JP3210870U - 取付部品及び物品固定器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で作業性良く物品を固定することができる取付部品及び物品固定器具を提供する。【解決手段】締結具によって物品を固定する取付部品であって、取付部品は、締結具が接触する第一の面7aから、第一の面7aとは反対側に位置する他方の面までの長さがそれぞれ異なる複数の段構成部7b〜7eを有し、複数の段構成部7b〜7eのうちの一つの段構成部には締結具を挿通可能な貫通孔7fが設けられ、複数の段構成部7b〜7eのうちの一つの段構成部は、第一の面7aと平行な面内において奥行が変化する凹部7hを有する。【選択図】図5

Description

本考案は、物品を固定する取付部品及び物品固定器具に関する。
従来、比較的重量の大きい物品を垂直に倒立したまま固定するために様々な器具が利用されている。例えば、重量のある物品を支える支柱の先端にフランジを設け、当該フランジを取付部品を用いて台座に押さえつけるといったことが行われている。
特許文献1には、一方の配管に一面側をフランジ状に接続されるフランジ状接続板体の他面側に相手フランジを複数のクランプ板でクランプして接続固定できるようにしたフランジ接続装置が開示されている。
特許第4615610号
物品を固定するための取付部品は複数種類存在し、上記特許文献1に記されたボルト及びナットとクランプ板とからなる取付部品以外に、例えば、本体から延伸された抑え部(または爪部)を有するブロック状の金属部品である取付部品がある。当該取付部品でフランジを有する物品を固定する場合、フランジを爪部分と物品を設置する台座との間に挟み、取付部品に設けられた貫通孔にネジを通し、台座が有するネジ穴にネジを螺合させて締め付ける。
ところで、取付部品を押さえつけるためのネジは、取付時に取付部品が回転してしまい、作業性が悪くなることがあるため、複数のネジで取付部品を固定していた。
しかしながら、取付部品及び台座にネジ穴を複数設ける場合、製品の製造工程及び部品を取り付ける作業工程が増え、高コストとなる。一方で単純に、取付部品を一つのネジで締め付けただけでは、取付時に取付部品が回転することを防止することができない。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、簡易な構造で作業性良く物品を固定することができる技術を提供する。
上記課題を解決するために、代表的な考案の一つとして、締結具によって物品を固定する取付部品であって、前記取付部品は、前記締結具が接触する第一の面から、前記第一の面とは反対側に位置する他方の面までの長さがそれぞれ異なる複数の段構成部を有し、前記複数の段構成部のうちの一つの段構成部には前記締結具を挿通可能な貫通孔が設けられ、前記複数の段構成部のうちの一つの段構成部は、前記第一の面と平行な面内において奥行が変化する凹部を有する取付部品を提供する。
本考案によれば、簡易な構造で作業性良く物品を固定することができる技術を提供する。上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
従来技術でアンテナ装置を固定した様子を示す図である。 従来の取付部品の拡大図である。 本考案に係る取付部品を用いてアンテナ装置を固定した様子を示す図である。 本考案に係る取付部品の拡大図である。 実施例に係る取付部品の構成を示す図である。 取付部品をネジで締め付けてフランジを押さえた様子を示す図である。 取付部品の可動範囲を説明するための図である。 台座の正面図である。 先端にフランジが取り付けられた支柱を示した図である。 凹部を有する取付部品を示す図である。 第3段構成部が斜めに切り欠かれた取付部品を示す図である。 取付部品の別の例を示す図である。
[概要]
アンテナ装置、照明又はカメラといった機器を設置する場合、電波を受信する方向、光を当てる方向又は撮影する方向等、特定の方向に向けて上記機器を設置する必要がある。機器を向ける方向は、同一方向のまま固定されていることもあれば、状況に応じて変える必要がある場合もある。
機器を向ける方向が固定的でない場合は、設置後に容易に向きを変更できるように或いは設置時に角度の微調整が可能であるように、ネジ部材などを用いず、代わりに、例えば取付部品で機器を押さえつけて固定する手段が用いられる。
