JP3211381B2 - 光制御板の製造方法 - Google Patents

光制御板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定角度範囲の入射光
のみを選択的に散乱する光制御板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックやガラスより成る透
明体は、どの角度からの光に対しても透明なものしかな
かった。そこで、特定の角度範囲からの光のみを透過す
るものとしては、プラスチックの透明シート及び不透明
シートを交互に貼り合わせたプラスチックブロックより
切り出した配向膜や、感光性樹脂を用いて透明基板上に
格子や縞等の模様をなすレリーフを設け、さらにその上
に透明基板等を組み合わせる、いわゆる「遮光板」が一
般的に用いられていた。この遮光板としては、例えば、
特開昭57−189439号公報に示されているものが
ある。また、透明プラスチックのストリップ間に横たわ
る不透明なプラスチックルーパーを有する「光線コント
ロールフィルム」が用いられている。この「光線コント
ロールフィルム」としては、例えば、特開平2−979
04号公報に示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
配向膜や遮光板は、その製造方法が煩雑であるために高
価であり、また膜質が均一にならないという問題点を有
していた。これに対し、屈折率に差のある重合性化合物
を含有する光重合性組成物を特定の紫外線硬化条件で硬
化することにより、極めて容易に特定角度範囲の入射光
のみを選択的に散乱する均一な膜質の光制御板を得る方
法が提案されている。
【0004】この光制御板は、特定角度範囲の入射光に
対しては高い散乱を示し、不透明性を有し、例えば、曇
価で表すと70%以上となるが、一方で、当該特定角度
範囲以外の入射光に対しては高い透明性を有する。この
特性を活かした光制御板の応用用途が広がるにつれ、光
制御板の不透明角度幅、例えば、曇価で表して40%程
度以上の散乱を示す角度域の幅が広いものが求められる
ようになった。しかしながら、例えば、特開昭63−3
09902号公報に示された光制御板用組成物において
も、曇価40%以上の不透明角度幅は、最大約30度に
しかならなかった。
【0005】このため、光制御板に不透明角度幅30度
以上の機能を発現させるには、光制御板を多数枚重ね合
わせて使用することが必要であった。すなわち、製造工
程を二工程以上にすることで膜を多数枚構造にする方法
や、二枚以上の光制御板を貼り合わせる施工方法がとら
れてきた。しかし、これらの製造工程、施工方法での工
夫は、製造設備、製造工程、施工方法の煩雑化を生じ、
また多数枚化による原料使用量の増加から原料費の増加
を伴うため、光制御板製造費の上昇に結びつくという問
題点がある。また、多数枚使用することで、光制御板の
特性である特定角度範囲以外での透明度が悪くなるとい
う問題点もある。そのため、一枚の光制御板により、ま
た簡便な製造設備及び製造工程により、広い不透明角度
幅をもつ光制御板を得る方法の開発が、大いに切望され
るところであった。
【0006】本発明者らは、特定の角度範囲をなす入射
光のみを選択的に散乱透過する均一な膜質を有する光制
御板の製造方法であって、一枚の光制御板であっても、
簡便な製造設備及び製造工程で広い不透明角度幅を発現
できる方法を見出すべく検討した結果、本発明を完成し
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、光重
合性組成物の膜状体に特定方向から紫外線を照射し、該
組成物を硬化させて、特定角度範囲の入射光のみを選択
的に散乱する光制御板を製造する方法において、実質的
に400nm以下の波長のみからなる紫外線を照射するこ
とを特徴とする光制御板の製造方法に関する。
【0008】本発明は、光制御板の製造において、照射
光として400nm以下の波長域の照射光を限定的に使用
することにより、光制御板の最も高い曇価(不透明
度)、最も低い曇価(透明度)を変えることなく、広い
不透明角度幅を有する光制御板が製造できることを見出
したものである。
【0009】以下、本発明について詳述する。本発明に
用いる光重合性組成物としては、例えば、特開昭63−
309902号公報、特開平3−107901号公報、
特開平3−107902号公報等に記載される光制御板
用の光重合性組成物を使用することができる。それらの
例としては、(I)屈折率が異なる二種以上の(A)重
