JP3216352B2 - 駆動装置の製造方法 - Google Patents
駆動装置の製造方法Info
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Description
関するものである。
ン、及び電気モータ(以下「モータ」という。)を搭載
したハイブリッド型車両は、エンジンを駆動して発電機
を作動させ、該発電機の電力によってモータを駆動する
ようにしたシリーズ型のハイブリッド型車両と、エンジ
ン及びモータによって発生させられた動力を駆動輪に伝
達することができるようにし、エンジン及びモータの少
なくとも一方を駆動するようにしたパラレル型のハイブ
リッド型車両に分けることができる。
合、エンジン及びモータはハイブリッド型車両の前方及
び後方にそれぞれ別々に搭載され、パラレル型のハイブ
リッド型車両の場合、エンジン及びモータはハイブリッ
ド型車両の前方及び後方のいずれか一方に搭載される。
そして、パラレル型のハイブリッド型車両は、トルクコ
ンバータ、クラッチ及びモータを同一軸上に配設し、そ
れらを駆動装置ケースに収容する構造を有する(特開平
5−50863号公報参照)。
来のハイブリッド型車両の駆動装置においては、第1軸
上にエンジン及びモータを配設し、エンジン及びモータ
によって発生させられた動力をギヤを介して第2軸に伝
達し、該第2軸の動力を更に第3軸上に配設されたディ
ファレンシャル装置に伝達するようになっているので、
各軸間で動力を伝達する際にギヤ間の動力伝達損失が発
生し、動力伝達効率が低下してしまう。
モードにおいては、動力伝達損失が発生した分だけバッ
テリを消耗させてしまい、航続距離が短くなってしま
う。そこで、エンジン及びモータの動力伝達系を独立さ
せることも考えられるが、動力伝達系を独立させると構
造が大型化してしまうので、従来の自動変速機ケースに
ハイブリッド型車両の駆動装置を収容することができな
くなり、コストが高くなってしまう。
の駆動装置の問題点を解決して、モータによって発生さ
らせれた動力を伝達する際の動力伝達効率を向上させる
ことができ、かつ、従来の自動変速機ケースに駆動装置
を収容することができる駆動装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
動装置の製造方法においては、駆動装置ケース、エンジ
ンからの回転が伝達されるエンジンの出力軸、該エンジ
ンの出力軸と同軸上に配設され、前記エンジンからの回
転を受けて変速を行う変速機、前記エンジンの出力軸と
同軸上に配設され、前記変速機によって変速が行われた
回転が伝達されるカウンタドライブギヤ、前記エンジン
の出力軸と平行に配設されたカウンタシャフト、前記エ
ンジンからの回転を前記カウンタシャフトに選択的に伝
達するクラッチ、前記カウンタシャフト上に配設され、
前記カウンタドライブギヤと噛合するカウンタドリブン
ギヤ、前記カウンタシャフト上に配設された出力ギヤ、
及び該出力ギヤと噛合するリングギヤを備えたディファ
レンシャル装置を有する駆動装置において、前記カウン
タシャフトに、前記カウンタドリブンギヤの回転を受け
て変速を行う副変速機、及びモータを選択的に取り付け
る。
駆動装置の製造方法においては、駆動装置ケース、エン
ジンからの回転が伝達されるエンジンの出力軸、該エン
ジンの出力軸と同軸上に配設され、前記エンジンからの
回転を受けて変速を行う変速機、前記エンジンの出力軸
と同軸上に配設され、前記変速機によって変速が行われ
た回転が伝達されるカウンタドライブギヤ、前記エンジ
ンの出力軸と平行に配設されたカウンタシャフト、前記
エンジンからの回転を前記カウンタシャフトに選択的に
伝達するクラッチ、前記カウンタシャフト上に配設さ
れ、前記カウンタドライブギヤと噛合するカウンタドリ
ブンギヤ、前記カウンタシャフト上に配設された出力ギ
ヤ、及び該出力ギヤと噛合するリングギヤを備えたディ
ファレンシャル装置を有する駆動装置において、前記カ
ウンタシャフトに、前記カウンタドリブンギヤの回転を
