JP3206724U - マシュマロ冷菓 - Google Patents

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由香 福本
由香 福本
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Abstract

【課題】冷凍状態でありながら柔らかを持った新しいマシュマロ冷菓を提供する。【解決手段】果物の果肉4又は果汁を含み、原料に対し体積比で0.8〜1.5倍の総体積となる微細な気泡を含む糖・ゼラチン溶液の多孔固化体であって冷凍状態で提供され、異なる層をなす多孔固化体の間に果肉4が層状に挟まれている。【選択図】図5

Description

本考案は、冷凍された状態で味わうことができるマシュマロ冷菓に関する。
マシュマロは、一般に、ゼラチン等を砂糖及び香料と共に湯に溶かして、ミキサーにより攪拌して泡立て、泡立てたまま所要の形状に成型して放置冷却することで製造される。マシュマロの柔らかな食感を得るため、糖・ゼラチン溶解液は十分に泡立てられて多くの空気を含んだ気泡体となっており、体積比で原料の3〜5倍以上の泡立ち状態とされる。
しかし、従来のマシュマロは、ミキサーによる高速攪拌を経るという製法上、果物の果肉をそのまま含ませることが困難で、かつ、多量の空気を含むため冷凍庫内でも凍ることがなく、冷菓として供されることはなかった。このため、湿感のある弾力性に富むという独特の食感が冷菓として活かされることがなく、その点の改良が待たれていた。
なお、下記特許文献1のように、アイスクリームに小豆状のマシュマロを混ぜ込んで冷菓とするものは提供されているが、むしろそれは凍らないマシュマロの弾力性ある食感を、トロリとした冷たいアイスクリームとの対比によって楽しむ冷菓といえ、マシュマロ自体を冷菓として楽しむものではなかった。
特開2005−245442号公報
本考案は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、マシュマロ自体を冷凍温度での冷菓として味わうことができるマシュマロ冷菓を提供することを目的とする。
本考案は、糖・ゼラチン溶液の多孔固化体であって冷凍状態で提供されるマシュマロ冷菓である。内部に果物又はチョコレートと、原料に対し体積比で0.8〜1.5倍の総体積となる微細な気泡が含まれている。
本考案によれば、原料に対し体積比で0.8〜1.5倍の総体積となる微細な気泡を含ませてあるから、マシュマロ特有の湿感と弾力性を維持しつつ冷凍状態とすることができる。気泡量を上述のように調整して凍結状態となったマシュマロ冷菓は、アイスクリームのような冷たさと、アイスクリームにはないマシュマロ特有の湿感のある弾力性とを同時に味わうことができ、全く新しい独特な食感として評価でき、しかも味や香りは新鮮な果物のものとして味わうことができるものであった。
本実施形態のマシュマロ冷菓の製造工程を示す側面図 同じく型枠への流し込み状態を示す斜視図 果物の果肉を加えた状態を示す斜視図 摘まみ板を差し込んだ状態を示す斜視図 冷凍状態のマシュマロ冷菓を型枠から取り出して切り分けた状態を示す斜視図 本考案の異なるタイプのマシュマロ冷菓を示す斜視図
本考案の冷菓の一例は例えば次のようにして製造することができる。
まず、ゼラチン50gを水350gに加熱しながら溶解させてゼラチン溶液を調整する。一方で、グラニュー糖400g、水飴75CC、レモン果汁75CCを混合し、図1に示すようにミキサー1にて前述のゼラチン溶液と共に高速で攪拌する。
ミキサーによる攪拌によって、糖・ゼラチン混合液中に微細な気泡が混入して独立気泡を含んで泡立ち液となるため、体積が徐々に増大する。原料体積の0.8〜1.5倍の総体積となる微細な気泡を含んでミキサー内の体積が1.8倍〜2.5倍程度、好ましくは2倍程度となったところでミキサーを止め、ここでまずミキサー内のマシュマロ液2の半分量を図2に示すように長方形の型枠3内に流し込み、これを冷蔵庫又は冷凍庫で冷却して型枠3内のマシュマロ液を多量の微細な気泡を含んだまま固化させる。
その一方、マシュマロ液2の残りの半分量には生の果物(苺、桃、ミカン、キィウィ等)の果肉又はそれを砂糖液で煮た果肉を適宜の大きさに切断したもの及び必要に応じて果汁を添加したマシュマロ液を調整しておく。なお、果肉の添加量は上記原料量に対して例えば450g程度が好ましい。そして、先に型枠3内で固化したマシュマロ層の上に流し込込み、いくつかの摘まみ板5を等間隔で差し込んでおく。そして、これを冷凍庫に入れて、例えば一晩冷却することにより、型枠3内のマシュマロ液2を多量の微細な気泡が含まれたまま凍結させる。なお、この作り方の場合、上層に流し込んだマシュマロ液2には当初は図3に示すように果肉が均一に分散しているが、固化する過程でマシュマロ液2との比重差によって果肉は下に沈殿し、図4に示すように上層のうちの最下部に集まった形で固化して凍結される。
