JP3217711B2 - 床暖房方法及び床暖房に使用する放熱管 - Google Patents

床暖房方法及び床暖房に使用する放熱管

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JP3217711B2
JP3217711B2 JP25693996A JP25693996A JP3217711B2 JP 3217711 B2 JP3217711 B2 JP 3217711B2 JP 25693996 A JP25693996 A JP 25693996A JP 25693996 A JP25693996 A JP 25693996A JP 3217711 B2 JP3217711 B2 JP 3217711B2
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D13/00Electric heating systems
    • F24D13/02Electric heating systems solely using resistance heating, e.g. underfloor heating
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/10Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged one within the other, e.g. concentrically
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房のための方
法と、床暖房のために使用する放熱管に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の床暖房方法又は床暖房装置にあっ
ては、床下に配設された細長いシームレスパイプ(継ぎ
目のないパイプ)内に加熱した熱媒体液を循環させるも
の、又は、床下に配設されたヒータケーブルに通電させ
るものがあった。そして、熱媒体液を循環させるものに
あっては、まず、熱伝導率の良い材質からなるシームレ
スパイプと、このシームレスパイプを床下に配設するた
めの埋設パネルとによって、床下における熱媒体液の循
環路が設けられ、シームレスパイプ内の熱媒体液を加熱
するために、上記の循環路の外側にはボイラを設けると
ともに、循環路の途中には熱媒体液を強制循環させるた
めのポンプを設けられていた。一方、ヒータケーブルに
よるものにあっては、この配設された位置を固定させる
ためにコンクリートによって床面を構成しなければなら
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような床暖房方法又は床暖房装置のうち、熱媒体液を循
環させるものにあっては、加熱した熱媒体液がシームレ
スパイプ内を循環するうちに温度が徐々に低下するた
め、循環路の前半(ボイラに近い位置)においては熱媒
体液が通過する部分の床は高温になるものの、循環路の
後半(ボイラより遠い位置)においては熱媒体液が通過
する部分の床は温度が上がらず、床面全体を均一に温め
ることができなかった。また、シームレスパイプ内の熱
媒体液を強制的に循環させるためにポンプを使用するこ
とから、循環路が長い場合や熱媒体液が粘性を有する物
質である場合では、大型のポンプが必要となるととも
に、小型のポンプでは負担が大きくなり、メンテナンス
に多くの費用を要していた。さらに、熱媒体液を加熱す
るためにボイラが使用されているが、一般的にこのよう
なボイラによる加熱は、加熱されるべき熱媒体液が蓄え
られているタンク全体を加熱するものであって、循環し
ない熱媒体液をも含めた加熱となるため損失する熱エネ
ルギが多く、また、循環路までの途中においても熱が放
出され、これもまた熱エネルギを損失することとなり、
ランニングコストの高いものであった。しかも、床下に
設けるべきシームレスパイプとしては、銅製の管を使用
するのが一般的であるところ、これを手作業によって湾
曲又は折曲させながら循環路を構成しなければならず、
シームレスパイプの配設作業には熟練した技術を要する
とともに長時間をも要し、床暖房工事全体が長期化する
ため施工費用も安いものではなかった。
【0004】一方、ヒータケーブルによものにあって
は、明確な原因はわからないが、ヒータケーブルから放
出される熱が床面に効率よく伝達されず、所望の温度ま
で上昇させることができないことがあり、予定する温度
における暖房が困難であった。また、温度の上昇にのみ
執着してヒータケーブルの電圧や電流を大きくすれば、
多くの消費電力を必要とするため、ランニングコストが
非常に高いものとなっていた。さらに、ヒータケーブル
は配設される位置をコンクリートによって固定するた
め、床面がコンクリートによって仕上げられる場合にお
いてのみ使用できるものであって、一般的な住宅におい
て採用できるものではなかった。
【0005】そこで、出願人は、特願平7−12144
