JP3208031B2 - 電力ケーブル導体の接続装置 - Google Patents

電力ケーブル導体の接続装置

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JP3208031B2
JP3208031B2 JP31569094A JP31569094A JP3208031B2 JP 3208031 B2 JP3208031 B2 JP 3208031B2 JP 31569094 A JP31569094 A JP 31569094A JP 31569094 A JP31569094 A JP 31569094A JP 3208031 B2 JP3208031 B2 JP 3208031B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧電力ケーブルの中
間接続部におけるケーブル導体の接続構造に関し、特
に、ケーブル接続部の構成を簡素化して、接続作業を迅
速に行い得るようにするとともに、補強絶縁体に対して
挿入したケーブル端部の導体接続子部材を、高圧シール
ド電極との間で係止手段を用いて固定保持させることに
より、接続部の信頼性と耐久性を向上させ得る電力ケー
ブル導体の接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル等の電力ケーブルの中間接
続法として、従来より銅あるいはアルミニウムからなる
導体接続管にケーブル導体を挿入し、圧縮して接続する
方法と、ケーブル導体の先端部に導体接続子を固定して
配置し、前記導体接続子を導体継手に挿入する方式を用
いるいわゆるスリップオン型の導体接続法が用いられて
いる。前記2つの接続法において、圧縮接続方式は、ケ
ーブル導体の電気的な接続を確実にし、接続部の外形が
大きくならないという利点があり、従来より最も多く使
用されている接続法である。しかしながら、前記圧縮接
続方式を用いる場合には、接続後は位置が完全に固定さ
れてしまうという問題がある他に、特に大サイズのケー
ブルの場合には、導体接続管の両側から2本のケーブル
導体を対向させて挿入する際に、ケーブルを曲げて位置
決めするために手間を多く必要とする等の問題がある。
【0003】これに対して、スリップオン型の導体接続
法においては、2つのケーブル先端部を各々独立して処
理することができ、最終的には、導体の先端部に取り付
けた導体接続子を接続部本体に挿入・嵌合するのみで、
容易に接続部を形成することができるという利点を発揮
することが可能である。しかし、前記スリップオン型の
接続法では、圧縮型に比べて通電性および引っ張り強度
において劣るために、その導電体の接触のための方法
と、引き抜け防止のロック機構を含む導体接続部の固定
方法に多くの工夫がなされている。前記スリップオン方
式の接続部としては、例えば、特開平6−153371
号公報において、従来例として示されるような接続法が
用いられている。前記従来例の接続法では、図14に示
されるような構成が用いられているものであり、接続す
る2本のケーブルの導体の接続端部に対して、それぞ
れ銅製の導体接続子3を固定して設けている。前記導体
接続子3では、ケーブル側に大径の圧縮部を配置し、前
記圧縮部の中心部にケーブル導体を挿入する開口部を設
けて導体2を挿入して圧縮し、導体と導体接続子との導
通性を得るようにしている。
【0004】前記導体接続子3の先端部には、挿入頭部
材4を突出させて設けており、前記挿入頭部材4を導体
継手10に挿入した状態で、頭部5の係止段部6を導体
継手10の係止段部12に係止させ、導体継手に対する
導体接続子の固定を行うようにしている。前記導体接続
子を挿入する導体継手10は、多数の幅の狭い短冊状の
部材10a……を略環状に配置しており、その周囲にリ
ング状バネ14……を配置して、外側から締め付けるよ
うに構成している。また、略環状に構成された導体継手
部材10aの各々の内面には凹部11を設けており、前
記凹部11により形成される大径の中空部に、導体接続
子の挿入頭部材4を収容させるようにしている。
【0005】前述したような導体接続子を、接続する他
方のケーブル導体に対しても一体に固定し、2つのケー
ブルの接続端部に設けた導体接続子を、導体継手10に
対してそれぞれ挿入して固定することにより、接続部を
形成することができる。そして、前記導体継手に接続さ
れる導体接続子を用いて、両ケーブルの電気的な導通を
得ることができるとともに、ケーブルに加えられる引っ
張り方向の力に対応させて、固定保持の作用を発揮させ
ることができる。また、前記電力ケーブル用接続装置
は、電力ケーブルの終端接続部にも用いられており、一
方の導体接続子3aをあらかじめ導体継手10に組み合
わせておき、後で、他方の導体接続子3を挿入して接続
