JP3214856U - 栽培ポット、および水耕栽培用パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】水耕栽培において、作業効率、歩留まり等を向上させるスポンジ培地を収納する栽培ポット及び水耕栽培用パネルを提供する。【解決手段】栽培ポット1は、水耕栽培に用いる略キュービック状のスポンジ培地2を収納する栽培ポットであって、スポンジ培地の播種面の対角線よりも小さい径を有するスポンジ培地挿入孔11と、スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる筒部とを備える。筒部は、スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる第1の筒部と、第1の筒部の上端を下端とし且つ上部に行くほど径が大きくなる第2の筒部とから構成され、第2の筒部広がり角は第1の筒部広がり角よりも大きい。水耕栽培用パネル3は、栽培ポットを挿入可能な栽培ポット挿入孔31を有し、栽培ポット挿入孔の下端部の径は、スポンジ培地の播種面の対角線よりも小さい。【選択図】図3
Description
本考案は、水耕栽培に用いるスポンジ培地を収納する栽培ポット、および、当該栽培ポットに適した水耕栽培用パネルに関するものである。
ウレタン等のスポンジ培地は、水耕栽培に適しており、播種から育苗、定植への植替えの容易さ、低コスト等により広く使用されている。
ただし、水耕栽培用パネルの孔から落ちやすい等のいくつかの課題を有していた。
ただし、水耕栽培用パネルの孔から落ちやすい等のいくつかの課題を有していた。
そこで、スポンジ培地であるウレタン発泡体が、水耕栽培用パネルの定植孔から落下するのを防ぐために、定植孔側壁に突起を設けることが提案されている(例えば、特許文献1、特に、0032段落、図11)。
現在広く使用されている通常の発泡パネルにおいて、定植孔側壁に突起を設けることは、困難である。特許文献1に開示されているような、高い強度を有する特殊素材のパネルにおいては可能であるが、コストが最重要視される農業においては、高価な特殊素材パネルを使用することは全く現実的ではない。
また、定植孔側壁の突起によって固定されたスポンジ培地を取り外すことは容易ではなく、収穫時に余分な手間が発生してしまうという問題点もあった。
本考案は、スポンジ培地の取り扱いを極めて容易にする補助具である栽培ポットに関するものであり、通常の発泡パネルを用いることが可能で、定植孔側壁からスポンジ培地が落ちることを防止し、且つスポンジ培地の定植孔からの取り外しを容易に行うことを可能にする栽培ポットを提供することを目的としている。
本考案に係る栽培ポットは、水耕栽培に用いる略キュービック状のスポンジ培地を収納する栽培ポットであって、
スポンジ培地の播種面の対角線よりも小さい径を有するスポンジ培地挿入孔と、
当該スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる筒部と、
を備えたことを特徴とするものである。
スポンジ培地の播種面の対角線よりも小さい径を有するスポンジ培地挿入孔と、
当該スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる筒部と、
を備えたことを特徴とするものである。
本考案に係る栽培ポットは、
上記筒部が、上記スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる第1の筒部と、
当該第1の筒部の上端を下端とし且つ上部に行くほど径が大きくなる第2の筒部とから構成され、
上記第2の筒部広がり角は上記第1の筒部の広がり角よりも大きいことを特徴とするものである。
上記筒部が、上記スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる第1の筒部と、
当該第1の筒部の上端を下端とし且つ上部に行くほど径が大きくなる第2の筒部とから構成され、
上記第2の筒部広がり角は上記第1の筒部の広がり角よりも大きいことを特徴とするものである。
本考案に係る栽培ポットは、可視光を通さない素材からなることを特徴とするものである。
本考案に係る水耕栽培用パネルは、上述の栽培ポットを挿入可能な栽培ポット挿入孔を有し、
当該栽培ポット挿入孔の下端部の径は、スポンジ培地の播種面の対角線よりも小さいことを特徴とするものである。
当該栽培ポット挿入孔の下端部の径は、スポンジ培地の播種面の対角線よりも小さいことを特徴とするものである。
