JP3205335B2 - コーティング組成物 - Google Patents

コーティング組成物

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JP3205335B2 JP50695091A JP50695091A JP3205335B2 JP 3205335 B2 JP3205335 B2 JP 3205335B2 JP 50695091 A JP50695091 A JP 50695091A JP 50695091 A JP50695091 A JP 50695091A JP 3205335 B2 JP3205335 B2 JP 3205335B2
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ジョン ウィンター,マイケル
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コートールズ コーティングス (ホールディングス) リミティド
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、室温加硫性(RTV)シリコーンゴムコーテ
ィングの接着を促進するため基材に用いるプライマー組
成物に関する。
RTVシリコーンゴムコーティングは、藻及び甲殻動物
のような水生生物の付着を防ぐため、水中表面、例えば
船体、発電所の冷却水取入口及び排出口、養魚設備、並
びに石油産出プラットホームの水中及び飛沫領域に塗布
される。
発明の背景 シリコーンゴム防汚コーティングは、例えばGB−A−
1307001、GB−A−1470465、GB−A−1581727、GB−A
−2141436、EP−A−16195及びUS−A−3702778に記載
されている。RTVシリコーンゴムコーティングは、例え
ば船の上部構造及び上甲板上の氷の付着を防ぐコーティ
ングとしても提案された。
そのようなRTVシリコーンゴムコーティングの使用に
おける問題は、それを基材によく付着させることが困難
であることである。この問題は、布製裏地上のクラッド
としてRTVシリコーンゴムを塗布することを提案してい
るEP−A−16195に記載されている。
室温加硫性シリコーンゴム防汚に対し種々のプライマ
ー組成物が提案された。US−A−3702778は架橋性シリ
コーンペーストを提案している。EP−A−89066は不飽
和炭化水素基を含むシランとエポキシシランの混合物を
提案している。JP−A−53−137231、JP−A−53−1372
33及びJP−A−53−137234は、ポリウレタン、天然ゴ
ム、クロロプレンもしくはネオプレンゴム又はブチラー
ル/シリコーンゴムのようなエラストマー材料を提案し
ており、EP−A−323906及びEP−A−329375はアミノシ
ランを含むシリコーン樹脂を提案している。
US−A−4070421は、ポリオレフィン表面上のコーテ
ィングの接着を改良するためのプライマーとして塩素化
ポリエチレンの使用を記載している。
発明の概要 RTVシリコーンゴムコーティングの接着を促進するた
め基材に用いる本発明に係るプライマー組成物は、 (A)(i)下式 (RO)xR(3-x)SiR1NHR2 (I) (上式中、基Rは同一でも相異なっていてもよく、1〜
12個の炭素原子を有し、所望によりエーテル結合を含む
一価炭化水素基であり、R1は2〜4個の炭素原子を有す
るアルキレン基又は3〜8個の炭素原子を有する二価脂
肪族エーテル基であり、R2は水素又は1級アミン基を末
端に有する2〜4個の炭素原子のアルキレン基であり、
そしてxは2もしくは3である) の1級アミン官能性シラン、又は (ii)式(I)の1級アミン官能性シランと下式 A−Si(B)(OB)(3-a) (II) (上式中、Aは4〜12個の炭素原子を有するエポキシド
置換一価炭化水素基であり、基Bは同一でも相異なって
いてもよく、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基で
あり、そしてaは0もしくは1である) のエポキシ官能性シランとの反応生成物、又は (iii)式(I)の1級アミン官能性シランと下式 HO(Si(CH32O)yH (III) (上式中、yは2〜60である) のα,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサンとの反
応生成物であるアミノシラン材料、 (B)塩素化ポリオレフィン、及び (C)室温硬化性ポリジオルガノシロキサン を含む。
詳細な説明 式(I)の1級アミン官能性シランにおいて、基Rは
好ましくはアルキル、例えばメチル、エチル、ヘキシル
もしくはオクチル、アリール、例えばフェニル又はアル
アルキル、例えばベンジルである。アルキレン基R1は好
ましくは−(CH2−、−(CH2−もしくはメチル
