JP3210241U - 輸送用架台 - Google Patents

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稔 森田
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Abstract

【課題】積荷の積み付け作業の効率化や、積荷の輸送効率の向上を図るとともに、輸送用架台の台部の重量を低減すること、さらには作業の安全性を向上させることが可能な輸送用架台を提供する。【解決手段】輸送用架台1は、複数の長尺状部材が格子状に組み合わされて構成された台部2を備え、台部2の長手方向に沿う側端部領域には、補強材9が台部2の中間部領域の長尺状部材よりも多く配置され、台部2の長手方向に沿う側端部領域における剛性が、台部2の中間部領域の剛性よりも高い構成を有する。【選択図】図3

Description

本考案は、資材等の輸送に使用される輸送用架台に関するものである。
例えば、火力発電プラントの建設資材である配管や機器類等は、工場で製作された後、トラック(車輛)や船舶等の輸送手段によって、建設現地等へ輸送される。陸上輸送では、10tトラックやセミトレーラ等が使用され、建設資材は、工場でトラック等に直接積み付けられ、固縛されて輸送されている。また、船舶輸送では、建設資材が固縛されて、船舶内に搬入され、平積みに積み付けられている。さらに、輸送された建設資材は、建設現地等で積み下ろされ、直に平積みで保管されている。なお、積み付けとは、種々の建設資材を輸送手段の荷台に並べて配置することである。
下記の特許文献1では、輸送手段の荷台上に第一の積荷(例えば長尺の梁、トラス等)を積載し、第一の積荷をまたぐ形で架台を輸送手段の積荷上に載置し、この上に、第二の積荷(例えば外装残材)を積載したコンテナを載置して、積荷を輸送することが記載されている。下記の特許文献2では、台フレーム及び垂直フレームからなる架台フレームと、台フレームへ着脱可能に取り付けられる資材受けフレームとを備える輸送用架台が記載されている。この輸送用架台は、垂直フレームの上端と下端のいずれか一方に凹溝が設けられ、他方に突起が設けられることによって、架台フレームを二段以上に積み上げ可能としている。
特許第3288851号公報 特許第3533259号公報
従来、陸上輸送の場合、建設資材は、トラック等に直接積み付けられていることから、工場にトラック等の輸送手段が到着するまで、積み付けができない。そのため、輸送工程の時間短縮のために、極力短時間で積み付けを実施する必要がある。また、トラック等が到着してから積み付けをすぐに開始できるよう、作業員を待機させておく必要があり、無駄な時間が生じる場合がある。さらに、積み付けは、トラック等の荷台上で建設資材の配置、固縛等を行うなどある程度長い作業時間がかかり、また輸送後も固縛を外して積み下ろしをするため、輸送工程にかかる時間として、実際の移動時間に積み付け作業と積み下ろしの時間を加算して予め確保しておく必要がある。上記の積み付け作業・積み下ろし作業の際、多くの建設資材を限られた荷台スペース上に載せようとすると、荷台スペース上において足場に余裕が少なくなり、高所作業に対する安全対策に関する追加作業が発生していた。
また、陸上輸送では、荷台の両サイドに、積荷を支持するためのスタンション(支持棒)が設置されていない車両が多いため、積み付け可能な荷物の高さが制限される。さらに、船舶輸送において、積荷が平積みの状態では、高さのある船舶内の収納スペースに対して上部空間の空きスペースが多くなり、輸送効率が低くなる。
またさらに、建設資材は、工場や現地では、輸送前の積み付けと輸送後の積み下ろしの際、直に平積みで保管されているため、建設用資材の保管用スペースを広く確保しておく必要がある。
本考案は、積荷の積み付け作業の効率化や、積荷の輸送効率の向上を図るとともに、輸送用架台の台部の重量を低減すること、さらには作業の安全性を向上させることが可能な輸送用架台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の輸送用架台は以下の手段を採用する。
すなわち、本考案の第1態様に係る輸送用架台は、複数の長尺状部材が格子状に組み合わされて構成された台部を備え、前記台部の長手方向に沿う側端部領域には、前記台部の中間部領域よりも長尺状部材が多く配置され、前記台部の長手方向に沿う側端部領域における剛性が、前記台部の中間部領域の剛性よりも高い構成を有することを特徴とする。
この構成によれば、格子状に組み合わされた長尺状部材によって台部が構成されていることから、輸送用架台全体の強度を確保しつつ重量の軽量化を図ることができる。また、長尺状部材がより多く配置されている台部の長手方向に沿う端部領域における剛性が、台部の中間部領域の剛性よりも高くなる。これにより、台部の撓み量を低減できるので、台部の部材の板厚などサイズを下げて軽量化が可能となる。
