JP3212821B2 - 複数のコンベヤの速度制御を利用した物品合流装置 - Google Patents

複数のコンベヤの速度制御を利用した物品合流装置

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JP3212821B2 JP33868194A JP33868194A JP3212821B2 JP 3212821 B2 JP3212821 B2 JP 3212821B2 JP 33868194 A JP33868194 A JP 33868194A JP 33868194 A JP33868194 A JP 33868194A JP 3212821 B2 JP3212821 B2 JP 3212821B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の搬送ラインごと
にランダムで送られてくる多数の物品の順番を検出する
ことにより、複数の搬送ラインの速度を制御しつつ、各
物品を1つの集合コンベヤに整然と合流させ得るように
した装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、従来、複数列コン
ベヤの直前に集合コンベヤを配置し、集合コンベヤ上に
荷物の通過を検知する検知装置を、また、前記複数列コ
ンベヤには該検知装置から一定の距離に各々物品の到達
を検知する物品到達検知装置を設けたもの(例えば、特
公昭55−48538号公報参照)や、複数列のコンベ
ヤを集合部において一つに集合するごとく配置し、該集
合部上手位置で複数列のコンベヤの各列ごとに物品の流
れを停止し得るストッパーを設け、該ストッパー付近の
下手位置およびこれより上手位置の各列ごとと前記集合
部下手位置とに、前記複数列のコンベヤ上の物品の有無
を調べる検出装置を配置したものが存在する(特公昭5
4−35385号公報参照)。
【0003】前者の集合方法、すなわち、特公昭55−
48538号公報に記載された集合方法は、複数列コン
ベヤにおいてそれぞれコーディングされた物品をコーデ
ィング情報と物品とを対応させて一列に集合させるもの
であって、一定間隔で送り出す物品が一定数に達したと
き、または、物品到達検知装置通過後の先行物品に対し
後続する物品の間隔が一定間隔以上になったとき、後続
物品の送り出しを別に定めた間隔になる迄遅らせる方式
が採用されている。
【0004】また、後者の集合方法、すなわち、特公昭
54−35385号公報に記載された集合方法は、複数
列のコンベヤにより送られてくる物品を複数列のコンベ
ヤの集合部において集合させるものであり、前記集合部
下手の事故等により該集合部で物品が満杯となったと
き、複数列のコンベヤの各列ごとに物品の流れを停止し
得るストッパーのいずれかを作動させて物品の送り出し
を中止する方式が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の場合において
は、物品の流れを制御するに当たって、仕分けを目的と
するためのコーディング情報が必要であり、また、情報
の混乱を避けるため集合コンベヤの手前で物品を停止さ
せる方式を採っている。従って、物品を停止させたり起
動させる動作が発生し、制御能力にはおのずと限界があ
る。また、後者の場合においては、物品の流れを制御す
るに当たって、ストッパーを上昇させたり降下させる動
作を要するのみならず、前者の場合と同様物品を停止さ
せる方式を採っているため、これまた、制御能力にはお
のずと限界がある。本発明は、物品を合流させるに当た
って、物品を停止させることなく逆に物品を加速させる
ことによりその制御を行い、その能力を高め得るように
したものである。
【0006】また、搬送物品の中には、物品どおしを押
せ押せの状態にすると、お互いに乗り上げてしまうよう
なものがある。このような物品に対しては、ストッパー
を使用することができない。従って、ストッパーを使用
しない手段が必要となった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による物品合流装
置は、複数の搬送ラインごとに、 (1) 物品が進入してきたことを検出するための物品進入
検出手段、 (2) 物品が排出されたことを検出するための物品排出検
出手段、 (3) 搬送ライン上に物品があるかないかを記憶するため
の物品記憶手段、 (4) 他の搬送ラインに対して先行して制御していること
を知らせるための制御記憶手段、 (5) 先行する搬送ライン上の物品の移送タイミングより
遅れて進入してくる他の搬送ライン上の物品をどれだけ
遅らせるか、あらかじめ設定された時間が経過したと
き、同期信号を発生するための同期信号発生手段、 (6) 高速に切り替わるべき順番を記憶するための順番記
憶手段、 (7) 前記順番記憶手段のデータが「0」以外の時はカウ
ンタを加算し、前記順番記憶手段のデータが「0」にな
るとカウンタを減算する計数手段であって、複数の搬送
ラインのうちの1つを他の搬送ラインより低速にして
の搬送ライン上にある物品の移動を遅らせる時間を決定
するための減速カウント手段、 (8) 前記物品記憶手段からの出力がない場合、および、
前記減速カウント手段の信号を受けてカウンタのデータ
が「0」以外の時は低速とし、カウンタのデータが
