JP3215931B2 - 自動車のドア - Google Patents

自動車のドア

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JP3215931B2
JP3215931B2 JP28814692A JP28814692A JP3215931B2 JP 3215931 B2 JP3215931 B2 JP 3215931B2 JP 28814692 A JP28814692 A JP 28814692A JP 28814692 A JP28814692 A JP 28814692A JP 3215931 B2 JP3215931 B2 JP 3215931B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドアに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のドアアウターパネルの内方
にドアインナーパネルを配設すると共に、ドアアウター
パネルの内側に車体の前後方向に沿ってサイドビームを
配設し、ドアインナーパネルの一側にドアチェックを設
けると共に、ドアインナーパネルの一側の外側にドアヒ
ンジを設け、ドアインナーパネルの他側の内側にドアロ
ックを設け、ドアアウターパネルの周縁寄りの内側にド
アインナーパネルの周縁を固定した自動車のドアが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
車のドアでは、ドアインナーパネルをサイドビームとは
別にドアアウターパネルの内側に取付けていたので、ド
アインナーパネルのドアアウターパネルに対する取付け
作業が手数を要して面倒であり、また、ドアチェック,
ドアヒンジ及びドアロックをドアインナーパネルの両側
に別々に取付けていたので、ドアチェック,ドアヒンジ
及びドアロックのドアインナーパネルに対する取付け作
業も手数を要して面倒であった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、簡単に組み立てることができ、ウインドガラスの両
側縁を案内するサッシュ間の距離をウインドガラスの幅
に応じて調節しやすく、ドアアウターパネルに車体の外
方から衝撃を受けても変形しにくく、ドアインナーパネ
ルとミッドパネルとの間に衝撃吸収体を収納して、ドア
インナーパネルとミッドパネルとの間のスペースの有効
利用を図ることが可能な自動車のドアを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のドア
は、車体のドアアウターパネルの内方にドアインナーパ
ネルを配設すると共に、前記ドアアウターパネルの内側
に前記車体の前後方向に沿ってサイドビームを配設し、
前記サイドビームと前記ドアインナーパネルとの間にお
いて、ウインドガラスよりも内方に前記サイドビームの
長手方向に沿ってミッドパネルを配設し、前記ミッドパ
ネルの一端にドアチェック及びドアヒンジを設け、前記
ミッドパネルの他端にドアロックを設け、前記ミッドパ
ネルに、ドアの上部外周に沿うドアサッシュを取り付け
ると共に、該ミッドパネルよりも上方において、ドアサ
ッシュの前後方向両側にそれぞれ支持板を取り付け、こ
れら支持板を前記ドアインナーパネルに固着し、ドアサ
ッシュの前後方向一側寄りとミッドパネルとの間に、こ
れらと別体のフロントサッシュを架け渡し、該フロン
サッシュの中間部と前記支持板との間及び前記ドアサッ
シュの前後方向他側辺と支持板との間を、それぞれ張出
片で接続し、前記ドアサッシュの前後方向他側辺とフロ
ントサッシュとに前記ウインドガラスの両側縁を摺動自
在に嵌入し、前記ミッドパネルの一端及び他端の外側に
前記ドアインナーパネルの両側をそれぞれ取付け、前記
ドアアウターパネルの両側の内側に前記ミッドパネルの
一端及び他端をそれぞれ取付けたことを特徴とする構成
を有するものである。
【0006】
【作用】ミッドパネルにドアインナーパネルを取付ける
と、ドアサッシュ、フロントサッシュ、ドアヒンジ、
アチェック及びドアロックがミッドパネルと共にドアイ
ンナーパネルに対して取付けられ、ドアアウターパネル
の内側にミッドパネルを取付けるのみで、これらドアサ
ッシュ、フロントサッシュ、ドアヒンジ、ドアチェッ
ク、ドアロック及びドアインナーパネルがミッドパネル
と共にドアアウターパネルに対して取付けられる。
【0007】また、ドアアウターパネルに車体の外方か
ら衝撃を受けると、ドアアウターパネルの内側に車体の
前後方向に沿って配設したサイドビームが車体の外方か
らの衝撃によるドアアウターパネルの車体の内方への侵
入を抑える。フロントサッシュがドアサッシュと別体に
形成されているので、フロントサッシュの取り付け位置
を移動することにより、ウインドガラスの両側縁を案内
するフロントサッシュとドアサッシュの他側辺との距離
を、ウインドガラスの幅に合わせて容易に調整できる。
ミッドパネルに取り付けられたドアサッシュ及びフロン
トサッシュが、ミッドパネルよりも上方において、支持
板及び張出片を介してドアインナーパネルに結合される
ため、ドアサッシュ及びフロントサッシュをドアインナ
ーパネルに対して位置決めしやすく、また、高さの異な
る複数の位置で支持されたドアサッシュ及びフロントサ
ッシュは、その振れや変形が規制される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1は車体のドアアウターパ
ネルであり、ドアアウターパネル1の内方には、図2に
示すように、ドアインナーパネル2が配設されると共
に、ドアアウターパネル1の内側には車体の前後方向に