上記第1態様において、前記台部は複数からなり、前記台部の側端部で接続され、前記台部に対して垂直方向に設置される柱部を備え、前記複数の台部が鉛直上下方向に積層され、前記複数の台部のうち一の前記台部の下面は、他の前記台部に設置された前記柱部の鉛直上部側の一端と接続されて、前記台部は、前記柱部と接続される前記台部の側端部領域における剛性が、前記台部の中間部領域の剛性よりも高い構成を有してもよい。
この構成によれば、複数の台部の一の台部と他の台部が鉛直上下方向に積層されることから、積荷量を増加させることができる。鉛直下方の台部と鉛直上方の台部の間は柱部によって接続されており、台部において、柱部と接続される台部の側端部領域における剛性が、台部の中間部の剛性よりも高い。これにより、比較的重量の大きい積荷を積載した場合でも台部の撓み量を低減できるので、台部の部材の板厚などサイズを下げて軽量化が可能となる。また、複数の台部を鉛直上下方向に積層して積荷を輸送する場合に、鉛直上方の台部の自重と台部に載置される積荷の荷重を、柱部を介して鉛直下方の台部の側端部領域で支持するため、荷重がかかる領域の剛性をより高めることができる。台部と柱部とは着脱可能に接続されていることから、積荷を輸送するときには、鉛直下方の台部と鉛直上方の台部の間に柱部を接続して、複数層の台部に積荷を載置できる。また、輸送しないときや輸送終了後に搬送用架台を回送するときには、柱部を取り外して全体の高さが低い状態で複数の台部を積み重ねることで、効率的に保管することができ、複数の輸送用架台を纏めて回送することができる。
上記第1態様において、前記台部の側端部領域には、互いに直交する2本の長尺部材の接続部分近傍において少なくとも一つの板状部材が設けられてもよい。
この構成によれば、板状部材が配置されている台部の端部領域における剛性が、台部の中間部領域の剛性よりも高くなる。また、板状部材を設けることで、台部の上面にベニヤ板等の板材を載置することができ、台部への積荷が容易になる。
上記第1態様において、前記台部と前記柱部の一方に凸部、他方に前記凸部が挿入される凹部が設けられてもよい。
この構成によれば、凹部に対して凸部が挿入されることで、台部と柱部とが互いに容易に接続される。
上記第1態様において、前記凹部は、前記台部において、前記台部の一の側辺よりも外側に設けられてもよい。
この構成によれば、台部の内側に柱部が設けられることがなく、積荷を載置する積み付けスペースを広く利用できる。
上記第1態様において、前記凸部は、先端側に向けて先細りのテーパー形状を有することと、前記凹部は開口側が広いテーパー形状を有することの少なくともいずれか一方を有してもよい。
この構成によれば、台部に対して柱部を鉛直方向に挿入するときの位置合わせが容易になる。
上記第1態様において、前記台部と前記柱部のそれぞれに対して斜め方向に設けられ、前記台部と前記柱部とに結合される斜材を更に備えてもよい。
この構成によれば、輸送時に生じる振動による台部のブレを防止して、複数の台部を鉛直上下方向に積層して積荷を輸送する場合でも台部同士を確実に固定できる。
上記第1態様において、前記台部の一の側辺に対して平行に設けられる一の前記斜材と、前記一の側辺に直交する他の側辺に対して平行に設けられる他の前記斜材とを有してもよい。
この構成によれば、一の斜材と他の斜材が互いに直交する方向に設置されることにより、輸送時に生じる振動による台部のブレをより確実に防止できる。
上記第1態様において、前記斜材は、一端側が前記台部又は前記柱部に対して着脱可能であり、他端側が前記柱部又は前記台部に対して回動可能でもよい。
この構成によれば、斜材の着脱作業が不要になり、台部と柱部の組立作業の効率化を図ることができる。また、斜材を取り外さないので斜材の別保管も不要となる。
上記第1態様において、前記台部には、前記長手方向に沿う一の側辺において4箇所以上に吊り金具が設けられてもよい。
この構成によれば、吊り金具に設置されたワイヤを用いて、台部をクレーン等の楊重装置によって吊り上げる際、積荷状態によって吊り金具とワイヤにより吊り重心を適宜調整することができる。
上記第1態様において、前記台部に載置される積荷を載置しないとき、前記複数の台部が、前記柱部と接続されずに鉛直上下方向に直接積み重ねて積層された状態とされ、前記複数の台部のうち鉛直下方に位置する前記台部には鉛直上方に突出した位置決めピンが設置され、前記台部の鉛直上方に直接積層される他の前記台部の下面には、前記位置決めピンが挿入されるピン用穴が形成されてもよい。
この構成によれば、積荷を載置しない回送のときにおいても、複数の台部を積み重ねて纏めて輸送できるため、台部の輸送回数を低減して、輸送効率を向上させることができる。また、複数の台部を直接に積み重ねて積層する際、台部の位置決めを容易に行うことができ、かつ、複数の台部が互いに固定されて位置ずれを防止できる。
上記第1態様において、前記位置決めピンは、前記台部において複数本設置され、複数本の前記位置決めピンのうち1本が他の前記位置決めピンよりも長くてもよい。
