JP3209460B2 - スプラインチャンファ部成形装置 - Google Patents

スプラインチャンファ部成形装置

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JP3209460B2
JP3209460B2 JP01382193A JP1382193A JP3209460B2 JP 3209460 B2 JP3209460 B2 JP 3209460B2 JP 01382193 A JP01382193 A JP 01382193A JP 1382193 A JP1382193 A JP 1382193A JP 3209460 B2 JP3209460 B2 JP 3209460B2
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均 中井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状のワーク(例え
ば、自動車用歯車変速機のギヤクラッチにおけるスリー
ブとなるもの)の内周に予め形成した内スプラインの両
端部にチャンファ部を形成するスプラインチャンファ部
成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−11241号公報には、環状
のワークの内周に内スプラインを形成するスプライン形
成部とこれの一端部に一体的に形成されて内スプライン
の一端部にチャンファ部(歯面取り)を形成するチャン
ファ形成部を有する下型と、環状のワークを下型に対し
て加圧する加圧手段を備えた成形装置(冷間鍛造装置)
が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の装置に
おいては、内スプラインの一端部にチャンファ部を形成
することはできても、内スプラインの両端部にチャンフ
ァ部を形成することはできないため、内スプラインの両
端部にチャンファ部を形成する必要がある場合には、内
スプラインの他端部にチャンファ部を後加工にて形成す
る必要がある。なお、上下とも同じ形状の型を用いて内
スプラインとその両端部にチャンファ部を形成すること
も可能であるが、この場合には上型と下型がぶつかる箇
所(ワーク内周の中央付近)に余肉が発生して、これを
取り除くための後加工が必要であり、製作コストアップ
となる。本発明は、上記した問題に対処すべくなされた
ものであり、ワーク内周の内スプラインの両端部に後加
工を必要としないでチャンファ部を形成することが可能
な成形装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために、環状ワークの内周に予め形成した内
スプラインの下部と嵌合するスプライン部とこのスプラ
イン部の下端部位に一体的に形成されて前記ワークの内
スプラインの一端部にチャンファ部を形成するチャンフ
ァ形成部を有する下型と、前記ワークの内スプラインの
上部と嵌合するスプライン部とこのスプライン部の上端
部位に一体的に形成されて前記ワークの内スプラインの
他端部にチャンファ部を形成するチャンファ形成部を有
する上型を備えて、前記下型に対して前記上型を加圧
るように構成したスプラインチャンファ部成形装置にお
いて、前記下型のスプライン部に前記ワークの内スプラ
インを嵌合した状態にて同ワークの内スプラインの上部
に前記上型のスプライン部が嵌合するのに先立って互い
に嵌合する軸方向のガイドと周方向の回り止めを前記下
型の上端部分と上型の下端部分に形成したことを特徴と
するスプラインチャンファ部成形装置を提供するもので
ある。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による成形装置において
は、ワークをその内スプラインの下部が下型のスプライ
ン部に嵌合するようにして入れ、またワークの内スプラ
インの上部に上型のスプライン部を嵌合させて上型を下
型に対して加圧すると、下型のチャンファ形成部によっ
てワークの下端部にチャンファ部が加工形成されると同
時に、上型のチャンファ形成部によってワークの上端部
にチャンファ部が加工形成される。したがって、ワーク
内周の内スプラインの両端部に後加工を必要としないで
チャンファ部を形成することができる。また、本発明に
よる成形装置は、ワークの内周に予め形成した内スプラ
インの両端部にチャンファ部を形成するものであるた
め、小型の成形装置でも加工できて設備コストを低減で
きるとともに、上型,下型への負担が小さくて型の寿命
が向上する。さらに、本発明による成形装置において
は、下型のスプライン部にワークの内スプラインを嵌合
した状態にて同ワークの内スプラインの上部に上型のス
プライン部が嵌合するのに先立って互いに嵌合する軸方
向のガイドと周方向の回り止めを下型の上端部分と上型
の下端部分に形成したことにより、簡単な構造によって
上型と下型の回転方向の位相ずれを的確に防止すること
ができる。 また、前記上型の下降時に前記下型の上端面
に当接して前記上型の下型に対する移動量を規定するス
トッパを前記上型に設けた場合には、ワークの軸方向の
厚み精度を確保することができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明によるスプラインチャンファ部
成形装置(冷鍛加工機)を概略的に示していて、この成
形装置は、環状ワークWの内周に予め冷鍛加工にて形成
した内スプラインW1の両端部にそれぞれチャンファ部
を形成するものであり、下型11と上型21を備えてい
る。
【0007】下型11は、図1〜図4にて示したよう
