JP3217585B2 - 火災感知器および火災受信機 - Google Patents

火災感知器および火災受信機

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JP3217585B2 JP07386494A JP7386494A JP3217585B2 JP 3217585 B2 JP3217585 B2 JP 3217585B2 JP 07386494 A JP07386494 A JP 07386494A JP 7386494 A JP7386494 A JP 7386494A JP 3217585 B2 JP3217585 B2 JP 3217585B2
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    • G08B29/02Monitoring continuously signalling or alarm systems
    • G08B29/04Monitoring of the detection circuits

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己監視機能を有する
火災感知器および火災受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の火災感知器、たとえば光電式火災
感知器は、暗箱内に発光素子と受光素子とを設け、発光
素子で発光した光を煙で散乱させ、この散乱光を受光素
子で検出し、この検出信号を増幅器で増幅し、この増幅
器の出力レベルに応じて煙濃度を把握し、火災監視を行
うものである。また、光電式火災感知器においては、上
記のような火災監視とは別に、光電式火災感知器の定常
値(非火災時に増幅器が出力する定常値)を検出し、こ
の検出された定常値に基づいて光電式火災感知器の異常
を判断する定常値監視を行っている。
【0003】光電式火災感知器の異常を実際に判断する
には、従来は、特公昭64−4239号に記載されてい
るように、発光素子を1つ設け、この発光素子からの光
を受ける受光素子も1つ設け、この受光素子の出力信号
を比較する上限比較回路および下限比較回路を設け、受
信機側から遠隔操作して、光電式火災感知器内の両比較
回路を制御するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、光電式火災感知器内の比較回路を、受信機側から制
御して、初めて定常値監視できるので、光電式火災感知
器自身で自己の異常を検出することができず、受信機側
の負担が多いという問題がある。
【0005】本発明は、火災感知器自身で自己の異常を
検出することができ、しかも、火災感知器における緊急
性の高い異常を早期に知らせることができる火災感知器
を提供することを目的とするものである。
【0006】また、本発明は、火災受信機側が火災感知
器の異常を監視する場合、火災感知器における緊急性の
高い異常を早期に検出することができる火災受信機を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、煙、熱、炎、
ガス、臭い等の火災現象の物理量を検出する物理量検出
手段の出力レベルに複数の判別値を設定し、これら複数
の判別値のそれぞれに対応して時間を設定し、上記出力
レベルの正常値から大きく離れる程、上記時間を短く設
定し、物理量検出手段の出力レベルが、上記判別値のい
ずれかを越え、しかも、その判別値に対応した時間以
上、連続的に越えていることを検出したときに、上記物
理量検出手段が異常であると判断するものである。
【0008】
【作用】本発明は、たとえば失報判別値を2つ設け、増
幅回路の出力レベルの正常値に近い低域失報判別値(緊
急性が低い判別値)については、長い判別時間を設定
し、低域失報判別値のみを越えた出力レベルが長い判別
時間の間、継続して出力されている場合に失報警報を発
するようにし、一方、増幅回路の出力レベルの正常値か
ら遠く外れた高域失報判別値(緊急性が高い判別値)に
ついては、短い判別時間を設定し、高域失報判別値を越
えた出力レベルが短い判別時間の間、継続して出力され
ている場合に失報警報を発するので、火災感知器自身で
自己の異常を検出することができ、また、緊急性が高い
失報について早目に失報警報を発することができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である光電式の煙
火災感知器1を示すブロック図である。
【0010】この実施例において、マイコン(マイクロ
コンピュータ)10は、光電式の煙火災感知器1の全体
を制御するものであり、ROM20は、図2に示すフロ
ーチャートのプログラムが格納されているものであり、
RAM21は、RAM21a、21b、21cを有し、
RAM21a、21bは、それぞれサンプルホールド回
路42の出力レベルSLVを格納する領域であり、RA
M21cは、定常値監視を行う必要があるときにオンさ
せる定常値監視フラグFL、煙火災感知器1が異常であ
ることを示す異常フラグE1、E2、マイコン10が出
力レベルSLVを取り込んだ回数C1 、C2 を記憶する
作業領域である。
【0011】EEPROM22は、煙火災感知器1のア
ドレス、各設定値、増幅回路40の出力レベル(実際に
は、サンプルホールド回路42の出力レベルSLV)の
第1上限値Vu1と、第1上限値Vu1よりも大きな値であ
る第2上限値Vu2と、第1下限値Vd1と、第1下限値V
d1よりも小さな値である第2下限値Vd2と、第1時間に
対応する第1回数Cm1、第1時間よりも短い第2時間に
対応する第2回数Cm2を記憶するものである。
【0012】第1回数Cm1は、増幅率が増加されたとき