9号において既に出願したように、二重管構造体を使用
する床暖房システムを開発した。この技術は、二重管構
造体を平行に配設して、この二重管構造体の内部空間を
連続させるとともに、この内部空間に水又は熱媒体液を
封入し、二重管構造体を構成している内管の内部に発熱
体を挿通したものであった。
【0006】しかし、上記の技術は、以前の床暖房に比
較して施工が容易となったものの、施工現場における作
業量が未だ多いことは否定できず、増改築などの短期間
における施工が必要な場合などには対応できないことも
あった。また、二重管構造体の内部空間に水などを封入
するため、十分な止水をしなければならなかった。本発
明は、上記諸点にかんがみ、施工現場における作業量を
減少させることによって短期間において施工を可能に
し、止水などを不要にする床暖房方法及び床暖房に使用
できる放熱管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、温度センサに
連動する制御装置によって電熱線の電源の入切を制御し
て暖房温度を調節する床暖房方法において、上記電熱線
には一般にロードヒーティング用の熱源として路面等に
埋設して使用されるヒータケーブル(ロードヒーティン
グケーブル)を用い、該ヒータケーブルの一部を接触さ
せた状態で遊挿した金属管からなる内管と該内管を包囲
する金属管からなる外管との間に形成される中空部に砂
を封入してなる放熱管を、床下の所定位置に配設するこ
とを特徴とする床暖房方法を要旨とする。又、前記中空
部には粒状石又は砂と粒状石の混合物を封入してもよ
く、コンクリートを打設してもよい。さらに、前記内管
及び外管のうち、少なくとも一方が銅管であることが好
ましい。
【0008】さらに、本発明は、一般にロードヒーティ
ング用の熱源として路面等に埋設して使用されるヒータ
ケーブル(ロードヒーティングケーブル)の一部を接触
させた状態で遊挿できる内径を有する金属管からなる
管と、該内管との間の中空部に砂が封入されつつ該内管
を包囲する金属管からなる外管とを一体的に構成してな
ることを特徴とする床暖房に使用する放熱管を要旨とし
ている。また、前記中空部に、粒状石を封入させてなる
もの、砂と粒状石の混合物を封入させてなるもの、コン
クリートを打設してなるものでもよい。さらに、前記内
管及び外管のうち、少なくとも一方が銅管であることが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、床暖房方法の実施形態は、
図1に示すようなものであって、床暖房を設置すべき部
屋Aの所定範囲に、放熱管1a,1b,1c,1d・・
・1zを平行な状態で配設するものである。そして、こ
れらの放熱管1a,1b,1c,1d・・・1zにはヒ
ータケーブル2が遊挿されているのである。このヒータ
ケーブル2は連続したものを第一列目(図中左端)の放
熱管1aから順次挿通して、最終列(図中右端)の放熱
管1zに至るまで略波形状が構成させている。このよう
なヒータケーブル2に通電させることによって、その熱
が各放熱管1a,1b,1c,1d・・・1zを介して
床面に伝わり、部屋Aの所定範囲における暖房を可能に
するのである。ヒータケーブル2には通電のための電源
3が接続されており、また、図示せぬスイッチとコント
ローラが接続されており、スイッチによって通電を開始
させたあと電源3の入切が調節されて暖房温度を調節す
るようになっている。この調節に際しては、温度センサ
に連動する制御装置によって管理させることも可能であ
る。なお、部屋Aの床下においてその全範囲に放熱管1
a,1b・・・1zを配設するものではなく、端や隅な
どの不必要と思われる箇所は除かれる。そして、暖める
ことを予定する範囲に正方形のパネル4や長方形のパネ
ル5を敷き、このパネル4,5の溝6,7に放熱管1
a,1b・・・1zを嵌合させることによって、所定位
置に配設することができるのである。
【0010】ここで、放熱管1の内部は、図2に示すよ
うに、放熱管1は内管11と外管12とによる二重管構
造になっており、内管11にはヒータケーブル2が遊挿
できるようになっているとともに、内管11と外管12
との間は中空になっている。この中空内には粒状石13
が封入されており、この粒状石13が内管11の周辺に
配置されて、内管11を外管12の中心付近に位置させ
るようになっている。これにより、ヒータケーブル2が
内管11によって外気と遮断され、内管11の内部で放
出した熱を逃がすことなく内管11に伝えることがで
き、この内管11に伝えられた熱は粒状石13を加熱し
つつ内管11から外方へ放出できる。そして、加熱され
る粒状石13も外管12によって外気と遮断されてお
り、効果的に熱を吸収したのち、外管12に熱を伝達す
ることができるようになっている。さらに、外管12か
ら熱が放出され、この熱によって床下から暖房するよう
になっているのである。ヒータケーブル2は、内管11
の内部において遊挿されており、両者は密着せずに少し
の空気層14を有している。この空気層14は、ヒータ
