JP3207345U - 含水バイオマス燃料の燃焼排ガスによる乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】チップ形状の高含水バイオマス燃料を乾燥して、農業施設の温風・温水の燃料に再利用するための含水バイオマス燃料の燃焼排ガスによる乾燥装置を提供する。【解決手段】30重量%以上の水分を含有しているバイオマス燃料を乾燥して燃焼する乾燥—燃焼装置において、バイオマス燃料を投入する粉砕機付原料貯蔵槽と、粉砕機付原料貯蔵槽に続く縦型羽根付き搬送コンベア部と、バイオマス燃料を混合するスパイラル状撹拌機を内装している混合乾燥容器と、乾燥バイオマス燃料のチップ状破砕物を使用した燃焼炉部と、燃焼ガスの熱交換式温風、又は温水発生部とからなり、混合乾燥容器の前に、排ガス13中の火種浮遊物の混入を防止する粉塵トラップ11と、容器内の温度を200℃以下になるように燃焼排ガス配管を容器の入口部と出口部とに分岐して、燃焼排ガスの排出—供給の流量を調節するダンパー15とを取り付ける。【選択図】図1
Description
本考案は、特に水分などを含む含水バイオマス燃料である植物性廃材の廃棄物の、掻き出し撹拌機付きの乾燥によって、特に水分を多く含む植物性廃材の塊状物を破砕・混合・乾燥操作において低水分量にする乾燥した後に、燃焼装置によって熱風を発生して乾燥処理と、燃料として温風、温水発生装置を提供することに関する。
貯蔵ホッパー内に回転羽根軸を設けて、水分を多量に含有する収納物の流動性を増しているが、高い粘着性を持つ物質には適性ではなく、回転軸・羽根に張り付き、ケースとの間に物質が挟まり取出しを困難にしている。回転軸が止まる場合がある。これに対して種々提案がある(特許文献1〜3参照)。今で水分の高いエノキ茸菌床体については、乾燥時に破砕、掻き出し機において十分な結果が得られていない。
またオカラは高たんぱくの食品加工残渣であり、養魚用飼料や畜産飼料として広く採用されている。このオカラを発酵処理して使用する手段として、オカラを繊維分解酵素枯草菌で予備発酵させて脱水乾燥させ、これに他の原料を添加混合する混合飼料が開示されている(特許文献1参照)。
またイカ肝臓が摂餌誘引効果を有することが知られているが、生のまま乾燥配合飼料として利用されることは無く、一旦粉末状に形成した後に配合飼料の原料として使用している。また、他の配合原料との混合物を混練、加熱、加圧処理して製出する魚類飼料が開示されている(特許文献2参照)。
木材は、加工する工程で多量の廃材が発生する。木材の廃材は、木材を削って発生するプレーナー屑、種々の廃材の混合物、MDFやパーティクルボード等の廃材を粉砕した水分を含む屑、木片や皮を破砕した屑等が多量に発生する。これ等の木質系バイオマスは、焼却して廃棄しているのが実状で、焼却して廃棄するときに発生する熱エネルギーは有効に利用されていない(特許文献3参照)。
一方、天然の木材は、金属やプラスチックでは得られない自然木に独特の美しさと風合いはあるが、未乾燥な状態で使用すると、時間が経過するにしたがって、変形して狂いが発生し、あるいは収縮して隙間ができる等の欠点がある。この欠点は、木材を充分に乾燥して隙間を少なくできる。しかしながら、木材を充分に乾燥するには、長期間にわたって放置するか、あるいは加熱して水分を強制的に除去する必要がある。強制的に水分を除去する方法は、短時間で乾燥できるが、多量の熱エネルギーを消費するので、ランニングコストが高くなる欠点がある。
木材乾燥のランニングコストを低減することを目的として、水分を含有する木質系バイオマスを燃焼させるときに発生する熱エネルギーを有効利用する乾燥方法が開発されている(特許文献4参照)。
