JP3211403U - 海苔養殖用自己乾燥装置及び潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置 - Google Patents

海苔養殖用自己乾燥装置及び潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置 Download PDF

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Abstract

【課題】網ひびの自己乾燥と自動浸水を行うことができ、労働強度と養殖コストが低減され、海苔の品質が向上する海苔養殖用自己乾燥装置を提供する。【解決手段】海苔養殖用自己乾燥装置は、中空棒6と、浮遊棒8とを含み、中空棒6の一端は浮遊棒8の中間部と垂直に固定連結され、中空棒6の他端には棒体の円周方向に沿って均一に多数の安定した中空棒6の尾翼15が設けられ、尾翼15と浮遊棒8間の中空棒6の上方に大きな浮具7が被せられ、大きな浮具7と浮遊棒8の両端間に引張ロープ12が設けられ、中空棒6内に棒体の軸線に沿って大きな浮具7と共に浮遊棒8を引き上げる乾燥ルートケーブル10が貫通して設けられる。また、前記海苔養殖用自己乾燥装置は、潮差自己乾燥式全浮動(full-floating)海苔養殖装置に含まれる。【選択図】図2

Description

本考案は海苔養殖技術に関し、特に海苔養殖用自己乾燥装置、養殖装置及び潮差自己乾燥方法に関する。
近海の汚染の深刻化により養殖強度が高まるにつれて栄養素が不足し、海苔の枯れ病や腐れ病が引き続き増加すると共に、海岸や港の建設需要も高まってきており、近海養殖を行うことは難しくなってきている。潮間帯での半浮動(half-floating)海苔養殖から棒挿入式海苔養殖に発展し、使用初期には7〜8mであった支持棒が16〜17mとなり、毎年養殖区域が深海、外海に広がっている。しかし、支持棒は長さや強度に限界があるので、より深い海域では用いることができない。
従来の全浮動(full-floating)いかだ式海苔養殖方法には、U字状全浮動いかだ乾燥養殖方法、三角フレーム式全浮動いかだ乾燥養殖方法及びターンオーバー式(turnover type)全浮動いかだ乾燥養殖方法があるが、これらの方法には次のような多くの欠点がある。第一に、前記養殖方法は、全て人工操作を必要とするので、労働強度が高く、海上作業が難しく、乾燥時間にも人為的な制御が必要であり、直ちに制御することが難しく、海苔の成長に影響を及ぼすことがある。第二に、風浪に対する耐性が劣る。人工で操作する乾燥装置は海苔養殖区域の浮遊ロープに固定するが、海苔養殖場全体が浮遊しており、それ自体は海底に連結固定されていない。海苔養殖場のルートケーブル(root cable)に対する衝撃荷重は非常に大きいので、風浪に対する耐性が劣らざるを得ない。また、人工操作乾燥の浮動いかだは、網ひびを支える際に網ひびの両端のみ支えるので、浮動いかだの二地点にかかる力が不安定であり、風浪の衝撃を受けると転覆したり傾きやすいため、風浪が大きい海域で用いるには適さず、装置自体の風浪防止性能もよくない。第三に、完全には乾燥されない。人工操作で乾燥させる場合、風浪が装置を不安定にするため、前記装置の中心を低くしなければならないので、海の風浪作用の中で海苔を完全に乾燥させることは困難である。第四に、海苔の採集を機械化して行うことができないので作業効率が低い。前記人工操作乾燥の全浮動海苔養殖方法は、海苔採集船が網ひびの底に入って海苔を収穫することができず、いかだフレームにより遮断されるので、人工採集が必要である。よって、多くの労働力を必要とするので、作業効率性が低い。また、収穫後に網ひびの海苔の長さを制御することも難しいので、次に採集する際に若い海苔と成長した海苔が混ざって海苔の品質に影響を及ぼすことがある。第五に、人工操作乾燥の網ひびは一度に水から取り出さなければならないが、重量が重いので浮動いかだの数が多くなり、操作時間が長くなるため、高い海苔養殖コストの割りに生産量は少ない。