を行うことができる。そして、前述したようにしてケー
ブルの接続を行った後で、その周囲を絶縁部材で被覆し
て、固定保持させるようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記図14
に示されたように、導体継手10に対してケーブルの接
続端部に取り付けた導体接続子3、3aを挿入し、両部
材の係止段部を係止させる機構を用いた場合には、その
接続部にガタが生じるという問題がある。前記図14に
示される例においては、導体接続子3の本体と、頭部5
との間に形成する小径部7に対応させて、導体継手10
の挿入側端部の突部13を位置決めし、双方に設けた係
止段部を係合させる状態で固定保持させるようにしてい
る。しかしながら、前述したような係止手段を用いる場
合に、前記導体接続子の小径部に対して、導体継手10
の突部13の長さを、余分に設定することが必要であ
り、導体継手10に対して導体接続子3を挿入して固定
した部分にガタが残るという問題がある。
【0007】また、前記導体継手10に対して導体接続
子3を挿入する際には、挿入頭部材4の大径部としての
頭部5が、導体継手10の突部13を押し広げる状態で
侵入し、その後で、前記突部13が導体接続子の小径部
に位置する状態で、再び閉じるようにされる。したがっ
て、前記電力ケーブル用接続装置においては、各部材の
係止段部の組み合わせ位置にガタが大きく残ることにな
る。そして、前記接続部においては、導体接続子と導体
継手との間の引っ張りに対しては、双方の係止段部で係
止されている部分だけが、そのケーブルに付与される応
力を負担しているのであり、前記導体接続子と導体継手
とが銅製の部材であることから、引っ張り力に対して
は、比較的強度が小さいという問題もある。
【0008】前述したような問題を解消するために、例
えば、図15に示すような接続部を構成することも考え
られる。前記図15に示される導体接続部では、ケーブ
ル導体の接続端部に対して、導体接続子50を固定する
構成は、前記図14の場合と同様にして行われるもの
で、導体2の接続端部を導体接続子50の開口部に挿入
し、圧縮部を圧縮して固定する。また、対向するケーブ
ル導体2aに対しても、導体接続子50aを取り付けて
いる。前記導体接続子は、銅製部材として構成されてい
るもので、導体接続子の一方の端部にはケーブル導体2
を挿入する部材を、他方の端部には、導体継手10に挿
入するための挿入先端部51、51aを、略円筒状に構
成している。
【0009】前記導体接続子を両側から挿入して保持す
るための導体継手10では、内面を円筒状の挿入先端部
が挿入される平滑名内面の形状のものとして構成し、従
来の装置の場合のように、凹凸を設けて係止保持させる
機構を設けていない。また、前記導体継手10は、従来
の接続部の場合と同様に、銅製の短冊状の部材を組み合
わせて円筒状に形成されているもので、その周囲にリン
グ状バネ14を複数配置して、挿入された挿入先端部を
外側から締め付け、導体接続子を固定保持させるように
する。そして、前記導体継手と導体接続子との間では、
電気的な導通のみを得ることができるようにされるが、
ケーブルに付与される聴力は、後述する接続部材25に
より負担させるようにしている。
【0010】前記導体接続子に設ける接続部材は、導体
接続子の挿入先端部51、51aのそれぞれに設けた凹
孔52、52aに対して、挿入側接続子53と係止側接
続子56とをねじ込んで取り付けており、前記接続部材
を構成する2つの部材は、鉄等のように、強度の大きな
材料を用いて構成することができる。そして、一方の導
体接続子50に設けた挿入側接続子53のヘッド部材5
4を、他方の導体接続子50aに設けた係止側接続子5
6の挿入孔57に挿入し、前記ヘッド部材の先端部に設
けたピン部材55を、係止側接続子56の挿入孔57の
段部58に係止させることにより、導体継手に挿入され
た導体接続子の頭部の接続を行うようにする。
【0011】前記接続部材では、一方の導体接続子にね
じ込んで固定保持される挿入側接続子53は、略円筒状
のものとして構成されるもので、外周部には外側ネジを
設けており、円筒状の本体の先端部に、テーパ部を介し
てヘッド部材54を突出させて設けている。また、前記
挿入側接続子53のヘッド部材54には、複数のピン部
材55を放射状に配置し、スプリング等の付勢手段を用
いて前記ピン部材55を突出させる方向に付勢してい
る。そして、前記図15に示される接続部では、導体継
手に2つの導体接続子の挿入先端部51、51aを挿入
して、2つの接続子53、56を相互に固定することに
より、ケーブルの長さ方向の引っ張り力に対抗できるよ
うにすることが可能になる。
【0012】前述したようなケーブル接続部を構成する
場合には、ケーブルに加えられる引っ張り方向の力が非
