JP3205028U - 可搬型収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成ながらも、対象物の収納と搬送を可能にし、組立作業が容易な可搬型収納ケースを提供する。【解決手段】可搬型収納ケース1は、載置面を有するパレット2と、載置面に載置されるとともに固定され、内部に収納空間が形成された収納ケース3と、を備える。収納ケース3は、収納空間を区画形成する複数の板材である底面板、短辺側側面板33、長辺側側面板32及び天面板34と、複数の板材の端部に着脱可能に構成され、端部に装着されることによって複数の板材を連結するアングルである長辺側アングル35、短辺側アングル36及び鉛直側アングル37と、を有している。【選択図】図1

Description

本考案は、対象物を収納した状態で搬送可能な可搬型収納ケースに関する。
対象物の収納と搬送に用いられる可搬型収納ケースが広く普及している(例えば、特許文献1乃至3)。このような可搬型収納ケースは、収納ケース及びパレットによって構成される。収納ケースは箱形状を呈しており、対象物を収納する収納空間が内部に形成されている。パレットは、収納ケースを載置する基台である。当該収納ケースは、対象物を収納した状態で、パレットともに車両、船舶、航空機等によって搬送され、対象物の流通等に供される。
特開平11−130067号公報 特開2009−107703号公報 実用新案登録第3161892号公報
重量が大きい対象物の搬送を可能にし、搬送時の外力から対象物を保護するために、収納ケースは高い剛性を有していることが好ましい。一方、前述した従来の可搬型収納ケースでは、収納ケースが段ボールによって形成されることが一般的である。段ボールによって形成される収納ケースは、剛性に関する要求を満足し難い。この結果、従来の可搬型収納ケースでは、搬送できる対象物の数量や、鉛直方向に重ねて配置できる数に大きな制約が生じるという課題があった。また、段ボールは変形、損傷しやすいことから、搬送に使用した後の収納ケースは再利用が困難であるという課題があった。
また、収納ケースの剛性を高めようとすると、それに伴って構成が複雑化したり、大型化したりするおそれがある。この結果、収納ケースの組立作業の負荷が大きくなったり、不使用時の収納ケースが無為にスペースを占有してしまったりするという課題があった。
本考案はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成ながらも、対象物の収納と搬送を可能にし、組立作業が容易な可搬型収納ケースを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係る収納ケースは、対象物を収納した状態で搬送可能な可搬型収納ケースであって、載置面を有するパレットと、載置面に載置されるとともに固定され、内部に収納空間が形成された収納ケースと、を備える。収納ケースは、収納空間を区画形成する複数の板材と、複数の板材の端部に着脱可能に構成され、該端部に装着されることによって複数の板材を連結するアングルと、を有している。
この構成によれば、収納ケースがパレットに固定されているため、対象物を収納ケースの収納空間に収納した状態で、パレットに力を付加して搬送することが可能になる。このため、収納ケースに要求される剛性を小さくし、収納ケースを簡易な構成にすることが可能になる。
また、収納空間を区画形成する板材は、当該板材の端部に装着されるアングルによって連結される。当該アングルは、板材の端部に着脱可能に構成されている。したがって、不使用時の可搬型収納ケースは、各板材の端部をアングルから離脱させることにより、容易に解体することができる。すなわち、対象物の収納や搬送を行わない際は、可搬型収納ケースを小型化することができるとともに、対象物の収納や搬送を行う際は、可搬型収納ケースの組立作業を容易に行うことが可能になる。
さらに、収納ケースは、収納空間の底面を区画形成する板材である底面板と、収納空間の側面を区画形成する板材である側面板と、を有し、収納ケースは、底面板と側面板とを連結するアングルにおいて載置面に対して固定されていてもよい。この構成によれば、底面板と側面板とを連結するアングルを用いて、収納ケースの周縁部において底面板と側面板とを連結するとともに、当該周縁部において載置面に対する固定を行うことができる。したがって、収納ケースをより確実にパレットに固定することが可能になる。
また、底面板の収納空間側の面に、底面板よりも大きい弾性を有するクッション材を配置してもよい。この構成によれば、収納空間に収納した対象物を、搬送時等に受ける衝撃から保護することが可能になる。
また、収納ケースは、収納空間の天面を区画形成する板材である天面板を有し、天面板の外側面に補強部材が配置されていてもよい。この構成によれば、複数の可搬型収納ケースを鉛直方向に重ねて配置する場合でも、下方に配置される可搬型収納ケースの天面板の変形を抑制することが可能になる。
