JP3207018U - 炭素繊維プーリー構造 - Google Patents

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▲呉▼孟昌
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Abstract

【課題】高強度で低摩損である上、使用寿命が長い炭素繊維プーリー構造を提供する。【解決手段】炭素繊維プーリー構造は、プーリー本体20を備える。プーリー本体20は、円形状を呈し、外径がそれぞれ異なる複数の炭素繊維プレート200a,200b,200cが積層されて結合され、真空ホットプレス法により円盤に成形される。円盤の外周には、複数の歯溝22が間隔をおいて切削形成され、複数の歯溝22間に複数のプーリー歯23が形成され、中央部に切削成形された軸受孔24を有する。プーリー本体20の正面及び背面の外側に形成された複数層の炭素繊維プレート200a,200b,200cは、外径が大きめでプーリー本体20の中央部から延び、プーリー歯23の端面中央部を覆い、内側の複数層には、外径が小さめの炭素繊維プレート200a,200b,200cが充填される。【選択図】図5

Description

本考案は、炭素繊維プーリー構造に関し、特に、高強度で低摩損である上、使用寿命が長い炭素繊維プーリー構造に関する。
図1及び図2に示すように、従来の炭素繊維プーリー構造は、主に複数枚の同じサイズの炭素繊維プレート100を積層してから、真空ホットプレス法により同じ厚さ(各部位の厚さが同じである)を有するプレート体10を成形し、切削方式により形成されたプレート体10を切断してチェーンを掛け渡す複数のプーリー歯110及び複数の歯溝111と、軸受を取り付ける円孔112と、プーリー歯110の正面及び背面がそれぞれ切削形成されたチェーンを掛け渡す2つのガイド斜面113と、を有するプーリー本体11を含む。
しかし、従来のプーリー本体11は、プーリー歯110の正面及び背面に切削方式により形成された2つのガイド斜面113を有するため、2つのガイド斜面113に対応する複数層の炭素繊維プレート100の端部には、尖った破砕端101が形成されている(図2を参照する)。この尖った破砕端101は、強度が低くて摩損し易い上、結合強度が低く、隣り合う炭素繊維プレート100と分離し易く、プーリー歯110の歯端面が各炭素繊維プレート100の端面により形成されるため、プーリー歯110の端面が複数の接合点を有する。そのため、容易に摩損して外れ易くなり、使用寿命が大幅に短くなる虞がある。
従来のプーリー本体11は単一の厚さであるため、軸受12を結合してリアディレーラのガイドプーリとして用いる場合、この円孔112の孔壁は、軸受12を直接取り付けるための支持力が十分でない上、プーリー本体11と両側のガイドプレート13との間の距離がチェーンを収容するために十分となるように、円孔112の両側にはそれぞれ2つのブッシュ14が嵌入されているため、2つのブッシュ14の相対向した外端面の高さが、プーリー本体11の正面及び背面より高く、軸受12が2つのブッシュ14中に完全に嵌入されてから、軸受12の内孔の両側に2つの防塵カバー15が嵌入された後、結合ボルト16が2つの防塵カバー15へ挿通されて2つのガイドプレート13間に螺着され、プーリー本体11は2つのガイドプレート13間で軸方向で回動自在である。そのため、従来技術は構造が複雑である上、製造コストが多くかかり、全体構成の強度及び結合強度も理想的でなかった。
従来の炭素繊維プーリー構造は、強度が低くて摩損し易く、使用寿命が短い上、軸受を取り付ける際に2つのブッシュを増設しなければならないため取付け厚さが大きく、製作及び組立が複雑であるという問題点があった。
本考案の目的は、高強度で低摩損である上、使用寿命が長い炭素繊維プーリー構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、プーリー本体を備える炭素繊維プーリー構造であって、前記プーリー本体は、円形状を呈し、外径がそれぞれ異なる複数の炭素繊維プレートが積層されて結合され、真空ホットプレス法により円盤に成形され、前記円盤の外周には、複数の歯溝が間隔をおいて切削形成され、前記複数の歯溝間に複数のプーリー歯が形成され、中央部に切削成形された軸受孔を有し、前記プーリー本体の正面及び背面の外側に形成された前記複数層の炭素繊維プレートは、外径が大きめで前記プーリー本体の中央部から延び、前記プーリー歯の端面中央部を覆い、内側の複数層には、外径が小さめの前記炭素繊維プレートが充填され、真空ホットプレス法で成形された前記プーリー歯の正面及び背面には、2つのガイド斜面が一体成形されていることを特徴とする炭素繊維プーリー構造が提供される。
前記プーリー本体の中央部内側には、外径が小さめの前記複数層の炭素繊維プレートが設けられ、真空ホットプレス法で成形された前記プーリー本体の中央部には、厚さが大きめの中央部が一体成形され、前記中央部には、軸受孔が形成されて高めの孔壁を有することが好ましい。
