JP3217386U - 雪受け具及び当該雪受け具を備える除雪機 - Google Patents

雪受け具及び当該雪受け具を備える除雪機 Download PDF

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Abstract

【課題】ハウジングより高く積った雪に対して、効果的な除雪を可能とする雪受け具及び当該雪受け具を備える除雪機を提供する。
【解決手段】昇降自在なオーガ7と、オーガ7を収容するハウジング8とを備えた除雪機1に取り付ける雪受け具15であって、雪受け具15は、板部材からなる雪受け具本体16と、雪受け具本体16をハウジング8に取り付ける支持脚17、17とを備え、支持脚17、17は、オーガ7を降下させた状態では、雪受け具本体16を除雪機1の前進方向に向けて低くなる傾斜状態に保持され、オーガ7を上昇させた状態では、雪受け具本体16を水平状態に保持されるものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、機体前部に雪面掻取用のオーガを有する除雪機に関して、オーガを収容するハウジングの上部に取り付ける雪受け部及び当該雪受け具を備える除雪機に関するものである。
従来、除雪機として、車輪またはクローラなどの走行部を設けた機体の前部にハウジングを取り付け、その内側に螺旋状の掻取羽根からなるオーガを横設し、オーガを昇降可能とするものがある(特許文献1)。
特開2015−81478号公報
しかし、従来の除雪機では、ハウジングの天面が前から後ろにかけて低くなるように傾斜して設けられており、ハウジングより高く積った雪に対して除雪機を前進させると、ハウジングの天面に積載された雪が作業者の方へなだれ落ちてくるため、作業性に問題があった。
また、従来の除雪機では、ハウジングより高く積った雪を除雪する場合、まず上側の雪を除雪し、その後下側の雪を除雪するが、上側の雪を除雪する際に除雪機が下側の雪の上を前進する。この時、除雪機により踏み固められた下側の雪は上り傾斜となることが多い。上側の雪を除雪した後、踏み固められた下側の雪の上で除雪機を後退させる必要があるが、除雪機を操作する作業者は除雪機の後側で作業を行うため、除雪機を後退させるときには、重量のある除雪機が作業者の方に移動するため、身の危険を感じることがあった。
そこで、本考案は、ハウジングより高く積った雪に対して、効果的な除雪を可能とする雪受け具及び当該雪受け具を備える除雪機を提供することを目的とする。
請求項1記載の本考案の雪受け具は、昇降自在のオーガと、前記オーガを収容するハウジングとを備える除雪機に取り付ける雪受け具であって、板部材からなる雪受け具本体と、前記雪受け具本体を前記ハウジングに取り付ける取付部と、を備え、前記オーガを降下させた状態では、前記雪受け具本体が前記除雪機の前進方向に向けて低くなる傾斜状態に保持され、前記オーガを上昇させた状態では、前記雪受け具本体が略水平状態に保持されることを特徴とする。
請求項2記載の本考案の雪受け具は、前記雪受け具本体の上面に立設した落雪防止部を備えることを特徴とする。
請求項3記載の本考案の雪受け具は、前記雪受け具本体は矩形状に形成され、前記落雪防止部は前記雪受け具本体の上面であって前端を除く周縁部に立設されたことを特徴とする。
請求項4記載の本考案の雪受け具は、前記雪受け具本体は、前記ハウジングの天面の全幅を被覆可能な形状とし、前記取付部は、前記雪受け具本体の前端を前記ハウジングの天面の前端と合わせた状態で、前記ハウジングと前記雪受け具本体とを連結することを特徴とする。
請求項5記載の本考案の雪受け具は、前記雪受け具本体の前端を下方に折り曲げた係止部を備え、前記係止部を、前記ハウジングの天面の前端に係止可能としたことを特徴とする。
請求項6記載の本考案の雪受け具は、前記雪受け具本体の前端を前記ハウジングの天面の前端に回動自在に連結するヒンジ部を備え、前記取付部を伸縮自在とし、前記取付部の伸縮に合せて前記雪受け具本体を起伏自在としたことを特徴とする。
請求項7記載の本考案の除雪機は、請求項1〜6に記載の雪受け具を備えたことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、ハウジングより高く積った雪を除雪する場合に、ハウジングより高い位置の雪を雪受け具で受けて、雪がハウジングの上部から作業者の方へなだれ落ちてくるのを防ぎ、ハウジングより高く積った雪に対して、効果的な除雪を可能とするとともに、既存の除雪機への後付けが容易な除雪機用の雪受け具を提供することができる。また、オーガを上昇させると、雪受け具本体が略水平状態に保持されるので、雪を雪受け具に安定した状態で積むことができる。また、雪受け具に積まれた雪は、オーガを降下させると、雪受け具本体の傾斜に沿って除雪機の前方に滑り落ちるので、そのまま降下した状態のオーガで除雪することができるため、ハウジングより高く積った雪に対して、効果的な除雪を可能とする。