「0」の時は高速となるように、搬送ラインの速度を制
御するための速度制御手段、 を備えたことを特徴とするものである。各搬送ラインに
前後二組のコンベヤが配置され、前後二組のコンベヤに
対応するごとく上記(1) 〜(8) の各手段を備えたものと
するとよい。
【0008】
【作用】本発明の作用を、その動作態様とともに制御す
べき種々の場合に分けて説明する。 (A) 複数の搬送ラインのいずれにも物品が送り込まれな
い場合 複数の搬送ラインには物品が送り込まれないから、各搬
送ラインの「物品進入検出手段」はいずれもオンしな
い。従って、各搬送ラインの「物品記憶手段」には物品
記憶がなく、いずれからも出力されない。各搬送ライン
の「物品記憶手段」からの出力がないので、各搬送ライ
ンの「速度制御手段」は低速の方がオンとなる。従っ
て、各搬送ラインはいずれも低速で駆動するように制御
される。
【0009】(B) 複数の搬送ラインのいずれか一つにの
み物品が送り込まれてくる場合 物品が送り込まれてきた一つの搬送ラインにおける「物
品進入検出手段」がオンとなり、「物品記憶手段」およ
び「制御記憶手段」がセットされる。他の搬送ラインに
は物品がないから、他の搬送ラインの「制御記憶手段」
からの出力はなく、他の搬送ラインの「順番記憶手段」
はリセットされ、そのデータは「0」となり、また、他
の搬送ラインの「減速カウント手段」もリセットされ、
そのデータも「0」のままである。この「0」出力と
「物品記憶手段」の出力により、「速度制御手段」が高
速に切り替わり、物品が送り込まれてきた搬送ラインは
高速で作動する。従って、この搬送ライン上の物品は高
速で送り出される。
【0010】(C) 複数の搬送ラインのいずれかに物品が
先行して送り込まれている時に、別の搬送ラインの一つ
に物品が進入してくる場合 物品が進入してきた搬送ラインにおける「物品進入検出
手段」がオンとなり、物品が進入してきた搬送ラインの
「物品記憶手段」および「制御記憶手段」がセットされ
る。また、物品が先行している搬送ラインにおいて、
「物品進入検出手段」が先行している物品を検知し、そ
のオン信号によりこの搬送ラインにおける「制御記憶手
段」がセットされ、その出力と物品が進入してきた搬送
ラインにおける「物品進入検出手段」の信号は、物品が
進入してきた搬送ラインの「順番記憶手段」のクロック
に入力される。
【0011】一方、物品が先行している搬送ラインと物
品が進入してきた搬送ライン以外の搬送ラインには、物
品が送り込まれていないから、この搬送ラインの「制御
記憶手段」には「物品進入検出手段」の信号は入力され
ず、物品が先行している搬送ラインの「順番記憶手段」
をリセットし、そのデータ「0」に「1」を加えたデー
タ「1」が、物品が進入してきた搬送ライン側に達し、
その搬送ラインの「順番記憶手段」のデータ入力とな
る。物品が進入してきた搬送ラインの「順番記憶手段」
のクロックへの入力で、「0」に「1」を加えたデータ
「1」がこの「順番記憶手段」に取り込まれ、セットさ
れる。物品が進入してきた搬送ラインの「順番記憶手
段」のデータが「1」ということは、物品が進入してき
た搬送ラインが「次」に高速になることを意味する。
【0012】このデータは、物品が進入してきた搬送ラ
インの「順番記憶手段」に取り込まれるが、この「順番
記憶手段」の出力は「0」ではなく「1」であるから、
この搬送ラインの「同期信号発生手段」は起動しない。
また、この出力データは物品が進入してきた搬送ライン
の「減速カウント手段」側に入力され、この「減速カウ
ント手段」が計数を開始する。従って、「減速カウント
手段」のデータは「0」以上となり、物品が進入してき
た搬送ラインの「速度制御手段」は「低速」に制御され
る。
【0013】物品が進入してきた搬送ライン以外の「同
期信号発生手段」がタイムアップすると、すべての「順
番記憶手段」を「1」減算する信号、いわゆる、同期信
号を出し、物品が進入してきた搬送ラインの「順番記憶
手段」がこの信号を受け、その内部データが「0」とな
ると、物品が進入してきた搬送ラインの「同期信号発生
手段」が起動せしめられ、次に物品が供給される搬送ラ
インの同期信号が作られる。また、物品が進入してきた
搬送ラインの「減速カウント手段」は順次減算され、そ
の値が「0」になると、物品が進入してきた搬送ライン
の「速度制御手段」は「高速」に切り替わる。
【0014】これ以外は、「複数の搬送ラインのいずれ
か一つにのみ物品が送り込まれてくる場合」と同じであ
る。従って、物品が先行している搬送ラインは、物品が
進入してきた搬送ラインが「高速」に切り替わる前の段
階ですでに「高速」に切り替わっており、先行していた
物品はすでに高速で送り出されている。そして、すでに
送り出された物品に続いて、「高速」に切り替わった搬
送ライン上の物品が高速で送り出される。
【0015】(D) 複数の搬送ラインに相前後して物品が
進入してくる場合。 最初に物品が進入してきた搬送ラインでは、「複数の搬
送ラインのいずれか一つにのみ物品が送り込まれてくる
場合」〔上記(B) の場合〕と同じように制御される。そ
の次に物品が進入してきた搬送ラインでは、「複数の搬
送ラインのいずれかに物品が先行して送り込まれている
時に、別の搬送ラインの一つに物品が進入してくる場
