JP3210790U - ビニールハウスの換気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案はビニールハウスの窓用ビニールの開閉機構に関する動作が優れた換気装置を提供する。【解決手段】本考案はビニールハウス１の窓用ビニール７を開閉する装置であって２本の巻上げロープ２と巻下げロープ３を個別に設け、モーター部５の動作によって、窓用ビニール７をビニール巻パイプ６に巻取り又は巻戻しビニール７で解放部（窓）１０を開閉、同時にモーター部５が連動して動作する換気装置である。【選択図】図１
Description
本発明はビニールハウスの換気装置に関する。
ビニールハウス内の温度、湿度管理は窓用ビニールの解放部の開閉幅を変えることで適度な温度、湿度のもとで植物を育成ができることが知られている。（例えば、参考文献１参照）
特許文献１に、「ビニールハウスの側面又は屋根面の開口部Ｂを開閉するビニールハウスの換気装置において、上記シャフト３に鼓形状のボビン５を結合し、このボビン５の外周に上記透明シート４と並列に配置したワイヤ６を巻きつけ、更に上記ワイヤ６の一端をビニールハウスＡの上部と下部に固定したことを特徴とするビニールハウスの換気装置」「ボビン本体の外周にリブ１０、突起１１又は摩擦材１２からなるワイヤ６のすべり止め機構を施している。」ことが記載されている。この文献１の特許は、１本のワイヤ６をボビン５に数回巻きつける方法であって、ボビン上でワイヤが滑る欠陥を補うため滑り止め機構を必要としている。
本考案はこの欠陥の課題を解決するものである。
本考案はこの欠陥の課題を解決するものである。
前記の課題を解決するため、本考案は、ビニールハウスの窓用ビニールの開閉機構において、ビニールを巻き取る棒状のビニール巻パイプ６の端部に出力軸２５でモーター部５が連結され、このモーター部５は、モーター部５に備えたスライド部３１によって、支柱１１に上下移動自在であって、前記支柱１１の上端に固定された巻上げロープ２と下端に固定された巻下げロープ３が、前記ビニール巻パイプ６に設けたロープ巻パイプ４に同一巻方向で巻かれてその端部が固定ピン２３，２４でロープ巻パイプ４に固定されており、前記モーター部５の作動により、ロープ２、３を巻取パイプに巻込み又は巻戻して窓用ビニールを開閉する、２本の個別のロープで窓用ビニールを開閉できることを特徴とするビニールハウスの窓用ビニールの換気装置とする。
巻上げロープ２と巻下げロープ３の２本のロープを、ロープ巻パイプ４に個別に固定して設けたので、ロープ巻パイプ４上でスリップすることもなく、特別な滑り止め機構を必要としない。
本考案の実施の形態を、図を用いて詳細に説明する。
本考案は、ビニールハウス１の横壁相当の一部を換気用の開口窓１０として、この窓を覆う窓用ビニール７を上下に開閉して換気量を調節する装置である。
本考案は、ビニールハウス１の横壁相当の一部を換気用の開口窓１０として、この窓を覆う窓用ビニール７を上下に開閉して換気量を調節する装置である。
ビニールハウスの端にガイド支柱１１を起立して設け、このガイド支柱１１にスライド部３１によって上下移動自在にモーター部５を設ける。モーター部の出力軸２５にビニール巻パイプが連結され、取り付けた電動の回転駆動装置を介して回転する。モーター部５の動作により、窓用ビニールをビニール巻パイプに巻込み又は巻戻しして開口窓１０を開閉するものである
ビニールハウスは、図１、図２に示すように構成されている。換気用の開口窓１０は、窓用ビニール７が上下に移動することによって開閉する。
窓用ビニール７の上端は横上フレーム４１で固定されて、下端は長尺の棒状のビニール巻パイプ６に巻かれている。
巻上げロープ２は、上端がガイド支柱１１の上部に設けられた上ロープ固定アーム２１に固定され、下方はビニール巻パイプを貫通して設けられたロープ巻パイプ４に巻かれて端部は上ロープ固定ピン２３でロープ巻パイプ４に固定されている。
窓用ビニール７の上端は横上フレーム４１で固定されて、下端は長尺の棒状のビニール巻パイプ６に巻かれている。
巻上げロープ２は、上端がガイド支柱１１の上部に設けられた上ロープ固定アーム２１に固定され、下方はビニール巻パイプを貫通して設けられたロープ巻パイプ４に巻かれて端部は上ロープ固定ピン２３でロープ巻パイプ４に固定されている。
巻下げロープ３は、下端がガイド支柱１１の下部に設けられた下ロープ固定アーム２２固定され、上方はロープ巻パイプ４に巻かれて端部は下ロープ固定ピン２４でロープ巻パイプ４に固定されている。
巻上げロープ２と巻下げロープ３のロープ巻パイプ４への巻方向は同一であって、図の例では、モーター部が右回転（時計方向）したとき、巻上げロープ２がロープ巻パイプ４に巻き取られ、窓用ビニール７が巻き取られて開口窓１０が開口し、モーター部が左回転（反時計方向）したとき巻下げロープが巻き取られて開口窓１０が閉口する。