沿ってサイドビーム3が配設され、ドアアウターパネル
1とドアインナーパネル2との間において、ウインドガ
ラス4よりも内方にはサイドビーム3の長手方向に沿っ
てミッドパネル5が配設される。このミッドパネル5の
一端の中央付近には、図3に示すように、ドアチェック
6が設けられ、ミッドパネル5の一端の外側にはドアヒ
ンジ7及びドアヒンジ8がそれぞれ設けられ、ミッドパ
ネル5の他端の内側にはドアロック9が設けられ、ミッ
ドパネル5の一端及び他端の外側にはドアインナーパネ
ル2の両側がそれぞれ取付けられ、ドアアウターパネル
1の両側の内側にはミッドパネル5の一端及び他端がそ
れぞれ取付けられている。
【0010】ドアアウターパネル1の内側には、図1に
示すように、車体の前後方向に沿って補強板10が配設
され、補強板10には、図4に示すように、車体の外方
に向って膨出した膨出部11が形成され、補強板10の
膨出部11はドアアウターパネル1の中央付近の内側面
に対して接着剤により固着されている。
【0011】補強板10の膨出部11の内側には、図4
に示すように、車体の前後方向に沿って長尺な補強用の
サイドビーム3が配設され、サイドビーム3には車体の
内方に向って膨出した複数の凸部12がそれぞれ形成さ
れ、サイドビーム3は補強板10の膨出部11の内側面
に対して溶接により固着されている。
【0012】補強板10の内側には、図4に示すよう
に、車体の前後方向に沿って平板13が配設され、平板
13の一端寄り及び他端寄りの内側には、図5に示すよ
うに、ボックス14及びボックス15がそれぞれ設けら
れると共に、ボックス14の側部にはボックス14の車
体の前方に向って開口する開口部を閉塞する側板16が
設けられ、ボックス15の側部にはボックス15の車体
の後方に向って開口する開口部を閉塞する側板17が設
けられ、ボックス14及びボックス15の内部には衝撃
吸収体となるポリウレタンフォーム18及びポリウレタ
ンフォーム19がそれぞれ充填され、平板13の中央付
近の外側にはサイドビーム3の凸部12の端壁が溶接に
より固着され、平板13は補強板10の内側面に対して
溶接により固着されている。
【0013】ボックス14の側壁20の内縁寄りの中央
付近には、図5に示すように、角孔21が設けられると
共に、ボックス14の端壁22の上端寄り及び下端寄り
には貫通孔23,23がそれぞれ設けられ、側板16の
内縁寄りの中央付近にはボックス14の側壁20の角孔
21に臨んで角孔24が設けられ、ポリウレタンフォー
ム18にはボックス14の側壁20の角孔21及び側板
16の角孔24と連通する通孔25が設けられ、ボック
ス15の端壁26の上端寄り及び下端寄りには貫通孔2
7,27がそれぞれ設けられている。
【0014】平板13の内方には、図3に示すように、
車体の前後方向に沿ってミッドパネル5が配設され、ミ
ッドパネル5の一端部の上方及び下方には、図6に示す
ように、ボックス14の端壁22の貫通孔23,23と
連通する通孔28,28がそれぞれ設けられると共に、
ミッドパネル5の他端部の上方及び下方にはボックス1
5の端壁26の貫通孔27,27と連通する通孔29,
29がそれぞれ設けられ、ミッドパネル5の上縁寄りの
中央付近にはドアインサイドハンドル(図示せず)に臨
んで開口部30が形成され、ミッドパネル5の開口部3
0の両側にはドアインサイドハンドルを取付けるための
貫通孔31,31がそれぞれ設けられている。
【0015】ミッドパネル5の一端及び他端には、図6
に示すように、車体の外方に向って折曲した側壁32及
び側壁33がそれぞれ形成されると共に、ミッドパネル
5の下縁には車体の外方に向って折曲した底壁34が形
成され、ミッドパネル5の側壁32の内縁寄りの上方及
び下方には貫通孔35,35がそれぞれ設けられ、ミッ
ドパネル5の側壁32の内縁寄りの中央付近には角孔3
6が設けられ、ミッドパネル5の側壁32の角孔36の
上部及び下部にはドアチェック6を取付けるための貫通
孔37,37がそれぞれ設けられ、ミッドパネル5の側
壁32の外縁寄りには複数の貫通孔38がそれぞれ設け
られている。
【0016】ミッドパネル5の側壁32の内縁寄りの中
央付近の内側には、図6に示すように、ドアチェック6
のハウジング39が設けられ、ハウジング39の上壁及
び下壁には上方及び下方に向って張出したフランジ4
0,40がそれぞれ形成され、ハウジング39のフラン
ジ40,40にはミッドパネル5の側壁32の貫通孔3
7,37と連通する貫通孔41,41がそれぞれ設けら
れている。
【0017】ハウジング39には、図6に示すように、
ドアチェック6のチェックアーム42が移動自在に設け
られ、チェックアーム42には上方及び下方に向って膨
出した係合突部43及び係合突部44がそれぞれ形成さ
れ、チェックアーム42の先端にはストッパ45が固着
され、ミッドパネル5の側壁32の角孔36にはチェッ
クアーム42の基端寄りが挿通され、ドアチェック6は
ドア半開のホールド機構とドア全開時のストップ機構と
を備えている。
【0018】ミッドパネル5の側壁32の外縁寄りの外
側には、図6に示すように、上下に間隔を置いて車体の
前方に向って突出したドアヒンジ7の可動側の支持壁4
6及びドアヒンジ8の可動側の支持壁47がそれぞれ溶
接により固着され、ドアヒンジ7の支持壁46の先端寄
りには固定側ブラケット48が連結ピン49を介して回
動自在に支持されると共に、ドアヒンジ8の支持壁47
の先端寄りには固定側ブラケット50が連結ピン51を
介して回動自在に支持されている。
【0019】ドアヒンジ7は支持壁46,固定側ブラケ
ット48及び連結ピン49から構成され、ドアヒンジ8
は支持壁47,固定側ブラケット50及び連結ピン51