ケーブル2の表面から放出される熱を内管11に早く伝
えることなく、内管11内を十分に高温に維持できるよ
うに設けられており、ヒータケーブル2の表面温度が低
下するのを防止している。
【0011】次に、床暖房において使用する放熱管の実
施形態を説明する。図3に示すように、本実施形態の放
熱管1は、銅製の内管11と外管12とを両端付近1
5,16において接続して一体的に構成したものであ
る。そして、内管11の内径は、ヒータケーブル2を遊
挿できる大きさになっており、両端17,18を開口さ
せてヒータケーブル2を容易に挿通させることができる
ようになっている。また、外管12は内管11を包囲す
るように設けられるとともに、内管11との間で中空部
13を構成している。放熱管1の両端付近15,16に
おける内管11と外管12の接続は、溶接によって簡易
に行われており、中空部13を密閉するためのものでは
ない。即ち、単純に内管11と外管12とを一体化して
いるのである。なお、中空部13に砂などを封入させる
ときには、当該砂がこぼれない程度の気密性が要求され
ることは当然である。そこで、外管12の両端19,2
0は、予め図示のように内管11に当接する大きさで開
口するように構成されており、この開口端19,20を
内管11の外表面に当接させた状態で溶接することによ
って、一体的な二重構造の放熱管1を構成させているの
である。また、その他に、内管11を外管12内に挿入
した後、外管12の開口端19,20を機械的に変形さ
せて、内管11の外表面に当接させてもよく、このと
き、前記と同様に溶接する場合と、上記開口端19,2
0の変形によって圧着させる場合とがあり、どちらの手
段によっても一体的に構成できる。なお、中空部13
は、中空の状態でもよいが、砂、粒状石、砂と粒状石の
混合物、又は、コンクリート等を封入することができ、
これらの封入物によって、床面温度の加熱又は冷却速度
を床暖房に適するようにすることができる。
【0012】次に、床暖房において使用する放熱管の第
二の実施形態を説明する。図4に示すように、本実施形
態は、外管112の内部に内管111が挿入された状態
において、両管111,112の間をコンクリート11
3によって固定させたものであって、内管111と外管
112は一体的に構成された状態になっている。この場
合、コンクリート113は固化することによって流動し
ないから、外管112の両端119,120を内管11
1に当接させなくてもよくなる。また、コンクリート1
13が内管111と外管112の接着剤としても機能
し、このコンクリート113のみによって両管111,
112を一体的に構成することが可能となるのである。
なお、内管111の両端117,118は、コンクリー
ト113から外方に突出させて開口できるように構成さ
れている。
【0013】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、内管11,111又は外管12,1
12の一方のみを銅製によって構成してもよい。また、
中空部13を空洞にした状態(砂などを封入しない状
態)において、熱伝導率のよい材質の内管11を使用す
ることを想定すると、内管11を省略して外管12内に
ヒータケーブル2を挿通した場合と同様の構成にするこ
とができる。
【0014】
【実施例】上記のような構成の床暖房方法によって、床
の表面がいかなる状態で変化するかを実験した。実験の
ためにセットした床暖房の構造は、次の二種類である。 外径15.88ミリメートルの銅製の管内に直径5.
4ミリメートルのヒータケーブルを挿通し、これを発泡
スチロール製のパネルに設けた溝に沿って150ミリメ
ートルの間隔を維持しつつ平行に配置し、このように並
べられた管の上面に当接するように肉厚0.6ミリメー
トルの亜鉛メッキ鉄板を隙間なく敷き、その上に肉厚1
5ミリメートルのフローリング材を並べた。
【0015】外径9.52ミリメートルの銅製の内管
の内部に直径5.4ミリメートルのヒータケーブル(
と同じもの)を挿通し、さらに、内管とヒータケーブル
を外径22.30ミリメートルの銅製の外管に挿通し、
内管と外管との間においてできる中空部分に粒状石(砂
利)を詰め、これら全体を発泡スチロール製のパネルに
設けた溝に沿って150ミリメートルの間隔を維持しつ
つ平行に配置し、このように並べられた管の上面に当接
するように肉厚0.6ミリメートルの亜鉛メッキ鉄板を
隙間なく敷き、その上に肉厚15ミリメートルのフロー
リング材を並べた。
【0016】また、実験に際しては、山武ハネウエル株
式会社製のサーミスタセンサCN756A100を使用
して、管の上側表面温度を測定しつつヒータケーブルの
通電又は停止を繰り返し、当該温度を所定範囲内におい
て維持するように制御した。このときの温度変化とフロ
ーリング材(床)の表面温度を応用電子工業株式会社製
の打点記録計UT187−16−12にて記録した。な
お、フローリング材(床)の表面温度は、管の直上に位
置する箇所(床温1)と平行に配置される管の中間に位