常に大きな値であっても、前記係止手段により対応させ
ることができる。また、前記図15に示されるようなケ
ーブル接続部を構成する場合には、スリップオン型の接
続部としての利点を十分に発揮することが可能になり、
ケーブルの接続を行う際に、ケーブル本体を大きく曲げ
たりすることが少なく、作業性を良好に発揮することが
可能になる。ところが、前述したような接続手段を設け
る場合には、導体接続子の先端部に配置する挿入および
係止側接続子53、56の構成が複雑であり、部品の数
が多くなる等の問題がある。さらに、前記従来例に示す
接続手段では、各構成部材を精密に加工する必要がある
ために、コストが高くなるという問題があり、より簡単
な構成で、コストを引き下げ得るような接続手段の開発
が望まれているのが現状である。
【0013】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のケーブ
ル接続部を形成する際の問題を解消するもので、ケーブ
ル接続部を形成する際に、補強絶縁体に対して一方のケ
ーブルの先端部を挿入した状態で、他方のケーブルの先
端部を大きく曲げたりせずに挿入することができるとと
もに、ケーブル導体の先端部に配置する導体接続子部材
と、補強絶縁体の内部に配置する高圧シールド電極との
間で固定手段を用いて相互に接続する手段を構成し、ケ
ーブル接続部の信頼性を向上させ得るとともに、ケーブ
ル接続部の形成作業を容易に短時間で行い得るような電
力ケーブル導体の接続装置を提供することを目的として
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、接続するケー
ブルの導体端部に対して対向させる位置に導体接続手段
を配置し、前記2つの導体接続手段の先端部を突き合わ
せる状態で、電気的な接続を行う導体接続部を構成し、
前記導体接続部に対応させて補強絶縁体を配置し、その
外周部に絶縁と保護のための部材を配置して構成するケ
ーブル接続部に関する。本発明の請求項1の発明は、ケ
ーブル導体の先端部を挿入する導体接続子部材には、導
体を挿入する円筒部と、先端部にネジ部を設けたフラン
ジ部と、を設け、前記導体接続子部材のフランジ部に設
けたネジ部を介して、楔部材を導体先端部側から挿入し
て、前記円筒部内で導体を固定し、前記2つの対向する
導体接続子部材を補強絶縁体の内部に両側から挿入し、
前記導体接続子部材の先端部を突き合わせる状態で、高
圧シールド電極を介して電気的な導通を設定するととも
に、前記導体接続子部材と高圧シールド電極との間に導
電性バンド部材を介しての導通設定手段と、前記導体接
続子部材に設けた凹部に対して、高圧シールド電極に設
けたコマ部材を係止させる係止手段と、を設けることを
特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、前記ケーブル導体の先
端部に配置する導体接続子部材と、補強絶縁体の内部に
配置する高圧シールド電極との間で係止固定するための
係止手段を、高圧シールド電極に設けた凹部に対して導
体接続子部材の表面に設けた係止コマ部材を係止させ、
前記2つの導体接続子部材を高圧シールド電極に挿入す
る位置を、高圧シールド電極の長さ方向の中心部に設け
た規制部材により規制することを特徴とする。請求項3
の発明は、前記ケーブル導体の先端部に配置する導体接
続子部材と、補強絶縁体の内部に配置する高圧シールド
電極との間で係止固定するための係止手段を、導体接続
子部材に設けた凹部に対して高圧シールド電極の表面に
設けた係止コマ部材を係止させることにより行うことを
特徴とする。
【0016】
【作用】前述したように構成した本発明の電力ケーブル
導体の接続装置では、接続する2本のケーブルの先端部
を突き合わせる位置で所定の長さに切断し、各ケーブル
の導体を露出させた先端部を円筒状の導体接続子部材に
挿入して、楔部材を導体内部に押し込むことにより固定
する。そして、前記導体接続子部材を取り付けたケーブ
ルを補強絶縁体に挿入する際には、一方のケーブルに対
しては、補強絶縁体を移動させて装着の作業を行うこと
ができ、他方のケーブルは補強絶縁体の半分の長さに対
応させて曲げ作用を行いながら、導体接続子部材を補強
絶縁体の内部に挿入することができるようにする。ま
た、本発明の補強絶縁体では、導体接続子部材を挿入す
る孔の周囲に高圧シールド電極を配置し、前記高圧シー
ルド電極と導体接続子部材との間に固定保持手段を設け
ているので、導体接続子部材を高圧シールド電極の内部
に挿入して、所定の位置まで導体接続子部材が達する
と、固定部材を介して導体接続子部材と高圧シールド電
極とを固定することができ、前記固定部材によりケーブ
ルの長さ方向に加えられる応力に対処させることができ
る。したがって、本発明の導体接続部では、ケーブル導
