JP3212238U - 脱着式日除けテント用フレーム - Google Patents

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JP3212238U JP2017002745U JP2017002745U JP3212238U JP 3212238 U JP3212238 U JP 3212238U JP 2017002745 U JP2017002745 U JP 2017002745U JP 2017002745 U JP2017002745 U JP 2017002745U JP 3212238 U JP3212238 U JP 3212238U
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Abstract

【課題】一人でも脱着を容易に行え、車両に簡単に装着できることで、圃場などで手軽に日除けを提供できる脱着式日除けテント用フレームを提供する。【解決手段】第1パイプ10と、第1パイプの下端10aに設けた第1固定具30と、第1パイプに対して摺動可能に設けた第2固定具40と、第1パイプに対して第2固定具を固定する止め部材50と、第1パイプの上端10bに配置され、第1パイプに対して摺動又は回動可能に設けた第2パイプ20と、第2パイプの上端20aに回動可能に設けたルーフパイプ60とにより一対のフレーム機構1A、1Bを構成し、第1固定具30と第2固定具40とで車両荷台の周囲を囲うあおりを挟み込むことでフレーム機構を装着し、一方のフレーム機構1Aのルーフパイプと、他方のフレーム機構1Bのルーフパイプとによってテントを展開する。【選択図】図2

Description

本考案は、車両の荷台の周囲を囲うあおりに取り付けて用いる脱着式日除けテント用フレームに関する。
労働災害防止の観点からも、熱中症対策は不可欠であり、除草作業や調査時には、休息時に避暑できるように、簡易テントやパラソルを設置して、熱中症予防に努めている。しかし、一般に圃場では、圃場内の通路や裸地がないため、簡易テントやパラソルを設置するスペースがない。
特許文献1には、トラックの荷台の長さより長いシートを有し、シートを荷台後部から伸縮式の棒で斜めに突っ張ることで、荷台後部に日陰を作り出す、またはそのシートを前に垂らして、運転席の日除けとして使用する多機能型荷台カバーが開示されている。
実用新案登録第3175605号公報
特許文献1の多機能型荷台カバーは、後方への日除け、又は運転席への日除けであり、側方への日除けとするには相応に大きなカバーが必要となる。また、伸縮式の棒により片側ずつシートを張ると、不安定な状態での作業となるため相応のコツを得なければ、上手く張ることが難しい。さらには長いシートの収納は、巻き取ったシートを荷台に収納する、又は荷台後方外側へ巻き取り紐等で固定することに依っているが、走行中のトラック荷台後方には、速度と同等の風が生じるため、シートが巻き上がってしまい、ブレーキランプやナンバーなどを覆う可能性がある。
ところで、農業以外でも、軽・小型トラックが広く利用されている。休憩・休息時の避暑、さらには立木もない圃場や作業現場では、車両横にできる小さな日陰に身を寄せたり、荷台にパラソル等を取り付けることもある。また、荷台の側板を構成するあおりを倒し(下げ)、あおりを背当てとして座り、荷台を(お茶などの)物置台として利用することもある。
従って、農業や建築現場など多岐にわたる目的で使用されている軽・小型トラック等に、脱着が容易で、1人で簡単に、かつ多少の雨風でも凌げる丈夫な構造で、現状の使い方を大きく変えることのない利便性も兼ね備えた日除けが望まれる。
そこで本考案は、一人でも脱着を容易に行え、車両に簡単に装着できることで、圃場などで手軽に日除けを提供できる脱着式日除けテント用フレームを提供することを目的とする。
請求項1記載の本考案の脱着式日除けテント用フレームは、蓋が無い荷台を有する車両の、前記荷台の周囲を囲うあおりに取り付けて用いる脱着式日除けテント用フレームであって、第1パイプと、前記第1パイプの下端に設けた第1固定具と、前記第1パイプに対して摺動可能に設けた第2固定具と、前記第1パイプに対して前記第2固定具を固定する止め部材と、前記第1パイプの上端に配置され、前記第1パイプに対して摺動又は回動可能に設けた第2パイプと、前記第2パイプの上端に回動可能に設けたルーフパイプとによりフレーム機構を構成し、前記第1固定具と前記第2固定具とで前記あおりを挟み込むことで前記フレーム機構を装着し、一対の前記フレーム機構を前記あおりに装着し、一方の前記フレーム機構の前記ルーフパイプと、他方の前記フレーム機構の前記ルーフパイプとによって前記テントを展開することを特徴とする。
