JP3206359B2 - インクジェット式印刷記録装置 - Google Patents

インクジェット式印刷記録装置

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JP3206359B2
JP3206359B2 JP8492595A JP8492595A JP3206359B2 JP 3206359 B2 JP3206359 B2 JP 3206359B2 JP 8492595 A JP8492595 A JP 8492595A JP 8492595 A JP8492595 A JP 8492595A JP 3206359 B2 JP3206359 B2 JP 3206359B2
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雅明 堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッドの良好な吐
出口状態に保持・回復するために清浄を行うフラッシン
グ動作やパージ装置を有するインクジェット式印刷記録
装置において、特に被印刷体の大きさやフラッシングの
モードに応じてフラッシングの実行位置を選択すること
ができるインクジェット式印刷記録装置に関すものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、ファクシミリやパソ
コン用プリンタ等のような、転送されてくる印刷情報に
基づいて紙やプラスチックシート等の被印刷体にドット
パターン画像を記録する印刷記録装置が使用されてい
る。これらの印刷記録装置の印字部分に搭載される印字
ヘッドの一種として、吐出口よりインクの小滴を吐出飛
翔させ、被印刷体である印刷用紙等に付着させて印刷を
行うインクジェット式印字ヘッドがある。
【0003】かかるインクジェット式印字ヘッドは、使
用中に印字ヘッド内部のインクに気泡が発生してインク
吐出が不良となることがある。また、吐出口にインクの
液滴や乾燥インク、紙粉等の異物が付着して目詰まりす
ることによりインク吐出が不良となることもある。従っ
て、これらの不良原因を除去して良好な吐出口状態に保
持・回復するための清浄化を定期的に行う必要がある。
このため、印字ヘッドの吐出面から不良インクを吸い出
すパージ動作や、印刷している間に所定時間使用されな
い印字ヘッドのノズルが検出された場合にインクを吐出
させてインクの乾燥を防ぐフラッシング動作等により印
字ヘッドを定期的に清浄化するようにしている。
【0004】一方、この種の印刷記録装置では、被印刷
体を搬送するプラテンローラのローラ軸と平行なガイド
軸と、そのガイド軸上を移動可能なキャリッジとを設
け、印字ヘッドをこのキャリッジ上に搭載している。印
刷すべき文字等は1行中に複数あるため印字ヘッドを移
動させる必要があるからである。そこで、パージ動作を
行なうパージ装置やフラッシング動作により吐出された
インクを吸収するインク吸収体等を印字ヘッドの移動経
路に面して設けている。即ち、インクジェット式印字ヘ
ッドを搭載する記録装置では、行頭印字位置から行末印
字位置に至る印字範囲の外側にパージ装置を設け、定期
的に印字ヘッドをパージ装置に移動させることにより印
字ヘッドに対しパージ動作が行われるようにしている。
また、フラッシング動作に伴うスループット低下防止と
機構的な横幅の制限から、印字範囲の行末印字位置にフ
ラッシング動作に必要なインク吸収体を設け、定期的に
印字ヘッドを前記インク吸収体上に移動させることによ
り印字ヘッドのフラッシング動作が行われるようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる印刷記録装置に
は、被印刷体を供給する機構として、自動給紙機構と手
差し給紙機構を備えている。自動給紙機構は、被印刷体
の1つである印刷用紙を複数枚貯蔵する給紙カセットか
ら、印刷用紙を供給するものである。但し、給紙カセッ
トに適応したサイズの印刷用紙しか供給できない。一
方、手差し給紙機構は手差し給紙部から被印刷体を一枚
ずつ供給するものであり、自動給紙機構の給紙カセット
におけるサイズの制限はない。従って、被印刷体が手差
し給紙部から供給できるサイズ内ならば、自動供給機構
で供給可能な最大の印刷用紙よりやや幅広のサイズの被
印刷体を供給することが可能である。
【0006】しかしながら、フラッシング動作に必要な
インク吸収体は上述したように機構的な横幅の制限から
印字範囲の行末印字位置に設けられているので、手差し
給紙機構によって供給できる最大のサイズの被印刷体を
供給した場合には、印字ヘッドと前記インク吸収体の間
に被印刷体が介在することになる。従って、印刷時に実
行されるフラッシング動作によって、印刷用紙にインク
を吐出することになり、かかる場合にはフラッシング動
作を行なうことができなかった。