受けて変速を行う副変速機、及びモータを選択的に取り
付ける。
びモータを選択的に取り付けることによって駆動装置を
製造することができる。そして、変速機がエンジンの出
力軸と同軸上に配設されるので、従来の自動変速機のエ
ンジンの出力軸上の変速機をそのまま利用することがで
きるとともに、従来の自動変速機ケースに駆動装置を収
容することができる。したがって、従来の自動変速機と
部品を共通化することができるとともに、製造工程を大
きく変更する必要がなくなる。その結果、駆動装置のコ
ストを低くすることができる。また、モータがカウンタ
シャフト上に配設されることになるので、モータによっ
て発生させられた動力は伝動手段を介することなく出力
ギヤに伝達される。したがって、動力伝達損失が発生す
ることがなく、動力伝達効率を向上させることができ
る。
を発生させることができるので、高速道路等における高
速定常走行時において、バッテリが満充電状態であると
きは、前記モータを停止させ、エンジンだけを駆動して
エンジン駆動モードでハイブリッド型車両を走行させる
ことができる。また、高速道路等における高速定常走行
時において、バッテリが満充電状態でないときは、前記
クラッチを係合させ、モータを発電機として使用し、エ
ンジンによって発生させられた動力によりロータを回転
させ、ステータのコイルから電流を取り出してバッテリ
に充電することができる。
における高負荷走行時において、エンジン・モータ駆動
モードでハイブリッド型車両を走行させることができ
る。この場合、前記クラッチを係合させ、エンジンによ
って発生させられた動力とモータによって発生させられ
た動力とを合わせたものが出力ギヤに伝達される。さら
に、低速の低負荷走行時においては、前記クラッチを解
放し、モータだけを駆動してモータ駆動モードでハイブ
リッド型車両を走行させることができる。
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示すハイブリッド型車両の駆動装置の概略図、図2は本
発明の第1の実施例を示すハイブリッド型車両の駆動装
置の第1の断面図、図3は本発明の第1の実施例を示す
ハイブリッド型車両の駆動装置の第2の断面図、図4は
本発明の第1の実施例を示すハイブリッド型車両の駆動
装置の第3の断面図である。
体伝動装置としてのトルクコンバータ、3は前記第1軸
上に配設され、図示しないエンジンからの回転を受けて
前進3段後進1段の変速を行う変速機、4は前記第1軸
と平行な第2軸上に配設されて動力を発生させるモー
タ、13は前記第1軸及び第2軸と平行な第3軸上に配
設されて回転を差動させるディファレンシャル装置であ
る。この場合、前記エンジン、前記トルクコンバータ
1、変速機3、モータ4及びディファレンシャル装置1
3によってハイブリッド型車両の駆動装置が構成され
る。
ジンの出力軸であり、エンジンによって発生させられた
動力を前記トルクコンバータ1に伝達する。該トルクコ
ンバータ1は、前記出力軸6と連結されたポンプインペ
ラ7、トルクコンバータ1の出力軸2と連結されたター
ビンランナ8、ワンウェイクラッチFT 、該ワンウェイ
クラッチFT を介して駆動装置ケース9と連結されたス
テータ10、及びトルクコンバータ1内の油の流動方向
を切り換えることによって係合されたり解放されたりす
るロックアップクラッチ11を有する。
力軸として有するとともに、該出力軸2の後方 (図にお
ける左方) の同一軸上に配設された出力軸15を有す
る。そして、前記変速機3は、第1のプラネタリギヤユ
ニット16及び第2のプラネタリギヤユニット17を有
するとともに、両プラネタリギヤユニット16,17の
各要素を選択的に噛合(しごう)させるために、第1、
第2クラッチC1,C2、第1、第2、第3ブレーキB
1,B2,B3、及び第1、第2ワンウェイクラッチF
1,F2を有する。
は、前記出力軸2に固定されたシリンダ19と第1クラ
ッチC1を介して連結されたリングギヤR1 、出力軸1
5に外嵌(がいかん)されるとともに、回転自在に支持
されたサンギヤ軸20の前方 (図における右方) の端部