体の先端部に導体接続子部材を取り付けるとともに、導
体接続子部材と高圧シールド電極の間に固定部材を配置
することにより、高圧シールド電極を介して2つの導体
接続子部材を相互に接続することができる。さらに、前
記導体接続子部材と高圧シールド電極との間に導電性バ
ンド部材を配置して、導電性バンド部材を介して両部材
の間での導通を設定することができるので、補強絶縁体
の内部に配置する高圧シールド電極を介して2本のケー
ブルの導通を設定することが可能である。
【0017】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の電力ケ
ーブル導体の接続装置を説明する。図1に示される例に
おいては、前記図15に示されたケーブル接続部の内部
構造に対応する部分の構成を示しているもので、導体接
続部20は、補強絶縁体40の内部でケーブル1、1a
の導体2、2aの先端部に取り付けた導体接続子部材2
1、21aを、接合部25を介して突き合わせる状態で
接続している。前記補強絶縁体40は、従来よりプレハ
ブ接続部に使用されるものと同様に、ゴム・プラスチッ
ク材料によりコーン形状の部材として構成されたものを
用いており、その外表面部には半導電層43が一体に被
覆されており、内部に円筒状の高圧シールド電極41を
配置し、前記高圧シールド電極41の外側の面には、導
電性のプラスチック材料で構成した半導電体42を配置
している。前記高圧シールド電極41と半導電体42を
内部に配置する補強絶縁体40を構成する際には、ケー
ブル接続部に相当する形状の中心に対して高圧シールド
電極を配置し、前記高圧シールド電極の外面にカーボン
等を混入したゴム等の導電性のプラスチック材料を所定
の厚さで配置し、補強絶縁体を構成するゴム・プラスチ
ック材料を型の内部に注型することにより構成して、さ
らに、前記補強絶縁体の外周部に半導電層43を被覆し
て一体化することにより、補強絶縁体を構成することが
できる。また、前記導体接続部においては、高圧シール
ド電極の内面と導体接続子部材の外面との間で、複数の
固定部材30、30a……を配置して、導体接続子部材
を高圧シールド電極に対してそれぞれ固定保持させる手
段を設けている。
【0018】前記導体接続部20をマンホールの内部で
構成する際には、図2〜7にそれぞれ示す順序にしたが
って、接続するケーブル端部に対する加工を行い、補強
絶縁体に対してケーブルを挿入することにより固定す
る。図2に示す例では、洞道からマンホール内に引き込
んだケーブル1、1aを、接続中心Jに対して揃えてケ
ーブルの曲りを補正する。その後で、図3に示すように
して、接続中心Jに対して2本のケーブルを切断し、図
4のように、ケーブル導体2、2aを所定の長さだけ露
出させる。次いで、前記図4に示されるように露出され
た導体2、2aに対して、図5に示されるようにして、
導体接続子部材21、21aをそれぞれ固定し、補強絶
縁体40に挿入する準備を行う。
【0019】前記補強絶縁体40に対してケーブルを接
続する際には、図6に示すように、一方のケーブルに対
して補強絶縁体40を移動させ、導体接続子部材21a
を補強絶縁体40の内部に挿入して固定し、次に、他方
のケーブル1の導体接続子部材21を補強絶縁体に挿入
する作業を行う。また、一方のケーブル先端部を補強絶
縁体に挿入した後で、他方のケーブルの導体接続子部材
21を挿入する際には、ケーブル1の先端部の導体接続
子部材が補強絶縁体に挿入可能な状態にまで、ケーブル
に対する曲げ作用を行い、導体接続子部材21の先端部
が補強絶縁体40の挿入孔の先端部に位置する状態にし
てから、前記ケーブルの曲りを修正する作業を行いなが
ら、導体接続子部材21を補強絶縁体の内部に挿入す
る。そして、2本のケーブル1、1aを補強絶縁体40
を介して接続した状態では、図7に示されるようにな
る。したがって、前記図2ないし図7に示される工程を
経て、図1に示すような導体接続部20を構成すること
ができる。
【0020】前記図1に示される導体接続部20におい
ては、図8、9にそれぞれ示されるような導体接続子部
材を構成すること、および、高圧シールド電極と導体接
続子部材の間での導通と固定の手段を構成することがで
きる。図8に示す導体接続部の構成の例では、2本の接
続するケーブル1、1aの導体2、2aを導体接続子部
材21、21aにそれぞれ収容させた状態で、導体の中
心部に楔部材24、24aを挿入して、導体と導体接続
子部材との固定を行う手段を構成している。なお、本発
明の接続部では、2つのケーブル導体に固定する導体接
続子部材と、その他の構成部材は、それぞれ左右対象に
構成されているものであるから、一方のケーブル1に対
応する構成を主として説明する。前記ケーブル1の導体
2の先端部に配置する導体接続子部材21は、導体2を
挿入する円筒部21Aに対して、先端部側のフランジ部
材21Bにはネジ部22を設けた開口を設けており、前
記フランジ部材21Bに設けた開口から中部材23を挿
入して、導体2に楔部材24を押し込むようにする。
【0021】前記楔部材24は導体接続子部材のフラン
ジ部材に設けた開口に対して、ネジ部22を介して挿入
する手段を設けており、中部材23の挿入側の先端部に
楔部材24を一体に設けるか、あるいは、別体に設けた
楔部材24を中部材23により導体の中に押し込む手段
のいずれかを用いることができる。そして、導体接続子
部材21の円筒部21Aの中に挿入した導体2に対し
て、楔部材24を押し込むことにより、導体を拡開させ
て導体接続子部材の円筒部の内壁に押圧し、導体と導体
接続子部材を固定するとともに、両部材の間での導通を
設定できるようにする。また、前記導体接続子部材21
の外周部には、リング状溝46を形成しておき、前記リ
ング状溝46に対して導電性バンド部材47を配置し
て、高圧シールド電極41と導体接続子部材21との間
での導通を設定する手段を構成している。
【0022】前記導体接続子部材21の周囲のリング状
溝46に導電性バンド部材47を配置している。前記導
電性バンド部材47としては、銅等の板状の部材に対し
て、多数の切り起し片を所定の間隔で配置しているもの
で、前記切り起し片を斜めに突出する状態に配置して、
導体接続子部材に対して切り起し片の端部が押圧する状
態に設けている。そして、前記導電性バンド部材47を
導体接続子部材21の表面に保持した状態で、導体接続
子部材を高圧シールド電極41の内部に挿入することに
より、導電性バンド部材47の切り起し片が導体接続子
部材21と高圧シールド電極41の間で相互に押圧さ
れ、両者の間での導通状態を設定できるようにする。
【0023】本発明において、前記導電性バンド部材と
しては、例えば、株式会社ソルトン製の「マルチコンタ
クトバンド」(商品名)を使用することができる。前記
「マルチコンタクトバンド」は、銅合金製の薄いベルト
状の板部材に対して、中央部に切り起し片を所定の間隔
で形成したものとして構成されている。そして、前記切
り起し片が両側の押圧部材により圧縮される状態で一方
に倒され、両側の部材に対してそのバンドの弾性により
押圧する状態となり、電気的な導通を得られるものとさ
れる。なお、本実施例の接続部に使用する導電性のバン
ド部材としては、その他に、任意の導電部材を適用する
ことが可能であり、前記「マルチコンタクトバンド」に
限定するものではない。
【0024】前述したような構成の導通部材を配置する
ことの他に、前記高圧シールド電極41に対して導体接
続子部材21を挿入して固定するために、固定部材30
による固定保持のための手段を設けている。前記固定部
材30は、前記図8の例では、導体接続子部材21の挿
入側先端部付近に凹部31を配置し、前記導体接続子部
材21に設けた凹部31に固定する位置に対応させて、
高圧シールド電極41の内部に係止コマ部材32を配置
している。前記係止コマ部材32は、支軸33を介して
揺動可能に設けており、スプリング34により係止コマ
部材の先端部を高圧シールド電極の孔の軸方向に向けて
突出させるように付勢している。そして、高圧シールド
電極41の内部に導体接続子部材21を挿入して、導体
接続子部材21の先端部を高圧シールド電極の内面に突
出させて設けた中央突条45(図9に示す)に係止する
状態で、係止コマ部材32を凹部31に係合させるよう
にする。
【0025】前記高圧シールド電極41は、補強絶縁体
の貫通孔の中央部に配置するもので、アルミや他の導電
性を有する材料で円筒状に構成し、その外側表面に半導
電体42を所定の厚さで配置し、さらに、その外側をゴ
ム・プラスチック材料で構成した補強絶縁体本体が覆う
状態に構成される。前記高圧シールド電極41の長さ方
向の中央部には、導体接続子部材の挿入深さを規制する
ための中央突条45を、所定の高さで孔の内面にリング
状に突出させて配置し、導体接続子部材の先端部を中央
突条45に突き当てる状態で、2つの導体接続子部材を
補強絶縁体の両側から挿入する深さを規制できるように
している。また、前記高圧シールド電極41の内部に貫
通孔の両側から挿入される導体接続子部材21、21a
に対して、中央突条45による位置決めを行った状態
で、2つの導体接続子部材の先端部を突き合わせるよう
にする。
【0026】前記2つの導体接続子部材を相互に固定保
持するための手段としては、図示したもの以外に、任意
の接続手段を構成することができるもので、前記接合部
25を介して相互に位置決めされた導体接続子部材は、
複数の固定部材30……を介して高圧シールド電極41
の内部に固定され、導電性バンド部材47を用いて導体
接続子部材と高圧シールド電極との間での導通を設定す