から構成され、ドアヒンジ7の固定側ブラケット48及
びドアヒンジ8の固定側ブラケット50は車体のボディ
ピラー(図示せず)にそれぞれ固定されるようになって
いる。
【0020】ミッドパネル5の側壁33の内縁寄りの下
方には、図6に示すように、貫通孔52が設けられると
共に、ミッドパネル5の側壁33の外縁寄りの上方及び
下方には貫通孔53,53がそれぞれ設けられ、ミッド
パネル5の側壁33には車体の後方に向って膨出した膨
出部54が形成され、ミッドパネル5の側壁33の膨出
部54にはドアロック9を取付けるための複数の通孔5
5がそれぞれ設けられ、ミッドパネル5の他端寄りと側
壁33の膨出部54との角部には車体の内方に向って開
口する切欠孔56が設けられている。
【0021】ミッドパネル5の側壁33の膨出部54の
内側には、図6に示すように、ドアロック9が配設さ
れ、ドアロック9には車体のボディピラーに固定したス
トライカ(図示せず)と噛合うラッチ(図示せず)及び
ラッチを係止するディテントレバー(図示せず)がそれ
ぞれ回動自在に設けられ、ドアロック9はミッドパネル
5の側壁33の膨出部54の内側に複数の通孔55を利
用して複数のネジ(図示せず)により固定されている。
【0022】ミッドパネル5の外面において側壁32と
側壁33との間の上部には、図6に示すように、ドアの
上部外周に沿うドアサッシュ57が取り付けられる。ま
た、ドアサッシュ57の前後方向一側寄りにおいて、そ
の角部に形成された傾斜部58の中央付近とミッドパネ
ル5の底壁34の一端寄りの上部との間には、ドアサッ
シュ57と別体でウインドガラス4の一側縁を案内する
フロントサッシュ59が架け渡される。また、ドアサッ
シュ57の前後方向他側辺は、フロントサッシュ59と
平行で、ウインドガラス4の他側縁を案内するランチャ
ンネル60となっている。
【0023】ドアサッシュ57の傾斜部58の中央付近
には、図6に示すように、通孔61が設けられると共
に、ドアサッシュ57の傾斜部58の下端部には貫通孔
62が設けられ、フロントサッシュ59の上端には車体
の前方に向って張出した当接片63が形成され、フロン
トサッシュ59の当接片63にはドアサッシュ57の傾
斜部58の通孔61と連通する貫通孔64が設けられて
いる。
【0024】ミッドパネル5の側壁32の上縁内側に
は、図6に示すように、上方に延びる支持板65の下端
寄りが溶接によって固着される。支持板65の上端寄り
にはドアサッシュ57の傾斜部58の下端部の貫通孔6
2と連通する貫通孔66が設けられ、支持板65の上端
寄りの側縁には車体の後方に向って張出した張出片67
が形成される。そして、ドアサッシュ57の傾斜部58
の下端部と支持板65の上端寄りとが、貫通孔62及び
貫通孔66を介して連結され、フロントサッシュ59の
中央付近に支持板65の張出片67の端縁寄りが溶接に
より固着されている。
【0025】ドアサッシュ57のランチャンネル60の
外側には、図6に示すように、支持板68が配設され、
支持板68の下端寄りには貫通孔69が設けられ、支持
板68の下端寄りの側縁には車体の前方に向って張出し
た張出片70が形成され、ドアサッシュ57のランチャ
ンネル60の上端寄りと中央付近との間の外側には支持
板68の上端寄りが溶接により固着されると共に、ドア
サッシュ57のランチャンネル60の中央付近には支持
板68の張出片70の端縁寄りが溶接により固着されて
いる。
【0026】フロントサッシュ59の中央付近と下端寄
りとの間には、図6に示すように、ブラケット71が溶
接により固着されると共に、フロントサッシュ59の下
端寄りにはブラケット72が溶接により固着され、ドア
サッシュ57の傾斜部58の中央付近の下部にはフロン
トサッシュ59の当接片63が固定され、ミッドパネル
5の一端寄りの外側にはブラケット71及びブラケット
72がリベット(図示せず)によりそれぞれ固定され、
フロントサッシュ59の上端が当接片63を介してドア
サッシュ57の傾斜部58の中央付近の下部に支持さ
れ、フロントサッシュ59の中央付近の下部及び下端寄
りがブラケット71及びブラケット72を介してミッド
パネル5の一端寄りの外側に支持されている。
【0027】ドアサッシュ57のランチャンネル60の
中央付近と下端寄りとの間には、図6に示すように、ブ
ラケット73が溶接により固着されると共に、ドアサッ
シュ57のランチャンネル60の下端寄りにはブラケッ
ト74が溶接により固着され、ミッドパネル5の他端寄
りの外側にはブラケット73及びブラケット74がリベ
ット(図示せず)によりそれぞれ固定され、ドアサッシ
ュ57のランチャンネル60の中央付近の下部及び下端
寄りがブラケット73及びブラケット74を介してミッ
ドパネル5の他端寄りの外側に支持されている。
【0028】ドアアウターパネル1とドアインナーパネ
ル2との間の上部には、図4に示すように、ウインドガ
ラス4が配設され、ウインドガラス4の一側縁寄りはフ
ロントサッシュ59に移動自在に嵌入されると共に、ウ
インドガラス4の他側縁寄りはドアサッシュ57のラン
チャンネル60に移動自在に嵌入されている。
【0029】平板13の一端寄りの内側の側板16の角
孔24,ポリウレタンフォーム18の通孔25及びボッ
クス14の側壁20の角孔21には車体の前方よりドア
チェック6のチェックアーム42の先端寄りが挿通され
ている。
【0030】ミッドパネル5の一端部の通孔28,28
及び平板13の一端寄りの内側のボックス14の端壁2
2の貫通孔23,23には車体の内方よりネジ(図示せ
ず)がそれぞれ挿通されると共に、ミッドパネル5の他
端部の通孔29,29及び平板13の他端寄りの内側の
ボックス15の端壁26の貫通孔27,27には車体の