置する箇所(床温2)との二箇所において測定し、フロ
ーリング材(床)の表面温度のムラが判るように測定し
た。
【0017】上記のセットにおける結果は表1のとお
りである。
【0018】
【表1】
【0019】表1の結果から、床温1と床温2との温度
差は約1度であり、かつ、フローリング材(床)表面の
温度はなだらかに変化しており、床暖房に適することが
判る。また、サーミスタセンサによるヒータケーブルの
通電と停止が約6分間隔で繰り返され、通電開始による
管の表面温度が急激に上昇しているが、それだけ立ち上
がりが速いといえる。また、のセットにおいては、管
又はヒータケーブルの温度変化が激しいことから、ヒー
タケーブルの通電を停止すると、まず、管表面の温度低
下するため、フローリング材(床)表面の温度が大きく
変化する前にヒータケーブルを通電させることができる
ので、温度制御が比較的簡単である。
【0020】また、上記のセットにおける結果は表2
のとおりである。
【0021】
【表2】
【0022】表2の結果から、床温1と床温2との温度
差は1度以下であり、かつ、前記表1と比較すると温度
上昇中においても大きく異なっていないものであるか
ら、上記のセットによる実験よりも床暖房に適するこ
とが判る。また、サーミスタセンサによるヒータケーブ
ルの通電と停止が10分近くの間隔で繰り返されてお
り、温度変化が緩やかとなり、一層床暖房に適すること
が判る。また、管表面の温度とフローリング材(床)の
表面の温度との間が、上記表1よりも接近しており、ヒ
ータケーブルから発せられる熱を有効に利用できている
ことが判る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明は、温度センサに
連動する制御装置によって電熱線の電源の入切を制御し
て暖房温度を調節する床暖房方法において、上記電熱線
には一般にロードヒーティング用の熱源として路面等に
埋設して使用されるヒータケーブル(ロードヒーティン
グケーブル)を用い、該ヒータケーブルの一部を接触さ
せた状態で遊挿した金属管からなる内管と該内管を包囲
する金属管からなる外管との間に形成される中空部に砂
を封入してなる放熱管を、床下の所定位置に配設するこ
とを特徴とする床暖房方法を要旨とするので、内管から
放出される熱が中空部の砂によって一旦吸収され、ヒー
タケーブルの通電が停止されて内管から放熱されなくな
った時でも砂からの放熱を得ることができるので、床下
の温度ひいては床面の温度が低下するのを防止できる。
また、前記中空部に、粒状石を封入させてなるものにあ
っては、前記の砂を封入した場合と比較すると、中空部
内の空気の量がやや多くなり、粒状石へ吸収される熱の
量は少なくなる。さらに、砂と粒状石の混合物を封入さ
せてなるものは、上記の中間的な状態となる。また、中
空部内にコンクリートを打設してなるものにあっては、
打設されたコンクリートそのものには蓄熱効果があるた
め、砂や粒状石を封入した場合とは異なり、内管から放
出される熱を蓄えつつ外管に伝達し、放熱管全体の温度
の変化がゆるやかなものとなる。そして、前記内管及び
外管のうち、いずれか一方を銅管にすれば、放熱管の内
部にのみ熱が蓄積されことによってヒータケーブルが
異常に上昇するを避けることができ、また、ヒータケ
ーブルの温度と床面の温度との差を小さくすることがで
きるので、温度制御を容易にすることもできる。
【0024】また、本発明は、一般にロードヒーティン
グ用の熱源として路面等に埋設して使用されるヒータケ
ーブル(ロードヒーティングケーブル)の一部を接触さ
せた状態で遊挿できる内径を有する金属管からなる内管
と、該内管との間の中空部に砂が封入されつつ該内管を
包囲する金属管からなる外管とを一体的に構成してなる
ことを特徴とする床暖房に使用する放熱管を要旨とする
ので、予め温めるべき範囲の床下に、内管と外管が一体
的に構成されてなる放熱管を配置しておくことによっ
て、仕上げとしてヒータケーブルを内管の内部に挿通さ
せればよく、非常に簡単な作業によって床暖房の設置工
事が行える。また、放熱管は内管と外管とが一体となっ
た棒状になるので、塩ビ管や鉄管と同様に運搬すること
ができ、作業者に違和感を与えることはない。さらに、
予め数種類の長さを用意しておくことも可能であるの
で、例えば8帖用とか6帖用とかの放熱管を設けること
ができる。
【0025】
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】床暖房方法の実施形態を示す説明図である。
【図2】放熱管の横断面図である。
【図3】放熱管の実施形態を示す縦断面図である。
【図4】放熱管の他の実施形態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 放熱管 2 ヒータケーブル 3 電源 4,5 パネル 6,7 溝 11 内管 12 外管 13 粒状石 14 空気層 15,16 放熱管両端 17,18 内管両端 19,20 外管両端 A 部屋