合性二重結合を有するモノマー及び/又は(B)重合性
二重結合を有するオリゴマーの組合せ、又は(II)
(C)重合性二重結合を複数有するモノマー又はオリゴ
マーの何れかであって硬化前後の屈折率が異なるもの、
又は(III)これら(A)、(B)若しくは(C)と屈
折率がこれらと異なる光重合性を有しない化合物(D)
との組成物が挙げられる。特に(I)及び(III)にお
いては、屈折率差が0.01以上のもの同士の組合せが
好ましく、(II)においては、硬化前後の屈折率差が
0.01以上となる化合物が好ましい。
【0010】モノマー(A)の具体例としてはテトラヒ
ドロフルフリルアクリレート、エチルカルビトールアク
リレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレー
ト、フェニルカルビトールアクリレート、ノニルフェノ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノ
キシプロピルアクリレート、ω−ヒドロキシヘキサノイ
ルオキシエチルアクリレート、アクリロイルオキシエチ
ルサクシネート、アクリロイルオキシエチルフタレー
ト、トリブロムフェノキシエチルアクリレート、イソボ
ルニルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロピルアクリレート、及びこれらのアクリレー
トに対応するメタクリレート、さらには、N−ビニルピ
ロリドン、N−アクリロイルモルフォリンなどが挙げら
れる。これらのモノマーは、屈折率が上記の条件を満た
せば、単独又は混合して使用することができる。
【0011】オリゴマー(B)としては、例えば、ポリ
オールポリアクリレート、変性ポリオールポリアクリレ
ート、イソシアヌル酸骨格のポリアクリレート、メラミ
ンアクリレート、ヒダントイン骨格のポリアクリレー
ト、ポリブタジエンアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ウレタンアクリレートなどが挙げられる。これらの
オリゴマーは、(A)と同様に屈折率が上記条件を満た
せば、単独又は混合して使用することができる。
【0012】重合性二重結合を複数有するモノマー又は
オリゴマーであって、硬化前後の屈折率が異なるもの
(C)としては、例えばトリエチレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、水添ジシクロペンタジエニ
ルジアクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノ
ールAジアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、トリスアクリロイルオキシイソシアヌレート、多官
能のエポキシアクリレート、多官能のウレタンアクリレ
ートや、これらのアクリレートに対応するメタクリレー
ト、また、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアヌレ
ート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネートな
どが挙げられる。これらの化合物は、単独で用いること
ができるが、他の化合物と併用してもよい。また、屈折
率差の条件を満たせば、これらの化合物を上記のモノマ
ー(A)又はオリゴマー(B)として用いることもでき
る。
【0013】屈折率が(A)、(B)又は(C)と異な
る光重合性を有しない化合物(D)としては、例えば、
ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレン
オキシド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ル、ナイロン等のポリマー類や、トルエン、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフ
ラン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、アセトニトリル等の有機薬品等、また、有
機ハロゲン化合物、有機ケイ素化合物、可塑剤、安定剤
等のプラスチック添加剤などが挙げられる。
【0014】さらに、光重合性組成物の硬化性を向上さ
せるため、光重合開始剤を使用することが好ましい。光
重合開始剤として例えば、ベンゾフェノン、ベンジル、
ミヒラーズケトン、2−クロロチオキサントン、2,4
