JP3205657U - ハットジョイナー及び目地構造 - Google Patents

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伊藤 彰彦
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Abstract

【課題】硬化後のシーリング材の伸縮疲労負荷を低減すると共に、接着面積の増大によるシーリング材の防水性能の長寿命化を実現するハットジョイナー及び目地構造を提供する。【解決手段】ハットジョイナー10は、平面状の第1縁部11及び第2縁部12と、第1縁部及び第2縁部の間に位置する断面半円状の頭部13とを備える。また、目地構造100は、第1サイディング21及び第2サイディング22の間に配置され、このハットジョイナーと、ハットジョイナーの頭部上に充填されたシーリング材40とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、窯業系サイディング用のハットジョイナー、特に半円頭型のハットジョイナー及びこれを用いた目地構造に関する。
近年では、建築物の長寿命化の要求が高まり、戸建住宅の外壁に用いられている窯業系サイディングについても、耐候性に優れた塗装仕様の採用等によって長寿命化が図られてきている。この窯業系サイディングで外壁を構成する際には、目地を形成し、弾性の不定形シーリング材を充填して、壁体内への水の浸入を防止する防水工法が一般的におこなわれている。
そのため、目地に充填されるシーリング材の性能も重要な選択要素であり、例えば、特許文献1には、良好な耐候性を有するシーリング材として使用できる硬化性組成物が開示されている。また、窯業系サイディングの収縮に伴う目地の動きに追従できる低モジュラスのシーリング材も開発され採用されてきている。
特開2015−140383号公報
外壁を構成する主要な材料である、窯業系サイディング及びシーリング材共に、材料自体の長寿命化への取り組みは進んでいるものの、目地の設計上の変更は、経済的な問題から進んでいないのが現状である。
上記課題を解決するため、本考案は、経済性も加味しつつ、防水寿命を改善するための方法として、窯業系サイディングの目地形成に用いられている、いわゆる「ハットジョイナー」の形状を改良して目地防水の長寿命化を達成するものである。
本考案の一例としてのハットジョイナーは、平面状の第1縁部及び第2縁部と、前記第1縁部及び前記第2縁部の間に位置する断面半円状の頭部とを備えることを特徴とする。
また、本考案の他の例としての目地構造は、第1サイディング及び第2サイディングの間に配置される目地構造であって、平面状の第1縁部及び第2縁部と、前記第1縁部及び前記第2縁部の間に位置する断面半円状の頭部とを有する、ハットジョイナーと、前記頭部上に充填されたシーリング材とを備えることを特徴とする。
本考案に係るハットジョイナー及び目地構造によれば、硬化後のシーリング材の伸縮疲労負荷を低減できると共に、シーリング材のサイディング端部に対する接着面積の増大によるシーリング材の防水性能の長寿命化を実現できる。
ハットジョイナーを説明するための概略断面図である。
以下、本考案を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明する寸法、材料、形状、及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、本考案が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本考案の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されるものではない。
図1は、戸建住宅の外壁に留め付けられた窯業系サイディングの目地100の一例を示す概略断面図である。なお、図1は、ハットジョイナー10の長手方向に直交する幅方向に沿った断面を示している。
図1に示すように、ハットジョイナー10は、平面状の第1縁部11及び第2縁部12を備えている。また、ハットジョイナー10は、第1縁部11及び第2縁部12の間に位置する半円頭形状、すなわち、断面半円状の曲面を有する頭部13を備えている。この頭部13は、第1縁部11及び第2縁部12から連続すると共に、表面側に向かって突出している。
ハットジョイナー10の頭部13は、隣接する第1サイディング21及び第2サイディング22の間に挟まれている。さらに、頭部13の表面上には、シーリング材40が充填されている。このようにして、ハットジョイナー10とシーリング材40とを備える目地100が、第1サイディング21及び第2サイディング22の間に配置されている。なお、ハットジョイナー10の第1縁部11及び第2縁部12の胴縁30に面する裏面は、胴縁30と当接している。