図1は、アンテナ装置Aを固定する一般的な固定装置を示す図である。アンテナ装置Aは、支柱2によって支えられ、支柱2の先端にはアンテナ装置Aの固定部分の一例であるフランジ3が取り付けられている。アンテナ装置Aは、据付部の一例である台座4の上に上記フランジ3を設置して、四方向から取付部品5で上記フランジ3を押さえつけることによって固定されている。
図2は、一般的な取付部品5の拡大図である。図2に示した取付部品5にはネジ穴が二つ設けられ、二つのネジ6Aによって締め付けられてフランジ3を押さえつけている。取付部品5は、二つのネジ6Aによって固定されることにより、水平方向に回転できなくなっている。換言すると、従来の取付部品5では、ネジ6Aを2本使用して止めることにより取付部品5が水平方向にガタつくことを抑制している。
図3は、本考案に係る取付部品7を用いてアンテナ装置Aを固定した様子を示す図である。図4は、本考案に係る取付部品7の拡大図である。図4に示すように、本考案に係る取付部品7はネジ穴を一つだけ有し、単一のネジ6Bによって締め付けられている。上述したとおり、単一のネジ6Bで取付部品を締め付ける場合、締め付け時に取付部品が回転しうる。しかしながら、以下に説明するように、本考案に係る取付部品7はフランジ3の側面部に衝突しうるV字状の凹部を有するため、取付部品7が回転できる可動域が狭く抑えられている。
以下、図面に基づいて、本考案の実施例の詳細を説明する。なお、本考案の実施例は、後述する実施例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲において、種々の変形が可能である。また、後述する各実施例の説明に使用する各図の対応部分には同一の符号を付して示し、重複する説明を省略する。
<実施例>
図3及び4を参照して本考案の構成を説明する。本考案に係る物品固定器具1は、取付部品7と、取付部品7を締め付けるためのネジ6Bと、取付部品7を固定してネジ6Bによって押圧するためのネジ穴が設けられた台座4と、を有する。台座4に設けられるネジ穴の位置や取付部品7の寸法等は、取付部品7で押さえつける物品の形状に合わせて適宜調節される。本実施例では、支柱2の他端に設けられたフランジ3を取付部品7によって押さえつけることによりアンテナ装置Aを固定する場合について説明する。
[取付部品の構成]
図5は、実施例に係る取付部品7の構成を示す図である。図5(a)は取付部品7の側面図であり、図5(b)は取付部品7を下側から見た場合の正面図である。図5(a)及び(b)に示す取付部品7の寸法及び形状は一例であり、適宜変更することができる。
図5(a)に示すように、取付部品7は、ネジ6Bの頭が接触する第一の面である上面7aと上面7aとは反対側に位置する面までの長さ又は厚みがそれぞれ異なる複数の段構成部7b〜7eとを有する。また、取付部品7には、取付部品7の上側と下側とを貫通する略円筒形状の貫通孔7fが一つ設けられている。
取付部品7の第1段構成部7bは、取付部品7の爪部7gでもあり、ネジ6Bで取付部品7が締め付けられた際にフランジ3の上面に接触してフランジ3を押さえつける役割を果たす。上面7aから第1段構成部7bまでの長さd1は、フランジ3を押さえつけたときにも変形が生じない十分な強度を得られる寸法に設計されており、上面7aから第4段構成部7eまでの長さd4との差がフランジ3の厚み以上となるように設計される。そのため、上述したように、取付部品7はネジ6Bで締め付けられた際に爪部品7が前傾姿勢となるため、爪部7gは概ねその先端に近い部分がフランジ3と接触する。
取付部品7の上面7aから第2段構成部7cまでの長さd2は、上面7aから第1段構成部7bの長さd1と比較して長く、概ね、上面7aから第1段構成部7bまでの長さd1と第4段構成部7eのまでの長さd4の中間程度の長さである。このような長さにすることによって、取付部品7が前傾姿勢になった際に、第1段構成部7bがフランジ3と接触する前に第2段構成部7cや第3段構成部7dが台座4と接触してしまい、取付部品7がフランジ3を押さえつけられなくなることを防止することができる。
第2段構成部7cは、フランジ3の上面には接触しない。第2段構成部7cは第1段構成部7bがフランジ3に接触する面と隣接する面に、上面7aと平行な面内において奥行が変化する凹部7hを有し、フランジ3の側面に接触する。本実施例では、上記凹部7hはV字状である。第2段構成部7cが有するV字状の凹部7hの役割については後述する。
