JP3207792U - 耐震性増設柱台枠 - Google Patents

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【課題】所定の柱台枠に対して高さ方向に増設した際に、柱台枠に対してより確実に接合して固定することができ、さらに、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ軽量で運搬や収納面で優れ、高い強度を発揮する耐震性増設柱台枠を提供する。【解決手段】支柱を支持する柱台枠1であって、内側に向かって突出する突出板が下端に形成された柱台枠1を高さ方向に増設する増設柱台枠であって、上面視L字状に形成された4枚の増設枠体が接合されることにより形成され、前記増設枠体の上端に、上面側に向かって突出する接合起立片が形成されると共に、該接合起立片に、外側を開口面とする溝部が形成され、前記溝部を前記突出板に嵌合させることにより、柱台枠1を接合させる増設柱台枠であって、前記増設柱台枠内に、設置面上に固定される鉄筋を配設するとともに、増設柱台枠内にコンクリートを注入することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、配管を支持するための柱や建築物の柱等を支持するための柱台枠を増設する増設柱台枠に関し、特に、高さ方向に増設可能であって、且つ、高い強度を有する耐震性増設柱台枠に関する。
従来、配管を支持するための柱や建築物の柱の基礎としての柱台は、所定の形状に成型された柱台枠に合成樹脂等の硬化物を流し込み、固める方法により敷設される。かかる柱台の大きさは、支持する柱の太さや形状に応じて異なるので、柱に応じた大小の柱台を敷設するためには、各々の柱台に対応した大小の柱台枠が必要となる。
このような柱台枠は、通常、成型用の型枠を用いて所定の形状に一体成型される。そのため、配管等を支持する柱に対して柱台が既に敷設されている場合には、更に柱台枠を取り付けて柱台を補強することができない。また、柱台を大きくしようとしても、柱台枠自体を大きく、すなわち増設することができないため、既設された柱台を補強することができない。
これらの問題を解消するための従来技術として既設の柱台に対して取り付けることができると共に、柱台枠の大きさを変更して柱台を補強することが可能な柱台枠が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1には、L字状に湾曲した角構成枠と、平板状に形成された増設枠とを組み合わせることにより、組み合わせに応じた様々な大きさの柱台枠を形成することが記載されている。また特許文献1には、下角構成枠を組み合わせることにより、下側の柱台枠を形成し、この下側柱台枠に設けられた接合部を介して、下側柱台枠と上述した柱台枠とを接合することにより、高さ方向に対しても増設が可能であることが記載されている。
また一方、配管用、建築用、フェンス用、駐車場の車止め用等に使用されるブロック体においては、設置面上に型枠を配設し、型枠内にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した後、型枠を取り外して形成していた。しかしながら、従来の型枠においては、組み立てや取り外し作業、また型枠の運搬等が非常に困難であった。
これらの問題を解消するための従来技術として、繊維補強セメント板を捨て型枠として用いて現場でコンクリートを打設して容易に構築できるコンクリート製ガードフェンスがある(例えば特許文献2参照)。
上掲特許文献2のコンクリート製ガードフェンスは、繊維補強セメント板から所要長さのガードフェンス外形に対応した形状に予め造られた型板を用いて現場で組み立てて所定の形状の捨て型枠を設置し、該捨て型枠内にコンクリートを打設して製造されることを特徴としている。
特開平7−54484号公報(特許請求の範囲等) 特開平6−57717号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、特許文献1に記載の柱台枠では、下角構成枠を用いて柱台枠を高さ方向に増設した場合に、上側の柱台枠と下側の柱台枠とを確実に接合することができない。そのため、上側柱台枠と下側柱台枠との接合が外れてしまったり、回転してしまい、確実に固定することが困難であるという問題があった。
また、上掲特許文献2のコンクリート製ガードフェンスは、繊維補強セメント板を押え金具で取り付けるため、組み立て作業に手間が掛かるとともに、重量が嵩むために運搬や収納面でも問題が残った。