置換トリメチレンであるか又は−(CH2−O−(C
H2、−(CH2−O−(CH2−もしくは−CH2
−O−(CH2−である。R2は好ましくは水素又は−C
H2CH2NH2である。最も近いヘテロ原子から少なくとも2
個の炭素原子によりR及びR1においてエーテル酸素原子
を分離することが好ましい。式(I)の1級アミン官能
性シランの例は (CH3O)3Si(CH23NH(CH22NH2; (CH3CH2OCH2CH2O)3Si(CH22NH2; (C2H5O)3Si(CH23NH2; (CH3OCH2CH2O)3Si(CH23NH2; (C2H5O)3Si(CH23O(CH23NH2; (C2H5O)2C6H5Si(CH23NH2; (C2H5O)3SiCH2O(CH22NH2; (C2H5O)3Si(CH23O(CH22NH2; (C2H5O)2CH3Si(CH23NH2 である。所望により、2種以上の1級アミン官能性シラ
ン(I)の混合物を用いてもよい。
1級アミン官能性シラン(I)は好ましくはそれ自体
プライマー組成物に用いられる。しかし、全てまたは一
部を1級アミン官能性シラン(I)とエポキシ官能性シ
ラン(II)の反応生成物にかえてもよい。エポキシ官能
性シラン(II)の基Aは好ましくはグリシドオキシ置換
アルキル基、例えば3−グリシドオキシプロピルであ
る。エポキシ官能性シラン(II)は例えば3−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプ
ロピルジエトキシメトキシシラン、2−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、3−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)−プロピルトリメトキシシラン又は2−
(3,4−エポキシ−4−メチルシクロヘキシル)エチル
トリメトキシシランである。好ましい1級アミン官能性
シラン(I)とエポキシ官能性シラン(II)の反応生成
物は である。
アミノシラン(I)及びエポキシシラン(II)は、20
〜80℃において、好ましくは(II)のエポキシド基あた
り0.4〜1.2個のアミノシラン(I)の1級アミン基を用
いて反応される。
また、1級アミン官能性シラン(I)の全て又は一部
を1級アミン官能性シラン(I)とα,ω−ジヒドロキ
シポリジメチルシロキサン(III)の反応生成物にかえ
てもよい。(I)及び(III)は(III)のシラノール基
あたり0.4〜1.2個のアミノシラン(I)のアルコキシ基
を用いて反応される。
塩素化ポリオレフィン(B)は好ましくは5,000〜50,
000の分子量及び15〜75%、最も好ましくは17〜40%の
塩素含量を有する。塩素化ポリオレフィンは市販入手可
能である。これはペルオキシド触媒の存在下でポリオレ
フィンを塩素で処理することにより製造される。塩素化
反応は好ましくはポリオレフィン出発材料用の溶媒中で
行われる。ポリオレフィンは好ましくはポリエチレン又
はポリプロピレンのようなポリ(α−オレフィン)であ
る。ポリオレフィンは高もしくは低密度、非晶質もしく
は結晶質であってよい。これは2種以上のオレフィン、
好ましくはα−オレフィンのコポリマーであってよい。
好適な塩素化ポリオレフィンは、例えばUS−A−356196
5及びUS−A−4070421に記載されている。
塩素化ポリオレフィン(B)は他の塩素化炭化水素樹
脂、例えば塩素化ポリテルペン樹脂又は塩素化ポリスチ
レンと共に用いてよい。ポリスチレンは好ましくは低分
子量(5000未満)である。そのような塩素化炭化水素樹
脂は好ましくは塩素化ポリオレフィンと同様の塩素化度
を有する。塩素化炭化水素樹脂は例えば塩素化ポリオレ
フィン(B)を基準として1〜100重量%の量で用いら
れる。
アミノシラン材料(A)は通常塩素化材料(塩素化ポ
リオレフィン(B)プラス他の塩素化炭化水素樹脂)を
基準として0.1〜50重量%、最も好ましくは1〜20重量
%で用いられる。
室温硬化性ポリジオルガノシロキサン(C)は好まし
くは25℃において700〜1,000,000mPasの粘度を有するポ
リジオルガノシロキサンである。これは好ましくは珪素
結合ヒドロキシル基、例えばα,ω−ジヒドロキシポリ
ジオルガノシロキサン、又は珪素結合加水分解性基、例
えばケトイミノキシ、アシルオキシ、アルコキシ又はア
ミン基より選ばれる珪素結合加水分解性基を末端に有す
るポリジオルガノシロキサンを含む。より好ましくは、
これは式−R4 2SiO−(式中、基R4は同一でも相異なって
いてもよく、1〜10個の炭素原子を有する炭化水素基を
表す)のジオルガノシロキシユニットを繰り返すことに
より形成される。基R4の少なくとも50%がメチル基であ
ることが好ましい。ジヒドロキシポリジオルガノシロキ