また、補強部材の端部は、側面板と天面板とを連結するアングルと当接してもよい。この構成によれば、当該アングルを用いて、収納ケースの周縁部において天面板と側面板とを連結するとともに、当該周縁部において補強部材の支持を行うことができる。したがって、天面板の変形を、補強部材によってより確実に抑制することが可能になる。
また、アングルは、所定の角度を成して互いに接続される一対の外側板と、一対の外側板のそれぞれとの間に隙間を形成するように配置される一対の内側板と、を有していてもよい。さらに、隙間は、板材の端部を挿入可能に形成されていてもよい。この構成によれば、収納空間を区画形成する2つの板材の端部を、アングルの隙間に挿入するという簡易な作業によって連結することができる。したがって、可搬型収納ケースの組立作業を容易なものにすることが可能になる。
本考案によれば、簡易な構成ながらも、対象物の収納と搬送を可能にし、組立作業が容易な可搬型収納ケースを提供することができる。
実施形態に係る可搬型収納ケースを示す斜視図である。 図1の可搬型収納ケースを分解して示す斜視図である。 図1の長辺側アングルを示す斜視図である。 図1のIV−IV断面を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本考案の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る可搬型収納ケース1は、例えば感光性樹脂版を対象物として収納する容器である。また、可搬型収納ケース1は、当該対象物を収納した状態で、フォークリフト等によって搬送可能とされた搬送具でもある。
図1に示されるように、可搬型収納ケース1は、パレット2と、収納ケース3と、を備えている。
パレット2は、荷物を運搬するための基台である。パレット2は、長辺と短辺とを有する扁平形状を呈しており、天板21及び底板22と、複数の支持部材23と、によって構成されている。以下の説明では、パレット2の長辺が延びる方向を「長辺方向」と称し、パレット2の短辺が延びる方向を「短辺方向」と称する。天板21及び底板22は、いずれも、LVL(Laminated Veneer Lumber)材とも称される平板形状の単板積層材である。また、支持部材23は、合板によって形成された棒状の角材である。
複数の支持部材23は、天板21と底板22との間に配置され、底板22に対して天板21を支持するように固定されている。各支持部材23は、接着や釘の打ち込みによって天板21と底板22に対して固定されている。また、複数の支持部材23は、パレット2の長辺方向に間隔を空けて互いに平行に配置されるとともに、パレット2の短辺方向に延びるように配置されている。これにより、天板21と底板22との間には、パレット2の短辺方向に延びる複数の空間部24が形成される。各空間部24には、可搬型収納ケース1の運搬の際に、フォークリフトやハンドリフトの爪が挿入される。また、底板22には、短辺方向に間隔を空けて互いに平行となる複数の支持部25が形成されている。各支持部25の間には、長辺方向に延びる空間部26が形成されている。この空間部26も、フォークリフトやハンドリフトの爪が挿入可能な構成とされている。
収納ケース3は、全体として略直方体形状を呈している。収納ケース3は、その短辺の寸法がパレット2の短辺方向寸法と略同一であるとともに、その長辺の寸法がパレット2の長辺方向寸法と略同一である。
図2に示されるように、収納ケース3は、底面板31と、一対の長辺側側面板32と、一対の短辺側側面板33と、天面板34と、を有している。また、図1に示されるように、収納ケース3は、複数の長辺側アングル35と、複数の短辺側アングル36と、複数の鉛直側アングル37と、を有している。尚、図2では、長辺側アングル35、短辺側アングル36及び鉛直側アングル37の図示を省略している。
底面板31、短辺側側面板33、長辺側側面板32及び天面板34は、いずれも厚さ寸法が略同一で平板形状の合板である。底面板31、長辺側側面板32、短辺側側面板33及び天面板34は、図4に示される収納空間30を収納ケース3内に区画形成する。
詳細には、収納空間30の底面は、底面板31によって区画形成されている。収納空間30の天面は、底面板31と間隔を空けて配置される天面板34によって区画形成されている。
また、一対の長辺側側面板32は、収納ケース3の短辺方向に間隔を空けて、互いに対向するように配置されている。一方、一対の短辺側側面板33は、収納ケース3の長辺方向に間隔を空けて、互いに対向するように配置されている。収納空間30の側面は、このように配置される長辺側側面板32及び短辺側側面板33によって区画形成されている。
長辺側アングル35、短辺側アングル36及び鉛直側アングル37は、底面板31、長辺側側面板32、短辺側側面板33及び天面板34の連結に用いられる部材である。長辺側アングル35、短辺側アングル36及び鉛直側アングル37は、いずれも樹脂材料(例えば、エチレン・プロピレン共重合体)によって形成されている。