−ジエチルチオキサントン、ベンゾインエチルエーテ
ル、ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタ
ール、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンなどが例
示される。
【0015】上記の組成物に特定波長の紫外線を照射し
て硬化させるのであるが、硬化に際しては、該組成物を
例えば、基板上に塗布するか、又はセル中に封入して膜
状の形状にし、次いで特定方向から紫外線を照射して硬
化させる方法が好ましい。この方法により、所望の角度
をなす入射光のみを選択的に散乱する光制御板を作るこ
とができる。また、性能発現に支障のない範囲で熱硬化
機構を併用することも可能である。
【0016】本発明の方法において用いる光源は、光重
合に寄与する紫外線を発するものである。被照射位置
(光重合性組成物の膜面)から見て光源が線状の形状を
なしている棒状のランプは、好ましい線状照射光源の一
つである。本発明においては、照射紫外線の波長が40
0nm以下のものを光源として用いるか、あるいは、照射
紫外線の波長を400nm以下の波長域に限定するため、
長波長域の照射光を遮断するフィルターを、光源と光重
合性組成物の膜面間の好ましい位置に配置し、該組成物
に400nm以下の波長の紫外線のみを照射する。いずれ
の場合も、照射紫外線の中心波長は、後述する実施例に
示す如く365nm以下程度が適当である。なお、本発明
の目的・効果を達成する限りにおいて、実質的に400
nm以下の波長を主体とする紫外線を用いることもでき
る。
【0017】図1及び図2には、この方法に用いるのに
好適な紫外線照射装置が示されている。これらの図にお
いては、上記の光重合性組成物を、例えばガラス板上に
塗布した膜状体5とし、これをコンベア4上に載置して
所定速度で移動させながら、棒状紫外線ランプ等の光源
1からの光を遮光板2で部分的に遮って紫外線の照射角
度を調整し、さらに干渉フィルター3を通して特定波長
の紫外線のみが膜状体5に照射されるようになってい
る。このような方法で硬化させることにより、特定の角
度をなす入射光を選択的に散乱する光制御板が作成さ
れ、特に干渉フィルター3を設けて、特定波長の紫外線
のみが照射されるようにしたことにより、不透明角度幅
の広い光制御板が得られる。
【0018】線状光源を用い、その照射条件を調節する
と、生成した膜状又はシート状の硬化物は光源の長軸と
短軸方向に対して異方性を示し、光源の長軸方向を軸と
して回転させた場合にのみ、特定角度の光を散乱する。
すなわち、生成した膜状又はシート状の重合硬化物は、
屈折率の異なる領域が、ある方向に配向した状態で周期
的に存在する層状微小構造体を形成しており、特定の角
度より入射した光は屈折率の異なる領域で散乱するもの
と考えられる。
【0019】
【発明の効果】本発明の方法によれば、不透明角度幅が
32度以上の光制御板を製造することができ、さらには
より広い不透明角度幅、例えば35度以上の不透明角度
幅を有する光制御板の製造も可能であり、かかる不透明
角度幅の制御も容易である。また、本発明の方法により
製造され、不透明角度幅を広げた光制御板においては、
最も高い曇価及び最も低い曇価(透明度)はほとんど変
化せず、光制御板の特性である特定角度以外での透明性
を維持することができる。本発明の方法により製造され
た光制御板は、プラスチックシート状又は膜状として、
あるいはガラス板や他のプラスチック等に積層された状
態で使用することができる。そしてこれらの製品は、建
造物や車両の窓材、ディスプレイ、鏡、温室など、多方
面への応用が期待できる。
【0020】
【実施例】以下に本発明を実施例によってさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例における「部」は重量部を意
味する。
【0021】実施例1 ポリプロピレングリコール、ヘキサメチレンジイソシア
ネート及び2−ヒドロキシエチルアクリレートの反応に
よって得られた平均分子量約3000のポリエーテルウ
レタンアクリレート(屈折率1.460)40部に対し
て、2,4,6−トリブロムフェニルアクリレート30
部、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレ
ート30部(屈折率1.526)及び、光重合開始剤と
して2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン1.