サンは、式R4SiO1.5のモノオルガノシロキシ基及び/又
は式SiO2のシロキシ基をジオルガノシロキシ基R4 2SiOの
数に対し2%の最大比で含んでよい。
ジ及びモノオルガノシロキシユニット内のR4で表され
る炭化水素基は好適には、アルキル基、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシルもしく
はn−オクチル、4〜8個の炭素原子を有するシクロア
ルキル基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシルもし
くはメチルシクロヘキシル、2〜4個の炭素原子を有す
るアルケニル基、例えばビニル、アリルもしくはブテン
−2−イル、及び6〜8個の炭素原子を有するアリール
基、例えばフェニル、トリルもしくはキシリルより選ば
れる。
R4 2SiOで表される基の好ましい例として、以下の式が
示される。
(CH32SiO CH3(CH2=CH)SiO CH3(C6H5)SiO (C6H52SiO 好適なα,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサン
の1つの例は、商標48V 3500としてRhone Poulencより
販売されているものである。
α,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサンは、例
えばFR−A−1134005、FR−A−1198749及びFR−A−12
26745に記載された公知の方法により容易に製造され
る。ポリジオルガノシロキサンは好ましくは、例えばUS
−A−4356116に記載の脱蔵法により、使用前に揮発性
副生成物より分離される。
好ましいα,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサ
ンは、式(CH32SiOの連続基からなり、又は例えば(C
6H52SiOユニットの形状でフェニル基として基R4を10
モル%以下、例えば2〜10モル%含む。
α,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサンは、通
常硬化剤、例えば分子あたり少なくとも2個の珪素結合
加水分解性基を含む化合物と共に用いられる。好適な硬
化剤の例は、ケトイミノキシシラン、アシルオキシシラ
ン及びアルコキシシラン、テトラアルキルチタネート及
びアルミニウムアルコラートである。
ケトイミノキシシラン硬化剤は好ましくは分子あたり
少なくとも2個の珪素結合加水分解性ケトイミノキシ基
を含む。そのような硬化剤は好ましくはα,ω−ジヒド
ロキシポリジメチルシロキサンの100部あたり1〜18重
量部で用いられる。ケトイミノキシシラン硬化剤は下式 Y1 fSiZ1 (4-f) (上式中、Y1は1〜10個の炭素原子を有する炭化水素基
を表し、ハロゲンもしくはシアノで置換していてもよ
く、Z1は下式 の加水分解性基を表し、ここで基Z2は同一でも相異なっ
ていてもよく、C1〜C8炭化水素基を表し、E1はC4〜C8
ルキレン基を表し、基Z1は同一でも相異なっていてもよ
く、そしてfは0又は1を表す) を有する。
基Y1の例はジオルガノシロキシユニットの基R4の例と
して示したものである。
ケトイミノキシシラン硬化剤の例は、下式のものであ
る。
CH3Si[ON=C(CH33, CH3Si[ON=C(CH3)C2H53, (CH2=CH)Si[ON=C(CH3)C2H53, C6H5Si[ON=C(CH33, CH3Si[ON=C(C2H5)(CH23CH33, (CH32C=NOSi[ON=C(CH3)C2H53, Si[ON=C(C2H5)(CH3)] or Si[ON=C(CH3 アシルオキシ硬化剤は、例えば下式 R5 aSi(OCOR64-a (上式中、R5は上記基R4と同じ規定であり、R6は、例え
ば8個以下の炭素原子を有し、脂肪族不飽和を含まない
一価炭化水素基であり、そしてaは0又は1である) を有する。基R6は例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、n−ブチルもしくはn−ヘキシルのようなアルキ
ル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシルのようなシ
クロアルキル、又はフェニル、トリルもしくはキシリル
のようなアリールである。アシルオキシシラン硬化剤の
例は CH3Si(OCOCH3 C2H5Si(OCOCH3 CH2=CHSi(OCOCH3 C6H5Si(OCOCH3 CH3Si(OCOCH(C2H5)(CH23CH3 CF3CH2CH2Si(OCOC6H5 である。
アシルオキシシラン硬化剤は、例えばα,ω−ジヒド
ロキシポリジメチルシロキサンを基準として2〜20重量
%で用いられる。