【0007】更に、フラッシング動作が印刷中に実行さ
れるため、所定時間使用されない印字ヘッドのノズルが
検出されても、すぐにはフラッシング動作は実行されな
い。即ち、印刷内容によってフラッシング動作を実行す
る時間間隔が変化する。従って、所定時間使用されない
印字ヘッドのノズルの中には所定時間を大幅に上回る場
合がある。このような場合に、良好な吐出口状態に保持
するためには、通常のフラッシング動作とは異なり大量
のインクを吐出させる必要がある。しかし、前記インク
吸収体では、かかる場合のフラッシング動作に伴う大量
のインクを吸収する能力はなく、また、機構的な制限等
から前記インク吸収体の吸収能力を大きくすることはで
きなかった。従って、大量のインクの吐出を伴うフラッ
シング動作は実行することができなかった。
【0008】一方、パージ装置はパージ動作により大量
のインクを印字ヘッドから吸い出すため、大量のインク
を吸収することができるパージ動作用のインク吸収体を
備えている。また、パージ装置は印字範囲の外側に設け
られているので、手差し給紙機構によって供給できる最
大のサイズの被印刷体を供給した場合でも、パージ装置
上に被印刷体が介在することはない。従って、パージ装
置上でフラッシング動作を実行することができれば、上
述した場合に有効である。
【0009】そこで、上述した問題点を解決するために
本発明では、フラッシング動作をインク吸収体上の他に
パージ装置上においても実行することによってフラッシ
ングの実行位置を選択することを可能とし、もって被印
刷体のサイズや印字ヘッドのノズルの状況に応じてフラ
ッシングの実行位置を選択できるように制御することに
より、手差し給紙部から供給できる最大サイズの被印刷
体に対してもフラッシング動作の実行が可能であると共
に大量の吐出インクを伴うフラッシング動作に対しても
実行が可能なインクジェット式印刷記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本出願の請求項1に係るインクジェット式印刷記録装
置は、吐出口からインクを被印刷体に吐出して印刷する
インクジェット式の印字ヘッドと、印刷時に印字ヘッド
の吐出口からインクをインク吸収体に吐出して印字ヘッ
ドの状態を保持させる吐出手段と、印字ヘッドの吐出口
からインクを吸引して印字ヘッドの状態を回復させる吸
引手段と、被印刷体を搬送するローラと平行な方向に印
字ヘッドを移動させる印字ヘッド移動手段と、印字ヘッ
ド移動手段による印字ヘッドの移動する方向において印
字ヘッドが被印刷体に印刷可能な印字範囲と、印字範囲
内においてインク吸収体が位置すると共に吐出手段が実
行される第1動作位置と、印字範囲外において吸引手段
が位置すると共に実行される第2動作位置とを有するイ
ンクジェット式印刷記録装置において、前記印字ヘッド
移動手段により前記印字ヘッドを前記第1動作位置若し
くは前記第2動作位置のいずれかに移動した後に前記吐
出手段を実行するように制御する制御手段と、前記吐出
手段において大量のインクの吐出を伴う第1吐出モード
と、前記吐出手段において少量のインクの吐出を伴う第
2吐出モードと、前記吐出手段を実行する際に第1吐出
モード若しくは第2吐出モードを選択する吐出モード選
択手段と、吐出モード選択手段の結果に基づいて前記第
1動作位置若しくは前記第2動作位置を選択する第3選
択手段とを備え、前記制御手段は前記印字ヘッド移動手
段により前記印字ヘッドを前記第3選択手段により選択
された動作位置に移動した後に前記吐出手段を実行する
ように制御するものとされる。
【0011】また、本出願の請求項2に係るインクジェ
ット式印刷記録装置は、前記吐出手段が前記第1動作位
置において実行することが不可能な場合に信号を発生す
る検出手段を備え、前記検出手段により信号が発生した
場合には、前記制御手段は前記印字ヘッド移動手段によ
り前記印字ヘッドを前記第2動作位置に移動した後に前
記吐出手段を実行するように制御するものとされる。
【0012】また、本出願の請求項3に係るインクジェ
ット式印刷記録装置は、請求項1に記載するインクジェ
ット式印刷記録装置において、前記印字ヘッド移動手段
により移動する前記印字ヘッドの現在位置を求める印字
ヘッド位置計算手段と、印字ヘッド位置計算手段の結果
に基づいて前記印字ヘッドの現在位置と前記第1動作位
置との距離を求める第1距離計算手段と、印字ヘッド位
置計算手段の結果に基づいて前記印字ヘッドの現在位置
と前記第2動作位置との距離を求める第2距離計算手段
と、第1距離計算手段と第2距離計算手段の結果に基づ
いて前記第1動作位置と前記第2動作位置の中で前記印
字ヘッドの現在位置に近い動作位置を選択する第1選択
手段とを備え、前記制御手段は前記印字ヘッド移動手段
により前記印字ヘッドを前記第1選択手段により選択さ
れた動作位置に現在位置から移動した後に前記吐出手段
を実行するように制御するものとされる。