合」〔上記(C) の場合〕と同じように制御される。最後
に物品が進入してくる搬送ラインでは、「複数の搬送ラ
インのいずれかに物品が先行して送り込まれている時
に、別の搬送ラインの一つに物品が進入してくる場合」
〔上記(C) の場合〕の制御に比べて次の点が異なるのみ
で、その他のところでは同じように制御される。
【0016】最後に物品が進入してくる搬送ラインの
「順番記憶手段」のデータは「2」である。すなわち、
最初に物品が進入してきた搬送ラインでは、「物品進入
検出手段」が物品を検知し、そのオン信号によりこの搬
送ラインの「制御記憶手段」がセットされ、その出力は
次に物品が進入してきた搬送ラインの「順番記憶手段」
側にデータ「1」として入力され、このデータ「1」が
最後に物品が進入してくる搬送ライン側に達し、これに
「1」を加えた「2」がこの搬送ラインの「順番記憶手
段」のデータ入力となる。
【0017】物品が進入してきた搬送ラインの「順番記
憶手段」のクロックへの入力で、このデータ「2」がこ
の「順番記憶手段」に取り込まれ、セットされる。物品
が進入してきた搬送ラインの「順番記憶手段」のデータ
が「2」ということは、物品が進入してきた搬送ライン
が「次」の「次」に高速になることを意味する。そし
て、物品が進入してきた搬送ラインの「順番記憶手段」
は、最初に物品が進入してきた搬送ラインの「同期信号
発生手段」のタイムアップで「1」となる。また、次に
物品が進入してきた搬送ラインの「同期信号発生手段」
のタイムアップで「0」となり、この時点から「減速カ
ウント手段」が減算される。その値が「0」になると、
最後に物品が進入してきた搬送ラインの「速度制御手
段」が「高速」に切り替わる。
【0018】なお、最後に物品が進入してきた搬送ライ
ンの「順番記憶手段」のデータが「0」となるまで、
「減速カウント手段」は加算を続け、また、「順番記憶
手段」のデータが「0」となった時点から、「減速カウ
ント手段」は減算をする。最後に物品が進入してきた搬
送ラインにおける制御動作は、これ以外のところでは
「複数の搬送ラインのいずれかに物品が先行して送り込
まれている時に、別の搬送ラインに物品が進入してきた
場合」〔上記(C) の場合〕と同じであり、上記(C) の場
合と同じように制御されることによって、次に物品が進
入してきた搬送ラインの物品に引き続いて、搬送ライン
L1におけるコンベヤC11 上の物品が最後に送り出される
ことになる。
【0019】このように、本発明においては、複数の搬
送ラインに物品が送り込まれてきたかどうかを検出し、
ある搬送ライン上の物品より先行している物品が他の搬
送ライン上にある場合はその物品を加速させることによ
り優先して送り出すようにしたものであり、それによっ
て複数列で送られてくる物品を一列に合流させ得るよう
にしたものである。特に、本発明においては、搬送物品
を一時停止させることなく制御することができるという
特長を有する。
【0020】各搬送ラインに前後二組のコンベヤを配置
しておき、前後二組の各コンベヤに対応するごとく前記
各手段を備え、各コンベヤごとに前記制御を行わせるよ
うにすると、より精密な制御が可能となり、先行させる
べき物品を低速から高速に加速させるに当たっての誤動
作がなくなる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を添付の図面に基づいて詳細
に説明する。実施例では、3つの搬送ラインにより送ら
れてくる物品を1列に合流させる場合を例示してあり、
以下、この場合の合流装置の構造、制御動作等について
詳細に説明する。図1に示すように、3つの搬送ライン
L1 、L2、L3ごとに前後二組のコンベヤC11 、C12 、C
21 、C22 、C31 、C32 が配置されており、さらに、各
搬送ラインL1、L2、L3のコンベヤC12 、C22 、C32 の直
前に一つの集合コンベヤCが配置されている。そして、
3つの搬送ラインL1、L2、L3の後側のコンベヤC11 、C
21 、C31 の側方に、物品進入検出手段P11 、P21 、P
31 が、また、3つの搬送ラインL1、L2、L3の前側のコ
ンベヤC12 、C22 、C32 の側方に、物品排出検出手段P
12、P22 、P32 がそれぞれ配置されている。さらに、一
つの集合コンベヤCの上には、各搬送ラインL1、L2、L3
ごとに物品排出検出手段P13 、P23 、P33 がそれぞれ配
置されている。前記物品進入検出手段P11 、P21
P31 、物品排出検出手段P12 、P22 、P32 および物品排
出検出手段P13 、P23 、P33 としては、光電スイッチ等
従来公知のものを利用することができる。
【0022】なお、図示しないが、前記コンベヤC11
C12 、C21 、C22 、C31 、C32 は独立して駆動する各モ
ータにより各々別個に駆動せしめられるようになってお
り、また、各モータはいずれも低速と高速とに切り替え
ることができるようになっている。そして、各コンベヤ
C11 、C12 、C21 、C22 、C31 、C32 の速度を物品が送
り込まれてきた順に加速させるべく制御することによ
り、先行している物品を優先して送り出すことができる
ようになっている。
【0023】図2に、3つの搬送ラインL1、L2、L3にお
