JP3206414B2 - 車種判別装置 - Google Patents

車種判別装置

Info

Publication number
JP3206414B2
JP3206414B2 JP00223796A JP223796A JP3206414B2 JP 3206414 B2 JP3206414 B2 JP 3206414B2 JP 00223796 A JP00223796 A JP 00223796A JP 223796 A JP223796 A JP 223796A JP 3206414 B2 JP3206414 B2 JP 3206414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
height
vehicle type
detection
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00223796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09190594A (ja
Inventor
和利 吉川
秀一 砂原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP00223796A priority Critical patent/JP3206414B2/ja
Priority to TW085111101A priority patent/TW341694B/zh
Priority to KR1019960045668A priority patent/KR100224143B1/ko
Priority to DE69724482T priority patent/DE69724482T2/de
Priority to EP97100200A priority patent/EP0784302B1/en
Priority to US08/781,048 priority patent/US5839085A/en
Publication of JPH09190594A publication Critical patent/JPH09190594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3206414B2 publication Critical patent/JP3206414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/01Detecting movement of traffic to be counted or controlled
    • G08G1/017Detecting movement of traffic to be counted or controlled identifying vehicles
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/01Detecting movement of traffic to be counted or controlled
    • G08G1/015Detecting movement of traffic to be counted or controlled with provision for distinguishing between two or more types of vehicles, e.g. between motor-cars and cycles

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路上を走行する
車両の種別(車種)を判別する車種判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−34684号公報において
は、車両が課金ゲートを通過する際にそのハングオーバ
(車両前部の出っ張り)を光学的に検出し、ハングオー
バの有無に応じて車種を判別している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術には、複数車線道路をフリーレーン走行している車両
がハングオーバを有しているか否かを各車両毎に検出・
判別することができず、従って専らゲートを通過する車
両に対してしか適用できないという問題や、検出・判別
の対象となるのがハングオーバの有無のみであるため、
多彩な車種をそれぞれ識別するといった細かな車種判別
が不可能であるという問題がある。そこで、本願出願人
は、先に、次のような手順にて課金(通行料金等の引落
し・決済)、課金確認(残高不足等の有無の確認)、車
両検知、車種判別及び違反車検出を実行する自動課金シ
ステムを提案している(特願平7−82523号参
照)。
【0004】課金に際しては、まず、道路上方に配設し
た課金用アンテナを用いて各通行車両に対する宛先不特
定の呼掛けを実行する。各車両には、予めその車両又は
当該車両の使用者を特定するIDを付与しておき、ま
た、課金用アンテナからの呼掛けに応じこのIDを返送
するIU(in-vehicle unit )を配設しておく。課金用
アンテナとIUとの間の無線通信を介し、課金用アンテ
ナ側がIDを受け取りIU側がICカード等への課金情
報書込みを実行することにより課金が行われる。課金確
認も、同様に、道路上方に配設した課金確認用アンテナ
とIUとの間の無線通信を介して実行する。
【0005】課金及び課金確認の後或いは並行して、各
車両の道路横断方向通過位置、通過時刻、車幅等を検知
する(車両検知)。車両検知方法としては、上記先提案
では、ループコイルを道路横断方向に複数個横並びで
設け、そのインダクタンスが変化したときに車両通過と
見なす、白黒パターンを有するラインを道路横断方向
に沿って設け、道路上方のラインスキャナにて白黒パタ
ーン映像の乱れを検出したときに車両通過と見なす、
三角測量の原理に基づく距離センサを道路上方に複数個
横並びで設け、路面までの距離と異なる有限の距離を検
出したときに車両通過と見なす、等の方法が提案されて
いる。これらの車両検知方法〜は、いずれも車両の
幅に関する情報を提供可能な方法であるため、その結果
に基づき車種判別を行うことにより、上記公報における
問題点をいずれも解決可能である。そのなかでもの方
法は、の方法と異なり地中にループコイルを埋設する
工事が必要でなく、また、の方法と異なり建物等の影
の影響を受けにくくかつ道路幅方向の分解能に優れる、
という利点を有している。
【0006】違反車検出は、車両検知及び車種判別によ
り得られる車両検知情報及び車種情報と、課金及び課金
確認の際に得られるID等の通信情報とを照合すること
により、実行する。この照合により、例えば、課金及び
/又は課金確認を行わずに道路を通過した車両(無ID
車両等)や、IDによれば普通車であるはずなのに車両
検知情報によれば大型車である車両(不適正ID保持車
両)等を、検出できる。上位システムに対しては、無I
D車両、不適正ID保持車両、残高不足車両等のナンバ
ープレート映像を、その車両に関する車両検知情報や通
信情報等と共に通報する。
【0007】しかし、車幅に基づく車種判別方法〜
には、車種判別の精度を高めるのに限界がある。例え
ば、特願平7−82523号の図41以降に示されるよ
うに、距離センサとして光により三角測量を実行する構
成の距離センサを利用し、の方法を実施した場合を考
える。この場合、車両が通過しているのかしていないの
かを、反射光の受光強度が低いときには識別できない。
すなわち、反射光の受光強度が低い状況としては、セン
サの光源から非常に遠く実質的に無限遠にあると見なせ
る物体(例えば路面の孔)により光源からの光が反射さ
れており反射光の減衰が著しい状況、センサの光源に非
常に近い物体(例えば車高が非常に高い車両)により光
源からの光が反射されており反射光の方向がセンサの受
光部では捕らえられない方向である状況、窓や黒いバン
パ等のように光の反射率が低い部分やグリルストップラ
ンプのレンズ等の光学的部品により光源からの光が屈折
反射されている状況等があり、十分な受光強度が得られ
ない原因についてはこれら3種類のいずれによるのかセ
ンサの受光出力のみでは判断できない。従って、車両の
幅を正確に検出することができず、車両の幅に基づく車
種判別も不正確さを余儀なくされる。
【0008】本発明の第1の目的は、高さ情報に着目し
た車種判別により、複数車線の道路にも適用可能でかつ
特開平4−34684号公報や特願平7−82523号
に比べ細かくかつ正確に車種判別を実行可能な車種判別
装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、特
に高さプロファイルに着目した車種判別により、さらに
細かくかつ正確に車種判別を実行可能な車種判別装置を
提供することにある。本発明の第3の目的は、高さプロ
ファイルの統計的処理により、高さプロファイルの変化
パターンを正しく識別し、ひいては車種を正確に判別可
能な車種判別装置を提供することにある。本発明の第4
の目的は、反射光の受光強度が低くなる状況を利用する
ことにより、三角測量による光学的な距離センサを用い
た車両検知・車種判別の際、高さプロファイルの変化パ
ターンを正しく識別し、ひいては車種を正確に判別可能
な車種判別装置を提供することにある。本発明の第5の
目的は、上述の各目的を処理手順の改良のみですなわち
新たなセンサの追加なしに達成することにより、装置構
成の簡素化及び安価化を実現することにある。本発明の
第6の目的は、距離センサに異常が発生した場合にこれ
を少なくとも部分的に補う処理手順を設けることによ
り、距離センサの異常が後段の処理に及ぼす影響を最小
限にくいとめると共に、距離センサのメンテナンス頻度