請求項2記載の本考案は、請求項1に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記第1固定具が、前記第1パイプから延出させた一端側あおり受け部と、前記一端側あおり受け部の先端から上方へ延出させた一端側あおり引っ掛け部とを有することを特徴とする。
請求項3記載の本考案は、請求項1又は請求項2に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記第2固定具が、前記第1パイプに対して摺動する第2固定具摺動部と、前記第2固定具摺動部から延出させた他端側あおり受け部と、前記他端側あおり受け部の先端から下方に延出させた他端側あおり引っ掛け部とを有することを特徴する。
請求項4記載の本考案は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記止め部材が、前記第2固定具に一端を固定する第1止め部材と、前記第1パイプに設けた止め部材用孔に引っ掛けるフック部材と、一端を前記第1止め部材の他端に回動自在に設け、他端に弾性材を介して前記フック部材を取り付ける第2止め部材とを有し、前記止め部材用孔を、前記第1パイプの長手方向に複数設けたことを特徴とする。
請求項5記載の本考案は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記第1パイプの上端に第1パイプ貫通孔を設け、前記第2パイプに第2パイプ貫通孔を設け、前記第1パイプ貫通孔及び前記第2パイプ貫通孔に差し込み可能なピン部材を設けたことを特徴とする。
請求項6記載の本考案は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記ルーフパイプの一端に、前記ルーフパイプから延出させた耳部を設け、一端を前記耳部に、他端を前記第2パイプに、それぞれ回動自在に設けたルーフパイプ角度調整部材を備え、前記ルーフパイプ角度調整部材の前記他端に、前記第2パイプに対する前記ルーフパイプの回動を規制する締め部材を設けたことを特徴とする。
請求項7記載の本考案は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記第1パイプに対して摺動可能に転倒防止バーを設け、前記転倒防止バーが、前記第1パイプに対して摺動する転倒防止バー摺動部と、前記転倒防止バー摺動部に対して所定角度回動する脚部と、前記転倒防止バー摺動部の摺動を規制する摺動規制部材とを有することを特徴とする。
請求項8記載の本考案は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記あおりを倒した状態で、一対の前記フレーム機構を前記あおりに装着することを特徴とする。
請求項9記載の本考案は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記あおりを立てた状態で、一対の前記フレーム機構を前記あおりの内面に装着することを特徴とする。
請求項10記載の本考案は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレームにおいて、前記あおりを立てた状態で、一対の前記フレーム機構を前記あおりの内面に装着することを特徴とする。
本考案によれば、あおりを挟み込むことでフレーム機構を装着し、一対のルーフパイプによってテントを展開するため、一人でも脱着を容易に行え、車両に簡単に装着できる。
本考案の一実施例による脱着式日除けテント用フレームを車両に取り付けた状態を示す写真 本実施例によるフレーム機構の全体構成を示す写真 同フレーム機構の第1パイプの下端側を示す写真 同フレーム機構の転倒防止バー及びピン部材を示す写真 同フレーム機構のあおりへの取り付け状態を示す写真 同フレーム機構へのテントの取り付け状態を示す写真 同フレーム機構のあおりへの他の取り付け状態を示す写真 同フレーム機構のあおりへの更に他の取り付け状態を示す写真
本考案の第1の実施の形態による脱着式日除けテント用フレームは、第1パイプと、第1パイプの下端に設けた第1固定具と、第1パイプに対して摺動可能に設けた第2固定具と、第1パイプに対して第2固定具を固定する止め部材と、第1パイプの上端に配置され、第1パイプに対して摺動又は回動可能に設けた第2パイプと、第2パイプの上端に回動可能に設けたルーフパイプとによりフレーム機構を構成し、第1固定具と第2固定具とであおりを挟み込むことでフレーム機構を装着し、一対のフレーム機構をあおりに装着し、一方のフレーム機構のルーフパイプと、他方のフレーム機構のルーフパイプとによってテントを展開するものである。
本実施の形態によれば、あおりを挟み込むことでフレーム機構を装着し、一対のルーフパイプによってテントを展開するため、一人でも脱着を容易に行え、車両に簡単に装着できることで、圃場などで手軽に日除けを提供できる。