ける後側のそれぞれのコンベヤC11、C21 、C31 の速度
を制御するための制御回路である論理回路を示す。ま
た、3つの搬送ラインL1、L2、L3における前側のそれぞ
れのコンベヤC12 、C22 、C32の速度を制御するために
も、図2に示す論理回路が必要であるが、両者は全く同
じものであるから、その説明と図示は省略する。
【0024】図2からも分かるように、第一列目の搬送
ラインにおける論理回路と、第二列目の搬送ラインにお
ける論理回路と、第三列目の搬送ラインにおける論理回
路はいずれも全く同一であり、各論理回路の接続状態も
全く同じであるから、第一列目の論理回路について詳し
く説明し、第二列目、第三列目の論理回路については図
面符号を記すに留める。図2に示すように、第一列目の
搬送ラインL1の物品進入検出手段P11 と物品排出検出手
段P12 の出力は、微分回路111 、112 を介して「搬送ラ
インに物品があるかないかを記憶するための物品記憶手
段」21のセット側とリセット側の入力に与えられる。
【0025】なお、図2において、第二列目の搬送ライ
ンL2の物品進入検出手段はP21 、物品排出検出手段はP
22 、微分回路は121 、122 、「物品記憶手段」は22
ある。また、第三列目の搬送ラインL3の物品進入検出手
段はP31 、物品排出検出手段はP32 、微分回路は131
132 、「物品記憶手段」は23である。
【0026】また、第一列目の搬送ラインL1の物品進入
検出手段P11 の出力は微分回路111を介して「高速に切
り替わるべき順番を記憶するための順番記憶手段」41
クロック側のAND回路81とリセット側のAND回路91
のそれぞれ一方の入力に、また、「他の搬送ラインに対
して先行して制御していることを知らせるための制御記
憶手段」31のセット側の入力に与えられる。さらに、第
一列目の搬送ラインL1の物品進入検出手段P11 の出力
は、微分回路111 を介して「複数の搬送ラインのうちの
1つを他の搬送ラインより低速にして物品の移動を遅ら
せる時間を決定するための減速カウント手段」51のリセ
ット側の入力にも与えられている。
【0027】なお、図2において、第二列目の搬送ライ
ンL2の「順番記憶手段」は42、そのクロック側のAND
回路は82、リセット側のAND回路は92、「制御記憶手
段」は32、「減速カウント手段」は52である。また、第
三列目の搬送ラインL3の「順番記憶」は43、そのクロッ
ク側のAND回路は83、リセット側のAND回路は93
「制御記憶手段」は33、「減速カウント手段」は53であ
る。
【0028】一方、第一列目の搬送ラインL1の「物品記
憶手段」21の出力は、「搬送ラインの速度を制御するた
めの速度制御手段」61のAND回路101 の一方の入力に
与えられ、該AND回路101 のもう一方の入力は、「減
速カウント手段」51の「0」出力から与えられる。そし
て、このAND回路101 はコンベヤC11 のモータ(高速
と低速に切り替え可能)に接続されており、AND回路
101 の出力がこのモータを高速で駆動させる場合とNO
T回路181 を介して低速で駆動させる場合の信号として
用いられるようになっている。
【0029】なお、図2において、第二列目の搬送ライ
ンL2の「速度制御手段」は62、そのAND回路は102
あり、第三列目の搬送ラインL3の「速度制御手段」は
63、そのAND回路は103 、第二列目の搬送ラインL2
NOT回路は182 、第三列目の搬送ラインL3のNOT回
路は183 である。
【0030】また、第一列目の搬送ラインL1の「制御記
憶手段」31の出力側と「他の搬送ラインに対して同期信
号を発生するための同期信号発生手段」71の入力側との
間にAND回路111 が、「減速カウント手段」51の「+
1」側と「−1」側とにAND回路121 、131 がそれぞ
れ配置されている。第一列目の搬送ラインL1のAND回
路111 のもう一方の入力は、第一列目の「順番記憶手
段」41の「0」出力から与えられる。また、第一列目の
搬送ラインL1のAND回路121 の入力は、第一列目の
「順番記憶手段」41の「0以上」の出力と、100Hz のオ
ッシレータ141 のパルス信号から与えられる。さらに、
第一列目の搬送ラインL1のAND回路131 の入力は、第
一列目の「順番記憶手段」41の「0」の出力と、100Hz
のオッシレータ141 のパルス信号から与えられる。
【0031】なお、第一列目の搬送ラインL1のAND回
路111 に対応する第二列目、第三列目の搬送ラインL2
L3のAND回路は、112 、113 、第一列目の搬送ライン
L1のAND回路121 に対応する第二列目、第三列目の搬
送ラインL2、L3のAND回路は、122 、123 、第一列目
の搬送ラインL1のAND回路131 に対応する第二列目、
第三列目の搬送ラインL2、L3のAND回路は、132 、13
3 である。
【0032】上述したように、第一列目の搬送ラインL1
の前記AND回路81、91のそれぞれ一方の入力は、第一
列目の搬送ラインL1の物品進入検出手段P11 の出力から
与えられているが、前記AND回路81のもう一方の入力
は制御ゲートとなるOR回路151 の出力から、また、前
記AND回路91のもう一方の入力はNOT回路161 を介
