JP3215359B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3215359B2
JP3215359B2 JP20687197A JP20687197A JP3215359B2 JP 3215359 B2 JP3215359 B2 JP 3215359B2 JP 20687197 A JP20687197 A JP 20687197A JP 20687197 A JP20687197 A JP 20687197A JP 3215359 B2 JP3215359 B2 JP 3215359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アクティブマト
リクス型の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアクティブマトリクス型の液晶
表示装置は、例えば図9及び図10に示す様に構成され
ている。図9は、この液晶表示装置の平面図であり、図
10は、断面図である。
【0003】これらの図から明らかな様に、基板101
上には、表示部103、データ線駆動回路104、走査
線駆動回路105、及び外部接続端子107等を形成し
ている。この基板101上の表示部103は、後に述べ
る様に各信号電極及び各走査電極、各画素電極、及び各
スイッチング素子(TFT)等を含む。また、基板10
2上には、対向電極106を形成している。
【0004】各基板101,102を対向配置し、これ
らの基板101,102間の予め定められた範囲を封止
部材109によって封止してから、これらの基板10
1,102間に液晶を挟持している。各基板101,1
02間には、スペーサを散布して、相互の離間距離を一
定に保っている。また、対向電極106は、各転移電極
110を介して基板101に接続されている。
【0005】図11は、表示部103、データ線駆動回
路104、及び走査線駆動回路105を示すブロック図
である。この図11に示す様に、表示部103は、各信
号電極SLi及び各走査電極GLjを交差して配置し、各
交差部位毎に、各画素PIXを配置してなる。走査線駆動
回路105は、各走査電極GLjを順次走査し、またデ
ータ線駆動回路104は、各信号電圧を各信号電極SL
iを通じて走査電極GLjに沿う各画素PIXに与える。
【0006】各画素PIXは、図12に示す様にスイッチ
ング素子111、画素容量112からなる。画素容量1
12は、液晶容量112a、及び必要であれば付加され
る補助容量112bからなる。一般に、画素の表示を安
定させるために、液晶容量112aに対して補助容量1
12bを並列に接続する。この補助容量112bは、液
晶容量112aやスイッチング素子111のリーク電
流、スイッチング素子111のゲートとソース間の容量
等の寄生容量による画素電位の変動、あるいは、液晶容
量112aの表示データ依存性等の影響を最小限に抑え
るためのものである。
【0007】信号電極SLiをスイッチング素子111
を通じて液晶容量112a並びに補助容量112bの一
方の電極に接続し、液晶容量112aの他方の電極を対
向電極106に接続すると共に、補助容量112bの他
方の電極を全画素に共通の共通電極線、又は隣接する走
査電極に接続している。また、走査電極GLjをスイッ
チング素子111のゲートに接続している。
【0008】走査線駆動回路105は、各制御信号CK
G,SPG,GPSを入力すると共に、各選択電圧VG
H,VGLを入力しており、各制御信号に応答して、各
選択電圧を各走査電極GLjに選択的に加えることによ
って、各走査電極GLjを順次アクティブにし、走査電
極GLjに沿う各画素PIXのスイッチング素子111を
オンにする。また、データ線駆動回路104は、画像デ
ータDAT、及び各制御信号CKS,SPSを入力する
と共に、各信号電圧VSH,VSLを入力しており、画
像データ及び各制御信号に応答して、各信号電極SLi
毎に、各信号電圧のいずれかを送出する。これらの信号
電圧は、各信号電極SLiから各画素PIXのスイッチン
グ素子111を通じて該各画素PIXの画素容量112に
与えられ、これらの画素容量112に書き込まれる。そ
して、走査電極GLjを非アクティブにすると、これら
の画素容量112が遮断状態となり、これらの画素容量
112による表示が維持される。この様な動作を各走査
電極GLjの度に繰り返すことによって1画面の表示が
なされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9及び図
10に示す液晶表示装置においては、表示部103が封
止部材109によって囲まれるものの、データ線駆動回
路104及び走査線駆動回路105が封止部材109に
よって囲まれる範囲の外側にはみ出しているばかりでな
く、これらの回路104,105が基板102の外側に
露出して外気に接している。この様にデータ線駆動回路
104及び走査線駆動回路105がむき出しになってい
る場合、この液晶表示装置の組立工程に際しては、装置
の扱いに細心の注意を払う必要があった。
【0010】また、封止部材109の付近では、液晶の
配向状態が正常でないため、封止部材109から表示部
103を離間させる必要があった。あるいは、封止部材
109は、水分の侵入を防止する役目を果たすので、そ
の幅を十分に広くする必要があった。この様な理由か
ら、封止部材109が介在する表示部103とデータ線
駆動回路104及び走査線駆動回路105間を広げる必
要があり、この結果として基板面積の増大を招いた。
【0011】この様な問題を解決するために、例えば特
開平6−186578号の「液晶表示装置」では、封止
部材を駆動回路の外側に配置して、この封止部材によっ
て、表示部ばかりでなく、駆動回路をも囲んでしまうと
言う技術が提案されている。
【0012】しかしながら、この構造においては、駆動
回路と対向電極間にも、液晶が介在しており、これらの
間には、直流電圧が常に印加されるので、液晶が分極を
起こして劣化してしまった。この液晶の劣化は、表示領
域の表示むらの原因となる。また、時間の経過に伴い、
分極した液晶によって電界の回り込みが生じ、劣化が促
進された。
【0013】また、特開平6−289413号の「液晶
表示装置」では、ゴミ等による駆動回路と対向基板間の
短絡を防止するために、駆動回路に対向する部位で、対
向電極を部分的に削除すると言う技術が開示されてい
る。この場合、駆動回路と対向電極間の液晶に直流電圧
が印加されずに済むので、液晶の劣化を招くことがな
い。しかしながら、絶縁性を考慮して、遮光膜の材質を
選択していないので、対向電極を削除した部位では、遮
光膜を対向電極に接近させることはできても、対向電極
と遮光膜を相互に重畳することができず、また仮に重畳
させれば、遮光膜を通じて短絡不良を発生する可能性が
あるので、対向電極の周縁近傍で光り漏れを生じる。こ
れを防ぐには、例えば対向電極を表示部よりも十分に大
きくして、対向電極周縁の光り漏れの影響を表示部に受
けない様にするしかなく、結局は基板面積の増大を招い
た。
【0014】そこで、この発明は、この様な従来の課題
を解決するものであって、駆動回路を保護しつつ、基板
面積の増大を招かずに、液晶の劣化や光り漏れを防止す
ることが可能な液晶表示装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、一対の基板を対向配置し、これらの基
板間の予め定められた範囲を第1封止部材によって封止
して、これらの基板間に液晶を挟持しており、一方の基
板上に対向電極を形成し、他方の基板上に各画素を配列
すると共に、これらの画素を駆動する駆動回路を形成し
た液晶表示装置において、対向電極を駆動回路に重なる
部位を除いて形成すると共に、この駆動回路に重なる部
位に絶縁性の非透過膜を形成し、この絶縁性の非透過膜
と対向電極を部分的に重ねている。
【0016】この様な構成によれば、対向電極を駆動回
路に重なる部位を除いて形成しているので、駆動回路と
対向電極間の液晶に直流電圧が印加されずに済み、液晶
の劣化を招くことがない。また、駆動回路に重なる部位
に絶縁性の非透過膜を形成し、この絶縁性の非透過膜と
対向電極を部分的に重ねているので、対向電極周縁の光
り漏れを防止することができる。このため、対向電極を
大きくすることによって、光り漏れの影響を回避する必
要がなく、基板を大きくする必要もない。この様に光り
漏れを効果的に防止することができれば、光り漏れによ
る駆動回路の誤動作を発生することがなく、高品質の液
晶表示装置を提供することができる。
【0017】請求項2に記載の様に、絶縁性の非透過膜
は、対向電極を持つ基板上に形成されても良い。
【0018】請求項3に記載の様に、絶縁性の非透過膜
は、各画素を除く部位に形成されるのが好ましい。
【0019】請求項4に記載の様に、絶縁性の非透過膜
は、駆動回路を持つ基板上に形成されても良い。
【0020】請求項5に記載の様に、対向電極を形成し