【0013】また、本出願の請求項4に係るインクジェ
ット式印刷記録装置は、前記印字ヘッド移動手段により
移動する前記印字ヘッドの現在位置を求める印字ヘッド
位置計算手段と、印字ヘッド位置計算手段の結果に基づ
いて前記印字ヘッド移動手段により前記印字ヘッドを現
在位置から前記第1動作位置に移動する時間を求める第
1時間計算手段と、印字ヘッド位置計算手段の結果に基
づいて前記印字ヘッド移動手段により前記印字ヘッドを
現在位置から前記第2動作位置に移動する時間を求める
第2時間計算手段と、第1時間計算手段と第2時間計算
手段の結果に基づいて前記第1動作位置と前記第2動作
位置の中で前記印字ヘッドが現在位置から移動する時間
が短い動作位置を選択する第2選択手段とを備え、前記
制御手段は前記印字ヘッド移動手段により前記印字ヘッ
ドを前記第2選択手段により選択された動作位置に現在
位置から移動した後に前記吐出手段を実行するように制
御するものとされる。
【0014】
【作用】 上記の構成を有する請求項1に係るインクジェ
ット式印刷記録装置では、印字ヘッド移動手段により、
被印刷体を搬送するローラと平行な方向に、インクジェ
ット式の印字ヘッドを移動させながら、その方向におけ
る印字範囲内で印字ヘッドの吐出口からインクを被印刷
体に吐出させて印刷が行なわれる。このとき、印字ヘッ
ドのインクの吐出が不良な状態になることを防ぐため
に、印字ヘッドの吐 出口からインクを吸引する吸引手段
と印刷時に印字ヘッドの吐出口からインクを吐出させる
吐出手段が実行される。吸引手段の実行は、印字範囲外
に吸引手段が位置する第2動作位置に、印字ヘッド移動
手段により印字ヘッドを移動させた後に行なわれる。一
方、吐出手段の実行は、印字範囲内にインク吸収体が位
置する第1動作位置又は前記第2動作位置に、印字ヘッ
ド移動手段により印字ヘッドを移動させた後に行なわれ
るように制御手段によって制御される。
【0015】さらに、請求項1に係るインクジェット式
印刷記録装置では、吐出モード選択手段により、インク
ヘッドの状況に応じて、大量のインクが吐出される第1
吐出モード若しくは少量のインクが吐出される第2吐出
モードのいずれかを選択する。次に、第3選択手段によ
り、吐出モード選択手段の選択結果に基づいて、第1動
作位置若しくは第2動作位置のいずれかを選択する。最
後に、制御手段は、第3選択手段により選択された位置
に、印字ヘッド移動手段により印字ヘッドを移動させた
後に吐出手段を実行する。
【0016】請求項2に係るインクジェット式印刷記録
装置では、第1動作位置において吐出手段の実行が不可
能な場合に検出手段により信号を発生させると共に、制
御手段は、その信号に基づいて、印字ヘッド移動手段に
より第2動作位置に印字ヘッドを移動させた後に吐出手
段を実行する。
【0017】請求項3に係るインクジェット式印刷記録
装置において吐出手段を実行するには、先ず、印字ヘッ
ド位置計算手段により印字ヘッドの現在位置が求められ
る。次に、第1距離計算手段により印字ヘッドの現在位
置と第1動作位置との距離が求められ、同様に第2距離
計算手段により印字ヘッドの現在位置と第2動作位置と
の距離が求められる。更に、第1選択手段により、第1
計算手段と第2計算手段によって求められた距離を比較
して、第1動作位置と第2動作位置のうち印字ヘッドの
現在位置に近い位置を選択する。最後に、制御手段は、
その選択された位置に、印字ヘッド移動手段により印字
ヘッドを移動させた後に吐出手段を実行する。
【0018】請求項4に係るインクジェット式印刷記録
装置において吐出手段を実行するには、先ず、印字ヘッ
ド位置計算手段により印字ヘッドの現在位置が求められ
る。次に、第1時間計算手段により印字ヘッドの現在位
置から第1動作位置への移動に要する時間が求められ、
同様に第2時間計算手段により印字ヘッドの現在位置か
ら第2動作位置への移動に要する時間が求められる。更
に、第2選択手段により、第1時間手段と第2時間手段
によって求められた時間を比較して、第1動作位置と第
2動作位置のうち印字ヘッドの現在位置から移動に要す
る時間が短い位置を選択する。最後に、制御手段は、そ
の選択された位置に、印字ヘッド移動手段により印字ヘ
ッドを移動させた後に吐出手段を実行する。
【0019】尚、請求項2乃至請求項4は、いずれも、
請求項1に係るインクジェット式印刷記録装置を引用す
るものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るインクジェット式印刷記
録装置について、本発明をパソコンに接続して使用する
インクジェットプリンタとして具体化した実施例に基づ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施例
に係るインクジェットプリンタの構成について図1乃至
図3に基づき説明する。
【0021】図1はインクジェットプリンタの斜視図で