そこで本考案は上記の点に鑑み、所定の柱台枠に対して高さ方向に増設した際に、柱台枠に対してより確実に接合して固定することができ、さらに、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ軽量で運搬や収納面で優れ、高い強度を発揮する耐震性増設柱台枠を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案の耐震性増設柱台枠は、支柱を支持する柱台枠であって、内側に向かって突出する突出板が下端に形成された前記柱台枠を高さ方向に増設する増設柱台枠であって、上面視L字状に形成された4枚の増設枠体が接合されることにより形成され、前記増設枠体の上端に、上面側に向かって突出する接合起立片が形成されると共に、該接合起立片に、外側を開口面とする溝部が形成され、前記溝部を前記突出板に嵌合させることにより、前記柱台枠を接合させる増設柱台枠であって、前記柱台枠内に、設置面上に固定される鉄筋を配設するとともに、柱台枠内にコンクリートを注入することを特徴とする。
また前記溝部は、前記突出板と同一形状に形成されている。
また前記増設枠体は、右側に、嵌合孔及び円筒嵌合孔が複数形成され、左側に、可動突子、挿入突子及び円筒突子が複数形成され、一方の増設枠体の前記嵌合孔と、他方の増設枠体の前記可動突子及び前記挿入突子とを嵌合させるとともに、前記一方の増設枠体の前記円筒嵌合孔と、前記他方の増設枠体の前記円筒突子とを嵌合させることにより、前記増設枠体同士が接合される。
また、前記増設柱台枠の下部開口部を設置面内に埋設した。
また、前記増設柱台枠の周囲に補強材を配設した。
さらに、前記鉄筋を設置面内に埋設した。
本考案の耐震性増設柱台枠によれば、所定の柱台枠に対して高さ方向に増設した際に、柱台枠に対してより確実に接合して固定することが可能になる。
また前記増設柱台枠内に、設置面上に固定される鉄筋を配設するとともに、増設柱台枠内にコンクリートを注入することにより、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ軽量で運搬や収納面で優れる。
また、前記増設柱台枠の底面を設置面内に埋設し、柱台枠の周囲に補強材を配設したことにより、高い強度が得られ、耐震面においても優れた効果を発揮できる。
本考案にかかる耐震性増設柱台枠の一実施例の形態を示す外観図である。 上側枠体の一例を示す正面図である。 上側枠体の一例を示す左側面図である。 上側枠体の一例を示す平面図である。 上側枠体の一例を示す底面図である。 下側枠体の一例を示す正面図である。 下側枠体の一例を示す左側面図である。 下側枠体の一例を示す平面図である。 上側枠体の一例を示す底面図である。 上側枠体及び下側枠体の接合について説明するための略線図である。 本考案の耐震性増設柱台枠の全体斜視図である。 前記耐震性増設柱台枠の鉄筋部分を表す斜視図である。 増設柱台枠に鉄筋を配設した状態の斜視図である。 増設柱台枠に鉄筋を配設した状態の断面図である。 本考案の耐震性増設柱台枠に補強材を施した状態の斜視図である。
本考案の耐震性増設柱台枠は、所定の柱台枠に対して高さ方向に増設した際に、柱台枠に対してより確実に接合して固定することができ、さらに、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ軽量で運搬や収納面で優れ、高い強度を発揮する耐震性増設柱台枠を提供することにある。
図1は、本考案にかかる柱台枠の一実施例の形態を示し、この柱台枠1は、上側柱台枠2と、上側柱台枠2に対して高さ方向に増設可能な増設柱台枠としての下側柱台枠3とで構成され、柱台枠1の内部に配管を支持するための柱や建築物の柱等の予め設置された支柱を挿入し、生コンクリートや合成樹脂等の硬化物を流し込むことが可能とされる。
柱台枠1は、上側柱台枠2の下端と、下端柱台枠3の上端とを接合することにより、円錐形状に形成される。上側柱台枠2は、4枚の上側枠体4を組み合わせることにより形成され、下側柱台枠は、4枚の下側枠体5を組み合わせることにより形成される。
まず、上側柱台枠2を構成する上側枠体4について、図2〜図5を参照して説明する。図2及び図3に示すように、上側枠体4の右端部には、端面に沿うようにして嵌合形成部10が形成され、嵌合形成部10には、複数の嵌合孔11、11、・・・及び円筒嵌合孔12、12、・・・が形成される。上側枠体4の左端部には、複数の可動突子13、13、・・・、挿入突子14、14、・・・、及び円筒突子15、15、・・・が形成される。
