JP3214042U - コンデンサ用タブ端子の収納容器 - Google Patents

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金山 裕一
裕一 金山
公也 清水
公也 清水
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株式会社アプトデイト
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Abstract

【課題】軽量で耐荷重が高いコンデンサ用タブ端子の収納容器を提供する。【解決手段】コンデンサ用タブ端子の収納容器10は、コンデンサ用タブ端子の収納口となる開口部14と、開口部14に対向し傾斜面で形成される四角形の底壁部15と、底壁部15に連続する4面の側壁部16,17,18,19とで囲まれて構成されるコンデンサ用タブ端子を収納する収納空間と、4面の側壁部16,17,18,19のうち、少なくともコンデンサ用タブ端子の長さ方向において対向する2面の側壁部16,17に開口部14から底壁部15に向かって伸びるビード20,21とを有する収納パック11と、開口部14に装着可能な凸部26を有する蓋パック12と、を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、コンデンサ用タブ端子の収納容器に関する。
図6は、コンデンサ用タブ端子の収納容器の収納対象となるコンデンサ用タブ端子1の1例を示す斜視図である。図6に示すように、コンデンサ用タブ端子1は、リード線2の一方の端部がリード線2の直径よりも太い丸棒部4と、丸棒部4より先端側の扁平部3とから構成されている。従来、このようなコンデンサ用タブ端子1は、洗浄用の収納容器に収納したうえで洗浄を行い、洗浄後、運搬用の収納容器に移し替えて次工程や他所に運搬することが一般的である。しかし、運搬する際には、洗浄用の収納容器から運搬用の収納容器へ、コンデンサ用タブ端子1を移し替えなければならなかった。
特許文献1及び特許文献2には、洗浄用の収納容器と運搬用の収納容器とを共通使用可能なコンデンサ用タブ端子の収納容器が開示されている。特許文献1及び特許文献2に記載のコンデンサ用タブ端子の収納容器の底部には、洗浄時に使用する洗浄液を排出し、洗浄後のコンデンサ用タブ端子を乾燥するために乾燥空気を送風するスリットが形成されている。
特開2002−184657号公報 特開2003−68591号公報
コンデンサ用タブ端子は、所定量を収納容器に収納し次工程や遠隔の他所に運搬されることがある。この際、運搬効率を考慮すると、コンデンサ用タブ端子を収納した多数個の収納容器を運搬用の箱などに積載して運搬することが望ましい。多数の収納容器を積み重ねて運搬する際に、下層の収納容器には上層の複数の収納容器の荷重が加わる。しかし、上記の特許文献1及び特許文献2に記載の収納容器の底部にはスリットが設けられているために耐荷重が十分ではなく、収納容器がつぶれたり、変形したりしてコンデンサ用タブ端子に損傷を与えてしまうことや収納容器を繰り返して使用することができないという課題がある。耐荷重を十分に大きくするためには、収納容器の肉厚を厚くすることとなり、多数の収納容器を積載する運搬用の箱も耐荷重の大きなものしなければならず、運搬しにくい重量となってしまうという課題がある。
本考案は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、軽量で耐荷重が高いコンデンサ用タブ端子の収納容器を提供しようとするものである。
[1]本考案のコンデンサ用タブ端子の収納容器は、リード線の一方の端部側に前記リード線の直径よりも太い丸棒部を有するコンデンサ用タブ端子の収納容器であって、前記コンデンサ用タブ端子の収納口となる開口部と、当該開口部に対向し傾斜面で形成される四角形の底壁部と、当該底壁部に連続する4面の側壁部とで囲まれて構成され、前記コンデンサ用タブ端子1を収納する収納空間と、4面の前記側壁部のうち、少なくとも収納される前記コンデンサ用タブ端子の長さ方向において対向する2面の前記側壁部に前記開口部から前記底壁部に向かって伸びる複数のビードと、を有する収納パックと、前記開口部に挿着可能な凸部を有する蓋パックと、を有することを特徴とする。
本考案のコンデンサ用タブ端子の収納容器によれば、収納パックの対向する側壁部に複数のビードを形成し、ビードによって収納パックの側壁部を補強しているので軽量であっても耐荷重が高いコンデンサ用タブ端子の収納容器を実現できる。従って、多数のコンデンサ用タブ端子の収納容器を積み重ねた際の荷重に対して変形しなくなるため、多数の収納容器を積み重ねて運搬することが可能であり、コンデンサ用タブ端子の収納容器を繰り返し使用することが可能となる。