あり、図2はインクジェットプリンタの透視図である。
図1において、インクジェットプリンタ1の本体フレー
ム2における前部には手差し給紙部3が設けられてい
る。手差し給紙部3の後方で本体フレーム2の上部には
キャリッジ9、CRモータ12、パージ装置18等を内
蔵するサブフレーム4が載置されている。サブフレーム
4の上部後方には、印刷用紙を複数枚貯蔵する給紙カセ
ット5が脱着可能に取り付けられている。また、本体フ
レーム2の右側にはフラッシング動作用インク吸収体1
7が設けられている。
【0022】図2において、インクジェット式の印字ヘ
ッド10を搭載したキャリッジ9は、プラテンローラ6
と平行に設けられたキャリッジ軸11に案内されなが
ら、ベルト13を介してCRモータ12により移動され
る。よって、印字ヘッド10はプラテンローラ6に沿っ
て移動可能である。CRモータ12は、キャリッジ9を
駆動するものであり、ステップモータか又はDCモータ
を使用する。尚、プラテンローラ6は給紙カセット5又
は手差し給紙部3から供給された印刷用紙等の印刷媒体
22を印字ヘッド10に対面させながら搬送するもので
ある。また、テープ状の位置ゲージ14がベルト13に
沿って設けられており、キャリッジ9の位置検知のため
の役割を有する。
【0023】プラテンローラ6の右側下には、フラッシ
ング動作用インク吸収体17が配設されている。フラッ
シング動作は、印字ヘッド10を良好な吐出状態に保持
するために行なわれるものであり、印字ヘッド10の全
ノズルがインクの噴射を印刷中に行なう動作である。フ
ラッシング動作は、印字(若しくはフラッシング動作)
開始から13秒の経過を待って実行される。本実施例に
おいては、フラッシング動作には、ノズルの未使用時間
が13秒以上30秒未満である場合に25回の全ノズル
噴射を行なう第1モードと、30秒以上である場合に5
00回の全ノズル噴射を行なう第2モードがある。
【0024】フラッシング動作用インク吸収体17はイ
ンク吸収能力の優れた多孔質体からなり、フラッシング
動作用インク吸収体17上で第1モードのフラッシング
動作によるインクの噴射が行なわれる。但し、機構的な
制限から、第2モードのフラッシング動作に対応できな
い容量であるので、第2モードのフラッシング動作はフ
ラッシング動作用インク吸収体17上では実行されず、
後述する図5のフラッシング動作Aのプログラムにより
パージ装置18上で行なう。
【0025】プラテンローラ6の左側には、パージ装置
18が配設されている。インクジェット式の印字ヘッド
10は、使用中に内部に気泡が発生したり、吐出面上に
インクの液滴が付着したりするために吐出不良を起こし
やすい。このため、パージ装置18により、これを良好
な吐出状態に回復させる。パージ装置18による回復動
作(以下、「パージ動作」という)は、キャップ部18
Aで印字ヘッド10をかぶせた後にパージポンプ20の
負圧で印字ヘッド10の内部の不良インクを吸引するこ
とにより行なわれる。パージポンプ20により吸引され
た不良インクは、パージ装置用インク吸収体21に吐出
される。パージ装置用インク吸収体21は、フラッシン
グ動作用インク吸収体17と同様に、インク吸収能力の
優れた多孔質体からなり、多数のパージ動作によって、
パージポンプ20から吐出される量に対応できる容量を
もつ。従って、第2モードのフラッシング動作もパージ
装置18上で実行することができる。尚、図2はパージ
装置18によるパージ動作が行なわれている状況を示
す。
【0026】次に、フラッシング動作用インク吸収体1
7及びパージ装置18の設置位置と、インクヘッド10
の移動範囲と、手差し給紙部3及び給紙カセット5によ
り供給される被印刷体22がプラテンローラ6上を通過
する範囲の関係を図3により説明する。
【0027】図3では、横軸にインクヘッド10の位置
をとっており、図中右方が図2の右側(フラッシング動
作用インク吸収体17のある側)に相当し、左方が図2
の左側(パージ装置18のある側)に相当する。インク
ヘッド10の移動範囲mは、フラッシング動作用インク
吸収体17の設置位置FPとパージ装置18の設置位置
CPとを両端とする範囲である。フラッシング動作用イ
ンク吸収体17の設置位置FPでは第1モードのフラッ
シング動作が行なわれ、パージ装置18の設置位置CP
ではパージ動作と第2モードのフラッシング動作が行な
われる。行頭印字位置Oから行末印字位置Zに至る印字
範囲pは、パージ装置18の設置位置CPの右側の位置
からフラッシング動作用インク吸収体17の設置位置F
Pまでの範囲であり、プラテンローラ6の幅w内にあ
る。
【0028】手差し給紙部3から供給される被印刷体2
2の範囲uはプラテンローラ6の幅w内にあり、行頭印
字位置Oの外側の位置からフラッシング動作用インク吸
収体17の設置位置FPまでの範囲である。従って、手
差し給紙部3から供給される場合は、被印刷体22はフ