における増幅回路40の出力レベルが、第1上限値Vu1
と第1下限値Vd1とによって定められる領域を逸脱して
いるかを平均して判別する回数である。第2回数C
m2は、増幅率が増加されたときにおける増幅回路40の
出力レベルが、第2上限値Vu2と第2下限値Vd2とによ
って定められる領域を逸脱しているかを平均して判別す
る回数であり、第1回数よりも少ない回数に設定されて
いるものである。
【0013】発光回路30は、マイコン10から発光制
御パルスを受けたときに発光素子31に発光用の電流パ
ルスを供給するものであり、増幅回路40は、受光素子
41の出力レベルを所定の増幅率で増幅するものであ
る。また、増幅回路40は、火災監視時に通常の増幅率
で増幅し、定常値監視時には、マイコン10からゲイン
指示信号を受け、このときに火災監視時よりも高い増幅
率で増幅する増幅器であり、定常値監視が終了した後に
は通常の増幅率に戻して増幅し、これを繰り返すもので
ある。
【0014】送受信回路50は、マイコン10から火災
受信機2に煙濃度の物理量信号や火災信号、異常信号等
の信号を送出する送信回路と、受信機2からポーリング
による呼び出し信号等の信号を受けマイコン10に送る
受信回路とを有するものである。また、確認灯51は、
煙火災感知器1が火災検出したときに点灯するものであ
り、定電圧回路60は、電源兼信号線3を介して受信機
2から感知器1に供給された電圧を、マイコン10等に
必要な定電圧にして供給する回路である。
【0015】発光回路30、発光素子31、増幅回路4
0、受光素子41、サンプルホールド回路42は、火災
現象の物理量を検出する物理量検出手段の例である。
【0016】EEPROM22は、物理量検出手段の出
力レベル(実際には、サンプルホールド回路42の出力
レベルSLV)について、第1上限値を設定する第1上
限値設定手段、第1上限値よりも大きな値である第2上
限値を設定する第2上限値設定手段、上記出力レベルに
ついて、第1下限値を設定する第1下限値設定手段、第
1下限値よりも小さな値である第2下限値を設定する第
2下限値設定手段、第1時間を設定する第1時間設定手
段、第1時間よりも短い第2時間を設定する第2時間設
定手段、第3時間を設定する第3時間設定手段、第3時
間よりも短い第4時間を設定する第4時間設定手段の例
である。
【0017】マイコン10は、物理量検出手段の出力レ
ベルが、第1時間の間、第1上限値よりも大きいことを
検出したときに、物理量検出手段が異常であると判断
し、上記出力レベルが、第2時間の間、第2上限値より
も大きいことを検出したときに、物理量検出手段が異常
であると判断し、上記出力レベルが、第3時間の間、第
1下限値よりも小さいことを検出したときに、物理量検
出手段が異常であると判断し、また、上記出力レベル
が、第4時間の間、第2下限値よりも小さいことを検出
したときに、物理量検出手段が異常であると判断する手
段の例である。
【0018】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0019】図2は、上記実施例において、マイコン1
0が実行する動作を示すフローチャートであり、失報検
出と誤報検出とを実行する場合の動作を示すフローチャ
ートである。
【0020】まず、初期値設定を行い(S1)、信号線
兼電源線3によって接続された火災受信機2から煙火災
感知器1が起動命令を受けておらず(S2)、火災受信
機2から火災感知器1が呼出されると(S3)、火災感
知器1が有している状態情報を火災受信機2に返送する
(S4)。ここで、ステップS2の起動命令は、受信機
2から受けるものではなく、火災感知器1内で定期的に
発生するパルス等を利用してもよい。
【0021】一方、起動命令(たとえば3秒間に1回発
生する)を受け(S2)、火災感知器1の定常値を監視
するフラグFLがオフであれば(S11)、増幅回路4
0の増幅率を増加させることを停止し(S12)、火災
監視を行い(S13)、次に行う定常値監視に備えて、
監視フラグFLをオンする(S14)。
【0022】ステップS11において定常値監視フラグ
FLがオンであれば、増幅回路40に対して増幅率を増
加させる指示を行い、発光回路30に発光制御パルスを
出力して発光素子31を発光させ、このときの受光素子
41の受光出力を、定常値監視が容易になるような大き
な増幅率で増幅回路40が増幅し(S21)、サンプル
ホールド回路42の出力レベルSLVをマイコン10が
取り込み(S22)、RAM21aに格納し(S2
3)、マイコン10が出力レベルSLVを取り込んだ回
数C1 を1インクリメントし(S24)、第1回数Cm1
たとえば「20回」と比較する(S25)。
【0023】この第1回数Cm1は、緊急性が低い警報を
発するに必要な第1時間に対応するものであり、この緊
急性が低い警報の例として緊急性が低い失報警報があ
り、これは、粉塵等によって発光素子31または受光素
子41の表面が長期的に汚損され、サンプルホールド回
路42の出力レベルが徐々に低下する場合の失報警報、
いわば寿命警報である。この場合、火災感知器1の感度
が正常よりも劣化するものの、火災検出機能を失うもの
ではない。なお、緊急性が低い誤報警報を発する場合
も、この緊急性が低い失報警報を発する場合と同様であ
る。
【0024】ステップS25において回数C1 が20よ
りも少なければ、サンプルホールド回路42の出力レベ
ルSLVをRAM21bに格納し(S31)、マイコン
10が出力レベルSLVを取り込んだ回数C2 を1イン
クリメントし(S32)、第2回数Cm2、たとえば「3
回」と比較する(S33)。
【0025】この第2回数Cm2は、緊急性が高い警報を
発するに必要な第2時間に対応するものであり、この緊
急性が高い警報の1つに緊急性が高い失報警報があり、