この文献では、耐火室の床部に炉、室内中央部に生木の桟積部、室内の適宜箇所に設置した対流送風装置、および室内と木材中心部に配置した温度センサーを有し、炉内に、木屑、解体材あるいは木片等の廃材を燃焼材として入れ、その表面を、プレーナー屑、カンナ屑、樹皮あるいは古紙等の廃材で着火材としてカバーし、そして炉のフタをし、着火後は、排気ダクト等の空気調整により、炉内を不完全燃焼させ、また室温を75〜80℃の範囲に調整し、煙および熱風を対流送風装置にて循環させて乾燥対象木材および外気温度に応じ約3〜5日間低温燻煙乾燥し、室内温度と外気温度および木材の中心部温度差が8℃以内になるまで放置する工程からなる木材の燻煙乾燥方法が記載される。
従来より、鶏糞、家畜糞、家庭ゴミなどその他の含水有機廃棄処理物を乾燥処理する外熱式の乾燥炉や焼却炉が知られている。また、乾燥炉と焼却炉を組み合わせて、焼却炉の燃焼排ガスを乾燥炭化炉の熱源として利用する提案もあった。(特許文献5,6参照。)
含水バイオマス燃料である植物性廃材に関する乾燥装置については、堆肥への利用がほとんどであって、菌床、燃料での再利用としての情報は存在していない。とくに植物性廃材の高度の再利用については菌床としての活用はほとんど知られていない。
高含水の含水バイオマス燃料である植物性廃材の粘性の高い塊状廃棄物を処理する場合において、貯蔵ホッパの下部に排出スクリューコンベヤ、押出し用の縦板付コンベヤ、パンコンベヤ、スクレーパコンベヤ等の搬送機での切り出し装置が提案されているが、廃棄物を貯蔵する貯蔵ホッパでは、ホッパ内に多量の塊状物質を堆積させると、熱処理を施す場合に破砕、撹拌・切り出し、掻き出し装置に、物質を排出するための負荷だけでなく、堆積した物質の重量が余分な負荷として加えて、十分な撹拌・排出処理ができないのが現状である。また乾燥時の操作状態によってムラガあって十分な乾燥物を得ることが難しい。
本考案はこのような水分の多い塊状物で粘性を持つ含水バイオマス燃料である植物性廃材を乾燥装置に適用される乾燥撹拌容器と熱処理装置を持つことが重要である。前記問題点を解決した装置を提供することを課題として、特に50%以上多量の水分を含有し、粘性のあるバイオマスの塊状物を再利用する場合に、粉砕した後十分に均一に乾燥できる熱風で処理して、処理物が水分を均一に20%以下にすることなどの熱処理方法によって有効な燃料に仕上げることが可能な排ガスによる乾燥方法を確立することに目的を持っている。
さらに、以上の文献に記載される方法は、高含水の含水バイオマス燃料である植物性廃材を燃焼するときに発生する燃焼排ガスの熱エネルギーを乾燥に使用するので、その他の燃焼燃料などの用途に有効利用はできない。水分を多量に含有する高含水のバイオマス燃料をした燃焼器の提案はほとんどない。高含水の含水バイオマス燃料を極めて経済的に乾燥して燃料として利用できることに加えて、含水高含水の植物性廃材であるバイオマスを安全な温度に制御しながら乾燥して、燃料用チップからできる高含水のバイオマス燃料による発生熱利用方法を提供することにある。
含水バイオマス燃料より一層の省資源化と無公害化(環境保全)に寄与するために、チップの形状の高含水のバイオマス燃料を系内の排ガスで乾燥して、有効な高含水のバイオマス燃料の熱源を循環させながら農業施設の温風・温水の燃料にするためのシステム開発をおこなうことを目的にしている。
30重量%以上の水分を含有している含水バイオマス燃料を乾燥処理して燃焼できる乾燥―燃焼装置において、バイオマス燃料を投入する粉砕機付原料貯蔵槽と、前記粉砕機付原料貯蔵槽から縦型羽根付き搬送コンベア部と、当該バイオマス燃料を混合させる機能を持つ、スパイラル状撹拌機を内装している混合乾燥容器と、その乾燥バイオマス燃料のチップ状破砕物を使用した燃焼炉部と、燃焼ガスの熱交換式温風、又は温水発生部とからなり、前記燃焼炉部を通過した燃焼排ガスを使用して、前記含水バイオマスチップを乾燥して燃焼装置に供給するために、前記の混合乾燥容器の前に、燃焼排ガス中の火種浮遊物の混入を防止できる粉塵トラップと、容器内の温度を200℃以下になるように燃焼排ガス配管を前記容器の入口部と出口部とに分岐して、燃焼排ガスの容器内の排出―供給の流量を調節できるように、それぞれの両口部に流量調節可能なダンパーとを取り付けている含水バイオマス燃料を燃焼排ガスによる乾燥装置である。