前記軸受孔中に押付け方式で嵌設された前記軸受をさらに備えることが好ましい。
前記軸受の両側面をそれぞれ覆設するとともに、前記軸孔が内部にそれぞれ穿設された2つの防塵カバーをさらに備えることが好ましい。
本考案の炭素繊維プーリー構造は、高強度で低摩損である上、使用寿命が長い。
図1は、従来の炭素繊維プーリー構造を成形する状態を示す説明図である。 図2は、従来の炭素繊維プーリー構造のプーリー歯を示す拡大断面図である。 図3は、従来の炭素繊維プーリー構造をリアディレーラに応用したときの状態を示す断面図である。 図4は、本考案の一実施形態に係る炭素繊維プーリー構造を成形する状態を示す説明図である。 図5は、本考案の一実施形態に係る炭素繊維プーリー構造を示す部分拡大断面図である。 図6は、本考案の一実施形態に係る炭素繊維プーリー構造を示す分解斜視図である。 図7は、本考案の一実施形態に係る炭素繊維プーリー構造がリアディレーラに取り付けられた状態を示す斜視図である。 図8は、本考案の一実施形態に係る炭素繊維プーリー構造がリアディレーラに取り付けられた状態を示す拡大断面図である。
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図4及び図5を参照する。図4及び図5に示すように、本考案の一実施形態に係る炭素繊維プーリー構造は、少なくともプーリー本体20から構成されてなる。プーリー本体20は、円形状を呈し、外径がそれぞれ異なる複数の炭素繊維プレート200が積層されて結合され、真空ホットプレス法により円盤21に成形され、円盤21の外周には、複数の歯溝22が間隔をおいて切削形成される。複数の歯溝22間には、複数のプーリー歯23が形成され、中央部に切削成形された軸受孔24を有する。プーリー本体20の正面及び背面の外側に形成された複数層の炭素繊維プレート200aは、外径が大きめでプーリー本体20の中央部から延び、プーリー歯23の端面中央部を覆い、内側の複数層には、外径が小さめの炭素繊維プレート200bが充填され、プーリー本体20の中央部内側には、外径が小さめな複数層の炭素繊維プレート200cが設けられ、真空ホットプレス法で成形されたプーリー歯23の正面及び背面には、2つのガイド斜面230が一体成形されている。プーリー本体20の中央部には、厚さが大きめの中央部25が一体成形されている。軸受孔24は、中央部25に形成されて高めの孔壁を有する。
本実施形態のプーリー本体20は、複数の炭素繊維プレート200を含む。プーリー本体20の正面及び背面に形成された外側複数層の炭素繊維プレート200aは、プーリー本体20の中央部から延びてプーリー歯23の端面中央部を覆う大きめの外径を有し、内側の複数層には、外径が小さめの炭素繊維プレート200bが充填されるため、真空ホットプレス法で成形したプーリー歯23の正面及び背面の2つのガイド斜面230が一体成形され、切削成形されていない。このように、構造強度が高いため摩耗したり、分離されたりすることを防ぐ。特に、プーリー本体20の正面及び背面に形成された外側複数層の炭素繊維プレート200aは、プーリー歯23の歯端面だけに接合点201が形成されているため、構造強度が高く、摩損したり外れたりすることを防ぐことができる。そのため、本考案は全体の構造強度が高く、摩損が少なく、使用寿命が長い効果を有する。
図6〜図8を参照する。図6〜図8に示すように、本考案の一実施形態に係る炭素繊維プーリー構造は、結合ボルト51を介してリアディレーラ50の2つのガイドプレート52間に結合される軸受30及び2つの防塵カバー40をさらに備える。軸受30は、押付け方式でプーリー本体20の軸受孔24中に嵌設される。2つの防塵カバー40は、軸受30の両側面にそれぞれ覆設される。2つの防塵カバー40は、結合ボルト51を挿設する軸孔41を有し、プーリー本体20は、2つのガイドプレート52間で軸方向で回動自在である。
プーリー本体20の軸受孔24は、高めの孔壁を有するため、十分な支持力により軸受30が直接押付けられてその中に嵌設される。そのため、リアディレーラ50のガイドプーリとして用いる場合、ブッシュその他の部材を組み合わせる必要は無い。そのため、製作及び組立が容易で製作コストを減らすことができる上、全体的に構造強度を高めることもできる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
10 プレート体
11 プーリー本体
12 軸受
13 ガイドプレート
14 ブッシュ
15 防塵カバー
16 結合ボルト
20 プーリー本体
22 歯溝
23 プーリー歯
24 軸受孔
25 中央部
30 軸受
40 防塵カバー
41 軸孔
50 リアディレーラ
51 結合ボルト
52 ガイドプレート
100 炭素繊維プレート
101 破砕端
110 プーリー歯
111 歯溝
112 円孔
113 ガイド斜面
200 炭素繊維プレート
200a 炭素繊維プレート
200b 炭素繊維プレート
200c 炭素繊維プレート
201 接合点
230 ガイド斜面