に形成されたサンギヤS1 、前記出力軸15の前方の端
部と連結されたキャリヤCR1 、及び前記リングギヤR
1 とサンギヤS1 の間において噛合させられるととも
に、前記キャリヤCR1 によって回転自在に支持された
ピニオンP1 から成る。
タリギヤユニット16を収容するようにしてドラム22
が固定され、該ドラム22は前方の開口した端部が前記
第2クラッチC2を介して前記シリンダ19と連結され
るとともに、外周が第1ブレーキB1を介して駆動装置
ケース9と連結される。また、サンギヤ軸20の中間部
は第1ワンウェイクラッチF1及び該第1ワンウェイク
ラッチF1と直結された第2ブレーキB2を介して前記
駆動装置ケース9と連結される。
17は、前記変速機3の出力軸15の後方の端部と連結
されたリングギヤR2 、前記サンギヤ軸20の後方の端
部に形成されたサンギヤS2 、第2ワンウェイクラッチ
F2及び該第2ワンウェイクラッチF2と並列な第3ブ
レーキB3を介して駆動装置ケース9と連結されたキャ
リヤCR2 、並びに前記リングギヤR2 とサンギヤS2
の間において噛合させられるとともに、前記キャリヤC
R2 によって回転自在に支持されたピニオンP 2 から成
る。
ドライブギヤ24が配設され、前記出力軸15に固定さ
れる。前記カウンタドライブギヤ24は、モータ4の出
力軸5と一体のカウンタシャフトの後端に固定されたカ
ウンタドリブンギヤ26と噛合させられ、伝動手段を構
成する。前記モータ4はステータ28及びロータ29か
ら成り、前記ステータ28は駆動装置ケース9に固定さ
れ、ロータ29は前記出力軸5に固定される。そして、
該出力軸5に出力ギヤ30が固定され、該出力ギヤ30
と前記ディファレンシャル装置13のリングギヤ31が
噛合する。
ン33及び左右のサイドギヤ35,36を有し、該サイ
ドギヤ35,36は駆動軸38,39と連結される。し
たがって、前記リングギヤ31に伝達された回転はディ
ファレンシャル装置13において差動させられ、左右の
サイドギヤ35,36を介して駆動軸38,39に伝達
される。
動装置の動作について説明する。この場合、ハイブリッ
ド型車両の駆動装置は、エンジン及びモータ4によって
動力を発生させることができるので、高速道路などにお
ける高速定常走行時において、図示しないバッテリが満
充電状態であるときは、前記モータ4を停止させ、エン
ジンのみを駆動してエンジン駆動モードでハイブリッド
型車両を走行させることができる。また、高速道路など
における高速定常走行時において、バッテリが満充電状
態でないときは、前記第1クラッチC1を係合させ、モ
ータ4を発電機として使用し、エンジンによって発生さ
せられた動力によってロータ29を回転させ、ステータ
28のコイルから電流を取り出してバッテリに充電する
ことができる。
どにおける高負荷走行時等において、エンジン・モータ
駆動モードでハイブリッド型車両を走行させることがで
きる。この場合、前記第1クラッチC1を係合させ、エ
ンジンによって発生させられた動力とモータ4によって
発生させられた動力を合わせたものが出力軸5に伝達さ
れる。
前記第1クラッチC1を解放し、モータ4のみを駆動し
てモータ駆動モードでハイブリッド型車両を走行させる
ことができる。エンジン駆動モード及びエンジン・モー
タ駆動モードにおける1速時においては、第1クラッチ
C1が係合される。そして、第1クラッチC1が係合さ
れるので、トルクコンバータ1の出力軸2に伝達された
エンジンの正方向の回転が第1のプラネタリギヤユニッ
ト16のリングギヤR1 に伝達され、更にキャリヤCR
1 及び該キャリヤCR1 と一体の出力軸15に伝達され
るとともに、サンギヤS 1 及び第2のプラネタリギヤユ
ニット17のサンギヤS2 を介してキャリヤCR 2 を逆
方向に回転させようとする。ところが、第2ワンウェイ
クラッチF2がロック状態になり、前記キャリヤCR2
の回転を阻止するので、ピニオンP2 は自転して出力軸
15と一体のリングギヤR2 に減速された回転を伝達す
る。