この構成によれば、位置決めピンが全て同じ長さを有する場合に比べて、積み重ね作業の際の最初の位置合わせが容易になる。
上記第1態様において、前記位置決めピンは、先端側に向けて先細りのテーパー形状を有することと、前記ピン用穴は、開口側が広いテーパー形状を有することの少なくともいずれか一方を有してもよい。
この構成によれば、複数の台部を積層する際、ピン用穴に対して位置決めピンを挿入するときの位置合わせが容易になる。
上記第1態様において、前記位置決めピンの鉛直上方には、開閉可能なカバー部が設置され、前記台部の鉛直上側に他の前記台部が積層されていないときは、前記カバー部が閉鎖可能であり、前記カバー部は、前記位置決めピンを覆うように設けられてもよい。
この構成によれば、台部の近傍で作業や歩行している作業者等が、位置決めピンの先端に誤って触れてしまい負傷するおそれを低減できる。
上記第1態様において、前記台部は、一の側辺が、前記一の側辺に直交する他の側辺よりも長く、前記他の側辺は、車輌の荷台の両側辺部に設置された床フックに干渉しない長さであり、前記一の側辺が前記荷台の長手方向長さより短い長さでもよい。
この構成によれば、台部が車輌の荷台の両側辺部に設置された床フックに干渉しないように、台部が車輛の荷台に積載され、床フックとの固縛作業が容易になる。
上記第1態様において、前記台部は、一の側辺が、前記一の側辺に直交する他の側辺よりも長く、前記一の側辺は、貨物輸送用船舶の収容室の幅よりも短い長さでもよい。
この構成によれば、台部の長手方向が貨物輸送用船舶の収容室の幅方向に対して平行になるように配置され、貨物輸送用船舶の収容室への積載効率を向上し、空きスペースを低減できる。
上記第1態様において、前記柱部には前記柱部を前記台部に接続する際に、作業者が把持可能な取っ手部が設けられてもよい。
この構成によれば、作業者が柱部を容易に運搬したり取り扱うことが可能になる。
上記第1態様において、前記柱部は、前記柱部の一端が前記台部に対して回動可能に接続されてもよい。
この構成によれば、台部から柱部の着脱作業が不要になり、作業の効率化を図ることができる。また、柱部を取り外さないので、柱部の別保管も不要となる。
上記第1態様において、前記柱部は、異なる長さの種類のうち一つの種類が選択されてもよい。
この構成によれば、柱部は、予め長さの異なる種類のものが用意されることになるため、鉛直上方に設置される台部と鉛直下方に設置される台部の間の高さ距離が限定されないので、台部の間の高さ距離を積荷の高さや積載方法等に応じて調整することができ、搬送用架台のより効率的な運用が可能となる。
本考案によれば、積荷の積み付け作業の効率化や、積荷の輸送効率の向上を図ることができるとともに、輸送用架台の台部の重量を低減し、積み付け作業や積み下ろし作業の安全性をより向上することができる。
本考案の一実施形態に係る輸送用架台を示す側面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台を示す正面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台を示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台の柱部及び斜材を示す正面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台の柱部及び斜材を示す正面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台の柱部及び斜材を示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台の柱部差込口を示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台の柱部差込口を示す正面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台のストッパーを示す正面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台と、輸送用架台が載置された車輛を示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る輸送用架台と、輸送用架台が載置された船舶を示す平面図である。
以下に、本考案に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
本考案の一実施形態に係る輸送用架台1は、図1から図3に示すように、複数段に積層可能な台部2を有し、各台部2の上に配管等の建設資材を積み付けることが可能である。台部2に載置される建設資材は、例えば、火力発電プラント等の建設資材であり、タービン等に接続される配管や継手などである。輸送用架台1は、トラックやトレーラー等の車輌や船舶等の輸送手段に積載することが可能であり、例えばトラック(車輛)の荷台に載置されたり、船舶の収納室に載置されたりする。