図3に示されるように、長辺側アングル35は、一対の外側板35a,35bを有している。外側板35a,35bは平板形状を呈しており、互いに略垂直となるように、それぞれの端部において接続されている。
また、長辺側アングル35は、一対の内側板35c,35dを有している。内側板35dは、その一端が外側板35aに接続され、外側板35bとの間に隙間35fを形成するように設けられる。また、内側板35cは、その一端が内側板35dに接続され、外側板35aとの間に隙間35eを形成するように設けられる。隙間35e,35fは、その幅寸法が、底面板31、長辺側側面板32、短辺側側面板33及び天面板34の厚さ寸法と略同一となるように形成されている。長辺側アングル35は、長さLに亘って隙間35e,35fが延びるように形成されている。当該長さLは、パレット2及び収納ケース3の長辺方向寸法と略同一である。
短辺側アングル36及び鉛直側アングル37は、図3に示される長辺側アングル35と同様の構成を有するものであり、ここではその説明を省略する。すなわち、短辺側アングル36及び鉛直側アングル37は、いずれも、幅方向寸法が底面板31、長辺側側面板32、短辺側側面板33及び天面板34の厚さ寸法と略同一の2つの隙間が形成されている。
しかしながら、短辺側アングル36及び鉛直側アングル37は、その長さ寸法が長辺側アングル35と異なる。すなわち、短辺側アングル36の長さ寸法は、パレット2及び収納ケース3の短辺方向寸法と略同一である。また、鉛直側アングル37の長さ寸法は、収納ケース3の鉛直方向寸法と略同一である。
可搬型収納ケース1は、以上のように構成された収納ケース3を、パレット2の載置面21a(図2参照)に載置するとともに、載置面21aに対して固定することによって構成されている。次に、主に図4を参照しながら、可搬型収納ケース1の詳細な構成と、組立作業について説明する。図4は、図1のIV−IV線における可搬型収納ケース1の断面を示している。
図4に示されるように、収納ケース3の底面板31の短辺方向の両端部が、長辺側アングル35の隙間35fに挿入されている。同様に、底面板31の長辺方向の両端部が、短辺側アングル36(図4では不図示)の一方の隙間に挿入されている。底面板31と長辺側アングル35、及び、底面板31と短辺側アングル36は、それぞれ不図示の金具によって互いに固定されている。
また、収納ケース3の天面板34の短辺方向の両端部が、長辺側アングル35の隙間35fに挿入されている。同様に、天面板34の長辺方向の両端部が、短辺側アングル36(図4では不図示)の一方の隙間に挿入されている。天面板34と長辺側アングル35、及び、天面板34と短辺側アングル36は、それぞれ不図示の金具によって互いに固定されている。
可搬型収納ケース1の組立作業においては、作業者は、まず、天板21、底板22及び複数の支持部材23によって構成されたパレット2を予め用意する。また、前述したように端部が長辺側アングル35及び短辺側アングル36に挿入、固定された底面板31及び天面板34を用意する。
次に、作業者は、底面板31を、長辺側アングル35及び短辺側アングル36とともにパレット2の載置面21aに載置する。これにより、長辺側アングル35及び短辺側アングル36が載置面21aと当接する。作業者は、不図示の金具を打ち込むことにより、長辺側アングル35及び短辺側アングル36を載置面21aに対して固定する。
次に、作業者は、長辺側アングル35及び短辺側アングル36によって囲まれた載置面21a上の空間に、クッション材4を配置する。図2に示されるように、クッション材4は平板形状を呈する部材である。また、クッション材4は、発泡材によって形成されており、底面板31よりも大きい弾性を有している。底面板31は、略全体がこのクッション材4によって覆われる。
次に、作業者は、パレット2の載置面21aに固定されている長辺側アングル35の隙間35eに、長辺側側面板32の端部を挿入する。同様に、作業者は、パレット2の載置面21aに固定されている短辺側アングル36(図1参照)の他方の隙間に、短辺側側面板33の端部を挿入する。これにより、底面板31と、長辺側側面板32及び短辺側側面板33とが、長辺側アングル35及び短辺側アングル36によって連結される。一対の長辺側側面板32及び一対の短辺側側面板33は、いずれも、パレット2側から上方に延びるように配置される。
次に、作業者は、長辺側側面板32の端部と短辺側側面板33の端部が隣り合って形成される4箇所の隙間に、鉛直側アングル37を配置する(図1参照)。詳細には、作業者は、長辺側側面板32の端部を鉛直側アングル37の一方の隙間に挿入するとともに、短辺側側面板33の端部を鉛直側アングル37の他方の隙間に挿入する。さらに、作業者は、各鉛直側アングル37を、不図示の金具によって長辺側側面板32に対して固定する。