ない部分が駆動回路よりも大きく、対向電極を形成しな
い部分と駆動回路間の距離が駆動回路と該駆動回路に対
向する基板間の距離よりも大きくされても良い。
【0021】請求項6に記載の様に、対向電極を形成し
ない部分と画素間の距離が画素と該画素に対向する基板
間の距離よりも大きくされても良い。
【0022】請求項7に記載の様に、各画素と駆動回路
間に、第2封止部材を配置しても良い。
【0023】この場合は、第2封止部材は、駆動回路に
重なる液晶が各画素へと回り込むことを阻止するので、
各画素、つまり表示部に重なる液晶の劣化をより確実に
防止することができる。
【0024】請求項8に記載の様に、第1及び第2封止
部材のうちの少なくとも一方によって駆動回路を囲み、
この封止部材によって囲まれる駆動回路を除く部位で、
各基板間にスペーサを挿入しても良い。
【0025】この様に封止部材によって駆動回路を囲め
ば、駆動回路に重なる液晶が各画素へと回り込むことが
全くなくなり、表示部に重なる液晶の劣化を更に確実に
防止することができる。
【0026】請求項9に記載の様に、各画素に含まれる
各スイッチング素子、及び駆動回路内に含まれる各スイ
ッチング素子は、薄膜トランジスタであっても良い。
【0027】請求項10に記載の様に、各画素に含まれ
る各スイッチング素子、及び駆動回路内に含まれる各ス
イッチング素子は、基板上に形成された非晶質シリコン
薄膜、多結晶シリコン薄膜、及び単結晶シリコン薄膜の
いずれかの上に形成されても良い。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参照して説明する。図1及び図2は、この発明の
液晶表示装置の第1実施形態を示している。図1は、こ
の液晶表示装置の平面図であり、図2は、図1のA−
A’に沿って破断して示す断面図である。
【0029】これらの図から明らかな様に、基板11上
には、表示部13、データ線駆動回路14、走査線駆動
回路15、及び外部接続端子17等を形成している。こ
の基板11上の表示部13は、図9及び図10に示す表
示部103と同様に、図11もしくは図12に示す様な
各信号電極、各走査電極、各画素容量、及び各スイッチ
ング素子(TFT)等を含む。また、基板12上には、
対向電極16を形成している。
【0030】各基板11,12を対向配置し、これらの
基板11,12間の予め定められた範囲を封止部材19
によって封止してから、これらの基板11,12間に液
晶を挟持している。また、対向電極16は、各転移電極
21を介して基板11に接続される。
【0031】封止部材19は、表示部13だけでなく、
データ線駆動回路14及び走査線駆動回路15をも囲む
様に配置されている。また、対向電極16は、開口部分
16aを有しており、この開口部分16aでは、この対
向電極16が存在しない。この開口部分16aは、デー
タ線駆動回路14及び走査線駆動回路15に重なる。
【0032】非透過膜22は、遮光性及び絶縁性を有し
ている。この非透過膜22は、開口部分16aを覆い、
この非透過膜22の縁と対向電極16の縁を相互に重畳
させている。
【0033】対向電極16には、透明導電膜を適用す
る。例えば、ITO(酸化インジュウムスズ)、あるい
は他の材料を適用することができる。この対向電極16
には、図示しない配向膜、カラーフィルタ、偏光板等を
重ねることがある。
【0034】非透過膜22には、例えばポリイミド膜等
の有機膜を染料等によって着色して非透過性にしたもの
を適用することができる。あるいは、遮光性及び絶縁性
を有していれば、どのような材質でも非透過膜22に適
用することができる。また、基板12上に、対向電極1
6を形成してから、非透過膜22を形成しているが、こ
れらの形成の順序を逆にしても構わない。
【0035】ここでは、データ線駆動回路14及び走査
線駆動回路15の範囲は、実際の回路部分だけでなく、
外部からの電源ライン等をも含む。要するに、対向電極
16に対して直流電圧が発生する範囲を示唆している。
【0036】この様なデータ線駆動回路14及び走査線
駆動回路15に重畳する開口部分16aには、対向電極
16が存在しない。このため、データ線駆動回路14及
び走査線駆動回路15に直流電圧を印加したとしても、
データ線駆動回路14及び走査線駆動回路15と対向電
極16間の液晶には、直流電圧が印加されることがな
く、液晶の分極による液晶の劣化を生じることはない。
また、データ線駆動回路14並びに走査線駆動回路15
と対向電極16間の寄生容量が無く、この寄生容量に伴