輸送用架台1は、台部2と、柱部3と、斜材4などを備える。台部2を平面視したときの台部2の形状は、長方形であり、台部2は、複数の長尺状部材が格子状に組み合わされて構成される。これにより、輸送用架台1の強度を確保しつつ、輸送用架台1全体の重量の軽量化を図ることができる。台部2は、長手方向の一の側辺に沿って設けられる第1長尺材5と、一の側辺に直交する幅方向の他の側辺に沿って設けられる第2長尺材6によって、長方形状が構成される。
第1長尺材5及び第2長尺材6は、例えば、断面がコ字形状やH形状を有する溝形鋼である。また、第1長尺材5は、2本が互いに平行に配置され、第2長尺材6は、2本が互いに平行に配置される。第1長尺材5及び第2長尺材6は、第1長尺材5の端部と第2長尺材6の端部が溶接によって接合されている。
2本の第1長尺材5の間に、第1長尺材5に対して直交する方向、すなわち第2長尺材6に対して平行方向に複数本の補強材7が設置される。補強材7は、長尺状部材であり、例えば、断面がコ字形状やH形状を有する溝形鋼である。補強材7の一端部と他端部は、それぞれ第1長尺材5に対して溶接によって接合されている。
また、2本の第2長尺材6の間に、第2長尺材6に対して直交する方向、すなわち第1長尺材5に対して平行方向に複数本の補強材8が設置される。補強材8は、長尺状部材であり、例えば、断面がコ字形状やH形状を有する溝形鋼、又は、断面がL字形状を有する山形鋼である。補強材8の一端部と他端部は、それぞれ第2長尺材6又は補強材7に対して溶接によって接合されている。
さらに、1本の第1長尺材5と1本の補強材8の間に、第1長尺材5及び補強材8に対して直交する方向、すなわち第2長尺材6及び補強材7に対して平行方向に複数本の補強材9が設置される。補強材9は、長尺状部材であり、例えば、断面がコ字形状やH形状を有する溝形鋼、又は、断面がL字形状を有する山形鋼である。補強材9の一端部と他端部は、それぞれ第1長尺材5又は補強材8に対して溶接によって接合されている。本実施形態では、1本の第1長尺材5と1本の補強材8の間に、補強材9が第1長尺材5の長さ方向に沿って複数本設置されるのに対して、第2長尺材6の長さ方向の中間部や補強材7の長さ方向の中間部には補強材が設置されない。これにより、台部2の側端部領域における剛性が、台部2の中間部領域の剛性よりも高く、長方形の台部2の長手方向となる第1長尺材5の長さ方向に強度を確保できる構造としている。このため比較的重量の大きい積荷を積載した場合でも台部2の撓み量を低減でき、台部2の各部材の板厚などサイズを下げて軽量化とすることが可能となる。したがって、本実施形態によれば、台部2に対して、比較的重量の大きい火力発電プラントの建設資材である配管や継手等を積載することができる。また、後述する複数の台部2を鉛直上下方向に積層して積荷を輸送する場合に、鉛直上方の台部2の自重と台部2に載置される積荷の荷重を、柱部3を介して鉛直下方の台部2の側端部領域で支持する。そのため、荷重がかかる台部2の側端部領域の剛性をより高めることで、安全性が向上する。
第1長尺材5と第2長尺材6との接続部分における隅部と、第1長尺材5と補強材9との接続部分における隅部とには、板状部材である隅板10が、台部2の上面側に設置される。隅板10が第1長尺材5の長さ方向に沿って複数枚設置されることによって、台部2の端部領域における剛性を、台部2の中間部領域の剛性よりも高めることができる。また、隅板10が、台部2の上面側に設置されていることから、台部2の上面にベニヤ板等の板材を載置することができる。ベニヤ板等の養生用板材上に配管等の建設資材が台部2の部材間で付傷することなく積み付けられる。なお、隅板10は各隅部に設置してもよいし、積荷の重量や台部2の上面に載置するベニヤ板の大きさなどによって、適宜設置する個数を変更してよい。
第1長尺材5には、長さ方向に沿って複数枚のリブ11が設置される。リブ11の板面は、第1長尺材5の長さ方向に対して垂直方向である。これにより、第1長尺材5の曲げ剛性を高めることができ、長手方向に直交する鉛直方向への撓み量を低減できる。また、リブ11は、例えば、柱部3との接続部分付近や、後述するストッパー16との接続部分付近により多く配置される。これにより、第1長尺材5において重量を大きく増加することなく荷重がよりかかる領域の剛性をより高めることができる。
柱部3は、台部2の一の側辺において、台部2に対して垂直方向に、例えば4本設置される。柱部3は、台部2に対して着脱可能に接続される。柱部3は、例えば、断面が略四角形形状を有する中空の角形鋼である。柱部3の材料とサイズは、台部2を積層するときの台部2の自重と台部2に載置される積荷の荷重を考慮した強度を有するものが選定される。