本考案の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、第1固定具が、第1パイプから延出させた一端側あおり受け部と、一端側あおり受け部の先端から上方へ延出させた一端側あおり引っ掛け部とを有するものである。
本実施の形態によれば、一端側あおり受け部によってあおりを確実に挟み込み、一端側あおり引っ掛け部によってあおりから外れることを防止できる。
本考案の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、第2固定具が、第1パイプに対して摺動する第2固定具摺動部と、第2固定具摺動部から延出させた他端側あおり受け部と、他端側あおり受け部の先端から下方に延出させた他端側あおり引っ掛け部とを有するものである。
本実施の形態によれば、他端側あおり受け部によってあおりを確実に挟み込み、他端側あおり引っ掛け部によってあおりから外れることを防止できる。
本考案の第4の実施の形態は、第1から第3のいずれかの実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、止め部材が、第2固定具に一端を固定する第1止め部材と、
第1パイプに設けた止め部材用孔に引っ掛けるフック部材と、一端を第1止め部材の他端に回動自在に設け、他端に弾性材を介してフック部材を取り付ける第2止め部材とを有し、止め部材用孔を、第1パイプの長手方向に複数設けたものである。
本実施の形態によれば、止め部材用孔を、第1パイプの長手方向に複数設けているため、異なる高さのあおりに対して装着できる。
本考案の第5の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、第1パイプの上端に第1パイプ貫通孔を設け、第2パイプに第2パイプ貫通孔を設け、第1パイプ貫通孔及び第2パイプ貫通孔に差し込み可能なピン部材を設けたものである。
本実施の形態によれば、ピン部材を、第1パイプ貫通孔及び第2パイプ貫通孔に差し込むことで第1パイプと第2パイプとを接続するため、第1パイプに対して第2パイプを回動させて接続することができる。
本考案の第6の実施の形態は、第1から第5のいずれかの実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、ルーフパイプの一端に、ルーフパイプから延出させた耳部を設け、一端を耳部に、他端を第2パイプに、それぞれ回動自在に設けたルーフパイプ角度調整部材を備え、ルーフパイプ角度調整部材の他端に、第2パイプに対するルーフパイプの回動を規制する締め部材を設けたものである。
本実施の形態によれば、ルーフパイプを第2パイプに対して所定の角度で固定でき、ルーフパイプ角度調整部材の一端を耳部に回動自在に設けることで、ルーフパイプを第2パイプと平行な角度に配置することができる。
本考案の第7の実施の形態は、第1から第6のいずれかの実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、第1パイプに対して摺動可能に転倒防止バーを設け、転倒防止バーが、第1パイプに対して摺動する転倒防止バー摺動部と、転倒防止バー摺動部に対して所定角度回動する脚部と、転倒防止バー摺動部の摺動を規制する摺動規制部材とを有するものである。
あおりを倒した状態で、一対のフレーム機構をあおりに装着する場合には、車両に対してあおりが自由な状態であり、フレーム機構が不安定となるが、本実施の形態によれば、転倒防止バーによってフレーム機構を安定させることができる。
本考案の第8の実施の形態は、第1から第7のいずれかの実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、あおりを倒した状態で、一対のフレーム機構をあおりに装着するものである。
本実施の形態によれば、あおりを背もたれとして使用し、荷台を物置として利用できる。
本考案の第9の実施の形態は、第1から第7のいずれかの実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、あおりを立てた状態で、一対のフレーム機構をあおりの外面に装着するものである。
本実施の形態によれば、テント高さを高くでき、荷台で休息できる。
本考案の第10の実施の形態は、第1から第7のいずれかの実施の形態による脱着式日除けテント用フレームにおいて、あおりを立てた状態で、一対のフレーム機構をあおりの内面に装着するものである。
本実施の形態によれば、一対のフレーム機構が車両側面から外方に延出しないため、フレーム機構を装着した状態で車両を移動できる。
以下、本考案の実施例による脱着式日除けテント用フレームについて説明する。
図1は、本考案の実施例による脱着式日除けテント用フレームを車両に取り付けた状態を示す写真である。
本実施例による脱着式日除けテント用フレームは、一対のフレーム機構1A、1Bによって構成される。