アルコキシシラン硬化剤は、例えばテトラエチルオル
トシリケートのようなテトラアルキルオルトシリケート
(テトラアルコキシシラン)、又はメチルトリメトキシ
シラン、エチルトリメトキシシランもしくはメチルトリ
エトキシシランのようなアルキルトリアルコキシシラン
である。テトラエチルオルトシリケートのようなアルコ
キシシラン硬化剤は水硬化性ポリジオルガノシロキサン
への使用に特に好ましい。
海表面をコーティングする際は通常大気水分が存在す
るため、室温硬化性ポリジオルガノシロキサン(C)は
水硬化性であってよい。水硬化性ポリジオルガノシロキ
サンは、例えば加水分解性末端基を有する。珪素結合加
水分解性基を含むポリジオルガノシロキサン(C)は好
ましくは、α,ω−ジヒドロキシポリジオルガノシロキ
サンを分子あたり少なくとも2個の珪素結合加水分解性
基を含む化合物と化合することにより形成される。この
タイプの好適な化合物の例は、硬化剤として上記したケ
トイミノキシシラン及びアシルオキシシラン、例えばメ
チルトリアセトキシシランであり、これは珪素結合加水
分解性ケトイミノキシもしくはアシルオキシ基を末端に
有するポリジオルガノシロキサンを形成する。α,ω−
ジヒドロキシポリジオルガノシロキサンの珪素結合ヒド
ロキシル基と前記化合物の珪素結合加水分解性基の間の
反応は通常、ポリジオルガノシロキサン(C)が珪素結
合ヒドロキシル基を少なくとも一部末端に有するように
これらの材料を混合し行われる。
珪素結合加水分解性基を末端に有する他のポリジオル
ガノシロキサン(C)はアミン末端ポリジオルガノシロ
キサン、例えば下式 (上式中、R4は前記規定と同じであり、nはポリジオル
ガノシロキサンが25℃において700〜1,000,000mPasの粘
度を有するような整数であり、R7及びR8は各々水素又は
1〜10個の炭素原子を有する一価炭化水素基を表す) のα,ω−ジアミノポリジオルガノシロキサンである。
最も好ましくは、R7は水素を表し、R8は2〜6個の炭素
原子を有するアルキル基、例えばエチル、プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチルもしくはsec−ブチル(ブチ−
2−イル)を表す。アミン末端ポリジオルガノシロキサ
ンの例は商標Silgan 500及びSilgan 501Jとして販売さ
れている。
室温硬化性ポリジオルガノシロキサン(C)は好まし
くは塩素化材料(塩素化ポリオレフィン(B)プラス他
の塩素化炭化水素樹脂)の重量部あたり0.1〜100重量
部、より好ましくは1〜50重量部で用いられる。
プライマー組成物はポリジオルガノシロキサンの室温
硬化用の触媒を含んでいてよい。触媒の例はカルボン酸
の金属及び有機金属塩である。金属塩は錫、鉛、ニッケ
ル、コバルト、鉄、クロム、亜鉛もしくはマンガンの
塩、例えばオクタン酸第一錫であってよい。好ましい有
機金属塩はジブチル錫ジラウレートもしくはジブチル錫
アセテートのようなジオルガノ錫カルボキシレートであ
る。US−A−4525565に記載されているように、少なく
とも1つの−Ti−O−Si−もしくは−Ti−O−C−結合
を含む有機チタン誘導体、例えばアルカノールアミンチ
タネート、及び有機ジルコニウム誘導体を触媒として用
いてよい。
プライマー組成物は好ましくは有機希釈剤を含み、こ
れは例えばn−ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、メシ
チレン、クメン、テトラヒドロナフタレン、ペルクロロ
エチレン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、ク
ロロベンゼンもしくはオルトジクロロベンゼンのような
所望によりハロゲン化された脂肪族、環式脂肪族もしく
は芳香族炭化水素、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、メチルイソアミルケトン、シクロヘキサノ
ンもしくはイソホロンのような脂肪側もしくは環式脂肪
族ケトン、エチレングリコールもしくはプロピレングリ
コールのジアルキルエーテルのようなエーテル、又はエ
チルアセテート、ブチルアセテートもしくはエトキシエ
チルアセテートのようなエステルである。希釈剤は好ま
しくは存在する他の塩素化炭化水素樹脂を含む塩素化ポ
リオレフィン(C)用の溶媒である。塩素化ポリオレフ
ィンプラス他の塩素化炭化水素樹脂に対する希釈剤の重
量比は、好ましくは1:3〜20:1、より好ましくは2:3〜1
0:1である。室温硬化性ポリジオルガノシロキサンに対
する希釈剤の重量比は通常1:50〜20:1、好ましくは1:10
〜3:1である。
プライマー組成物はアミノシラン材料(A)及び塩素
化ポリオレフィン(B)を室温硬化性ポリジオルガノシ
ロキサン(C)と混合することにより製造される。塩素