ラッシング動作用インク吸収体17の上を通過すること
があり、かかる位置における第1モード(第2モードは
上述した理由で実行されない)のフラッシング動作の実
行に支障をきたすことがあるので、このようなときには
後述する図5のフラッシング動作Aのプログラムにより
パージ装置18上で行なう。また、給紙カセット5から
供給される被印刷体22の範囲vはプラテンローラ6の
幅w内にあり、行頭印字位置Oの外側(手差し給紙部3
の場合と同じ)の位置からフラッシング動作用インク吸
収体17の設置位置FPの左側の位置までの範囲であ
る。従って、給紙カセット5から供給される場合は、被
印刷体22はフラッシング動作用インク吸収体17の上
を通過することはなく、かかる位置における第1モード
のフラッシング動作の実行に支障をきたすことはない。
【0029】続いて、インクジェットプリンタ1の制御
系を図4のブロック図を参照して説明する。この制御系
Cは、公知の演算処理装置であるCPU30を中心に構
成される。CPU30は、インターフェース31を介し
てホスト32に接続される。ホスト32はパソコンであ
る。即ちインクジェットプリンタ1は、ホスト32から
印刷指令を受け、その指令に従い種々の印刷を実行する
ものである。また、CPU30には、CR位置カウンタ
51、用紙検出カウンタ52等のカウンタ群が設けられ
ている。
【0030】インターフェース31には、スイッチパネ
ル33、ROM34、RAM35、CRセンサ36、用
紙検出センサ37、ヘッド駆動回路39、CR駆動回路
40、LF駆動回路41が接続されている。スイッチパ
ネル33は、用紙サイズその他種々のパラメータを設定
し、及び表示するものである。ROM34は、インクジ
ェットプリンタ1における、後述するフラッシング動
作、印刷動作、パージ動作等の制御上必要な種々のプロ
グラム類を格納するものである。RAM35は、インク
ジェットプリンタ1の制御上必要な種々の数値の一時記
録を行うものであり、後述するフラッシング動作プログ
ラム(図5、図6参照)において使われる第1距離メモ
リ61、第2距離メモリ62、第1時間メモリ63、第
2時間メモリ64等がある。
【0031】CRセンサ36は、位置ゲージ14の目盛
りを読んで印字ヘッド10の位置を検知し、CR位置カ
ウンタ51に報知する。この位置情報は、後述するフラ
ッシング動作プログラムにおいて、フラッシング動作の
実行位置を選択する基準の1つとなる。また、用紙検出
センサ37は、給紙カセット5により印刷用紙が供給さ
れたときにオンされ、その旨を用紙検出カウンタ52に
報知する。このオン信号は、後述する図5のフラッシン
グ動作Aのプログラムにおいて、フラッシング動作の実
行位置を選択する基準の1つとなる。ヘッド駆動回路3
9、CR駆動回路40、LF駆動回路41は、印字ヘッ
ド10、CRモータ12、LFモータ38をそれぞれ駆
動制御する。LFモータ38はパージポンプ20や紙送
り機構(プラテンローラ6等で構成される)を駆動する
ものである。
【0032】かかる構成を有するインクジェットプリン
タ1の基本的動作は、給紙カセット5又は手差し給紙部
3から供給された被印刷体をプラテンローラ6により搬
送しつつ、ホスト32からの指令信号に従いキャリッジ
9及び印字ヘッド10を駆動制御することにより、被印
刷体22上に文字や記号、図形等の印刷を行うことであ
る。印刷を実行する際には、プラテンローラ6により被
印刷体22の印刷される行が印字ヘッド10に対面する
位置まで送られそこで停止される。そして、CRモータ
12によりキャリッジ9が所定の印字速度で駆動され、
その間に印字ヘッド10が指令信号に従いインクを吐出
して印刷がなされる。
【0033】次に、インクジェットプリンタ1の印刷動
作時において、フラッシング動作が指令された場合の実
際のフラッシング動作を図5、6のフローチャートによ
り説明する。図5はフラッシング動作Aの制御プログラ
ムであり、第1モードと第2モードのフラッシング動作
を制御するものである。
【0034】インクジェットプリンタ1の印刷動作時に
フラッシング動作の指令があると、ステップ(以下
「S」という)1にて、第1モードのフラッシング動作
であるか否かを判断する。第1モードである場合(S
1:Yes)には、S2に進む。一方、第1モードでな
く第2モードである場合(S1:No)には、S5に進
んで印字ヘッド10をパージ装置18の設置位置CPに
移動させる。これは、第2モードのフラッシング動作が
パージ装置18上のみで実行可能のためである。
【0035】S2では、被印刷体22が手差し部3で供
給されているか否かを判断する。具体的には、用紙検出
センサ37より給紙カセット5が印刷用紙を供給してい
る旨を用紙検出カウンタ52に報知しているか否かで判
断している。被印刷体22が手差し給紙部3で供給され
ている場合(S2:Yes)には、S3に進む。一方、