う消費電力の増加も起こらない。
【0037】更に、データ線駆動回路14及び走査線駆
動回路15に重畳する開口部分16aを非透過膜22に
よって覆い、この非透過膜22の縁と対向電極16の縁
を相互に重畳している。このため、データ線駆動回路1
4及び走査線駆動回路15に対する遮光を十分に行うこ
とができ、光り漏れによって、これらの駆動回路14,
15内の各スイッチング素子(TFT)の誤動作や消費
電力の増加を防止することができる。また、非透過膜2
2は、絶縁性を有するものであるから、各駆動回路1
4,15との間の寄生容量が無く、この寄生容量に伴う
消費電力の増加も起こらない。
【0038】また、この非透過膜22は、表示部13の
周囲に配置されているので、この表示部13に対する光
り漏れを防ぐ役目を果たし、表示むら等の防止に役立
つ。
【0039】図3に示す様に、各駆動回路14,15に
対する開口部分16aのはみ出し距離ddは、各駆動回
路14,15と基板12(非透過膜22の表面)間の距
離dd’よりも大きくするのが好ましい。これによっ
て、各駆動回路14,15から発生される横方向の電界
による液晶の劣化を防止することができる。
【0040】また、表示部13から開口部分16aまで
の距離dpは、表示部13と基板12(対向電極16の
表面)間の距離dp’よりも大きくするのが好ましい。
この距離dpは、表示部13に対する対向電極16のは
み出し距離でもある。この表示部13に対する対向電極
16のはみ出しによって、表示部13と対向電極16間
には、この表示部13の中央から端部に至るまで、略均
一の電界及び同等の画質を得ることができ、基板規模を
大きくすることなく、均一な表示が得られる。しかも、
非透過膜22は、部分的に対向電極16と重なることに
よって、表示部13の端部に達することができるので、
先にも述べた様にこの表示部13に対する光り漏れを防
ぐ役目を果たし、表示むらを相乗的に防止する。
【0041】この様に対向電極16を各駆動回路14,
15に重なる部位を除いて形成しているので、各駆動回
路14,15と対向電極16間の液晶に直流電圧が印加
されずに済み、液晶の劣化を招くことがない。また、各
駆動回路14,15に重なる部位に絶縁性の非透過膜2
2形成し、この絶縁性の非透過膜22と対向電極16を
部分的に重ねているので、対向電極16周縁の光り漏れ
を防止することができる。このため、対向電極16を大
きくすることによって、光り漏れの影響を回避する必要
がなく、基板を大きくする必要もない。この様に光り漏
れを効果的に防止することができれば、光り漏れを原因
とする各駆動回路14,15の誤動作を発生することが
なく、高品質の液晶表示装置を提供することができる。
更には、各駆動回路14,15を液晶によって覆うの
で、この液晶が緩衝材となり、これらの駆動回路14,
15を不要な応力や衝撃から保護することができる。
【0042】なお、非透過膜22は、基板12側に設け
る代わりに、図4に示す様に基板11側に設け、各駆動
回路14,15を被覆しても構わない。
【0043】また、表示部13の各スイッチング素子
(TFT)及び各駆動回路14,15の各スイッチング
素子(TFT)は、同一基板11上に形成された非晶質
シリコン薄膜、多結晶シリコン薄膜、及び単結晶シリコ
ン薄膜から形成しても構わない。この場合は、回路規模
縮小等によるコストの低減を図ることができる。
【0044】図5及び図6は、この発明の液晶表示装置
の第2実施形態を示している。図5は、この液晶表示装
置の平面図であり、図6は、図5のB−B’に沿って破
断して示す断面図である。
【0045】この第2実施形態の液晶表示装置は、図1
及び図2の装置に内側封止部材31を付設してなる。こ
の内側封止部材31は、表示部13と各駆動回路14,
15間のみに形成されている。
【0046】図5及び図6から明らかな様に、基板11
上には、表示部13、データ線駆動回路14、走査線駆
動回路15、及び外部接続端子17等を形成している。
また、基板12上には、対向電極16を形成している。
【0047】基板11上に内側封止部材31を形成した
後に、各基板11,12を対向配置し、これらの基板1
1,12間の所定の範囲を封止部材19によって封止し
てから、これらの基板11,12間に液晶を挟持してい
る。また、対向電極16は、各転移電極21を介して基
板11に接続される。
【0048】対向電極16は、開口部分16aを有して
おり、この開口部分16aでは、この対向電極16が存