[2]本考案のコンデンサ用タブ端子の収納容器においては、前記ビードは、前記コンデンサ用タブ端子の長さ方向において対向する2面の前記側壁部の平面領域内に形成されていることが好ましい。
収納パックの製造方法としては、射出成形、真空成形、又は圧空成形などを用いることが可能である。このような成形方法は成形用金型を使用するが、ビードを側壁部の平面領域内に形成すれば、成形型の構成を簡素化でき、耐荷重が優れた収納容器を製造しやすくなる。また、詳しくは実施形態で後述するが、ビードが複数個の収納容器を積み重ねる際の妨げにならないという効果もある。
[3]本考案のコンデンサ用タブ端子の収納容器においては、前記収納パックには、上面の外周から前記底壁部側に向かって開口する外枠部が外周全体にわたって突設され、前記蓋パックの外周には、前記収納パックの前記外枠部に着脱可能に嵌合する外枠部が突設されていることが好ましい。
収納パック及び蓋パック共に外周部に外枠部を有していることから、これら外枠部が補強部分となり、捩じりや曲げなどの外力に対して変形しにくい構造となっている。
[4]前記蓋パックには、前記収納パックに対して反対側の表面全体に段差が一定で平面形状が不均一な凹凸面が形成されていることが好ましい。
蓋パックの表面に形成される凹凸面は、一般にシボと呼ばれ、同じ厚みであれば厚みが一定(表面が平滑)の蓋パックに比べ撓みにくくすることができる。凹凸面の形状は任意に設定することが可能である。また、外観的にも平坦な表面よりも優れたものとなる。
[5]前記コンデンサ用タブ端子を収納した状態で前記蓋パックを前記収納パックに装着した際に、前記蓋パックの凸部は、前記収納空間内に所定量の前記コンデンサ用タブ端子が収納された状態で前記コンデンサ用タブ端子の最上層の上面を連結してできる面に対して平行となる平坦面を有することが好ましい。
このようにすれば、収納容器に所定量のコンデンサ用タブ端子を収納した際に、蓋パックでコンデンサ用タブ端子をほぼ均等に保持することができる。収納パック内においてコンデンサ用タブ端子が絡み合うことを防止できる。ここで、最上面とは、所定量のコンデンサ用タブ端子を収納した際に、コンデンサ用タブ端子のリード部、丸棒部及び扁平部の各最上部を概ね連結してできる平面のことをいう。
[6]本考案のコンデンサ用タブ端子の収納容器においては、前記蓋パックは、前記凸部の形状に倣い前記底壁部を収容可能な凹部を有し、前記蓋パックが装着された前記収納パックを複数個積み重ねる際、下層の前記収納パックの前記底壁部の傾斜方向に対して上層の前記収納パックの前記底壁部の傾斜方向を逆にして積み重ねた場合に、下側の前記収納部と上側の前記収納部とが平行になるように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、収納容器を積み重ねる際に、下層の底壁部と上層の蓋パックとが平行となる。言い換えれば、下側の前記収納部と上側の前記収納部とが平行になる。従って、コンデンサ用タブ端子の収納容器を安定した姿勢で直接積み重ねることができ、運搬用の箱又は運搬用バッドなどに多数のコンデンサ用タブ端子の収納容器を積載し運搬することが可能となる。
[7]本考案のコンデンサ用タブ端子の収納容器においては、前記収納パックは、真空成形品又は圧空成形品であることが好ましい。
真空成形や圧空成形はシート材を所望の形状の容器などに成形するのに適しており、成形品の厚みが一定となり、場所による強度のばらつきを抑えることが可能となる。収納パックは、ビードや外枠部で補強されているので、底側壁や側壁部を薄くしても積載荷重強度が得られ、軽量化も可能となる。
実施形態に係るコンデンサ用タブ端子の収納容器10を示す分解組立図である。 収納パック11の一部及び収納部13を示す図である。 図1のB−B切断線で切断した蓋パック12の断面図である。 所定量のコンデンサ用タブ端子1を収納した収納パック11に蓋パック12を装着した状態を模式的に示す断面図である。 収納容器10を2個積み重ねる形態例を模式的に示す説明図である。 実施形態に係るコンデンサ用タブ端子の収納容器の収納対象となるコンデンサ用タブ端子1の1例を示す斜視図である。
以下、本考案のコンデンサ用タブ端子の収納容器10の1態様について以下に示す図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各図は、説明を分かり易くするために適宜縮小、拡大して表す模式図である。