内方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通され、ミッド
パネル5の一端部の外側には、図7に示すように、ボッ
クス14が複数のネジにより固定され、ミッドパネル5
の他端部の外側にはボックス15が複数のネジにより固
定され、ミッドパネル5の外方にはボックス14及びボ
ックス15を介して補強板10及び平板13がそれぞれ
取付けられている。
【0031】ミッドパネル5の内側には、図4に示すよ
うに、ドアインナーパネル2が配設され、ドアインナー
パネル2の内壁75の上縁寄りには、図8に示すよう
に、ドアインサイドハンドルに臨んでミッドパネル5の
開口部30と連通する開口部76が形成され、ドアイン
ナーパネル2の内壁75の開口部76の斜め下方にはウ
インドガラス4を昇降するウインドレギュレータのレギ
ュレータハンドルのシャフト(図示せず)を挿通するた
めの貫通孔77が設けられている。
【0032】ドアインナーパネル2の内壁75の一側縁
には、図8に示すように、車体の外方に向って折曲した
側壁78が形成され、ドアインナーパネル2の側壁78
にはミッドパネル5の側壁32の貫通孔35,35と連
通する通孔79,79がそれぞれ設けられると共に、ド
アインナーパネル2の側壁78の中央付近にはミッドパ
ネル5の側壁32の角孔36と連通する角孔80が設け
られ、ドアインナーパネル2の側壁78の角孔80の上
部及び下部にはミッドパネル5の側壁32の貫通孔3
7,37と連通する通孔81,81がそれぞれ設けられ
ている。
【0033】ドアインナーパネル2の内壁75の他側縁
には、図8に示すように、車体の外方に向って折曲した
側壁82が形成されると共に、ドアインナーパネル2の
側壁82の中央付近には車体の後方に向って膨出した膨
出部83が形成され、ドアインナーパネル2の内壁75
の他側縁寄りと側壁82の膨出部83との角部にはミッ
ドパネル5の側壁33の膨出部54の切欠孔56と連通
する切欠孔84が設けられ、ドアインナーパネル2の側
壁82の下縁寄りにはミッドパネル5の側壁33の貫通
孔52と連通する通孔85が設けられている。
【0034】ドアインナーパネル2の内壁75の上縁に
は、図8に示すように、車体の外方に向って折曲した上
壁86が形成されると共に、ドアインナーパネル2の上
壁86の端縁には上方に向って張出した立上り部87が
形成され、ドアインナーパネル2の上壁86の立上り部
87の両側には車体の外方に向って折曲した側壁88及
び側壁89がそれぞれ形成され、ドアインナーパネル2
の立上り部87の側壁88にはドアサッシュ57の傾斜
部58の下端部の貫通孔62と連通する通孔90が設け
られ、ドアインナーパネル2の立上り部87の側壁89
には支持板68の貫通孔69と連通する通孔91が設け
られている。
【0035】ドアインナーパネル2の側壁78及び側壁
82の端縁には、図8に示すように、車体の前方及び後
方に向って張出したフランジ92及びフランジ93がそ
れぞれ形成されている。
【0036】ドアインナーパネル2の内壁75の下縁に
は、図8に示すように、車体の外方に向って折曲した底
壁94が形成されると共に、ドアインナーパネル2の底
壁94の端縁には下方に向って張出したフランジ95が
形成されている。
【0037】ドアインナーパネル2は合成樹脂板または
アルミ板よりなる。
【0038】ドアインナーパネル2の側壁78の通孔7
9,79及びミッドパネル5の側壁32の貫通孔35,
35には車体の前方よりリベット(図示せず)がそれぞ
れ挿通されると共に、ドアインナーパネル2の側壁82
の通孔85及びミッドパネル5の側壁33の貫通孔52
には車体の後方よりリベット(図示せず)が挿通され、
ミッドパネル5の側壁32の内縁寄りの外側には、図9
に示すように、ドアインナーパネル2の側壁78が複数
のリベットにより固定され、ミッドパネル5の側壁33
の内縁寄りの外側にはドアインナーパネル2の側壁82
がリベットにより固定され、ドアインナーパネル2の側
壁82の膨出部83の内側にはミッドパネル5の側壁3
3の膨出部54が嵌合されている。
【0039】ミッドパネル5の側壁32の内縁寄りの中
央付近の内側にはドアチェック6のハウジング39のフ
ランジ40,40がそれぞれ当接され、ミッドパネル5
の側壁32の角孔36及びドアインナーパネル2の側壁
78の角孔80には車体の後方よりドアチェック6のチ
ェックアーム42の基端寄りが挿通されると共に、ドア
インナーパネル2の側壁78の通孔81,81とミッド
パネル5の側壁32の貫通孔37,37及びハウジング
39のフランジ40,40の貫通孔41,41には車体
の前方よりリベット(図示せず)がそれぞれ挿通され、
ドアチェック6のハウジング39はミッドパネル5の側
壁32の内縁寄りの中央付近の内側に対して複数のリベ
ットにより固定されている。
【0040】ドアインナーパネル2の通孔90,ドアサ
ッシュ57の傾斜部58下端の貫通孔62及び支持板6
5の貫通孔66には車体の前方よりリベット(図示せ
ず)が挿通されると共に、ドアインナーパネル2の通孔
91及び支持板68の貫通孔69には車体の後方よりリ
ベット(図示せず)が挿通され、支持板65の外側に
はドアサッシュ57の傾斜部58下端及びドアインナー
パネル2の立上り部87の側壁88が固定され、支持板
68の外側にはドアインナーパネル2の立上り部87の
側壁89がリベットにより固定されている。従って、ミ
ッドパネル5よりも上方において、ミッドパネル5へ取
り付けられたドアサッシュ57には、ドアインナーパネ
ル2が支持板65及び支持板68を介して固着され、ド
アサッシュ57とミッドパネル5との間に掛け渡された