被印刷体22が手差し給紙部3で供給されてなく、給紙
カセット5で供給されている場合(S2:No)には、
S4に進んで印字ヘッド10をフラッシング動作用イン
ク吸収体17の設置位置FPに移動させる。これは、通
常の第1モードのフラッシング動作(S1:Yes)
は、印刷媒体22がフラッシング動作用インク吸収体1
7上を通過しない限り、フラッシング動作用インク吸収
体17上で実行するためである。
【0036】S3では、供給方向(印字ヘッド10の移
動方向に垂直な方向)において5インチ以上の印刷媒体
22が供給されているか否かを判断する。5インチ以上
の場合(S3:Yes)には、S4に進んで印字ヘッド
10をフラッシング動作用インク吸収体17の設置位置
FPに移動させる。一方、5インチ未満の場合(S3:
No)には、S5に進んで印字ヘッド10をパージ装置
18の設置位置CPに移動させる。これは、本実施例に
おけるインクジェットプリンタ1では、フラッシング動
作用インク吸収体17上を通過できる印刷媒体22が、
手差し給紙部3で供給されるものであり、かつ、前記供
給方向において5インチ未満の長さのものに限られてい
るためである。
【0037】以上により、印字ヘッド10は、フラッシ
ング動作用インク吸収体17の設置位置FP(S4にて
実施)若しくはパージ装置18の設置位置CP(S5に
て実施)のいずれかに移動される。S4により印字ヘッ
ド10を移動させた場合には、フラッシング動作は第1
モードのみであるから、S7に進んで第1モードのフラ
ッシング動作が実行され、フラッシング動作Aの制御プ
ログラムが終了する。一方、S5により印字ヘッド10
を移動させた場合には、S6に進んでフラッシング動作
が第2モードであるか否かを判断する。これは、S5に
進む場合として、フラッシング動作が第2モードである
場合(S1:No)の他に、第1モードである場合(S
3:No)も含むからである。第2モードである場合
(S6:Yes)には、S8に進んで第2モードのフラ
ッシング動作が実行され、フラッシング動作Aの制御プ
ログラムが終了する。一方、第2モードでなく第1モー
ドである場合(S6:No)には、S7に進んで第1モ
ードのフラッシング動作が実行され、フラッシング動作
Aの制御プログラムが終了する。
【0038】次に、図6はフラッシング動作Bの制御プ
ログラムであり、スループットの低下防止を図った第1
モードのフラッシング動作を制御するものである。尚、
第2モードのフラッシング動作はパージ装置18上にお
いてのみ実行可能であるので、スループットの低下防止
を図る制御はできない。
【0039】インクジェットプリンタ1の印刷動作時に
フラッシング動作の指令があると、S10にて、印字ヘ
ッド10の現在位置を計算して、S11に進む。具体的
には、CR位置センサ36が印字ヘッド10の駆動源で
あるCRモータ12の駆動パルスにより位置を検知し、
CR位置カウンタ51に報知することにより行なわれ
る。
【0040】S11では、S10において求められた印
字ヘッド10の現在位置に基づいて、フラッシング動作
用インク吸収体17の設置位置FPまでの第1距離FP
Lを求め、第1距離メモリ61に記録した後に、S12
に進む。S12では、S10において求められた印字ヘ
ッド10の現在位置に基づいて、パージ装置18の設置
位置CPまでの第2距離CPLを求め、第2距離メモリ
62に記録した後に、S13に進む。S11の第1距離
FPL及びS12の第2距離CPLは、CRモータ12
の駆動パルス数により容易に計算することができる。
【0041】S13では、S11で求めた第1距離FP
LとS12で求めた第2距離CPLとを比較する。第1
距離FPLが第2距離CPL以下である場合(S13:
Yes)には、S14に進んで印字ヘッド10をフラッ
シング動作用インク吸収体17の設置位置FPに移動さ
せる。一方、第1距離FPLが第2距離CPL以上であ
る場合(S13:No)には、S15に進んで印字ヘッ
ド10をパージ装置18の設置位置CPに移動させる。
これにより、印字ヘッド10の移動時間を最短にするこ
とができ、スループットの低下防止を図ることができ
る。最後に、S16において、第1モードによるフラッ
シング動作を実行され、フラッシング動作Bの制御プロ
グラムが終了する。
【0042】図6のフラッシング動作Bの制御プログラ
ムでは、印字ヘッド10の移動時間を最短にするため
に、S11、S12において移動距離FPL、CPLを
求めたが、直接に印字ヘッド10の移動時間を求めて、
印字ヘッド10の移動時間を最短に制御することも可能
である。印字ヘッド10の移動時間は、上述したように
CRモータ12の駆動パルス数により容易に計算するこ
とができる。
【0043】即ち、S11において、印字ヘッド10の
現在位置からフラッシング動作用インク吸収体17の設
置位置FPまでの移動に要する第1時間FPTを求め、
第1時間メモリ63に記録する。また、S12におい