を抑制しシステム運用者の負担を軽減することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1の構成に係る車種判別装置は、
道路上方に道路距離延長方向と交叉する方向に沿って設
けられた複数の光学的距離センサにより、当該交叉方向
に沿った道路上の物体の高さプロファイルを検出する手
段と、検出した高さプロファイルが各車種毎に定められ
た車種判別条件のいずれかを満たしているときに、その
物体がその車種に属する車両であると判定する手段と、
を備えることを特徴とする。光学的距離センサは時分割
動作させる。本構成においては、車種毎に定められた車
種判別条件のうちどれを満たすかによって車種が判別さ
れ、またいずれの車種判別条件も満たしていない場合に
は車両以外の物体であると判定できる。この車両検出及
び車種判別は高さ情報に基づくものであるため、ハング
オーバ検出によるもの(特開平4−34684号公報)
と異なり、複数車線の道路にも適用可能である。また、
ガラス窓等の影響によりある部位について高さ検出結果
が検出範囲外を示す値になったときその値を判定対象か
ら除外したとしても、車両のいずれか他の部位において
は通常は高さを検出できるから、上述のの方法と異な
り、車種判別への影響は生じにくい。さらに、車種判別
条件の与え方次第で、より細かな車種判別、より正確な
車種判別が可能になる。加えて、本構成を実施するには
従来の構成に処理手順の改良を施すのみで足り新たなセ
ンサの追加は不要であるから、実施に必要な装置構成は
簡素かつ安価である。
【0010】本発明の第2の構成に係る車種判別装置
、道路延長方向と交叉する方向に沿った道路上の物体
の高さプロファイルを、同一物体に関し複数通りの高さ
プロファイルが得られるよう繰り返し、検出する手段
と、同一物体から検出した複数通りの高さプロファイル
が道路延長方向に沿ってどのようなパターンで変化して
いるのかを検出する手段と、上記パターンが各車種毎に
定められた車種判別条件のいずれかを満たしているとき
に、その物体がその車種に属する車両であると判定する
手段と、を備えることを特徴とする。本構成において
は、第1の構成と同様の作用が生じる。また、一般に、
道路上を走行する車両における高さプロファイル変化は
その車種に固有のパターンに属しているから、本構成の
ように高さプロファイル変化パターンに基づく判定を実
行することにより、第1の構成に比べさらに細かくかつ
正確に車種判別を実行可能になる。
【0011】本発明の第3の構成に係る車種判別装置
は、第2の構成において、同一物体から検出した複数通
りの高さプロファイルそれぞれに関しその物体における
高さ分布を示す統計指標を生成する手段を備え、生成し
た統計指標同士を道路延長方向に沿って比較することに
より上記パターンを検出することを特徴とする。このよ
うに統計指標同士の比較照合を実行することにより、車
両の高さブロック(ボンネットとルーフ等のように互い
に異なる高さを有する部位をいう)の境界の位置、同一
車両を構成する高さブロックの個数、異なる高さブロッ
ク同士の高さの相違等を知ることが可能になるから、本
構成においては、高さプロファイルの変化を正しくパタ
ーン分類することが可能になり、車種判別がより正確に
なる。
【0012】本発明の第4の構成に係る車種判別装置
は、第2又は第3の構成において、同一物体から検出し
た複数通りの高さプロファイルに高さ検出可能範囲外で
あることを示す高さプロファイルが含まれていることを
検出する手段を備え、高さ検出可能範囲外であることを
示す高さプロファイルの個数を識別することにより上記
パターンを検出することを特徴とする。このように高さ
検出可能範囲外の高さプロファイルを検出することによ
り、本構成においては、第3の構成と同様、高さプロフ
ァイルの変化を正しくパターン分類することが可能にな
り、車種判別がより正確になる。本構成に係る処理は、
三角測量により距離を検出する光学式距離センサを用い
た構成、すなわち車両の部位によっては反射光の受光強
度が低くなるという現象を呈する構成に、特に好適に応
用できる。また、本構成における処理を第3の構成にお
ける処理と併用することにより、さらに、車種判別が正
確になる。
【0013】本発明の第5の構成に係る車種判別装置
は、第2乃至第4の構成において、道路延長方向と交叉
する方向に沿い所定微小間隔で並んで配設されそれぞれ
そのほぼ直下にある物体までの距離を検出し、その結果
を高さプロファイルの検出に供する複数個のセンサと、
上記複数個のセンサのうちいずれかが故障した場合に、
そのセンサに近接する他のいずれかのセンサによる検出
結果を用いて生成した情報を、故障したセンサにより検
出されるべき距離に代え高さプロファイルの検出に供す
る手段と、を備えることを特徴とする。本構成において
は、いずれかのセンサに故障が生じたときに近接するセ
ンサの出力によりこれが少なくとも部分的に補われるた
め、センサの故障が後段の処理にさほど影響を及ぼさな
い。また、センサのメンテナンス頻度も抑制可能にな
り、システム運用者の負担が軽くなる。加えて、これら
の作用は処理手順の追加により実現できるから、冗長な
センサを設ける必要がなく、装置構成の小形化及び安価
化に寄与できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。
【0015】(1)課金システムの構成 図1には、本発明の一実施形態に係る課金システムの構
成が示されている。このシステムは、アンテナシステム
10、車両検知システム12及び上位システム14から
構成されている。アンテナシステム10及び車両検知シ
ステム12は対を成しており、一般に複数車線を有する
道路に沿い所要箇所毎に1対ずつ一般に多数対配設され
る。アンテナシステム10及び車両検知システム12
は、一般に路側に配設されるコントローラ部分と、道路
を跨ぐガントリーの上に配設される通信/センシング部
分とから構成される。上位システム14は、アンテナシ
ステム10及び車両検知システム12と通信回線を介し
て接続され、アンテナシステム10及び車両検知システ
ム12からの情報をこの通信回線を介し収集し処理す
る。
【0016】アンテナシステム10は、より詳細には、
ガントリー上にそれぞれ横並びで複数個設けられた課金
アンテナ及び課金確認アンテナと、これらのアンテナに
よる通信を制御するコントローラ部分とから構成され
る。課金アンテナは、コントローラ部分の制御の下に、
各車両に搭載されているIUに宛先不特定でかつ連続的
乃至断続的に呼び掛ける。車両がガントリーの近傍に差
し掛かると、その車両に搭載されているIUはそのガン
トリー上に設けられている課金アンテナからの呼掛けを
受信可能になる。課金アンテナからの呼掛けを受信した
IUは、この呼掛けに応え、課金アンテナとの間で通信
を実行する。この通信を通じ、IUには通行料金が課金
され、課金アンテナは通信相手たるIUに固有のIDを
そのIUから受信する。課金確認アンテナは、同様の手
順にて、各車両毎に、課金が正常に行われたことを確認
する。アンテナシステム10特にそのコントローラ部分
は、課金及び課金確認の結果得られた情報(通信情報)
を上位システム14に送信する。送信する通信情報には
IDに関する情報が含まれているから、上位システム1
4では、課金及び課金確認が(不正常であっても)行わ
れた車両に関しては、受信した通信情報に基づきその車
両の車種を判別できる。
【0017】しかし、アンテナシステム10のみでは、
IUを搭載していない車両が通行料金支払なしで通行す
ることや異なる車種に付与されたはずのIDを利用して
課金を受けること(例えば大型車なのに普通車のIDを
使用し低額の通行料金で済ますこと)を許してしまう可
能性があるため、課金の公正さを維持するには限界があ
る。車両検知システム12はこれを克服するためのシス
テムであり、道路を実際に通行している車両の道路横断
方向位置、車幅その他をリモートセンシングし、その結
果に基づき車種判別を実行し、得られた車種情報を車両
位置情報等の情報と共に上位システム14に送信する。
上位システム14では、アンテナシステム10からの情
報と車両検知システム12からの情報とを照合すること
により、各種の違反車両を検出する。例えば、アンテナ
システム10では課金及び課金確認を実行していないに
もかかわらず車両検知システム12では車両の存在を検
知したときには、IUを搭載していない車両が通行した
と判定する。また、アンテナシステム10からの情報に
基づき判別した車種と車両検知システム12からの車種
情報とが符合しないときには、不適正なIDを有する車
両が通行したと判定する。上位システム14は、これら
様々な違反車両については、図示しない強制撮影カメラ
からのナンバープレート映像を収集し、また必要な情報
をデータベースに登録する等、必要な処置を講ずる。な
お、照合を車両検知システム12等にて行ってもよい。
【0018】本実施形態の第1の特徴は、車両検知シス
テム12における車種判別の方法、すなわち高さ情報を
利用した車種判別にあり、またそれによる車種判別の正
確化・精密化や、違反車両の誤検出確率の低減にある。
【0019】(2)車両検知システムの構成 車両検知システム12は、図2に示されるように、ガン
トリー16上に複数個横並びで設けられた距離センサ
(以下「ヘッド」と呼ぶ)18及び路側に設けられた車
両検知コンピュータ20から構成されている。各ヘッド
18は、それぞれ複数個の計測点(図4参照)42から
構成されている。各計測点42は投光部と受光部の対で
あり、投光部は、道路横断方向に沿ってガントリー16
のほぼ直下に設けられた検出ライン(白線、中間色線、
反射板等)22に向け光線を照射し、受光部は、検出ラ
イン22方向からの反射光を受光する。これら投光部及
