JP3205695U - 角型鋼管補強材連結具 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリート打設工事において型枠支保工に用いられる角型鋼管補強材の端部相互を連結するための、効率的な角型鋼管補強材連結具を提供する。【解決手段】長尺状の上部板21と下部板22が対向して設けられた本体部2と、本体部2の両端近傍を拘持して固定する固定クランプ3と、上部板及び下部板の長尺部を拘持してスライド移動する移動クランプ4と、楔5より構成されている。固定クランプ3は、長孔が設けられた上板31と下板32を連結する側板33で、側面視コの字状に本体部に固定されている。移動クランプ4は、長孔が設けられた上板41と下板42を連結する側板43で、側面視コの字状に本体部の長尺状部をスライド移動可能に拘持されている。楔は、長孔に挿脱自在に取り付けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、コンクリート打設工事において型枠支保工に用いられる角型鋼管補強材の端部相互を同一平面上で連結するための角型鋼管補強材連結具(以下、連結具という)に関する。
従来、コンクリート打設工事において型枠支保工に用いられる補強材を連結する連結具が開示されている。例えば、基部及び該基部から差し出された対向する一対の舌片を有する側面形状コの字形のクランプと、楔とを備え、該一対の舌片のそれぞれの先端部には、該楔の差し込み及び取り外しが可能なスリットが、該舌片の長手方向に沿って設けられている連結具が開示されている(先行技術文献1参照)。
特許文献1に記載の連結具は、垂直方向の荷重を支えるために、同一平面上にある2本の補強材の端部近傍をクランプにより連結するものである。したがって、本願のように水平方向にも荷重を受ける型枠支保工に用いる補強材の連結具とは構造が異なっており使用することができなかった。
本考案は、上記課題を解決するために成されたものであり、請求項1に記載の連結具は角型鋼管補強材の端部相互を同一平面上で連結するための補強材連結具であって、長尺状の上部板と下部板が対向して設けられた本体部と、該本体部の両端近傍を拘持して固定する固定クランプと、前記上部板及び下部板の長尺部を拘持してスライド移動する移動クランプと、楔より構成されている。前記固定クランプは、スリットが設けられた上板と下板を連結する側板で、側面視コの字状に前記本体部に固定されている。前記移動クランプは、スリットが設けられた上板と下板を連結する側板で、側面視コの字状に前記本体部の長尺をスライド移動可能に拘持されている。前記楔は、前記スリットに挿脱自在に取付けられている。なお、前記側板を、前記下部板と上部板の長尺側全面に設けない理由は、型枠に取付けられたセパレーターやスペーサー等の位置を確認し、これらの位置を避けてクランプの固定位置を決定するためである。
前記固定クランプには、下板と上板に一対の舌片が設けられ、該下板と上板の前記舌片が設けられた側と反対側側面は側板で接続されて、側面視コの字形に形成されている。
前記移動クランプには、下板と上板に一対の舌片が設けられ、該下板と上板の前記舌片が設けられた側と反対側側面は側板で接続されて、側面視コの字状に前記本体部の長尺をスライド移動可能に拘持されている。また、前記上板と前記上部板が直交する位置の上板裏面には、移動クランプが本体部から脱落しないように脱落防止片が設けられている。
前記本体部及びクランプの一対の舌片には楔の挿脱が可能なスリットが設けられ、該スリットには挿脱自在に楔が設けられている。
本発明の請求項2に記載の連結具は、前記移動クランプが2個以上拘持されている。また、本発明の請求項3に記載の連結具は、前記移動クランプの一対の舌片には、楔を挿脱可能なスリットが並列して設けられている。また、本発明の請求項4に記載の連結具は、前記楔は、鎖叉は紐で固定クランプ及び移動クランプに連結されている。
本考案の連結具は上記のように構成されており、2本の角型鋼管補強材の端部を突設して連結する場合、コンクート型枠に取付けられたセパレーターやスペーサーの取付け位置を目視により確認して、本体部の長尺状部にある移動クランプが当接しない位置に固定できるので、効率的な作業をすることができる。また、楔は鎖叉は紐により固定クランプ及び移動クランプに連結されているので、作業中の落下や紛失することがない。
以下、本考案の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案の連結具の実施形態の一例を示す正面図であり、図2は、図1の平面図、図3は図1の側面図である。
図1〜図3において、連結具1は金属製であり、本体部2と、固定クランプ3と、移動クランプ4と、楔5より構成されている。
本体部2は、長尺状の上部板21と下部板22が上下に対向して設けられている。固定クランプ3は、前記上部板21と下部板22の長尺側両端部に、上板31、下板32及び側板33により側面視コの字形に固定されている。前記上板31及び下板32は前記上部板21及び下部板22の幅よりも延設されており、該延設部分には長孔34、35が設けられている。該長孔は上板31の長孔34が下板32の長孔35よりも長く形成されている。これにより、上板31側の長孔34から下板32側の長孔35に楔5を挿入すると、角型鋼管補強材Pは該楔5による楔作用により、楔5の斜辺54で側板43側に押圧されるとともに、前記角型鋼管補強材Pへの圧縮に対する復元力により強固に連結される。