これは、発光素子31または受光素子41が断線し、サ
ンプルホールド回路42の出力レベルが急激に低下する
ような場合の失報警報である。この場合、火災感知器1
の火災検出機能が全く失われ、火災が発生しても検出で
きないので、迅速な失報警報が必要とされる。なお、緊
急性が高い誤報警報を発する場合も、この緊急性が高い
失報警報を発する場合と同様である。
【0026】ステップS33において回数C2 が3回よ
りも少なければ、監視途中であるので、異常フラグをオ
ンにするかオフにするかを判断せずに、1回の定常値監
視が終了し、次の火災監視動作に備えて、定常値監視フ
ラグFLをオフし(S34)、ステップS2に戻る。
【0027】ステップS33において回数C2 が3回以
上であれば、RAM21bに記憶されているそれまでの
出力レベルSLVを合わせた合計値を回数C2 で割るこ
とによって、出力レベルSLVの平均値AV2 を演算し
(S41)、この平均値AV 2 が、緊急性の高い失報警
報を出す必要がない第2下限値Vd2と、緊急性の高い誤
報警報を出す必要がある第2上限値Vu2との間の値であ
れば(S42)、緊急性の高い警報を発する必要がない
ので緊急性の高い異常が発生していることを示す異常フ
ラグE2をオフにし(S43)、RAM21bの内容
(出力レベルSLV)をクリアし、取り込んだ回数C2
の変数を「0」にする(S44)。出力レベルSLVの
平均値AV2 が第2下限値Vd2よりも小さいか、第2限
値Vu2よりも大きければ(S42)、緊急性の高い異常
が発生しているので、これを示す異常フラグE2をオン
し(S45)、RAM21bの内容(出力レベルSL
V)をクリアし、取り込んだ回数C2 の変数を「0」に
する(S44)。
【0028】一方、ステップS25において回数C1
20回以上であれば、RAM21aに記憶されているそ
れまでの出力レベルSLVを合わせた合計値を回数C1
で割ることによって、出力レベルSLVの平均値AV1
を求め(S51)、この平均値AV1 が、緊急性の低い
失報警報を出す必要がない第1下限値Vd1と、緊急性の
低い誤報警報を出す必要がない第1上限値Vu1との間の
値であれば(S52)、正常な状態であるので緊急性の
低い異常が発生していることを示す異常フラグE1をオ
フにし(S53)、RAM21aの内容(出力レベルS
LV)をクリアし、取り込んだ回数C1 の変数を「0」
にする(S54)。出力レベルSLVの平均値AV1
第1下限値Vd1以下か、第1上限値Vu1以上であれば
(S52)、緊急性の低い異常が発生しているので、こ
れを示す異常フラグE1をオンし(S55)、RAM2
1aの内容(出力レベルSLV)をクリアし、取り込ん
だ回数C1 の変数を「0」にする(S54)。
【0029】なお、受信機2から状態返送命令を受けた
とき(S4)には、その煙火災感知器1は、そのアドレ
スおよび火災監視情報とともに、異常フラグE1または
E2の状態を返送する。このときに、異常フラグE1ま
たはE2がオンであれば、その煙火災感知器1が異常で
あることを受信機が認識できる。
【0030】図3は、上記実施例の動作を示すタイムチ
ャートである。
【0031】図3において、出力レベルSLV0は、初
期のノイズレベルV0から出力変化がない場合の特性で
あり、出力レベルSLV1は、経年変化によって出力レ
ベルSLVが徐々に増加した例であり、第1上限値Vu1
よりも多くなっている連続時間が第1時間T1よりも長
くなったときに、緊急性の低い誤報警報が発せられる。
出力レベルSLV2は、回路の腐食等により発光量が異
常に多くなった等によって出力レベルSLVが急激に増
加した例であり、第2上限値Vu2(第1上限値Vu1より
も多い値)よりもさらに多くなっている連続時間が第2
時間T2(第1時間T1よりも短い時間)よりも長くな
ったときに、緊急性が高い誤報警報が発せられる。
【0032】出力レベルSLV3は、経年変化によって
出力レベルSLVが徐々に減少した例であり、第1下減
値Vd1よりも少なくなっている連続時間が第3時間T3
よりも長くなったときに、緊急性が低い失報警報が発せ
られる。出力レベルSLV4は、素子断線等によって出
力レベルSLVが急激に減少した例であり、第2下限値
d2(第1下限値Vd1よりも少ない値)よりもさらに少
なくなっている連続時間が第4時間T4(第3時間T3
よりも短い)よりも長くなったときに、緊急性の高い失
報警報が発せられる。
【0033】上記実施例において、緊急性の高い異常が
発生した場合、その緊急性の高い異常を検出するための
第2時間T2、第4時間T4が、それぞれ第1時間T
1、第3時間T3よりも短く設定されているので、緊急
性の高い異常(緊急性が高い失報、誤報)を火災感知器
1自身が迅速に把握でき、火災受信機が煙火災感知器1
に対して頻繁に状態返送命令を送れば、煙火災感知器1
の異常状態を受信機が早期に知ることができる。しか
も、煙火災感知器1自身が定常値監視を実行するので、
煙火災感知器1自身で自己の異常を検出することがで
き、受信機の負担がその分だけ軽くなる。
【0034】なお、出力が変化しない出力レベルSLV
0の途中で、フラッシュ等によって出力レベルが一時的
に急増しても、その時間が第2時間T2よりも少なけれ
ば、誤報とは判断されない。
【0035】上記実施例において、第1時間T1、第3
時間T3に対応する第1回数Cm1、を20回に設定し、
第2時間T2、第4時間T4に対応する第2回数Cm2
3回に設定しているが、第1回数Cm1を第2回数Cm2
りも多く設定しさえすれば、第1回数Cm1、第2回数C
m2を上記以外の回数に設定してもよい。
【0036】また、第1下限値Vd1を判断する場合の第
1回数Cm1と、第1上限値Vu1を判断する場合の第1回
数Cm1とが異なるように設定してもよく、第2下限値V
d2を判断する場合の第2回数Cm2と、第2上限値Vu2