び受光部の位置関係は、検出ライン22上にある物体例
えば車両24までの距離を三角測量の原理にて検出でき
るよう、設定されている。このように複数のヘッド18
をそれぞれ複数の計測点42にて構成しているため、検
出ライン22に沿って高い分解能で距離情報を得ること
ができる。さらに、ある計測点42による距離検出動作
が他の計測点42によるそれと競合し正確な検出が妨げ
られるのを防ぐため、各ヘッド18の内部では各計測点
42が異なる時点ですなわち時分割で距離検出動作を実
行している。また、ヘッド18同士の動作の競合を防ぐ
ため、車両検知コンピュータ20又は検出制御用のコン
トローラ(図示せず)は、奇数番目のヘッド18と偶数
番目のヘッド18が異なるタイミングで動作するよう、
各ヘッド18の動作タイミングを制御する。
【0020】車両検知コンピュータ20は、図3に示さ
れるように、各ヘッド18に対応するA/Dコンバータ
26及び2値化部28を有している。各A/Dコンバー
タ26は、対応するヘッド18から出力される電圧すな
わち道路上の物体までの距離データに相当するアナログ
電圧を、ディジタル値に変換する。また、各2値化部2
8は、ディジタル値に変換された距離データを所定のし
きい値と比較することにより、車両乃至物体の有無を示
す0/1データを生成する。A/Dコンバータ26及び
2値化部28は、対応するヘッド18の内部に設けても
よい。
【0021】車両検知コンピュータ20は連結処理部3
0を有している。連結処理部30は、各2値化部28か
ら出力される0/1データを検出ライン22に沿って連
結することにより、車両検知位置で“1”値、それ以外
の位置で“0”値を有するビット列である0/1連結デ
ータを生成する。連結処理部30の後段に設けられてい
る車両検知前処理部32は、車両検知処理に先立ち0/
1連結データに所定の前処理を施し、車両検知処理部3
4は、前処理後の0/1連結データに基づき車両24の
右端位置、左端位置及び平均中心位置、車両24の最
大、最小及び平均車幅、並びに車両24が検出ライン2
2上を通過するのに要した時間(通過時間)を求める。
車両検知処理部34は、このようにして得た情報を車両
検知情報として検知結果・車種判別結果通知処理部36
に供給する。
【0022】連結処理部30は、さらに、ヘッド18に
よる単一のスキャン動作にて各A/Dコンバータ26か
ら出力される一連の距離データを、ヘッド18から路面
までの距離に基づき路面からの高さに変換し、さらにこ
れらを検出ライン22に沿って連結することにより、検
出ライン22に沿う車両24高さプロファイルを示す高
さ連結データを生成する。その際、無限遠にある物体か
らの反射光を受光する場合に限らず、十分な受光強度を
得られないことを示す各種の距離データを、無限遠デー
タとして扱う。また、無限遠データは、高さ連結データ
上では高さ無限大(距離0)のデータとして扱う。連結
処理部30の後段に設けられている高さデータ計算部3
8は、連結処理部30から高さ連結データを、また車両
検知処理部34から車両検知情報のうち車両24の位置
に関する車両位置情報を、それぞれ入力し、入力した情
報に基づき、各車両24毎にかつ各スキャン毎に、車両
24の最大、最小及び平均高さを計算する。車両検知コ
ンピュータ20は、また、高さデータ計算部38からの
情報に基づき車種判別を実行し車種情報を生成する車種
判別部40を有している。車種判別部40は、生成した
車種情報を検知結果・車種判別結果通知処理部36に供
給する。検知結果・車種判別結果通知処理部36は、車
両検知情報及び車種情報を、通信回線を介し上位システ
ム14に送信する。
【0023】車両検知コンピュータ20は、加えて、各
計測点42の故障に応じて連結処理部30の動作に修正
を施す機能を有している。すなわち、図4に示されるよ
うに、各計測点42は故障したときにその旨を示す異常
検出信号を出力する。異常検出信号の例としては、投光
部や受光部がLED又はPDである場合、その電圧や電
流の異常を示す信号を掲げることができる。連結処理部
30は、これらの異常検出信号をセンサ異常情報として
入力し、図5及び図6に示されるように、0/1連結デ
ータや高さ連結データの生成に当たってヘッド異常検出
処理を実行する。本発明の第2の特徴は、このヘッド異
常検出処理にある。
【0024】図5に示される手順においては、連結処理
部30は、まず、異常検出信号の入力に応じ(10
0)、その異常検出信号を発生させた計測点42がオー
バラップ領域内に配置された計測点42か否かを判定す
る(102)。ここに、各ヘッド18は、検出の冗長性
を確保するためその検出ライン22方向覆域が互いに重
なるよう配置しておく。ステップ102でいうオーバラ
ップ領域とは、そのヘッド18の検出ライン22方向覆
域のうち他のヘッド18の検出ライン22方向覆域と重
なっている(オーバラップしている)領域をいう。オー
バラップ領域内に配置された計測点42に関しては、他
のヘッド18に属し同一の領域を覆域とする他の計測点
42にて代替可能であるため、連結処理部30は、当該
他の計測点42に係る0/1データ及び距離データを0
/1連結データ及び高さ連結データの生成に使用する
(104)。
【0025】異常検出信号を発生させた計測点42がオ
ーバラップ領域内に配置された計測点42でないときや
(102)、オーバラップ領域内に配置されてはいるも
のの同一の領域を覆域とする他の計測点42も異常検出
信号を発生させているときには(106)、上のような
代替は不可能である。そこで、連結処理部30は、これ
らの場合に、異常検出信号を発生させた計測点42を利
用して得られる筈であった0/1データ及び距離データ
を、隣接する通常は2個の計測点42に係る0/1デー
タ及び距離データに基づき、補間決定する(108〜1
16)。0/1連結データの生成を例とすると、隣接す
る2個の計測点42に係る0/1データが共に“1”で
あるときには(108)、異常検出信号を発生させた計
測点42に係る0/1データをやはり“1”とする(1
10、図6(1))。逆に、隣接する2個の計測点42
に係る0/1データが共に“0”であるときには(11
2)、異常検出信号を発生させた計測点42に係る0/
1データをやはり“0”とする(114、図6
(2))。それ以外のとき、すなわち隣接する2個の計
測点42に係る0/1データのうち1個が“1”残りが
“0”であるときには、異常検出信号を発生させた計測
点42に係る0/1データのうち、“1”の計測点42
側半分を“1”残り半分を“0”とする(116、図6
(3))。
【0026】このようにすれば、計測点42のうちいく
つかが故障したとしても、これを補うことができるか
ら、0/1連結データ及び高さ連結データを用いた処理
に影響は生じにくい。また、ヘッド18のメンテナンス
は有意な個数の計測点42に故障が生じた時点で行えば
足りるから、システム運用者も楽になる。なお、相隣接
する複数個の計測点42が同時に異常検出信号を発生さ
せているときには、これらの計測点42の列の両脇にあ
る正常な計測点42を、ステップ108〜116におけ
る“隣接する2個の計測点42”として用いる。ガント
リー16の端に位置する1乃至複数個の計測点42が異
常検出信号を発生させているときにはステップ114を
実行する。距離データに関しても、同様の穴埋め又は補
間を実行すればよい。
【0027】(3)高さデータ計算部の動作 本実施形態の第1の特徴に係る機能の一部は、上述の高
さデータ計算部38によって担われている。図7〜図1
6には、高さデータ計算部38の動作が示されている。
【0028】図7に示される動作手順においては、高さ
データ計算部38は、まず、高さ連結データ及び0/1
連結データを1スキャン分入力した上で(200)、入
力したデータに基づきそのスキャンに関し図8に示され
るスキャン毎高さ計算ルーチンを実行する(202)。
なお、1スキャンとは、全ヘッド18の協働にて検出ラ
イン22の全体に亘り距離検出を1回実行することをい
う。
【0029】スキャン毎高さ計算ルーチンにおいては、
高さデータ計算部38は、まず、0/1連結データにて
高さ連結データをゲートする。すなわち、0/1連結デ
ータのうちその値が“1”であり相連続している複数の
画素の列に注目し、注目した各画素列(以下単に「位
置」と呼ぶ)に関し高さ連結データの値を取り出す(3
00)。0/1連結データが“1”である位置は、十分
な受光強度で受光できる程度に計測点42からの光線を
反射する物体が存在している位置(通常は車両検知位
置。以下、単に「車両検知位置」と呼ぶ)であるから、
ステップ300の実行により、大まかには、現在のスキ
ャンにおいて検出された車両24に関しその高さプロフ
ィールを知ることができる。高さデータ計算部38は、
次に、全ての車両検出位置を個別に取り出し(30
2)、各車両検出位置に関し、画素数の計数によりその
幅(物体が車両24であるならば車幅に相当)を検出す
る(304)。その車両検出位置に存在する物体(通常
は車両24)が3ボックス車であり今回はルーフを横断
する部位をスキャンしたのであるとすると、図9(a)
に示されるようにウインドウ部分に関しては高さ連結デ
ータが図10に示される無限遠データになる。そこで、
高さデータ計算部38は、図11に示されるように原則
として無限遠データを除外して(306)、その物体の
最大、最小及び平均高さを検出ライン22に沿って算出
する(308)。しかし、例えばフロントウインドウ部
分等のように、ステップ304にて計算した幅の所定割
合以上を無限遠データが占めるときには(310)、ス
テップ308にて無限遠データも使用する(314)。
【0030】このようなスキャン毎高さ計算ルーチンを
実行した後(202)、高さデータ計算部38は、各車