て、印字ヘッド10の現在位置からパージ装置18の設
置位置CPまでの移動に要する第2時間CPTを求め、
第2時間メモリ62に記録する。S13以降において
は、第1距離FPLと第1時間FPT、第2距離CPL
と第2時間CPTがそれぞれ対応するようにすれば、印
字ヘッド10の移動時間を最短にすることができ、スル
ープットの低下防止を図ることができる。
【0044】以上詳細に説明したように、本実施例にか
かるインクジェットプリンタ1では、図5のフラッシン
グ動作Aの制御プログラムと図6のフラッシング動作B
の制御プログラムにより、印字ヘッド10をフラッシン
グ動作用インク吸収体17の設置位置FP(S4、S1
4で実施)若しくはパージ装置18の設置位置CP(S
5、S15で実施)に移動することができ、フラッシン
グ動作の実行位置を選択することができる。
【0045】特に、図5のフラッシング動作Aの制御プ
ログラムにおいて、500回の全ノズル噴射による大量
の吐出インクを伴う第2モードのフラッシング動作を実
行する時(S1で判断)、若しくは、手差し給紙部3か
ら供給できる最大サイズの被印刷体22が供給された時
(S5で判断)は、印字ヘッド10をパージ装置18の
設置位置CPに移動させた後にフラッシング動作を実行
するように制御することができるので、印字ヘッドのノ
ズルの未使用状況や被印刷体のサイズに応じてフラッシ
ングの実行位置を選択することが可能となり、手差し給
紙部3から供給できる最大サイズの被印刷体22や大量
の吐出インクを伴う第2モードのフラッシング動作に対
しても、フラッシング動作の実行が可能となる。
【0046】また、図6のフラッシング動作Bの制御プ
ログラムにおいて、CRモータ12の駆動パルス数に基
づいて、印字ヘッド10の現在位置からフラッシング動
作の実行位置までの移動距離若しくは移動時間を求める
ことにより(S11、S12で実施)、短い移動距離若
しくは移動時間であるフラッシング動作の実行位置を選
択することが可能となり(S13で実施)、フラッシン
グ動作の実行前における印字ヘッド10の移動時間を最
短にすることができるので、フラッシング動作に伴うス
ループットの低下防止を図ることが可能である。
【0047】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
実施例では、第1モードと第2モードのフラッシング動
作の制御(フラッシング動作Aの制御プログラム:図5
参照)とスループットの低下防止を図った第1モードの
フラッシング動作の制御(フラッシング動作Bの制御プ
ログラム:図6参照)は別々に記載したが、フラッシン
グ動作Aの制御プログラムのS7においてフラッシング
動作Bの制御プログラムを実行すれば、第1モードと第
2モードのフラッシング動作の制御と同時に第1モード
のフラッシング動作を実行する際にはスループットの低
下防止を図ることが可能である。
【0048】また、CRモータ12の駆動信号により位
置検知を行ったが、位置ゲージ14の目盛りを読んでキ
ャリッジ9の位置検知を行うこととしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、フラッシン
グ動作をインク吸収体上の他にパージ装置上においても
実行することによってフラッシングの実行位置を選択す
ることを可能とし、もって被印刷体のサイズや印字ヘッ
ドのノズルの状況に応じてフラッシングの実行位置を選
択できるように制御することにより、手差し給紙部から
供給できる最大サイズの被印刷体に対してもフラッシン
グ動作の実行が可能であると共に大量の吐出インクを伴
うフラッシング動作に対しても実行が可能なインクジェ
ット式印刷記録装置を提供することができ、その産業上
奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタの透視図である。
【図3】フラッシング動作用インク吸収体等の設置位置
と被印刷体が通過する範囲の関係を示す図である。
【図4】インクジェットプリンタの制御系を示すブロッ
ク図である。
【図5】本実施例におけるフラッシング動作Aの制御プ
ログラムのフローチャートである。
【図6】本実施例におけるフラッシング動作Bの制御プ
ログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ本体 3 手差し給紙部 5 給紙カセット 6 プラテンローラ 10 印字ヘッド 12 CRモータ 17 フラッシング動作用インク吸収体 18 パージ装置 21 パージ装置用インク吸収体 30 CPU 34 ROM 35 RAM 36 CR位置センサ 37 用紙検出センサ FP フラッシング動作用インク吸収体の設置位置 CP パージ装置の設置位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/18 B41J 2/185