一対のフレーム機構1A、1Bは、荷台2を有する車両3に取り付けて用いる。車両3が、例えば図示のような軽トラックでは、蓋の無い荷台2を有する。蓋が無い荷台2には、荷台2の周囲に、側板である、あおり4を備えている。一対のフレーム機構1A、1Bは、あおり4に装着する。
図1では、あおり4を倒した状態で、一対のフレーム機構1A、1Bをあおり4に装着した状態を示している。
テント5は、一方のフレーム機構1Aと、他方のフレーム機構1Bとによって展開される。
テント5は、一方のフレーム機構1Aと他方のフレーム機構1Bとの間に配置されるテント本体部5aと、フレーム機構1A、1Bに沿って垂下される一対のテント側片部5bとで構成される。テント側片部5bの端部には展開フック5cを備えている。
図2は本実施例によるフレーム機構の全体構成を示す写真であり、図2(a)はルーフパイプを展開した状態を示し、図2(b)はルーフパイプを畳んだ状態を示している。
フレーム機構1A(1B)は、第1パイプ10と、第1パイプ10の上端10bに配置される第2パイプ20とを有する。
第2パイプ20は、第1パイプ10に対して摺動又は回動可能に設けている。
第1固定具30は第1パイプ10の下端10aに設けている。第2固定具40は、第1パイプ10に対して摺動可能に設けている。
止め部材50は、第1パイプ10に対して第2固定具40を固定する。
第2パイプ20の上端20aには、ルーフパイプ60を第2パイプ20に対して回動可能に設けている。
ルーフパイプ60の一端60aには、ルーフパイプ60から延出させた耳部61を設けている。ルーフパイプ角度調整部材70は、一端70aを耳部61に回動自在に設け、他端70bを第2パイプ20に回動自在に設けている。
ルーフパイプ角度調整部材70の他端70bには、ルーフパイプ角度調整部材70と第2パイプ20との回動を規制する締め部材71を設けている。
締め部材71によって、ルーフパイプ60を第2パイプ20に対して所定の角度で固定でき、ルーフパイプ角度調整部材70の一端70aを耳部61に回動自在に設けることで、図2(b)に示すように、ルーフパイプ60を第2パイプ20と平行な角度に配置することができる。
第1パイプ10の上端10bには第1パイプ貫通孔11を設け、第2パイプ20には第2パイプ貫通孔21を設けている。第1パイプ貫通孔11は第1パイプ10を貫通し、第2パイプ貫通孔21は第2パイプ20を貫通している。
第1パイプ貫通孔11及び第2パイプ貫通孔21には、ピン部材80が差し込まれる。ピン部材80を第1パイプ貫通孔11及び第2パイプ貫通孔21に差し込むことで、第1パイプ10と第2パイプ20とを接続するため、第1パイプ10に対して第2パイプ20を回動させて接続することができる。
図示のように、ルーフパイプ60は、一端60aから第2パイプ20の上端20aまでの長さに対して、他端60bから第2パイプ20の上端20aまでの長さを2倍としている。すなわち、ルーフパイプ60は、回動支点となる上端20aに対して、他端60b側を一端60a側より長くしている。このように、他端60b側を一端60a側より長くすることで、図1に示すように、他端60b側を荷台2の外方とし、テント5を荷台2の外方で展開させることができる。
また、第1パイプ10に対して第2パイプ20を180度回動させて接続することで、他端60b側を荷台2の内方とし、テント5を荷台2の内方で展開させることができる。
第1パイプ10には、第1パイプ10に対して摺動可能に転倒防止バー90を設けている。
第2パイプ20には、長手方向に複数のテント展開用孔22を設けている。テント展開用孔22は、テント5の展開フック5cを引っ掛けるために用いられる。
図3は同フレーム機構の第1パイプの下端側を示す写真であり、図3(a)は主に第1固定具と第2固定具を示し、図3(b)は主に止め部材を示している。
第1固定具30は、第1パイプ10から延出させた一端側あおり受け部31と、一端側あおり受け部31の先端から上方へ延出させた一端側あおり引っ掛け部32とを有する。一端側あおり受け部31は、平坦部31aと溝部31bとを備えている。一端側あおり引っ掛け部32は、溝部31bの一方の側面を構成する。
第2固定具40は、第1パイプ10に対して摺動する第2固定具摺動部41と、第2固定具摺動部41から延出させた他端側あおり受け部42と、他端側あおり受け部42の先端から下方に延出させた他端側あおり引っ掛け部43とを有する。
止め部材50は、第2固定具40に一端を固定する第1止め部材51と、第1パイプ10に設けた止め部材用孔12に引っ掛けるフック部材52と、一端を第1止め部材51の他端に回動自在に設け、他端に弾性材53を介してフック部材52を取り付ける第2止め部材54とを有する。
止め部材用孔12は、第1パイプ10の長手方向に複数設けている。止め部材用孔12を、第1パイプ10の長手方向に複数設けることで、異なる高さのあおり4に対して装着できる。