両検知位置毎に高さブロックの更新及び個数カウントに
関する処理を実行する。例えば、今回のスキャンでは車
両検知位置とされたが前回のスキャンではそうでなかっ
た位置に関しては(図7、204)、高さデータ計算部
38は、内蔵するメモリ上に高さブロック数記憶領域を
設定した上で、その記憶領域上に高さブロック数=
“1”を設定する(206)。また、今回のスキャンで
は車両検知位置とされなかったが前回のスキャンではそ
うであった位置に関しては、高さデータ計算部38は、
その物体の高さブロック数が確定したと見なし、高さブ
ロック数記憶領域上の高さブロック数や、ステップ20
2にて求めた高さ情報を、車種判別処理部40に送信す
る(210)。
【0031】前回のスキャンでも今回のスキャンでも車
両検知位置とされた位置に関しては(212)、高さデ
ータ計算部38は、今回のスキャンにおける高さ連結デ
ータの所定割合以上が無限遠データであるか否かを判定
する(214)。この判定が成立した場合には、高さデ
ータ計算部38は、今回のスキャンで検知された車両検
知位置が残っていればそれに関しステップ214以降を
実行し、残っていなければステップ200へと戻る。逆
に、ステップ214における判定が成立していなかった
場合、今回のスキャンにて光を十分に反射する部位(図
9(b)に示されるフロント又はリアウインドウ部分や
バンパー部分以外の部位)がスキャンされたものと見な
すことができる。そこで、高さデータ計算部38は、前
回のスキャンにおける高さ連結データに関してもその所
定割合以上が無限遠データであるか否かを判定する(2
16)。この判定が成立した場合、今回のスキャンにて
新たな高さブロックを検出したことになるから、すなわ
ち今回のスキャンにて例えばフロントウインドウからル
ーフへとスキャン位置が移行したと見なせるから、高さ
データ計算部38は、内蔵するメモリ上の高さブロック
数に1を加算する(218)。逆に、ステップ216で
の判定が成立しなかった場合、今回のスキャンでは新た
な高さブロックを検出できなかったと見なせるから、高
さデータ計算部38は、原則として、ステップ214に
おける判定が成立した場合と同様の処理に移行する。但
し、前回のスキャンにおける高さ連結データと今回のス
キャンにおける高さ連結データとが平均高さ等から見て
不連続性を示している場合、すなわち前者から後者への
有意な変化が見られる場合(220)、高さデータ計算
部38はステップ218に移行する。
【0032】なお、前回スキャンと今回スキャンでの車
両検知位置が一致しているか否かを検出するには、両ス
キャンにおける車両検知位置の右端/左端/同士の比較
等を行えばよい。
【0033】ここで、ステップ218に示される処理す
なわち高さブロック数インクリメント処理を実行する条
件(ステップ214、216及び218)の意味合いに
関し説明する。まず、図12に示されるように、横軸に
時間すなわち道路延長方向の位置をとり、縦軸に高さ連
結データの値をとることとすると、図中矢印付き線分に
て表されている車両部位(ボンネット、ルーフ、トラン
ク等)では高さ連結データの大部分が無限遠データでは
ないことがわかる。逆に、車両の他の部位においては、
図9(b)及び図13に示されるように、高さ連結デー
タの大部分が無限遠データになることがわかる。すなわ
ち、高さ連結データの大部分が無限遠データになる部位
とならない部位は、3ボックス車等では交互に到来す
る。ステップ214及び216にて表現されている条件
は、高さ連結データの大部分が無限遠データになる部位
(例えばフロントウインドウ)からならない部位(例え
ばルーフ)への移行時点(図14中矢印で示される時
点)を検出する条件である。
【0034】また、ステップ202(特にステップ30
8)では、最大、最小及び平均高さを演算し高さ計算部
38内部に蓄積している。これは、図14に示されるよ
うに、図12中矢印付き線分で表される部位に関し、最
大、最小及び平均高さが道路延長方向に沿ってどの様な
パターンで変化するのかを決定するのに十分な情報が蓄
積されることを、意味している。この情報は後述する車
種判別の際に利用されるのみでなく、ステップ220に
て高さブロック検出に利用されている。すなわち、車両
24としては、図15(a)に示される3ボックスの乗
用車のように高さブロックが3個でかつその間にウイン
ドウが挟まる車種の他に、図15(b)に示されるよう
に高さブロック数が1個になる1ボックス車及びバス
や、図15(c)に示されるように高さブロック数が2
個でその間にウインドウが挟まる2ボックス車や、図1
5(d)に示されるように高さブロック数が2個でその
間にウインドウ等が挟まらないトラック(この図に示さ
れているのは空荷の状態)等がある。ステップ214及
び216の条件を使用した高さブロック検出は、図15
(a)や図15(c)に示される車種に適してはいる
が、図15(d)に示される車種には適していない。そ
こで、ステップ220に示される条件を使用することに
より、本実施形態では、図16に破線で示される時点す
なわち高さブロックを更新すべき時点を、高さ情報に基
づき検出している。
【0035】なお、ステップ220にて使用できる条件
の具体例としては、今回スキャンにおける最大高さが
前回スキャンにおける最小高さより小さいときに有意な
高さ変化ありと見なす、今回スキャンにおける最小高
さが前回スキャンにおける最大高さより大きいときに有
意な高さ変化ありと見なす、今回スキャンにおける平
均高さが前回スキャンにおける最大高さより大きく又は
最小高さより小さいときに有意な高さ変化ありと見な
す、等の条件や、これらの任意の組合わせを掲げること
ができる。
【0036】(4)車種判別処理部の動作 図17には、車種判別処理部40の指令動作が示されて
いる。この図に示される処理では、車種判別処理部40
はまず高さデータ計算部38からデータを入力する(4
00)。ステップ400において高さデータ計算部38
から車種判別処理部40に入力されるデータとしては、
高さデータ計算部38により求められたデータと、車両
検知処理部34により得られ高さデータ計算部38を介
して供給されるデータとがある。表1に、ステップ40
0において車種判別処理部40に入力されるデータの一
例を示す。この表に示されるデータは1台の車両24毎
に入力されるデータである。
【0037】
【表1】 車種判別処理部40は、次に、車両検知処理部34から
高さデータ計算部38を介して供給される平均車幅、す
なわちその車両に関し道路延長方向に沿って検出した車
幅をスキャン間で平均した値に基づき、現在車種判別の
対象としている車両24が大幅車種に属しているのか、
中幅車種に属しているのかそれとも小幅車種に属してい
るのかを判定する(402)。例えば、平均車幅を示す
画素数が所定値0以下である場合には現在車種判別の対
象としている車両24がバイク等の小幅車種に属してい
ると判定し、逆にB+1以上(B>A)である場合に
は、大型トラック、バス、トレーラー等の大幅車種に属
していると判定する。それ以外の場合、すなわち平均車
幅を表す画素数がA+1以上B以下である場合には、各
種乗用車、小型トラック、4WD車等の中幅車種に属し
ていると判定する。
【0038】
【表2】 車種判別処理部40は、ステップ402における判定結
果に応じ、大幅車種判別処理に係るステップ404、中
幅車種判別処理に係るステップ406又は小幅車種判別
処理に係るステップ408のいずれかを実行し、その結
果を、検知結果・車種判別結果通知処理部36に出力し
た上で(410)、次の車両24に関し車種判別を実行
すべく、ステップ400に戻る。ステップ410におい
て車種判別処理部40から出力されるデータは、次の表
3に掲げられているように、車種判別の対象とした車両
24が大幅車種に属しているのか、中幅車種に属してい
るかそれとも小幅車種に属しているのかを示す車幅分類
情報や、ステップ404、406又は408を実行した
結果得られる車種情報、すなわち車両24がトラックで
あるのかバスであるのか等を示す情報である。
【0039】
【表3】 次に、ステップ404〜408における車種判別動作の
内容に関し説明する。なお、以下の説明ではこれらのス
テップにおける処理をフローチャートに基づき説明する
が、実際には、車種判別処理部40に内蔵されている高
さブロック数及びしきい値のデータベースと表1に示さ
れている情報のうち特に高さデータ計算部38により求
められたデータとの照合により、これらのステップを実
現することができる。
【0040】図18には、ステップ404に係る大幅車
種判別処理の内容が示されている。この図の処理におい
ては、まず、車種判別処理部40により高さブロック数
が1であるのかそれとも2以上であるのかが判定される
(500)。高さブロック数が1である場合現在車種判
別の対象としている車両24が1ボックス形状の大型車
両、例えば図19に示される大型バスである可能性があ
るため、車種判別処理部40はこの車両24に関しその
高さブロックの平均高さを所定の大型バス高さしきい値
と比較する(502)。この比較の結果、その高さブロ
ックの平均高さが大型バス高さしきい値以上であるとさ
れた場合、車種判別処理部40は図19に示される条件
が成立したと見なし、現在車種判別の対象としている車
両24が大型バスであると判定する(504)。そうで
ない場合には、車両24を大型バスと認定することがで
きないため、車種判別処理部40は、その車両24の車
種に関しては特定できないとする車種情報を生成する
(506)。
【0041】また、ステップ500において高さブロッ
ク数が2以上であると判定された場合、現在車種判別の
対象とされている車両24は、図20に示されているよ
うに、大型トラック等の大型車両である可能性がある。
そこで、車種判別処理部40は、この車両24の先頭高