したOR回路151 の出力から、それぞれ与えられる。
【0033】なお、第一列目の搬送ラインL1のオッシレ
ータ141 に対応する第二列目、第三列目の搬送ライン
L2、L3のオッシレータは142 、143 、第一列目の搬送ラ
インL1のOR回路151 に対応する第二列目、第三列目の
搬送ラインL2、L3のOR回路は152 、153 、第一列目の
搬送ラインL1のNOT回路161 に対応する第二列目、第
三列目の搬送ラインL2、L3のNOT回路は162 、163
ある。
【0034】さらに、第一列目の搬送ラインL1の「同期
信号発生手段」71の出力側には、OR回路171 が配置さ
れている。そして、第一列目の搬送ラインL1の「制御記
憶手段」31のリセット側とこのOR回路171 の入力端子
とが接続されている。なお、第一列目の搬送ラインL1
OR回路171 に対応する第二列目、第三列目のOR回路
は、172 、173 であり、第一列目の搬送ラインL1のOR
回路171 の出力は第二列目の搬送ラインL2のOR回路17
2 の一方の入力に、また、第二列目の搬送ラインL2のO
R回路172 の出力は第三列目の搬送ラインL3のOR回路
173 の一方の入力にそれぞれ与えられる。そして、第二
列目の搬送ラインL2の「制御記憶手段」32のリセット側
と第二列目の搬送ラインL2のOR回路172 の入力端子と
が、また、第三列目の搬送ラインL3の「制御記憶手段」
33のリセット側と第三列目の搬送ラインL3のOR回路17
3 の入力端子とがそれぞれ接続されている。
【0035】次に、3つの搬送ラインL1、L2、L3におけ
る後側のそれぞれのコンベヤC11 、C21 、C31 の速度を
制御するための制御回路である論理回路の動作を、コン
ベヤC11 を例に挙げながら4つの場合に分けて詳しく説
明する。
【0036】(E) 3つの搬送ラインL1、L2、L3のコンベ
ヤC11 、C21 、C31 のいずれにも物品が送り込まれない
場合 3つの搬送ラインL1、L2、L3には物品が送り込まれない
から、各搬送ラインL1、L2、L3の「物品進入検出手段」
PH11、PH21、PH31はいずれもオンしない(ステップ
S1)。従って、各搬送ラインL1、L2、L3の「物品記憶手
段」21、22、23には物品記憶がなく(ステップS2)、い
ずれも出力されない。各搬送ラインL1、L2、L3の「物品
記憶手段」21、22、23からの出力がないので、各搬送ラ
インL1、L2、L3の「速度制御手段」61、62、63のAND
回路101 、102 、103 の一方にはいずれも情報は入力さ
れず、各搬送ラインL1、L2、L3のNOT回路181 、1
82 、183 側の低速の方がオンとなる(ステップS3)。
従って、各搬送ラインL1、L2、L3のコンベヤC11
C21 、C31 はいずれも低速で駆動するように制御され
る。
【0037】(F) 3つの搬送ラインL1、L2、L3のいずれ
か一つ、例えば、搬送ラインL1のコンベヤC11 にのみ物
品が送り込まれてくる場合物品が送り込まれてきた搬送
ラインL1における「物品進入検出手段」PH11がオンとな
り(ステップS1)、このオン信号の立ち上がりパルスで
「物品記憶手段」21および「制御記憶手段」31がセット
される(ステップS4、S5)。他の搬送ラインL2、L3には
物品がないから、物品が送り込まれてきた搬送ラインL1
の「順番記憶手段」41の制御ゲートであるOR回路151
には入力がない(ステップS6)。従って、物品が送り込
まれてきた搬送ラインL1の「物品進入検出手段」PH11
オン信号の立ち上がりパルスと、入力信号のないOR回
路151 の出力側のNOT回路161 を経た信号とがAND
回路91に入力され、物品が送り込まれてきた搬送ライン
L1の「順番記憶手段」41がリセットされ(ステップ
S7)、そのデータは「0」となる。また、物品が送り込
まれてきた搬送ラインL1の「減速カウント手段」51のリ
セット側にも、物品が送り込まれてきた搬送ラインL1
「物品進入検出手段」PH11のオン信号の立ち上がりパル
スが入力され、物品が送り込まれてきた搬送ラインL1
「減速カウント手段」51はリセットされ(ステップS8
S9)、これを「+1」するAND回路121 の出力はない
から、そのデータも「0」のままである。
【0038】この「0」出力と物品が送り込まれてきた
搬送ラインL1の「物品記憶手段」21の出力がいずれもA
ND回路101 に入力されるから、物品が送り込まれてき
た搬送ラインL1の「速度制御手段」61が高速に切り替わ
り(ステップS10 )、物品が送り込まれてきた搬送ライ
ンL1のコンベヤC11 は高速で駆動するようになる。従っ
て、このコンベヤC11 上の物品は高速で送り出される。
高速で送り出された物品がコンベヤC11 を通過して前側
のコンベヤC12 に乗り移ると、「物品排出検出手段」PH
12がそれを検知し(ステップS11 )、このオン信号の立
ち上がりパルスで物品が送り込まれてきた搬送ラインL1
の「物品記憶手段」21がリセットされる(ステップ
S12 )。それによって、搬送ラインL1の「物品記憶手
段」21の出力がオフとなり(ステップS13 )、AND回
路101 からの出力は「速度制御手段」61を制御し、コン
ベヤC11 の速度は低速に切り替わる(ステップS3)。