モータ駆動モードにおける2速時においては、第1クラ
ッチC1及び第2ブレーキB2が係合される。そして、
第1クラッチC1が係合されるので、前記出力軸2に伝
達されたエンジンの正方向の回転が第1のプラネタリギ
ヤユニット16のリングギヤR1 に伝達され、サンギヤ
S1 を逆方向に回転させようとする。
て第1ワンウェイクラッチF1がロック状態になり、前
記サンギヤS1 の回転を阻止する。したがって、ピニオ
ンP 1 が自転しながらキャリヤCR1 が回転し、第1の
プラネタリギヤユニット16のみを経由して減速された
回転が出力軸15に伝達される。次に、エンジン駆動モ
ード及びエンジン・モータ駆動モードにおける3速時に
おいては、第1クラッチC1及び第2クラッチC2が係
合される。そして、第1クラッチC1及び第2クラッチ
C2が係合されるので、第1のプラネタリギヤユニット
16は直結状態になる。したがって、出力軸2の回転は
そのまま出力軸15に伝達される。
れた回転はカウンタドライブギヤ24及びカウンタドリ
ブンギヤ26を介して出力軸5に伝達され、出力ギヤ3
0からディファレンシャル装置13に伝達される。前記
構成のハイブリッド型車両の駆動装置においては、モー
タ4を第2軸上に配設しているので、モータ4によって
発生させられた動力をカウンタドライブギヤ24及びカ
ウンタドリブンギヤ26を介することなく出力ギヤ30
に伝達することができる。したがって、動力伝達損失が
発生することがなく、動力伝達効率を向上させることが
できる。
要がないので、変速機3として前進3段後進1段のもの
や前進4段後進1段のものを搭載することができる。し
たがって、主としてエンジン駆動モードによってハイブ
リッド型車両を走行させることができる。また、モータ
4を大型化し、中・低速時にモータ駆動モードによって
ハイブリッド型車両を走行させることができるようにす
ると、バッテリ容量を小さくすることができるととも
に、バッテリの保守・管理を容易にすることができる。
したがって、ハイブリッド型車両の駆動装置を軽量化
し、燃費を向上させ、加速性を向上させることができ
る。
の駆動装置においては、従来の自動変速機の自動変速機
ケースをそのまま利用することができるとともに、第1
軸上のトルクコンバータ及び変速機をそのまま利用する
ことができる。図5は本発明の第1の実施例に対応する
自動変速機の概略図である。図において、1はトルクコ
ンバータ、3は変速機、13はディファレンシャル装置
である。前記トルクコンバータ1及び変速機3は第1軸
上に配設される。また、40は第1軸と平行な第2軸上
に配設されたアンダードライブの副変速機である。この
場合、前記変速機3及び副変速機40によって前進4段
後進1段の自動変速機が形成される。そして、前記トル
クコンバータ1及び変速機3は自動変速機ケース9aに
収容される。
タドライブギヤ24及びカウンタドリブンギヤ26を介
してカウンタシャフト25に伝達され、該カウンタシャ
フト25が副変速機40の入力軸となる。該副変速機4
0は、第3のプラネタリギヤユニット43を有するとと
もに、該プラネタリギヤユニット43の各要素を選択的
に噛合させるために、第3クラッチC3、第4ブレーキ
B4及び第3ワンウェイクラッチF3を有する。
は、カウンタシャフト25の前端と連結されたリングギ
ヤR3 、前記カウンタシャフト25に回転自在に外嵌さ
れたサンギヤ軸45の前方(図における右方)の端部に
形成されたサンギヤS3 、前記第3のプラネタリギヤユ
ニット43を収容するようにしてサンギヤ軸45に固定
されたドラム46と連結されたキャリヤCR3 、前記リ
ングギヤR3 とサンギヤS3 の間において噛合させられ
るとともに、前記キャリアCR3 によって回転自在に支
持されたピニオンP3 から成る。
40に代えてモータ4(図1)をカウンタシャフト25
に固定することによって、図5に示す自動変速機を図1
に示すハイブリッド型車両の駆動装置に変更することが
できる。この場合、トルクコンバータ1、変速機3、モ
ータ4、出力ギヤ30及びディファレンシャル装置13