図1は、実施形態に係るコンデンサ用タブ端子の収納容器10を示す分解組立図である。以下に説明においては、図1の図示左右方向を横方向(長手方向)、横方向に直交する方向を幅方向、図示上方を高さ方向(又は上方)として説明する。なお、以降の説明において、コンデンサ用タブ端子の収納容器10を単に収納容器10と記載し説明することもある。収納容器10は、コンデンサ用タブ端子1を収納する収納パック11と、収納パック11の蓋部材である蓋パック12とから構成されている。収納パック11及び蓋パック12は、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS),ポリエチレンフタレート(PET)などで収納されたコンデンサ用タブ端子1が視認できるように透明又は半透明の合成樹脂で形成されることが好ましい。収納パック11は、真空成形又は圧空成形で形成され、蓋パック12は、射出成形、真空成形又は圧空成形などのいずれかの形成方法で形成することが可能であり、着色されていてもよい。
図1に例示する収納パック11は、横方向に10個、幅方向に1個の、コンデンサ用タブ端子1を収納する収納部13が配列されている。但し、収納部13は、横方向に10個よりも多く、或いは10個より少なく配列することが可能である。幅方向においても2個以上配列することが可能であり、コンデンサ用タブ端子1を収納しやすく取り出しやすい、或いは、運搬しやすい数に設定することが可能である。
収納部13は、コンデンサ用タブ端子1の収納口となる開口部14と、開口部14に対向し傾斜面で形成される平面形状が略四角形の底壁部15と、一方側が底壁部15から連続し開口部14側に延在される4面の側壁部16,17,18,19とから構成される。4面の側壁部のうち、収納されたコンデンサ用タブ端子1の長さ方向において対向する2面の側壁部16,17のそれぞれには、開口部14の上端から底壁部15に向かって伸びる各3本ずつのビード20,21が形成されている。ビード20,21は、横方向に平行に3本ずつ配列されており、開口部14側から見た平面形状は略波形となっている。ビード20,21の数は3本に限らず2本としてもよく、4本以上としてもよい。ビードを側壁部16,17に加えて側壁部18,19の一方又は両方に形成してもよい。収納パック11の外周部全周にわたって外枠部33が形成されている。外枠部33を含む収納部13の構成は、図2を参照してさらに詳しく説明する。
図1に示すように、蓋パック12は、収納パック11の開口部14側の全体を覆う大きさを有する長方形をしており、上面25から収納容器10に向かって開口部14に挿着可能な凸部26が突設され(詳しくは図3参照)、凸部26の形状に倣い、収納部13の底壁部15を収容可能な凹部27を有している。図示は省略するが、蓋パック12は、収納パック11に対し反対側の上面25及び凹部27を含む表面全体に、高さ(低部と高部との段差)が一定で平面形状が不均一の凹凸面が形成されている。この凹凸面は、シボ加工と呼ばれる金型を使用した面写し加工によって形成することが可能で、このような凹凸面を形成することによって、同じ厚みの平滑な平板構造に比べ断面係数が大きくなり捩じれにくく、曲りにくくすると共に、外観を向上させることが可能となる。凸部26(凹部27)は、収納部13の数及び配置位置に対応して配置される。なお、蓋パック12の構成は、図3を参照してさらに詳しく後述する。
図2は、収納パック11の一部及び収納部13を示す図であり、図2(a)は、収納容パック11の一部を示す平面図、図2(b)は、図2(a)のA−A切断線で切断した収容部13を示す断面図、図2(c)は、図2(a)の左側側面図、図2(d)は、図2(a)の右側側面図である。図2の各図に示すように、収納部13は、開口部14に対向し傾斜面で形成される平面形状が略四角形の底壁部15(図2(b)参照)と、一方側が底壁部15から連続し開口部14側に延在される4面の側壁部16,17,18,19で囲まれたコンデンサ用タブ端子1を収納する収納空間28を有している。図2(b)に示すように、収容空間28の内底面29は傾斜面で形成され、この傾斜面は収納されるコンデンサ用タブ端子1のリード線2側から丸棒部4側に向かって深くなる斜面となっている。
収納部13を構成する4面の側壁部16,17,18,19は、開口部14から内底面29に向かって内側に傾斜している。このことによって、収納空間28を利用して空の収容容器10を多数個積み重ねることが可能となる。4面の側壁部16,17,18,19のうち、収納されるコンデンサ用タブ端子1の長さ方向において対向する2面の側壁部16,17各々には、ビード20,21が形成されている。側壁部16には、開口部14の上端(上面32)から底壁部15に向かって伸びる3本のビード20が形成され、側壁部17には、開口部14の上端(上面32)から底壁部15に向かって伸びる3本のビード21が形成されている。なお、ビード20,21は、収納容器10に加わる上方からの荷重に耐え得る本数や形状に設定される。