判断する場合の第2回数Cm2とが異なるように設定して
もよい。
【0037】また、一般的に、光電式煙火災感知器が自
己監視する場合、発光素子からの微小な光が無煙時に暗
箱内壁面で反射され、受光素子で受光され、この受光出
力を増幅回路で増幅した出力値を監視している。このよ
うに出力値が小さいので、判定精度に問題があり、そう
かといって増幅回路の増幅度を常に大きくすると、煙検
出範囲が小さくなるという問題がある。しかし、上記実
施例においては、故障検出の場合にのみ通常よりも増幅
度を高く切り換える手段を設けているので、故障検出時
には、十分な増幅度によって判定精度が向上し、火災検
出時には、通常の増幅度によって高濃度の煙まで増幅回
路が飽和することなく検出できる。
【0038】図4は、図2に示すフローチャートの変形
例を示すフローチャートであり、出力レベルSLVが所
定領域を逸脱したか否かを先に判断し、その後に、マイ
コンが出力レベルSLVを取り込んだ回数をカウントす
る動作を示すフローチャートである。
【0039】図4に示すフローチャートにおいて、ステ
ップS1〜S22は、それぞれ図2に示すステップS1
〜S22と同じである。
【0040】サンプルホールド回路42の出力レベルS
LVをマイコン10が取り込んだ(S22)後、出力レ
ベルSLVが、緊急性の低い失報警報を出す必要がない
第1下限値Vd1と、緊急性の低い誤報警報を出す必要が
ない第1上限値Vu1との間の値であれば(S61)、緊
急性の低い異常が発生していることを示す異常フラグE
1をオフにし(S62)、取り込んだ回数C1 の変数を
「0」にし(S63)、緊急性の高い異常が発生してい
ることを示す異常フラグE2をオフにし(S64)、取
り込んだ回数C2 の変数を「0」にし(S65)、監視
フラグFLをオフする(S66)。
【0041】ステップS61において出力レベルSLV
が第1下限値Vd1よりも小さいか、第1上限値Vu1より
も大きいと判断されれば(S61)、取り込んだ回数C
1 の変数を1インクリメントし(S71)、取り込んだ
回数C1 を第1回数Cm1、たとえば「20回」と比較し
(S72)、取り込んだ回数C1 が20回以上であれ
ば、緊急性の低い異常が発生しているので、これを示す
異常フラグE1をオンし(S73)、取り込んだ回数C
1 が20回未満であれば、異常フラグE1をオフのまま
にする。
【0042】そして、サンプルホールド回路42の出力
レベルSLVが、緊急性の高い失報警報を出す必要があ
る第2下限値Vd2よりも小さいか、緊急性の高い誤報警
報を出す必要がある第2上限値Vu2よりも大きければ
(S81)、取り込んだ回数C2 の変数を1インクリメ
ントし(S82)、取り込んだ回数C2 を第2回数
m2、たとえば「3回」と比較し(S83)、取り込ん
だ回数C2 が3回以上であれば、緊急性の高い異常が発
生しているので、これを示す異常フラグE2をオンする
(S84)。
【0043】図5は、上記実施例においてマイコン10
が実行する動作を示すフローチャートであり、失報検出
にのみ着目した場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【0044】図5に示すフローチャートは、基本的に
は、図2に示すフローチャートと同じであり、図2に示
すフローチャートにおけるステップS42、S43、S
45の代わりに、ステップ42a、S43a、S45a
が設けられ、図2に示すフローチャートにおけるステッ
プS52、S53、S55の代わりに、ステップ52
a、S53a、S55aが設けられている。
【0045】ステップ42aでは、RAM21bに記憶
されている複数の出力レベルSLVの平均値AV2 が第
2下限値Vd2よりも小さいか否かを判断し、第2下限値
d2よりも小さければ、失報に関する緊急性の高い異常
が発生しているので、これを示す異常フラグE2aをオ
ンし(S45a)、出力レベルSLVの平均値AV2
第2下限値Vd2以上であれば(S42a)、異常フラグ
E2aをオフする(S43a)。
【0046】ステップ52aでは、RAM21aに記憶
されている複数の出力レベルSLVの平均値AV2 が第
1下限値Vd1よりも小さいか否かを判断し、第1下限値
d1よりも小さければ、失報に関する緊急性の低い異常
が発生しているので、これを示す異常フラグE1aをオ
ンし(S55a)、出力レベルSLVの平均値AV2
第1下限値Vd1よも小さければ(S52a)、異常フラ
グE1aをオフする(S53a)。
【0047】図5に示すように火災検出ができないこと
につながる失報検出にのみ着目した場合でも、火災感知
器の異常を早期に知らせることができ、しかも、火災感
知器自身で自己の異常を検出することができる。
【0048】図6は、上記実施例においてマイコン10
が実行する動作を示すフローチャートであり、誤報検出
にのみ着目した場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【0049】図6に示すフローチャートは、基本的に
は、図2に示すフローチャートと同じであり、図2に示
すフローチャートにおけるステップS42、S43、S
45の代わりに、ステップ42b、S43b、S45b
が設けられ、図2に示すフローチャートにおけるステッ
プS52、S53、S55の代わりに、ステップ52
b、S53b、S55bが設けられている。
【0050】ステップ42bでは、RAM21bに記憶
されている複数の出力レベルSLVの平均値AV2 が第
2上限値Vu2よりも小さいか否かを判断し、第2上限値
u2よりも大きければ、誤報に関する緊急性の高い異常
が発生しているので、これを示す異常フラグE2bをオ
ンし(S45b)、出力レベルSLVの平均値AV2
第2上限値Vu2以下であれば(S42b)、異常フラグ