フロントサッシュ59には、ドアインナーパネル2が支
持板65及び張出片67を介して固着されることにな
る。
【0041】ミッドパネル5とドアインナーパネル2の
内壁75との間には、図4に示すように、衝撃吸収体と
なるパッド96が配設されている。
【0042】ドアインナーパネル2の内壁75の内側に
は、図2に示すように、ドアトリム97が配設され、ド
アトリム97の上縁寄りには、図10に示すように、ド
アインナーパネル2の内壁75の開口部76と連通する
開口部98が形成され、ドアトリム97の開口部98の
斜め下方にはドアインナーパネル2の内壁75の貫通孔
77と連通する通孔99が設けられると共に、ドアトリ
ム97の内側には車体の内方に向って突出したアームレ
スト100が設けられている。
【0043】ドアトリム97の上縁には、図10に示す
ように、車体の外方に向って折曲した上壁101が形成
されると共に、ドアトリム97の上壁101の端縁には
上方に向って折曲した立上り壁102が形成され、ドア
トリム97の立上り壁102の上縁には車体の外方に向
って折返した折返し部103が形成され、ドアインナー
パネル2の立上り部87の上縁寄りには、図2に示すよ
うに、ドアトリム97の立上り壁102の折返し部10
3が係止され、ドアインナーパネル2の内壁75,上壁
86及び立上り部87の内側がドアトリム97により覆
われている。
【0044】補強板10の外側には、図4に示すよう
に、ドアアウターパネル1が配設され、ドアアウターパ
ネル1の上縁寄りの側方には、図11に示すように、車
体の内方に向って突出した凸壁104が形成されると共
に、ドアアウターパネル1の凸壁104にはドアアウト
サイドハンドル(図示せず)に臨んで開口部105が形
成され、ドアアウターパネル1の凸壁104の開口部1
05の両側にはドアアウトサイドハンドルを取付けるた
めの貫通孔106,106がそれぞれ設けられ、ドアア
ウターパネル1の両側縁及び下縁には内側に向って折返
したヘミング部107がそれぞれ形成されている。
【0045】ドアアウターパネル1は合成樹脂板よりな
る。
【0046】ドアアウターパネル1の両側縁寄り及び下
縁寄りの内側には、図11に示すように、アウターフレ
ーム108が配設され、アウターフレーム108の側壁
109にはミッドパネル5の側壁32の複数の貫通孔3
8と連通する複数の通孔110がそれぞれ設けられると
共に、アウターフレーム108の側壁109の上縁寄り
及び下縁寄りにはドアヒンジ7,8の支持壁46,47
に相当する箇所に角孔111,112がそれぞれ設けら
れ、アウターフレーム108の側壁109の上縁寄り及
び下縁寄りの内側には角孔111,112を囲んでスペ
ーサ113,113がそれぞれ設けられ、アウターフレ
ーム108の側壁114にはミッドパネル5の側壁33
の貫通孔53,53と連通する通孔115,115がそ
れぞれ設けられている。
【0047】アウターフレーム108の側壁109及び
側壁114の外縁には、図11に示すように、車体の前
方及び後方に向って張出した張出片116及び張出片1
17がそれぞれ形成されると共に、アウターフレーム1
08の底壁118の外縁には下方に向って張出した張出
片119が形成されている。
【0048】アウターフレーム108の側壁109及び
側壁114の内縁には、図11に示すように、車体の前
方及び後方に向って張出したフランジ120及びフラン
ジ121がそれぞれ形成されると共に、アウターフレー
ム108の底壁118の内縁には下方に向って張出した
フランジ122が形成されている。
【0049】アウターフレーム108は板金よりなる。
【0050】ドアアウターパネル1の両側縁寄りの内側
面とヘミング部107,107との間には、図11に示
すように、アウターフレーム108の側壁109,11
4の張出片116,117がそれぞれ挟持されると共
に、ドアアウターパネル1の下縁寄りの内側面とヘミン
グ部107との間には、図4に示すように、アウターフ
レーム108の底壁118の張出片119が挟持され、
アウターフレーム108の側壁109,114の張出片
116,117はドアアウターパネル1の両側縁寄りの
内側に対してヘミング部107,107により固定さ
れ、アウターフレーム108の底壁118の張出片11
9はドアアウターパネル1の下縁寄りの内側に対してヘ
ミング部107により固定されている。
【0051】アウターフレーム108の側壁109の角
孔111及び角孔112には車体の後方よりドアヒンジ
7の支持壁46及びドアヒンジ8の支持壁47がそれぞ
れ嵌入され、アウターフレーム108の側壁109の複
数の通孔110及びミッドパネル5の側壁32の外縁寄
りの複数の貫通孔38には車体の前方よりリベット(図
示せず)がそれぞれ挿通されると共に、アウターフレー
ム108の側壁114の通孔115,115及びミッド
パネル5の側壁33の外縁寄りの貫通孔53,53には
車体の後方よりリベット(図示せず)がそれぞれ挿通さ
れ、アウターフレーム108の側壁109の内側には、
図12に示すように、ミッドパネル5の側壁32の外縁
寄りが複数のリベットにより固定され、アウターフレー
ム108の側壁114の内側にはミッドパネル5の側壁
33の外縁寄りが複数のリベットにより固定されてい
る。
【0052】アウターフレーム108の側壁109のフ
ランジ120の内側には、図13に示すように、ドアイ
ンナーパネル2の側壁78のフランジ92が当接される
と共に、アウターフレーム108の側壁114のフラン
ジ121の内側にはドアインナーパネル2の側壁82の
フランジ93が当接され、アウターフレーム108の底
壁118のフランジ122の内側には、図4に示すよう