移動クランプ4は、前記固定クランプ3と略同形状である。前記固定クランプ3間に、上部板21と下部板22を抱持するように、上板41、下板42及び側板43により側面視コの字形にスライド移動可能に取付けられている。また、図6に示すように、前記上部板21と上板41の交差する部分には、移動クランプ4が本体部2から脱落しないように脱落防止片46が設けられている。前記上板41及び下板42は、前記上部板21及び下部板22の幅よりも延設されており、該延設部分には長孔44、45が設けられている。該長孔は上板41の長孔44が、下板42の長孔45よりも長く形成されている。これにより、上板41側の長孔44から下板42側の長孔45に楔5を挿入すると、角型鋼管Pは該楔5による楔作用により、楔5の斜面54で側板43側に押圧されるとともに、前記角型鋼管Pへの圧縮に対する復元力により強固に連結される。
図3に示すように、楔5は、上辺51、底辺52、側辺53及び斜辺54よりなる四辺形であり、上辺51と側辺53で囲まれる角度は直角に形成されている。なお、前記底辺52を無くして三角形としても良く、上辺51、底辺52、側辺53及び斜辺54の長さを適宜変更することも可能である。前記楔5は、図6に示すように鎖55又は紐により固定クランプ3及び移動クランプ4に連結することが好ましい。これにより、作業中の楔の脱落や紛失を防止することができる。
図4は本考案の連結具の他の実施形態を示す正面図である。図4において、本体部2は長尺状の上部板21と下部板22が上下に対向して設けられている。固定クランプ3は前記上部板21と下部板22の長尺側両端部に、上板31、下板32及び側板33により側面視コの字形に固定されている。前記上板31及び下板32は前記上部板21及び下部板22の幅よりも延設されており、該延設部分には長孔34、35が設けられている。該長孔は上板31の長孔34が下板32の長孔35よりも長く形成されている。これにより、上板31側の長孔34から下板32側の長孔35に楔5を挿入すると、角型鋼管補強材Pは該楔5による楔作用により、楔5の斜辺54で側板33側に押圧されるとともに、前記角型鋼管補強材Pへの圧縮に対する復元力により強固に連結される。
移動クランプ4aは、前記固定クランプ3間に、上部板21と下部板22を抱持するように、上板41、下板42及び側板43により側面視コの字形にスライド移動可能に取付けられている。また、前記上部板21と上板41の交差する部分には、移動クランプ4aが本体部2から脱落しないように脱落防止片46aが設けられている。前記上板41及び下板42は、前記上部板21及び下部板22の幅よりも延設されており、該延設部分には長孔44a,45aが並列に設けられている。該長孔は上板41の長孔44aが、下板42の長孔45aよりも長く形成されている。前記長孔44a、44bが並列で設けられている理由は、角型鋼管補強材Pの両端部を当接した部分を前記移動クランプ4aで外嵌するようにスライドして位置決めし、前記角型鋼管補強材Pの各端部を各長孔44a、45aに挿入した楔5で固定するためである。これにより、上板41側の長孔44aから下板42側の長孔45aに楔5を挿入すると、角型鋼管補強材Pは該楔5による楔作用により、楔4の斜面で側板23側に押圧されるとともに、前記角型鋼管補強材Pへの圧縮に対する復元力により強固に連結される。
図6は、本考案の他の実施形態を示す楔5を固定クランプ3に取付けた状態を示す斜視図である。なお、移動クランプ4、4aにも同様に取付けることができる。該鎖55は、楔5と上板31、41を接続している。また、鎖55に代わり紐を用いてもよい。楔5と上板41を鎖55で接続することにより、楔5の作業中の脱落や紛失を防止することができる。
本考案の連結具は、コンクリート打設工事において型枠支保工に用いられる角型鋼管補強材の端部相互を連結する際に有効に活用することができる。
1 連結具、2 本体部、3 固定クランプ、4 移動クランプ、5 楔、21 上部板、22 下部板、23 長尺状部,31,41 上板、32,42 下板、33,43 側板、34,44,44a 長孔、35,45,45a 長孔、46,46a 脱落防止片、51 上辺、52 底辺、53 側辺、54 斜辺、55 鎖、P 角型鋼管補強材
Claims (4)
- コンクリート打設工事において型枠支保工に用いられる角型鋼管補強材の端部相互を同一平面上で連結するための補強材連結具であって、
長尺状の上部板と下部板が対向して設けられた本体部と、該本体部の両端近傍を拘持して固定する固定クランプと、前記上部板及び下部板の長尺部を拘持してスライド移動する移動クランプと、楔より構成されており、
前記固定クランプは、長孔が設けられた上板と下板を連結する側板で、側面視コの字状に前記本体部に固定されており、
前記移動クランプは、長孔が設けられた上板と下板を連結する側板で、側面視コの字状に前記本体部の長尺部をスライド移動可能に拘持しており、
前記楔は、前記長孔に挿脱自在に取り付けられている、
ことを特徴とする角型鋼管補強材連結具。 - 前記移動クランプは、本体部に2個以上拘持していることを特徴とする請求項1に記載の角型鋼管補強材連結具。
- 前記移動クランプは、楔を挿脱可能な一対の長孔が並列して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の角型鋼管補強材連結具。
- 前記楔は、鎖叉は紐で固定クランプ叉は移動クランプに連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の角型鋼管補強材連結具。
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