底壁部15と各側壁部16,17,18,19との接続部コーナーは円弧(いわゆるアール:R)で接続されている。ビード20は、側壁部16の平面領域30に形成され、ビード21は、側壁部17の平面領域31に形成されている。収納容器10を真空成形又は圧空成形によって形成する場合、ビード20,21がアール部分まで達しない平面領域30,31に形成することによって金型構成が簡単となる。また、図5に示すように収納容器10を積み重ねる際に、ビード20,21が蓋パック12の凹部27の縁部に当たって積み重ねの妨げにならないようにしている。なお、収納空間28において、側壁部16と側壁部17との距離は、コンデンサ用タブ端子1の長さ方向よりも長く(直列に配置されない範囲)、側壁部18と側壁部19との距離は、コンデンサ用タブ端子の長さよりも短くする(例えば、約半分とする)。
図2(a),(b)に示すように、収納パック11は、収納パック11の外周全体にわたって上面32から断面形状が底壁部15側に開口する略コの字状の外枠部33を備えている。外枠部33は、収納パック11の補強部となると共に、蓋パック12との嵌合部となる。外枠部33は、空の収納容器10を積み重ねる際に、上下となる収納容器10が密着してしまうことを防止する機能を有する。
図3は、図1のB−B切断線で切断した蓋パック12の断面図である。蓋パック12は、外周全体にわたって上面25から断面形状が下方側に開口する略コの字状の外枠部34を備えている。外枠部34は、蓋パック12を収納パック11の開口部14側に装着する際に、収納パック11の外枠部33に着脱可能に嵌合する形状及び寸法に設定される。蓋パック12は、収納パック11の開口部14に嵌めることが可能な凸部26と、凸部26の形状に倣う凹部27を有している。蓋パック12を真空成形又は圧空成形で形成する場合、厚みが一定となることから、凹部27は、凸部26に対し相似形となり、凹部27には、収納部13の底壁部15が収納可能となっている。
図4は、所定量のコンデンサ用タブ端子1を収納した収納パック11に蓋パック12を装着した状態を模式的に示す断面図である。コンデンサ用タブ端子1は、収容空間28内にそれぞれ重なって収納される。蓋パック12は、収納パック11の外枠部33に外枠部34を嵌合させることによって装着することができ、収納パック11に対して容易に装着したり、取り外したりすることができる。蓋パック12を収納パック11に装着する際に、蓋パック12の凸部26は、収納部13の収納空間28内に入り込んでコンデンサ用タブ端子1を押さえつけない程度、かつ、コンデンサ用タブ端子1が絡み合わない程度に保持する。コンデンサ用タブ端子1は、丸棒部4側を下方側に向けて収納部13の内底面29に沿って収納される。収納パック11に所定量のコンデンサ用タブ端子1を収納した際、コンデンサ用タブ端子1の最上層の上面を連結した面は概ね平坦な面となり、蓋パック12の凸部26の平坦面に対して概ね平行となる。このようにコンデンサ用タブ端子1を収納した収納容器10は、積み重ねることが可能であり、そのことについて図5を参照して説明する。
図5は、収納容器10を2個積み重ねる形態例を模式的に示す説明図である。コンデンサ用タブ端子1を収納した収納容器10は、運搬用の箱や運搬用パッドに積載して距離が離れた他所に運搬されることがあり、この際、収納容器10を多数積み重ねて積載することがある。図5では、収納容器10を2個積み重ねる例を示している。図5に示すように、所定量のコンデンサ用タブ端子1が収納された収納パック11を直接積み重ねる場合、下層側の蓋パック12の凹部27内に上層の収納部13の底壁部15を配置し積み重ねる。この際、下層の収納パック10の底壁部15の傾斜方向に対して上層の収容パック10の底壁部15の傾斜方向を逆にして積み重ねることが好ましい。このように積み重ねれば、下層の収納パック11の底壁部15と上層の蓋パック12の上面32(側壁部15)とは略平行になり、作業台35(或いは、運搬用の箱の底部)などに載置する場合などにおいて安定姿勢を保つことが可能となる。
例えば、収容容器10を運搬用の箱や運搬用バッドなどに多数個積載する場合、2段重ねの収納容器10を幅方向に多数列詰めて、薄い平板の仕切り板や緩衝材などを置き、さらに、収納パック10を積みようにすれば、効率よく運搬用の箱などに積載することが可能となる。収納容器10を2段より多く直接積み重ねることも可能である。この際、側壁部15の傾斜角度を適切に設定すれば、最下層の収納容器10の底壁部15に対して上層の収納容器を鉛直方向に積み重ねることが可能となる。