さブロックの平均高さを所定の大型トラック頭高さしき
い値と比較する(508)。その結果、先頭高さブロッ
クの平均高さが大型トラック頭高さしきい値以上である
とされた場合、車種判別処理部40は、この車両24が
大型トラック又はトレーラーであると判定する(51
0)。すなわち、図20に示されているいずれかの条件
が成立しているとみなす。逆に、先頭高さブロックの平
均高さが大型トラック頭高さしきい値以上ではないとさ
れた場合には、車種判別処理部40は、車種を特定でき
ない旨を示す車種情報を生成する(506)。
【0042】図21には、中幅車種判別処理に係るステ
ップ406の内容が示されている。この処理において
は、車種判別処理部40はまず現在車種判別の対象とし
ている車両24の高さブロック数が1であるかそれとも
2以上であるかを判定する(600)。高さブロック数
が1である場合には、この車両24が1ボックスである
可能性がある。そこで、車種判別処理部40は、この車
両の高さブロックの平均高さを所定の1ボックス高さし
きい値と比較する(602)。その結果、高さブロック
の平均高さが1ボックス高さしきい値以上であるとされ
た場合、図22に示される条件が成立しているとみなせ
るため、車種判別処理部40はこの車両24が1ボック
スの乗用車であると判定する(604)。そうでない場
合、車種判別処理部40は、この車両の車種を特定する
ことができない旨を示す車種情報を生成する(60
6)。
【0043】ステップ600において高さブロック数が
2以上であるとされた場合、現在車種判別の対象として
いる車両24が、図23に示される小型トラック、図2
4に示される2ボックス乗用車及び4WD車、又は図2
5に示される3ボックス乗用車のいずれかである可能性
がある。車種判別処理部40は、まず、小型トラックに
該当するか否かを検証すべく、1番目の高さブロックの
平均高さが2番目の高さブロックの平均高さを上回って
いるか否かを判定する(608)。この判定が成立して
いる場合には、車種判別処理部40は、原則として、現
在車種判別の対象としている車両24を小型トラックと
判定する(610)。ただし、1番目高さブロックの平
均高さが2番目の高さブロックの平均高さブロックを上
回っている場合であっても、1番目の高さブロックの平
均高さが所定の小型トラック高さしきい値以上でない場
合には、この車両24を小型トラックと認定するのは妥
当ではない。そこで、車種判別処理部40は、小型トラ
ックと判定するのに先立ちまず1番目の高さブロックの
平均高さが小型トラック高さしきい値以上であるか否か
を判定する(612)。この判定が成立しなかった場合
には、ステップ606と同様、車種判別処理部40は車
種を特定できない旨を示す車種情報を生成する(61
4)。
【0044】ステップ608において1番目の高さブロ
ックの平均高さが2番目の高さブロックの平均高さを上
回っていないと判定した場合、車種判別処理部40は、
現在車種判別の対象としている車両の高さブロック数が
2であるかそれとも3以上であるかを判定する(61
6)。すなわち、高さブロック数が2である場合には図
24に示されるように2ボックス乗用車又は4WD車で
ある可能性があるのに対し、3以上である場合には図2
5に示される3ボックス乗用車である可能性があるか
ら、車種判別処理部40はステップ616を実行するこ
とにより両者を弁別する。すなわち、高さブロック数が
2である場合には、車種判別処理部40は現在車種判別
の対象としている車両24が2ボックス乗用車又は4W
D車であると判定し(618,620)、逆に3以上で
ある場合には原則として3ボックス乗用車であると判定
する(622)。
【0045】2ボックス乗用車と4WD車の弁別に際し
ては、車種判別処理部40は、2番目の高さブロックの
平均高さが所定の4WD高さしきい値以上であるか否か
という条件を使用する(624)。すなわち、一般に2
ボックス乗用車の高さは4WD車のそれよりも低いた
め、図24に示される原理に基づき、2ボックス乗用車
と4WD車を弁別することができる。また、車種判別処
理部40は、高さブロック数が3以上である旨ステップ
616において判定した場合であっても、1番目の高さ
ブロックの平均高さが2番目の高さブロックの平均高さ
以下でない場合や、2番目の高さブロックの平均高さが
3番目の高さブロックの平均高さ以上でない場合には
(626)、車種を特定できない旨の車種情報を生成す
る(628)。すなわち、3ボックス乗用車においては
図25に示されるように一般に2番目の高さブロックの
高さが他のどの高さブロックの高さよりも高くなるか
ら、ステップ628ではこれを利用し、3ボックス乗用
車でない車両又は物体を3ボックス乗用車と誤判定する
ことを防止している。
【0046】そして、ステップ408が実行された場
合、車種判別処理部40は、車種判別の対象としている
車両24がバイクであると判定する。
【0047】なお、図18〜25に示されている車種判
別原理及び条件は一例である。例えば、工事車両その他
のように特殊な形状を有する車両24の車種を特定する
ことができるよう、さらに付加的な条件を用いるように
してもよい。また、平均高さ以外の指標に従い車種判別
を実行しても構わない。
【0048】
【発明の効果】本発明の第1の構成によれば、道路交叉
方向に沿い道路上の物体の高さプロファイルを検出し、
検出した高さプロファイルが各車種毎に定められた車種
判別条件のいずれかを満たしているときに、その物体が
その車種に属する車両であると判定するようにしたた
め、いずれの車種判別条件も満たしていない場合には車
両以外の物体であると判定でき、またいずれの車種判別
条件を満たすかによって車種を判別できる。このように
高さ情報に基づく車両検出及び車種判別を行っているた
め、本構成は、ハングオーバ検出による従来技術と異な
り複数車線の道路にて実施できる。また、車両のある部
位に関しガラス窓等の影響により高さ検出結果が検出範
囲外を示す値になりこれを判定対象から除外したとして
も、車両の他の部位においては通常は必ず高さを検出で
きるから、車両の幅に基づく車種判別と異なり、車種判
別への影響が生じない。さらに、車種判別条件の与え方
次第で、より細かな車種判別、より正確な車種判別が可
能になる。加えて、本構成を実施するには従来の構成に
処理手順の改良を施すのみで足り新たなセンサの追加は
不要であるから、実施に必要な装置構成は簡素かつ安価
である。また、高さプロファイルを検出するための複数
の光学的距離センサを時分割動作させることにより、そ
の距離検出動作における競合を防ぐことができる。
【0049】本発明の第2の構成によれば、道路上の同
一物体から道路延長方向と交叉する方向に沿い検出した
複数通りの高さプロファイルが道路延長方向に沿ってど
のようなパターンで変化しているのかを検出し、検出し
たパターンが各車種毎に定められた車種判別条件のいず
れかを満たしているときに、その物体がその車種に属す
る車両であると判定するようにしたため、第1の構成と
同様の効果が得られるほかに、第1の構成に比べさらに
細かくかつ正確に車種判別を実行可能になる。
【0050】本発明の第3の構成によれば、同一物体か
ら検出した複数通りの高さプロファイルそれぞれに関し
その物体における高さ分布を示す統計指標を生成し、生
成した統計指標同士を道路延長方向に沿って比較するこ
とにより上記パターンを検出するようにしたため、車両
の高さブロックに関する情報を得ることが可能になり、
ひいては高さプロファイルの変化を正しくパターン分類
でき車種判別がより正確になる。
【0051】本発明の第4の構成によれば、同一物体か
ら検出した複数通りの高さプロファイルに高さ検出可能
範囲外であることを示す高さプロファイルが含まれてい
ることを検出し、その個数を識別することにより上記パ
ターンを検出するようにしたため、第3の構成と同様、
高さプロファイルの変化を正しくパターン分類でき車種
判別がより正確になる。さらに、本構成は、三角測量に
より距離を検出する光学式距離センサを用いた構成に特
に好適に応用できる。また、本構成における処理を第3
の構成における処理と併用することにより、さらに、車
種判別が正確になる。
【0052】本発明の第5の構成によれば、道路延長方
向と交叉する方向に沿い複数個のセンサを所定微小間隔
で並んで配設し、このセンサによりそれぞれそのほぼ直
下にある物体までの距離を検出し、その結果を高さプロ
ファイルの検出に用いると共に、これらのセンサのうち
いずれかが故障した場合に、そのセンサに近接する他の
いずれかのセンサによる検出結果を用いて生成した情報
を、故障したセンサにより検出されるべき距離に代え高
さプロファイルの検出に供するようにしたため、センサ
の故障が後段の処理にさほど影響を及ぼさない。また、
センサのメンテナンス頻度も抑制可能になり、システム
運用者の負担が軽くなる。加えて、これらの作用は処理
手順の追加により実現できるから、冗長なセンサを設け
る必要がなく、装置構成の小形化及び安価化に寄与でき
る。
【0053】
【補遺】なお、本発明は次のような構成としても把握で
きる。
【0054】(1)本発明の第6の構成に係る車種判別
方法は、道路上の物体の高さを検出するステップと、検
出した高さが各車種毎に定められた車種判別条件のいず
れかを満たしているときに、その物体がその車種に属す
る車両であると判定するステップと、を有することを特
徴とする。
【0055】本発明の第7の構成に係る車種判別方法
は、道路上の物体の高さプロファイルを道路延長方向と
交叉する方向に沿い検出するステップと、同一物体に関
し複数通りの高さプロファイルが得られるよう高さプロ
ファイルの検出を繰り返し実行させるステップと、同一
物体から検出した複数通りの高さプロファイルが道路延