本考案に係る水耕栽培用パネルは、栽培ポット挿入孔の上端部は、上記栽培ポットの上端面により完全に覆われることを特徴とするものである。
本考案は、スポンジ培地の取り扱いを極めて容易にする補助具である栽培ポットに関するものである。スポンジ培地おいて発芽した、あるいは初期成長した植物の扱いは非常にデリケートなものであるが、本考案の栽培ポットを用いれば、ハンドリングが容易になり、また、植物を保護できるため、作業性の向上、および品質や歩留まりの向上が可能である。
また、水耕栽培用パネルとして通常の素材の発泡パネルを用いても、定植孔側壁からスポンジ培地が落ちることを防止し、且つスポンジ培地の定植孔からの取り外しを容易に行えるものである。
さらに、定植孔から養液槽内部への光の侵入も防ぎ、養液槽内にアオコ等の微細藻類の発生を抑制する効果も有する。
また、水耕栽培用パネルとして通常の素材の発泡パネルを用いても、定植孔側壁からスポンジ培地が落ちることを防止し、且つスポンジ培地の定植孔からの取り外しを容易に行えるものである。
さらに、定植孔から養液槽内部への光の侵入も防ぎ、養液槽内にアオコ等の微細藻類の発生を抑制する効果も有する。
本考案に係る水栽培ポット、および、この栽培ポットに適した水耕栽培用パネルの構成や使用方法、特長等に関して、以下において、図面を用いて説明する。なお、以下の説明は本考案に関する良好な一例を開示するものであり、本考案が当該実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態.
<栽培ポットの構成>
図1および図2を用いて、本実施の形態の栽培ポットの構成を説明する。
図1は、本考案に係る栽培ポットの(a)上面図と、(b)側面図である。図2は、本考案に係る栽培ポットと、栽培ポットに挿入するスポンジ培地の斜視図である。
栽培ポット1は、水耕栽培に用いる略キュービック状のスポンジ培地2を収納する栽培ポットであって、スポンジ培地2の播種面の対角線よりも小さい径を有するスポンジ培地挿入孔11と、スポンジ培地挿入孔11を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる筒部とを備えたものである。
<栽培ポットの構成>
図1および図2を用いて、本実施の形態の栽培ポットの構成を説明する。
図1は、本考案に係る栽培ポットの(a)上面図と、(b)側面図である。図2は、本考案に係る栽培ポットと、栽培ポットに挿入するスポンジ培地の斜視図である。
栽培ポット1は、水耕栽培に用いる略キュービック状のスポンジ培地2を収納する栽培ポットであって、スポンジ培地2の播種面の対角線よりも小さい径を有するスポンジ培地挿入孔11と、スポンジ培地挿入孔11を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる筒部とを備えたものである。
この筒部として、特に望ましい構成は、スポンジ培地挿入孔11を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる第1の筒部12と、第1の筒部12の上端を下端とし且つ上部に行くほど径が大きくなる第2の筒部13とから構成され、第2の筒部13の広がり角は第1の筒部12の広がり角よりも大きい構成である。
<栽培ポット>
栽培ポット1の素材としては、廉価に量産できる樹脂の成型品が最適であり、特に、可視光を通さないものが良い。
栽培ポット1の大きさは、使用するスポンジ培地2の大きさに適した大きさにする。例えば、スポンジ培地2の播種面が23.5mm角である場合には、スポンジ培地挿入孔11の内径は18mm〜32mm程度であり、播種面の対角線の長さよりも小さい。また、筒部の上部(第2の筒部13の上部)の径Aは、スポンジ培地挿入孔11の内径の2.5〜3.5倍程度である。
栽培ポット1の素材としては、廉価に量産できる樹脂の成型品が最適であり、特に、可視光を通さないものが良い。
栽培ポット1の大きさは、使用するスポンジ培地2の大きさに適した大きさにする。例えば、スポンジ培地2の播種面が23.5mm角である場合には、スポンジ培地挿入孔11の内径は18mm〜32mm程度であり、播種面の対角線の長さよりも小さい。また、筒部の上部(第2の筒部13の上部)の径Aは、スポンジ培地挿入孔11の内径の2.5〜3.5倍程度である。
<スポンジ培地>
水耕栽培に用いられるスポンジ培地2は、養液の吸収が良く、根張りにも適した材質が使用される。一般にはウレタンの加工品が広く用いられている。農業の現場のように、大量に野菜等を栽培する場合には、例えば、280mm×580mmで30mm厚といった大きさのウレタンシートを使用する。ウレタンシートには、23.5mm間隔で縦横に切れ目が入れられ、また、縦横の切れ目がなす正方形の中央には、播種のために窪み21が設けられ、その窪みの中には切れ目22が設けられている。発芽後に、ウレタンシートは23.5mm間隔の切れ目で切り離され、栽培槽に移されて成長する。