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度センサに連動する制御装置によって
    電熱線の電源の入切を制御して暖房温度を調節する床暖
    房方法において、上記電熱線には一般にロードヒーティ
    ング用の熱源として路面等に埋設して使用されるヒータ
    ケーブル(ロードヒーティングケーブル)を用い、該
    ータケーブルの一部を接触させた状態で遊挿した金属管
    からなる内管と該内管を包囲する金属管からなる外管と
    の間に形成される中空部に砂を封入してなる放熱管を、
    床下の所定位置に配設することを特徴とする床暖房方
    法。
  2. 【請求項2】 温度センサに連動する制御装置によって
    電熱線の電源の入切を制御して暖房温度を調節する床暖
    房方法において、上記電熱線には一般にロードヒーティ
    ング用の熱源として路面等に埋設して使用されるヒータ
    ケーブル(ロードヒーティングケーブル)を用い、該
    ータケーブルの一部を接触させた状態で遊挿した金属管
    からなる内管と該内管を包囲する金属管からなる外管と
    の間に形成される中空部に粒状石を封入してなる放熱管
    を、床下の所定位置に配設することを特徴とする床暖房
    方法。
  3. 【請求項3】 温度センサに連動する制御装置によって
    電熱線の電源の入切を制御して暖房温度を調節する床暖
    房方法において、上記電熱線には一般にロードヒーティ
    ング用の熱源として路面等に埋設して使用されるヒータ
    ケーブル(ロードヒーティングケーブル)を用い、該
    ータケーブルの一部を接触させた状態で遊挿した金属管
    からなる内管と該内管を包囲する金属管からなる外管と
    の間に形成される中空部に砂と粒状石の混合物を封入し
    てなる放熱管を、床下の所定位置に配設することを特徴
    とする床暖房方法。
  4. 【請求項4】 温度センサに連動する制御装置によって
    電熱線の電源の入切を制御して暖房温度を調節する床暖
    房方法において、上記電熱線には一般にロードヒーティ
    ング用の熱源として路面等に埋設して使用されるヒータ
    ケーブル(ロードヒーティングケーブル)を用い、該
    ータケーブルの一部を接触させた状態で遊挿した金属管
    からなる内管と該内管を包囲する金属管からなる外管と
    の間に形成される中空部にコンクリートを打設してなる
    放熱管を、床下の所定位置に配設することを特徴とする
    床暖房方法。
  5. 【請求項5】 前記内管及び外管のうち、少なくとも一
    方が銅管である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    床暖房方法。
  6. 【請求項6】 一般にロードヒーティング用の熱源とし
    て路面等に埋設して使用されるヒータケーブル(ロード
    ヒーティングケーブル)の一部を接触させた状態で遊挿
    できる内径を有する金属管からなる内管と、該内管との
    間の中空部に砂が封入されつつ該内管を包囲する金属管
    からなる外管とを一体的に構成してなることを特徴とす
    る床暖房に使用する放熱管。
  7. 【請求項7】 一般にロードヒーティング用の熱源とし
    て路面等に埋設して使用されるヒータケーブル(ロード
    ヒーティングケーブル)の一部を接触させた状態で遊挿
    できる内径を有する金属管からなる内管と、該内管との
    間の中空部に粒状石が封入されつつ該内管を包囲する
    属管からなる外管とを一体的に構成してなることを特徴
    とする床暖房に使用する放熱管。
  8. 【請求項8】 一般にロードヒーティング用の熱源とし
    て路面等に埋設して使用されるヒータケーブル(ロード
    ヒーティングケーブル)の一部を接触させた状態で遊挿
    できる内径を有する金属管からなる内管と、該内管との
    間の中空部に砂と粒状石の混合物が封入されつつ該内管
    を包囲する金属管からなる外管とを一体的に構成してな
    ることを特徴とする床暖房に使用する放熱管。
  9. 【請求項9】 一般にロードヒーティング用の熱源とし
    て路面等に埋設して使用されるヒータケーブル(ロード
    ヒーティングケーブル)の一部を接触させた状態で遊挿
    できる内径を有する金属管からなる内管と、該内管との
    間の中空部にコンクリートが打設されつつ該内管を包囲
    する金属管からなる外管とを一体的に構成してなること
    を特徴とする床暖房に使用する放熱管。
  10. 【請求項10】 前記内管及び外管のうち、少なくとも
    一方が銅管である請求項6乃至9のいずれか1項に記載
    の床暖房に使用する放熱管。
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