ることにより、2本のケーブル導体の間を導通させるこ
とができる。なお、前記図8に示される導体接続部で
は、固定部材30……を中央突条45の近傍に配置して
おり、導体接続子部材を高圧シールド電極の内部に挿入
する動作を行う際に、挿入の最後の段階で、導体接続子
部材に設けた凹部31に対して高圧シールド電極に設け
た係止コマ部材32が係合できるようにしている。前述
したように構成することは、例えば、導体接続子部材を
銅合金等で構成した場合に、鉄やステンレス等のように
硬い金属で構成した係止コマ部材32が、導体接続子部
材の表面に接触することにより、導体接続子部材の表面
に傷がつくことが懸念されるためである。そこで、高圧
シールド電極に係止コマ部材を配置する場合には、導体
接続子部材の挿入方向の奥の部分に規制部材を配置する
ことにより、導体接続子部材の表面に傷が付けられて、
導体接続部における電気的な特性に影響が生じることを
防止できるようにしている。
【0027】前記図8に示す接続部の例の他に、本発明
においては、図9に示されるような接続部の機構を用い
ることができる。図9に示される例では、高圧シールド
電極に対して導体接続子部材を固定するために配置する
固定部材30……を、高圧シールド電極の両側の先端部
付近に配置しており、高圧シールド電極41の内面には
凹部31を配置し、導体接続子部材21の基部には係止
コマ部材32を配置して構成している。そして、高圧シ
ールド電極41に対して両側から導体接続子部材21、
21aをそれぞれ挿入して、導体接続子部材の先端部を
中央突条45に押圧し、2つの導体接続子部材の先端部
を接合部25を介して突き当てる状態で、導体接続子部
材に設けた係止コマ部材が高圧シールド電極に設けた凹
部に係合して、高圧シールド電極に対する導体接続子部
材の位置決めと固定を行うことができるようにする。し
たがって、前述したようにして、導体接続子部材の基部
に係止コマ部材を配置した場合には、導体接続子部材を
高圧シールド電極に向けて挿入する最終段階で、係止コ
マ部材が凹部に係止される状態となるので、係止コマ部
材の突出側先端部が高圧シールド電極の内面をこする距
離を短くし、高圧シールド電極の内面に傷がつくことを
少なくすることができるものとなる。
【0028】前記図9に示される導体接続子部材の例で
は、前記図8の例と同様に、導体接続子部材の表面にリ
ング状に設けたリング状溝46に対して導電性バンド部
材47を配置し、導体接続子部材と高圧シールド電極の
間での導通を設定することと、高圧シールド電極を介し
て2つの導体接続子部材の間での導通を設定する。ま
た、ケーブル1、1aの導体2、2aの先端部に導体接
続子部材21、21aをそれぞれ楔部材24、24aを
介して固定することも、前記図8の場合と同様にして構
成される。したがって、前記図8、9にそれぞれ示され
る導体接続部においては、補強絶縁体の貫通孔に対して
高圧シールド電極41を一体に設けておき、前記高圧シ
ールド電極41の孔に対して、導体接続子部材21、2
1aを両側から挿入することにより、2本のケーブルの
接続を容易に行うことが可能になる。さらに、本発明の
導体接続部を構成する場合には、導体接続子部材の周囲
に配置する導電性バンド部材は、送電線の容量に応じて
幅を広く設定したり、導電性バンド部材の数を調整した
りすることができる。
【0029】前記導体接続部において、高圧シールド電
極41に対して導体接続子部材21を挿入する際に、固
定部材30による固定作用は、図10ないし図12に示
されるようにして行われる。前記図10に示される例に
おいて、固定部材30を構成する凹部31は高圧シール
ド電極に配置され、係止コマ部材32は導体接続子部材
の凹部35に配置する場合で説明する。高圧シールド電
極に対して導体接続子部材を挿入する際に、導体接続子
部材に設けた係止コマ部材32はスプリング34により
支軸33を介して図の時計方向に付勢されることによ
り、凹部35から突出する位置にある。また、図11に
示すように、高圧シールド電極に対して導体接続子部材
を所定の位置まで挿入すると、高圧シールド電極の内面
に押圧されて係止コマ部材32が凹部35内に引っ込ん
だ状態となり、導体接続子部材を高圧シールド電極の孔
に挿入する作用を良好な状態で行わせ得るようになる。
そして、前記係止コマ部材32は高圧シールド電極の孔
に沿って摺動し、凹部31の位置まで移動される。
【0030】導体接続子部材を高圧シールド電極に対し
て挿入して、所定の位置に到達すると、高圧シールド電
極の凹部31と、導体接続子部材の凹部35とが一致す
る状態となり、図12に示すように、係止コマ部材32
に対する押圧作用が解除されるので、係止コマ部材32
はスプリング34の力により凹部31に向けて突出す
る。そして、係止コマ部材32の先端面32aを、凹部