が駆動装置ケース9に一体的に収容されるので、従来の
自動変速機の自動変速機ケース9aをそのまま利用する
ことができるとともに、第1軸上のトルクコンバータ1
及び変速機3をそのまま利用することができる。
通化することができるとともに、製造工程を大きく変更
する必要もない。したがって、コストを低くすることが
できる。次に、本発明の第2の実施例について説明す
る。図6は本発明の第2の実施例を示すハイブリッド型
車両の駆動装置の概略図である。
ルクコンバータ、103は前記第1軸上に配設され、図
示しないエンジンからの回転を受けて前進4段後進1段
の変速を行う変速機、104は前記第1軸と平行な第2
軸上に配設されて動力を発生させるモータ、145は第
2軸上に配設された減速装置、13は前記第1軸及び第
2軸と平行な第3軸上に配設されて回転を差動させるデ
ィファレンシャル装置である。
タ1の出力軸2を入力軸として有する。また、前記変速
機103は、第1のプラネタリギヤユニット116及び
第2のプラネタリギヤユニット117を有するととも
に、両プラネタリギヤユニット116,117の各要素
を選択的に噛合させるために、第1、第2、第3、第4
クラッチC1,C2,C3,C0、第1、第2ブレーキ
B1,B2、及び第1、第2ワンウェイクラッチF1,
F0を有する。
は、互いに直列に配設された第1クラッチC1及び第4
クラッチC0を介して前記出力軸2と連結され、互いに
並列に配設された第2ブレーキB2及び第1ワンウェイ
クラッチF1を介して駆動装置ケース9と連結されたリ
ングギヤR1 、出力軸2に外嵌されるとともに、回転自
在に支持されたサンギヤ軸120に形成されたサンギヤ
S1 、カウンタドライブギヤ124と連結されたキャリ
ヤCR1 、並びに前記リングギヤR1 とサンギヤS1 の
間において噛合させられるとともに、前記キャリヤCR
1 によって回転自在に支持されたピニオンP1A,P1Bか
ら成る。
固定され、該ドラム122は前記第2クラッチC2を介
して前記出力軸2と連結されるとともに、外周が第1ブ
レーキB1を介して駆動装置ケース9と連結される。一
方、前記第2のプラネタリギヤユニット117は、互い
に並列に配設された第3クラッチC3及び第2ワンウェ
イクラッチF0を介して第1クラッチC1と、かつ、該
第1クラッチC1を介して出力軸2と連結されたリング
ギヤR2 、前記サンギヤ軸120に形成されたサンギヤ
S2 、前記キャリヤCR1 と連結されたキャリヤC
R2 、並びに前記リングギヤR2 とサンギヤS2 の間に
おいて噛合させられるとともに、前記キャリヤCR2 に
よって回転自在に支持されたピニオンP2 から成る。
は、モータ104の出力軸105と一体のカウンタシャ
フトに固定されたカウンタドリブンギヤ126と噛合さ
せられ、伝動手段を構成する。前記モータ104はステ
ータ128及びロータ129から成り、前記ステータ1
28は駆動装置ケース9に固定され、ロータ129は前
記出力軸105に固定される。そして、該出力軸105
に出力ギヤ30が固定され、該出力ギヤ30と前記ディ
ファレンシャル装置13のリングギヤ31が噛合する。
動装置の動作について説明する。エンジン駆動モード及
びエンジン・モータ駆動モードにおける1速時において
は、第1クラッチC1が係合され、第1、第2ワンウェ
イクラッチF1,F0がロック状態になる。そして、入
力軸2の回転は第1クラッチC1及び第2ワンウェイク
ラッチF0を介してリングギヤR2 に伝達され、この状
態で第1ワンウェイクラッチF1によってリングギヤR
1 の回転が阻止されているので、サンギヤS2 を空転さ
せながらキャリヤCR2 の回転を大幅に減速させ、この
回転がカウンタドライブギヤ124に伝達される。
モータ駆動モードにおける2速時においては、第1クラ
ッチC1及び第1ブレーキB1が係合され、第2ワンウ
ェイクラッチF0がロック状態になる。そして、入力軸
2の回転は第1クラッチC1及び第2ワンウェイクラッ
チF0を介してリングギヤR2 に伝達され、かつ、第1