これにより、パレット2の載置面21a上に、底面板31、長辺側側面板32及び短辺側側面板33によって囲まれ、上部が開放された収納空間30が区画形成される。収納空間30には、感光性樹脂版等の対象物を収納することができる。当該対象物はクッション材4上に載置される。図4では、当該対象物の図示を省略している。
次に、作業者は、収納空間30に対象物が収納された状態において、天面板34によって収納空間30の上部を遮蔽する。当該天面板34は、前述したように、端部が長辺側アングル35及び短辺側アングル36に挿入、固定されたものである。作業者は、当該長辺側アングル35の他方の隙間に長辺側側面板32の端部を挿入する。また、作業者は、当該短辺側アングル36の他方の隙間に短辺側側面板33の端部を挿入する。これにより、収納空間30は閉空間となり、収納されている対象物が外部と遮断される。
次に、作業者は、図1及び図4に示されるように、天面板34の上面を補強部材5で覆う。補強部材5は、不図示の金具によって天面板34に対して固定される。補強部材5は合板によって構成されており、格子状を呈している。
図4に示されるように、短辺方向における補強部材5の両端部は、長辺側アングル35の上面と当接している。また、長辺方向における補強部材5の両端部は、短辺側アングル36(図4では不図示)の上面と当接している。
図4に示されるように、補強部材5が長辺側アングル35及び短辺側アングル36と当接することにより、補強部材5と天面板34との間には隙間が形成される。当該隙間には、緩衝材6が配置される。緩衝材6は、発泡材によって形成されており、天面板34よりも大きい弾性を有している。
また、図1に示されるように、長辺方向における補強部材5の端部51,52は、収納ケース3の端部よりも長辺方向に突出している。この突出した端部51,52は、可搬型収納ケース1を搬送する際の持ち手として機能する。したがって、端部51,52の突出寸法は20mm程度とすればよい。
以上説明したように、本考案に係る可搬型収納ケース1は、載置面21aを有するパレット2と、載置面21aに載置されるとともに固定され、内部に収納空間30が形成された収納ケース3と、を備える。収納ケース3は、収納空間30を区画形成する板材である底面板31、長辺側側面板32、短辺側側面板33及び天面板34を有する。さらに、収納ケース3は、底面板31、長辺側側面板32、短辺側側面板33及び天面板34の端部に着脱可能に構成され、該端部に装着されることによって底面板31、長辺側側面板32、短辺側側面板33及び天面板34を連結する長辺側アングル35、短辺側アングル36及び鉛直側アングル37と、を有している。
この構成によれば、収納ケース3がパレット2に固定されているため、対象物を収納ケース3の収納空間30に収納した状態で、パレット2に力を付加して搬送することが可能になる。このため、収納ケース3に要求される剛性を小さくすることが可能になる。
また、収納空間30を区画形成する底面板31等の板材は、当該板材の端部に装着される長辺側アングル35、短辺側アングル36及び鉛直側アングル37によって連結される。この長辺側アングル35等は、板材の端部に着脱可能に構成されている。したがって、不使用時の可搬型収納ケース1は、各板材の端部を長辺側アングル35等から離脱させることにより、容易に解体することができる。すなわち、対象物の収納や搬送を行わない際は、可搬型収納ケース1を小型化することができるとともに、対象物の収納や搬送を行う際は、可搬型収納ケース1の組立作業を容易に行うことが可能になる。
また、収納ケース3は、収納空間30の底面を区画形成する板材である底面板31と、収納空間30の側面を区画形成する板材である長辺側側面板32及び短辺側側面板33と、を有する。収納ケース3は、底面板31と長辺側側面板32及び短辺側側面板33とを連結する長辺側アングル35及び短辺側アングル36において載置面21aに対して固定されている。この構成によれば、長辺側アングル35及び短辺側アングル36を用いて、収納ケース3の周縁部において底面板31と長辺側側面板32及び短辺側側面板33とを連結するとともに、当該周縁部において載置面に対する固定を行うことができる。したがって、収納ケース3をより確実にパレット2に固定することが可能になる。
また、底面板31の収納空間30側の面に、底面板31よりも大きい弾性を有するクッション材4が配置されている。この構成によれば、収納空間30に収納した対象物を、搬送時等に受ける衝撃から保護することが可能になる。
また、収納ケース3は、収納空間30の天面を区画形成する板材である天面板34を有する。天面板34の外側面に補強部材5が配置されている。この構成によれば、複数の可搬型収納ケース1を鉛直方向に重ねて配置する場合でも、下方に配置される可搬型収納ケース1の天面板34の変形を抑制することが可能になる。