中国特許ZL201320355207.1
本考案は、設計が合理的で、使用に便利で、柔軟性があり、乾燥効果が卓越しているだけでなく、装置の安定性が高い海苔養殖用自己乾燥装置を提案することにより、従来技術の欠点を補完することを目的とする。
また、本考案は、設計が合理的で、養殖コストと管理コストを低減させることができ、高品質、高生産量の海苔を成長させるのに有益な潮差自己乾燥式全浮動(full-floating)海苔養殖装置を提案することにより、従来技術の欠点を補完することを目的とする。
さらに、本考案は、設計が合理的で、使用に便利で、柔軟性があり、採集を機械化することができ、生産効率性が高く、養殖コストを低減させることができるだけでなく、深海や外海で養殖を行える潮差自己乾燥式養殖方法を提案することにより、従来技術の欠点を補完することを目的とする。
本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法により実現することができる。本考案の海苔養殖用自己乾燥装置は、中空棒と、浮遊棒とを含み、前記中空棒の一端は前記浮遊棒の中間部と垂直に固定連結され、前記中空棒の他端には棒体の円周方向に沿って均一に多数の安定した中空棒の尾翼が設けられ、前記尾翼と浮遊棒間の中空棒の上方に大きな浮具が被せられ、前記大きな浮具と浮遊棒の両端間に引張ロープが設けられ、前記中空棒内に棒体の軸線に沿って前記大きな浮具と共に前記浮遊棒を引き上げる乾燥ルートケーブルが貫通して設けられることを特徴とする。
本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法によっても実現することができる。前記海苔養殖用自己乾燥装置において、前記中空棒の棒体は、プラスチック内管と、前記プラスチック内管の外に複合させた複合材料外管とから構成され、前記プラスチック内管と複合材料外管間に泡沫層が設けられ、前記中空棒の両端に通孔を有するパイププラグが設けられる。
本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法によっても実現することができる。前記海苔養殖用自己乾燥装置において、前記尾翼の外端の中空棒に前記中空棒の尾部及び尾翼を挿入する第1ロッククランプが設けられ、前記浮遊棒の両側の中空棒に前記浮遊棒及び中空棒の頭部を挿入する第2ロッククランプが設けられる。
本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法によっても実現することができる。前記海苔養殖用自己乾燥装置において、前記大きな浮具の両端の中空棒に前記大きな浮具の位置を調節する位置固定クランプが設けられ、前記位置固定クランプと大きな浮具間に遮断板が設けられる。
本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法によっても実現することができる。前記海苔養殖用自己乾燥装置において、前記浮遊棒に均一に多数の設置孔が設けられる。
本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法によっても実現することができる。前記海苔養殖用自己乾燥装置において、前記大きな浮具には前記大きな浮具が分散することを防止する網スリーブが被せられている。
本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法によっても実現することができる。前記海苔養殖用自己乾燥装置において、前記引張ロープが対称に設けられる。