凍結後、全体を型枠3内から取り出し、例えば図4の二点鎖線で示したように、摘まみ板5毎にカッターで直方体状に切り離すことにより、摘まみ板5を手で摘まんで持ちやすいマシュマロ冷菓が得られる。この実施形態では、凍結した果肉4の層の上下をやはり凍結したマシュマロ層6が挟んだ形態となっている。
本考案のマシュマロは、通常のマシュマロに比べて水分が多いものの、多量の微細気泡を含んだ多孔体であるから、凍結してもマシュマロらしい程よい柔らかさを示す。気泡の総体積が原料体積の0.8倍に満たないと、気泡が少ないために凍結時にマシュマロ特有の湿感のある弾力性を得がたく、また、1.5倍を超えると体積あたりの水分量が不足するため定形性のある凍結状態が得られない。気泡量を上述のように調整して凍結状態となったマシュマロ冷菓は、アイスクリームのような冷たさと、アイスクリームにはないマシュマロ特有の湿感のある弾力性とを同時に味わうことができ、全く新しい独特な食感として評価でき、しかも味や香りは冷たい新鮮な果物のものとして味わうことができるものであった。
また、本実施形態のマシュマロ冷菓では、果肉4も凍結しているが、マシュマロ層6に比べて層が薄いため、容易に噛み切ることができて食感を悪くする程ではなく、むしろマシュマロ層6との食感の違いを楽しむこともできる。また、マシュマロと果肉とが層状に分離していることから、視覚的に美しく、食欲を誘うものであった。
なお、果物は上記実施形態のように細切れにした果肉4として添加するものに限らず、原料中に果肉を投入してミキサーによって粉砕攪拌してもよく、果汁のみを添加して味と香りを味わうようにしてもよい。
また、微細気泡の含有量を異ならせた或いは果物の種類を異ならせた複数種のマシュマロ液を調整し、それらを組み合わせて凍結させるようにすれば、多様な味の変化や色彩的な複雑さを楽しむこともできる。
<他の実施形態>
本考案は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本考案の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では2層のマシュマロ層6の間に細切れの果肉4を層状に挟んだ形態にしたが、必ずしも果肉を層状に入れなくても、図6に示すように、マシュマロ層6の間に塊の果肉7がバラバラに浮かんでいるよう配置してもよい。もちろん、上記実施形態のようにマシュマロ液を2回に分けて冷却固化させるのではなく、一度に冷却固化させてもよく、或いは3回以上に分けて多層状をなすように冷却固化させてもよい。また、気泡の含有率が異なる、及び/又は、原料の果物の種類や色が異なる複数種のマシュマロ液によって複数種の多孔固化体を、混合させて一体の形状にまとめたものとしてもよい。
(2)果物の果肉に代えてチョコレート粉を混ぜてチョコレート味にしてもよく、その場合でも原料に対して体積比で0.8〜1.5倍の総体積となる微細な気泡を含むようにすることが最も好ましい。
4…果肉
5…摘まみ板
6…マシュマロ層(多孔固化体)
7…果肉

Claims (6)

  1. 果物の果肉又は果汁を含み、原料に対し体積比で0.8〜1.5倍の総体積となる微細な気泡を含む糖・ゼラチン溶液の多孔固化体であって冷凍状態で提供されるマシュマロ冷菓。
  2. 異なる層をなす前記多孔固化体の間に前記果肉が層状に挟まれている請求項1記載のマシュマロ冷菓。
  3. チョコレートを含み、原料に対し体積比で0.8〜1.5倍の総体積となる微細な気泡を含む糖・ゼラチン溶液の多孔固化体であって冷凍状態で提供されるマシュマロ冷菓。
  4. 原料に対して気泡の含有割合が異なる糖・ゼラチン溶液の複数種の前記多孔固化体が混合して存在している請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のマシュマロ冷菓。
  5. 果物の種類及び色が異なる糖・ゼラチン溶液の複数種の前記多孔固化体が混合して存在している請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のマシュマロ冷菓。
  6. 前記多孔固化体に手持ち用の摘まみを備えている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のマシュマロ冷菓。
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