E2bをオフする(S43b)。
【0051】ステップ52bでは、RAM21aに記憶
されている複数の出力レベルSLVの平均値AV2 が第
1上限値Vu1よりも大きいか否かを判断し、第1上限値
u1よりも大きければ、誤報に関する緊急性の低い異常
が発生しているので、これを示す異常フラグE1bをオ
ンし(S55b)、出力レベルSLVの平均値AV2
第1上限値Vu1以下であれば(S52b)、異常フラグ
E1bをオフする(S53b)。
【0052】図6に示すように誤報検出にのみ着目した
場合でも、火災感知器の異常を早期に知らせることがで
き、しかも、火災感知器自身で自己の異常を検出するこ
とができる。
【0053】上記実施例は、光電式煙火災感知器1に適
用したものであるが、この光電式煙火災感知器1の代わ
りに熱火災感知器に、上記実施例を適用してもよい。こ
の場合、熱検出素子としてたとえばサーミスタを使用
し、通常、サーミスタの抵抗値を監視する。サーミスタ
の出力値について、故障判定を行う判別値を設ける必要
があるが、この判別値は、熱火災感知器の判別方式で異
なる。すなわち、差動式の火災判別の場合には、差分値
(温度変化)を求める方法として、所定時間前の出力値
との差を採る方式と、外気に影響されにくい火災感知器
筐体内部のサーミスタ等の感熱部の出力と比較する方式
とがあり、所定時間前の出力値または内部感熱部の出力
値を基準として、比率や偏差によって、故障判定の判別
値を算出し、故障判別を行う。定温式の火災判別の場合
には、サーミスタの出力値そのままを使用することによ
って故障判定の判別値を算出するようにすればよい。
【0054】また、煙火災感知器、熱火災感知器の代わ
りに、赤外線や紫外線等の光を検出する炎火災感知器
や、臭い、CO等の燃焼生成物を検出するガス火災感知
器に上記実施例を適用してもよい。
【0055】さらに、上記実施例は、火災感知器につい
ての例であるが、火災現象の物理量に対応する出力レベ
ルを火災受信機に送信できる火災感知器、いわゆるアナ
ログ式の火災感知器を使用すれば、上記実施例を火災受
信機に適用してもよい。
【0056】図7は、本発明の一実施例である火災受信
機2を示すブロック図である。
【0057】この実施例において、CPU(マイクロプ
ロセッサ)11は、受信機2の全体とこれに接続される
アナログ式火災感知器1等の端末とを制御するものであ
り、ROM101は、受信機2とこれに接続される端末
とを制御するプログラムが格納されているものであり、
RAM91は、RAM91a、91b、91cを有し、
RAM91a、91bは、それぞれポーリング動作によ
ってアドレス毎に各火災感知器1から収集した出力レベ
ルSLV(図1〜6の火災感知器1における出力レベル
の役割)を火災感知器毎に格納する領域であり、RAM
91cは、定常値監視を行う必要があるときにオンさせ
る定常値監視フラグFLやポーリング動作により出力レ
ベルSLVを取り込んだ回数C1 、C2 を火災感知器毎
に記憶する作業領域である。
【0058】また、受信機2は、設定データ(連動デー
タや各端末のデータ、表示データ等)を記録するEEP
ROM71と、ICカード82を受信機2内のバスに接
続するコネクタ81と、火災地区、自動試験の場所等を
表示しLEDや液晶等で構成される表示部110と、こ
のインターフェース111と、スイッチ等で構成される
操作部120と、このインターフェース121と、プリ
ンタ130と、このインターフェース131とを有す
る。挿入口80は、ICカード82を挿入するものであ
る。
【0059】EEPROM71は、図1に示す火災感知
器1のEEPROM22と同様に、第1上限値Vu1と、
第2上限値Vu2と、第1下限値Vd1と、第2下限値Vd2
と、第1回数Cm1と、第2回数Cm2を記憶するものであ
る。
【0060】CPU11は、図1に示す感知器1のマイ
コン10と同様に、火災感知器毎に火災感知器が検出し
た火災現象の物理量に対応する出力レベルが第1時間の
間、第1上限値よりも大きいことを検出したときに、火
災感知器の物理量検出手段が異常であると判断し、上記
出力レベルが第2時間の間、第2上限値よりも大きいこ
とを検出したときに、火災感知器の物理量検出手段が異
常であると判断し、上記出力レベルが、第3時間の間、
第1下限値よりも小さいことを検出したときに、火災感
知器の物理量検出手段が異常であると判断し、また、上
記出力レベルが第4時間の間、第2下限値よりも小さい
ことを検出したときに、火災感知器の物理量検出手段が
異常であると判断する手段の例である。
【0061】次に、上記受信機2の動作について説明す
る。
【0062】図8は、受信機2におけるCPU11が実
行する動作を示すフローチャートである。
【0063】まず、初期設定を行い(S101)、図示
しないポーリングのタイミングをとるクロックのパルス
によってポーリングを開始する(S102)。火災感知
器1が定常値監視用のデータを返送してくることを示す
フラグFLがオフであれば(S103)、アドレス毎に
(S104、S108、S110)各火災感知器1へ起
動命令を送出し(S105)、出力レベルSLVを作成
させ、状態情報返送命令(S106)によって、その出
力レベルSLVを返送させて火災監視を行い(S10
7)、次に行う定常値監視に備えて、フラグFLをオン
する(S108)。
【0064】ステップS103において定常値監視フラ
グFLがオンであれば、火災監視時と同様に、アドレス
毎に(S111、S115、S117)各火災感知器1
へ起動命令を送出し(S112)、定常値監視用の出力
レベルSLVを作成させ、状態情報返送命令(S11
3)によって、その出力レベルSLVを返送させて定常
値監視を行い(S114)、フラグFLをオフする(S
116)。