ブレーキB1によってサンギヤS2 の回転が停止させら
れているので、リングギヤR2 の回転は減速させられて
キャリヤCR2 に伝達され、該キャリヤCR2の回転は
リングギヤR1 を空転させながらカウンタドライブギヤ
124に伝達される。
モータ駆動モードにおける3速時においては、第1クラ
ッチC1、第3クラッチC3、第4クラッチC0が係合
され、第2ワンウェイクラッチF0がロック状態にな
り、第1ブレーキB1が解放される。そして、入力軸2
の回転は、第2ワンウェイクラッチF0及び第3クラッ
チC3を介してリングギヤR2 に伝達されるとともに、
第4クラッチC0を介してリングギヤR1 に伝達され、
第1、第2のプラネタリギヤユニット116,117が
直結状態になる。したがって、出力軸2の回転はそのま
まカウンタドライブギヤ124に伝達される。
・モータ駆動モードにおける4速時においては、第1ク
ラッチC1、第4クラッチC0及び第1ブレーキB1が
係合され、第3クラッチC3が解放される。そして、入
力軸2の回転は第4クラッチC0を介してリングギヤR
1 に伝達され、かつ、第1ブレーキB1によってサンギ
ヤS1 の回転が停止させられているので、リングギヤR
1 の回転はリングギヤR2 を空転させながらキャリアC
R1 を高速回転させ、この回転がカウンタドライブギヤ
124に伝達される。
動変速機の自動変速機ケースをそのまま利用することが
できるとともに、第1軸上のトルクコンバータ及び変速
機をそのまま利用することができる。図7は本発明の第
2の実施例に対応する自動変速機の概略図である。図に
おいて、1はトルクコンバータ、103は変速機、13
はディファレンシャル装置である。前記トルクコンバー
タ1及び変速機103は第1軸上に配設される。前記ト
ルクコンバータ1及び変速機103は自動変速機ケース
9aに収容される。
はカウンタドライブギヤ124及びカウンタドリブンギ
ヤ126を介してカウンタシャフト125に伝達され
る。したがって、従来の自動変速機のカウンタシャフト
125にモータ104(図6)を固定することによっ
て、図7に示す自動変速機を図6に示すハイブリッド型
車両の駆動装置に変更することができる。この場合、ト
ルクコンバータ1、変速機103、モータ104、出力
ギヤ30及びディファレンシャル装置13が駆動装置ケ
ース9に一体的に収容されるので、従来の自動変速機の
自動変速機ケース9aをそのまま利用することができる
とともに、第1軸上のトルクコンバータ1及び変速機1
03をそのまま利用することができる。
する。図8は本発明の第3の実施例を示すハイブリッド
型車両の駆動装置の概略図である。図において、1は第
1軸上に配設されたトルクコンバータ、203は前記第
1軸上に配設され、図示しないエンジンからの回転を受
けて前進3段後進1段の変速を行う変速機、204は前
記第1軸と平行な第2軸上に配設されて動力を発生させ
るモータ、245は第2軸上に配設された減速装置、1
3は前記第1軸及び第2軸と平行な第3軸上に配設され
て回転を差動させるディファレンシャル装置である。
タ1の出力軸2を入力軸として有する。また、前記変速
機203は、第1のプラネタリギヤユニット216及び
第2のプラネタリギヤユニット217を有するととも
に、両プラネタリギヤユニット216,217の各要素
を選択的に噛合させるために、第1、第2クラッチC
1,C2、第1、第2、第3ブレーキB1,B2,B
3、及び第1、第2ワンウェイクラッチF1,F2を有
する。
は、互いに並列に配設された第3ブレーキB3及び第2
ワンウェイクラッチF2を介して駆動装置ケース9と連
結されたリングギヤR1 、出力軸2に外嵌されるととも
に、回転自在に支持されたサンギヤ軸220に形成され
たサンギヤS1 、カウンタドライブギヤ224と連結さ
れたキャリヤCR1 、並びに前記リングギヤR1 とサン
ギヤS1 の間において噛合させられるとともに、前記キ
ャリヤCR1 によって回転自在に支持されたピニオンP
1A,P1Bから成る。
クラッチC2を介して前記出力軸2と連結される。ま