化ポリオレフィン(B)及び存在する他の塩素化炭化水
素樹脂は好ましくはアミノシラン材料(A)及びポリジ
オルガノシロキサン(C)と混合する前に有機溶媒に溶
解される。
プライマー組成物は、顔料、無機充填剤、チキソトロ
ープ剤、安定剤、界面活性剤、抗酸化剤及び可塑剤より
選ばれる添加剤も含んでよい。透明なRTVシリコーンゴ
ムの防汚層によりコートされるようにプライマー組成物
に着色顔料を含ませることが好ましい。顔料を混入する
場合、室温硬化性ポリジオルガノシロキサン(C)の圧
力硬化から顔料中に存在する水分を防ぐため注意する必
要がある。最も簡単な注意は、用いられる顔料が完全に
乾燥していることを確認することである。又は、顔料
を、顔料中に存在する水分と室温硬化性ポリジオルガノ
シロキサン(C)との反応を抑制する希釈剤、好ましく
はポリジオルガノシロキサンに希釈してよい。顔料は、
例えば顔料が室温硬化性ポリジオルガノシロキサン
(C)(硬化剤を含む)と接触する前にそして好ましく
は顔料がアミノシラン材料(A)と接触する前にメチル
を末端に有するポリジメチルシロキサンオイルのような
非反応性ポリジオルガノシロキサンオイルに分散させて
もよい。他の方法において、顔料がアミノシラン材料
(A)又は室温硬化性ポリジオルガノシロキサン(C)
の一部を構成する硬化剤もしくは珪素結合加水分解性基
を含む材料と接触する前に液体のヒドロキシを末端に有
するポリジオルガノシロキサンに顔料を分散させてよ
い。この他の方法を用いる場合、分散媒体として用いら
れる液体のヒドロキシを末端に有するポリジオルガノシ
ロキサンは通常室温硬化性ポリジオルガノシロキサン
(C)と同時に硬化する。これを後に加えられる硬化剤
と共に室温硬化性ポリジオルガノシロキサン(C)とし
て用いてもよい。しかし、通常顔料用の分散媒体として
用いられる液体のヒドロキシを末端に有するポリジオル
ガノシロキサンはポリジオルガノシロキサン(C)の一
部のみを形成することが好ましく、例えば後に加えられ
る加水分解性基を末端に有する水硬化性ポリジオルガノ
シロキサン(C)と共に用いてよい。
プライマー組成物は、有機樹脂基材、例えばネオプレ
ンゴム、塩素化ゴム、ブロックコポリマーゴム、例えば
ポリスチレン/ポリブタジエンもしくはポリスチレン/
ポリ(エチレン−ブチレン)ゴム、ポリウレタン(エラ
ストマー及び熱可塑性樹脂の両者を含む)、エポキシコ
ーティング、ビニル樹脂、例えば塩化ビニルポリマーも
しくはアルキド樹脂への接着の促進に特に有効である。
これらの樹脂は例えばネオプレン及び同様のゴムの場合
クラッドの形状であり、又は予め塗布したコーティン
グ、例えばシリコーンゴム防汚ペイントにより覆われる
錆止めコーティング、又はオーバーコートされる古い防
汚コーティングであってよい。このプライマー組成物は
また、アルミニウムもしくはスチールのような金属基材
への接着も促進する。
プライマー組成物は公知のコーティング法により基材
に塗布してよい。通常、スプレー、ブラシ又はローラー
により塗布される。
プライマー組成物上に塗布されるRTVシリコーンゴム
防汚コーティングは、例えば上記のようなα,ω−ジヒ
ドロキシポリジオルガノシロキサンをベースとするもの
であってよく、上記のものより選ばれる硬化剤及び所望
により上記のものより選ばれる触媒と共に用いてよい。
また、RTVシリコーンゴム上記のような珪素結合加水分
解性基、例えば珪素結合ケトイミノキシもしくはアシル
オキシ基を末端に有するポリジオルガノシロキサンであ
ってよい。プライマー組成物中の室温硬化性ジオルガノ
ポリシロキサン(C)中の硬化剤もしくは珪素結合加水
分解性基及びRTVシリコーンゴムコーティング中の硬化
剤もしくは珪素結合加水分解性基が同じであることが好
ましい。RTVシリコーンゴムコーティングは好ましく
は、例えば式Q3Si−O−(SiQ2−O−)nSiQ3(式中、
各基Qは1〜10個の炭素原子を有する炭化水素基を表
し、nはシリコーンオイルが20〜5000mPasの粘度を有す
るような整数である)の非反応性シリコーンオイルを含
む。基Qの少なくとも10%は通常メチル基であり、基Q
の少なくとも2%は好ましくはフェニル基である。最も
好ましくは、−SiQ2−O−ユニットの少なくとも25%は
メチルフェニルシロキサンユニットである。最も好まし
くは、非反応性シリコーンオイルはメチル末端ポリ(メ
チルフェニルシロキサン)である。オイルは好ましくは
20〜1000mPasの粘度を有し、RTVシリコーンゴムを基準
として好ましくは1〜50重量%、最も好ましくは2〜20
重量%で用いられる。好ましい非反応性シリコーンオイ
ルの例は、商標Rhodorsil Huile 550として販売されて
いるものである。この非反応性シリコーンオイルは水中
の汚染に対する組成物の耐性を改良する。