上側枠体4同士を組み合わせる場合には、一方の上側枠体4の嵌合形成部10に形成された嵌合孔11、11、・・・に、他方の上側枠体4の可動突子13、13、・・・、及び挿入突子14、14、・・・が嵌合されると共に、円筒嵌合孔12、12、・・・に円筒突子15、15、・・・が嵌合される。
可動突子13は、先端部の正面側に係止部13aが形成されると共に、背面側に段差部13bが形成される。係止部13aは、上側枠体4同士を組み合わせた場合に、枠体同士が容易に外れないように係合させ、段差部13bは、組み合わせた枠体同士をより確実に密着させることができる。
挿入突子14には、例えば、嵌合突条14a、14b、・・・が設けられている。この嵌合突条14aは、上側枠体4を組み合わせ、嵌合孔11に挿入突子14を挿入して嵌合させた際、より確実に嵌合させるためのものである。尚、嵌合突条14aは、例えば、挿入突子14の対抗する面のいずれか一方に設けてもよい。両方設けてもよい。また、挿入突子14に対して嵌合突条14aを設けなくてもよい。
上側枠体4の内面側には、複数の横突条16、16、・・・、及び縦突条17が形成される。横突条16は、上側枠体4に対する水平方向の強度を増すためのものであり、縦突条17は、上側枠体4に対する垂直方向の強度を増すためのものである。尚、横突条16及び縦突条17は、必要な強度に応じて設けなくてもよい。
図4及び図5に示すように、上側枠体4は、例えば、平板を上面視L字状に湾曲させた形状とされる。上側枠体4の底面には、内側に向かって突出する突出板18が形成される。突出板18は、上側枠体4と後述する下側枠体5とを組み合わせた際に、下側枠体5に設けられた接合起立片30と嵌合されることにより、上側枠体4と下側枠体5とをより確実に接合させるためのものである。
尚、柱台枠1は、下側柱台枠3を用いずに上側台枠2のみで構成することも可能であり、この場合、突出板18は、上側枠体4を組み合わせることにより形成された上側柱台枠2の内部に硬化物を流し込んだ際に、上側柱台枠2が硬化物の圧力及び重みにより浮き上がるのを防止することができる。
また、上側枠体4の外形を形成する面と、上側枠体4の左端部に形成された可動突子13、挿入突子14及び円筒突子15との間には、段差部19が形成される。これにより、上側枠体4を組み合わせて上側柱台枠2が形成された際に、上側枠体4同士を完全に密着させることができる。
次に、下側柱台枠3を構成する下側枠体5について、図6〜図9を参照して説明する。図6及び図7に示すように、下側枠体5の右端部には、端面に沿うようにして嵌合形成部20が形成され、嵌合形成部20には、複数の嵌合孔21、21、・・・及び円筒嵌合孔22、22、・・・が形成される。下側枠体5の左端部には、複数の可動突子23、23、・・・、挿入突子24、24、・・・、及び円筒突子25、25、・・・が形成される。
下側枠体5同士を組み合わせる場合には、一方の下側枠体5の嵌合形成部20に形成された嵌合孔21、21、・・・に、他方の下側枠体5に形成された可動突子23、23、・・・、及び挿入突子24、24、・・・が嵌合されると共に、円筒嵌合孔22、22、・・・に円筒突子25、25、・・・が嵌合される。
可動突子23は、上側枠体4の挿入突子14と同様に、先端部の正面側に係止部23aが形成されると共に、背面側に段差部23bが形成される。可動突子24には、上側枠体4と同様に、嵌合突条24a,24a、・・・が設けられる。尚、嵌合突条24aは、例えば、挿入突子24の対抗する面のいずれか一方に設けてもよいし、両方に設けてもよい。また、挿入突子24に対して嵌合突条24aを設けなくてもよい。
下側枠体4の内面側には、上側枠体4と同様に、水平方向の強度を増すための複数の横突条26、26、・・・が形成される。尚、横突条26は、必要な強度に応じて設けなくてもよい。また、上側枠体4と同様に、垂直方向の強度を増すための縦突条を設けてもよい。
下側枠体5の上端には、端面から上面方向に突出するようにして接合起立片30が形成され、接合起立片30の中央近傍には、外側を開口面とする溝部31が設けられている。溝部31は、例えば、上側枠体4に設けられた突出板18と同一の形状であり、上側枠体4及び下側枠体5を接合させた際に突出板18が嵌合され、上側枠体4及び下側枠体5が確実に接合される。
図8及び図9に示すように、下側枠体5は、例えぱ、平板を上面視L字状に湾曲させた形状とされる。下側枠体5の上面における断面は、上側枠体4の底面における断面と同一の形状とされる。これにより、上側枠体4及び下側枠体5(上側柱台枠2及び下側柱台枠3)を接合させた際に、外形面が一致する。