水耕栽培に用いられるスポンジ培地2は、養液の吸収が良く、根張りにも適した材質が使用される。一般にはウレタンの加工品が広く用いられている。農業の現場のように、大量に野菜等を栽培する場合には、例えば、280mm×580mmで30mm厚といった大きさのウレタンシートを使用する。ウレタンシートには、23.5mm間隔で縦横に切れ目が入れられ、また、縦横の切れ目がなす正方形の中央には、播種のために窪み21が設けられ、その窪みの中には切れ目22が設けられている。発芽後に、ウレタンシートは23.5mm間隔の切れ目で切り離され、栽培槽に移されて成長する。
なお、「略キュービック状のスポンジ培地」とは、必ずしも立方体のスポンジ培地を意味するのではなく、直方体のスポンジ培地も含む。
「スポンジ培地2の播種面」とは、窪み21が設けられる等、播種が行われる面である。
「スポンジ培地2の播種面」とは、窪み21が設けられる等、播種が行われる面である。
<使用方法>
図2に示すように、スポンジ培地2は、栽培ポット1の上面よりスポンジ培地挿入孔11に挿入される。挿入後は、図3に示すように、スポンジ培地2の下方は、栽培ポット1のスポンジ培地挿入孔11より下部に出る。スポンジ培地2は、スポンジ培地挿入孔11において、圧縮されてくびれた状態になっているため、スポンジ培地2の下方は、スポンジ培地挿入孔11よりも広がった状態になり、そのため、スポンジ培地2は、スポンジ培地挿入孔11から抜け落ちることなく、しっかりと固定された状態になる。
図2に示すように、スポンジ培地2は、栽培ポット1の上面よりスポンジ培地挿入孔11に挿入される。挿入後は、図3に示すように、スポンジ培地2の下方は、栽培ポット1のスポンジ培地挿入孔11より下部に出る。スポンジ培地2は、スポンジ培地挿入孔11において、圧縮されてくびれた状態になっているため、スポンジ培地2の下方は、スポンジ培地挿入孔11よりも広がった状態になり、そのため、スポンジ培地2は、スポンジ培地挿入孔11から抜け落ちることなく、しっかりと固定された状態になる。
このように、スポンジ培地2が内部に固定された栽培ポット1を、水耕栽培用パネル3に設けられた栽培ポット挿入孔31に挿入する。栽培ポット挿入孔31の下端部の径は、スポンジ培地2の播種面の対角線よりも小さいので、図3に示すように、スポンジ培地2の下方は、栽培ポット挿入孔31よりも広がった状態になり、そのため、スポンジ培地2が内部に固定された栽培ポット1は、栽培ポット挿入孔31から抜け落ちることなく、しっかりと固定された状態になる。
なお、栽培ポット挿入孔31は、栽培ポット1の形状に沿った開口形状にするのが望ましい。特に、栽培ポット挿入孔31の上端部は、栽培ポット1の上端面により完全に覆われるよう、栽培ポット1の上端面の径Aよりも小さな径にすることが望ましい。
図4は、水耕栽培用パネル3の上面図であり、栽培ポット1の外形形状に沿った孔である栽培ポット挿入孔31が複数設けられている。図5は、栽培ポット1を栽培ポット挿入孔31に挿入した際の上面図である。栽培ポット挿入孔31の間隔は、栽培する植物の種類や成長段階に応じて適切な間隔とする。
例えば、中型の葉野菜の場合だと、スポンジ培地2で発芽した後に、ウレタンシートから切り離して栽培ポット1に入れる。それを育苗用の水耕栽培用パネルの栽培ポット挿入孔に挿入する。この際、栽培ポット挿入孔の間隔は5cm程度である。そして、育苗用の養液槽で初期成長した植物は、育苗用の水耕栽培用パネルから定植用の水耕栽培用パネルに移される。定植用の水耕栽培用パネルの栽培ポット挿入孔の間隔は20cm程度である。そして、定植用の養液槽で成長した植物は、最終的に収穫される。
育苗用の水耕栽培用パネルから定植用の水耕栽培用パネルに移す際、および収穫する際には、水耕栽培用パネル3の栽培ポット挿入孔31から、栽培ポット1を外すことが必要である。この際は、水耕栽培用パネル3の裏面側を上にして、この裏面側をドンドンと叩くことで、栽培ポット挿入孔31から栽培ポット1が外れる。収穫の際には、さらに、栽培ポット1の上面より、スポンジ培地2を引き抜けばよい。
栽培ポット1は洗剤による洗浄により再利用できる。
栽培ポット1は洗剤による洗浄により再利用できる。