請求項2の考案によれば、雪受け具本体に積まれた雪が落下するのを防ぐことができる。
請求項3の考案によれば、除雪機を前進させて雪受け具本体の前端側から雪を積む際に、落雪防止部が雪に引っ掛かるのを防ぎ、雪受け具本体に雪を崩さないように積むことができる。また、オーガを下降させて、雪受け具本体の傾斜に沿って除雪機の前方に雪を降ろす際に、雪受け具本体の前端に雪が引っ掛かるのを防ぎ、速やかに雪を降ろすことができる。
請求項4の考案によれば、ハウジングより高く積った雪を除雪する場合に、ハウジングの上部を通過しようとする雪を雪受け部本体で効果的に受けることができる。
請求項5の考案によれば、係止部を除雪機のハウジングの天面の前端に係止することで、雪受け具の取り付けの際の位置合わせを容易とし、また、ハウジングと雪受け具の境目を無くすことで、ハウジングと雪受け具との間に雪が入り込むことを防ぎ、効果的な除雪を行うことができる。
請求項6の考案によれば、雪受け具によって視界が遮られる場合には、取付部を収縮させて、雪受け具を倒伏させることで、視界を確保することができる。
請求項7の考案によれば、ハウジングより高く積った雪に対して、効果的な除雪を可能とする除雪機を提供することができる。
本考案の実施例1に係る除雪機において、除雪部を降下させた状態の側面図である。 同上、除雪部を上昇させた状態の除雪機の側面図である。 同上、除雪部の正面図である。 同上、ハウジングの高さ以上の雪に対する準備状態の除雪機を示す側面図である。 同上、図4の状態から、除雪機を雪に向けて前進させて、除雪した状態を示す側面図である。 同上、図5の状態から、除雪部を上昇させて、除雪機を後退させた状態を示す側面図である。 同上、図6の状態から、除雪部を降下させて、雪受け具の雪を降ろした状態を示す側面図である。 本考案の実施例2に係る除雪機において、除雪機を降下させた状態の側面図である。 同上、雪受け具の平面図である。 本考案の実施例3に係る除雪部を作業用車両に接続し、除雪部を降下させた状態を示す側面図である。 同上、除雪部を上昇させた状態を示す側面図である。 同上、図10の状態から、取付部を収縮して雪受け具を倒伏した状態を示す側面図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
以下、本考案の第1実施例を図1〜図7を参照して説明する。図1、図2、図4〜図7において、図中の右側を除雪機の前進方向とするとともに、図中の左側を除雪機の後退方向とする。符号1で示す本実施例の除雪機は、除雪機1を走行させる走行部2と、除雪を行う除雪部3とを備えた歩行型の除雪機としている。
走行部2は、機体フレーム4と、機体フレーム4の下部に備えた左右一対のクローラ5と、機体フレーム4の後部に備えた操縦ハンドル6とを備えている。さらに、機体フレーム4の後部には、図示しないが除雪部3の昇降や走行部2の前進・後退・左右旋回・エンジンのオン/オフ・オーガのオン/オフ・緊急停止用の安全スイッチ等の各種操作手段を備えた操作盤を備えている。
除雪部3は、螺旋状の掻き取り用羽根から構成されるオーガ7と、オーガ7を横設して収容するハウジング8と、ハウジング8の後部に連結されたブロワ9と、ブロワ9に連結されたシュータ10とを備え、オーガ7によって掻き集められた雪Sを、ブロワ9の噴出力によりシュータ10から放出して除雪作業を行うものである。
尚、除雪部3とクローラ5は、機体フレーム4に搭載した図示しないディーゼルエンジン又はガソリンエンジンからの駆動力によって駆動する。
ハウジング8は、前方から後方にかけて低くなるように傾斜した天面11と、ブロワ9に連結された後面12と、オーガ7を軸支する左側面13及び右側面14とを備えている。
尚、除雪部3は、走行部2に対して図示しない昇降機構によって昇降自在に備えている。
本実施例では、上述の除雪機1のハウジング8の上部に雪受け具15を取り付けて使用する。以下、雪受け具15の構成について説明する。雪受け具15は、金属製の板部材からなる雪受け具本体16と、雪受け具本体16をハウジング8に取り付ける取付部である一対の支持脚17、17とを備えている。
図3に示すように、雪受け具本体16は、ハウジング8の天面11の全幅Wを被覆可能な大きさに形成された矩形状としている。
