JP3208596U - 靴下 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、踵の前部を伸ばし、その先に伸縮性を抑えた編地を配することにより、後処理工程を必要とせず着用時における窮屈感が少なく、踵ポケットのホールド性能を高めた靴下を提供する。【解決手段】脚部2、踵部3、甲部4Aおよび足底部よりなる足部4、つま先部5より編成される靴下は、踵部3に、編目の増減による踵ポケットに連設して、編目を減じて編成する踵前編目減部3cを有し、足部4の足底部は、編目減部3cに隣接した低伸縮組織による低伸縮部4bを配設した構成を具備している。【選択図】図3
Description
本考案は、靴下、特に紳士用の通称ドレスソックス、ビジネスソックスに関する。
一般的にドレスソックスはビジネススタイルのファッションに合うようデザインされており、薄手で膝までの長め丈を有し、ふくらはぎの上部にフットする構成となっている。
薄手のドレスソックスは、通常はハイゲージで伸縮性の小さな素材を使用し、編目の増減だけで踵形状(ポケット)を形成しているが、足のかかと形状にぴったりとフィットし難く、履き心地の悪い欠点があった。
そのため、度目設定などで足首巾、足巾の開き設定を小さくするなど、設計変更を行っているが、足首巾、足巾を小さくしすぎると着用時に窮屈感の強い靴下(ソックス)となってしまった。
薄手のドレスソックスは、通常はハイゲージで伸縮性の小さな素材を使用し、編目の増減だけで踵形状(ポケット)を形成しているが、足のかかと形状にぴったりとフィットし難く、履き心地の悪い欠点があった。
そのため、度目設定などで足首巾、足巾の開き設定を小さくするなど、設計変更を行っているが、足首巾、足巾を小さくしすぎると着用時に窮屈感の強い靴下(ソックス)となってしまった。
また、薄地で伸縮性が良く履きやすくずれ落ちにくい紳士用ビジネスソックスが、下記特許文献1に開示されている。このソックスは選択した細い編み糸で度目を粗く編成した後に、熱処理により収縮させる構成となっている。
そこで、本考案は、踵の前部を伸ばし、その先に伸縮性を抑えた編地を配することにより、後処理工程を必要とせず着用時における窮屈感が少なく、踵ポケットのホールド性能を高めた靴下を提供する。
本考案の脚部、踵部、甲部および足底部よりなる足部、つま先部よりなる靴下において、前記踵部は、編目の増減による踵ポケットに連設して、編目を減じて編成する踵前編目減部を有し、前記足部の足底部は、前記編目減部に隣接した低伸縮組織による低伸縮部を配設した構成を具備している。
あるいは、編目を減増して構成する踵前編目減増部を有している。
あるいは、編目を減増して構成する踵前編目減増部を有している。
ここで、低伸縮部は、ニット組織(平織)と低伸縮組織を1ウエールごとに配設した構成、または、ニット組織(平織)の後に低伸縮組織を2目配設した構成である。
前記低伸縮組織は、ミス編み(フロート編み)、あるいはタック編みであることを特徴とする。
前記低伸縮組織は、ミス編み(フロート編み)、あるいはタック編みであることを特徴とする。
本考案は、ドレスソックスなどの薄手の靴下において、踵ポケットから爪先方向前部に台形状の編目減部、又は編目減増部を配設して、踵ポケットの前部に余裕を持たせるとともに、踵前編目減・減増部に連続して、足底部には巾方向(コース方向・靴下甲方向)への伸縮性を抑えた編地(低伸縮部)を配して踵ポケットのホールド性を高めている。この低伸縮部は足底長さ方向(ウエール方向)への伸長も小さくしているが、編目減部、又は編目減増部が靴下長さ方向への伸びの減少を補い、足部甲側と足底側への伸長性能のバランスを調整し、着用時の窮屈感を解消させている。
このように、本考案の靴下は、着用時における窮屈感が少なく、踵ポケットの保持性能が良い薄手でファッション性を有し、ビジネススタイルへの対応も良好な靴下を、編成により構成できる。
このように、本考案の靴下は、着用時における窮屈感が少なく、踵ポケットの保持性能が良い薄手でファッション性を有し、ビジネススタイルへの対応も良好な靴下を、編成により構成できる。
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本考案の靴下10の側面図を示す。
靴下10は、丸編み靴下機で編成している。靴下10は、口編部1、脚部2、踵部3、足部4、爪先部5で編成されている。足部4は、靴下を履いたとき、足の甲を被覆する甲部4Aと足底を被覆する足底部4Bを有している。
靴下10は、丸編み靴下機で編成している。靴下10は、口編部1、脚部2、踵部3、足部4、爪先部5で編成されている。足部4は、靴下を履いたとき、足の甲を被覆する甲部4Aと足底を被覆する足底部4Bを有している。