前記粉砕機付原料貯蔵槽から縦型羽根付き搬送コンベア部は、スパイラル形状の撹拌アーム羽根を取り付け、前記羽根における混合乾燥容器の壁面との隙間を10〜50mmにして、前記撹拌アーム羽根に100〜400mmの間隔で掻きだし可能なアングル型の掻き混ぜ具を設けている混合乾燥容器内では、200℃以下の温度でコントロールできるようにして、燃焼排ガスで火種の浮遊物の導入を防止するために、燃焼炉で出口付近に浮遊物回収の粉塵トラップとして、燃焼炉―熱交換部の出口付近の出口配管断面に対して3〜10倍の断面を持って給水可能なトラップ容器を設けるとともに、さらにガス中の微小浮遊物を除去・消滅させるために、排ガス送風の配管を径300mmφ以下で、3m以上の長さにして、前記容器の入口部と出口部で流量を両口部で調節的に供給並びに流通させながら、含水バイオマス燃料の破砕状体を流動的に掻き混ぜながら乾燥できるようにして、乾燥バイオマス燃料を粉体状態で燃焼装置にスクリューコンベアにて供給できるようにしている。
排出、並びに供給の流量を調節できる二重ダンパー付配管は、燃焼炉―熱交換部で排出される燃焼排ガスを、前記粉塵トラップを経由して前記混合乾燥容器の原料入口部で、分岐配管にして、一方は直接に入口部に導入し、もう一方を出口部に導入して、分岐部では両配管に流量を調整できる二重ダンパーを設けて、前記容器内の入口部温度を200℃以下なるようにするために、両ダンパーの開閉度合によって両者の流量を調整的に流通させ、前記混合乾燥容器を通過した燃焼排ガスをサイクロンから煙道より排出する。
燃焼排ガス中に火種浮遊物の混入を防止できる粉塵トラップは、配管内の排出燃焼ガスの流速において、燃焼炉―熱交換部の出口付近に出口配管断面に対して3〜10倍の断面で、しかも底部に常時少量の水を補給できる円筒状粉塵トラップ容器にして、トラップ内の流速を配管内の通過流速の1/5〜1/10になるような容積になっている。
植物性廃材としての含水バイオマス燃料は、間伐材、街路樹の枝打ち材、住宅廃材、伐採竹材を、きのこの廃菌床などで、5〜100mmに破砕したものであって、水分を30%以上含有しているものである。
含水バイオマスを燃料等の原料は、含水植物性廃材を乾燥処理によってバイオマス燃料として有効利用されて、乾燥処理が困難であった原料の粉砕・破砕処理によって、前記の廃棄物を有効に利用できた。含水バイオマスを燃焼排ガスによって、安全に乾燥処理を行い、有効な燃料として活用でき、温水、温風、などの熱源になり、含水木質系バイオマス燃料を燃焼して発生する熱エネルギーを有効に利用して、燃焼前に木材を極めて経済的に乾燥できる特長がある。とくに、本考案の温水発生熱利用方法は、バイオマスを燃焼に適した理想的な温度と水分に制御しながら乾燥できる燃料にしている経済的方法に特長がある。
含水バイオマス燃料を燃焼する熱エネルギーを有効利用して、乾燥して燃焼して得られた温風、温水をビニールハウスに供給することができることである。このように、含水バイオマス燃料を燃焼して得られた排ガスによって、乾燥温度を調整しながら、極めて理想的に燃料として含水バイオマス燃料を乾燥でき、従来の廃材の乾燥に対して1/2〜1/6と超低コストで熱源をえることが可能である。
以上の構成よりなるものであり、含水バイオマス燃料を乾燥・粉砕化した燃料として、これによれば温風・温水発生をもたらし、熱源循環機構と排熱回収機構とを有しているので、より一層の省資源化と無公害化の推進が図れる。燃料として資源回収できるので産業上の利用価値が大きい。温風・温水を利用して発生する熱源は、農業用ビニールハウスなどの温室暖房の熱源として使用できるものである。