非反応性シリコーンオイルにかえ、又はこれに加え
て、RTVシリコーンゴム組成物は非反応性液体有機炭化
水素、例えばホワイトオイル、低分子量ポリブテンもし
くは石油又は液体パラフィン/石油混合物のような潤滑
性鉱油を含んでよい。そのような非反応性液体有機炭化
水素は好ましくはプライマー組成物に存在しない。
プライマー組成物は必須の成分(A)、(B)及び
(C)のいずれかが存在しないで達成されるよりも大き
な程度に基材へのRTVシリコーンゴムの接着を改良す
る。アミノシラン材料(A)及び塩素化ポリオレフィン
(B)はRTVシリコーンゴムへの及び有機樹脂基材への
プライマーの強力な接着を確保する。しかし、アミノシ
ラン材料(A)、塩素化ポリオレフィン(B)及び溶媒
を含む組成物を多くの有機樹脂基材に塗布した場合に基
材により素早く吸収され、すぐに塗布しない限り、その
後塗布されるRTVシリコーンゴムコーティングの接着が
弱くなることを発見した。室温硬化性ポリジオルガノシ
ロキサン(C)はプライマー組成物が基材に吸収される
傾向を抑え、より長い期間、例えば数週間以上、RTVシ
リコーンゴム組成物が良好な接着を達成されることを可
能にする。
本発明に係るプライマー組成物は、塩素化ポリオレフ
ィンを含まない組成物よりも、多くの基材、例えばネオ
プレン、クロロプレンもしくは炭化水素ゴムへの強い接
着を有する。室温硬化性ポリジオルガノシロキサンとア
ミノシラン材料の簡単な組合せが良好な接着を与えるエ
ポキシ樹脂のようなものを含むすべての基材に、塩素化
ポリオレフィンは海水浸漬に対する耐性を改良し、海水
中で18ヶ月以上浸漬後でさえ基材へのプライマー組成物
の及びプライマー組成物へのRTVシリコーンゴムトップ
コートの良好な接着が保たれる。
以下の実施例により本発明をさらに説明する。ここで
部及びパーセントは重量基準である。
例1 塩素化ポリエチレン(塩素含量22%)のキシレン中の
44%溶液25部を2部のN−(2−アミノエチル)−3−
アミノプロピルトリメトキシシランと混合し、73部のキ
シレンで希釈した。
14部の得られる組成物を61部の室温硬化性ポリジオル
ガノシロキサン組成物及び25部のメチルイソアミルケト
ン溶媒と混合した。室温硬化性ポリジオルガノシロキサ
ン組成物はケトイミノキシシラン硬化剤と用いられる
α,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサンを含んで
いた。
得られるプライマー組成物をネオプレンゴム基材、及
びエポキシ樹脂、ポリウレタン、ビニル樹脂及びアルキ
ド樹脂錆止めペイントをコートした基材、及びロジン、
塩化ビニルコポリマー及び酸化銅をベースとする古い防
汚ペイントの残留物を有する基材に塗布した。すべてに
おいて、プライマー組成物のコーティングは、RTV組成
物の良好な接着を有するプライマー組成物の塗布後約10
分後にケトイミノオキシシラン硬化剤及び非反応性ポリ
(メチルフェニルシロキサン)オイルを含むα,ω−ジ
ヒドロキシポリジオルガノシロキサンをベースとするRT
Vシリコーンゴム防汚組成物でオーバーコートし、そし
て良好な接着後24時間後にRTV組成物でオーバーコート
してよい。
オーバーコートされた材料を海水に浸漬した。プライ
マー組成物と基材の間の接着、及びRTVシリコーンゴム
防汚コーティングとプライマー組成物の間の接着は海水
中に18ヵ月浸漬後も強いままであった。
例2 29.7部の顔料及び充填剤(バライト、二酸化チタン、
ヒュームドシリカ及びブラック酸化鉄)並びに0.1部の
ジブチル錫ジラウレート硬化触媒を6.7部の非反応性メ
チル末端ポリジメチルシロキサンオイル及び10.6部のメ
チルイソアミルケトン溶媒中に粉砕することにより分散
させた。得られる顔料分散体をケトイミノオキシ基を末
端に有する36.4部の室温硬化性ポリジメチルシロキサ
ン、8.3部の例1に記載の塩素化ポリエチレンとN−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシランの溶液及び8.2部のメチルイソアミルケトンと
混合した。
得られるプライマー組成物をエポキシ樹脂、ネオプレ
ンゴム及びウレタンゴム基材に塗布した。これらのサン
プルを16〜48時間後に例1のRTVシリコーンゴムでオー
バーコートした。
このオーバーコートした材料を海水中に浸漬した。プ
ライマー組成物と基材の間の接着、及びRTVシリコーン
ゴム防汚コーティングとプライマー組成物の間の接着は
海水中に16ヵ月浸漬後も強いままであった。
例3 28.1部の顔料及び充填剤(二酸化チタン、バライト、
ヒュームドシリカ及びブラック酸化鉄)を0.5部の湿潤
助剤を含む11.5部の液体ヒドロキシル末端ポリジメチル
シロキサン及び11.4部のメチルイソアミルケトン中に粉
砕することにより分散させた。得られる顔料分散体を7.