【0039】一方、物品が送り込まれてきた搬送ライン
L1の「制御記憶手段」31の出力と、「順番記憶手段」41
の「0」出力とがともにAND回路111 に入力され、
「同期信号発生手段」71を起動させる(ステップS14
S16 )。「同期信号発生手段」71がタイムアップすると
(ステップS17 )、タイマーパルスが発生し(ステップ
S18 )、「同期信号発生手段」71がリセットされる(ス
テップS19 )とともに、「制御記憶手段」31をリセット
する(ステップS20 )。これと同時に、すべての搬送ラ
インL1、L2、L3の「順番記憶手段」41、42、43をいずれ
も「1」減算する(ステップS21 、S22 )。
【0040】(G) 3つの搬送ラインL1、L2、L3のいずれ
かに、例えば、搬送ラインL2に、物品が先行して送り込
まれている時に、別の搬送ライン、例えば、搬送ライン
L1に物品が進入してきた場合 物品が送り込まれてきた搬送ラインL1における「物品進
入検出手段」PH11がオンとなり(ステップS1)、微分回
路111 を経たこのオン信号の立ち上がりパルスで「物品
記憶手段」21および「制御記憶手段」31がセットされる
(ステップS4、S5)。また、物品が先行している搬送ラ
インL2における「物品進入検出手段」PH21が先行してい
る物品を検知し(ステップS1)、そのオン信号によりこ
の搬送ラインL2の「制御記憶手段」32がセットされ(ス
テップS5)、その出力と物品が進入してきた搬送ライン
L1における「物品進入検出手段」PH11の信号は、物品が
進入してきた搬送ラインL1の「順番記憶手段」41のクロ
ック側に入力される。
【0041】一方、物品が先行している搬送ラインL2
は、上記(F) の場合における搬送ラインL 1 と同様になっ
ている。すなわち、搬送ラインL 2 の「制御記憶手段」3 2
はセットされている。また、搬送ラインL 2 の「順番記憶
手段」4 2 はリセットされ、そのデータは「0」となって
いる。そして、このデータ「0」が、物品が進入してき
た搬送ラインL1側に達し(ステップS23 )、これに
「1」を加えたデータ「1」が、搬送ラインL1の「順番
記憶手段」41のデータ入力となる(ステップS24 、S
25 )。
【0042】物品が進入してきた搬送ラインL1の「順番
記憶手段」41のクロックへの入力で、「0」に「1」を
加えたデータ「1」がこの「順番記憶手段」41に取り込
まれ、セットされる(ステップS26 )。物品が進入して
きた搬送ラインL1の「順番記憶手段」41のデータが
「1」ということは、物品が進入してきた搬送ラインL1
が「次」に高速になることを意味する。このデータ
「1」は、物品が進入してきた搬送ラインL1の「順番記
憶手段」41に取り込まれるが、この順番記憶手段」41
出力は「0」ではなく「1」であるから、この搬送ライ
ンL1の「同期信号発生手段」71の入力側のAND回路11
1 の一方には、「順番記憶手段」41の出力は入力され
ず、「同期信号発生手段」71は起動しない(ステップS
15 、S27 )。
【0043】また、この出力データと搬送ラインL1
ッシレータ14 1 のパルス信号とがAND回路121 を経て
物品が進入してきた搬送ラインL1の「減速カウント手
段」51側に入力され、この「減速カウント手段」51が計
数を開始する(ステップS28 、S29 )。すると、「減速
カウント手段」51のデータは「0」以上となり、物品が
進入してきた搬送ラインL1の「速度制御手段」61のAN
D回路101 にはこのデータは入力されず、この搬送ライ
ンL1の「速度制御手段」61のNOT回路181 側の低速の
方がオンとなる(ステップS2、S3)。従って、物品が進
入してきた搬送ラインL1のコンベヤC11 は低速で駆動し
続ける。
【0044】物品が進入してきた搬送ラインL1より物品
が先行している搬送ラインL2の「同期信号発生手段」72
がタイムアップすると(ステップS17 )、各搬送ライン
L1、L2、L3の「順番記憶手段」41、42、43をすべて
「1」減算する信号、いわゆる、同期信号を出し(ステ
ップS18 、S21 、S22 )、搬送ラインL2、L3のOR回路
17 2 、173 を経て物品が進入してきた搬送ラインL1
「順番記憶手段」41がこの信号を受け、その内部データ
が「0」となる。このデータと搬送ラインL1の「制御記
憶手段」31の出力信号とが搬送ラインL1のAND回路11
1 を経て、物品が進入してきた搬送ラインL1の「同期信
号発生手段」71に入力され、これが起動せしめられて次
に物品が供給される搬送ラインL3の同期信号が作られ
る。
【0045】また、物品が進入してきた搬送ラインL1
「減速カウント手段」51には、「順番記憶手段」41の出
力データ「0」とオッシレータ141 のパルスがAND回
路131 を経て入力され(ステップS30 )、この「減速カ
ウント手段」51は順次減算される(ステップS31 )。こ
の値が「0」になると、この「0」出力と物品が送り込
まれてきた搬送ラインL1の「物品記憶手段」21の出力が
いずれもAND回路101 に入力されるから(ステップ
S2、S9)、物品が送り込まれてきた搬送ラインL1の「速
度制御手段」61が高速に切り替わり(ステップS10 )、
物品が送り込まれてきた搬送ラインL1のコンベヤC11