口編部1は適宜伸縮性を有する組織で編み機全針を用いて、筒状に適宜長さを編成する。
脚部2は、口編部1に連続して全針を用いて筒状に、例えば畝編みにより編成し、その長さは長靴下(膝丈まで)の寸法とする。
なお、靴下の脚部の長さは、ふくらはぎ丈、足首丈など、適宜長さとすることができる。
脚部2から足部4の甲部4Aは、脚部2の編成、例えば畝編みを連続して編成する。
踵部3は足甲部を編成する編針を休ませて編成し、踵部(踵ポケット)編成後に足部4を編成する。
脚部2は、口編部1に連続して全針を用いて筒状に、例えば畝編みにより編成し、その長さは長靴下(膝丈まで)の寸法とする。
なお、靴下の脚部の長さは、ふくらはぎ丈、足首丈など、適宜長さとすることができる。
脚部2から足部4の甲部4Aは、脚部2の編成、例えば畝編みを連続して編成する。
踵部3は足甲部を編成する編針を休ませて編成し、踵部(踵ポケット)編成後に足部4を編成する。
踵部3、足部4は図2、図3を参照して説明する。
図2は踵部3、足部4の編成の説明図、図3は図1に示した靴下10を編成するための設計図である。図3の横幅は丸編み機の一周分を展開して表しており、符号BCは靴下の後足底中心線、符号FCは靴下の前足甲部中心線になる箇所を示す。
図2は踵部3、足部4の編成の説明図、図3は図1に示した靴下10を編成するための設計図である。図3の横幅は丸編み機の一周分を展開して表しており、符号BCは靴下の後足底中心線、符号FCは靴下の前足甲部中心線になる箇所を示す。
踵部3の編成は脚部2の編成に連続して編成する。後ろ中心線BCから等距離、コース幅Hにおいて編成し、他の編針は休止している。コース幅Hにおいて任意のコースごとに編み地両端の編み幅を減じて第1の台形編地3aを編成する。以後編み幅を増加して第2の台形編地3bを編成する。第2の台形編地3bは第1の台形編地3aと頂辺を同じくする。第1の台形編地3aの最初のコース幅Hと等しくなるまで編成する。
引き続き踵最終コースに連続して編目を減じて踵前編目減部3cを形成する。
引き続き踵最終コースに連続して編目を減じて踵前編目減部3cを形成する。
足部4は、踵部3編成時に休んでいた編み針全針を作動させて、編成する。
足部4は脚部2に連続して編成される甲部4A、幅Hに編成される足底部4Bよりなる。足底部4Bは、低伸縮部4b、平編足部4cの順に編成されている。
低伸縮部4bは、踵前編目減部3cに隣接してコース幅Hにおいて足底部4Bに形成される。低伸縮部4bはフロート組織、あるいはタック組織などを用いた低伸縮組織により形成される。例えば、1コース毎、1ウエール毎にフロート編み、またはタック編みを編み込んでいる。
足部4は脚部2に連続して編成される甲部4A、幅Hに編成される足底部4Bよりなる。足底部4Bは、低伸縮部4b、平編足部4cの順に編成されている。
低伸縮部4bは、踵前編目減部3cに隣接してコース幅Hにおいて足底部4Bに形成される。低伸縮部4bはフロート組織、あるいはタック組織などを用いた低伸縮組織により形成される。例えば、1コース毎、1ウエール毎にフロート編み、またはタック編みを編み込んでいる。
低伸縮組織の編成組織を模式的に示すと、低伸縮部4bの構成として、図4(A)に示すように、1コース毎、1ウエール毎にニット(平)編み(○印)とミス(フロート)編み(−印)を交互に切り替えた組織で構成する。あるいは、1コース毎、1ウエール毎にニット(平)編み(○印)とタック編み
を交互に切り替えた組織で構成する。
または、図4(B)に示すように、ニット(平)編み(○印)後にミス(フロート)編み(−印)を二目配し、3コースで一巡する組織で構成する。あるいは、ニット(平)編み(○印)後にタック編み
を二目配し、3コースで一巡する組織で構成する。
低伸縮部4bは適宜長さh、ほぼ足底寸法の1/4〜1/3程度編成される。
を交互に切り替えた組織で構成する。
または、図4(B)に示すように、ニット(平)編み(○印)後にミス(フロート)編み(−印)を二目配し、3コースで一巡する組織で構成する。あるいは、ニット(平)編み(○印)後にタック編み
を二目配し、3コースで一巡する組織で構成する。
低伸縮部4bは適宜長さh、ほぼ足底寸法の1/4〜1/3程度編成される。
このように形成される低伸縮部4bは、フロート編み、タック編みなどによりコース方向への伸縮性が小さくなり、足巾(コース)方向への靴下の伸長が抑制され、足底の踵部分(ポケット)のホールド性能が高まる。また、低伸縮部4bは、靴下長さ方向への伸長も小さいけれど抑制するが、踵前編目減部3cが伸びの減少を補っている。