また、本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法により実現することができる。本考案の潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置は、多数の横浮遊ロープと縦浮遊ロープとから構成された養殖網を含み、各前記縦浮遊ロープに多数の小さな浮具が設けられ、隣接する前記縦浮遊ロープ間に列間隔に応じて乾燥装置グループと網ひびグループが設けられ、各列の前記網ひびグループは前記横浮遊ロープと縦浮遊ロープに固定された多数の網ひびグループで構成され、各列の前記乾燥装置グループは多数の前述した自己乾燥装置で構成され、各前記自己乾燥装置の浮遊棒は締付装置により前記横浮遊ロープに固定され、前記養殖網の周囲の横浮遊ロープと縦浮遊ロープには多数の養殖網ルートケーブルが設けられる。
本考案において補完しようとする技術問題は、次の技術方法によっても実現することができる。前記潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置において、前記養殖網の隣接する前記横浮遊ロープの間隔は8〜10mであり、各列の前記乾燥装置グループの両側の縦浮遊ロープの間隔は3〜5mであり、各列の前記網ひびグループの両側の縦浮遊ロープの間隔は8〜10mである。
さらに、本考案で補完しようとする技術問題は、次の技術方法により実現することができる。本考案の前述した海苔養殖用自己乾燥装置又は潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置を採用する潮差自己乾燥式養殖方法は、養殖装置が上昇海流の逆流に沿って海水面に配置され、前記自己乾燥装置の浮遊棒が波に耐えられるように設けられ、前記養殖網の周囲及び自己乾燥装置の下方の海底に固定杭が設けられ、前記養殖網ルートケーブルが前記養殖網の下方の固定杭に固定され、前記自己乾燥装置の下方の固定杭に通孔が設けられ、前記通孔内を前記養殖網の横浮遊ロープと平行に設けられた保管ロープが貫通し、前記自己乾燥装置のうち尾翼の外端の乾燥ループケーブルと保管ロープが連結され、予め乾燥ループケーブルと保管ロープの長さを調整しておき、満潮時に前記中空棒が尾翼と引張ロープの作用下で安定性を維持し、満ち潮が来るときの浮力と波の衝撃作用下で前記中空棒の大きな浮具が押され、前記尾翼の一端の中空棒が水中の前記乾燥ルートケーブルにより引っ張られ、波が続けて前記中空棒の大きな浮具に衝撃を与えて浮遊させ、前記大きな浮具が上昇することにより前記浮遊棒の一端の中空棒を支えて前記浮遊棒及び養殖網が持ち上げられ、前記網ひびもそれに伴って上昇することにより水から遠ざかる。干潮時には、前記大きな浮具は引き潮と波の衝撃圧力下で下に向かって運動し、前記尾翼の一端の中空棒が相対的に浮遊し、前記浮遊棒及び養殖網は前記中空棒の支えがなくなり、前記網ひびは浸水する。
本考案は、自己乾燥装置により潮差という自然の力を利用して網ひびが徐々に水から出てきて乾燥するようにするので、人が管理や操作を行う必要がなく、時間と労働力が縮小し、管理コストも減少する。大きな浮具と乾燥ルートケーブルを共に用いて満潮時に自動で網ひびを徐々に持ち上げるため、人が網ひびを直接持ち上げて乾燥させる必要がないので、労働強度が低く、乾燥ルートケーブルを保管ループに連結して船舶上の機械の作用により保管ロープを保管することができ、潮差を用いない場合も人の力で網ひびを持ち上げて乾燥させることができ、環境条件に応じて乾燥方式を柔軟に選択することができ、海苔の成長に適した生存環境を提供することができ、海苔の品質を向上させ、生産量を増加させる。尾翼と引張ロープを設け、テイクアップ棒の安定性を強化することにより、海の波と風によりテイクアップ棒が揺れたり、水から取り出して乾燥させるという効果に影響が及んだりすることを防止する。大きな浮具と小さな浮具を設けることにより装置全体の支持及び荷役の安定性を強化し、小さな浮具を少なくすることにより養殖過程に用いる機材のコストを減少させる。