JP3214953B2 - 動き領域検出装置 - Google Patents

動き領域検出装置

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JP3214953B2 JP11720593A JP11720593A JP3214953B2 JP 3214953 B2 JP3214953 B2 JP 3214953B2 JP 11720593 A JP11720593 A JP 11720593A JP 11720593 A JP11720593 A JP 11720593A JP 3214953 B2 JP3214953 B2 JP 3214953B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン信号等の画
像信号からの動き領域検出装置に係り、特に動きベクト
ルを用いたフィールド間差分値又はフレーム間差分値を
用いる動き領域検出装置に関する。
【0002】
【発明の概要】この発明は、例えばテレビジョン信号か
ら動き領域(正しくはフレーム間又はフィールド間の同
一位置で異なった信号レベルを持つ領域)を検出する装
置に関するもので、動きのベクトル情報を用いることに
より、動き領域検出時の検出漏れを改善することができ
るようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の動き領域の検出において
は、連続する2つのフレーム間の差分値を画素単位で計
算し、その値により動き領域かどうかを判定することが
行われている。例えば、2:1インターレース走査方式
を用いた現行テレビ方式のような場合には、フレーム間
離れた2つのフィールドをf(x,y,t1 ),g
(x,y,t2 )で表わすと
【0004】
【数1】 |f(x,y,t1 )−g(x,y,t2 )|>0 …(1) なる点(x,y)を動き領域と判定する。但しここでf
(x,y,t1 ),g(x,y,t2 )は、時刻t1
はt2 における位置(x,y)の信号レベル(例えば輝
度信号レベル)を表わす。実際にはノイズの影響をさけ
るため、(1)式は
【0005】
【数2】 |f(x,y,t1 )−g(x,y,t2 )|>Th …(2) とし、Th は画像信号のS/N比に応じて、設定される
ことが多い。さらに上記手法による動き領域の検出は完
全ではなく、実際に各種のテレビジョン信号を用いて上
記手法による検出を行うと、ノイズ等による誤検出や検
出漏れが発生する。そこで動き検出の使用目的により種
々の工夫が、施されることになる。そのような工夫とし
ては、例えば、(2)式により検出した動き信号を、エ
リアフィルターやメディアンフィルターに通すことによ
り、ノイズによる孤立的な誤検出や検出もれを除去する
方法、(2)式の差分の絶対値の大きさにより動き検出
信号を多レベル化し、それを用いた後の処理で誤検出や
検出もれを視覚的に目立ちにくくする方法、画像信号の
勾配(エッジ)を考慮し、(2)式のTh を勾配信号で
制御する方法等、非常にたくさんある。これらの工夫
は、動き検出の使用目的により施されることが多く、そ
の使用に対しては良好な結果を与えるが、トレードオフ
によるマイナス要因も発生する。例えば、エリアフィル
ターサイズを大きくしてゆくと、ノイズ除去の効果は大
きくなるが、小さな物体の動きで検出漏れが発生する。
またマイナス要因は除いて考えても、まだ上述の動き検
出方法は完全ではない。特に(2)式による検出が基本
原理である場合には、ノイズが混入した場合にレベル差
と閾値の大小関係で動きとノイズを分離して、動きのみ
を漏れなく検出することは至難の業であり、不可能に近
い。なお(1)式,(2)式の絶対値は2乗等でも良
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(2)式を用いた場
合、固定閾値Th と差分値の比較により動きを検出しよ
うとしたため、動きにより発生した差分値が小さな場
合、ノイズにより発生した差分値と区別することができ
ず、動きによる動き領域のみの検出が困難であった。
【0007】そこで、本発明の目的は以上のような問題
を解消した動き領域検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、画像信号のフィールド間またはフレーム間で
の動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、該
動きベクトル検出手段によって検出された動きベクトル
に基づいて、フィールド間またはフレーム間での前記画
像における同一対象の差分値を算出する第1差分値算出
手段と、前記画像信号のフィールド間またはフレーム間
での画面上の同一位置における差分値を算出する第2差
分値算出手段と、前記第1差分値算出手段からのフィー
ルド間差分値またはフレーム間差分値よりも前記第2差
分値算出手段からのフィールド間差分値またはフレーム
間差分値が大きいときに動き領域検出信号を発生する手
段とを具えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、例えば注目する2つのテレビ
ジョンフィールド信号又はフレーム信号に関して、動き
ベクトルを検出する。そして動きベクトルを用いて再度
動き領域を検出する。つまり例えば2つのフィールドを
f(x,y,t1 ),g(x,y,t2 )とし、検出さ
れた動きベクトルをV、そのx方向成分をvx ,y方向
成分をvy とすると、
【0010】
【数3】 |f(x,y,t1 )−g(x,y,t2 )|>|f(x,y,t1 ) −g(x−vx ,y−vy ,t2 )| …(3) なるとき、位置(x,y)を動き領域とする。このよう