ハットジョイナー10は、鋼板を板金加工することによって形成することができる。具体的には、第1縁部11及び第2縁部12との間の中央部分を表面側に屈曲させて頭部13を形成する。そして、第1縁部11及び第2縁部12の端縁を表面側に折り返す。さらに、頭部13の表面及び必要に応じて側面には、シーリング材40が接着しないように発泡ポリエチレン等を張り付ける。このようにして、第1縁部11と、第2縁部12と、頭部13とを有するハットジョイナー10を形成する。なお、頭部13の高さ、すなわち、第1縁部11及び第2縁部12からの突出量は、例えば、第1サイディング21及び第2サイディング22の厚みの1/3〜2/3とすることができる。
また、シーリング材40としては、例えば、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを含有する硬化性組成物を用いることができる。この硬化性組成物は、市販品としては「オートンサイディングシーラント」、「オートンイクシード15+」(何れもオート化学工業社製)等があげられる。
[サイディングの固定方法]
第1サイディング21及び第2サイディング22と、ハットジョイナー10とは、不図示の釘を用いて胴縁30に固定されている。具体的には、第1サイディング21の端面がハットジョイナー10の頭部13の一の側面に当接するように、第1サイディング21をハットジョイナー10の第1縁部11に重ねる。そして、第1サイディング21の表面から釘を打ち付けて、第1サイディング21とハットジョイナー10とを胴縁30に固定する。
次に、第2サイディング22の端面が頭部13の他の側面に当接するように、第2サイディング22を第2縁部12に重ねる。そして、第2サイディング22の表面から釘を打ち付けて、第2サイディング22とハットジョイナー10とを胴縁30に固定する。その後、第1サイディング21及び第2サイディング22の間の間隙を埋めるように、頭部13の表面にシーリング材40を充填する。シーリング材40の充填後には余分な部分をヘラでかきとって、充填されたシーリング材40を硬化させる。なお、胴縁30は柱(間柱)50に固定されており、釘は第1縁部11及び第2縁部12をそれぞれ貫通する。
また、シーリング材40の表面には、外観の向上を目的とする表面塗布剤を塗布することもできる。この表面塗布剤は、例えば、スプレー塗布機又は噴霧器等による吹き付け、若しくは刷毛又はローラー等による塗布によって塗布することができる。
以上説明した本考案に係るハットジョイナー10及び目地100によれば、半円状の曲面を有する頭部13を備えることにより、シーリング材40が頭部13によって拡張された左右の第1サイディング21及び第2サイディング22の端面に接着される。そのため、目地深さ(第1サイディング21及び第2サイディング22の表面からハットジョイナー頭頂部までの深さ)が同じ場合、頭部13が平面状の場合と比較すると、第1サイディング21および第2サイディング22の端面と硬化後のシーリング材40との接着面積が増大する。
接着面積が増大することによって、硬化後のシーリング材40の伸縮疲労負荷を低減することができる。これにより、シーリング材40が第1サイディング21及び第2サイディング22から剥離すること、又はシーリング材40が破壊されることを抑制して、シーリング材40の防水性能の長寿命化を実現できる。
以上、各実施形態を参照して本考案について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。本考案に反しない範囲で変更された考案、及び本考案と均等な考案も本考案に含まれる。また、上述の各実施形態及び各変形例は、本考案に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
例えば、頭部13の断面形状は半円状には限定されず、半楕円状であってもよい。また、図1においては、頭部13の両側面、すなわち第1縁部11及び第2縁部12から立ち上がる部分が第1サイディング21及び第2サイディング22と当接している。しかし、頭部13の両側面と第1サイディング21及び第2サイディング22との間に隙間を形成してもよい。これにより、頭部13上だけでなく、両側面と対峙する第1サイディング21および第2サイディング22の端面もシーリング材40と接着するため、第1サイディング21および第2サイディング22の端面と硬化後のシーリング材40との接着面積がより増大する。
10 :ハットジョイナー
11 :第1縁部
12 :第2縁部
13 :頭部
21 :第1サイディング
22 :第2サイディング
30 :胴縁
40 :シーリング材
50 :柱
100:目地

Claims (2)

  1. 平面状の第1縁部及び第2縁部と、
    前記第1縁部及び前記第2縁部の間に位置する断面半円状の頭部とを備える、ハットジョイナー。
  2. 第1サイディング及び第2サイディングの間に配置される目地構造であって、
    平面状の第1縁部及び第2縁部と、前記第1縁部及び前記第2縁部の間に位置する断面半円状の頭部とを有する、ハットジョイナーと、
    前記頭部上に充填されたシーリング材とを備える、目地構造。
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