下側枠体5の底面には、突出板28が形成される。これにより上側柱台枠及び下側柱台枠3を組み合わせることにより形成された柱台枠1の内部に硬化物を流し込んだ際に、柱台枠1が硬化物の圧力及び重みにより浮き上がるのを防止することができる。
また、下側枠体5の外形を形成する面と下側枠体5の左端部に形成された可動突子23、挿入突子24及び円筒突子25との間には、段差部29が形成される。これにより、下側枠体5を組み合わせて下側柱台枠3が形成された際に、下側枠体5同士を完全に密着させることができる。
次に、上側枠体4及び下側枠体5の接合について、図10を参照にして説明する。図10に示すように、上側枠体4及び下側枠体5を接合する場合には、下側枠体5の接合起立片30に設けられた溝部31と、上側枠体4に設けられた突出体18とを嵌合させる。このとき、溝部31の形状は、突出板18の形状と同一形状であるため、溝部31及び突出板18が確実に嵌合し、接合起立片30に溝部31が設けられていない場合と比較して、上側枠体4及び下側枠体5をより確実に接合することができる。
また、実際に柱台枠1を組み立てる場合には、4枚の下側枠体5を組み合わせることにより形成された下側柱台枠3に対して、4枚の上側枠体4を1枚ずつ順次嵌合させながら組み合わせ、上側柱台枠2を形成する。これにより、上側柱台枠2及び下側柱台枠3が接合された柱台枠1が形成される。このとき、各下側枠体5の接合起立片30に設けられた溝部31に対して、各上側枠体4の突出板18が嵌合されるため、下側柱台枠3に対する上側柱台枠2の回転を防ぎ、固定された状態で上側柱台枠2及び下側柱台枠3を確実に接合することができる。
また、上側枠体4同士を組み合わせた際に、段差部19により上側枠体4同士が完全に密着すると共に、下側枠体5同士を組み合わせた際に、段差部29により下側枠体5同士が完全に密着する。そのため、上側枠体4同士の接合部分、及び下側枠体5同士の接合部分から硬化物が漏れ出すのを防ぐことができる。
さらに、上側柱台枠2及び下側柱台枠3が接合されると、下側枠体5に形成された接合起立片30が上側柱台枠2及び下側柱台枠3の接合部分を内側から覆うようにされる。そのため、柱台枠1の内部に流し込まれる硬化物が上側柱台枠2及び下側柱台枠3の接合部分から漏れ出すのを防ぐことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、上側柱台枠2を形成する上側枠体4の下端に設けられた突出板18と、下側柱台枠3を形成する下側枠体5の上端に設けられた接合起立片30の溝部31と嵌合させるため、上側柱台枠2及び下側柱台枠3を確実に接合させることができる。
また、溝部31の形状が突出板18の形状と同一形状とされるため、上側柱台枠2及び下側柱台枠3を接合させた際に、下側柱台枠3に対する上側柱台枠2の回転等を防ぐことができるため、上側柱台枠2及び下側柱台枠3を確実に接合させることができる。
以上、本考案の実施の形態について説明したが、本考案は、上述した本考案の実施の形態に限定されるものではないが、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、突出板18及び/又は突出板28に対して挿通孔を設け、柱台枠を設置した際に挿通孔にボルトを挿通させ、柱台枠を地面に固定するようにしてもよい。これにより、柱台の浮き上がりを防止することができる。
次に、本考案の耐震性増設柱台枠の他の実施の形態を、図11乃至図15に基づいて説明する。
図11は、上述構造の上側柱台枠2及び下側柱台枠3を接合した柱台枠1の全体斜視図であり、図12は、柱台枠1内に収容される鉄筋6の全体斜視図である。
前記柱台枠1は、底面幅広状のテーパ状に形成されており、周囲四隅は湾曲状を呈する。そのことにより、例えば本考案の柱台枠1を駐車場の車止めに使用した場合、誤ってタイヤやボディーが接触しても、タイヤや車体表面を傷つけることを軽減できる。
また前記柱台枠1内には、図12に示されるように鉄筋からなる、水平方向断面が外形矩形状の鉄筋体6が配置される。前記鉄筋体6は、汎用の構造を呈しており、設置面40の地中に埋設される鉄筋軸部7と、鉄筋軸部7間に水平状に固定された複数の鉄筋枠体8とからなる。
また図13に示すように、前記鉄筋体6を収容させた状態で、前記柱台枠1内にはコンクリート41が注入される。注入されたコンクリート41が硬化した後、柱台枠1はそのまま装着した状態で完成される。そのことにより、施工と仕上げが同時に完了し、面倒な後仕上げを必要としない。なお、前記柱台枠1内に収容される鉄筋体6は、硬化したコンクリート41を補強するものであれば、如何なる構造であってもよい。
