JP3213094B2 - 定寸装置付き平面研磨装置 - Google Patents

定寸装置付き平面研磨装置

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JP3213094B2 JP34112192A JP34112192A JP3213094B2 JP 3213094 B2 JP3213094 B2 JP 3213094B2 JP 34112192 A JP34112192 A JP 34112192A JP 34112192 A JP34112192 A JP 34112192A JP 3213094 B2 JP3213094 B2 JP 3213094B2
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨加工中のワークの
厚さが設定値と等しくなったときに定寸装置で加工を自
動的に停止させるようにした、定寸装置付き平面研磨装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の定寸装置付き平面研磨装置とし
て、例えば特公昭64−4126号公報に開示されてい
るように、同軸状に配設された太陽歯車及び内歯歯車
と、これら両歯車と噛合して遊星歯車状に駆動されるワ
ーク保持用キャリヤと、該キャリヤに保持されたワーク
を両側から挟んで研磨する駆動回転自在の上定盤及び下
定版と、上定盤の変移をプローブにより検出し、その変
移量をワークの厚さに変換して設定値と比較し、その厚
さが設定値と等しくなったところで加工を停止する定寸
装置とを備えたものが公知であり、上記プローブを、上
定盤を支持する定盤吊りの下面中心部に接触させ、該定
盤吊りの変移を上定盤の変移として検出するようにして
いる。
【0003】ところが、上記上定盤は、昇降用シリンダ
のピストンロッドに自動調芯軸受を介して取り付けられ
た定盤吊りに、該定盤吊りから垂下する複数のスタッド
及び該スタッドの下端の中継プレートを介して支持され
ているため、上記自動調芯軸受の振動がそのまま定盤吊
りに伝わったり、スタッドの加圧に伴う歪によって上定
盤の変移が定盤吊りに正確に伝わりにくい等の問題があ
り、このため、定盤吊りの変移をプローブで検出して
も、上定盤の変移として正確に検出することはできず、
図4に示す実験結果からも分るように、自動定寸による
ワークの仕上り寸法と設定値との間に±5μmもの大き
な誤差が生じることがあり、製品によっては誤差の範囲
が±1〜2μm以下でなければならないこの種の平面研
磨においては、定寸精度に問題があった。また、加工中
にプローブの測定値を表示するメータの数値が常に10
〜30μm の間を変動して定まりにくく、どの辺で自動
定寸が働いたのかを読み取ることも困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、定盤
の変移を正確に検出して高精度の定寸を行うことができ
る定寸装置付き平面研磨装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、同軸状に配設された太陽歯車及び内歯歯車
と、これら両歯車と噛合して遊星歯車状に駆動されるワ
ーク保持用キャリヤと、該キャリヤに保持されたワーク
を両側から挟んで研磨する上定盤及び下定盤と、上定盤
の変移量をプローブにより検出して、その変移量をワー
クの厚さとして設定値と比較し、その厚さが設定値と等
しくなったところで加工を停止する定寸装置とを備え、
上記上定盤が、昇降自在のロッドの下端に自動調芯軸受
を介して取り付けられた定盤吊りに、該定盤吊りから垂
下する複数のスタッド及び該スタッドの下端に固定され
た中継プレートを介して取り付けられている定寸装置付
き平面研磨装置において、上記スタッドの下端に固定さ
れた中継プレートに、該スタッド及び定盤吊りと非接触
の状態に検出用プレートを取り付け、該検出用プレート
を介してプローブにより上定盤の変移を検出するものと
して構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上定盤の変移が検出用プレートを介してプロー
ブにより検出され、その変移量がワークの厚さに変換さ
れて設定値と比較され、厚さが設定値と等しくなったと
ころで定寸装置が働いて加工が停止する。
【0007】このとき、上記検出用プレートが、上定盤
に固定された中継プレートにスタッド及び定盤吊りと無
関係の状態に取り付けられているから、該検出用プレー
トに自動調芯軸受や定盤吊りの振動が伝わったり、スタ
ッドの加圧に伴う歪の影響が及ぶようなことがなく、こ
のため、該検出用プレートを介して上定盤の変移を正確
に検出することができ、これにより高精度の定寸を行う
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明するに、図1に示す平面研磨装置は、同軸
状に位置する上下の定盤1,2と太陽歯車3及び内歯歯
車4を備え、両歯車3,4で遊星歯車状に駆動されるキ
ャリヤ5に保持させたワーク6を、上下の定盤1,2で
両側から挟んで研磨するものである。
【0009】上記下定盤2と太陽歯車3及び内歯歯車4
は、同軸状に配設された駆動軸8,9,10上にそれぞ
れ取り付けられ、各駆動軸の下端の歯車を介して駆動装
置20に連結されており、一方、上定盤1は、機体に取
り付けられた昇降用シリンダ12のロッド13に、上定
盤1に加圧力を作用させる加圧用シリンダ14、該加圧
用シリンダから延出する加圧ロッド15、該加圧ロッド
の下端に自動調芯軸受16を介して取り付けられた定盤
吊り17、該定盤吊りから垂下する複数のスタッド1
8、及び該スタッドの下端に固定された中継プレート1
9を介して取り付けられ、図示の下降位置において中継
プレート19上の係止部材21が駆動軸11の上端のド
ライバ11aに係合し、該ドライバ11aを介して上記
駆動装置20により駆動されるようになっている。
【0010】上記駆動軸11の内部上端には、図2から
も分るように、定寸装置のプローブ25が取り付けられ
ている。この定寸装置は、研磨の進行と共に下降してい