長方向に沿ってどのようなパターンで変化しているのか
を検出するステップと、上記パターンが各車種毎に定め
られた車種判別条件のいずれかを満たしているときに、
その物体がその車種に属する車両であると判定するステ
ップと、を有することを特徴とする。
【0056】本発明の第8の構成に係る車種判別方法
は、第7の構成において、同一物体から検出した複数通
りの高さプロファイルそれぞれに関しその物体における
高さ分布を示す統計指標を生成するステップを有し、生
成した統計指標同士を道路延長方向に沿って比較するこ
とにより上記パターンを検出することを特徴とする。
【0057】本発明の第9の構成に係る車種判別方法
は、第7又は第8の構成において、同一物体から検出し
た複数通りの高さプロファイルに高さ検出可能範囲外で
あることを示す高さプロファイルが含まれていることを
検出するステップを有し、高さ検出可能範囲外であるこ
とを示す高さプロファイルの個数を集計することにより
上記パターンを検出することを特徴とする。
【0058】本発明の第10の構成に係る車種判別方法
は、第7乃至第9の構成において、道路延長方向と交叉
する方向に沿い所定微小間隔で並んで配設した複数個の
センサそれぞれによりそのほぼ直下にある物体までの距
離を検出し、その結果を高さプロファイルの検出に供す
るステップと、上記複数個のセンサのうちいずれかが故
障した場合に、そのセンサに近接する他のいずれかのセ
ンサによる検出結果を用いて生成した情報を、故障した
センサにより検出されるべき距離に代え高さプロファイ
ルの検出に供するステップと、を有することを特徴とす
る。
【0059】これらの構成においては、第1乃至第5の
構成のうち対応する構成にて得られる作用効果と同様の
作用効果が得られる。
【0060】(2)本発明の第11の構成に係る課金シ
ステムは、道路上を走行する車両との無線通信によりそ
の車両から識別情報を受信し当該車両の車種をその識別
情報から判別する課金装置又は課金確認装置と、第1乃
至第5の構成に係る車種判別装置と、課金装置又は課金
確認装置及び車種判別装置からそれぞれ少なくとも車種
に関する情報を入力し両者の照合により実際の車種と不
一致の識別情報を送信した車両を検出する上位システム
と、を備えることを特徴とする。本構成によれば、車種
判別装置による車種判別の結果が従来に比べ正確である
ため、従来に比べ正確にかつ簡単に、不適正ID保持車
両等を検出可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る自動課金システム
の一例構成を示すブロック図である。
【図2】 この実施形態における車両検知システムの一
例構成を示す概略斜視図である。
【図3】 車両検知コンピュータの機能構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 センサ異常情報の内容を示すブロック図であ
る。
【図5】 ヘッド異常検出処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】 異常検出信号を出力した計測点がオーバラッ
プ領域内にない場合又はオーバラップ領域内にあっても
残りの片側が正常でない場合に実行される処理の内容を
概念的に示す図であり、特に図6(1)は異常検出信号
を出力した計測点の両側の計測点により車両ありとされ
ている場合を、図6(2)は車両なしとされている場合
を、図6(3)は片側のみにより車両ありとされている
場合を、それぞれ示す図である。
【図7】 高さ計算処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図8】 スキャン毎高さ計算処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】 3ボックス乗用車を例として無限遠データの
発生部位を示す図であり、特に図9(a)は車両横断方
向を、図9(b)は縦断方向を、それぞれ示す図であ
る。
【図10】 各車両検知位置毎に取り出される高さ連結
データの一例を示す図であり、特に図10(a)は車両
検知位置における0/1連結データを、図10(b)は
図10(a)に示されるデータによりゲートした高さ連
結データを、それぞれ示す図である。
【図11】 図10(b)に示される高さ連結データの
うち原則として車両高さ計算に使用される部分と使用さ
れない部分とを示す概念図である。
【図12】 高さ連結データの大部分が無限遠データと
はならない車両の部位を示すタイミングチャートであ
る。
【図13】 高さ連結データの大部分が無限遠データと
なる車両の部位を示すタイミングチャートである。
【図14】 無限遠データが大部分を示す高さ連結デー
タの検出による高さブロック更新タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図15】 車種の相違による高さブロック数の相違及
び高さブロック間の高低関係の相違を示す概念図であ
り、特に図15(a)は3ボックス乗用車の場合を、図
15(b)は1ボックス乗用車又はバスの場合を、図1
5(c)は2ボックス乗用車又は4WD車の場合を、図
15(d)はトラックの場合を、それぞれ示す図であ
る。
【図16】 最大限最小又は平均高さに基づく高さブロ
ック更新のタイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図17】 車種判別処理の流れを示すフローチャート
である。
【図18】 大幅車種判別処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図19】 大型バスの検出原理を示す概念図である。
【図20】 大型トラックの検出原理を示す概念図であ
る。
【図21】 中幅車種判別処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図22】 1ボックス車の検出原理を示す概念図であ
る。
【図23】 小型トラックの検出原理を示す概念図であ
る。
【図24】 2ボックス乗用車及び4WD車の検出及び
弁別原理を示す概念図である。
【図25】 3ボックス車の検出原理を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
10 アンテナシステム、12 車両検知システム、1
4 上位システム、16 ガントリー、18 距離セン
サ(ヘッド)、20 車両検知コンピュータ、22 検
出ライン、24 車両、26 A/Dコンバータ、28
2値化部、30 連結処理部、32 車両検知前処理
部、34 車両検知処理部、36 検知結果・車種判別
結果通知処理部、38 高さデータ計算部、40 車種
判別処理部、42 計測点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08G 1/04 G01S 17/88 B (56)参考文献 特開 平8−124081(JP,A) 特開 昭63−148398(JP,A) 特開 平7−239954(JP,A) 特開 平7−282384(JP,A) 特開 平6−241526(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/015 G01B 11/00 G01B 11/24 G01S 17/88 G08G 1/01 G08G 1/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路上方に道路延長方向と交叉する方向
    に沿って設けられた複数の光学的距離センサにより、当
    該交叉方向に沿った道路上の物体の高さプロファイルを
    検出する手段と、 検出した高さプロファイルが各車種毎に定められた車種
    判別条件のいずれかを満たしているときに、その物体が
    その車種に属する車両であると判定する手段と、上記複数の光学的センサを、その距離検出動作に競合が
    生じないよう、時分割動作させる手段と、 を備えることを特徴とする車種判別装置。
  2. 【請求項2】 道路延長方向と交叉する方向に沿った道
    路上の物体の高さプロファイルを、同一物体に関し複数
    通りの高さプロファイルが得られるよう繰り返し、検出
    する手段と、 同一物体から検出した複数通りの高さプロファイルが道
    路延長方向に沿ってどのようなパターンで変化している
    のかを検出する手段と、 上記パターンが各車種毎に定められた車種判別条件のい
    ずれかを満たしているときに、その物体がその車種に属
    する車両であると判定する手段と、 を備えることを特徴とする車種判別装置。
  3. 【請求項3】 請求項記載の車種判別装置において、 同一物体から検出した複数通りの高さプロファイルそれ
    ぞれに関しその物体における高さ分布を示す統計指標を
    生成する手段を備え、 生成した統計指標同士を道路延長方向に沿って比較する
    ことにより上記パターンを検出することを特徴とする車
    種判別装置。
  4. 【請求項4】 請求項又は記載の車種判別装置に
    おいて、 同一物体から検出した複数通りの高さプロファイルに高
    さ検出可能範囲外であることを示す高さプロファイルが
    含まれていることを検出する手段を備え、 高さ検出可能範囲外であることを示す高さプロファイル
    の個数を識別することにより上記パターンを検出するこ
    とを特徴とする車種判別装置。
  5. 【請求項5】 請求項乃至記載の車種判別装置にお
    いて、 道路延長方向と交叉する方向に沿い所定微小間隔で並ん
    で配設されそれぞれそのほぼ直下にある物体までの距離
    を検出し、その結果を高さプロファイルの検出に供する
    複数個のセンサと、 上記複数個のセンサのうちいずれかが故障した場合に、