【0065】ステップS114においての定常値監視動
作は、火災感知器1の場合における定常値監視動作であ
る図2のステップS23〜S25、S31〜S33、S
41〜S45、S51〜S55と、また、図4のステッ
プS61〜S65、S71〜S73、S81〜S84と
を実行するものである。ここで、各ステップにおける図
1の火災感知器1のRAM21は、受信機2のRAM9
1を使用する。
【0066】すなわち、誤報を検出するためには、火災
感知器から受信した信号に基づく火災現象の物理量に対
応する出力レベルについて、第1上限値を設定する第1
上限値設定手段と、第1上限値よりも大きな値である第
2上限値を設定する第2上限値設定手段と、第1時間を
設定する第1時間設定手段と、第1時間よりも短い第2
時間を設定する第2時間設定手段と、判断手段とを、火
災受信機に設ければよい。この場合の判断手段は、出力
レベルが、第1時間の間、第1上限値よりも大きいこと
を検出したときに、火災感知器が異常である(誤報警報
を発する必要がある)と判断し、また、出力レベルが、
第2時間の間、第2上限値を越えていることを検出した
ときに、火災感知器が異常である(誤報警報を発する必
要がある)と判断する手段である。
【0067】また、失報を検出するためには、火災感知
器が検出した火災現象の物理量に対応する出力レベルに
ついて、第1下限値を設定する第1下限値設定手段と、
第1下限値よりも小さな値である第2下限値を設定する
第2下限値設定手段と、第1時間を設定する第1時間設
定手段と、第1時間よりも短い第2時間を設定する第2
時間設定手段と、判断手段とを、火災受信機に設ければ
よい。この場合の判断手段は、出力レベルが、第1時間
の間、第1下限値よりも小さいことを検出したときに、
火災感知器が異常である(失報警報を発する必要があ
る)と判断し、また、出力レベルが、第2時間の間、第
2下限値よりも小さいことを検出したときに、火災感知
器が異常である(失報警報を発する必要がある)と判断
する手段である。
【0068】さらに、失報警報と誤報警報との双方を検
出するためには、火災感知器が検出した火災現象の物理
量に対応する出力レベルについて、第1上限値を設定す
る第1上限値設定手段と、第1上限値よりも大きな値で
ある第2上限値を設定する第2上限値設定手段と、出力
レベルについて、第1下限値を設定する第1下限値設定
手段と、第1下限値よりも小さな値である第2下限値を
設定する第2下限値設定手段と、第1時間を設定する第
1時間設定手段と、第1時間よりも短い第2時間を設定
する第2時間設定手段と、第3時間を設定する第3時間
設定手段と、第3時間よりも短い第4時間を設定する第
4時間設定手段と、判断手段とを、火災受信機に設けれ
ばよい。上記判断手段は、出力レベルが、第1時間の
間、第1上限値よりも大きいことを検出したときに、火
災感知器が異常である(誤報警報を発する必要がある)
と判断し、出力レベルが、第2時間の間、第2上限値よ
りも大きいことを検出したときに、火災感知器が異常で
ある(誤報警報を発する必要がある)と判断し、出力レ
ベルが、第3時間の間、第1下限値よりも小さいことを
検出したときに、火災感知器が異常である(失報警報を
発する必要がある)と判断し、また、出力レベルが、第
4時間の間、第2下限値よりも小さいことを検出したと
きに、火災感知器が異常である(失報警報を発する必要
がある)と判断する手段である。
【0069】上記の場合も、火災感知器は、煙火災感知
器、熱火災感知器、炎火災感知器、ガス(臭い)火災感
知器のいずれでもよい。
【0070】なお、上記各実施例において、上限値が2
つ設けられているが、上限値を3つ以上設けてもよく、
この場合、各上限値に対応して時間を設定し、この時間
として、大きい上限値に対応する時間程短く設定する必
要がある。
【0071】また、上記各実施例において、下限値が2
つ設けられているが、下限値を3つ以上設けてもよく、
この場合、各下限値に対応して時間を設定し、この時間
として、小さい下限値に対応する時間程短く設定する必
要がある。そして、異常警報の種別としては1つでもよ
いが、寿命警報、緊急警報等、必要に応じて2つ以上に
区別してもよい。また、誤報側、失報側等、火災感知器
1側と受信機2側とで異常判別を分担してもよい。
【0072】
【発明の効果】請求項1〜に記載の発明によれば、火
災感知器自身で自己の異常を検出することができ、しか
も、火災感知器における緊急性の高い異常を早期に知ら
せることができるという効果を奏する。
【0073】請求項10〜12に記載の発明によれば、
火災受信機側が火災感知器の異常を監視する場合、火災
感知器における緊急性の高い異常を早期に検出すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例において、マイコン10が実行する
動作を示すフローチャートであり、失報検出と誤報検出
との双方を実行する場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】上記実施例の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図4】図2に示すフローチャートの変形例を示すフロ
ーチャートであり、マイコンが出力レベルSLVを取り
込んだ回数をカウントする前に、出力レベルSLVが所
定領域を逸脱したか否かを判断する動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】上記実施例においてマイコン10が実行する動
作を示すフローチャートであり、失報検出にのみ着目し
た場合の動作を示すフローチャートである。
【図6】上記実施例においてマイコン10が実行する動
作を示すフローチャートであり、誤報検出にのみ着目し