次に本発明の実施の形態について説明する。30重量%以上の水分を含有している含水バイオマスを燃料とした乾燥処理による乾燥―燃焼装置において、バイオマス燃料を投入する粉砕機付原料貯蔵槽と、前記粉砕機付原料貯蔵槽から縦型羽根付き搬送コンベア部と、当該バイオマス燃料を混合させる機能を持つ、スパイラル状撹拌機を内装している混合乾燥容器と、その乾燥バイオマス燃料のチップ状破砕物を使用した燃焼炉部と、燃焼ガスの熱交換式温風、又は温水発生部とを通過した装置である。
上記装置において、燃焼排ガスを使用して、55%の含水バイオマスチップを、乾燥して燃焼装置に供給するために、前記の混合乾燥容器の前に、燃焼排ガス中の火種浮遊物の混入を防止できるトラップと、容器内の温度を200℃以下になるように燃焼排ガス配管を前記容器の入口部と出口部とに分岐して、燃焼排ガスの容器内の排出―供給の流量を調節できるように、それぞれの両口に流量調節可能なダンパーとを取り付けた。
図1に示すようにスパイラル形状の撹拌アーム羽根を取り付け、前記羽根における混合乾燥容器の壁面との隙間を30mmにして、前記撹拌アーム羽根に60mmの間隔で掻きだし可能なアングル型の掻き混ぜ具を設けている混合乾燥容器内には、200℃以下の温度で維持でき、火種の浮遊物の搬出を防止するために、燃焼炉で出口付近に浮遊物回収の粉塵トラップとして、燃焼炉―熱交換部の出口付近の出口配管断面に対して10倍の断面を持つ水供給可能なトラップ容器を設けるとともに、さらにガス中の微小浮遊物を除去・消滅させるために、配管を径250mmφ以下で、15mの長さにして、前記容器の入口部と出口部で流量を両口で調節的に供給・流通させながら、図2に示すような流動的に含水バイオマス燃料の破砕状体を均一に掻き混ぜながら乾燥できるようにして、乾燥バイオマス燃料を粉体状態で燃焼装置にスクリューコンベアにて供給できるようにした。
排出―供給の流量調節可能な二重ダンパー付配管は、燃焼炉―熱交換部で排出される燃焼排ガスを、図3に示すように粉塵トラップを経由して前記混合乾燥容器の原料入口部で、分岐配管にして、一方は直接に入口部に導入し、もう一方を出口部に導入して、分岐部では両配管に流量調整可能なダンパーを設けて、前記容器内の入口部温度を200℃以下なるように両ダンパーの開閉度合によって両者の流量を調整して流通させ、前記混合乾燥容器を通過した排ガス全体を容器の入口部に取り付けたサイクロンから煙道より排出させた。
図4に示すように火種浮遊物の混入を防止できる粉塵トラップは、配管内の排出燃焼ガスの流速において、燃焼炉―熱交換部の出口付近に出口配管断面に対して7倍の断面で、しかも底部に常時少量の水を補給できる円筒状トラップ容器にして、トラップ内の流速を配管内の通過流速の1/10になるような容積にした。これによる燃焼はスムーズになり、高い熱量を得ることができた。
上記装置において、燃焼排ガスを使用して、30%以上の含水植物性廃材(バイオマス燃料)含水バイオマスチップを、乾燥して燃焼装置に供給するために、前記の混合乾燥容器の前に、燃焼排ガス中の火種浮遊物の混入を防止できるトラップと、容器内の温度を200℃以下になるように燃焼排ガス配管を前記容器の入口部と出口部とに分岐して、燃焼排ガスの容器内の排出―供給の流量を調節できるように、それぞれの両口に流量調節可能なダンパーとを取り付けた。
図1に示すようにスパイラル形状の撹拌アーム羽根を取り付け、前記羽根における混合乾燥容器の壁面との隙間を20〜70mmにして、前記撹拌アーム羽根に50〜100mmの間隔で掻きだし可能なアングル型の掻き混ぜ具を設けている、混合乾燥容器内に、200℃以下の温度で維持でき、火種の浮遊物の導入を防止するために、燃焼炉で出口付近に浮遊物回収の粉塵トラップとして、燃焼炉―熱交換部の出口付近の出口配管断面に対して3〜10倍の断面を持つ水供給可能なトラップ容器を設けるとともに、さらにガス中の微小浮遊物を除去・消滅させるために、配管を径300mmφ以下で、5m以上の長さにして、前記容器の入口部と出口部で流量を両口で調節的に供給・流通させながら、流動的に含水バイオマス燃料の破砕状体を均一に掻き混ぜながら乾燥できるようにして、乾燥バイオマス燃料を粉体状態で燃焼装置にスクリューコンベアにて供給できるようにした。