31の段部31aと、凹部35の段部38に係合させ、
固定部材30による固定作用が行われる。前記図12に
示される状態で、係止コマ部材32による固定作用が行
われる場合に、支軸33は係止コマ部材に対する押圧力
を直接受けないようにするもので、係止コマ部材32の
支軸側の端部32cを凹部35の段部36に係合させる
ようにする。したがって、高圧シールド電極に対して導
体接続子部材を挿入して固定部材30を介して固定した
場合には、導体接続子部材に付与されるケーブルの長さ
方向の引っ張り方向の力は、高圧シールド電極に設けた
凹部31の段部31aと、導体接続子部材の凹部35の
段部36との間に、係止コマ部材32を押圧する状態
で、係止コマ部材に対する圧縮作用として加えられるこ
とになる。
【0031】そこで、前記係止コマ部材32を比較的強
度の大きな鉄部材等により構成することにより、ケーブ
ルを接続した後で、ケーブルに加えられる引っ張り方向
の力に対しては、係止コマ部材に対する圧縮作用として
変換することにより十分に対処させることができる。な
お、前記図10〜12に示される固定部材の構成例にお
いて、係止コマ部材32を支軸33を介して支持する凹
部35では、凹部の底の部分37は、係止コマ部材の下
部のテーパ面32bの形状にしたがって任意の傾斜部と
して構成することができる。そして、図11に示される
ように、係止コマ部材32が高圧シールド電極の孔の内
面に沿って摺動する際に、係止コマ部材全体が凹部35
の内部に没入し、導体接続子部材の移動に対して係止コ
マ部材の上面が余分なこすり作用を生じないようにす
る。
【0032】前記固定部材の構成の他に、2つの導体接
続子部材の先端部を突き合わせる状態で、接合部25を
構成するとともに、ケーブルに対して回転させるような
力が付与される際の回り止めのために、図13のような
接続構造を設けることができる。前記図13に示される
例では、一方の導体接続子部材21の先端部に凸歯部2
6を設けておき、他方の導体接続子部材21aの先端部
には凹歯部27を配置している。そして、2つの導体接
続子部材を高圧シールド電極の両側から挿入し、導体接
続子部材21、21aの先端部を突き合わせた状態で、
凹歯部27に対して凸歯部26が挿入されて、両部材の
歯が互いに噛み合う状態となる。前記凸歯部と凹歯部に
設ける歯は、通常のベベルギヤ状のもので構成すること
が可能であり、両部材の歯が相互に噛み合う状態で、一
方の導体接続子部材に加えられる回転力を、他方の導体
接続子部材により阻止する作用を行うので、特に厳密に
歯車の形状を設定する必要はない。また、前記図13に
示すような凸歯部26と凹歯部27を組み合わせて、接
合部を構成する場合に、両部材に配置する歯の数が多い
場合には、ケーブルの接続に際して、ケーブル全体を余
分に回転させる必要がなく、接続作業を容易に行うこと
ができることにもなる。
【0033】
【発明の効果】本発明の電力ケーブル導体の接続装置
は、前述したように構成しているものであるから、接続
する2本のケーブルの先端部を突き合わせる位置で所定
の長さに切断し、各ケーブルの導体を露出させた先端部
を円筒状の導体接続子部材に挿入して、楔部材を導体内
部に押し込むことにより固定する手段を構成することが
でき、導体接続子部材と導体の接続を容易に行うことが
できる。そして、前記導体接続子部材を取り付けたケー
ブルを補強絶縁体に挿入する際には、一方のケーブルに
対しては、補強絶縁体を移動させて装着の作業を行うこ
とができ、他方のケーブルは補強絶縁体の半分の長さに
対応させて曲げ作用を行いながら、導体接続子部材を補
強絶縁体の内部に挿入することができる。
【0034】また、本発明の補強絶縁体では、導体接続
子部材を挿入する孔の周囲に高圧シールド電極を配置
し、前記高圧シールド電極と導体接続子部材との間に固
定保持手段を設けているので、導体接続子部材を高圧シ
ールド電極の内部に挿入して、所定の位置まで導体接続
子部材が達すると、固定部材を介して導体接続子部材と
高圧シールド電極とを固定することができ、前記固定部
材によりケーブルの長さ方向に加えられる応力に対処さ
せることが可能である。したがって、本発明の導体接続
部では、ケーブル導体の先端部に導体接続子部材を取り
付けるとともに、導体接続子部材と高圧シールド電極の
間に固定部材を配置することにより、高圧シールド電極
を介して2つの導体接続子部材を相互に接続することが
できる。さらに、前記導体接続子部材と高圧シールド電
極との間に導電性バンド部材を配置して、導電性バンド
部材を介して両部材間での導通を設定することができる
ので、補強絶縁体の内部に配置する高圧シールド電極を
介して2本のケーブルの導通を設定することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の導体接続部の構成を示す説明図であ
