片を表裏方向に貫通して形成され、
    前記覆い片を開く時は、前記スリット部に指を入れて前記スリット部の側縁部に指を引っ掛けて前記開閉用折罫線側に移動させて前記覆い片を弾性変形させ、前記差込突起を前記差込孔から引き抜くことができる請求項1記載のPTPホルダー。
  3. 前記手がかり部は、前記覆い片の、前記開封用折罫線と反対側の端縁部で、前記差込突起以外の部分に設けられた押し突起であり、前記押し突起は前記差込突起より長く、前記覆い片を前記表片に重ねた時に前記表片よりも外側に突出して形成され、
    前記覆い片を開く時は、前記押し突起を前記表片の前記開閉用折罫線側に移動させて前記覆い片を弾性変形させ、前記差込突起を前記差込孔から引き抜くことができる請求項1記載のPTPホルダー。
  4. 前記表片の、前記裏折り重ね用折罫線と反対側の側縁部の両端には外側に突出する係止凸部が設けられ、前記覆い片と前記裏片の間に位置する前記開閉用折罫線には前記係止凸部が差し込まれる係止溝部が形成され、前記表片と前記裏片が重ねられた時、前記係止凸部の先端は、前記係止開閉用折罫線を超えて前記覆い片に達し、前記覆い片を前記開閉用折罫線で折って前記表面に重ねると、前記係止凸部が前記係止溝部に差し込まれ、前記覆い片の前記表片側の面の、前記係止溝部の側縁部に前記係止凸部が当接し、前記覆い片が開かなくなる方向に付勢し、前記表片は前記係止凸部が前記覆い片の側縁部に押し付けられ前記裏片に閉じられる請求項1記載のPTPホルダー。
  5. 前記PTPホルダーには、前記PTPシートに収容された収容物に関する情報等が表示されている請求項1記載のPTPホルダー。
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