また、補強部材5の端部は、長辺側側面板32及び短辺側側面板33と天面板34とを連結する長辺側アングル35及び短辺側アングル36と当接している。この構成によれば、長辺側アングル35及び短辺側アングル36を用いて、収納ケース3の周縁部において天面板34と長辺側側面板32及び短辺側側面板33とを連結するとともに、当該周縁部において補強部材5の支持を行うことができる。したがって、天面板34の変形を、補強部材5によってより確実に抑制することが可能になる。
また、長辺側アングル35は、略垂直を成して互いに接続される一対の外側板35a,35bを有する。さらに、長辺側アングル35は、一対の外側板35a,35bのそれぞれとの間に隙間35e,35fを形成するように配置される一対の内側板35c,35dと、を有する。隙間35e,35fは、板材の端部を挿入可能に形成されている。この構成によれば、収納空間30を区画形成する2つの板材の端部を、長辺側アングル35の隙間35e,35fに挿入するという簡易な作業によって連結することができる。したがって、可搬型収納ケース1の組立作業を容易なものにすることが可能になる。短辺側アングル36及び鉛直側アングル37についても、同様の効果を奏することが可能である。
以上、具体例を参照しつつ本考案の実施の形態について説明した。しかし、本考案はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本考案の特徴を備えている限り、本考案の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、上記実施形態は、上面に補強部材5を配置することによって天面板34を補強している。しかしながら、本考案はこの形態に限定されるものではない。すなわち、補強部材5による補強に代えて、又は、当該補強に加えて、天面板34そのものの厚みを大きくすることにより補強された可搬型収納ケースも、本考案の範囲に包含される。
また、上記実施形態では、補強の効果、軽量化、及び作業性向上の観点から、補強部材5を格子状としている。しかしながら、本考案はこの形態に限定されるものではない。すなわち、平板形状やハニカム形状等、他の形状を呈する補強部材を備えた可搬型収納ケースも、本考案の範囲に包含される。
1:可搬型収納ケース
2:パレット
3:収納ケース
30:収納空間
31:底面板
32:長辺側側面板
33:短辺側側面板
34:天面板
35:長辺側アングル
35a:外側板
35b:内側板
36:短辺側アングル
37:鉛直側アングル
4:クッション材
5:補強部材
6:緩衝材

Claims (6)

  1. 対象物を収納した状態で搬送可能な可搬型収納ケースであって、
    載置面を有するパレットと、
    前記載置面に載置されるとともに固定され、内部に収納空間が形成された収納ケースと、を備え、
    前記収納ケースは、
    前記収納空間を区画形成する複数の板材と、
    前記複数の板材の端部に着脱可能に構成され、該端部に装着されることによって前記複数の板材を連結するアングルと、を有していることを特徴とする可搬型収納ケース。
  2. 前記収納ケースは、
    前記収納空間の底面を区画形成する板材である底面板と、
    前記収納空間の側面を区画形成する板材である側面板と、を有し、
    前記収納ケースは、前記底面板と前記側面板とを連結する前記アングルにおいて前記載置面に対して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の可搬型収納ケース。
  3. 前記底面板の前記収納空間側の面に、前記底面板よりも大きい弾性を有するクッション材が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の可搬型収納ケース。
  4. 前記収納ケースは、前記収納空間の天面を区画形成する板材である天面板を有し、
    前記天面板の外側面に補強部材が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の可搬型収納ケース。
  5. 前記補強部材の端部は、前記側面板と前記天面板とを連結する前記アングルと当接していることを特徴とする請求項4に記載の可搬型収納ケース。
  6. 前記アングルは、
    所定の角度を成して互いに接続される一対の外側板と、
    前記一対の外側板のそれぞれとの間に隙間を形成するように配置される一対の内側板と、を有し、
    前記隙間は、前記板材の端部を挿入可能に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の可搬型収納ケース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018104938A (ja) * 2016-12-24 2018-07-05 株式会社ネクスコ・メンテナンス新潟 道路コーン設置回収装置

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