なお、図2を参照して説明したように、ビード20,21は、底壁部15及び側壁部16,17おける接続部コーナーの円弧(いわゆるアール:R)まで伸びない平面領域30,31に形成されている。従って、収納容器10を積み重ねる際に、ビード20,21を有していても蓋パック12の凹部27内に上層の収納部13の底壁部15を収容できる。
以上説明したコンデンサ用タブ端子の収納容器10は、コンデンサ用タブ端子1の収納口となる開口部14と、開口部14に対向し傾斜面で形成される四角形の底壁部15と、底壁部15に連続する4面の側壁部16,17,18,19とで囲まれ構成されるコンデンサ用タブ端子1を収納する収納空間28と、4面の側壁部のうち、少なくとも収納されるコンデンサ用タブ端子1の長さ方向において対向する2面の側壁部16,17に開口部14から底壁部15に向かって伸びるビード20,21とを有する収納パック11と、開口部14に嵌めることが可能な凸部26を有する蓋パック12と、を有している。
収納パック11は、対向する側壁部16,17にビード20,21を形成し、ビード20,21によって収納パック11の側壁部16,17を補強しているので軽量であっても耐荷重が高い収納容器10を実現できる。従って、多数の収納容器10を積み重ねた際の荷重に対して変形しなくなるため、多数の収納容器を積み重ねて運搬することが可能であり、収納容器を繰り返し使用することが可能となる。なお、蓋パック12を収納パック11に装着した際に、蓋パック12の凸部26を収納パック11の収納空間28内に嵌めることによって、コンデンサ用タブ端子1が他の収納空間28に移動することを防止できる。
また、ビード20,21は、コンデンサ用タブ端子1の長さ方向において対向する2面の側壁部16,17の平面領域30,31内に形成されている。収納パック11の製造方法としては、射出成形、真空成形、又は圧空成形などを用いることが可能である。このような成形方法は、いずれも成形用金型を使用するが、ビード20,21を平面領域30,31内に形成すれば、ビード20,21と側壁部15のアール部との接合部がないので成形用金型の構成を簡素化でき、収納パック11が製造しやすくなる。また、複数個の収納容器を積み重ねる際に、ビード20,21が蓋パック12の上面25に当たって積み重ねることへの妨げにならない。
また、収納パック11には、上面32の外周から底壁部15側に向かって開口する外枠部33が外周全体にわたって突設され、蓋パック12の外周には、収納パック11の外枠部33に着脱可能に嵌合する外枠部が突設されている。このように、収納パック11及び蓋パック12は、共に外周全周にわたって外枠部33.34を有していることから、これら外枠部33,34が補強部分となり、捩じりや曲げなどの外力に対して変形しにくい構造となっている。
また、蓋パック12には、収納パック11に対して反対側の表面全体に段差が一定で平面形状が不均一な凹凸面が形成されている。このような凹凸面を形成することによって、同じ厚みであれば厚みが一定の蓋パックに比べ撓みにくくすることができる。凹凸面の形状は任意に設定することが可能であり、外観的にも平坦な表面よりも優れたものとなる。
また、前記コンデンサ用タブ端子を収納した状態で蓋パック12を収納パック11に装着した際に、蓋パック12の凸部26は、収納部13の収納空間28内に所定量のコンデンサ用タブ端子1が収納された状態でコンデンサ用タブ端子1の最上層の上面を連結してできる面に対して平行となる平坦面を有している。このようにすれば、収納容器10に所定量のコンデンサ用タブ端子1を収納した際に、収納パック11内においてコンデンサ用タブ端子1が絡み合うことを防止できる。
蓋パック12は、凸部26の形状に倣い底壁部15を収容可能な凹部27を有し、蓋パック12が装着された収納パック11を複数個積み重ねる際、下層の収納パック11の底壁部15の傾斜方向に対して上層の収納パック11の底壁部15の傾斜方向を逆にして積み重ねた場合に、下側の収納部13と上側の収納部13とが平行に構成される。すなわち、収納容器10を直接積み重ねる際に、下層の底壁部15と上層の蓋パック12の上面25とが平行となる。従って、複数の納容器10を安定した姿勢で積み重ねることができ、運搬用の箱又は運搬バッドなどに多数の収納容器10を積載し運搬することが可能となる。