に、ドアインナーパネル2の底壁94のフランジ95が
当接され、アウターフレーム108の側壁109のフラ
ンジ120とドアインナーパネル2の側壁78のフラン
ジ92との間には接着剤またはシール剤が塗布され、ア
ウターフレーム108の側壁114のフランジ121と
ドアインナーパネル2の側壁82のフランジ93との間
には接着剤またはシール剤が塗布され、アウターフレー
ム108の底壁118のフランジ122とドアインナー
パネル2の底壁94のフランジ95との間には接着剤ま
たはシール剤が塗布されている。
【0053】アウターフレーム108の側壁109,1
14及び底壁118とドアインナーパネル2の側壁7
8,82及び底壁94との間の外側には、図2に示すよ
うに、ウェザストリップ123が配設され、ウェザスト
リップ123には、図14に示すように、アウターフレ
ーム108の側壁109,114及びドアインナーパネ
ル2の側壁78,82の外側に沿って中空の立上り部1
24,125がそれぞれ形成されると共に、ウェザスト
リップ123の立上り部124の下端と立上り部125
の下端との間にはアウターフレーム108の底壁118
及びドアインナーパネル2の底壁94の下部に沿って中
空の水平部126が形成され、ウェザストリップ123
の立上り部124には車体の後方に向って開口する凹溝
127が形成され、ウェザストリップ123の立上り部
125には車体の前方に向って開口する凹溝128が形
成され、ウェザストリップ123の水平部126には上
方に向って開口する凹溝129が形成されている。
【0054】ウェザストリップ123は弾性材料よりな
る。
【0055】ウェザストリップ123の立上り部124
の凹溝127,立上り部125の凹溝128及び水平部
126の凹溝129には接着剤がそれぞれ充填され、ウ
ェザストリップ123の立上り部124の凹溝127に
は、図13に示すように、アウターフレーム108の側
壁109のフランジ120及びドアインナーパネル2の
側壁78のフランジ92が嵌入され、ウェザストリップ
123の立上り部125の凹溝128にはアウターフレ
ーム108の側壁114のフランジ121及びドアイン
ナーパネル2の側壁82のフランジ93が嵌入され、ウ
ェザストリップ123の水平部126の凹溝129に
は、図4に示すように、アウターフレーム108の底壁
118のフランジ122及びドアインナーパネル2の底
壁94のフランジ95が嵌入されている。
【0056】そして、ドアアウターパネル1に車体の外
方から衝撃を受けると、補強板10,サイドビーム3及
び平板13が車体の外方からの衝撃によるドアアウター
パネル1の車体の内方への侵入を抑えると同時に、乗員
の生存空間を補強板10,サイドビーム3及び平板13
により確保し、ボックス14及びボックス15の内部に
充填したポリウレタンフォーム18及びポリウレタンフ
ォーム19が車体の外部からの衝撃エネルギを吸収し、
ミッドパネル5とドアインナーパネル2の内壁75との
間のパッド96が車体の外部からの衝撃エネルギを吸収
し、乗員をパッド96により衝撃エネルギから保護す
る。
【0057】さらに、ウェザストリップ123の立上り
部124はアウターフレーム108の側壁109のフラ
ンジ120とドアインナーパネル2の側壁78のフラン
ジ92との間から雨水の侵入を防止すると同時に、ウェ
ザストリップ123の立上り部125はアウターフレー
ム108の側壁114のフランジ121とドアインナー
パネル2の側壁82のフランジ93との間から雨水の侵
入を防止し、ウェザストリップ123の水平部126は
アウターフレーム108の底壁118のフランジ122
とドアインナーパネル2の底壁94のフランジ95との
間からの雨水の侵入を防止するようになっている。
【0058】次に、この実施例の自動車のドアの組立て
方法について説明する。
【0059】まず、補強板10の膨出部11の内側面に
サイドビーム3を溶接により固着すると共に、平板13
の中央付近の外側にサイドビーム3の凸部12の端壁を
溶接により固着し、補強板10の内側に平板13を溶接
により固着し、図4に示すように、平板13の外側に補
強板10と共にサイドビーム3を取付ける。
【0060】次いで、ミッドパネル5の側壁32の角孔
36に車体の後方よりドアチェック6のチェックアーム
42の基端寄りを挿通した後、ミッドパネル5の側壁3
2の内縁寄りの内側の中央付近にドアチェック6のハウ
ジング39を複数のリベットにより固定し、ドアチェッ
ク6をミッドパネル5の側壁32の内縁寄りの内側に取
付ける。
【0061】次いで、ミッドパネル5の側壁32の外縁
寄りの外側の上方にドアヒンジ7の支持壁46を溶接に
より固着すると共に、ミッドパネル5の側壁32の外縁
寄りの外側の下方にドアヒンジ8の支持壁47を溶接に
より固着し、図6に示すように、ミッドパネル5の側壁
32の外縁寄りの外側にドアヒンジ7及びドアヒンジ8
をそれぞれ取付ける。
【0062】その後、ミッドパネル5の側壁33の膨出
部54の内側にドアロック9のケーシングを複数のネジ
により固定し、図6に示すように、ミッドパネル5の側
壁33の内側にドアロック9を取付ける。
【0063】次いで、ドアサッシュ57の傾斜部58の
中央付近の下部にフロントサッシュ59の上端の当接片
63をリベットにより固定した後、ミッドパネル5の一
端寄りの外側の上方にブラケット71をリベットにより
固定すると共に、ミッドパネル5の一端寄りの外側の下
方にブラケット72をリベットにより固定し、ミッドパ
ネル5の他端寄りの外側の上方にブラケット73をリベ
ットにより固定し、ミッドパネル5の他端寄りの外側の
下方にブラケット74をリベットにより固定し、図6に
示すように、ミッドパネル5の一端寄りの外側にフロン