6部の例1に記載の塩素化ポリエチレンとN−(2−ア
ミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン
の溶液、30.9部のケトイミノキシ基を末端に有する室温
硬化性ポリジメチルシロキサン、0.03部のジブチル錫ジ
ラウレート及び10.0部のメチルイソアミルケトンと混合
した。
得られるプライマー組成物をエポキシ樹脂、アルミニ
ウム、ウレタンゴム、ネオプレンゴム、ポリスチレン/
ポリブタジエンブロックコポリマーゴム及びポリスチレ
ン/ポリ(エチレン−ブチレン)ブロックコポリマーゴ
ムの基材に塗布した。基材は例1に記載のような古い防
汚ペイントの残留物を有していた。これらのサンプルを
16〜48時間後に例1のRTVシリコーンゴムでオーバーコ
ートした。
このオーバーコートした材料を海水中に浸漬した。プ
ライマー組成物と基材の間の接着、及びRTVシリコーン
ゴム防汚コーティングとプライマー組成物の間の接着は
海水中に6ヵ月浸漬後も強いままであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィンター,マイケル ジョン イギリス国,タイン アンド ウエア, ニューキャッスル―アポン―タイン エ ヌイー2 1ティーエヌ,ジェスモン ド,エイケンサイド テラス 27,フラ ット 4 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 183/08 C08L 83/08

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温加硫性シリコーンゴムコーティングの
    接着を促進するための基材へ塗布するプライマー組成物
    であって、 (A)(i)下式 (RO)xR(3-X)SiR1NHR2 (I) (上式中、基Rは同一でも相異なっていてもよく、1〜
    12個の炭素原子を有し、所望によりエーテル結合を含む
    一価炭化水素基であり、R1は2〜4個の炭素原子を有す
    るアルキレン基又は3〜8個の炭素原子を有する二価脂
    肪族エーテル基であり、R2は水素又は1級アミン基を末
    端に有する2〜4個の炭素原子のアルキレン基であり、
    そしてxは2もしくは3である) の1級アミン官能性シラン、又は (ii)式(I)の1級アミン官能性シランと下式 A−Si(B)(OB)(3-a) (II) (上式中、Aは4〜12個の炭素原子を有するエポキシド
    置換一価炭化水素基であり、基Bは同一でも相異なって
    いてもよく、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基で
    あり、そしてaは0もしくは1である) のエポキシ官能性シランとの反応生成物、又は (iii)式(I)の1級アミン官能性シランと下式 HO(Si(CH32O)yH (III) (上式中、yは2〜60である) のα、ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサンとの反
    応生成物であるアミノシラン材料、 (B)塩素化ポリオレフィン、及び (C)室温硬化性ポリジオルガノシロキサン を含むプライマー組成物。
  2. 【請求項2】室温硬化性ポリジオルガノシロキサン
    (C)がケトイミノキシシラン硬化剤と共に用いられる
    α、ω−ジヒドロキシポリジオルガノシロキサンである
    ことを特徴とする、請求項1記載のプライマー組成物。
  3. 【請求項3】室温硬化性ポリジオルガノシロキサン
    (C)がアシルオキシシラン硬化剤と共に用いられる
    α、ω−ジヒドロキシポリジオルガノシロキサンである
    ことを特徴とする、請求項1記載のプライマー組成物。
  4. 【請求項4】室温硬化性ポリジオルガノシロキサン
    (C)がアルコキシシラン硬化剤と共に用いられるα、
    ω−ジヒドロキシポリジオルガノシロキサンであること
    を特徴とする、請求項1記載のプライマー組成物。
  5. 【請求項5】室温硬化性ポリジオルガノシロキサン
    (C)がケトイミノキシ、アシルオキシ、アルコキシ又
    はアミン基より選ばれる珪素結合加水分解性基を末端に
    有するポリジオルガノシロキサンであることを特徴とす
    る、請求項1記載のプライマー組成物。
  6. 【請求項6】珪素結合加水分解性基がケトイミノキシ、
    アシルオキシ又はアミン基であることを特徴とする、請
    求項5記載のプライマー組成物。
  7. 【請求項7】塩素化ポリオレフィン(B)が17〜40重量
    %の塩素含量を有することを特徴とする、請求項1〜6
    のいずれか記載のプライマー組成物。
  8. 【請求項8】塩素化ポリオレフィン(B)を基準として
    1〜100重量%の量の他の塩素化炭化水素樹脂を含むこ
    とを特徴とする、請求項1〜7のいずれか記載のプライ
    マー組成物。
  9. 【請求項9】アミノシラン材料(A)が組成物中に存在
    する塩素化ポリオレフィン(B)及び他の塩素化炭化水
    素樹脂を基準として1〜20重量%で用いられることを特
    徴とする、請求項1〜8のいずれか記載のプライマー組
    成物。
  10. 【請求項10】組成物中に存在する塩素化ポリオレフィ