また他の好適例として、図14に示すように、前記柱台枠1の下部開口部9を設置面40内に埋設することが好ましい。下部開口部9を設置面40内に埋設することにより、柱台枠1の設置強度を向上することができる。
また他の好適例として、図示するように、前記鉄筋体6を設置面40内に埋設することが好ましい。前記鉄筋体6の鉄筋軸部7を設置面40内に埋設することで、鉄筋体6の設置強度を向上させることができる。そのことにより、柱台枠1全体の強度を一層高めることができる。
また他の好適例として、図15に示すように、前記柱台枠1の周囲に補強材50を配設してもよい。前記補強材50は、柱台枠1の周囲に木材を組み上げることにより形成できる。前記補強材50を柱台枠1の周囲に形成することで高い強度が得られ、地震等の災害が発生した際でも崩壊することを低減できる。なお、前記補強材50は上述に限定されるものではなく、柱台枠1の崩壊を防ぐものであれば如何なる構造であってもよい。
次に、本考案の耐震性増設柱台枠の施工方法の詳細を説明する。
先ず、上側柱台枠2及び下側柱台枠3を接合し柱台枠1を形成する。次に、設置する設置面40内に鉄筋体6の鉄筋軸部7の下部を埋設し、鉄筋体6の周囲に組み立てた柱台枠1を配設させる。
鉄筋体6の周囲に柱台枠1を配設した状態で、柱台枠1の上部開口部よりコンクリートを注入する。所定量のコンクリート41を注入して硬化させることにより本考案の耐震性増設柱台枠が形成される。
また柱台枠1の下部開口部9を設置面40内に埋設した後、所定量のコンクリート41を注入して硬化させることもできる。そのことにより、柱台枠1の強度を向上させることができる。
上述の構造により、本考案の耐震性増設柱台枠は、所定の柱台枠に対して高さ方向に増設した際に、柱台枠に対してより確実に接合して固定することができ、さらに、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ軽量で運搬や収納面で優れ、高い強度を発揮することができる。また、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ高い強度を有することにより、地震が発生した際でも柱台枠が崩壊することを軽減できる。
1 柱台枠
2 上側柱台枠
3 下側柱台枠
4 上側枠体
5 下側枠体
6 鉄筋体
7 鉄筋軸部
8 鉄筋枠体
9 下部開口部
10、20 嵌合形成部
11、21 嵌合孔
12、22 円筒嵌合孔
13、23 可動突子
13a、23a 係止部
13b、13b 段差部
14、24 挿入突子
14a、24a 嵌合突条
15、25 円筒突子
16、26 横突条
17 縦突条
18、28 突出板
19、29 段差部
30 接合起立部
31 溝部
40 設置面
41 コンクリート
50 補強材

Claims (1)

  1. 筒状の枠体で形成され、内部に空間部が形成され、上下端がそれぞれ開放された開放部を備えた筒状柱台枠から形成された柱台において、
    前記筒状柱台枠が、
    それぞれ上下端開放部を備えた、垂直方向に接合される上及び下筒状柱台枠から形成され、前記上及び下筒状柱台枠のそれぞれは、枠体が組み合わされて形成される形態を有し、上及び下筒状柱台枠を形成する各枠体は、係止部を備えた複数の可動突子、突条を備えた複数の挿入突子及び円筒状の複数の円筒突子と他側の側面部にこれらの突子を受け入れる複数の嵌合孔とを備え、
    前記上及び下筒状柱台枠が接合される部分で、内方に延びる突出板、円筒方向に起立する接合起立片及び該接合起立片に内方に向けて形成され、前記突出板と同一の形状の溝部を備えて、前記突出板が前記溝部に嵌合されて、前記下筒状柱台枠に対する前記上筒状柱台枠の回転が防止される構造を有し、
    前記柱台内に配設される鉄筋からなる、水平方向断面が外形矩形状の鉄筋体を有し、
    該鉄筋体が、前記上及び下筒状柱台枠の垂直方向に、矩形状の各角部に配置された鉄筋軸部と該鉄筋軸部に、水平状に固定された複数の鉄筋枠体とから形成されて前記上及び下筒状柱台枠内を貫通して配置され、コンクリート又は合成樹脂が、前記上及び下筒状柱台枠内に、前記下筒状台枠の下端開放部が充填されない形態で充填されて、前記鉄筋体が、該コンクリート又は合成樹脂によって前記上及び下筒状柱台枠に固定され、
    前記鉄筋体が該充填形態のコンクリート又は合成樹脂の下端面から外方に突出する突出形態を有すること
    を特徴とする柱台。
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