養殖装置において、横浮遊ロープと縦浮遊ロープの横方向と縦方向の距離を調節し、海水が養殖網間を流れるようにすることにより、豊富な栄養素を流入させ、高品質の海苔が成長するように保障し、機械化された採集を実現し、収穫効率を向上させる。潮差自己乾燥式養殖方法において、養殖網の周囲及び自己乾燥装置の下方の海底に多数の固定杭を設けることにより、前記装置の風浪防止性能を強化し、安定性と乾燥性を向上させ、深海や外海での海苔養殖を可能にする。自然の満潮と干潮を利用して海苔養殖網の自己乾燥を実現することにより、労働強度と養殖コストを低減し、網ひびが一度上がって一度下がると網ひびを自動洗浄することができ、海苔網に珪藻、緑藻、浮遊泥が付きにくく、海苔の健康な成長が保障される。従来技術と比較して設計が合理的で、使用に便利で、養殖コストも低減され、装置の安定性と風浪防止能力が強化され、深海や外海での養殖と機械化された収穫が可能になるという利点がある。
本考案の構造説明図 自己乾燥装置の構造説明図 本考案の作業原理説明図
以下、図面を参照して本考案の例示的な実施例についてより詳細に説明するが、これらは本考案の保護範囲を限定するものではない。
図1及び図2に示すように、海苔養殖用自己乾燥装置は、中空棒6と、浮遊棒8とを含み、中空棒6の一端は浮遊棒8の中間部と垂直に固定連結され、中空棒6の他端には棒体の円周方向に沿って均一に多数の安定した中空棒6の尾翼15が設けられ、尾翼15と浮遊棒8間の中空棒6の上方に大きな浮具7が被せられ、大きな浮具7と浮遊棒8の両端間に引張ロープ12が設けられ、中空棒6内に棒体の軸線に沿って大きな浮具7と共に浮遊棒8を引き上げる乾燥ルートケーブル10が貫通して設けられる。
実施例1の海苔養殖用自己乾燥装置において、中空棒6の棒体は、プラスチック内管と、プラスチック内管の外に複合させた複合材料外管とから構成され、プラスチック内管と複合材料外管間に泡沫層が設けられ、中空棒の両端に通孔を有するパイププラグ17が設けられる。
実施例1の海苔養殖用自己乾燥装置において、尾翼15の外端の中空棒6に中空棒6の尾部及び尾翼15を挿入する第1ロッククランプ16が設けられ、浮遊棒8の両側の中空棒6に浮遊棒8及び中空棒6の頭部を挿入する第2ロッククランプ9が設けられる。
実施例1の海苔養殖用自己乾燥装置において、大きな浮具7の両端の中空棒6に大きな浮具7の位置を調節する位置固定クランプ14が設けられ、位置固定クランプ14と大きな浮具7間に遮断板13が設けられる。
実施例1の海苔養殖用自己乾燥装置において、浮遊棒8に均一に多数の設置孔11が設けられる。
実施例1の海苔養殖用自己乾燥装置において、大きな浮具7には大きな浮具7が分散することを防止する網スリーブが被せられている。
実施例1の海苔養殖用自己乾燥装置において、引張ロープ12が対称に設けられる。
潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置は、多数の横浮遊ロープ1と縦浮遊ロープ2とから構成された養殖網を含み、各縦浮遊ロープ2に多数の小さな浮具3が設けられ、隣接する縦浮遊ロープ2間に列間隔に応じて乾燥装置グループと網ひびグループが設けられ、各列の網ひびグループは横浮遊ロープ1と縦浮遊ロープ2に固定された多数の網ひび4グループで構成され、各列の乾燥装置グループは実施例1〜7に示す多数の自己乾燥装置で構成され、各自己乾燥装置の浮遊棒8は締付装置により横浮遊ロープ1に固定される。前記養殖網の周囲の横浮遊ロープ1と縦浮遊ロープ2には多数の養殖網ルートケーブル5が設けられる。
実施例8の潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置において、前記養殖網の隣接する横浮遊ロープ1の間隔は8〜10mであり、各列の乾燥装置グループの両側の縦浮遊ロープ2の間隔は3〜5mであり、各列の網ひびグループの両側の縦浮遊ロープ2の間隔は8〜10mである。
図3に示すように、実施例1〜7に示す海苔養殖用自己乾燥装置又は実施例8及び9に示す潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置を採用する潮差自己乾燥式養殖方法は、養殖装置が上昇海流の逆流に沿って海水面に配置され、自己乾燥装置の浮遊棒8が波に耐えられるように設けられ、養殖網の周囲及び自己乾燥装置の下方の海底の全てに固定杭18が設けられ、養殖網ルートケーブル5が養殖網の下方の固定杭18に固定され、前記自己乾燥装置の下方の固定杭18に通孔が設けられ、通孔内を養殖網の横浮遊ロープ1と平行に設けられた保管ロープ19が貫通し、前記自己乾燥装置のうち尾翼15の外端の乾燥ループケーブル10と収容放出ロープ19が連結され、予め乾燥ループケーブル10と保管ロープ19の長さを調整しておき、満潮時に中空棒6が尾翼15と引張ロープ12の作用下で安定性を維持し、満ち潮が来るときの浮力と波の衝撃作用下で中空棒6の大きな浮具7が押され、尾翼15の一端の中空棒6が水中の乾燥ルートケーブル10により引っ張られ、波が続けて中空棒6の大きな浮具7に衝撃を与えて浮遊させ、大きな浮具7が上昇することにより浮遊棒8の一端の中空棒6を支えて浮遊棒8及び養殖網が持ち上げられ、網ひび4もそれに伴って上昇することにより水から遠ざかる。干潮時には、大きな浮具7は引き潮と波の衝撃圧力下で下に向かって運動し、尾翼15の一端の中空棒6が相対的に浮遊し、浮遊棒8及び養殖網は中空棒6の支えがなくなり、網ひび4は浸水する。
潮差がない場合も前記自己乾燥装置及び養殖装置を用いて人工乾燥を行うことができる。
前記複合材料外管には、公開されている特許文献1における調節式の環境にやさしい深海水産養殖専用支持棒を採用する。
中空棒6において大きな浮具7の位置を調節したり、乾燥ルートケーブル10の引く程度を調節することにより、網ひび4の乾燥の高さ及び乾燥時間を制御することができ、大潮のときの網ひび4の乾燥時間は3〜4時間である。潮差が4〜6mであれば、一般に網ひび4の水上の高さは1.8m以上である。棒挿入式海苔養殖装置を採用する場合、一般に100×100m(33畝)を1単位とすると、計121本の複合材料支持棒、44本の海苔養殖網ルートケーブルが必要であり、養殖網の周囲に44本の固定杭、44個の大きな浮具が必要であり、養殖網に計2,500個の小さな浮具、400枚の海苔網(1.8×10m)が必要である。自己乾燥式全浮動海苔養殖装置を採用する場合、養殖面積100×[107,125]mを1単位とすると、88個の自己乾燥装置、10本の海底保管ロープ、56本の養殖網ルートケーブル、92本の固定杭が必要であり、121本の複合材料支持棒、44個の大きな浮具と1,250個の小さな浮具、計320〜400枚の海苔網(1.8×10m)を排除することができ、使用装置が少なく、管理が少なく、時間と労働力が短縮される。
採集船は半潮時に網ひび4の下に入ってより便利に海苔を収穫することができ、その際に自己乾燥装置のテイクアップ棒が網ひびを持ち上げるが、水上の高さは高くないので、採集船が網ひび4の底の下に入りやすく、機械化された採集が可能であるので、収穫した海苔の含水量が多くなく、収穫効率が高い。

Claims (10)

  1. 中空棒と、浮遊棒とを含み、前記中空棒の一端は前記浮遊棒の中間部と垂直に固定連結され、前記中空棒の他端には棒体の円周方向に沿って均一に多数の安定した中空棒の尾翼が設けられ、前記尾翼と浮遊棒間の中空棒の上方に大きな浮具が被せられ、前記大きな浮具と浮遊棒の両端間に引張ロープが設けられ、前記中空棒内に棒体の軸線に沿って前記大きな浮具と共に前記浮遊棒を引き上げる乾燥ルートケーブルが貫通して設けられる
    ことを特徴とする海苔養殖用自己乾燥装置。
  2. 前記中空棒の棒体は、プラスチック内管と、前記プラスチック内管の外に複合させた複合材料外管とから構成され、前記プラスチック内管と複合材料外管間に泡沫層が設けられ、前記中空棒の両端に通孔を有するパイププラグが設けられる