た場合の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例である火災受信機2を示す
ブロック図である。
【図8】受信機2におけるCPU11が実行する動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…光電式の煙火災感知器、 2…火災受信機、 10…マイクロコンピュータ、 20…ROM、 21…RAM、 22…EEPROM、 30…発光回路、 31…発光素子、 40…増幅回路、 41…受光素子、 FL…定常値監視を行う必要があるときにオンさせる定
常値監視フラグ、 SLV…サンプルホールド回路42の出力レベル、 C1 、C2 …出力レベルSLVをマイコン10が取り込
んだ数、 E1、E1a、E1b…緊急性の低い異常が煙火災感知
器1に発生していることを示す異常フラグ、 E2、E2a、E2b…緊急性の高い異常が煙火災感知
器1に発生していることを示す異常フラグ、 Vu1…増幅回路40の出力レベルの第1上限値、 Vu2…第1上限値Vu1よりも大きな値の第2上限値、 Vd1…第1下限値、 Vd2…第1下限値Vd1よりも小さな値の第2下限値、 T1…第1時間、 T2…第1時間T1よりも短い第2時間、 T3…第3時間、 T4…第3時間T3よりも短い第4時間、 Cm1…第1時間T1に対応する第1回数、 Cm2…第2時間T2に対応する第2回数であり、第1回
数よりも少ない回数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G08B 23/00 - 31/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災現象の物理量を検出する物理量検出
    手段と; この物理量検出手段の出力レベルについて、第1上限値
    を設定する第1上限値設定手段と; 上記第1上限値よりも大きな値である第2上限値を設定
    する第2上限値設定手段と; 第1時間を設定する第1時間設定手段と; 上記第1時間よりも短い第2時間を設定する第2時間設
    定手段と; 上記物理量検出手段の出力レベルが、上記第1時間の
    間、上記第1上限値よりも大きいことを検出したとき
    に、上記物理量検出手段が異常であると判断し、また、
    上記物理量検出手段の出力レベルが、上記第2時間の
    間、上記第2上限値よりも大きいことを検出したとき
    に、上記物理量検出手段が異常であると判断する判断手
    段と; を有し、上記物理量検出手段の出力レベルが、上記第1
    時間以上の間、上記第1上限値よりも連続して大きいこ
    とを検出したとき、または、上記物理量検出手段の出力
    レベルが、上記第2時間以上の間、上記第2上限値より
    も連続して大きいことを検出したときに、誤報警報を発
    することを特徴とする火災感知器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1時間における上記物理量検出手段の出力レベル
    の平均値が、上記第1上限値よりも大きいことを検出し
    たとき、または、上記第2時間における上記物理量検出
    手段の出力レベルの平均値が、上記第2上限値よりも大
    きいことを検出したときに、誤報警報を発することを特
    徴とする火災感知器。
  3. 【請求項3】 火災現象の物理量を検出する物理量検出
    手段と; この物理量検出手段の出力レベルについて、第1下限値
    を設定する第1下限値設定手段と; 上記第1下限値よりも小さな値である第2下限値を設定
    する第2下限値設定手段と; 第1時間を設定する第1時間設定手段と; 第1時間よりも短い第2時間を設定する第2時間設定手
    段と; 上記物理量検出手段の出力レベルが、上記第1時間の
    間、上記第1下限値よりも小さいことを検出したとき
    に、上記物理量検出手段が異常であると判断し、また、
    上記物理量検出手段の出力レベルが、上記第2時間の
    間、上記第2下限値よりも小さいことを検出したとき
    に、上記物理量検出手段が異常であると判断する判断手
    段と; を有することを特徴とする火災感知器。
  4. 【請求項4】 請求項において、 上記物理量検出手段の出力レベルが、上記第1時間以上
    の間、上記第1下限値よりも連続して小さいことを検出
    したとき、または、上記物理量検出手段の出力レベル
    が、上記第2時間以上の間、上記第2下限値よりも連続
    して小さいことを検出したときに、失報警報を発するこ
    とを特徴とする火災感知器。
  5. 【請求項5】 請求項において、 上記第1時間における上記物理量検出手段の出力レベル
    の平均値が、上記第1下限値よりも小さいことを検出し
    たとき、または、上記第2時間における上記物理量検出
    手段の出力レベルの平均値が、上記第2下限値よりも小
    さいことを検出したときに、失報警報を発することを特
    徴とする火災感知器。
  6. 【請求項6】 火災現象の物理量を検出する物理量検出
    手段と; この物理量検出手段の出力レベルについて、第1上限値
    を設定する第1上限値設定手段と; 上記第1上限値よりも大きな値である第2上限値を設定
    する第2上限値設定手段と; 上記物理量検出手段の出力レベルについて、第1下限値
    を設定する第1下限値設定手段と; 上記第1下限値よりも小さな値である第2下限値を設定
    する第2下限値設定手段と; 第1時間を設定する第1時間設定手段と; 上記第1時間よりも短い第2時間を設定する第2時間設
    定手段と; 第3時間を設定する第3時間設定手段と; 上記第3時間よりも短い第4時間を設定する第4時間設