柱部3は、予め長さの異なる種類の長いものと短いものを用意しておき、積荷の高さや積載方法等に応じて、異なる長さの種類のうち一つの種類が選択されるようにしてもよい。これにより、鉛直上方に設置される台部2と鉛直下方に設置される台部2の間の高さ距離を限定することなく、台部2の間の高さ距離を積荷の高さや積載方法等に応じて調整することができ、輸送用架台1のより効率的な運用が可能となる。
柱部3の中間部分には、図4から図6に示すように、作業者が手で把持可能な取っ手部21が設けられてもよい。これによって、長尺状の柱部3の運搬を容易にしたり、柱部3の取り扱いを容易にして落下させるおそれを低減することができる。
また、柱部3と台部2は、例えば、差し込み式の構成を有することによって、互いに容易に着脱可能となっている。
具体的には、図1から図3、図7及び図8に示すように、台部2の一の側辺の外側に、柱部差込口12が設置される。柱部差込口12は、鉛直上方及び鉛直下方に開口した凹部であり、柱部3の端部である凸部を挿入できる。柱部差込口12は、柱部3の断面形状に対応して、四角形状の断面形状を有する。これにより、台部2に対して柱部3を鉛直方向に挿入したり取り外したりすることで、台部2と柱部3とが接続されたり、接続が解除されたりする。柱部差込口12と柱部3の端部は、例えば柱部3の端部を柱部差込口12に挿入した状態で柱部差込口12の周囲から貫通ボルトを締結することによって互いに接合してもよい。なお、柱部3の端部は、凸部の一例である。
なお、本考案は、台部2に凹部が設置される場合に限定されず、台部2側に角形鋼等によって凸部が設置されて、柱部3の内周面に凹部を設けて台部2に設置された凸部に挿入されるようにしてもよい。
また、凸部となる柱部3の端部は、先端側に向けて先細りのテーパー形状を有するようにしてもよいし、凹部となる柱部差込口12は、開口側が広いテーパー形状を有するようにしてもよい。これにより、台部2に対して柱部3を鉛直方向に挿入するときの位置合わせが容易になる。
柱部差込口12は、台部2の一の側辺の外側に設置されていることから、台部2の内側に柱部3が設けられることがなく、積荷を載置する積み付けスペースを広く利用できる。
斜材4は、鉛直上方に設置される台部2と柱部3のそれぞれに対して斜め方向に設けられる。これにより、輸送時に生じる振動による台部2のブレを防止して、複数の台部2を鉛直上下方向に積層して積荷を輸送する場合でも台部2同士を確実に固定できる。斜材4は、長尺状部材であり、例えば、断面がL字形状を有する山形鋼である。斜材4の一端部と他端部は、それぞれ台部2又は柱部3に対して、ボルトを締結することによって接合されている。なお、本実施形態では、図4から図6に示すように、斜材4の一端部にプレート材13が溶接で接合されており、プレート材13が台部2を受け止めて相互がボルトによって接合される。また、柱部3の中間部分にプレート材14が溶接で接合されており、プレート材14が斜材4の位置決めをして相互がボルトによって接合される。
斜材4Aは、一の側辺に対して平行に、すなわち、第1長尺材5に対して平行に設けられる。斜材4Aの一端部に設けられたプレート材13は、台部2の一の側辺の外側に設けられた斜材固定材22と接合される。斜材固定材22は、1本の柱部3の接続に対して、例えば2箇所設置される。これにより、柱部3の長さを長いものと短いものとに異ならせた場合においても、柱部3の長さに応じて斜材4の適切な固定位置へと変更できる。
また、斜材4Bは、他の側辺に対して平行に、すなわち、第2長尺材6に対して平行に設けられる。斜材4Bの一端部に設けられたプレート材13は、台部2の補強材7と接合される。斜材4Bも斜材4Aと同様に、補強材7に図示しない斜材固定材を設けて接合してもよい。斜材4Aと斜材4Bが互いに直交する方向に設置されることにより、輸送時に生じる振動による台部2のブレをより確実に防止できる。
台部2の第1長尺材5の上面には、吊り金具15が設けられる。吊り金具15は、一の側辺において例えば4箇所設置される。図1及び図3に示した例では、第1長尺材5の一端側付近の1箇所と、他端側付近の1箇所と、2本の柱部3それぞれの接続部分付近の2箇所の計4箇所に吊り金具15が設置される。これにより、吊り金具15に設置されたワイヤを用いて、台部2をクレーン等の楊重装置によって吊り上げる際、積荷状態によって吊り金具15とワイヤにより吊り重心を適宜調整することができる。なお、吊り金具15は4箇所以上に設置して吊り重心を更に調整してもよい。
また、図1及び図9に示すように、台部2の第1長尺材5の上面には、吊り金具15の高さよりも高い基部17を有する、複数のストッパー16が設けられる。積荷の輸送を終えて台部2のみを工場へ回送する場合など、柱部3を用いずに複数の台部2を直接に積み重ねて積層する際、基部17の上面には、別の台部2が載置される。基部17が予め設けられることによって、吊り金具15が干渉することがないように、上下の台部2の間にスペースを確保して積み重ねることができ、枕木を挟む必要がなくなる。