また、育苗用の養液槽で初期成長した植物を、定植用の養液槽に移す際には、育苗用の水耕栽培用パネルから栽培ポットを外した後、定植用の水耕栽培用パネルに栽培ポットを挿入し、定植用の養液槽に運搬する。従来は、定植用の水耕栽培用パネルを数段平積みして、台車等で運搬していた。しかし、スポンジ培地2から養液がたれるため、下の水耕栽培用パネルをビニール等でカバーする必要があった。
一方、本考案の栽培ポット1を使用すれば、水耕栽培用パネルを傾けても、水耕栽培用パネルから栽培ポットが落ちる心配がないため、運搬の際に、平積みではなく、図6に示すように立てて運搬できる。したがって、ビニール等でカバーする必要がない。
一方、本考案の栽培ポット1を使用すれば、水耕栽培用パネルを傾けても、水耕栽培用パネルから栽培ポットが落ちる心配がないため、運搬の際に、平積みではなく、図6に示すように立てて運搬できる。したがって、ビニール等でカバーする必要がない。
<その他の構成>
栽培ポットを用いる利点のひとつは、水耕栽培用パネルに設けられた栽培ポット挿入孔を栽培ポットで覆うことができるため、太陽光等の光が養液槽に入りにくくなり、アオコ等の微細藻類の発生を抑制できる点である。ただし、水耕栽培用パネルがわずかでも透光性を有する場合には、水耕栽培用パネルを通して、光が養液槽に照射されてしまう。それを防止するために、可視光を通さない性質を持つシートを水耕栽培用パネルの上面又は下面に貼り付けてることが効果的である。例えば、黒色のカッティングシートを水耕栽培用パネルの下面に貼り付ける。一般的な水耕栽培用パネルは、白色の発泡パネルなので、光の大部分は水耕栽培用パネルの上面で反射される。わずかに侵入した光は黒色のカッティングシートで吸収され、養液面には届かない。また、黒色のカッティングシートで吸収される光はわずかであるため、温度上昇もほとんどない。
栽培ポットを用いる利点のひとつは、水耕栽培用パネルに設けられた栽培ポット挿入孔を栽培ポットで覆うことができるため、太陽光等の光が養液槽に入りにくくなり、アオコ等の微細藻類の発生を抑制できる点である。ただし、水耕栽培用パネルがわずかでも透光性を有する場合には、水耕栽培用パネルを通して、光が養液槽に照射されてしまう。それを防止するために、可視光を通さない性質を持つシートを水耕栽培用パネルの上面又は下面に貼り付けてることが効果的である。例えば、黒色のカッティングシートを水耕栽培用パネルの下面に貼り付ける。一般的な水耕栽培用パネルは、白色の発泡パネルなので、光の大部分は水耕栽培用パネルの上面で反射される。わずかに侵入した光は黒色のカッティングシートで吸収され、養液面には届かない。また、黒色のカッティングシートで吸収される光はわずかであるため、温度上昇もほとんどない。
<本考案のまとめ>
農業は、一部の高級農産物を除いて、薄利多売的なビジネスである。したがって、作業の効率化、歩留まりの向上、生産コストの削減が重要な命題となっている。土壌栽培だけではなく、水耕栽培においても同様である。本考案は、このような農業の状況を鑑みてなされたものである。
農業は、一部の高級農産物を除いて、薄利多売的なビジネスである。したがって、作業の効率化、歩留まりの向上、生産コストの削減が重要な命題となっている。土壌栽培だけではなく、水耕栽培においても同様である。本考案は、このような農業の状況を鑑みてなされたものである。
本考案は、スポンジ培地の取り扱いを極めて容易にする補助具である栽培ポットに関するものである。スポンジ培地おいて発芽した、あるいは初期成長した植物の扱いは非常にデリケートなものであるが、本考案の栽培ポットを用いれば、ハンドリングが容易になり、また、植物を保護できるため、作業性の向上、および品質や歩留まりの向上が可能である。
また、水耕栽培用パネルとして、高価な特殊なパネルを用いることなく、通常の素材の発泡パネルを用いても、定植孔側壁からスポンジ培地が落ちることを防止し、且つスポンジ培地の定植孔からの取り外しを容易に行えるものである。
また、水耕栽培用パネルとして、高価な特殊なパネルを用いることなく、通常の素材の発泡パネルを用いても、定植孔側壁からスポンジ培地が落ちることを防止し、且つスポンジ培地の定植孔からの取り外しを容易に行えるものである。
さらに、栽培ポット挿入孔を栽培ポットで覆うことができるため、太陽光等の光が養液槽に入りにくくなり、アオコ等の微細藻類の発生を抑制できる。
特に、筒部が、スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる第1の筒部と、第1の筒部の上端を下端とし且つ上部に行くほど径が大きくなる第2の筒部とから構成され、第2の筒部広がり角は第1の筒部の広がり角よりも大きい構成にすることにより、上述した特長はより顕著となる。例えば、スポンジ培地を栽培ポットに挿入しやすくなる。また、栽培ポット挿入孔を完全に覆いやすくなる。
