JP3216904U - 被服 - Google Patents

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山田 善昭
善昭 山田
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株式会社ヤマショウ
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Abstract

【課題】通気性は大きく損なうことなく雨等の浸入を効果的に抑制することができる被服を提供する。【解決手段】本考案の被服は、通気性を有する布地6で構成され、布地6に撥水性皮膜7を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、通気性を有する布地で構成される被服に関するものである。
例えば帽子や腕カバー、足カバー、ブラウス等の被服は、一般的に通気性を有する布地で構成される。このような被服は、汗をかいても被服の内側は蒸れにくいため、例えば暑い屋外での作業時など、汗をかきやすい環境での使用にも好適である。一方、このような被服は、雨等で濡れると水分が内側にすぐにしみ込んでしまうため、肌が濡れるうえ、布地が肌にまとわりついて不快に感じるという不具合がある。
従来、雨等で濡れても水分が内側に浸透しにくい被服としては、例えば特許文献1に示されている帽子が知られている。この帽子は、通気性のよい布地の表側にビニール等の防水性素材のカバーを被せて開口周囲を部分的に固定したものであり、カバーによって雨等が内側に浸透するのを防止する一方、布地とカバーとが固定されていない隙間から空気が出入りできるため、通気性が確保されるとしている。
登録実用新案第3006162号公報
しかし特許文献1の帽子は、外側のカバーが内側の布地全体を覆っているため、帽子の開口周囲に隙間があるとはいえ、空気が出入りできる部分は大きく制限されている。このため、暑い屋外で被ると汗で蒸れやすく、また頭部の熱も内側にこもりやすくなる。
本考案はこのような問題点を解決することを課題とするものであり、通気性は大きく損なうことなく雨等の浸入を効果的に抑制することができる被服を提供することを目的とする。
本考案は、通気性を有する布地で構成され、該布地に撥水性皮膜を有する被服である。
このような被服において、前記布地は、虫忌避剤を含有することが好ましい。
また前記布地の裏側に、接触冷感を呈する他の布地を設けることが好ましい。
そして前記被服は帽子であって、前記他の布地は、該帽子の裏側全体を覆って設けられる、又は着用時に額に位置する部位に設けられることが好ましい。
本考案における布地は、撥水性皮膜を有している。ここで布地は、繊維を織って作られていて、織られた繊維の間には細かい隙間がある。このため布地に撥水性皮膜を設けた場合にも、布地が皮膜で完全に覆われることはなく、隙間があいた状態になっている。また、発汗したときに汗腺から出る汗の粒は小さく、布地及び皮膜の隙間を容易に通過する。このため、汗をかいても被服の内側は蒸れにくくなる。また、体からの熱も外部に発散させることができる。一方、被服に雨等がかかっても雨等の水滴は大きく、この隙間から浸入する前に水滴は被服の表面を転がっていくため、雨等の浸透を効果的に抑制することができる。
上述したように、布地に設けた撥水性皮膜は隙間があいた状態にあるため、布地に虫忌避剤を含有する場合は、この隙間を通して虫忌避剤が被服の外側に発散する。このため、屋外での作業時でも被服に虫が寄りつきにくくなる。
また、布地の裏側に接触冷感を呈する他の布地を設ける場合は、発汗時の不快感を抑えることができる。また他の布地で吸収した汗は撥水性皮膜の隙間を通して蒸発させることができるため、汗を吸収した他の布地が湿ったままになることがない。
なお、本考案の被服は、例えば腕カバー、足カバー、ブラウス等など種々のものが含まれ、何れに適用しても好適であるが、主に屋外で使用されて雨で濡れることがある帽子に適用すると特に好適である。
本考案に従う被服の一実施形態である帽子について示した図であって、図1(a)は表側の斜視図であり、図1(b)は裏側の斜視図である。 図2(a)は、布地に撥水性皮膜を設ける前の部分拡大断面図であり、図2(b)は布地に撥水性皮膜を設けた後の部分拡大断面図であり、図2(c)は、図1(b)に示すA−Aに沿う断面図である。
以下、図面を参照して、本考案に従う被服の一実施形態である帽子について説明する。なお、本明細書等における「前」、「後」、「上」、「下」の関係は、着用者が頭に被った状態における着用者にとっての位置関係をいう。
図中符号1は、本考案に従う帽子の一実施形態を示す。本実施形態の帽子1は、クラウン2と、鍔3と、日除け4と、汗取り5(図1(b)参照)を備えている。
クラウン2は、着用者の頭部を覆うものである。本実施形態においては概略伏せ椀状をなしている。
鍔3は、着用者の顔の前方から突き出すように設けられるものである。本実施形態の鍔3は、概略半円環状をなしていて、クラウン2の下方における前方縁部に縫着されている。
日除け4は、主に着用者の首の後方を覆い隠すものである。本実施形態の日除け4は、図示したように鍔3よりも大きな概略半円環状をなすものであり、クラウン2の下方における後方縁部に縫着されている。なお、日除け4の大きさを大きくして、着用時に首の側方や前方、更には顔の側方が覆われるようにしてもよい。