さらに、ストッパー16には、基部17の上面に位置決めピン18が設置される。位置決めピン18は、台部2に対して鉛直上方に突出している。また、台部2の下面には、位置決めピン18が挿入されるピン用穴19が形成されている。これにより、台部2の鉛直上方に別の台部2が直接積み重ねて積層されるとき、位置決めピンがピン用穴19に挿入されて、台部2の位置決めを行うことができ、かつ、複数の台部2が互いに固定されて位置ずれが防止される。
例えばストッパー16を台部2に4箇所設置される場合、台部2を積み重ねる積層作業は、ストッパー16の近傍に1人ずつ計4人を配置し、クレーン等の楊重装置によって吊り上げられた台部2を降ろす位置を調整しながら行われる。位置決めピン18の端部は、先端側に向けて先細りのテーパー形状を有するようにしてもよいし、ピン用穴19は、開口側が広いテーパー形状を有するようにしてもよい。これにより、鉛直下方の台部2に対して別の台部2を鉛直上方向から積み重ねて積層するときの位置合わせが容易になる。
位置決めピン18は、複数本(例えば4本)の位置決めピン18のうち1本が他の位置決めピン18よりも長くてもよい。これにより、クレーンによって鉛直上方の台部2を積層する際、最初に1番長い位置決めピン18で位置合わせしておき、その後、残りの位置決めピン18で位置合わせすることができる。これにより、位置決めピン18が全て同じ長さを有する場合に比べて、位置合わせが更に容易になる。
位置決めピン18の鉛直上方には、開閉可能なカバー部(図示せず。)が設置されてもよい。カバー部は、例えば、箱形形状を有し、カバー部が閉鎖しているとき、カバー部が、位置決めピン18を覆うように設けられる。これにより、台部2の近傍で作業や歩行している作業者等が、位置決めピン18の先端に誤って触れてしまい負傷するおそれを低減でき、作業の安全性を向上させることができる。
第1長尺材5の上面には、積荷を固縛する際に用いられるラッシング用金具23が、第1長尺材5の長手方向に沿って複数個設置される。ラッシング用金具23にベルト等が締結されることによって、固縛された積荷が確実に固定される。
次に、本実施形態に係る輸送用架台による積み付け、輸送及び保管の作用効果について説明する。
本実施形態の輸送用架台1によれば、建設資材等の積荷は、トラック等の輸送手段が到着する前から、台部2に対して積み付けが可能である。すなわち、予め作業の余裕があるときに、台部2に対する積荷の積み付け、固縛作業を行っておくことができる。そして、トラック等の輸送手段が到着したら、積荷が固縛された台部2を、クレーン等の楊重装置によって吊り上げることによって、短時間で、少人数でトラックへの積荷の積載が完了する。なお、建設資材等をトラック等の輸送手段に対して、高所となる荷台で直接積み付け作業を行う場合と比べると、地上に輸送用架台1を置いた状態で台部2に対して積み付けを行うことができるので、足場を容易に確保できて作業の安全性を更に向上するとともに、作業の安全性確保のための追加時間が不要となる。予め台部2に対して積荷を固縛しておけば、輸送前後の積荷の保管時においても、積荷が固縛された台部2を、クレーン等によって吊り上げることによって、積荷の保管場所を容易に変更できる。
また、台部2が複数層にわたって積層されることから、積荷の輸送効率を高めることができる。また、輸送前後の建設資材等の保管時においても、工場や現地において建設資材等が占有する面積を低減でき、省スペース化を図ることができる。
さらに、輸送前に、輸送用架台1を楊重装置によって吊り上げる作業が行われているため、積荷が固縛された台部2において、積荷荷重のアンバランスがないことを吊り上げ作業時に確認できているので、トラック積載の事前に積荷荷重のバランスを確認できる。したがって、トラック積載時の積荷のバランスを保証でき、安全運行が可能になる。
輸送時、例えば、トラック等の車輌では、輸送用架台1は、台部2が1段で、上下に複数の台部2が積層されることなく輸送される場合がある。船舶では、輸送用架台1は、台部2が2段で、上下に複数の台部2が積層されて輸送される場合がある。なお、台部2に積載する積荷の高さが低い場合や平積みが行われている場合は、高さの低い柱部3を用いて、台部2を2段に積層してもよい。この場合、輸送用架台1の高さが低いことから、トラック等の車輌でも、台部2を2段にして輸送を行う機会が増加する。
積荷の輸送後などにおいて、積荷を積載することなく輸送用架台1を工場へ回送する際は、台部2は、柱部3を用いることなく、例えば4段に積層されて輸送される。すなわち、複数の台部2が、柱部3と接続されずに鉛直上下方向に直接に積み重ねて積層された状態とされる。このとき、鉛直上方に載置される台部2は、鉛直下方の台部2に設けられたストッパー16の位置決めピン18と、鉛直上方の台部2の下面に設けられたピン用穴19によって固定され、位置ずれが防止される。