排出―供給の流量調節可能な二重ダンパー付配管は、燃焼炉―熱交換部で排出される燃焼排ガスを、粉塵トラップを経由して前記混合乾燥容器の原料入口部で、分岐配管にして、一方は直接に入口部に導入し、もう一方を出口部に導入して、分岐部では両配管に流量調整可能なダンパーを設けて、前記容器内の入口部温度を200℃以下なるように両ダンパーの開閉度合によって両者の流量を調整して流通させ、前記混合乾燥容器を通過した排ガス全体を容器の入口部に取り付けたサイクロンから煙道より排出させた。
火種浮遊物の混入を防止できる粉塵トラップは、配管内の排出燃焼ガスの流速において、燃焼炉―熱交換部の出口付近に出口配管断面に対して3〜10倍の断面で、しかも底部に常時少量の水を補給できる円筒状粉塵トラップ容器にして、トラップ内の流速を配管内の通過流速の1/5〜1/10になるような容積にした。
非常に効果的な燃焼が得られた。特に乾燥は90%以上の結果が得られた。
非常に効果的な燃焼が得られた。特に乾燥は90%以上の結果が得られた。
1 植物性廃材(バイオマス燃料)
2 混合乾燥容器
3 送風管
4 送風機(ファン)
5 サイクロン
6 バイオマス炊き燃焼室
7 スクリューコンベア
8 リングブロア式空気送風機
9 ノズル
10 スパイラル状撹拌アーム羽根
11 粉塵トラップ
12 覗き窓
13 燃焼排出ガス
14 投入口
15 ダンパー
16 煙道
17 給水
18 粉塵
19 ネット
20 水
21 燃焼灰
22 オーバーフロー
23 灰取り出し口
2 混合乾燥容器
3 送風管
4 送風機(ファン)
5 サイクロン
6 バイオマス炊き燃焼室
7 スクリューコンベア
8 リングブロア式空気送風機
9 ノズル
10 スパイラル状撹拌アーム羽根
11 粉塵トラップ
12 覗き窓
13 燃焼排出ガス
14 投入口
15 ダンパー
16 煙道
17 給水
18 粉塵
19 ネット
20 水
21 燃焼灰
22 オーバーフロー
23 灰取り出し口
30重量%以上の水分を含有している含水バイオマス燃料を乾燥処理して燃焼できる乾燥―燃焼装置において、バイオマス燃料を投入する粉砕機付原料貯蔵槽と、前記粉砕機付原料貯蔵槽に続く縦型羽根付き搬送コンベア部と、当該バイオマス燃料を混合させる機能を持つ、スパイラル状撹拌機を内装している混合乾燥容器と、その乾燥バイオマス燃料のチップ状破砕物を使用した燃焼炉部と、燃焼ガスの熱交換式温風、又は温水発生部とからなり、前記燃焼炉部を通過した燃焼排ガスを使用して、前記含水バイオマスチップを乾燥して燃焼装置に供給するために、前記の混合乾燥容器の前に、燃焼排ガス中の火種浮遊物の混入を防止できる粉塵トラップと、容器内の温度を200℃以下になるように燃焼排ガス配管を前記容器の入口部と出口部とに分岐して、燃焼排ガスの容器内の排出―供給の流量を調節できるように、それぞれの両口部に流量調節可能なダンパーとを取り付けている含水バイオマス燃料の燃焼排ガスによる乾燥装置である。
前記粉砕機付原料貯蔵槽に続く縦型羽根付き搬送コンベア部は、スパイラル形状の撹拌アーム羽根を取り付け、前記羽根における混合乾燥容器の壁面との隙間を10〜50mmにして、前記撹拌アーム羽根に100〜400mmの間隔で掻きだし可能なアングル型の掻き混ぜ具を設けている混合乾燥容器内では、200℃以下の温度でコントロールできるようにして、燃焼排ガスで火種の浮遊物の導入を防止するために、燃焼炉で出口付近に浮遊物回収の粉塵トラップとして、燃焼炉―熱交換部の出口付近の出口配管断面に対して3〜10倍の断面を持って給水可能なトラップ容器を設けるとともに、さらにガス中の微小浮遊物を除去・消滅させるために、排ガス送風の配管を径300mmφ以下で、3m以上の長さにして、前記容器の入口部と出口部で流量を両口部で調節的に供給並びに流通させながら、含水バイオマス燃料の破砕状体を流動的に掻き混ぜながら乾燥できるようにして、乾燥バイオマス燃料を粉体状態で燃焼装置にスクリューコンベアにて供給できるようにしている。