Claims (4)

  1. プーリー本体を備える炭素繊維プーリー構造であって、
    前記プーリー本体は、円形状を呈し、外径がそれぞれ異なる複数の炭素繊維プレートが積層されて結合され、真空ホットプレス法により円盤に成形され、前記円盤の外周には、複数の歯溝が間隔をおいて切削形成され、前記複数の歯溝間に複数のプーリー歯が形成され、中央部に切削成形された軸受孔を有し、
    前記プーリー本体の正面及び背面の外側に形成された前記複数層の炭素繊維プレートは、外径が大きめで前記プーリー本体の中央部から延び、前記プーリー歯の端面中央部を覆い、内側の複数層には、外径が小さめの前記炭素繊維プレートが充填され、真空ホットプレス法で成形された前記プーリー歯の正面及び背面には、2つのガイド斜面が一体成形されていることを特徴とする炭素繊維プーリー構造。
  2. 前記プーリー本体の中央部内側には、外径が小さめの前記複数層の炭素繊維プレートが設けられ、真空ホットプレス法で成形された前記プーリー本体の中央部には、厚さが大きめの中央部が一体成形され、
    前記中央部には、軸受孔が形成されて高めの孔壁を有することを特徴とする請求項1に記載の炭素繊維プーリー構造。
  3. 前記軸受孔中に押付け方式で嵌設された前記軸受をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の炭素繊維プーリー構造。
  4. 前記軸受の両側面をそれぞれ覆設するとともに、前記軸孔が内部にそれぞれ穿設された2つの防塵カバーをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の炭素繊維プーリー構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107672240A (zh) * 2017-10-17 2018-02-09 深圳市零壹创新科技有限公司 一种碳纤维板材及其制造方法

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