実施形態に係る収納容器10においては、収納パック10は、真空成形品又は圧空成形品である。真空成形や圧空成形は薄いシート材を所望の形状の容器などに成形するのに適しており、成形品の厚みが一定となり、強度の場所によるばらつきを抑えることが可能となる。収納パック11は、ビード20,21や外枠部33で補強されているので、シート厚みを薄くしても積載荷重強度が得られ、軽量化も可能となる。蓋パック12は、真空成形又は圧空成形の他に射出成形などで形成するようにしてもよい。
以上説明したコンデンサ用タブ端子の収納容器10は、軽量、かつ、耐荷重が高いため、輸出等の長距離用の収納容器として好適に使用することができる。なお、本考案の収納容器10は、収納対象としてコンデンサ用タブ端子に限らず、他の電子部品やリード端子の収納容器として応用可能である。
1…コンデンサ用タブ端子、2…リード線、4…丸棒部、10…コンデンサ用タブ端子の収納容器、11…収納パック、12…蓋パック、13…収納部、14…開口部、15…底壁部、16,17,18,19…側壁部、20,21…ビード25…蓋パックの上面、26…凸部、27…凹部、28…収納空間、30,31…平面領域、32…収納パックの上面、33…収納パックの外枠部、34…蓋パックの外枠部

Claims (7)

  1. リード線の一方の端部側に前記リード線の直径よりも太い丸棒部を有するコンデンサ用タブ端子を収納するためのコンデンサ用タブ端子の収納容器であって、
    前記コンデンサ用タブ端子の収納口となる開口部と、当該開口部に対向し傾斜面で形成される四角形の底壁部と、当該底壁部に連続する4面の側壁部とで囲まれて構成され、前記コンデンサ用タブ端子1を収納する収納空間と、4面の前記側壁部のうち、少なくとも収納される前記コンデンサ用タブ端子の長さ方向において対向する2面の前記側壁部に前記開口部から前記底壁部に向かって伸びる複数のビードと、を有する収納パックと、
    前記開口部に挿着可能な凸部を有する蓋パックと、
    を有する、
    ことを特徴とするコンデンサ用タブ端子の収納容器。
  2. 請求項1に記載のコンデンサ用タブ端子の収納容器において、
    前記ビードは、前記コンデンサ用タブ端子の長さ方向において対向する2面の前記側壁部の平面領域内に形成されている、
    ことを特徴とするコンデンサ用タブ端子の収納容器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコンデンサ用タブ端子の収納容器において、
    前記収納パックには、上面の外周から前記底壁部側に向かって開口する外枠部が外周全体にわたって突設され、
    前記蓋パックの外周には、前記収納パックの前記外枠部に着脱可能に嵌合する外枠部が突設されている、
    ことを特徴とするコンデンサ用タブ端子の収納容器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンデンサ用タブ端子の収納容器において、
    前記蓋パックには、前記収納パックに対して反対側の表面全体に段差が一定で平面形状が不均一な凹凸面が形成されている、
    ことを特徴とするコンデンサ用タブ端子の収納容器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンデンサ用タブ端子の収納容器において、
    前記コンデンサ用タブ端子を収納した状態で前記蓋パックを前記収納パックに装着した際に、前記蓋パックの凸部は、前記収納空間内に所定量の前記コンデンサ用タブ端子を収納した状態で前記コンデンサ用タブ端子の最上層の上面を連結してできる面に対して平行となる平坦面を有する、
    ことを特徴とするコンデンサ用タブ端子の収納容器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンデンサ用タブ端子の収納容器において、
    前記蓋パックは、前記凸部の形状に倣い前記底壁部を収容可能な凹部を有し、
    前記蓋パックが装着された前記収納パックを複数個積み重ねる際、下層の前記収納パックの前記底壁部の傾斜方向に対して上層の前記収納パックの前記底壁部の傾斜方向を逆にして積み重ねた場合に、下側の前記収納部と上側の前記収納部とが平行になるように構成されている、
    ことを特徴とするコンデンサ用タブ端子の収納容器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコンデンサ用タブ端子の収納容器において、
    前記収納パックは、真空成形品又は圧空成形品である、
    ことを特徴とするコンデンサ用タブ端子の収納容器。
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