在しない。非透過膜22は、遮光性及び絶縁性を有して
いる。この非透過膜22は、開口部分16aを覆い、こ
の非透過膜22の縁と対向電極16の縁が相互に重畳し
ている。
【0049】この様な構成において、内側部材31は、
表示部13と各駆動回路14,15間に介在することに
より、両者の間で液晶が行き交いすることを防止する。
従って、各駆動回路14,15を覆う液晶が劣化したと
しても、この劣化した液晶が表示部13の液晶に混じる
ことはなく、表示部13を覆う液晶の品質を保持するこ
とができる。
【0050】また、内側封止部材31は、封止部材19
の内側に在るため、外部からの水分の侵入を防止する必
要がなく、封止部材19と比較すると、その幅を十分に
細くすることができる。しかも、この内側封止部材31
を付設する上で、表示部13と各駆動回路14,15間
のスペースを拡大する必要がないので、基板面積の増大
を招くことがない。
【0051】なお、この第2実施形態においても、第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0052】図7及び図8は、この発明の液晶表示装置
の第3実施形態を示している。図7は、この液晶表示装
置の平面図であり、図8は、図7のB−B’に沿って破
断して示す断面図である。
【0053】この第3実施形態の液晶表示装置では、図
1及び図2の装置に内側封止部材32を付設し、この内
側封止部材32によって表示部13と各駆動回路14,
15を完全に分割している。この場合、表示部13に、
各基板11,12間の離間距離を一定に保つスペーサ
(図示せず)を散布しても良い。ただし、各駆動回路1
4,15には、スペーサを散布しない。
【0054】図7及び図8から明らかな様に、基板11
上には、表示部13、データ線駆動回路14、走査線駆
動回路15、及び外部接続端子17等を形成している。
また、基板12上には、対向電極16を形成している。
【0055】基板11上に内側封止部材32を形成し、
スペーサを表示部13に散布した後に、各基板11,1
2を対向配置し、これらの基板11,12間を封止部材
19によって封止してから、これらの基板11,12間
に液晶を挟持している。また、対向電極16は、各転移
電極21を介して基板11に接続される。
【0056】対向電極16は、封止部材19と内側封止
部材32によって囲まれる範囲で削除されており、この
対向電極16を削除した範囲が開口部分16aとなる。
非透過膜22は、遮光性及び絶縁性を有している。この
非透過膜22は、開口部分16aを覆い、この非透過膜
22の縁と対向電極16の縁が相互に重畳している。
【0057】この様な構成において、内側部材32は、
表示部13と各駆動回路14,15間で液晶が行き交い
することを防止する。従って、各駆動回路14,15を
覆う液晶が劣化したとしても、この劣化した液晶が表示
部13の液晶に混じることはなく、表示部13を覆う液
晶の品質を保持することができる。
【0058】また、内側封止部材32は、外部からの水
分の侵入を防止する必要がなく、封止部材19と比較す
ると、その幅を十分に細くすることができる。しかも、
この内側封止部材32を付設する上で、表示部13と各
駆動回路14,15間のスペースを拡大する必要がない
ので、基板面積の増大を招くことがない。
【0059】なお、この第3実施形態においても、第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】この発明は、上記各実施形態に限定される
ものでなく、多様な変形が可能である。例えば、対向電
極や非透過膜の形状や材質を適宜に変更しても良い。ま
た、内側封止部材の形状を適宜に設定することができ
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明した様に、この発明によれば、
対向電極を駆動回路に重なる部位を除いて形成している
ので、駆動回路と対向電極間の液晶に直流電圧が印加さ
れずに済み、液晶の劣化を招くことがない。また、駆動
回路に重なる部位に絶縁性の非透過膜を形成し、この絶
縁性の非透過膜と対向電極を部分的に重ねているので、
対向電極周縁の光り漏れを防止することができる。この
ため、対向電極を大きくすることによって、光り漏れの
影響を回避する必要がなく、基板を大きくする必要もな
い。この様に光り漏れを効果的に防止することができれ
ば、光り漏れによる駆動回路の誤動作を発生することが