    請求項1に記載の海苔養殖用自己乾燥装置。
  3. 前記尾翼の外端の中空棒に前記中空棒の尾部及び尾翼を挿入する第1ロッククランプが設けられ、前記浮遊棒の両側の中空棒に前記浮遊棒及び中空棒の頭部を挿入する第2ロッククランプが設けられる
    請求項1に記載の海苔養殖用自己乾燥装置。
  4. 前記大きな浮具の両端の中空棒に前記大きな浮具の位置を調節する位置固定クランプが設けられ、前記位置固定クランプと大きな浮具間に遮断板が設けられ
    請求項1に記載の海苔養殖用自己乾燥装置。
  5. 前記浮遊棒に均一に多数の設置孔が設けられる
    請求項1に記載の海苔養殖用自己乾燥装置。
  6. 前記大きな浮具には前記大きな浮具が分散することを防止する網スリーブが被せられている
    請求項1に記載の海苔養殖用自己乾燥装置。
  7. 前記引張ロープが対称に設けられる
    請求項1に記載の海苔養殖用自己乾燥装置。
  8. 多数の横浮遊ロープと縦浮遊ロープとから構成された養殖網を含み、各前記縦浮遊ロープに多数の小さな浮具が設けられ、隣接する前記縦浮遊ロープ間に列間隔に応じて乾燥装置グループと網ひびグループが設けられ、各列の前記網ひびグループは前記横浮遊ロープと縦浮遊ロープに固定された多数の網ひびグループで構成され、各列の前記乾燥装置グループは多数の請求項1ないし7のいずれかに記載の海苔養殖用自己乾燥装置で構成され、
    各前記自己乾燥装置の浮遊棒は締付装置により前記横浮遊ロープに固定され、前記養殖網の周囲の横浮遊ロープと縦浮遊ロープには多数の養殖網ルートケーブルが設けられる
    ことを特徴とする潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置。
  9. 前記養殖網の隣接する前記横浮遊ロープの間隔は8〜10mであり、各列の前記乾燥装置グループの両側の縦浮遊ロープの間隔は3〜5mであり、各列の前記網ひびグループの両側の縦浮遊ロープの間隔は8〜10mである
    請求項8に記載の潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置。
  10. 養殖装置が上昇海流の逆流に沿って海水面に配置され、前記自己乾燥装置の浮遊棒が波に耐えられるように設けられ、前記養殖網の周囲及び自己乾燥装置の下方の海底に固定杭が設けられ、前記養殖網ルートケーブルが前記養殖網の下方の固定杭に固定され、前記自己乾燥装置の下方の固定杭に通孔が設けられ、前記通孔内を前記養殖網の横浮遊ロープと平行に設けられた保管ロープが貫通し、前記自己乾燥装置のうち尾翼の外端の乾燥ループケーブルと保管ロープが連結され、予め乾燥ループケーブルと保管ロープの長さを調整しておき、満潮時に前記中空棒が尾翼と引張ロープの作用下で安定性を維持し、満ち潮が来るときの浮力と波の衝撃作用下で前記中空棒の大きな浮具が押され、前記尾翼の一端の中空棒が水中の前記乾燥ルートケーブルにより引っ張られ、波が続けて前記中空棒の大きな浮具に衝撃を与えて浮遊させ、前記大きな浮具が上昇することにより前記浮遊棒の一端の中空棒を支えて前記浮遊棒及び養殖網が持ち上げられ、前記網ひびもそれに伴って上昇することにより水から遠ざかり、干潮時には、前記大きな浮具は引き潮と波の衝撃圧力下で下に向かって運動し、前記尾翼の一端の中空棒が相対的に浮遊し、前記浮遊棒及び養殖網は前記中空棒の支えがなくなり、前記網ひびは浸水し、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の海苔養殖用自己乾燥装置又は請求項8または9に記載の潮差自己乾燥式全浮動海苔養殖装置を採用する
    ことを特徴とする潮差自己乾燥式養殖方法。
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