た、サンギヤ軸220は第1ブレーキB1を介して駆動
装置ケース9と連結されるとともに、直列に配設された
第1ワンウェイクラッチF1及び第2ブレーキB2を介
して駆動装置ケース9と連結される。一方、前記第2の
プラネタリギヤユニット217は、第1クラッチC1を
介して出力軸2と連結されたリングギヤR2 、前記サン
ギヤ軸220にサンギヤS1と一体に形成されたサンギ
ヤS2 、前記キャリヤCR1 と連結されたキャリヤCR
2 、及び前記リングギヤR2 とサンギヤS2 の間におい
て噛合させられ、前記キャリヤCR2 によって回転自在
に支持されるとともに、前記ピニオンP1 と一体に形成
されたピニオンP2 から成る。
は、モータ204の出力軸205と一体のカウンタシャ
フトに固定されたカウンタドリブンギヤ226と噛合さ
せられ、伝動手段を構成する。前記モータ204はステ
ータ228及びロータ229から成り、前記ステータ2
28は駆動装置ケース9に固定され、ロータ229は前
記出力軸205に固定される。そして、該出力軸205
に出力ギヤ30が固定され、該出力ギヤ30と前記ディ
ファレンシャル装置13のリングギヤ31が噛合する。
動装置の動作について説明する。エンジン駆動モード及
びエンジン・モータ駆動モードにおける1速時において
は、第1クラッチC1が係合され、第2ワンウェイクラ
ッチF2がロック状態になる。そして、入力軸2の回転
は第1クラッチC1を介してリングギヤR2 に伝達さ
れ、この状態で第2ワンウェイクラッチF2によってリ
ングギヤR1 の回転が阻止されているので、サンギヤS
2 を空転させながらキャリヤCR2 の回転を大幅に減速
させ、この回転がカウンタドライブギヤ224に伝達さ
れる。
モータ駆動モードにおける2速時においては、第1クラ
ッチC1、第2ブレーキB2が係合され、第1ワンウェ
イクラッチF1がロック状態になる。そして、入力軸2
の回転は第1クラッチC1を介してリングギヤR2 に伝
達され、かつ、第2ブレーキB2及び第1ワンウェイク
ラッチF1によってサンギヤS2 の回転が停止させられ
ているので、リングギヤR2 の回転は減速させられてキ
ャリヤCR2 に伝達され、該キャリヤCR2 の回転はリ
ングギヤR1 を空転させながらカウンタドライブギヤ2
24に伝達される。
モータ駆動モードにおける3速時においては、第1クラ
ッチC1、第2クラッチC2及び第2ブレーキBが係合
される。そして、入力軸2の回転は、第1クラッチC1
を介してリングギヤR2 に伝達されるとともに、第2ク
ラッチC2を介してサンギヤS2 に伝達され、第1、第
2のプラネタリギヤユニット216,217が直結状態
になる。したがって、出力軸2の回転はそのままカウン
タドライブギヤ224に伝達される。
動変速機の自動変速機ケースをそのまま利用することが
できるとともに、第1軸上のトルクコンバータ及び変速
機をそのまま利用することができる。図9は本発明の第
3の実施例に対応する自動変速機の概略図である。図に
おいて、1はトルクコンバータ、203は変速機、24
0は副変速機、13はディファレンシャル装置である。
前記トルクコンバータ1及び変速機203は第1軸上に
配設される。前記トルクコンバータ1、変速機203及
び副変速機240は自動変速機ケース9aに収容され
る。
はカウンタドライブギヤ224及びカウンタドリブンギ
ヤ226を介してカウンタシャフト225に伝達され
る。したがって、従来の自動変速機の副変速機240に
代えてカウンタシャフト225にモータ204(図8)
を固定することによって、図9に示す自動変速機を図8
に示すハイブリッド型車両の駆動装置に変更することが
できる。この場合、トルクコンバータ1、変速機20
3、モータ204、出力ギヤ30及びディファレンシャ
ル装置13が駆動装置ケース9に一体的に収容されるの
で、従来の自動変速機の自動変速機ケース9aをそのま
ま利用することができるとともに、第1軸上のトルクコ
ンバータ1及び変速機203をそのまま利用することが
できる。
両の駆動装置の概略図である。
両の駆動装置の第1の断面図である。