    そのセンサに近接する他のいずれかのセンサによる検出
    結果を用いて生成した情報を、故障したセンサにより検
    出されるべき距離に代え高さプロファイルの検出に供す
    る手段と、 を備えることを特徴とする車種判別装置。
JP00223796A 1996-01-10 1996-01-10 車種判別装置 Expired - Fee Related JP3206414B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00223796A JP3206414B2 (ja) 1996-01-10 1996-01-10 車種判別装置
TW085111101A TW341694B (en) 1996-01-10 1996-09-11 System and method for detecting vehicle types by utilizing information of vehicle height, and debiting system utilizing this system and method
KR1019960045668A KR100224143B1 (ko) 1996-01-10 1996-10-14 차종판별장치 및 그 방법
DE69724482T DE69724482T2 (de) 1996-01-10 1997-01-08 System und Verfahren mit Fahrzeugstyperkennung durch Fahrzeugshöhe, und Mautsystem für dieses System und Verfahren
EP97100200A EP0784302B1 (en) 1996-01-10 1997-01-08 System and method for detecting vehicle types by utilizing information of vehicle height, and debiting system utilizing this system and method
US08/781,048 US5839085A (en) 1996-01-10 1997-01-09 System and method for detecting vehicle types by utilizing information of vehicle height, and debiting system utilizing this system and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00223796A JP3206414B2 (ja) 1996-01-10 1996-01-10 車種判別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09190594A JPH09190594A (ja) 1997-07-22
JP3206414B2 true JP3206414B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=11523756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00223796A Expired - Fee Related JP3206414B2 (ja) 1996-01-10 1996-01-10 車種判別装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5839085A (ja)
EP (1) EP0784302B1 (ja)
JP (1) JP3206414B2 (ja)
KR (1) KR100224143B1 (ja)
DE (1) DE69724482T2 (ja)
TW (1) TW341694B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102175172A (zh) * 2010-12-30 2011-09-07 南京理工大学 一种基于图像识别的机动车辆外形尺寸检测***
RU2713925C2 (ru) * 2015-02-05 2020-02-11 Филипс Лайтинг Холдинг Б.В. Дорожное освещение

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6195019B1 (en) * 1998-01-20 2001-02-27 Denso Corporation Vehicle classifying apparatus and a toll system
JP3446077B2 (ja) * 1999-02-19 2003-09-16 株式会社日立製作所 車両感知器情報処理方法及び装置
US6275171B1 (en) * 1999-04-30 2001-08-14 Esco Electronics, Inc. Rangefinder type non-imaging traffic sensor
JP3638239B2 (ja) * 1999-12-15 2005-04-13 三菱電機株式会社 車両検知装置
JP2001208844A (ja) * 2000-01-25 2001-08-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 光学式車両感知装置および光学式車両感知方法
US6832206B1 (en) 2000-02-01 2004-12-14 Marc Chelnik Automobile parking verification system (APVS)
JP3768773B2 (ja) * 2000-04-18 2006-04-19 三菱電機株式会社 Dsrc車載器
AT412746B (de) * 2001-12-14 2005-06-27 Kapsch Trafficcom Ag Verfahren und vorrichtung zur geometrischen vermessung und verfolgung von objekten
SE531334C2 (sv) * 2003-01-30 2009-02-24 Facility Parking Europ Ab Fordon ID
US8242476B2 (en) 2005-12-19 2012-08-14 Leddartech Inc. LED object detection system and method combining complete reflection traces from individual narrow field-of-view channels
JP4811651B2 (ja) * 2006-03-30 2011-11-09 独立行政法人産業技術総合研究所 ステレオカメラを用いた車椅子使用者検出システム
JP4936045B2 (ja) * 2006-04-06 2012-05-23 住友電気工業株式会社 車体色判別装置、方法及びプログラム
EP2158579B1 (en) 2007-06-18 2014-10-15 Leddartech Inc. Lighting system with traffic management capabilities
US8600656B2 (en) 2007-06-18 2013-12-03 Leddartech Inc. Lighting system with driver assistance capabilities
CA2857826C (en) 2007-12-21 2015-03-17 Leddartech Inc. Detection and ranging methods and systems
US8723689B2 (en) 2007-12-21 2014-05-13 Leddartech Inc. Parking management system and method using lighting system
EP2517189B1 (en) 2009-12-22 2014-03-19 Leddartech Inc. Active 3d monitoring system for traffic detection
US8736458B2 (en) 2010-04-29 2014-05-27 Signature Research, Inc. Weigh-in-motion scale
US8841881B2 (en) 2010-06-02 2014-09-23 Bryan Marc Failing Energy transfer with vehicles
US8908159B2 (en) 2011-05-11 2014-12-09 Leddartech Inc. Multiple-field-of-view scannerless optical rangefinder in high ambient background light
CA2839194C (en) 2011-06-17 2017-04-18 Leddartech Inc. System and method for traffic side detection and characterization
JP5901301B2 (ja) * 2012-01-16 2016-04-06 三菱電機株式会社 車種判別システム
EP2820632B8 (en) 2012-03-02 2017-07-26 Leddartech Inc. System and method for multipurpose traffic detection and characterization