Claims (4)
- 30重量%以上の水分を含有している含水バイオマス燃料を乾燥処理して燃焼できる乾燥―燃焼装置において、バイオマス燃料を投入する粉砕機付原料貯蔵槽と、前記粉砕機付原料貯蔵槽から縦型羽根付き搬送コンベア部と、当該バイオマス燃料を混合させる機能を持つ、スパイラル状撹拌機を内装している混合乾燥容器と、その乾燥バイオマス燃料のチップ状破砕物を使用した燃焼炉部と、燃焼ガスの熱交換式温風、又は温水発生部とからなり、前記燃焼炉部を通過した燃焼排ガスを使用して、前記含水バイオマスチップを乾燥して燃焼装置に供給するために、前記の混合乾燥容器の前に、燃焼排ガス中の火種浮遊物の混入を防止できる粉塵トラップと、容器内の温度を200℃以下になるように燃焼排ガス配管を前記容器の入口部と出口部とに分岐して、燃焼排ガスの容器内の排出―供給の流量を調節できるように、それぞれの両口部に流量調節可能なダンパーとを取り付けていることを特徴とする含水バイオマス燃料を燃焼排ガスによる乾燥装置。
- 前記粉砕機付原料貯蔵槽から縦型羽根付き搬送コンベア部は、スパイラル形状の撹拌アーム羽根を取り付け、前記羽根における混合乾燥容器の壁面との隙間を10〜50mmにして、前記撹拌アーム羽根に100〜400mmの間隔で掻きだし可能なアングル型の掻き混ぜ具を設けている混合乾燥容器内では、200℃以下の温度でコントロールできるようにして、燃焼排ガスで火種の浮遊物の導入を防止するために、燃焼炉で出口付近に浮遊物回収の粉塵トラップとして、燃焼炉―熱交換部の出口付近の出口配管断面に対して3〜10倍の断面を持って給水可能なトラップ容器を設けるとともに、さらにガス中の微小浮遊物を除去・消滅させるために、排ガス送風の配管を径300mmφ以下で、3m以上の長さにして、前記容器の入口部と出口部で流量を両口部で調節的に供給並びに流通させながら、含水バイオマス燃料の破砕状体を流動的に掻き混ぜながら乾燥できるようにして、乾燥バイオマス燃料を粉体状態で燃焼装置にスクリューコンベアにて供給できるようにしていることを特徴とする請求項1に記載の含水バイオマス燃料を燃焼排ガスによる乾燥装置。
- 排出、並びに供給の流量を調節できる二重ダンパー付配管は、燃焼炉―熱交換部で排出される燃焼排ガスを、前記粉塵トラップを経由して前記混合乾燥容器の原料入口部で、分岐配管にして、一方は直接に入口部に導入し、もう一方を出口部に導入して、分岐部では両配管に流量を調整できる二重ダンパーを設けて、前記容器内の入口部温度を200℃以下なるようにするために、両ダンパーの開閉度合によって両者の流量を調整的に流通させ、前記混合乾燥容器を通過した燃焼排ガスをサイクロンから煙道より排出することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の含水バイオマス燃料を燃焼排ガスによる乾燥装置。
- 燃焼排ガス中に火種浮遊物の混入を防止できる粉塵トラップは、配管内の排出燃焼ガスの流速において、燃焼炉―熱交換部の出口付近に出口配管断面に対して3〜10倍の断面で、しかも底部に常時少量の水を補給できる円筒状粉塵トラップ容器にして、トラップ内の流速を配管内の通過流速の1/5〜1/10になるような容積になっていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の含水バイオマス燃料を燃焼排ガスによる乾燥装置。
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