低伸縮部4bに隣接して平編みによる平編足部4cと、例えば畝編みによる足甲部4Aを連続形成する。
そして、足部4に連続して平編みにより爪先部5を編成する。
低伸縮部4bに隣接して平編みによる平編足部4cと、例えば畝編みによる足甲部4Aを連続形成する。
そして、足部4に連続して平編みにより爪先部5を編成する。
この実施の形態例では、踵ポケットの最終コースに隣接して足底部の低伸縮部を編成しているが、靴下のサイズや形状によっては、数コース足底部を編成した後に低伸縮部を配設しても良い。
本考案の靴下10は、踵部3と足部4の間に踵前編目減部3cを介在させているので、踵ポケットの前部に余裕部分が形成され、着用時における窮屈感が減少される。また、踵前編目減部3cに連続した低伸縮部4bが、靴下巾(コース)方向への伸長を抑制して、踵のホールド性能を高めることが出来る。さらに、低伸縮部4bは小さいけれども靴下長さ(ウエール)方向への延びも抑制するが、踵前編目減部3cが低伸縮部4bの足底長さ方向への伸びの減少を補い、靴下巾方向と長さ方向の伸長性能のバランスを調整し、着用時の窮屈感を解消させている。
本考案の靴下10は、踵部3と足部4の間に踵前編目減部3cを介在させているので、踵ポケットの前部に余裕部分が形成され、着用時における窮屈感が減少される。また、踵前編目減部3cに連続した低伸縮部4bが、靴下巾(コース)方向への伸長を抑制して、踵のホールド性能を高めることが出来る。さらに、低伸縮部4bは小さいけれども靴下長さ(ウエール)方向への延びも抑制するが、踵前編目減部3cが低伸縮部4bの足底長さ方向への伸びの減少を補い、靴下巾方向と長さ方向の伸長性能のバランスを調整し、着用時の窮屈感を解消させている。
なお、踵ポケットの踵前編目減部は、図5に示すように、編目を減し、そののち、編目を増して、踵前編目減増部3dを形成する場合もある。
この実施例においては、踵ポケットがより丸く形成でき、余裕部分と伸長抑制部の効果を高めることが出来る。
この実施例においては、踵ポケットがより丸く形成でき、余裕部分と伸長抑制部の効果を高めることが出来る。
1 口編み部
2 脚部
3 踵部
3a 第1の台形編地
3b 第2の台形編地
3c 踵前編目減部
4 足部
4A 足甲部
4B 足底部
4b 低伸縮部
4c 平編足部
5 爪先部
2 脚部
3 踵部
3a 第1の台形編地
3b 第2の台形編地
3c 踵前編目減部
4 足部
4A 足甲部
4B 足底部
4b 低伸縮部
4c 平編足部
5 爪先部
Claims (5)
- 脚部、踵部、甲部および足底部よりなる足部、つま先部より編成される靴下において、
前記踵部は、編目の減増による踵ポケットに連設して、編目を減じた踵前編目減部を有し、前記足部の足底部は、前記編目減部に隣接した低伸縮組織による低伸縮部を配設してなる靴下。 - 脚部、踵部、甲部および足底部よりなる足部、つま先部より編成される靴下において、
前記踵部は編目の減増による踵ポケットに連設して、編目を減増して構成する踵前編目減増部を有し、前記足部の足底部は、前記編目減増部に隣接した低伸縮組織による低伸縮部を配設してなる靴下。 - 前記低伸縮部は、ニット組織と低伸縮組織を1ウエールごとに配設した構成である請求項1または2記載の靴下。
- 前記低伸縮部は、ニット組織の後に低伸縮組織を2目配設した構成である請求項1または2記載の靴下。
- 前記低伸縮組織は、ミス編み、フロート編み、あるいはタック編みであることを特徴とする請求項1ないし4記載の靴下。
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JP2016005423U JP3208596U (ja) | 2016-11-10 | 2016-11-10 | 靴下 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019052407A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | 浙江鵬飛針織有限公司Zhejiang Flyeagle Knitting Co., Ltd. | 快適な脱落防止靴下およびその編成方法 |
CN110446807A (zh) * | 2018-02-26 | 2019-11-12 | 丸红株式会社 | 袜子 |
-
2016
- 2016-11-10 JP JP2016005423U patent/JP3208596U/ja active Active
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