図3に示すように、雪受け具本体16は、除雪機1の前進方向と対向する前端18を除く、周縁の後端19、左端20、及び右端21を連続させて垂直に立ち上げた落雪防止部22を備えている。落雪防止部22は、雪受け具本体16に積んだ雪Sが除雪機1の振動等により雪受け具本体16から滑り落ちることを防止するものである。そのため、落雪防止部22の高さは、雪Sが滑り落ちない高さであれば任意に変更可能である。
図1に示すように、雪受け具本体16の前端18は、下方に折り曲げ形成された係止部23を備えている。
図1に示すように、雪受け具本体16は、除雪機1の前進方向に向けて低くなる傾斜状態となるように、後端19から前端18にかけて斜め下向きに傾斜して備えている。
図1及び図2に示すように、支持脚17、17は、雪受け具本体16の左端20及び右端21から下方に向けて取り付けられた一対の金属製のプレートからなる。
支持脚17、17は、雪受け具本体16の係止部23をハウジング8の天面11の前端11Aに係止させた状態で、図1、図4、図5、図7に示すような除雪部3を降下させた状態では、雪受け具本体16を除雪機1の前方に向けた下向きの傾斜状態とし、図2、図6に示すような除雪部3を上昇させた状態では、雪受け具本体16が略水平状態となるように、雪受け具本体16の左端20及び右端21と、ハウジング8の天面11とを連結するものである。
本実施例の除雪機1は、作業者Mが操縦ハンドル6を握り、走行部2を前進させながらオーガ7で雪Sをハウジング8内に掻き集め、掻き集めた雪Sをシュータ10で投雪する。 次に、ハウジング8の高さH1以上の高さH2(H1<H2)まで積った雪Sを除雪する方法について、図4〜図7を用いて説明する。
まず、図4に示すような準備状態で降下した状態の除雪部3のまま、図5に示すように除雪機1を雪Sに向けて前進させる。この場合、ハウジング8の高さH1以下の雪Sはオーガ7によってハウジング8内に掻き集められてシュータ10で投雪される。また、ハウジング8の高さH1以上の高さH2まで積った雪Sは、雪受け具本体16に積まれる。
そして、図6に示すように、除雪部3を上昇させて雪受け具本体16に雪Sを積んだまま、除雪機1を後退させる。図6に示すように、ハウジング8の高さH1以上の高さH2まで積った雪Sは、略水平状態の雪受け具本体16に安定した状態で積まれる。
次に、図7に示すように、除雪部3を降下させると、雪受け具本体16は前進方向に向けて低くなる傾斜状態となり、雪受け具本体16に積まれた雪Sは雪受け具本体16の傾斜に沿って除雪機1の前方に滑り落ち、除雪機1を前進させると、降下した状態の除雪部3で除雪することができる。
以上のように本実施例の雪受け具15は、昇降自在のオーガ7と、オーガ7を収容するハウジング8とを備えた除雪機1に取り付ける雪受け具15であって、板部材からなる雪受け具本体16と、雪受け具本体16をハウジング8に取り付ける取付部としての支持脚17、17とを備え、支持脚17、17は、オーガ7を降下させた状態では、雪受け具本体16が除雪機1の前進方向に向けて低くなる傾斜状態に保持され、オーガ7を上昇させた状態では、雪受け具本体16が略水平状態に保持されるものである。
この場合、ハウジング8より高く積った雪Sを除雪する場合に、ハウジング8より高い位置の雪Sを雪受け具15で受けて、雪Sがハウジング8の上部から作業者Mの方へ落ちてくるのを防ぎ、ハウジング8より高く積った雪Sに対して、効果的な除雪を可能とするとともに、既存の除雪機1への後付けが容易な除雪機用雪受け具15を提供することができる。また、オーガ7を上昇させると、雪受け具本体16が略水平状態に保持されるので、雪Sを雪受け具15に安定した状態で積むことができる。また、雪受け具15に積まれた雪Sは、オーガ7を降下させると、雪受け具本体16の傾斜に沿って除雪機1の前方に滑り落ちるので、そのまま降下した状態のオーガ7で除雪することができるため、ハウジング8より高く積った雪Sに対して、効果的な除雪を可能とする。
また、本実施例の雪受け具15は、雪受け具本体16の上面に立設した落雪防止部22を備えたことにより、雪受け具本体16に積まれた雪Sが落下するのを防ぐことができる。
また、本実施例の雪受け具15は、雪受け具本体16は矩形状に形成され、落雪防止部22は雪受け具本体16の上面であって前端18を除く周縁部である後端19、左端20、右端21に立設されたことにより、除雪機1を前進させて雪受け具本体16の前端18側から雪Sを積む際に、落雪防止部22が雪Sに引っ掛かるのを防ぎ、雪受け具本体16に雪Sを崩さないように積むことができる。また、オーガ7を下降させて、雪受け具本体16の傾斜に沿って除雪機1の前方に雪Sを降ろす際に、雪受け具本体16の前端18に雪Sが引っ掛かるのを防ぎ、速やかに雪Sを降ろすことができる。