く上定盤1の変移量を上記プローブ25により検出し、
その変移量をワーク6の厚さとして、制御装置26に予
め入力されている設定値T(図1)と比較し、厚さが設
定値と等しくなったところで自動的に加工を停止するも
ので、上記プローブ25により上定盤1の変移量を検出
できるようにするため、該上定盤1が固定されている中
継プレート19上の係止部材21と競合しない位置に、
定盤吊り17から垂下するスタッド18とは別の相対す
る一対の支柱28,28を立設して、これらの支柱2
8,28間に定盤吊り17と接触しないように検出用プ
レート29を取り付け、該検出用プレート29の中央部
下面に固定したチップ30に上記プローブ25の触針2
5aの先端を接触させている。
【0011】上記プローブ25は、磁気スケール等から
なる接触式のもので、検出用プレート29に接触する上
記触針25aの変移を該検出用プレート29の変移とし
て電気信号に変換して取り出すものであるが、エアゲー
ジ等の非接触式のプローブを使用することもできる。ま
た、図示した実施例では、検出用プレート29にチップ
30を介してプローブ25の触針25aを接触させてい
るが、このようなチップ30を設けることなく、検出用
プレート29にプローブ25を直接接触させるか又は対
向させて(非接触式の場合)、上定盤の変移を検出する
ようにしても良い。なお、図中31はばね座を兼ねるカ
バー、32は触針25aをチップ30に当接する方向に
付勢するばねを示している。エアゲージ
【0012】上記構成を有する平面研磨装置において
は、ワーク6の研磨加工に先立ち、定寸装置の零点調節
が行われると共に、ワークの仕上げ厚さが制御装置26
に目標値として設定される。上記零点調節は、上下の定
盤1,2間にワーク6を装填しない状態で上定盤1を最
下点まで下降させ、プローブ25が検出したその時の上
定盤1の位置を零点に設定することにより行われる。
【0013】ワーク6の研磨加工は、公知の平面研磨装
置と同様に、上定盤1を上昇させた状態で各キャリヤ5
にワーク6を保持させ、上定盤1を下降させてワーク6
を下定盤2との間に挟むと共に、該ワーク6に所要の加
工圧を作用させ、その状態で両歯車3,4及び両定盤
1,2を所定の方向及び速度で回転させることにより行
われる。このとき上定盤1は、研磨の進行と共に僅かず
つ変移(下降)していくが、その変移量が検出用プレー
ト29を介してプローブ25により検出され、検出され
た変移量がワーク6の厚として制御装置26において設
定値と比較され、厚さが設定値と等しくなったところで
定寸装置が働き、制御装置25により駆動装置20が停
止せしめられて加工が終了する。
【0014】このとき、プローブ25が接触する上記検
出用プレート29が、上定盤1に固定された中継プレー
ト19にスタッド18及び定盤吊り17とは無関係の状
態に取り付けられているから、該検出用プレート29に
自動調芯軸受16や定盤吊り17の振動が伝わったり、
スタッド18の圧縮に伴う歪の影響が及ぶようなことが
なく、このため、該検出用プレート29を介して上定盤
1の変移を正確に検出することが可能となり、高精度の
定寸を行うことができる。
【0015】図3は、本発明の平面研磨装置により行っ
た定寸実験の結果を示すもので、加工圧を100g/c
2 、120g/cm2 、80g/cm2 と変化させて
全部で11回の実験を行ったが、ワークの仕上り寸法と
設定値との間の誤差は、最後の2回を除いて±2μmの
範囲内に収まっており、最後の2回も3μmと4μmで
従来の±5μmの誤差に比べれば小さいものであって、
定寸精度が向上していることが理解される。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、上定盤を固
定した中継プレートにスタッド及び定盤吊りとは無関係
に検出用プレートを取り付け、この検出用プレートを介
してプローブにより上定盤の変移を検出するようにした
ので、自動調芯軸受や定盤吊りの振動や、スタッドの加
圧に伴う歪等の影響を受けることなく、上定盤の変移を
正確に検出することができ、高精度の定寸を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定寸装置付き平面研磨装置の一実
施例の断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1の平面研磨装置により行った定寸実験の結
果を示す線図である。
【図4】従来の平面研磨装置により行った定寸実験の結
果を示す線図である。
【符号の説明】
1 上定盤 2 下定盤 3 太陽歯車 4 内歯歯車 5 キャリヤ 6 ワーク 13,15 ロッド 16 自動調芯軸
受 17 定盤吊り 18 スタッド 19 中継プレート 25 プローブ 29 検出用プレート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸状に配設された太陽歯車及び内歯歯
    車と、これら両歯車と噛合して遊星歯車状に駆動される
    ワーク保持用キャリヤと、該キャリヤに保持されたワー
    クを両側から挟んで研磨する上定盤及び下定盤と、上定
    盤の変移をプローブにより検出して、その変移量をワー
    クの厚さに変換して設定値と比較し、その厚さが設定値
    と等しくなったところで加工を停止する定寸装置とを備
    え、上記上定盤が、昇降自在のロッドの下端に自動調芯
    軸受を介して取り付けられた定盤吊りに、該定盤吊りか
    ら垂下する複数のスタッド及び該スタッドの下端に固定
    された中継プレートを介して取り付けられている定寸装
    置付き平面研磨装置において、 上記スタッドの下端に固定された中継プレートに、該ス
    タッド及び定盤吊りと非接触の状態に検出用プレートを
    取り付け、該検出用プレートを介してプローブにより上
    定盤の変移を検出するものとして構成したことを特徴と
    する定寸装置付き平面研磨装置。
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