巻上げロープ２と巻下げロープ３のロープ巻パイプ４への巻方向は同一であって、図の例では、モーター部が右回転（時計方向）したとき、巻上げロープ２がロープ巻パイプ４に巻き取られ、窓用ビニール７が巻き取られて開口窓１０が開口し、モーター部が左回転（反時計方向）したとき巻下げロープが巻き取られて開口窓１０が閉口する。
前記モーター部５の作動により、ビニール巻パイプに、巻上げロープ２、巻下げロープ３の巻取巻き戻しの長さで、開口窓１０の開放幅が定まる。
このように、無理な労力を要せずに、希望する開口幅を決めることができ、開放部から外気を取り入れることができハウス内の温度、湿度が変化する。
ビニールハウス内の温度・湿度管理は人力作業で労力と時間がかかり大きな労働的負担がある。本装置を含め、太陽パネル・温度センサー・動力（モータ）の機能を活用した装置で人力作業がなくなり労働力が軽減する。
１ ビニールハウス
２ 巻上げロープ
３ 巻下げロープ
４ ロープ巻パイプ
５ モーター部
６ ビニール巻パイプ
７ 窓用ビニール
８ ハウスビニール
９ ハウスフレーム
１１ ガイド支柱
１０ 開放窓
２１ 上ロープ固定アーム
２２ 下ロープ固定アーム
２３ 上ロープ固定ピン
２４ 下ロープ固定ピン
２５ 出力軸
３１ スライド部
４１ 横上フレーム
４２ 横下フレーム
２ 巻上げロープ
３ 巻下げロープ
４ ロープ巻パイプ
５ モーター部
６ ビニール巻パイプ
７ 窓用ビニール
８ ハウスビニール
９ ハウスフレーム
１１ ガイド支柱
１０ 開放窓
２１ 上ロープ固定アーム
２２ 下ロープ固定アーム
２３ 上ロープ固定ピン
２４ 下ロープ固定ピン
２５ 出力軸
３１ スライド部
４１ 横上フレーム
４２ 横下フレーム
Claims (1)
- ビニールハウスの窓用ビニールの開閉機構において、
ビニールを巻き取る棒状のビニール巻パイプ６の端部が出力軸２５でモーター部５と連結され、このモーター部５は、スライド部３１によってガイド支柱１１に上下にスライド自在であって、前記ガイド支柱１１の上端に固定された巻上げロープ２と下端に固定された巻下げロープ３が、前記ビニール巻パイプ６に設けたロープ巻パイプ４に同一巻方向で巻かれてその端部が固定ピン２３，２４で固定されており、前記モーター部５の作動により、巻上げロープ２、巻下げロープ３の２本の個別のロープで、窓用ビニールを開閉できることを特徴とするビニールハウスの換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017001524U JP3210790U (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | ビニールハウスの換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017001524U JP3210790U (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | ビニールハウスの換気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3210790U true JP3210790U (ja) | 2017-06-08 |
Family
ID=59012270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017001524U Active JP3210790U (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | ビニールハウスの換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3210790U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102068926B1 (ko) * | 2019-04-01 | 2020-01-21 | 정지혁 | 비닐하우스 환기 장치 |
-
2017
- 2017-03-17 JP JP2017001524U patent/JP3210790U/ja active Active
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102068926B1 (ko) * | 2019-04-01 | 2020-01-21 | 정지혁 | 비닐하우스 환기 장치 |
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