また、本実施例の雪受け具15は、雪受け具本体16は、ハウジング8の天面11の全幅Wを被覆可能な形状とし、支持脚17、17は、雪受け具本体16の前端18をハウジング8の天面11の前端11Aと合わせた状態で、ハウジング8と雪受け具本体16とを連結している。
この場合、ハウジング8より高く積った雪Sを除雪する場合に、ハウジング8の上部を通過しようとする雪Sを雪受け部本体16で効果的に受けることができる。
また、本実施例の雪受け具15の雪受け具本体16の前端18を下方に折り曲げた係止部23を備え、係止部23を、ハウジング8の天面11の前端11Aに係止可能としている。
この場合、係止部23を除雪機1のハウジング8の天面11の前端11Aに係止することで、雪受け具15の取り付けの際の位置合わせを容易とし、また、ハウジング8と雪受け具15の境目を無くすことで、ハウジング8と雪受け具15との間に雪Sが入り込むことを防ぎ、効果的な除雪を行うことができる。
以下、本考案の第2実施例を図8及び図9を参照して説明する。図8において、図中の右側を除雪機の前進方向とするとともに、図中の左側を除雪機の後退方向とする。尚、図8に示す、左側面、右側面を備えない天面11と後面12のみで構成されるハウジング8でも、支持脚17、17をハウジングの天面11に固定するものとする。
本実施例の雪受け具本体16の後端19は、シュータ10の後方まで延設されている。ここで、後端19の延設に伴って、雪受け具本体16がシュータ10の動作を阻害しないように、シュータ10の回転動作のための動作範囲を確保するためのシュータ動作用開口部24が、後端19からシュータ10の周囲にかけて切り欠いて形成されている。
この場合、雪受け具本体16の後端19側を延長して、雪受け具本体16の面積を拡大したことにより、より多くの雪を積むことが可能となる。
また、本実施例では、雪受け具本体16の後端19側と天面11とを連結する補助用支持脚25を備えたことにより、雪受け具本体16の後端19側を延設したことによる雪受け具本体16の面積増加に伴い、積載荷重が増加した雪受け具15の強度を補っている。
また、シュータ動作用開口部24は、シュータ10の周囲から後端19にかけて雪受け具本体16を切り欠いて形成されたことで、シュータ10とシュータ動作用開口部24との隙間にある雪Sは、除雪機1を前進させることにより、シュータ動作用開口部24の後端19側の切り欠き部24Aから雪受け具本体16の後方へと送られ、シュータ10とシュータ動作用開口部24との隙間24Bに雪Sが詰まり、シュータ10の動作が阻害されるのを防ぐことができる。
さらに、本実施例の落雪防止部22は、雪受け具本体16の周縁の後端19、左端20、及び右端21に沿って連続させて垂直に立ち上げた雪受け具本体側22Aと、シュータ動作用開口部24の周縁に沿って連続させて垂直に立ち上げたシュータ動作用開口部側22Bとを一体的に連続して形成したことにより、雪受け具本体16に積まれた雪Sが落下するのを防ぐとともに、特にシュータ動作用開口部側22Bによって、シュータ10とシュータ動作用開口部24との隙間24Bに雪Sが詰まりシュータ10の動作が阻害されるのを防ぐことができる。
また、落雪防止部22において、雪受け具本体側22Aとシュータ動作用開口部側22Bを異なる高さとしてもよく、シュータ動作用開口部側22Bを雪受け具本体16側22Aより高くすることで、隙間24Bでの雪Sの詰まりをより効果的に防ぐことができる。
以下、本考案の第3実施例を図10乃至図12を参照して説明する。図10乃至図12において、図中の右側を除雪機の前進方向とするとともに、図中の左側を除雪機の後退方向とする。
本実施例では、トラクタ等の農用車両、工事用車両、建設用車両等の各種作業用車両26に接続された除雪部3に、本考案の雪受け具15を採用した構成について説明する。尚、本実施例では作業用車両26にトラクタを例に挙げて説明する。
作業用車両26は、作業機を接続するための接続部27を備えており、接続部27には、作業機にエンジン動力を伝達するための図示しないPTO(Power take-off)軸を備えている。本実施例では、前述の作業機の一つとして除雪部3が接続部27に接続される。尚、本実施例の除雪部3は、作業用車両26に対して図示しない昇降機構によって昇降自在に備える。
接続部27に接続された除雪部3では、PTO軸を介して作業用車両26のエンジン動力がオーガ7、ブロワ9、及び昇降機構の駆動力へと提供される。尚、除雪部3の各種機能は、作業用車両26の運転席から操作可能とすることが好ましい。