に(2)式における固定閾値との比較を止めることによ
り、従来のものと比べて、動き検出感度を高くし、検出
漏れを少なくしながら、ノイズの影響をほとんど従来通
りにすることができる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について、図1を参照し
て説明する。入力にはフレーム間又はフィールド間離れ
た2つの信号を用い、ベクトル検出回路1において、
(入力された2信号の)2つのフィールド間における各
画素毎の動きベクトル(2つのフィールド間の画素毎の
対応)を検出し、それを用いて対応する画素間の差分値
をもとめるため、片フィールドを検出ベクトルに応じ
て、もう一方のフィールドの対応位置まで位置移動回路
2によりシフトする。
【0012】ディレー3はベクトル検出にかかる時間合
わせのためのディレーであり、差分絶対値回路4によ
り、2つのフィールド間の差分絶対値(A)を求める。
一方差分絶対値回路5により、位置移動しない状態での
フィールド1,フィールド2間の対応する画素間の差分
絶対値(B)を求める。そして両差分絶対値(A),
(B)の大小関係に基づき比較判定回路6により動き検
出信号(C)を発生する。
【0013】比較判定回路6の一例を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】上述の説明は図1による一例であり、例え
ばベクトル検出回路1はフィールド離れた2つのフィー
ルド間、差分絶対値回路4も同様であり、差分絶対値回
路5はフレーム離れた2つのフィールド間としても良
い。また別の組み合わせも可能であり、ベクトル検出手
法、動き検出の使用目的に応じて適当に行えば良い。
【0016】図1は基本的な実施例であるが、図2に応
用例を示す。ここでは従来の動き検出に、本発明を付加
している。1〜6のブロックは図1と同様である。但し
ここで差分絶対値回路5は、従来の動き検出回路7内の
ものを流用している。
【0017】従来の動き検出回路7は、(2)式に基本
原理をおくものであり、それに前述の種々の工夫を目的
別に施したものである。そしてここでは従来の動き検出
回路7からの検出信号(MD)と、(3)式又は図1に
基づく検出信号(C)とを混合(MIX)回路8によ
り、混合することにより最終的な動き検出信号(M
D′)としている。
【0018】このようにすることにより従来の目的に応
じて最適化した動き検出性能をさらに向上することがで
きる。例えば図1では、比較判定により、動き領域か静
止領域かの判定が行われるが、図2では、従来の動き検
出からの検出出力が多レベルの場合には、それを活かす
こともできる。その一例を表2に示す。混合の方法は目
的に応じて変更することができる。
【0019】
【表2】
【0020】なお、現在、帯域圧縮や方式変換等の装置
では動きベクトルを用いた処理が日常行われるようにな
ってきており、また将来の動画像処理では、動きベクト
ル検出は不可欠になると思われる。その際、動きベクト
ル検出プラス動き検出も必要となることが考えられ、そ
のような場合には、何んの追加もなく、本発明のように
2つの動きベクトル検出と動き検出を合わせることによ
り、動き検出性能の大幅な向上が可能となる。本発明の
ように両者を組み合わせることにより、従来の動き検出
(動き領域の検出)と比べて、ノイズの影響を増すこと
なしに、検出感度を向上し、検出漏れを大幅に減らすこ
とができる。特に細い線が動いた時、レベル変化の小さ
なものの動き、例えばスピードスケート競技の氷面にき
ざまれたスケートの跡等の検出が可能となる(ノイズの
影響はそのまま)。また動きベクトルを用いた処理を行
う装置においては、動きベクトルが正しく検出できた領
域は動領域、そうでない領域は静止領域と判断できる可
能性を大きくすることができる(また検出できたベクト
ルの評価と同時に)。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によればノイ
ズの影響を増すことなしに、検出感度を向上し、検出漏
れを大幅に減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1 ベクトル検出回路 2 位置移動回路 4,5 差分絶対値回路 6 比較判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 7/00 - 7/015 G06T 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号のフィールド間またはフレーム
    間での動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段
    と、該動きベクトル検出手段によって検出された動きベ
    クトルに基づいて、フィールド間またはフレーム間での
    前記画像における同一対象の差分値を算出する第1差分
    値算出手段と、前記画像信号のフィールド間またはフレ
    ーム間での画面上の同一位置における差分値を算出する
    第2差分値算出手段と、前記第1差分値算出手段からの
    フィールド間差分値またはフレーム間差分値よりも前記
    第2差分値算出手段からのフィールド間差分値またはフ
    レーム間差分値が大きいときに動き領域検出信号を発生
    する手段とを具えたことを特徴とする動き領域検出装
    置。
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