る。
【図2】 ケーブルの接続に際してのケーブルの位置決
めを行う段階の説明図である。
【図3】 ケーブルを接続部に対応させて切断する状態
の説明図である。
【図4】 ケーブル先端部の加工の説明図である。
【図5】 導体に対して導体接続子部材を取り付け、補
強絶縁体を装着する状態を示す説明図である。
【図6】 他方の導体接続子部材を補強絶縁体に挿入す
る状態の説明図である。
【図7】 2本のケーブル先端部を補強絶縁体を介して
固定した状態の説明図である。
【図8】 本発明の導体接続部の構成を示す説明図であ
る。
【図9】 本発明の導体接続部の構成を示す別の実施例
の説明図である。
【図10】 本発明の固定部材を構成する凹部と係止コ
マ部材の関係を示す説明図である。
【図11】 係止コマ部材を高圧シールド電極の孔に摺
動させる状態の説明図である。
【図12】 係止コマ部材に対応する凹部に係合させて
固定した状態の説明図である。
【図13】 2つの導体接続子部材の先端部に形成する
歯の構成を示す説明図である。
【図14】 従来のスリップオン型の接続部の構成を示
す説明図である。
【図15】 従来のスリップオン型の接続部の他の例の
構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ケーブル、 2 導体、 10 導体継手、
20 導体接続部、 21 導体接続子部材、 2
3 中部材、24 楔部材、 25 接合部、
26 凸歯部、 27 凹歯部、30 固定部
材、 31 凹部、 32 係止コマ部材、40
補強絶縁体、41 高圧シールド電極、 45
中央突条、46 リング状溝、 47 導電性バン
ド部材、50 導体接続子、53 挿入側接続子、
56 係止側接続子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 朝喜與 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工 業株式会社 熊谷製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08 H01R 4/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続するケーブルの導体端部に対して対
    向させる位置に導体接続手段を配置し、前記2つの導体
    接続手段の先端部を突き合わせる状態で、電気的な接続
    を行う導体接続部を構成し、 前記導体接続部に対応させて補強絶縁体を配置し、その
    外周部に絶縁と保護のための部材を配置して構成するケ
    ーブル接続部において、 ケーブル導体の先端部を挿入する導体接続子部材には、
    導体を挿入する円筒部と、先端部にネジ部を設けたフラ
    ンジ部と、を設け、 前記導体接続子部材のフランジ部に設けたネジ部を介し
    て、楔部材を導体先端部側から挿入して、前記円筒部内
    で導体を固定し、 前記2つの対向する導体接続子部材を補強絶縁体の内部
    に両側から挿入し、前記導体接続子部材の先端部を突き
    合わせる状態で、高圧シールド電極を介して電気的な導
    通を設定するとともに、 前記導体接続子部材と高圧シールド電極との間に導電性
    バンド部材を介しての導通設定手段と、 前記導体接続子部材に設けた凹部に対して、高圧シール
    ド電極に設けたコマ部材を係止させる係止手段と、を設
    けることを特徴とする電力ケーブル導体の接続装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル導体の先端部に配置する導
    体接続子部材と、補強絶縁体の内部に配置する高圧シー
    ルド電極との間で係止固定するための係止手段を、高圧
    シールド電極に設けた凹部に対して導体接続子部材の表
    面に設けた係止コマ部材を係止させ、 前記2つの導体接続子部材を高圧シールド電極に挿入す
    る位置を、高圧シールド電極の長さ方向の中心部に設け
    た規制部材により規制することを特徴とする請求項1に
    記載の電力ケーブル導体の接続装置。
  3. 【請求項3】 前記ケーブル導体の先端部に配置する導
    体接続子部材と、補強絶縁体の内部に配置する高圧シー
    ルド電極との間で係止固定するための係止手段を、導体
    接続子部材に設けた凹部に対して高圧シールド電極の表
    面に設けた係止コマ部材を係止させることにより行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電力ケーブル導体の接
    続装置。
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