図4は同フレーム機構の転倒防止バー及びピン部材を示す写真である。
転倒防止バー90は、第1パイプ10に対して摺動する転倒防止バー摺動部91と、転倒防止バー摺動部91に対して所定角度回動する脚部92と、転倒防止バー摺動部91の摺動を規制する摺動規制部材93とを有する。
ピン部材80は、第1パイプ貫通孔11及び第2パイプ貫通孔21に挿入可能な、第1ピン部81及び第2ピン部82を有する。第2ピン部82の一端には、第1パイプ貫通孔11及び第2パイプ貫通孔21より大径の頭部83が形成されている。第1ピン部81の一端は、第2ピン部82の他端に回動自在に設けている。
第1パイプ10及び第2パイプ20にピン部材80を装着した状態では、第2ピン部82が第1パイプ貫通孔11及び第2パイプ貫通孔21に位置し、第1ピン部81は自重によって垂れ下がる。
図5は同フレーム機構のあおりへの取り付け状態を示す写真である。
一方のフレーム機構1Aは、第1固定具30と第2固定具40とによってあおり4を挟み込む。
あおり4は、一端側あおり受け部31と他端側あおり受け部42とによって上下から挟み込まれる。一端側あおり引っ掛け部32及び他端側あおり引っ掛け部43によって、第1固定具30及び第2固定具40があおり4から外れることを防止する。
図示のように、あおり4を倒した状態で一方のフレーム機構1Aをあおり4に装着する場合には、車両3に対してあおり4が自由な状態であり、一方のフレーム機構1Aが不安定となるが、転倒防止バー90によって一方のフレーム機構1Aを安定させることができる。
あおり4を倒した状態で、一対のフレーム機構1A、1Bをあおり4に装着する場合には、あおり4を背もたれとして使用し、荷台2を物置として利用できる。
図6は同フレーム機構へのテントの取り付け状態を示す写真であり、図6(a)はルーフパイプの展開を示し、図6(b)はテントの展開状態を示している。
図6(a)に示すように、締め部材71を緩め、ルーフパイプ60を第2パイプ20に対して回動させる。ルーフパイプ60を水平に展開した後に、締め部材71を締めてルーフパイプ60の回動を規制する。
図6(b)に示すように、テント本体部5aとテント側片部5bとの境界部がルーフパイプ60に位置する。すなわち、テント本体部5aを、一対のルーフパイプ60の間に位置させ、テント側片部5bをルーフパイプ60から垂下させる。テント側片部5bは垂下させた状態で最下点となる位置に展開フック5cを備えており、展開フック5cをテント展開用孔22に引っ掛けることで、テント5を装着する。
図7は同フレーム機構のあおりへの他の取り付け状態を示す写真であり、図7(a)は止め部材での固定前の状態を示し、図7(b)は止め部材で固定した後の状態を示している。
図7は、あおり4を立てた状態で、一方のフレーム機構1Aをあおり4の外面に装着している。
あおり4は、一端側あおり受け部31と他端側あおり受け部42とによって上下から挟み込まれる。
フック部材52を止め部材用孔12に引っ掛けた後に、第1止め部材51を操作することで、フック部材52を取り付けた第2止め部材54を上方に引き上げる。フック部材52は、弾性材53によって上方に付勢されるため、第1固定具30と第2固定具40とには挟み込む方向に付勢力が加わる。
あおり4を立てた状態で、一方のフレーム機構1Aをあおり4に装着することで、テント5を高くでき、荷台2で休息できる。
図8は同フレーム機構のあおりへの更に他の取り付け状態を示す写真であり、図8(a)は荷台の内方を示し、図8(b)は荷台の外方を示している。
図8は、あおり4を立てた状態で、一方のフレーム機構1Aをあおり4の内面に装着している。
あおり4は、一端側あおり受け部31と他端側あおり受け部42とによって上下から挟み込まれる。
一端側あおり引っ掛け部32及び他端側あおり引っ掛け部43によって、第1固定具30及び第2固定具40があおり4から外れることを防止する。
あおり4を立てた状態で、一方のフレーム機構1Aをあおり4の内面に装着することで、一対のフレーム機構1A、1Bが車両3の側面から外方に延出しないため、フレーム機構1A、1Bを装着した状態で車両3を移動できる。
本考案の脱着式日除けテント用フレームは、車両の荷台の周囲を囲うあおりに取り付けて用いるが、あおりに限ることなく、あおりに相当する板材や、例えば所定間隔で水平に配置された一対のバーに取り付けて用いることができる。
1A 一方のフレーム機構
1B 他方のフレーム機構
2 荷台
3 車両
4 あおり
5 テント
5a テント本体部5a
5b テント側片部
5c 展開フック
10 第1パイプ
10a 下端
10b 上端
11 第1パイプ貫通孔
12 止め部材用孔
20 第2パイプ
20a 上端
21 第2パイプ貫通孔
22 テント展開用孔
30 第1固定具
31 一端側あおり受け部
31a 平坦部
31b 溝部
32 一端側あおり引っ掛け部
40 第2固定具