上述したクラウン2、鍔3、日除け4は、通気性を有する布地6(図2(a)参照)で構成されている。本実施形態の布地は、動物性或いは植物性の天然繊維(例えば綿、麻等)や、これに合成繊維(例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン等)を混紡した繊維を、図2(a)に示すように縦横に組み合わせて織って作られている。なお、織られた繊維の間には、図示したように細かい隙間がある。
また本実施形態の布地6は、虫忌避剤を含有している。具体的には、図2(a)のようにして織った布地6を、虫忌避剤を含む溶剤に漬けて布地6にしみ込ませ、その後乾燥処理を行って布地に定着させている。なお虫忌避剤は、徐放性を有するマイクロカプセルに封入したものを使用すると、長期に亘って忌避効果を発揮させることができる。
更にこの布地6には、図2(b)においてハッチングを付して示す撥水性皮膜7が設けられている。本実施形態においては、布地6の表側に撥水性溶剤を吹き付けることで撥水性皮膜を形成している。撥水性溶剤は、布地6の裏側に吹き付けてもよいし、両側に吹き付けてもよい。ここで、上述したように布地6の繊維間には細かい隙間があるため、図2(b)に示すように撥水性皮膜を吹き付けた状態でも、布地の表側や裏側が皮膜で完全に覆われることはなく、隙間があいた状態になっている。
なお、撥水性皮膜7を設けた後は、布地に虫忌避剤を含有させにくくなる。このため、まず虫忌避剤を含む溶剤に漬けて布地にしみ込ませる工程を実施した後、撥水性溶剤を吹き付ける工程を実施することが好ましい。
そして図1(b)に示す汗取り5は、帯状をなすものであって、クラウン2の内周面における下縁に沿って設けられる。また汗取り5は、接触冷感を呈する布地で構成されている。接触冷感を呈する布地とは、肌が触れた際に冷たさを感じる布地であり、このような機能を発揮させる機序としては、熱伝導率や熱拡散率が高い布地を使って肌の熱を布地に素早く移動させることや、肌の汗を吸い取ったり、水に浸したりして布地に水分を含ませ、その水分を素早く蒸発させて気化熱を奪うことが挙げられる。具体的には、キュプラとポリエステルで構成される複合繊維(例えば、旭化成株式会社製のペアクール(登録商標)等)を使用したもの、ポリエステルとエバールとの複合繊維(例えば株式会社クラレ製のソフィスタ(登録商標)等)を使用したもの、ポリエチレン繊維(例えば東洋紡績株式会社のアイスマックス(登録商標)等)、マイカ鉱石を蒸着したナイロンとレーヨンを組み合わせたもの、中空糸のように繊維自体に空隙を持たせたり、隣接する繊維間に空隙を持たせたりして毛細管現象を発現させるもの(例えば帝人株式会社製のウェーブロン(登録商標)等)を挙げることができる。なお汗取り5は、クラウン2に縫い付けてもよいし、例えば面ファスナーを利用してクラウン2から取り外すことができるようにしてもよい。
このような形態になる帽子1において、クラウン2、鍔3、及び日除け4を構成する布地6に設けられた撥水性皮膜7は、上述したように隙間があいている。このため、帽子1を被っている状態で頭から発汗しても、汗腺から出る汗の粒は小さく、布地6及び撥水性皮膜7の隙間を容易に通過する。一方、帽子1に雨等がかかる場合、雨粒は比較的大きく、撥水性皮膜7の隙間からは浸入しにくいため、この皮膜の撥水性効果によって雨粒は、帽子1の表面を転がって帽子1から落下する。従って本実施形態の帽子1によれば、汗をかいても蒸れにくいうえ、雨等の浸透を防いで快適な装着感を得ることができる。
また汗取り5によって、帽子1を被っているときの額の汗を吸収することができるため、汗が顔を伝う等の不快さを解消することができる。また汗取り5によって冷たさを感じることができるため、暑い屋外での作業も快適に行うことができる。なお汗取り5は、撥水性皮膜7を設けたクラウン2に接しているものの、撥水性皮膜7には隙間があるため、汗取り5で吸収した水分の蒸発が妨げられることがない。
また、クラウン2、鍔3、及び日除け4を構成する布地に含有されている虫忌避剤は、撥水性皮膜7の隙間を通して帽子1の外側に発散するため、虫の寄りつきを防ぐ効果も得ることができる。
なお、本考案は、これまでに説明した実施形態に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えば汗取り5を構成する接触冷感を呈する布地は、クラウン2の裏側全体や、クラウン2と鍔3の裏側全体、更にはクラウン2、鍔3及び日除け4の裏側全体を覆うものでもよい。ここで、接触冷感を呈する布地を鍔3や日除け4の裏側にも設ける場合は、発汗した汗を、肌に直接触れていない鍔3や日除け4の裏側から効果的に蒸発させることができるため、高い冷感効果を得ることができる。
また本考案は、上述した帽子に限られず、腕カバー、足カバー、ブラウス等の被服に適用することも可能である。
1:帽子
2:クラウン
3:鍔
4:日除け
5:汗取り
6:布地
7:撥水性皮膜

Claims (4)

  1. 通気性を有する布地で構成され、該布地に撥水性皮膜を有する被服。
  2. 前記布地は、虫忌避剤を含有する請求項1に記載の被服。
  3. 前記布地の裏側に、接触冷感を呈する他の布地を設けてなる請求項1又は2に記載の被服。
  4. 前記被服は帽子であって、前記他の布地は、該帽子の裏側全体を覆って設けられる、又は着用時に額に位置する部位に設けられる請求項3に記載の被服。
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