取付部品7の第3段構成部7dには、ネジ6Bを通す貫通孔7fが設けられている。上面7aから第3段構成部7dまでの長さd3は、上面7aから第4段構成部7e(最終段構成部)までの長さd4より若干厚さが薄く形成される。このようにすることにより、ネジ6Bで取付部品7を締め付けた際に、取付部品7がフランジ3側に傾斜し、フランジ3をしっかり押さえつけることができる。なお、本実施例に係る取付部品7は4つの段構成部を有し、第3段構成部7dに貫通孔7fが設けられているが、取付部品7は5つ以上の段構成部を有し、貫通孔7fは第3段構成部7dよりも長さが長い段構成部に設けられていてもよい。
第4段構成部7eは、取付部品7において貫通孔7fに対して第1段構成部7bとは反対側に位置する。第4段構成部7eは、取付部品7において長さd4が最も長く且つ幅が狭く設計された段構成部である。上述したように、取付部品7は、この幅の狭い第4段構成部7eを有するためにネジ6Bで締め付けられた際に前傾姿勢になり、爪部7gの先端付近でしっかりフランジ3を押さえつけることができる。
第4段構成部7eは、例えば、隣接する第3段構成部7dに対して略1mm高く形成され、第4段構成部7eはその略全面が台座4に接触する。第4段構成部7eを第3段構成部7dに対して高すぎないように設計することにより、ネジ6Bで取付部品7を強く締め付けた際に第4段構成部7eに応力が掛かりすぎて破損するのを防ぐことができる。
図5(a)及び(b)を参照しながら取付部品7の寸法の例を以下に記す。取付部品7の水平方向又は長手方向の長さL2は略100mmであり、幅L1は略35mmである。また、取付部品7が有する第4段構成部7eの幅は2〜4mm程度であり、第2段構成部7cに設けられたV字状の凹部7hは奥行L3が略5mmである。また、図5(a)に記した長さd1〜d4は、例えば、d1が略15mm、d2が略21mm、d3が略26mm、d4が略27mmである。なお、これらの寸法は一例であり、固定するフランジの大きさ等により適宜変更可能である。
続いて、取付部品7に第3段構成部7dとは長さが異なる第2段構成部7cを設けることの利点とV字状の凹部7hが果たす役割について図6及び図7を参照して説明する。
[第2段構成部を有する取付部品の利点]
図6は、取付部品7をネジ6Bで締め付けてフランジ3を押さえた様子を示す図である。以下に、図6を参照しながら取付部品7に第2段構成部7cを設けることによって奏する効果について説明する。図6(a)に示された取付部品7は第2段構成部7cを設けられた実施例に係る取付部品7であり、図6(b)に示された取付部品8は、取付部品7の第2段構成部7cに相当する構成部が設けられていない比較用の取付部品8である。
図6(b)に示すように、比較用の取付部品8は、第2段構成部8dの先端が台座4に接触してしまうため、取付部品8がそれ以上前傾することが困難となっている。そのため、比較用の取付部品8の爪部の先端はフランジ3上面に接触することができず、フランジ3を押さえつけることができなくなっている。一方で図6(a)に示すように、第2段構成部7cが設けられた取付部品7は、第2段構成部7cが台座4に接触することなく爪部7gの先端がしっかりとフランジ3上面に接触してフランジ3を押さえつけることができている。
[V字状の凹部が果たす役割]
上に述べたとおり、実施例に係る取付部品7は単一のネジ6Bによって締め付けられる。したがって、取付部品7は、二つのネジ6Aによって締め付けられた取付部品5と比較して、取付部品7の取り付け時に貫通孔7fの中心を軸にして回転してしまい作業性が悪くなることがある。第2段構成部7cの側面に設けられたV字状の凹部7hは、上記作業性の悪化を軽減する。このことを以下に説明する。
取付部品7の可動範囲は、取付部品7が有する第2段構成部7cの側面がフランジ3の側面に近ければ近いほど狭くなる。そして、第2段構成部7cの側面がフランジ3の側面に接する寸法の場合、取付部品7の取り付け時であっても取付部品7の回転が一層減じる。
しかしながら、実際の製品の製造では出来上がった製品の寸法にバラつきが生じるため、第2段構成部7cの側面が丁度フランジ3の側面に接する寸法で取付部品7を設計することは困難である。つまり、フランジ3の側面と取付部品7の第2段構成部7cの側面とが多少離間するような寸法で取付部品7を設計する必要がある。第2段構成部7cが有する切欠きの形状と取付部品7の可動範囲との関係について、図7を参照しながら説明する。