5部を添加混合した光重合性組成物を調製した。該組成
物をガラス板上に約200μm の厚さに塗布し、光重合
性組成物の膜状体を形成した。この膜状体に、図1及び
図2に示す装置を用いて、紫外線を照射した。該膜状体
とガラス板は、図1及び図2においては符号5として示
されている。また図中、光源1は120w/cmの棒状水
銀ランプ、2は遮光板、3は干渉フィルター、4はコン
ベアである。コンベア4上に光重合性組成物の膜状体を
塗布したガラス板5を載せ、矢印方向に定速度(0.2
m/分)で移動させる。水銀ランプ1からの紫外線は、
該膜状体がその直下にきたときに干渉フィルター3を通
して照射されるように遮光板2が配置されている。干渉
フィルター3は、透過波長が313nmの干渉フィルター
であり、その透過スペクトルを図3に符号7で示した。
【0022】得られた硬化膜を有するガラス板5につい
て、そのまま曇価を測定した。ガラス板自体の曇価は無
視し得る。図4のように入射光の角度(θ)を変化させ
たときの曇価の入射角度依存性を測定し、その結果を図
5に記した。図4中、矢印は入射光の方向であり、膜状
体を有するガラス板5に付した符号A及びBは、図1に
おけるA及びBに対応する。図5の曇価曲線から最大曇
価及び曇価40%以上を示す不透明角度幅を求め、表1
に記した。
【0023】実施例2 光重合開始剤として、イソプロピルチオキサンソンを
1.5部及び2−メチル−1−〔(4−メチルチオ)フ
ェニル〕−2−モルホリノプロパン−1−オンを0.5
部用い、透過波長365nmの干渉フィルター(該干渉フ
ィルターによる照射波長の透過スペクトルを図3に符号
6で示す)を用いる以外は、実施例1と同じようにして
硬化膜を有するガラス板5を得、実施例1と同様の測定
をした。その結果を表1に示す。
【0024】実施例3 光重合開始剤としてアシルホスフィンオキサイド1.5
部を用い、実施例2で使用した透過波長365nmの干渉
フィルターを用いる以外は、実施例1と同じようにして
硬化膜を有するガラス板5を得、実施例1と同様の測定
をした。その結果を表1に示す。
【0025】実施例4 実施例1で使用した透過波長313nmの干渉フィルター
を用いる以外は、実施例3と同じようにして硬化膜を有
するガラス板5を得、実施例1と同様の測定をした。そ
の結果を表1に示す。
【0026】実施例5 ポリプロピレングリコール、ヘキサメチレンジイソシア
ネート及び2−ヒドロキシエチルアクリレートの反応に
よって得られた平均分子量約3000のポリエーテルウ
レタンアクリレート(屈折率1.460)30部に対し
て、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレ
ート70部(屈折率1.526)及び、光重合開始剤と
して2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン1.
5部を添加混合した光重合性組成物を使用し、該組成物
の塗膜を有するガラス板5の上部に透過波長254nmの
干渉フィルター3(該干渉フィルターによる照射波長の
透過スペクトルを図3に符号8で示す)を使用する以外
は、実施例1と同じようにして硬化膜を有するガラス板
5を得、実施例1と同様の測定をした。その結果を表1
に示す。
【0027】実施例6 実施例1で使用した透過波長313nmの干渉フィルター
を用いる以外は、実施例5と同じようにして硬化膜を有
するガラス板5を得、実施例1と同様の測定をした。そ
の結果を表1に示す。
【0028】比較例1 干渉フィルターを用いない以外は、実施例1と同じよう
にして硬化膜を有するガラス板5を得、実施例1と同様
の測定をした。その結果を表1に示す。
【0029】比較例2 干渉フィルターを用いない以外は、実施例5と同じよう
にして硬化膜を有するガラス板5を得、実施例1と同様
の測定をした。その結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に使用される紫外線照射装置
の一例を示す側面図である。
【図2】上記紫外線照射装置の斜視図である。
【図3】実施例で用いた干渉フィルターによる照射波長
の透過スペクトルを示すグラフである。
【図4】光制御板の曇価の測定法を示す図である。
【図5】実施例1で得られた光制御板の曇価について、
入射光の角度による変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1.光源(棒状の紫外線ランプ)、 2.遮光板、 3.干渉フィルター、 4.コンベア、 5.ガラス板上に塗布された光重合性組成物の膜状体、 6.実施例2において用いた透過波長365nmの干渉フ
ィルターによる照射波長の透過スペクトル、 7.実施例1において用いた透過波長313nmの干渉フ
ィルターによる照射波長の透過スペクトル、 8.実施例5において用いた透過波長254nmの干渉フ
ィルターによる照射波長の透過スペクトル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−143701(JP,A) 特開 平3−156402(JP,A) 特開 平2−280102(JP,A) 特開 昭64−40904(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光重合性組成物の膜状体に特定方向から紫
    外線を照射し該組成物を硬化させて特定角度範囲の
    入射光のみを選択的に散乱する光制御板を製造する方法
    において、実質的に400nm以下の波長のみからなる
    外線を照射することを特徴とする光制御板の製造方法。
  2. 【請求項2】光源と該光重合性組成物の膜状体との間に
    フィルターを配置し、該光源からの光を該フィルターに
    通して、透過波長が400nm以下となるように調整した
    紫外線を、該光重合性組成物の膜状体に照射する請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】照射する紫外線の中心波長が365nm以下
    である請求項1又は2記載の方法。
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