高速で駆動するようになる。
【0046】これ以外は、「3つの搬送ラインL1、L2
L3のいずれか一つ、すなわち、搬送ラインL1のコンベヤ
C11 にのみ物品が送り込まれてくる場合」と同じであ
る。従って、物品が先行している搬送ラインL2のコンベ
ヤC21 は、物品が進入してきた搬送ラインL1のコンベヤ
C11 が「高速」に切り替わる前の段階ですでに「高速」
に切り替わっており、先行していた物品はすでに高速で
送り出されている。そして、すでに送り出された物品に
続いて、「高速」に切り替わった搬送ラインL1上の物品
が高速で送り出される。
【0047】(H) 3つの搬送ラインL1、L2、L3に相前後
して(L3、L2、L1の順に)物品が進入してくる場合。 最初に物品が進入してきた搬送ラインL3では、「3つの
搬送ラインL1、L2、L3のいずれか一つ、すなわち、搬送
ラインL1のコンベヤC11 にのみ物品が送り込まれてくる
場合」〔上記(F) の場合〕と同じように制御される。そ
の次に物品が進入してきた搬送ラインL2では、「3つの
搬送ラインL1、L2、L3のいずれかに、例えば、搬送ライ
ンL2に、物品が先行して送り込まれている時に、別の搬
送ライン、例えば、搬送ラインL1に物品が進入してきた
場合」〔上記(G) の場合〕と同じように制御される。
【0048】最後に物品が進入してくる搬送ラインL1
は、「3つの搬送ラインL1、L2、L3のいずれかに、例え
ば、搬送ラインL2に、物品が先行して送り込まれている
時に、別の搬送ライン、例えば、搬送ラインL1に物品が
進入してきた場合」〔上記(G) の場合〕の制御に比べて
次の点が異なるのみで、その他のところでは同じように
制御される。最後に物品が進入してくる搬送ラインL1
「順番記憶手段」のデータは「2」である。すなわち、
最初に物品が進入してきた搬送ラインL3では、「物品進
入検出手段」PH31が物品を検知し(ステップS1)、微分
回路131 を経たこのオン信号の立ち上がりパルスで搬送
ラインL3の「物品記憶手段」23および「制御記憶手段」
33がセットされる(ステップS4、S5)。そして、その出
力は次に物品が進入してきた搬送ラインL2の「順番記憶
手段」42側にデータ「1」として入力され(ステップ
S6、S23 )、このデータ「1」がさらに最後に物品が進
入してくる搬送ラインL1側に達し、これに「1」を加え
た「2」がこの搬送ラインL1の「順番記憶手段」41のデ
ータ入力となる(ステップS24 、S25 )。搬送ラインL1
の「順番記憶手段」41のデータ入力となるこの数値は、
搬送ラインの本数と先行する物品の数とによって決まる
ものであり、他ラインの「順番記憶手段」42、43のデー
タを調べ、それぞれの最大値から定め得るものである。
【0049】次に物品が進入してきた搬送ラインL2
「物品進入検出手段」PH21が先行している物品を検知
し、そのオン信号によりこの搬送ラインL2の「制御記憶
手段」32がセットされ、その出力が「物品が進入してき
た搬送ライン」L1の「順番記憶手段」41のクロック側に
入力されることは上記(G) の場合と同じであるが、最後
に物品が進入してくる搬送ラインL1の「順番記憶手段」
41のクロックへの入力で、このデータ「2」がこの「順
番記憶手段」41に取り込まれ、セットされる(ステップ
S25 )。最後に物品が進入してきた搬送ラインL1の「順
番記憶手段」41のデータが「2」ということは、最後に
物品が進入してきた搬送ラインが「次」の「次」に高速
になることを意味する。
【0050】そして、物品が進入してきた搬送ラインL1
の「順番記憶手段」41は、最初に物品が進入してきた搬
送ラインL3の「同期信号発生手段」73のタイムアップ
(ステップS17 、S18 、S21 、S22 )で「1」となる。
また、次に物品が進入してきた搬送ラインL2の「同期信
号発生手段」72のタイムアップ(ステップS17 、S18
S21 、S22 )で「0」となり、この時点から「減速カウ
ント手段」51が減速される。その値が「0」になると、
最後に物品が進入してきた搬送ラインL1の「速度制御手
段」61が「高速」に切り替わる(ステップS9、S10 )。
なお、最後に物品が進入してきた搬送ラインL1の「順番
記憶手段」41のデータが「0」となるまで、「減速カウ
ント手段」51は加算を続け(ステップS29 )、また、
「順番記憶手段」41のデータが「0」となった時点か
ら、「減速カウント手段」51は減算をする(ステップS
31 )。
【0051】最後に物品が進入してきた搬送ラインL1
おける制御動作は、これ以外のところでは「3つの搬送
ラインL1、L2、L3のいずれかに、例えば、搬送ラインL2
に、物品が先行して送り込まれている時に、別の搬送ラ
イン、例えば、搬送ラインL1に物品が進入してきた場
合」〔上記(G) の場合〕と同じであるので、その説明は
省略するが、上記(G) の場合と同じように制御されるこ
とによって、次に物品が進入してきた搬送ラインL2の物
品に引き続いて、搬送ラインL1におけるコンベヤC11
の物品が最後に送り出される。
【0052】上記の場合においては、各搬送ラインL1
L2、L3に前後二組のコンベヤをそれぞれ配置しておき、
前後二組のコンベヤのうち後側のコンベヤC11 、C21