図7は、取付部品7の可動範囲を説明するための図である。図7に示すように第2段構成部7cの凹部7hの形状がV字状である場合は、取付部品7がフランジ3に対して垂直な位置からフランジ3に衝突するまでの距離がd1であるのに対し、第2段構成部7cが特に凹部7hを有さない形状である場合は、上記距離がd2(>d1)となり、取付部品7がより大きく回転することがわかる。上記d1<d2の関係は凹部7hの先端C1がC2の位置にくるまで満たされる。したがって、C1とC2との距離dが設計公差の範囲内となるように公差の値を決めれば、V字状の凹部7hを設けた場合に取付部品7の可動範囲がより狭くなるように部品を製造できる。
[台座の構成]
図8は、台座4の正面図である。図8に示した例では、台座4は直径200mmの円周に沿って均等にネジ穴が設けられている。取付部品7を締め付けるためのネジ6Bは、このネジ穴に挿入される。ここで、円の直径200mmはフランジ3の直径150mmよりも大きい。
[支柱の構成]
図9は先端にフランジ3が取り付けられた支柱2を示した図である。図9に示した例ではフランジ3の直径は略150mmであり、厚みは12mmである。図3にて既に示したとおり、取付部品7の第4段構成部7eと第1段構成部7bとの長さの差は12mmであり、フランジ3の厚みと略同一に設計されていることがわかる。ただし、製品の寸法のばらつきを考慮するならば、取付部品7の第4段構成部7eから第1段構成部7bまでの長さは、フランジ3の厚み以上に長い方が望ましい。
[物品固定器具の設計]
物品固定器具1は、例えば、アンテナ装置、照明又はカメラといった設置する機器や、固定したいフランジ3の大きさに応じて適宜寸法やネジ穴の位置等を調節する必要がある。具体的には、例えば、取付部品7に設ける貫通孔7fの位置、第2段構成部7cの長手方向又は水平方向の長さ、台座4に設けるネジ穴の位置等を調節し、取付部品7が貫通孔7fを中心に回転した際に、凹部7hの側面が固定したいフランジ3の側面に接触するようにする。換言すると、台座4に設けられたネジ穴の位置と取付部品7の貫通孔7fから凹部7hまでの距離とが、取付部品7が貫通孔7fを中心に回転した際に、凹部7hが物品の固定部分(例えば、フランジ3)の側面に衝突するように設計されている
[変形例1]
実施例に係る取付部品7の説明では、取付部品7の第2段構成部7cが有する凹部7hの形状はV字状であるとした。第2段構成部7cが有する凹部7hの形状は、例えばV字以外の凹状であってもよい。また、取付部品の第2段構成部7cは、側面が斜めに切り欠かれていてもよい。
図10は、円弧状の凹部10hを有する取付部品10を示す図である。この場合も同様に、第2段構成部10cに凹部10hが設けられていない場合と比較して、より小さい可動範囲で取付部品10がフランジ3の側面に衝突し、取付部品10の取り付け時においても取付部品の回転を抑えることができる。なお、円弧状の凹部10hの形状は、フランジ3の側面に沿った形状であってもよい。
図11は、第2段構成部11cが斜めに切り欠かれた取付部品11を示す図である。この場合、取付部品11はネジ6Bを締め付ける回転方向に対してはフランジ3の側面と衝突して回転が抑えられるが、それとは反対側の回転方向に対してはフランジ3の側面に衝突せずに自由に回動することができる。このような構造とした場合、ネジ6Bを締め付け、取付部品11によってフランジ3を固定する場合には取付部品11が回転することなく押さえつけることができる。一方、ネジ6Bを緩めると取付部品11が回転し、フランジ3を押さえつけていた第4段構成部11eが移動するため、すばやくフランジ3を取り外すことができる。
[変形例2]
図12は、取付部品7の別の例を示す図である。本変形例では、取付部品12の第2段構成部12cの上面12aからの長さd2が連続的に変化している。このように取付部品12の形状は取付部品7の第3段構成部7dの先端が斜めに切り欠かれた形状であってもよい。この形状を有する取付部品7の場合も同様に、第3段構成部12dが台座4と接触することなく、爪部7gの先端がしっかりとフランジ3上面に接触してフランジ3を押さえつけることができる。
[変形例3]
実施例に係る取付部品7は、段構成部の数が四段であるとした。取付部品7が有する段構成部の数は四段でなくともよい。取付部品7は、例えば爪部7gを有する第1段構成部と第1段構成部に隣接する第2段構成部のみを有してもよい。或いは、取付部品7は、爪部7gを有する第1段構成部と第1段構成部に隣接する第2段構成部と第2段構成部に接する第3段構成部のみを有していてもよい。それらの場合も第2段構成部には、フランジ3の側面に接触する凹状の凹部7hが設けられる。