両の駆動装置の第2の断面図である。
両の駆動装置の第3の断面図である。
概略図である。
両の駆動装置の概略図である。
概略図である。
両の駆動装置の概略図である。
概略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動装置ケース、エンジンからの回転が
伝達されるエンジンの出力軸、該エンジンの出力軸と同
軸上に配設され、前記エンジンからの回転を受けて変速
を行う変速機、前記エンジンの出力軸と同軸上に配設さ
れ、前記変速機によって変速が行われた回転が伝達され
るカウンタドライブギヤ、前記エンジンの出力軸と平行
に配設されたカウンタシャフト、前記エンジンからの回
転を前記カウンタシャフトに選択的に伝達するクラッ
チ、前記カウンタシャフト上に配設され、前記カウンタ
ドライブギヤと噛合するカウンタドリブンギヤ、前記カ
ウンタシャフト上に配設された出力ギヤ、及び該出力ギ
ヤと噛合するリングギヤを備えたディファレンシャル装
置を有する駆動装置において、前記カウンタシャフト
に、前記カウンタドリブンギヤの回転を受けて変速を行
う副変速機、及びモータを選択的に取り付けることを特
徴とする駆動装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23298293A JP3216352B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 駆動装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23298293A JP3216352B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 駆動装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0781443A JPH0781443A (ja) | 1995-03-28 |
JP3216352B2 true JP3216352B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=16947944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23298293A Expired - Lifetime JP3216352B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 駆動装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3216352B2 (ja) |
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JP4192967B2 (ja) * | 2006-06-15 | 2008-12-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置 |
JP5062122B2 (ja) * | 2008-09-19 | 2012-10-31 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の駆動装置 |
JP2011213230A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Aisin Aw Co Ltd | ハイブリッド駆動変速装置 |
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-
1993
- 1993-09-20 JP JP23298293A patent/JP3216352B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0781443A (ja) | 1995-03-28 |
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