1 栽培ポット
11 スポンジ培地挿入孔
12 第一の筒部
13 第二の筒部
2 スポンジ培地
21 窪み
22 切込み
3 水耕栽培用パネル
31 栽培ポット挿入孔
11 スポンジ培地挿入孔
12 第一の筒部
13 第二の筒部
2 スポンジ培地
21 窪み
22 切込み
3 水耕栽培用パネル
31 栽培ポット挿入孔
Claims (6)
- 水耕栽培に用いる略キュービック状のスポンジ培地を収納する栽培ポットであって、
スポンジ培地の播種面の対角線よりも小さい径を有するスポンジ培地挿入孔と、
当該スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる筒部と、
を備えた
ことを特徴とする栽培ポット。 - 上記筒部は、上記スポンジ培地挿入孔を下端に有し且つ上部に行くほど径が大きくなる第1の筒部と、
当該第1の筒部の上端を下端とし且つ上部に行くほど径が大きくなる第2の筒部と、
から構成され、
上記第2の筒部広がり角は上記第1の筒部の広がり角よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の栽培ポット。 - 可視光を通さない素材からなる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の栽培ポット。 - 請求項1から3のいずれかに記載の栽培ポットを挿入可能な栽培ポット挿入孔を有し、
当該栽培ポット挿入孔の下端部の径は、スポンジ培地の播種面の対角線よりも小さい
ことを特徴とする水耕栽培用パネル。 - 当該栽培ポット挿入孔の上端部は、上記栽培ポットの上端面により完全に覆われる
ことを特徴とする請求項4に記載の水耕栽培用パネル。 - 下面に黒色のシートを貼り付けた
ことを特徴とする請求項4または5に記載の水耕栽培用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005399U JP3214856U (ja) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | 栽培ポット、および水耕栽培用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017005399U JP3214856U (ja) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | 栽培ポット、および水耕栽培用パネル |
Publications (1)
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JP3214856U true JP3214856U (ja) | 2018-02-08 |
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---|---|
JP (1) | JP3214856U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019195824A (ja) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 白光株式会社 | スポンジ部材 |
JP2021003010A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 守信 新野 | 植物育成用鉢 |
-
2017
- 2017-11-28 JP JP2017005399U patent/JP3214856U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019195824A (ja) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 白光株式会社 | スポンジ部材 |
JP7137818B2 (ja) | 2018-05-09 | 2022-09-15 | 白光株式会社 | スポンジ部材 |
JP2021003010A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 守信 新野 | 植物育成用鉢 |
JP7349126B2 (ja) | 2019-06-25 | 2023-09-22 | 守信 新野 | 植物育成用鉢 |
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