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口からインクを被印刷体に吐出して
    印刷するインクジェット式の印字ヘッドと、印刷時に印
    字ヘッドの吐出口からインクをインク吸収体に吐出して
    印字ヘッドの状態を保持させる吐出手段と、印字ヘッド
    の吐出口からインクを吸引して印字ヘッドの状態を回復
    させる吸引手段と、被印刷体を搬送するローラと平行な
    方向に印字ヘッドを移動させる印字ヘッド移動手段と、
    印字ヘッド移動手段による印字ヘッドの移動する方向に
    おいて印字ヘッドが被印刷体に印刷可能な印字範囲と、
    印字範囲内においてインク吸収体が位置すると共に吐出
    手段が実行される第1動作位置と、印字範囲外において
    吸引手段が位置すると共に実行される第2動作位置とを
    有するインクジェット式印刷記録装置において、 前記印字ヘッド移動手段により前記印字ヘッドを前記第
    1動作位置若しくは前記第2動作位置のいずれかに移動
    した後に前記吐出手段を実行するように制御する制御手
    と、 前記吐出手段において大量のインクの吐出を伴う第1吐
    出モードと、 前記吐出手段において少量のインクの吐出を伴う第2吐
    出モードと、 前記吐出手段を実行する際に第1吐出モード若しくは第
    2吐出モードを選択する吐出モード選択手段と、 吐出モード選択手段の結果に基づいて前記第1動作位置
    若しくは前記第2動作位置を選択する第3選択手段とを
    備え、 前記制御手段は前記印字ヘッド移動手段により前記印字
    ヘッドを前記第3選択手段により選択された動作位置に
    移動した後に前記吐出手段を実行するように制御する
    とを特徴とするインクジェット式印刷記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するインクジェット式印
    刷記録装置において、 前記吐出手段が前記第1動作位置において実行すること
    が不可能な場合に信号を発生する検出手段を備え、 前記検出手段により信号が発生した場合には、前記制御
    手段は前記印字ヘッド移動手段により前記印字ヘッドを
    前記第2動作位置に移動した後に前記吐出手段を実行す
    るように制御することを特徴とするインクジェット式印
    刷記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するインクジェット式印
    刷記録装置において、前記印字ヘッド移動手段により移
    動する前記印字ヘッドの現在位置を求める印字ヘッド位
    置計算手段と、 印字ヘッド位置計算手段の結果に基づいて前記印字ヘッ
    ドの現在位置と前記第1動作位置との距離を求める第1
    距離計算手段と、 印字ヘッド位置計算手段の結果に基づいて前記印字ヘッ
    ドの現在位置と前記第2動作位置との距離を求める第2
    距離計算手段と、 第1距離計算手段と第2距離計算手段の結果に基づいて
    前記第1動作位置と前記第2動作位置の中で前記印字ヘ
    ッドの現在位置に近い動作位置を選択する第1選択手段
    とを備え、 前記制御手段は前記印字ヘッド移動手段により前記印字
    ヘッドを前記第1選択手段により選択された動作位置に
    現在位置から移動した後に前記吐出手段を実行するよう
    に制御することを特徴とするインクジェット式印刷記録
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載するインクジェット式印
    刷記録装置において、 前記印字ヘッド移動手段により移動する前記印字ヘッド
    の現在位置を求める印字ヘッド位置計算手段と、 印字ヘッド位置計算手段の結果に基づいて前記印字ヘッ
    ド移動手段により前記印字ヘッドを現在位置から前記第
    1動作位置に移動する時間を求める第1時間計算手段
    と、 印字ヘッド位置計算手段の結果に基づいて前記印字ヘッ
    ド移動手段により前記印字ヘッドを現在位置から前記第
    2動作位置に移動する時間を求める第2時間計算手段
    と、 第1時間計算手段と第2時間計算手段の結果に基づいて
    前記第1動作位置と前記第2動作位置の中で前記印字ヘ
    ッドが現在位置から移動する時間が短い動作位置を選択
    する第2選択手段とを備え、 前記制御手段は前記印字ヘッド移動手段により前記印字
    ヘッドを前記第2選択手段により選択された動作位置に
    現在位置から移動した後に前記吐出手段を実行するよう
    に制御することを特徴とするインクジェット式印刷記録
    装置。
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