トサッシュ59の中央付近の下部及び下端寄りをブラケ
ット71及びブラケット72を介して取付け、ミッドパ
ネル5の他端寄りの外側にドアサッシュ57のランチャ
ンネル60の中央付近の下部及び下端寄りをブラケット
73及びブラケット74を介して取付ける。
【0064】その後、平板13の一端寄りの内側の側板
16の角孔24,ポリウレタンフォーム18の通孔25
及びボックス14の側壁20の角孔21に車体の前方よ
りドアチェック6のチェックアーム42の先端寄りを挿
通した後、ミッドパネル5の一端部の外側にボックス1
4を複数のネジにより固定すると共に、ミッドパネル5
の他端部の外側にボックス15を複数のネジにより固定
し、図7に示すように、ミッドパネル5の外方にボック
ス14及びボックス15を介して補強板10及び平板1
3を取付ける。
【0065】次いで、ドアインナーパネル2の側壁78
の角孔80に車体の後方よりドアチェック6のチェック
アーム42の基端寄りを挿通した後、ミッドパネル5の
側壁32の内縁寄りの外側にドアインナーパネル2の側
壁78を複数のリベットにより固定すると共に、ミッド
パネル5の側壁33の内縁寄りの外側にドアインナーパ
ネル2の側壁82をリベットにより固定し、図9に示す
ように、ミッドパネル5の側壁32及び側壁33の内縁
寄りの外側にドアインナーパネル2の側壁78及び側壁
82をそれぞれ取付け、ドアインナーパネル2をミッド
パネル5に対して取付ける。
【0066】その後、支持板65の上端寄りの外側にド
アサッシュ57の傾斜部58の下端部及びドアインナー
パネル2の上壁86の立上り部87の側壁88をリベッ
トにより固定すると共に、支持板68の下端寄りの外側
にドアインナーパネル2の上壁86の立上り部87の側
壁89をリベットにより固定し、ドアサッシュ57の傾
斜部58の下端部及び支持板68の下端寄りの外側にド
アインナーパネル2の上壁86の立上り部87の側壁8
8及び側壁89をそれぞれ取付ける。
【0067】次いで、アウターフレーム108の側壁1
09の角孔111及び角孔112に車体の後方よりドア
ヒンジ7の支持壁46及びドアヒンジ8の支持壁47を
それぞれ嵌入した後、図13に示すように、アウターフ
レーム108の側壁109のフランジ120の内側にド
アインナーパネル2の側壁78のフランジ92を当接す
ると共に、アウターフレーム108の側壁114のフラ
ンジ121の内側にドアインナーパネル2の側壁82の
フランジ93を当接し、アウターフレーム108の底壁
118のフランジ122の内側にドアインナーパネル2
の底壁94のフランジ95を当接する。
【0068】次いで、ドアアウターパネル1の内側面の
中央付近に補強板10の膨出部11を接着剤により固着
した後、アウターフレーム108の側壁109の内側に
ミッドパネル5の側壁32の外縁寄りを複数のリベット
により固定すると共に、アウターフレーム108の側壁
114の内側にミッドパネル5の側壁33の外縁寄りを
複数のリベットにより固定し、図12に示すように、ア
ウターフレーム108の側壁109及び側壁114の内
側にミッドパネル5の側壁32及び側壁33の外縁寄り
をそれぞれ取付け、ドアインナーパネル2をミッドパネ
ル5と共にアウターフレーム108に対して取付ける。
【0069】その後、図13に示すように、ウェザスト
リップ123の立上り部124の凹溝127にアウター
フレーム108の側壁109のフランジ120及びドア
インナーパネル2の側壁78のフランジ92を嵌入する
と共に、ウェザストリップ123の立上り部125の凹
溝128にアウターフレーム108の側壁114のフラ
ンジ121及びドアインナーパネル2の側壁82のフラ
ンジ93を嵌入し、図4に示すように、ウェザストリッ
プ123の水平部126の凹溝129にアウターフレー
ム108の底壁118のフランジ122及びドアインナ
ーパネル2の底壁94のフランジ95を嵌入し、ウェザ
ストリップ123をアウターフレーム108の側壁10
9,114及び底壁118とドアインナーパネル2の側
壁78,82及び底壁94との間の周縁の外側に対して
取付ける。
【0070】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の自動車の
ドアによれば、ドアインナーパネルの両側をミッドパネ
ルの一端及び他端の外側にそれぞれ取付けることによ
り、ドアチェック及びドアロックがミッドパネルと共に
ドアインナーパネルの他側に対して取付けられるので、
従来のようにドアチェック及びドアロックをドアインナ
ーパネルの両側に別々に取付ける必要がなく、ミッドパ
ネルの一端及び他端をドアアウターパネルの両側の内側
にそれぞれ取付けるのみで、ドアヒンジがミッドパネル
の一端と共にドアアウターパネルの一側に対して取付け
られ、ドアインナーパネルをミッドパネルと共にドアア
ウターパネルに対して取付けることができ、ドアインナ
ーパネルの周縁をドアアウターパネルの周縁寄りの内側
に固定する必要がないので、ドアインナーパネルのドア
アウターパネルに対する取付け作業を容易に行うことが
できる。
【0071】また、ドアアウターパネルに車体の外方か
ら衝撃を受けると、サイドビームが車体の外方からの衝
撃によるドアアウターパネルの車体の内方への侵入を抑
えるので、乗員の生存空間をサイドビームにより確保す
ることができ、ドアインナーパネルとミッドパネルとの
間に衝撃吸収体を収納するためのスペースが得られるの
で、ドアインナーパネルとミッドパネルとの間のスペー
スの有効利用を図ることができる。さらに、フロントサ
ッシュとドアサッシュとを別体としたので、フロントサ
ッシュの取り付け位置を移動することによって、ウイン
ドガラスの両側縁を案内するフロントサッシュとドアサ
ッシュの他側辺との距離を、ウインドガラスの幅に合わ
せて簡単に調整することが可能である。また、ドアサッ
シュ及びフロントサッシュを、ミッドパネルに対する取
付部よりも上方において、支持板及び張出片を介してド
アインナーパネルに結合するため、ドアサッシュ及びフ
ロントサッシュをドアインナーパネルに対して位置決め
しやすく、しかも、高さの異なる複数の位置で支持され
たドアサッシュ及びフロ ントサッシュは、振れや変形を
起こしにくく、この結果、ウインドガラスのスムーズな
昇降を長期間に亘って維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動車のドアの要部側断面図
【図2】図1の要部分解斜視図
【図3】図1の要部分解斜視図
【図4】図1の要部拡大側断面図
【図5】図3の要部拡大斜視図
【図6】図3の要部斜視図
【図7】サイドビームのミッドパネルに対する取付け状
態を示す要部横断面図
【図8】図2のドアインナーパネルの拡大斜視図
【図9】ドアインナーパネルのミッドパネルに対する取
付け状態を示す要部切断正面図
【図10】図2のドアトリムの拡大斜視図
【図11】図2のドアアウターパネルの拡大斜視図
【図12】ドアアウターパネルのミッドパネルに対する
取付け状態を示す要部切断正面図
【図13】ドアアウターパネル及びドアインナーパネル
のミッドパネルに対する取付け状態を示す要部横断面図
【図14】図2のウェザストリップの拡大斜視図
【符号の説明】
1 ドアアウターパネル 2 ドアインナーパネル 3 サイドビーム 4 ウインドガラス 5 ミッドパネル 6 ドアチェック 7 ドアヒンジ 8 ドアヒンジ 9 ドアロック 10 補強板 11 膨出部 12 凸部 13 平板 14 ボックス 15 ボックス 16 側板 17 側板 18 ポリウレタンフォーム 19 ポリウレタンフォーム 20 側壁 21 角孔 22 端壁 23 貫通孔 24 角孔 25 通孔 26 端壁 27 貫通孔 28 通孔 29 通孔 30 開口部 31 貫通孔 32 側壁 33 側壁 34 底壁 35 貫通孔 36 角孔 37 貫通孔 38 貫通孔 39 ハウジング 40 フランジ 41 貫通孔 42 チェックアーム 43 係合突部 44 係合突部 45 ストッパ 46 支持壁 47 支持壁 48 固定側ブラケット 49 連結ピン 50 固定側ブラケット 51 連結ピン 52 貫通孔 53 貫通孔 54 膨出部 55 通孔 56 切欠孔 57 ドアサッシュ 58 傾斜部 59 フロントサッシュ 60 ランチャンネル 61 通孔 62 貫通孔 63 当接片 64 貫通孔 65 支持板 66 貫通孔 67 張出片 68 支持板 69 貫通孔 70 張出片 71 ブラケット 72 ブラケット 73 ブラケット 74 ブラケット 75 内壁 76 開口部 77 貫通孔 78 側壁 79 通孔 80 角孔 81 通孔 82 側壁 83 膨出部 84 切欠孔 85 通孔 86 上壁 87 立上り部 88 側壁 89 側壁 90 通孔 91 通孔 92 フランジ 93 フランジ 94 底壁 95 フランジ 96 パッド 97 ドアトリム 98 開口部 99 通孔 100 アームレスト 101 上壁 102 立上り壁 103 折返し部 104 凸壁 105 開口部 106 貫通孔 107 ヘミング部 108 アウターフレーム 109 側壁 110 通孔 111 角孔 112 角孔 113 スペーサ 114 側壁 115 通孔 116 張出片 117 張出片 118 底壁 119 張出片 120 フランジ 121 フランジ 122 フランジ 123 ウェザストリップ 124 立上り部 125 立上り部 126 水平部 127 凹溝 128 凹溝 129 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60J 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のドアアウターパネルの内方にドア
    インナーパネルを配設すると共に、前記ドアアウターパ
    ネルの内側に前記車体の前後方向に沿ってサイドビーム
    を配設し、前記サイドビームと前記ドアインナーパネル
    との間において、ウインドガラスよりも内方に前記サイ
    ドビームの長手方向に沿ってミッドパネルを配設し、前
    記ミッドパネルの一端にドアチェック及びドアヒンジを
    設け、前記ミッドパネルの他端にドアロックを設け、前
    記ミッドパネルにドアの上部外周に沿うドアサッシュを
    取り付けると共に、前記ミッドパネルよりも上方におい
    て、前記ドアサッシュの前後方向両側にそれぞれ支持板
    を取り付け、これら支持板を前記ドアインナーパネルに
    固着し、前記ドアサッシュの前後方向一側寄りとミッド
    パネルとの間に、これらと別体のフロントサッシュを架
    け渡し、該フロントサッシュの中間部と前記支持板との
    間及び前記ドアサッシュの前後方向他側辺と支持板との
    間を、それぞれ張出片で接続し、前記ドアサッシュの前
    後方向他側辺とフロントサッシュとに前記ウインドガラ
    スの両側縁を摺動自在に嵌入し、前記ミッドパネルの一
    端及び他端の外側に前記ドアインナーパネルの両側をそ
    れぞれ取付け、前記ドアアウターパネルの両側の内側に
    前記ミッドパネルの一端及び他端をそれぞれ取付けたこ
    とを特徴とする自動車のドア。
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