41 第2固定具摺動部
42 他端側あおり受け部
43 他端側あおり引っ掛け部
50 止め部材
51 第1止め部材
52 フック部材
53 弾性材
54 第2止め部材
60 ルーフパイプ
60a 一端
60b 他端
61 耳部
70 ルーフパイプ角度調整部材
70a 一端
70b 他端
71 締め部材
80 ピン部材
81 第1ピン部
82 第2ピン部
83 頭部
90 転倒防止バー
91 転倒防止バー摺動部
92 脚部
93 摺動規制部材

Claims (10)

  1. 蓋が無い荷台を有する車両の、前記荷台の周囲を囲うあおりに取り付けて用いる脱着式日除けテント用フレームであって、
    第1パイプと、
    前記第1パイプの下端に設けた第1固定具と、
    前記第1パイプに対して摺動可能に設けた第2固定具と、
    前記第1パイプに対して前記第2固定具を固定する止め部材と、
    前記第1パイプの上端に配置され、前記第1パイプに対して摺動又は回動可能に設けた第2パイプと、
    前記第2パイプの上端に回動可能に設けたルーフパイプと
    によりフレーム機構を構成し、
    前記第1固定具と前記第2固定具とで前記あおりを挟み込むことで前記フレーム機構を装着し、
    一対の前記フレーム機構を前記あおりに装着し、
    一方の前記フレーム機構の前記ルーフパイプと、他方の前記フレーム機構の前記ルーフパイプとによって前記テントを展開する
    ことを特徴とする脱着式日除けテント用フレーム。
  2. 前記第1固定具が、
    前記第1パイプから延出させた一端側あおり受け部と、
    前記一端側あおり受け部の先端から上方へ延出させた一端側あおり引っ掛け部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
  3. 前記第2固定具が、
    前記第1パイプに対して摺動する第2固定具摺動部と、
    前記第2固定具摺動部から延出させた他端側あおり受け部と、
    前記他端側あおり受け部の先端から下方に延出させた他端側あおり引っ掛け部と
    を有する
    ことを特徴する請求項1又は請求項2に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
  4. 前記止め部材が、
    前記第2固定具に一端を固定する第1止め部材と、
    前記第1パイプに設けた止め部材用孔に引っ掛けるフック部材と、
    一端を前記第1止め部材の他端に回動自在に設け、他端に弾性材を介して前記フック部材を取り付ける第2止め部材と
    を有し、
    前記止め部材用孔を、前記第1パイプの長手方向に複数設けた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
  5. 前記第1パイプの上端に第1パイプ貫通孔を設け、
    前記第2パイプに第2パイプ貫通孔を設け、
    前記第1パイプ貫通孔及び前記第2パイプ貫通孔に差し込み可能なピン部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
  6. 前記ルーフパイプの一端に、前記ルーフパイプから延出させた耳部を設け、
    一端を前記耳部に、他端を前記第2パイプに、それぞれ回動自在に設けたルーフパイプ角度調整部材を備え、
    前記ルーフパイプ角度調整部材の前記他端に、前記第2パイプに対する前記ルーフパイプの回動を規制する締め部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
  7. 前記第1パイプに対して摺動可能に転倒防止バーを設け、
    前記転倒防止バーが、
    前記第1パイプに対して摺動する転倒防止バー摺動部と、
    前記転倒防止バー摺動部に対して所定角度回動する脚部と、
    前記転倒防止バー摺動部の摺動を規制する摺動規制部材と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
  8. 前記あおりを倒した状態で、一対の前記フレーム機構を前記あおりに装着する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
  9. 前記あおりを立てた状態で、一対の前記フレーム機構を前記あおりの外面に装着する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
  10. 前記あおりを立てた状態で、一対の前記フレーム機構を前記あおりの内面に装着する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の脱着式日除けテント用フレーム。
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