なお、本考案は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本考案を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、取付部品7の素材は金属に限定されない。取付部品7の素材は、所望の強度が得られれば、樹脂であってもよい。また、実施例の説明ではアンテナ装置Aを固定する例を示したが、固定する物品はアンテナ装置Aに限らない。物品固定器具1が固定する物品は、照明やカメラであってもよい。また、固定する物品は必ずしもフランジ3を有している必要はなく、取付部品7で押さえつけることができる扁平な形状の固定部分又は平行な2面を有する固定部分を有していればよい。また、図3ではフランジ3を四方向から取付部品7で押さえつけて固定する例を示したが、フランジ3は三方向から取付部品7で抑えつけて固定してもよい。
A…アンテナ装置
1…物品固定器具
2…支柱
3…フランジ
4…台座
5、7、8…取付部品
6A、6B…ネジ
7、8、10、11、12…取付部品
7a、12a…上面
7b…第1段構成部
7c、10c、11c、12c…第2段構成部
7d、8d、10d、12d…第3段構成部
7e、11e…第4段構成部
7f…貫通孔
7g…爪部
7h、10h、11h…凹部

Claims (8)

  1. 締結具によって物品を固定する取付部品であって、
    前記取付部品は、前記締結具が接触する第一の面から、前記第一の面とは反対側に位置する他方の面までの長さがそれぞれ異なる複数の段構成部を有し、
    前記複数の段構成部のうちの一つの段構成部には前記締結具を挿通可能な貫通孔が設けられ、
    前記複数の段構成部のうちの一つの段構成部は、前記第一の面と平行な面内において奥行が変化する凹部を有する取付部品。
  2. 前記物品は前記取付部品によって押さえつけられる固定部分を有し、
    前記凹部を有する段構成部は、前記複数の段構成部のうち、前記固定部分と接触させる段構成部と隣接する段構成部であることを特徴とする、
    請求項1に記載の取付部品。
  3. 前記凹部はV字状であることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の取付部品。
  4. 前記貫通孔の数は一つであることを特徴とする、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の取付部品。
  5. 前記貫通孔が設けられた段構成部よりも長い最終段構成部を有し、
    前記貫通孔に対して前記最終段構成部と反対側の端に、最も長さが短い第1段構成部を有することを特徴とする、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の取付部品。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の取付部品と締結具とによって、物品を固定する物品固定構造であって、
    前記締結具の締結位置と前記取付部品に設けられた前記貫通孔から前記凹部までの距離とが、
    前記取付部品が前記貫通孔を中心に回転した際に、前記凹部が前記物品の固定部分の側面に衝突するように構成され、前記取付部品の回転が抑制される、
    物品の物品固定構造。
  7. 請求項1〜5の何れか一項に記載の取付部品と締結具とを備え、物品を固定する物品固定器具であって、
    前記締結具の締結位置と前記取付部品に設けられた前記貫通孔から前記凹部までの距離とが、
    前記取付部品が前記貫通孔を中心に回転した際に、前記凹部が前記物品の固定部分の側面に衝突するように構成されている、
    物品固定器具。
  8. 物品と、
    複数のネジ穴が設けられた据付部と、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の取付部品と締結具とを複数備え、前記物品を固定する物品固定器具と、
    を備え、
    前記締結具の締結位置と前記取付部品に設けられた前記貫通孔から前記凹部までの距離とが、前記取付部品が前記貫通孔を中心に回転した際に、前記凹部が前記物品の固定部分の側面に衝突するように構成されている、
    物品固定装置。
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