なく、高品質の液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の液晶表示装置の第1実施形態を示す
平面図
【図2】図1のA−A’に沿って破断して示す断面図
【図3】図1の液晶表示装置の各部の寸法を説明するた
めに用いた断面図
【図4】図1の液晶表示装置の変形例を示す断面図
【図5】この発明の液晶表示装置の第2実施形態を示す
平面図
【図6】図5のB−B’に沿って破断して示す断面図
【図7】この発明の液晶表示装置の第3実施形態を示す
平面図
【図8】図7のB−B’に沿って破断して示す断面図
【図9】従来の液晶表示装置を示す平面図
【図10】図9のC−C’に沿って破断して示す断面図
【図11】液晶表示装置の構成を示すブロック図
【図12】図11の装置における画素の構成を示す回路
【符号の説明】
11,12 基板 13 表示部 14 データ線駆動回路 15 走査線駆動回路 16 対向電極 16a 開口部 17 外部接続端子 19 封止部材 21 転移電極 22 非透過膜 31,32 内側封止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−289413(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1345

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板を対向配置し、これらの基板
    間の予め定められた範囲を第1封止部材によって封止し
    て、これらの基板間に液晶を挟持しており、一方の基板
    上に対向電極を形成し、他方の基板上に各画素を配列す
    ると共に、これらの画素を駆動する駆動回路を形成した
    液晶表示装置において、 対向電極を駆動回路に重なる部位を除いて形成すると共
    に、この駆動回路に重なる部位に絶縁性の非透過膜を形
    成し、この絶縁性の非透過膜と対向電極を部分的に重ね
    た液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 絶縁性の非透過膜は、対向電極を持つ基
    板上に形成された請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 絶縁性の非透過膜は、各画素を除く部位
    に形成された請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 絶縁性の非透過膜は、駆動回路を持つ基
    板上に形成された請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 対向電極を形成しない部分が駆動回路よ
    りも大きく、対向電極を形成しない部分と駆動回路間の
    距離が駆動回路と該駆動回路に対向する基板間の距離よ
    りも大きくされた請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 対向電極を形成しない部分と画素間の距
    離が画素と該画素に対向する基板間の距離よりも大きく
    された請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 各画素と駆動回路間に、第2封止部材を
    配置した請求項1乃至6のうちのいずれかに記載の液晶
    表示装置。
  8. 【請求項8】 第1及び第2封止部材のうちの少なくと
    も一方によって駆動回路を囲み、この封止部材によって
    囲まれる駆動回路を除く部位で、各基板間にスペーサを
    挿入した請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 各画素に含まれる各スイッチング素子、
    及び駆動回路内に含まれる各スイッチング素子は、薄膜
    トランジスタである請求項1乃至8のいずれかに記載の
    液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 各画素に含まれる各スイッチング素
    子、及び駆動回路内に含まれる各スイッチング素子は、
    基板上に形成された非晶質シリコン薄膜、多結晶シリコ
    ン薄膜、及び単結晶シリコン薄膜のいずれかの上に形成
    された請求項1乃至8のいずれかに記載の液晶表示装
    置。
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