輸送用架台1は、例えば10t(トン)トラックに積載されることが想定される場合、図10に示すように、台部2の幅、すなわち、第2長尺材6に対して平行な方向の長さは、トラック30の荷台31の両側辺部に設置された床フック32に干渉しない長さであることが好ましい。床フック32に干渉しない台部2の長さとは、台部2をトラック30の荷台31に積載したとき、床フック32に台部2が当たらない長さであって、かつ、床フック32を用いた固縛作業における作業スペース(数10mm)に台部2が入らない程度の長さであることが好ましい。また、輸送用架台1の台部2の長さ、すなわち、第1長尺材5に対して平行な方向の長さは、トラック30の荷台31の長手方向長さより短い長さである。
また、輸送用架台1は、貨物輸送用船舶40(例えば内航船)に積載されることが想定される場合、図11に示すように、台部2の奥行き、すなわち、第1長尺材5に対して平行な方向の長さは、貨物輸送用船舶40の収容室41の幅よりも短い長さである。これにより、貨物輸送用船舶40の収容室41の幅方向に対して、輸送用架台1の長手方向が平行になるように、輸送用架台1を収容できる。これにより、例えば貨物輸送用船舶40の収容室41において、収容室41の長手方向端部に一又は複数の輸送用架台1を設置することができる。また、収容室41において、輸送用架台1と並列に、例えば、2つの輸送用架台1の間に、例えばタービン等の大型貨物50を積載できることから、空きスペースを低減して効率よく積載ができる。
以上、本実施形態によれば、1本の第1長尺材5と1本の補強材8の間に、補強材9が第1長尺材5の長さ方向に沿って複数本設置されることから、台部2の側端部領域における剛性が、台部2の中間部領域の剛性よりも高く、比較的重量の大きい積荷を積載した場合でも台部2の撓み量を低減でき、台部2の各部材の板厚などサイズを下げて軽量化とすることが可能となる。
したがって、台部2に対して、比較的重量の大きい火力発電プラントの建設資材である配管や継手等を積載することができる。また、複数の台部2を鉛直上下方向に積層して積荷を輸送する場合に、鉛直上方の台部2の自重と台部2に載置される積荷の荷重を、柱部3を介して鉛直下方の台部2の側端部領域で支持するため、荷重がかかる側端部領域の剛性をより高めることができる。
また、陸上輸送時において、トラックの到着前に時間に余裕があるときに積み付け作業が事前に対応することができ、トラックの到着までの作業者の待ち時間を低減できることから、作業効率が向上する。また、船舶輸送時や、高さが低い積荷の際の陸上輸送時には、台部2を積層して2段の台部2で積荷を輸送できることから、輸送効率を向上させることができる。さらに、工場や現地での建設資材の保管時においても、台部2を積層しておくことで、建設資材の占有スペースを低減できる。またさらに、積荷を載置せず輸送用架台1を回送するとき、柱部3を用いずに、例えば4段に台部2を積み重ねて積層することができ、回送回数を減らして、輸送コストを低減できる。
上記実施形態において、柱部3が、台部2に対して着脱可能な構成を有する場合について説明したが、本考案はこの構成に限定されない。すなわち、柱部3が台部2に対して回動自在にピン(図示せず。)によって接合されてもよい。これにより、ピンの軸周りに柱部3が回動することによって、柱部3を第1長尺材5と同一面に収納できる。これにより、柱部3の着脱作業が不要になり、作業の効率化を図ることができる。また、柱部を取り外さないので柱部の別保管も不要となる。
また、上述した実施形態において、斜材4が、柱部3に対して着脱可能な構成を有する場合について説明したが、本考案はこの構成に限定されない。すなわち、斜材4が柱部3に対して回動自在にピン(図示せず。)によって接合されてもよい。これにより、ピンの軸周りに斜材4が回動することによって、斜材4を柱部3と同一面に収納できる。これにより、斜材4の着脱作業が不要になり、作業の効率化を図ることができる。また、斜材を取り外さないので斜材の別保管も不要となる。
1 :輸送用架台
2 :台部
3 :柱部
4 :斜材
4A :斜材
4B :斜材
5 :第1長尺材
6 :第2長尺材
7 :補強材
8 :補強材
9 :補強材
10 :隅板
11 :リブ
12 :柱部差込口
13 :プレート材
14 :プレート材
15 :吊り金具
16 :ストッパー
17 :基部
18 :位置決めピン
19 :ピン用穴
21 :取っ手部
22 :斜材固定材
23 :ラッシング用金具
30 :トラック(車輛)
31 :荷台
32 :床フック
40 :貨物輸送用船舶
41 :収容室
50 :大型貨物

Claims (19)

  1. 複数の長尺状部材が格子状に組み合わされて構成された台部を備え、
    前記台部の長手方向に沿う側端部領域には、前記台部の中間部領域よりも長尺状部材が多く配置され、
    前記台部の長手方向に沿う側端部領域における剛性が、前記台部の中間部領域の剛性よりも高い構成を有することを特徴とする輸送用架台。
  2. 前記台部は複数からなり、
    前記台部の側端部で接続され、前記台部に対して垂直方向に設置される柱部を備え、