に、ワークWの内スプラインW1の下部と嵌合するスプ
ライン部11aと、このスプライン部11aの下方部位
に一体的に形成されてワークWにおける内スプラインW
1の一端部にチャンファ部を形成するチャンファ形成部
11bを有するとともに、上型21が嵌合する軸方向の
ガイド11c及び周方向の回り止め11dと、ノックア
ウトピン12が嵌合する溝11eを有していて、プレー
ト13,バッキングプレート14,ダイスインナー1
5,ダイスアウター16,リング17等とともにプレス
機のベースに組付けられている。なお、ダイスインナー
15はダイスアウター16内に圧入されていて一体とさ
れている。また、バッキングプレート14及びダイスイ
ンナー15と下型11間には、ノックアウトスリーブ1
8が上下動可能に組付けられていて、ノックアウトピン
12によって上下動されるようになっている。
【0008】上型21は、図1及び図5〜図7にて示し
たように、ワークWの内スプラインW1の上部と嵌合す
るスプライン部21aと、このスプライン部21aの上
方部位に一体的に形成されてワークWにおける内スプラ
インW1の他端部にチャンファ部を形成するチャンファ
形成部21bを有するとともに、下型11に嵌合する
方向のガイド21c及び周方向の回り止め21dを有し
ていて、ストッパ22,リング23等とともにプレス機
のラムに組付けられている。
【0009】上記のように構成した本実施例の成形装置
においては、ワークWをその内スプラインW1の下部が
下型11のスプライン部11aに嵌合するようにして入
れ、またワークWの内スプラインW1の上部に上型21
のスプライン部21aを嵌合させて上型21を下型11
に対して加圧すると、図1の右半分にて示したように上
型21の一部が下型11の一部に嵌合して、下型11の
チャンファ形成部11bによってワークWの下端部にチ
ャンファ部が加工形成されると同時に、上型21のチャ
ンファ形成部21bによってワークWの上端部にチャン
ファ部が加工形成される。したがって、ワーク内周の内
スプラインW1の両端部に後加工を必要としないでチャ
ンファ部を形成することができる。また、この成形装置
では、ワークWの内周に予め形成した内スプラインW1
の両端部にチャンファ部を形成するものであるため、小
型の成形装置でも加工できて設備コストを低減できると
ともに、上型21,下型11への負担が小さくて型の寿
命が向上する。
【0010】なお、上型21の下型11に対する移動量
はストッパ22の下型11上面への当接により規定され
るようになっていてワークWの厚み精度が確保されてお
り、またワークWの内スプラインW1の上部に上型21
のスプライン部21aが嵌合するのに先立って上型21
が下型11と軸方向のガイド及び周方向の回り止めにて
嵌合して両型の回転方向の位相ずれが防止されるように
なっている。また、上型21の上動後にノックアウトピ
ン12が上動してノックアウトスリーブ18によってワ
ークWが持ち上げられて下型11から外されるようにな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスプラインチャンファ部成形装
置の一実施例を概略的に示す縦断正面図である。
【図2】 図1に示した下型の拡大正面図である。
【図3】 同上面図である。
【図4】 下型の部分拡大図である。
【図5】 図1に示した上型の拡大正面図である。
【図6】 同底面図である。
【図7】 上型の部分拡大図である。
【符号の説明】
11…下型、11a…スプライン部、11b…チャンフ
ァ成形部、21…上型、21a…スプライン部、21b
…チャンファ成形部、W…ワーク、W1…内スプライン
部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状ワークの内周に予め形成した内スプ
    ラインの下部と嵌合するスプライン部とこのスプライン
    部の下端部位に一体的に形成されて前記ワークの内スプ
    ラインの一端部にチャンファ部を形成するチャンファ形
    成部を有する下型と、前記ワークの内スプラインの上部
    と嵌合するスプライン部とこのスプライン部の上端部位
    に一体的に形成されて前記ワークの内スプラインの他端
    部にチャンファ部を形成するチャンファ形成部を有する
    上型を備えて、前記下型に対して前記上型を加圧するよ
    うに構成したスプラインチャンファ部成形装置におい
    て、 前記下型のスプライン部に前記ワークの内スプラインを
    嵌合した状態にて同ワークの内スプラインの上部に前記
    上型のスプライン部が嵌合するのに先立って互いに嵌合
    する軸方向のガイドと周方向の回り止めを前記下型の上
    端部分と上型の下端部分に形成したことを特徴とするス
    プラインチャンファ部成形装置。
  2. 【請求項2】 前記上型の下降時に前記下型の上端面に
    当接して前記上型の下型に対する移動量を規定するスト
    ッパを前記上型に設けたことを特徴とする請求項1に記
    載のスプラインチャファ部成形装置。
JP01382193A 1993-01-29 1993-01-29 スプラインチャンファ部成形装置 Expired - Lifetime JP3209460B2 (ja)

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JPH06226393A JPH06226393A (ja) 1994-08-16
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