    ン(B)及び他の塩素化炭化水素樹脂に対する室温硬化
    性ポリジオルガノシロキサン(C)の重量比が1:1〜50:
    1であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか記
    載のプライマー組成物。
  11. 【請求項11】顔料が組成物中に分散されていることを
    特徴とする、請求項1〜10のいずれか記載のプライマー
    組成物。
  12. 【請求項12】(A)(i)下式 (RO)xR(3-X)SiR1NHR2 (I) (上式中、基Rは同一でも相異なっていてもよく、1〜
    12個の炭素原子を有し、所望によりエーテル結合を含む
    一価炭化水素基であり、R1は2〜4個の炭素原子を有す
    るアルキレン基又は3〜8個の炭素原子を有する二価脂
    肪族エーテル基であり、R2は水素又は1級アミン基を末
    端に有する2〜4個の炭素原子のアルキレン基であり、
    そしてxは2もしくは3である) の1級アミン官能性シラン、又は (ii)式(I)の1級アミン官能性シランと下式 A−Si(B)(OB)(3-a) (II) (上式中、Aは4〜12個の炭素原子を有するエポキシド
    置換一価炭化水素基であり、基Bは同一でも相異なって
    いてもよく、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基で
    あり、そしてaは0もしくは1である) のエポキシ官能性シランとの反応生成物、又は (iii)式(I)の1級アミン官能性シランと下式 HO(Si(CH32O)yH (III) (上式中、yは2〜60である) のα、ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサンとの反
    応生成物であるアミノシラン材料、及び (B)塩素化ポリオレフィン、を (C)室温硬化性ポリジオルガノシロキサン を混合する、プライマー組成物の製造法。
  13. 【請求項13】非反応性ポリジオルガノシロキサンオイ
    ルに顔料を分散させ、そしてアミノシラン材料(A)、
    塩素化ポリオレフィン(B)及び室温硬化性ポリジオル
    ガノシロキサン(C)を混合することにより着色された
    プライマー組成物を製造し、ポリジオルガノシロキサン
    オイルに顔料を分散させる前記工程を顔料がアミノシラ
    ン材料(A)又は室温硬化性ポリジオルガノシロキサン
    (C)と接触する前に行うことを特徴とする、請求項12
    記載の方法。
  14. 【請求項14】液体ヒドロキシル末端ポリジオルガノシ
    ロキサンに顔料を分散させ、そしてそれをアミノシラン
    材料(A)、塩素化ポリオレフィン(B)及び室温硬化
    性ポリジオルガノシロキサン(C)と混合することによ
    り着色されたプライマー組成物を製造し、液体ポリジオ
    ルガノシロキサンに顔料を分散させる前記工程を顔料が
    アミノシラン材料(A)又は室温硬化性ポリジオルガノ
    シロキサン(C)の一部を形成するケトイミノキシ、ア
    シルオキシ、アルコキシ又はアミン基より選ばれる珪素
    結合加水分解性基を含む材料もしくは硬化剤と接触する
    前に行うことを特徴とする、請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】液体ヒドロキシル末端ポリジオルガノシ
    ロキサンに顔料を分散させ、そしてそれをアミノシラン
    材料(A)、塩素化ポリオレフィン(B)及び液体ヒド
    ロキシル末端ポリジオルガノシロキサンと共に室温硬化
    性ポリジオルガノシロキサン(C)を形成する硬化剤と
    混合することにより着色されたプライマー組成物を製造
    し、液体ポリジオルガノシロキサンに顔料を分散させる
    前記工程を顔料がアミノシラン材料(A)又は前記硬化
    剤と接触する前に行うことを特徴とする、請求項12記載
    の方法。
  16. 【請求項16】室温加硫性シリコーンゴムにより基材を
    コートする方法であって、基材を請求項1〜11のいずれ
    か記載のプライマー組成物でコートし、前記プライマー
    組成物上に室温加硫性シリコーンゴム組成物を塗布する
    ことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】プライマー組成物が請求項2〜4のいず
    れかに記載のものであり、室温加硫性シリコーンゴム組
    成物がプライマー組成物に用いたものと同じタイプの硬
    化剤と共に用いられるα、ω−ジヒドロキシポリジオル
    ガノシロキサンを含むことを特徴とする、請求項16記載
    の方法。
  18. 【請求項18】プライマー組成物が請求項5又は6に記
    載のものであり、室温加硫性シリコーンゴム組成物が室
    温硬化性ポリジオルガノシロキサン(C)におけるもの
    と同じタイプのケトイミノキシ、アシルオキシ、アルコ
    キシ又はアミン基より選ばれる珪素結合加水分解性基を
    末端に有するポリジオルガノシロキサンを含むことを特
    徴とする、請求項16記載の方法。
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