    定手段と; 上記物理量検出手段の出力レベルが、上記第1時間の
    間、上記第1上限値よりも大きいことを検出したとき
    に、上記物理量検出手段が異常であると判断し、上記物
    理量検出手段の出力レベルが、上記第2時間の間、上記
    第2上限値よりも大きいことを検出したときに、上記物
    理量検出手段が異常であると判断し、上記物理量検出手
    段の出力レベルが、上記第3時間の間、上記第1下限値
    よりも小さいことを検出したときに、上記物理量検出手
    段が異常であると判断し、また、上記物理量検出手段の
    出力レベルが、上記第4時間の間、上記第2下限値より
    も小さいことを検出したときに、上記物理量検出手段が
    異常であると判断する判断手段と; を有することを特徴とする火災感知器。
  7. 【請求項7】 請求項において、 上記物理量検出手段の出力レベルが、上記第1時間以上
    の間、上記第1上限値よりも連続して大きいことを検出
    したとき、または、上記物理量検出手段の出力レベル
    が、上記第2時間以上の間、上記第2上限値よりも連続
    して大きいことを検出したときに、誤報警報を発し、一
    方、上記第3時間以上の間、上記第1下限値よりも連続
    して小さいことを検出したとき、または、上記物理量検
    出手段の出力レベルが、上記第4時間以上の間、上記第
    2下限値よりも連続して小さいことを検出したときに、
    失報警報を発することを特徴とする火災感知器。
  8. 【請求項8】 請求項において、 上記第1時間における上記物理量検出手段の出力レベル
    の平均値が、上記第1上限値よりも大きいことを検出し
    たとき、または、上記第2時間における上記物理量検出
    手段の出力レベルの平均値が、上記第2上限値よりも大
    きいことを検出したときに、誤報警報を発し、一方、上
    記第3時間における上記物理量検出手段の出力レベルの
    平均値が、上記第1下限値よりも小さいことを検出した
    とき、または、上記第4時間における上記物理量検出手
    段の出力レベルの平均値が、上記第2下限値よりも小さ
    いことを検出したときに、失報警報を発することを特徴
    とする火災感知器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜のいずれか1項において、 上記火災感知器は、煙火災感知器、熱火災感知器、炎火
    災感知器、ガス火災感知器の少なくとも1つであること
    を特徴とする火災感知器。
  10. 【請求項10】 火災感知器が検出した火災現象の物理
    量に対応する出力レベルについて、第1上限値を設定す
    る第1上限値設定手段と; 上記第1上限値よりも大きな値である第2上限値を設定
    する第2上限値設定手段と; 第1時間を設定する第1時間設定手段と; 上記第1時間よりも短い第2時間を設定する第2時間設
    定手段と; 上記出力レベルが、上記第1時間の間、上記第1上限値
    よりも大きいことを検出したときに、上記火災感知器が
    異常であると判断し、また、上記出力レベルが、上記第
    2時間の間、上記第2上限値よりも大きいことを検出し
    たときに、上記火災感知器が異常であると判断する判断
    手段と; を有することを特徴とする火災受信機。
  11. 【請求項11】 火災感知器が検出した火災現象の物理
    量に対応する出力レベルについて、第1下限値を設定す
    る第1下限値設定手段と; 上記第1下限値よりも小さな値である第2下限値を設定
    する第2下限値設定手段と; 第1時間を設定する第1時間設定手段と; 第1時間よりも短い第2時間を設定する第2時間設定手
    段と; 上記出力レベルが、上記第1時間の間、上記第1下限値
    よりも小さいことを検出したときに、上記火災感知器が
    異常であると判断し、また、上記出力レベルが、上記第
    2時間の間、上記第2下限値よりも小さいことを検出し
    たときに、上記火災感知器が異常であると判断する判断
    手段と; を有することを特徴とする火災受信機。
  12. 【請求項12】 火災感知器が検出した火災現象の物理
    量に対応する出力レベルについて、第1上限値を設定す
    る第1上限値設定手段と; 上記第1上限値よりも大きな値である第2上限値を設定
    する第2上限値設定手段と; 上記出力レベルについて、第1下限値を設定する第1下
    限値設定手段と; 上記第1下限値よりも小さな値である第2下限値を設定
    する第2下限値設定手段と; 第1時間を設定する第1時間設定手段と; 上記第1時間よりも短い第2時間を設定する第2時間設
    定手段と; 第3時間を設定する第3時間設定手段と; 上記第3時間よりも短い第4時間を設定する第4時間設
    定手段と; 上記出力レベルが、上記第1時間の間、上記第1上限値
    よりも大きいことを検出したときに、上記火災感知器が
    異常であると判断し、上記出力レベルが、上記第2時間
    の間、上記第2上限値よりも大きいことを検出したとき
    に、上記火災感知器が異常であると判断し、上記出力レ
    ベルが、上記第3時間の間、上記第1下限値よりも小さ
    いことを検出したときに、上記火災感知器が異常である
    と判断し、また、上記出力レベルが、上記第4時間の
    間、上記第2下限値よりも小さいことを検出したとき
    に、上記火災感知器が異常であると判断する判断手段
    と; を有することを特徴とする火災受信機。
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