    前記複数の台部が鉛直上下方向に積層され、
    前記複数の台部のうち一の前記台部の下面は、他の前記台部に設置された前記柱部の鉛直上部側の一端と接続されて、
    前記台部は、前記柱部と接続される前記台部の側端部領域における剛性が、前記台部の中間部領域の剛性よりも高い構成を有することを特徴とする請求項1に記載の輸送用架台。
  3. 前記台部の側端部領域には、互いに直交する2本の長尺部材の接続部分近傍において少なくとも一つの板状部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の輸送用架台。
  4. 前記台部と前記柱部の一方に凸部、他方に前記凸部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の輸送用架台。
  5. 前記凹部は、前記台部において、前記台部の一の側辺よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の輸送用架台。
  6. 前記凸部は、先端側に向けて先細りのテーパー形状を有することと、前記凹部は開口側が広いテーパー形状を有することの少なくともいずれか一方を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の輸送用架台。
  7. 前記台部と前記柱部のそれぞれに対して斜め方向に設けられ、前記台部と前記柱部とに結合される斜材を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の輸送用架台。
  8. 前記台部の一の側辺に対して平行に設けられる一の前記斜材と、前記一の側辺に直交する他の側辺に対して平行に設けられる他の前記斜材とを有することを特徴とする請求項7に記載の輸送用架台。
  9. 前記斜材は、一端側が前記台部又は前記柱部に対して着脱可能であり、他端側が前記柱部又は前記台部に対して回動可能であることを特徴とする請求項7又は8に記載の輸送用架台。
  10. 前記台部には、前記長手方向に沿う一の側辺において4箇所以上に吊り金具が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の輸送用架台。
  11. 前記台部に載置される積荷を載置しないとき、前記複数の台部が、前記柱部と接続されずに鉛直上下方向に直接積み重ねて積層された状態とされ、
    前記複数の台部のうち鉛直下方に位置する前記台部には鉛直上方に突出した位置決めピンが設置され、
    前記台部の鉛直上方に直接積層される他の前記台部の下面には、前記位置決めピンが挿入されるピン用穴が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の輸送用架台。
  12. 前記位置決めピンは、前記台部において複数本設置され、複数本の前記位置決めピンのうち1本が他の前記位置決めピンよりも長いことを特徴とする請求項11に記載の輸送用架台。
  13. 前記位置決めピンは、先端側に向けて先細りのテーパー形状を有することと、前記ピン用穴は、開口側が広いテーパー形状を有することの少なくともいずれか一方を有することを特徴とする請求項11又は12に記載の輸送用架台。
  14. 前記位置決めピンの鉛直上方には、開閉可能なカバー部が設置され、前記台部の鉛直上側に他の前記台部が積層されていないときは、前記カバー部が閉鎖可能であり、前記カバー部は、前記位置決めピンを覆うように設けられることを特徴とする請求項11又は12に記載の輸送用架台。
  15. 前記台部は、一の側辺が、前記一の側辺に直交する他の側辺よりも長く、
    前記他の側辺は、車輌の荷台の両側辺部に設置された床フックに干渉しない長さであり、前記一の側辺が前記荷台の長手方向長さより短い長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載の輸送用架台。
  16. 前記台部は、一の側辺が、前記一の側辺に直交する他の側辺よりも長く、前記一の側辺は、貨物輸送用船舶の収容室の幅よりも短い長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載の輸送用架台。
  17. 前記柱部には前記柱部を前記台部に接続する際に、作業者が把持可能な取っ手部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の輸送用架台。
  18. 前記柱部は、前記柱部の一端が前記台部に対して回動可能に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の輸送用架台。
  19. 前記柱部は、異なる長さの種類のうち一つの種類が選択されていることを特徴とする請求項2に記載の輸送用架台。

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