C31の速度を制御する場合について説明したが、前側の
コンベヤC12 、C22 、C32 についても後側のコンベヤC
11 、C21 、C31 の場合と同じ制御回路を備えておき、
上記の場合と同じように前側のコンベヤC12 、C22 、C
32 の速度を制御すると、より精密な制御が可能とな
り、先行させるべき物品を低速から高速に加速させるに
当たっての誤動作がなくなる。なお、この場合には、前
側のコンベヤC12 、C22 、C32 側の物品検知手段である
PH12、PH22、PH32を物品進入検出用に、また、集合コン
ベヤC側の物品検知手段であるPH13、PH23、PH33を物品
排出検出用に用いるものとする。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の搬
送ラインに物品が送り込まれてきたかどうかを検出し、
ある搬送ライン上の物品より先行している物品が他の搬
送ライン上にある場合はその物品を加速させることによ
り優先して送り出すようにすることができ、それによっ
て複数列で送られてくる物品を整然と一列に合流させ得
る効果がある。
【0054】特に、請求項1記載の発明によれば、搬送
物品を一時停止させることなく制御することができる特
長を有する。
【0055】請求項2記載の発明によれば、複数の搬送
ラインに物品が送り込まれてきたかどうかを検出し、あ
る搬送ライン上の物品より先行している物品が他の搬送
ライン上にある場合はその物品を加速させることにより
優先して送り出すようにするに当たって、より精密な制
御が可能となり、先行させるべき物品を低速から高速に
加速させるに当たっての誤動作がなくなるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】3つの搬送ラインに前後二組のコンベヤを配置
するとともに、その前方に集合コンベヤを配置し、各コ
ンベヤの対して物品検出手段である光電スイッチをそれ
ぞれ配置した状態を示す平面図である。
【図2】その制御回路である論理回路を示すブロック線
図である。
【図3】この制御の手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
PH11、PH21、PH31─物品進入検出手段、PH12、PH22、PH
32─物品排出検出手段、PH13、PH23、PH33─物品排出検
出手段、111 、112 、121 、122 、131 、132─微分回
路、21、22、23─物品記憶手段、31、32、33─制御記憶
手段、41、42、43─順番記憶手段、51、52、53─減速カ
ウント手段、61、62、63─速度制御手段、71、72、73
同期信号発生手段、81、82、83、91、92、93、101 、10
2 、103、111 、112 、113 、121 、122 、123 、1
31 、132 、133 ─AND回路、141、142 、143 ─オッ
シレータ、151 、152 、153 、171 、172 、173 ─OR
回路、161 、162 、163 、181 、182 、183 ─NOT回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 43/00 - 43/10 B65G 47/68 - 47/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の搬送ラインごとに、 (1) 物品が進入してきたことを検出するための物品進入
    検出手段、 (2) 物品が排出されたことを検出するための物品排出検
    出手段、 (3) 搬送ライン上に物品があるかないかを記憶するため
    の物品記憶手段、 (4) 他の搬送ラインに対して先行して制御していること
    を知らせるための制御記憶手段、 (5) 先行する搬送ライン上の物品の移送タイミングより
    遅れて進入してくる他の搬送ライン上の物品をどれだけ
    遅らせるか、あらかじめ設定された時間が経過したと
    き、同期信号を発生するための同期信号発生手段、 (6) 高速に切り替わるべき順番を記憶するための順番記
    憶手段、 (7) 前記順番記憶手段のデータが「0」以外の時はカウ
    ンタを加算し、前記順番記憶手段のデータが「0」にな
    るとカウンタを減算する計数手段であって、複数の搬送
    ラインのうちの1つを他の搬送ラインより低速にして
    の搬送ライン上にある物品の移動を遅らせる時間を決定
    するための減速カウント手段、 (8) 前記物品記憶手段からの出力がない場合、および、
    前記減速カウント手段の信号を受けてカウンタのデータ
    が「0」以外の時は低速とし、カウンタのデータが
    「0」の時は高速となるように、搬送ラインの速度を制
    御するための速度制御手段、 を備えたことを特徴とする複数のコンベヤの速度制御を
    利用した物品合流装置。
  2. 【請求項2】各搬送ラインに前後二組のコンベヤが配置
    され、前後二組のコンベヤに対応するごとく請求項1記
    載の各手段を備えていることを特徴とする複数のコンベ
    ヤの速度制御を利用した物品合流装置。
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