接続部27は、作業用車両26の前部又は後部に備えるものであり、本実施例では図10乃至図12に示すように作業用車両26の前部に接続部27を備えた構成を例に説明する。
本実施例の雪受け具15では、雪受け具本体16の前端18とハウジング8の天面11の前端11Aをヒンジ部28で連結している。雪受け具本体16は、ヒンジ部28を回動軸としてハウジング8に対して起伏可能に備えている。
また、本実施例では、支持脚17、17を一対の油圧シリンダとしており、雪受け具本体16の左端20及び右端21から下方に向けて取り付けられている。
支持脚17、17は、伸張状態において、図10に示すような除雪部3を降下させた状態では、雪受け具本体16を除雪機1の前方に向けた下向きの傾斜状態とし、図11に示すような除雪部3を上昇させた状態では、雪受け具本体16が略水平状態となるように、雪受け具本体16の左端20及び右端21と、ハウジング8の天面11とを連結するものである。尚、支持脚17、17の駆動力は、PTO軸を介して作業用車両26のエンジン動力から供給されるものとする。
また、支持脚17、17は、収縮状態において、図12に示すような雪受け具本体16の後端19が、好ましくは前端18と同等の高さかそれ以下まで降下して、作業用車両26の運転席から少なくともハウジング8の天面11の前端11Aが見えるようになっている。
本実施例では、支持脚17、17を伸縮可能として、雪受け具15をハウジング8に対して起伏可能に備えることで、作業用車両26の進行方向での視界が雪受け具15によって遮られる場合には、図12に示すように支持脚17、17を収縮させて、ヒンジ部28を回動軸として雪受け具本体16の後端19を下げるように倒伏させることにより、作業用車両26の視界を確保することができる。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、雪受け具本体16の形状、支持脚17の本数については適宜変更してもよく、また、除雪機1の走行手段にクローラ5を例に挙げたが、車輪としてもよい。第3実施例の支持脚17、17では、油圧シリンダを例に挙げたが、伸縮する機構を有するものであれば、特に限定されるものではない。また、第3実施例において除雪部3の各種駆動力を、PTO軸を介して作業用車両のエンジン動力から供給する構成としたが、特に限定されるものではない。
1 除雪機
7 オーガ
8 ハウジング
11 天面
11A 前端
15 雪受け具
16 雪受け具本体
17 支持脚(取付部)
18 前縁
22 落雪防止部
23 係止部

Claims (7)

  1. 昇降自在のオーガと、前記オーガを収容するハウジングとを備える除雪機に取り付ける雪受け具であって、
    板部材からなる雪受け具本体と、
    前記雪受け具本体を前記ハウジングに取り付ける取付部と、を備え、
    前記オーガを降下させた状態では、前記雪受け具本体が前記除雪機の前進方向に向けて低くなる傾斜状態に保持され、
    前記オーガを上昇させた状態では、前記雪受け具本体が略水平状態に保持されることを特徴とする雪受け具。
  2. 前記雪受け具本体の上面に立設した落雪防止部を備えることを特徴とする請求項1に記載の雪受け具。
  3. 前記雪受け具本体は矩形状に形成され、
    前記落雪防止部は前記雪受け具本体の上面であって前端を除く周縁部に立設されたことを特徴とする請求項2記載の雪受け具。
  4. 前記雪受け具本体は、前記ハウジングの天面の全幅を被覆可能な形状とし、
    前記取付部は、前記雪受け具本体の前端を前記ハウジングの天面の前端と合わせた状態で、前記ハウジングと前記雪受け具本体とを連結することを特徴とする請求項1又は2記載の雪受け具。
  5. 前記雪受け具本体の前端を下方に折り曲げた係止部を備え、
    前記係止部を、前記ハウジングの天面の前端に係止可能としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の雪受け具。
  6. 前記雪受け具本体の前端を前記ハウジングの天面の前端に回動自在に連結するヒンジ部を備え、
    前記取付部を伸縮自在とし、前記取付部の伸縮に合せて前記雪受け具本体を起伏自在としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の雪受け具。
  7. 請求項1〜6に記載の雪受け具を備える除雪機。
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