CN107003406B (zh) 2014-09-09 2019-11-05 莱达科技股份有限公司 检测区的离散化
CN105809088B (zh) * 2014-12-30 2019-07-19 清华大学 车辆识别方法和***
DE102015223175A1 (de) * 2015-11-24 2017-05-24 Conti Temic Microelectronic Gmbh Fahrerassistenzsystem mit adaptiver Umgebungsbilddatenverarbeitung
CN107424411B (zh) * 2017-07-24 2021-05-18 京东方科技集团股份有限公司 路灯集成装置、路灯***及通信方法
CA3020431A1 (en) 2017-10-11 2019-04-11 Marc Chelnik Vehicle parking authorization assurance system
CN108824255A (zh) * 2018-07-06 2018-11-16 温州大学激光与光电智能制造研究院 组合式自动升降限高装置
CN110455729A (zh) * 2019-08-23 2019-11-15 杭州春来科技有限公司 汽车尾气遥测方法
CN117198063B (zh) * 2023-09-21 2024-04-26 苏州安泰阿尔法交通科技发展有限公司 一种车辆超高监测的方法、***以及介质

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4789941A (en) * 1986-07-18 1988-12-06 Bennett Nunberg Computerized vehicle classification system
JPH04920A (ja) * 1990-04-18 1992-01-06 Toshiba Corp 車両検知装置
US5144553A (en) * 1990-05-17 1992-09-01 Hassett John J Electronic vehicle toll collection system and method
JP2862095B2 (ja) * 1990-05-31 1999-02-24 三菱重工業株式会社 自動料金徴収装置
JPH04138390A (ja) * 1990-09-28 1992-05-12 Isuzu Motors Ltd 車両用測距装置
JPH05225490A (ja) * 1992-02-07 1993-09-03 Toshiba Corp 車種判別装置
IT1257419B (it) * 1992-09-03 1996-01-15 Marconi Spa Impianto e metodo di rilevamento automatico di veicoli in movimento, con interscambio di dati, in particolare con addebito automatico di pedaggi.
US5546188A (en) * 1992-11-23 1996-08-13 Schwartz Electro-Optics, Inc. Intelligent vehicle highway system sensor and method
SG41948A1 (en) * 1993-02-19 1997-08-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Vehicle detecting system
EP0616302B1 (en) * 1993-02-19 1999-06-23 Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha Electronic traffic tariff reception system
US5528234A (en) * 1994-02-01 1996-06-18 Mani; Siva A. Traffic monitoring system for determining vehicle dimensions, speed, and class
JP3275620B2 (ja) * 1994-04-13 2002-04-15 トヨタ自動車株式会社 自動課金システム
US5488360A (en) * 1994-08-29 1996-01-30 Ray; Jimmy C. Vehicle detection and identification system
US5617086A (en) * 1994-10-31 1997-04-01 International Road Dynamics Traffic monitoring system
JP2947118B2 (ja) * 1994-11-02 1999-09-13 トヨタ自動車株式会社 移動体通信方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102175172A (zh) * 2010-12-30 2011-09-07 南京理工大学 一种基于图像识别的机动车辆外形尺寸检测***
CN102175172B (zh) * 2010-12-30 2012-07-04 南京理工大学 一种基于图像识别的机动车辆外形尺寸检测***
RU2713925C2 (ru) * 2015-02-05 2020-02-11 Филипс Лайтинг Холдинг Б.В. Дорожное освещение

Also Published As

Publication number Publication date
KR970060010A (ko) 1997-08-12
KR100224143B1 (ko) 1999-10-15
US5839085A (en) 1998-11-17
EP0784302B1 (en) 2003-09-03
DE69724482T2 (de) 2004-07-22
JPH09190594A (ja) 1997-07-22
DE69724482D1 (de) 2003-10-09
TW341694B (en) 1998-10-01
EP0784302A1 (en) 1997-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3206414B2 (ja) 車種判別装置
US5708425A (en) Real time messaging interface for vehicle detection sensors
KR100201739B1 (ko) 물체 관측 방법 및 그 방법을 이용한 물체 관측장치와,이 장치를 이용한 교통흐름 계측장치 및 주차장 관측장치
US6888622B2 (en) Method for determining object type of reflective object on track
US9047518B2 (en) Method for the detection and tracking of lane markings
US6212468B1 (en) System for optically detecting vehicles traveling along the lanes of a road
US5617085A (en) Method and apparatus for monitoring the surroundings of a vehicle and for detecting failure of the monitoring apparatus
WO2016143750A1 (ja) 車両諸元計測装置、車種判別装置、車両諸元計測方法及びプログラム
JP3240839B2 (ja) 車幅計測装置
CN111742235B (zh) 用于识别针对车辆适合的空停车位的方法和***
JP4544698B2 (ja) 車種判別方法および装置
CN106875498A (zh) 一种能精确定位车辆和动态设置通信区域的etc***
CN111899562A (zh) 一种用于弯道盲区的会车提示方法
JP3636150B2 (ja) 走路上反射物の物体種類判定方法
JP3341186B2 (ja) 対象判別装置および方法,ならびに対象判別装置を搭載した車両
JPH0933232A (ja) 物体観測方法およびその方法を用いた物体観測装置、ならびにこの装置を用いた交通流計測装置および駐車場観測装置
JP4036119B2 (ja) 車両検知装置および車両検知方法
JP3201128B2 (ja) 車間距離計測装置およびこれを搭載した車両
RU2722465C1 (ru) Устройство и способ распознавания шины транспортного средства
JP2001256485A (ja) 車種判別システム
JP3412457B2 (ja) 車長計測装置および車両監視装置
US20230386322A1 (en) Method for providing a clearance for use of a hard shoulder by means of a monitoring system, and monitoring system
JP3498532B2 (ja) 車形判別装置
JP4086519B2 (ja) 自動料金収受システム
WO1997050067A1 (en) A multilane traffic registration system, comprising multiple and gantry-mounted detector means

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees