JP3213990U - 橋梁補強構造体 - Google Patents

橋梁補強構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP3213990U
JP3213990U JP2017004460U JP2017004460U JP3213990U JP 3213990 U JP3213990 U JP 3213990U JP 2017004460 U JP2017004460 U JP 2017004460U JP 2017004460 U JP2017004460 U JP 2017004460U JP 3213990 U JP3213990 U JP 3213990U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin foam
synthetic resin
bridge
foam block
floor slab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017004460U
Other languages
English (en)
Inventor
富智夫 田中
富智夫 田中
小暮 直親
直親 小暮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSP Corp
Original Assignee
JSP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSP Corp filed Critical JSP Corp
Priority to JP2017004460U priority Critical patent/JP3213990U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213990U publication Critical patent/JP3213990U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Abstract

【課題】施工が容易で作業性に優れると共に、傾斜地に既設された老朽化した橋梁を簡易に補強することができる橋梁補強構造体を提供する。【解決手段】傾斜地の傾斜面5に既設された橋梁1を補強する構造体であって、橋梁の床版2の下方に積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロック3と、該積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロックと床版との間の空間に充填されて固化した軽量盛土材4とを有し、傾斜面5側とは反対側の最外面側に位置する合成樹脂発泡体ブロックの外表面が壁面材6で覆われている橋梁補強構造体とした。【選択図】図1

Description

本考案は、橋梁補強構造体に関するもので、特に、傾斜地に既設された老朽化した橋梁を簡易に補強する、橋梁補強構造体に関するものである。
従来、傾斜地に既設された老朽化した橋梁に対しては、新たな橋梁を構築し、橋梁の掛け替えを行う場合がある。しかし、このような橋梁の掛け替えは、費用のみならず、通行規制によって多くの移動者に影響を与えることから、継続して使用できる状態で、既設の橋梁を補強することが望ましい。
このような橋梁補強工法としては、各種の方法が提案されている。
例えば、橋脚間に架け渡された既設橋桁の下面に現れた亀裂に必要に応じてエポキシ樹脂等からなる接着剤を充填するとともに、その橋桁の下面に、炭素繊維、鋼板材等からなる引張補強材を貼り付けることにより補強する方法がある(例えば、特許文献1)。
また、橋梁の橋脚に対し、根巻工法と総称される、RC(鉄筋コンクリート)巻立て工法、鋼板巻立て工法などにより、橋脚の靭性や耐力を向上させる方法がある(例えば、特許文献2)。
さらに、FCB工法(気泡混合軽量盛土)により橋りょうの高架下に軽量モルタルを注入することで土工化することにより、橋りょうの耐震補強を行う方法がある(例えば、非特許文献1)
特開2003−193425号公報 特開2009−114824号公報
JH関西支社、「気泡混合軽量土による橋りょうの耐震対策 −名神 醒ヶ井高架橋−」、EXTEC、財団法人高速道路技術センター、平成14年12月、No.63 VOL.16,No.3,2002.12、p.3
しかしながら、上述の特許文献1に示された補強方法は、橋桁下面に引張補強材を貼り付けることによって、橋桁内に配置された鉄筋に作用する応力の増大に対処するものであって、既に発生した亀裂の幅をそれ以上広がらないようにすることはできても、小さくすることはできないという問題があり、また、既設橋桁の内部に配置された鉄筋には、すでに死荷重による引張応力が作用しており、この鉄筋に活荷重により作用する引張応力が許容値内に収まるようにするには、引張補強材そのものの応力度は許容値に対して十分余裕があるにも関わらず、引張補強材を多層に重ねて貼り付けなければならず、引張補強材の性能を生かしきれていないという問題があった。
また、特許文献2のように橋脚へのRC(鉄筋コンクリート)巻きなどの手段により耐力を向上させた場合、重量増加等に伴う橋梁の基礎の耐力の不足を誘発し、このため基礎についても同等の耐力が確保できるまで補強が必要となる場合が多い。そして、この場合、基礎杭の打ち増しなど基礎の補強工事が大規模で、工費、工期が増大し、大きな占用地の確保も必要となると言う問題を有していた。
また、非特許文献1のように、高架下をすべて気泡混合軽量土で埋める方法では、気泡混合軽量土は、他の軽量盛土であるポリスチレン発泡体ブロックに比べると比重が大きいため、施工高さが制限される場合や、傾斜面を掘削して底板幅を確保しなければならない場合があった。また、一定の高さまで気泡混合軽量土を打設した後、これを固化させ、さらに一定の高さまで気泡混合軽量土を打設するという工程を繰り返す必要があるため、施工に時間がかかるという問題もあった。
本考案は、上述した背景技術が有する課題に鑑み成されたものであって、その目的は、施工が容易で作業性に優れると共に、傾斜地に既設された老朽化した橋梁を簡易に補強することができる、橋梁補強構造体を提案することにある。
上記した目的を達成するため、本考案は、次の(1)〜(5)に記載した橋梁補強構造体とした。
(1)傾斜地の傾斜面に既設された橋梁を補強する構造体であって、橋梁の床版の下方に積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロックと、該積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロックと床版との間の空間に充填されて固化した軽量盛土材とを有し、傾斜面側とは反対側の最外面側に位置する合成樹脂発泡体ブロックの外表面が壁面材で覆われていることを特徴とする、橋梁補強構造体。
(2)上記軽量盛土材が発泡ポリウレタン樹脂であることを特徴とする、上記(1)に記載の橋梁補強構造体。
(3)上記合成樹脂発泡体ブロックの上記発泡ポリウレタン樹脂との当接面側に遮熱層が形成されていることを特徴とする、上記(2)に記載の橋梁補強構造体。
(4)上記遮熱層がポリカーボネート系樹脂発泡体であることを特徴とする、上記(3)に記載の橋梁補強構造体。
(5)上記傾斜面側とは反対側の最外面側に位置する合成樹脂発泡体ブロックが表面材付き合成樹脂発泡体ブロックであり、該表面材により上記壁面材が形成されていることを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の橋梁補強構造体。
本考案にかかる橋梁補強構造体は、橋梁の床版の下方に積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロックと、該積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロックと床版との間の空間に充填されて固化した軽量盛土材とを有するものであるので、該充填物が橋梁に掛かる荷重を支えることができ、床版、橋脚等への荷重負担を軽減できると共に橋梁の変形を抑制できるため、実質的に橋梁全体としての補強が実現できる。また、充填物は、合成樹脂発泡体ブロック、軽量盛土材等の軽量なものであるので、その施工が容易であり、また大きな重量増加とはならないために橋梁の基礎の耐力不足を誘発することもない。
さらに、本考案にかかる橋梁補強構造体は、少なくとも傾斜面側とは反対側の前記合成樹脂発泡体ブロックの外表面が壁面材で覆われているので、紫外線による劣化、また熱による変形、収縮が懸念される合成樹脂発泡体ブロックが該壁面材により保護され、耐光性、耐熱性を有する恒久的な構造体となる。
上記したことから、本考案にかかる橋梁補強構造体は、施工が容易で作業性に優れると共に、傾斜地の傾斜面に既設された橋梁を簡易に補強することができるものとなる。
本考案に係る橋梁補強構造体の一実施形態を示した概念的な断面図である。 表面材付き合成樹脂発泡体ブロックの一例を示した斜視図である。 表面材付き合成樹脂発泡体ブロックの一例を示した組み付け前の分解斜視図である。 本考案に係る橋梁補強構造体の施工手順の例を概念的に示した断面図である。 本考案に係る橋梁補強構造体の施工手順の例を概念的に示した断面図である。 本考案に係る橋梁補強構造体の施工手順の例を概念的に示した断面図である。 本考案に係る橋梁補強構造体の施工手順の例を概念的に示した断面図である。 本考案に係る橋梁補強構造体の施工手順の例を概念的に示した断面図である。
以下、本考案に係る橋梁補強構造体の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本考案は、傾斜地の傾斜面に既設された橋梁を補強する構造体であって、図1に示したように、橋梁1の床版2の下方に積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロック3と、該積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロック3と床版2との間の空間に充填されて固化した軽量盛土材4とを有し、傾斜面5側とは反対側の最外面側に位置する合成樹脂発泡体ブロック3の外表面が壁面材6で覆われている橋梁補強構造体である。
ここで、本考案に係る上記橋梁1は、道路橋、鉄道橋、水路橋などの用途の限定は無く、また、橋梁1を構成する材料は、コンクリートであっても、鋼材などであっても対象となる。
本考案にかかる補強構造体は、橋梁1の床版2の下方の空間に、先ず合成樹脂発泡体ブロック3を積み重ねたものである。
合成樹脂発泡体ブロック3を積み重ねるにあたり、水平面を有する基礎部を形成することが好ましい。基礎部は、例えば、地面を掘削することにより設けられた穴部に、砕石や敷砂、掘削土等を敷き込んだ後、転圧し、その上にコンクリートを打設することによって形成することができる。また、砕石・敷砂等のみの基礎部、コンクリートのみの基礎部であってもよい。
また、基礎部には、最下層となる合成樹脂発泡体ブロック3を固定するために、I型のピンなどを埋め込んでおくことや、排水工を設けておくことができる。排水工は、基礎部だけではなく、合成樹脂発泡体ブロック3をくり抜いて設けても、合成樹脂発泡体ブロック3間に設けてもよく、さらには後述する中間コンクリート床版を施工する際に設けてもよい。
積み重ねる合成樹脂発泡体ブロック3としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂を発泡させたブロックを用いることができるが、中でも、耐水性に優れ、低密度でも強度が高いという観点からポリスチレン系樹脂発泡体ブロックが好適に使用される。また、洪水等により水位が上昇するおそれのある橋梁の補強に使用する場合には、外部と連通した空隙を有するポリスチレン系樹脂発泡体ブロックを用いることで、ポリスチレン系樹脂発泡体ブロックの浮力を低減させることもできる。合成樹脂発泡体ブロックとしては、押出発泡体、発泡粒子の型内成形体のいずれも使用することができる。
合成樹脂発泡体ブロック3を橋梁1の床版2の下方の空間に積み重ねる際には、各ブロック同士の突合せ部が最下段から最上段まで貫通することのないように、上部と下部のブロック同士の突合せ部をずらすようにして積み重ね、また、積み上げた上下のブロックにピン等を挿通させ、上下のブロックを互いに結合させることは好ましい。前記ピンとしては、従来公知のものを用いることができ、例えば特開2005−23740号公報に記載されているようなL型などの形状のピンを用いることができる。また、緊結具等を用いて、水平方向に隣接する合成樹脂発泡体ブロック3を結合させることも好ましい。前記緊結具としては、従来公知のものを用いることができ、例えば特開2005−16024号公報に記載されているような形状の緊結具を用いることができる。また、荷重分布の均一化、不陸調整、浮力防止等のために、合成樹脂発泡体ブロックを概ね3mの高さに積み上げたところで、その上に中間コンクリート床版と呼ばれるコンクリート層(図示せず)を施工することは好ましい。
合成樹脂発泡体ブロック3と傾斜地の傾斜面5との間に、排水材層を設けることは好ましい。排水材層としては、砕石や、多数の合成樹脂発泡片を透水性を有する袋に袋詰めしたもの、多数の合成樹脂発泡片を結合して得られる合成樹脂発泡片成形体などを用いることができる。合成樹脂発泡片の形状はチップ形状であることが好ましい。また、傾斜面に透水シートを敷設してから排水材層を設けることが好ましい。
合成樹脂発泡体ブロック3の敷設高さは、床版2の下面近傍まで積み重ねた高さとする。これは、積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロック3と床版2との間の空間に充填する軽量盛土材4の使用量を出来るだけ少ないものとするためである。
なお、本考案において言う上記床版2の下面近傍まで合成樹脂発泡体ブロック3を積み重ねるとは、床版2と、傾斜面5と、橋脚等からなる支持部との間の空間を出来るだけ合成樹脂発泡体ブロック3で充填すると言う程度の意味で使用しており、合成樹脂発泡体ブロック3を、床版2の下面に存在する橋桁等の凹凸に邪魔されることなく、また後の軽量盛土材4の施工に支障が生じない高さ位置まで積み重ねられていれば良い。なお、施工方法によっては、この合成樹脂発泡体ブロック3の積み重ね状態が若干相違したものとなるので、このことについては、また後述する。
積み重ねる上記合成樹脂発泡体ブロック3は、圧縮強度が異なるものを複数用意し、上方ほど圧縮強度の高いものを積み重ねることは好ましい。例えば、許容圧縮強度が50kN/m2のものと、100kN/m2のものとの2種類を用意し、下方の数段は圧縮強度が低い合成樹脂発泡体ブロックを積層し、上方の数段は圧縮強度が高いポリスチレン系樹脂発泡体ブロックを積層することは好ましい。これは、床版2から応力を受ける場合、上方の発泡体ブロックほど応力を局所的に受け、下方に行くにつれて応力が分散され、発泡体ブロック全体で受けることとなるためである。このように上方ほど高い圧縮強度を有するものを積層して構築した合成樹脂発泡体ブロック3の層は、大きな活荷重にも耐えうる補強構造体となることから好ましい。
また、積み重ねる合成樹脂発泡体ブロック3の大きさは、特に制限されるものではなく、補強する橋梁1の大きさ等によって用いる発泡体ブロックの大きさを適宜変更することができる。
例えば、長さが1000〜3000mm、幅が500〜2000mm、厚さが100〜1000mm程度の直方体形状のものが挙げられる。
本考案にかかる補強構造体は、上記積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロック3と床版2との間の空間に充填されて固化した軽量盛土材4を有するものである。
軽量盛土材4としては、気泡軽量混合土(FCB等)、発泡ビーズ混合軽量土(SLS等)、発泡ポリウレタン樹脂等を用いることができるが、中でも発泡ポリウレタン樹脂が、施工性及び軽量性に優れるために好ましく用いられる。
発泡ポリウレタン樹脂としては、イソシアネート化合物により発泡・硬化するものであれば良く、例えばポリオール成分として、ポリオールに触媒,減粘剤,難燃剤,発泡剤等を予め配合し、これとポリイソシアネート成分とが混合されて発泡・硬化するものである。ポリオールには、エステル型とエーテル型とがあるが、耐久性、特に耐加水分解性の観点からポリエーテルポリオールが好適に用いられる。
発泡剤としては、特に制限されないが、水や二酸化炭素、炭化水素(HC)、HFC、HFO、HCFO系の発泡剤から選ばれる少なくとも1種を使用することができる。また、これらの発泡剤は、ポリオール成分中に混合しても良いし、第三成分として混合使用しても良い。
発泡・硬化することにより形成された発泡ポリウレタン樹脂の見掛け密度は、10〜70kg/m3であることが好ましく、20〜60kg/m3であることがより好ましい。また圧縮強さは、60〜1400kPa程度が好ましい。
上記したような軽量盛土材4は、積み重ねた合成樹脂発泡体ブロック3と床版2との間のすき間、あるいは床版2の上面側から穿設した穴などから軽量盛土材4を充填することができる。橋桁が存在し、軽量盛土材4として発泡ポリウレタン樹脂を用いる場合には、予め床版側に発泡ポリウレタン樹脂を吹き付けて、橋桁間を発泡ポリウレタン樹脂で充填しておくことが好ましい。
また、軽量盛土材4として発泡ポリウレタン樹脂のように発泡時に高温となるものを用いた場合等には、複数回に分けて注入することができる。その際、一度目に注入、発泡させた発泡ポリウレタン樹脂を、合成樹脂発泡体ブロック3の上表面に薄く形成することで発泡ポリウレタン樹脂を遮熱層とすることができ、薄く形成した発泡ポリウレタン樹脂が冷却・硬化した後、その上からさらに発泡ポリウレタン樹脂を注入、発泡させる操作を行なうことにより、ポリウレタン樹脂の発泡時における反応熱による蓄熱を防ぐことができ、合成樹脂発泡体ブロック3に収縮や焦げ等が発生するおそれを低減することができる。
発泡ポリウレタン樹脂のような軽量盛土材4を用いる場合において、積極的に遮熱層7を、積み重ねた上記合成樹脂発泡体ブロック3の上表面に設けることは好ましい。この遮熱層7は、耐熱性の低いポリスチレン系樹脂発泡体ブロックを発泡体ブロック3として用いた場合に、その上方に充填する発泡ポリウレタン樹脂4の発泡の際に発生する反応熱から保護し、ポリスチレン系樹脂発泡体ブロックの収縮や亀裂などの熱変形を防止するために設けるものであり、かかる観点から、その配置及び材質等が決定される。そのため、遮熱層7の配置位置は、最上段に配置したポリスチレン系樹脂発泡体ブロック3の上面、また最上部が段状に積み重ねられている場合には、発泡性ポリウレタン樹脂と接触することとなる最上段のポリスチレン系樹脂発泡体ブロック3の側面にも配置することが好ましい。
遮熱層7としては、軽量盛土材4の発泡時における反応熱に耐えられる材質のものであることが必要であり、また、施工が容易であることから軽量性、加工性に優れると共に、耐水性にも優れたものであることが好ましい。かかる観点から、遮熱層7としては、合成樹脂発泡体を用いることが好ましく、例えばポリカーボネート系樹脂発泡体、フェノール系樹脂発泡体、ポリエチレンテレフタレート系樹脂発泡体、ポリイミド系樹脂発泡体、ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡体、メラミン系樹脂発泡体等が挙げられ、これらの中でも、ポリカーボネート系樹脂発泡体、フェノール系樹脂発泡体が好ましく用いられ、特に耐熱性、軽量性、圧縮強度及び耐水性にも優れることから、ポリカーボネート系樹脂発泡体が特に好ましく用いられる。
遮熱層7の耐熱温度は、100℃以上が好ましく、110℃以上がより好ましく、120℃以上であることが特に好ましい。一般的に、発泡ポリウレタン樹脂の内部は、反応熱により一時的に100℃程度まで上昇し、その後徐々に温度が低下する。したがって、上記した耐熱性を有する遮熱層7を設けることで、軽量盛土材4として発泡ポリウレタン樹脂を用いた場合の合成樹脂発泡体ブロック3の変形や収縮を抑制することができる。
なお、上記耐熱温度の測定は、JIS K6767:1999の「高温時の寸法安定性 B法」に基づいて100℃の温度で測定し、加熱寸法変化が3%以下のものを好適に使用することができる。
また、遮熱層7は、発泡ポリウレタン樹脂の反応熱から合成樹脂発泡体ブロックを保護する役割を有するため、熱を伝え難く、断熱性能に優れることが好ましい。かかる観点から、樹脂組成や厚みにより異なるが、遮熱層7の熱伝導率は、0.065W/m・K以下が好ましく、0.050W/m・K以下がより好ましい。
なお、上記熱伝導率は、JIS A1412−2:1999による方法で測定し、平均温度を23℃±1℃での値とする。
さらに、遮熱層7は、軽量盛土材4の反応熱に晒されると共に、発泡時の圧力がかかる。そのため、遮熱層7は、高温時の圧縮強さが高いことが望ましい。例えば、100℃における10%歪時の圧縮強さが50kPa以上であることが望ましく、100kPa以上であることがさらに望ましい。
なお、上記遮熱層の100℃における10%歪時の圧縮強さは、JIS A9511:2006R に基づいて、測定温度を100℃で測定した値を採用できる。
また、遮熱層7の見掛け密度は、20〜400kg/m3が好ましく、25〜300kg/m3 がより好ましくは、30〜200kg/m3が更に好ましく、50〜150kg/m3であることが特に好ましい。遮熱層7の厚さは、10〜100mmが好ましく、10〜80mmであることがより好ましい。遮熱層7の圧縮強さは、50〜300kPaが好ましく、60〜250kPaがより好ましい。また遮熱層7の圧縮強さは、下方に配置される合成樹脂発泡体ブロック3よりも強いことが好ましい。
遮熱層7の形成は、例えば上記したポリカーボネート系樹脂発泡体からなるボードを、積み重ねた合成樹脂発泡体ブロック3の上表面に貼着或いは釘打ち等により添設することにより行うことができる。なお、貼着に使用する接着剤は、特に制限されるものではなく、湿気硬化型1液ポリウレタン系接着剤、変性シリコーン樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ホットメルト接着剤、エポキシ・変成シリコーン樹脂系接着剤、酢酸ビニル樹脂系エマルション接着剤等から選択して用いれば良い。
本考案にかかる補強構造体は、傾斜面5側とは反対側の最外面側に位置する合成樹脂発泡体ブロック3の外表面が壁面材6で覆われているものである。これは、構造体としての強度の向上、また合成樹脂発泡体ブロック3の紫外線劣化を防止する等の観点から設けられたものである。
壁面材6としては、壁面を形成する位置に一定の間隔でH型鋼やC型鋼等の鋼材を立設し、該鋼材にコンクリートや合成樹脂等からなる矩形のパネル等を設置して壁面材6を形成する方法や、図2に示したような一面に表面材10が設けられた合成樹脂発泡体ブロック3Aを表面材10が外側に位置するように設置することにより壁面材6を形成する方法などがある。なお、補強構造体の強度を軽量盛土材4の充填部も含めて全体的に高める観点からは、鋼材を立設し、コンクリートや合成樹脂等からなる矩形のパネルを設けて補強構造体の壁面全体を覆う壁面材6を形成するか、或いは、表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを用いる場合においては、最上段の表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを床版2の下面ギリギリまで積み上げ、該最上段の表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aの背後に軽量盛土材4を充填する等の方策を採用することにより、軽量盛土材4の充填部も含めて表面材10によって覆われた壁面材6を形成することが好ましい。
上記表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aは、図2に示すように、直方体形状の合成樹脂発泡体ブロック3の一つの表面に表面材10を、該表面材10の周縁を前記合成樹脂発泡体ブロック3の周面よりも僅かに内方に位置させて添接され、合成樹脂発泡体ブロック3のクリープ圧縮歪を吸収するための隙間11を周縁に有するものに形成されている。
表面材10は、硬質な板状部材であれば特に限定されず、金属板、合成樹脂板、セメント板等の剛性に優れた材料を主成分として形成されている。また、表面材10には、本考案の目的効果を阻害しない範囲において、可塑剤、紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、抗菌剤、難燃剤、フィラーなどの助剤が配合されていても良い。また、表面材10の表面には、防水材、着色剤、親水材、撥水材、遮熱材等の塗装をしても良い。
合成樹脂発泡体ブロック3への表面材10の取り付けは、接着剤を用いた接着、ボルト等の取付部材を用いた締着、アリ溝と該アリ溝に対応する凸条をそれぞれに形成することによる係合等の、種々の方法を採用することができる。
例えば、図3に示したように、表面にアリ溝20を形成した合成樹脂発泡体ブロック3と、前記アリ溝20の形状に倣った形状を成し、該アリ溝20に嵌合される嵌合部材21と、前記合成樹脂発泡体ブロックの前記アリ溝20の内部に位置する凸条22が形成された表面材10とを備え、前記嵌合部材21に鉤部23が形成されており、前記凸条22の前記鉤部23に対応する位置に鉤部挿入用スリット24が形成されており、前記嵌合部材の鉤部23を前記表面材の凸条の鉤部挿入スリット24に係合させることによって、前記表面材10が前記合成樹脂発泡体ブロック3に取り付けられるものとしても良い。なお、図3において、25,26は上記アリ溝20及び凸条22にそれぞれ形成された位置決め用スリット、27は前記位置決め用スリット25,26に挿入される位置決め板である。
上記構成の表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aの組み付け方法としては、先ず、位置決め板27を合成樹脂発泡体ブロック3の位置決め用スリット25に嵌入させる。次いで表面材10の位置決め用スリット26を位置決め板27に嵌合させながら凸条22を合成樹脂発泡体ブロック3のアリ溝20に挿入させる。そして、嵌合部材21を合成樹脂発泡体ブロック3のアリ溝20と表面材10の凸条22との間に挿入しながら鉤部23を凸条22の鉤部挿入用スリット24に嵌入させることにより表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを形成することができる。
このようにして組み付けられた表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aは、嵌合部材21の側面が合成樹脂発泡体ブロック3のアリ溝20の側面によってアリ溝内に拘束され、その嵌合部材21の鉤部23が表面材10の凸条22の鉤部挿入スリット24に係合して表面材10が合成樹脂発泡体ブロック3に組み付けられる。
続いて、上記した本考案に係る橋梁補強構造体の施工手順の一例について説明する。
先ず、基礎部を形成する。次に、基礎部に図4(a)に示したようにH型鋼等の支柱材30を建てる。続いて図4(b)に示したようにコンクリートや合成樹脂等からなる矩形のパネル31を1,2段程度支柱材30に固定し、その背後に図4(c)に示したように合成樹脂発泡体ブロック3を積み重ねる。前記パネル31の固定及び発泡体ブロック3の積み重ねを繰り返し、床版2の下面近傍まで発泡体ブロック3を積み重ねる。その間、適当な高さ位置に中間コンクリート床版と呼ばれるコンクリート層(図示せず)を形成することは好ましい。
続いて、図5(a)に示したように積み重ねた発泡体ブロック3の上表面にポリカーボネート系樹脂発泡体等からなる遮熱層7を形成し、一部の出入り口となる部分を除いてパネル31を支柱材30に固定することにより床版2との間を塞ぎ、図5(b)に示したように積み重ねられた発泡体ブロック3と床版2との間の空間に発泡ポリウレタン等からなる軽量盛土材4を充填・発泡させ、床版2の下方を充填物3,4で満たす。続いて、出入り口として開けていた部分をパネル31で塞ぎ、図5(c)に示した本考案に係る橋梁補強構造体が完成する。
なお、必要に応じて、床版上の舗装を修繕することや、既設の上部工ごと架け替えることもできる。
上記した施工手順において、壁面材6となるパネル31を設置することなく、先ず発泡体ブロック3の積み重ね、及び積み重ねた発泡体ブロック3の上方への遮熱層7の形成を行った後、壁面材6となるパネル31の設置、続いて軽量盛土材4の充填・発泡を行う手順としても良い。更には、壁面材6となるパネル31の設置を、軽量盛土材4の充填・発泡を行った後に行う手順としても良い。
表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを使用する場合には、次の施工手順となる。
先ず、図6(a)に示したように傾斜面5側とは反対側の壁面となる部位には表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを表面材10が外側を向く状態で積み重ね、その内方側には通常の合成樹脂発泡体ブロック3を積み重ねることによって、床版2の下面近傍まで発泡体ブロック3A,3を積み重ねる。その間、適当な高さ位置に中間コンクリート床版と呼ばれるコンクリート層(図示せず)を形成することは好ましい。
続いて、図6(b)に示したように積み重ねた発泡体ブロック3A,3の上方にポリカーボネート系樹脂発泡体等からなる遮熱層7を形成し、続いて、図6(c)に示したように積み重ねた表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aの表面材10と共に壁面材6を構成するパネル32を冶具33等を用いて設置して床版2との間を塞ぐ。なお、シーリング材やモルタルなどによりパネル32と床版2との間の間隙を埋めることもできる。そして、図7(a)に示したように積み重ねられた発泡体ブロック3A,3と床版2との間の空間に発泡ポリウレタン等からなる軽量盛土材4を充填・発泡させ、床版2の下方を充填物3A,3,4で満たし、図7(b)に示した本考案に係る橋梁補強構造体が完成する。
上記した施工手順において、壁面材6となるパネル32を設置することなく、積み重ねられた発泡体ブロック3A,3と床版2との間の空間に軽量盛土材4を充填・発泡させ、その後、壁面材6となるパネル32を設置する手順としても良い。この場合、充填・発泡させた軽量盛土材4が固化する前に、その表面側に平板を押し付けることにより平面とし、該平面とした部分にパネル32を設置する、また、充填・発泡させた軽量盛土材4が固化する前に、その表面側に直接パネル32を押し付け、パネル32を設置することとしても良い。更には、充填・発泡させた軽量盛土材4が固化する前又は固化した後に、軽量盛土材4の一部を切除して平面を形成し、該平面にパネル32を設置することとしても良い。
また、表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを使用する場合に、軽量盛土材4の充填部も含めて表面材10によって覆われた壁面材6を形成することもできる。
この場合の施工手順は、次のようになる。
先ず、図6(a)に示したと同様に床版2の下面近傍まで発泡体ブロック3A,3を積み重ねていく。続いて、図8(a)に示したように床版2の下面と積み重ねた発泡体ブロック3Aとの間を塞ぐ状態で表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを設置する。この際、内方側は図示したように段状に積み重ねられていることが好ましい。
続いて、積み重ねた発泡体ブロック3A,3の上表面にポリカーボネート系樹脂発泡体等からなる遮熱層7を形成する。その際、段状に発泡体ブロック3A,3が積み重ねられている場合には、側面にも遮熱層7を形成することが好ましい。続いて、図8(b)に示したように積み重ねられた発泡体ブロック3A,3と床版2との間の空間に発泡ポリウレタン等からなる軽量盛土材4を充填・発泡させ、床版2の下方を充填物3A,3,4で満たし、図8(c)に示した本考案に係る橋梁補強構造体が完成する。
上記した施工手順において、床版2の下面と積み重ねた発泡体ブロック3Aとの間を塞ぐ状態で表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを設置することなく、積み重ねられた発泡体ブロック3A,3と床版2との間の空間に軽量盛土材4を充填・発泡させ、その後、床版2の下面と積み重ねた発泡体ブロック3Aとの間を塞ぐ状態で表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを設置する手順としても良い。この場合、積み重ねられた発泡体ブロック3A,3と床版2との間の空間に軽量盛土材4を充填・発泡させ、該充填・発泡させた軽量盛土材4が固化する前に、その表面側に平板を押し付けること等により平面とし、該平面とした側に、表面材付き合成樹脂発泡体ブロック3Aを設置することとしても良い。
以上、説明した本考案に係る橋梁の補強構造体によれば、橋梁1の床版2の下方に積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロック3(3Aを含む)と、該積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロック3と床版2との間の空間に充填されて固化した軽量盛土材4とを有するものであるので、該充填物3,4が橋梁1に掛かる荷重を支えることができ、床版、橋脚等への荷重負担を軽減できると共に橋梁の変形を抑制できるため、実質的に橋梁全体としての補強が実現できる。また、充填物は、合成樹脂発泡体ブロック3、軽量盛土材4等の軽量なものであるので、その施工が容易であり、また大きな重量増加とはならないために橋梁の基礎の耐力不足を誘発することもない。
さらに、本考案に係る橋梁補強構造体は、傾斜面5側とは反対側の最外面側に位置する合成樹脂発泡体ブロック3の外表面が壁面材6で覆われているので、紫外線による劣化、また熱による変形、収縮が懸念される合成樹脂発泡体ブロック3が該壁面材6により保護され、耐光性、耐熱性を有する恒久的な構造体となる。
以上、本考案にかかる橋梁の補強構造体の実施形態を説明したが、本考案は、既述の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の技術的思想としての橋梁の補強構造体の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは当然である。
本考案は、施工が容易で作業性に優れると共に、既設橋梁を簡易に補強することができるものであるので、傾斜地の傾斜面に既設された道路橋、鉄道橋、水路橋などの用途に使用される橋梁の補強に、広く利用できるものである。
1 橋梁
2 床版
3 合成樹脂発泡体ブロック
3A 表面材付き合成樹脂発泡体ブロック
4 軽量盛土材
5 傾斜面
6 壁面材
7 遮熱層
10 表面材
30 支柱材
31,32 パネル
33 治具

Claims (5)

  1. 傾斜地の傾斜面に既設された橋梁を補強する構造体であって、橋梁の床版の下方に積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロックと、該積み重ねられた合成樹脂発泡体ブロックと床版との間の空間に充填されて固化した軽量盛土材とを有し、傾斜面側とは反対側の最外面側に位置する合成樹脂発泡体ブロックの外表面が壁面材で覆われていることを特徴とする、橋梁補強構造体。
  2. 上記軽量盛土材が発泡ポリウレタン樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の橋梁補強構造体。
  3. 上記合成樹脂発泡体ブロックの上記発泡ポリウレタン樹脂との当接面側に遮熱層が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の橋梁補強構造体。
  4. 上記遮熱層がポリカーボネート系樹脂発泡体であることを特徴とする、請求項3に記載の橋梁補強構造体。
  5. 上記傾斜面側とは反対側の最外面側に位置する合成樹脂発泡体ブロックが表面材付き合成樹脂発泡体ブロックであり、該表面材により上記壁面材が形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の橋梁補強構造体。
JP2017004460U 2017-09-29 2017-09-29 橋梁補強構造体 Active JP3213990U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004460U JP3213990U (ja) 2017-09-29 2017-09-29 橋梁補強構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004460U JP3213990U (ja) 2017-09-29 2017-09-29 橋梁補強構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3213990U true JP3213990U (ja) 2017-12-14

Family

ID=60659216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004460U Active JP3213990U (ja) 2017-09-29 2017-09-29 橋梁補強構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213990U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019073937A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 株式会社ジェイエスピー 橋梁補強構造体の施工方法
JP7061002B2 (ja) 2018-04-09 2022-04-27 フリー工業株式会社 橋梁の補修方法
JP7438441B1 (ja) 2023-10-11 2024-02-26 フリー工業株式会社 橋梁の更新方法
JP7473734B1 (ja) 2023-11-06 2024-04-23 株式会社イノアック住環境 橋梁の製造方法及び橋梁

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019073937A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 株式会社ジェイエスピー 橋梁補強構造体の施工方法
JP7061002B2 (ja) 2018-04-09 2022-04-27 フリー工業株式会社 橋梁の補修方法
JP7438441B1 (ja) 2023-10-11 2024-02-26 フリー工業株式会社 橋梁の更新方法
JP7473734B1 (ja) 2023-11-06 2024-04-23 株式会社イノアック住環境 橋梁の製造方法及び橋梁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3213990U (ja) 橋梁補強構造体
US10815663B1 (en) Stay-in-place insulated concrete forming system
US8534028B2 (en) Building panels
JP2011510190A (ja) 改良型床張りパネル
US20120079784A1 (en) Building panel assemblies and methods of use in wall structures
KR20100009802A (ko) Pc옹벽패널을 이용한 완전 pc 조립 저류조
KR20100071413A (ko) 프리캐스트 코핑부를 포함하는 교각 및 이의 시공 방법
US8733033B2 (en) Sandwich panel ground anchor and ground preparation for sandwich panel structures
JP4765965B2 (ja) 護岸一体ラーメン橋梁及びその施工方法
EP2816166B1 (en) Module for building façades and method of use in construction
AU779682B2 (en) Wall lining method and system
JP6441004B2 (ja) 橋梁の補強構造体及び橋梁の補強構造体の構築方法
JP2019073937A (ja) 橋梁補強構造体の施工方法
CN104641055A (zh) 建造***及方法
KR20090001115A (ko) 전단연결재가 구비된 콘크리트 거더와 섬유강화플라스틱합성바닥판의 연결구조 및 연결시공방법
JP7138281B2 (ja) 盛土の壁面構造
CN103225262B (zh) 一种混合型人行道结构及其施工方法
Tripura et al. Failure analysis of earthen, masonry and concrete buildings during the 2017 Tripura earthquake
KR100436284B1 (ko) 지하구조물의 외단열방법 및 배수용 단열패널을 갖는지하구조물
CN109183846B (zh) 一种应用于地下室承台的混凝土预制模板结构及制作方法
CN216405506U (zh) 一种刚性与柔性结合处的防水管桩
JP4966617B2 (ja) ユニット建物の再築方法
KR102488085B1 (ko) 수팽창지수재 고정장치 및 이를 이용한 방호벽 시공방법
CN107142974A (zh) 一种组装式内模及其施工方法
JP7045953B2 (ja) 軽量盛土工法における残存型枠パネルの設置方法

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3213990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250