JP3204668B2 - キラルなホスフイン - Google Patents

キラルなホスフイン

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JP3204668B2
JP3204668B2 JP50591592A JP50591592A JP3204668B2 JP 3204668 B2 JP3204668 B2 JP 3204668B2 JP 50591592 A JP50591592 A JP 50591592A JP 50591592 A JP50591592 A JP 50591592A JP 3204668 B2 JP3204668 B2 JP 3204668B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 式中、 Rは低級アルキル、低級アルコキシまたは保護された
ヒドロキシであり、 R1は低級アルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、
塩素または臭素であり、 R2は低級アルキルまたは低級アルコキシであり、そし
て nは0、1または2であり、 の新規なラセミ体の及び光学的に活性なリン化合物に関
する。
本発明は、また、式Iのリン化合物の製造に関する。
用語「低級アルキル」は、本発明の範囲において、1
〜4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチルおよびt−ブチルを意
味する。用語「低級アルコキシ」は、アルキル残基が上
の意味を有する基を意味する。用語「フェノキシ」およ
び「ベンジルオキシ」は、本発明の範囲において、フェ
ニル残基が置換されていないばかりでなく、かつまたメ
タ−またはパラ−位置において置換されているか、ある
いは多置換されていてもよい置換基を意味する。低級ア
ルキル基、好ましくはメチル基は、ことにここで置換基
として考えられる。ヒドロキシ基の保護基として、本発
明の範囲において、ことに通常のエーテル形成基、例え
ば、ベンジル、アリル、ベンジルオキシカルボニル、低
級アルコキシメチル、2−メトキシエトキシメチルなど
が考えられる。
式Iのリン化合物は、ラセミ体の形態でばかりでな
く、かつまた光学的に活性な形態で存在することができ
る。Rが低級アルキルである式Iの組成物のうちで、光
学的に活性な化合物は好ましい。
そのうち、式Iの好ましい化合物は、nが0であり、
R1がフェノキシ、エトキシまたは塩素であり、そしてR
がメトキシ、メトキシメチルオキシまたはメチル、こと
にメトキシである化合物である。
式Iのことに好ましい化合物は、次の通りである: (RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエステル)、 (R)−または(S)−(6,6′−ジメトキシビフェ
ニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエ
ステル)、 (RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジエチルエステル)、 (R)−または(S)−(6,6′−ジメトキシビフェ
ニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジエチルエス
テル)、 (RS)−[6,6−ビス(メトキシメトキシ)ビフェニ
ル−2,2′−ジイル]ビス(ホスホン酸ジフェニルエス
テル)、 (R)−または(S)−[6,6−ビス(メトキシメト
キシ)ビフェニル−2,2′−ジイル]ビス(ホスホン酸
ジフェニルエステル)、 (RS)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエステル)、 (R)−または(S)−(6,6′−ジメチルビフェニ
ル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエス
テル)、 (RS)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ホスホン酸ジエチルエステル)、 (R)−または(S)−(6,6′−ジメチルビフェニ
ル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジエチルエステ
ル)、 (RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジクロライド)、 (R)−または(S)−(6,6′−ジメトキシビフェ
ニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジクロライ
ド)。
本発明による式Iの化合物は、例えば、式 式中、 R、R2およびnは上記の意味を有し、そして R3は低級アルコキシ、フェノキシまたはベンジルオキ
シである、 の化合物をウルマンカップリング(Ullmann coupling)
に付し、必要に応じて、こうして得られる(RS)型で存
在する式 式中、 R、R2、R3およびnは上記の意味を有する、 の化合物を、ジベンゾイル酒石酸またはジ−p−トルイ
ル酒石酸を使用して、(R)型および(S)型に分割し
そして、必要に応じて、式IIIのラセミ体のまたは光学
的に活性なリン化合物の中のR3により表される低級アル
コキシ基を塩素または臭素で置換するすることによっ
て、調製することができる。
式(II)の化合物を(RS)型で存在する式IIIの化合
物に転化することは、本発明に従いウルマンカップリン
グにより実施する。これはそれ自体知られておりかつこ
れに通常のウルマンのカップリングにより実施すること
ができる反応である。こうして、この反応は式IIの化合
物を不活性有機溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド中で、例えば、ヨウ素で活性化した銅粉末とともに
約110℃〜約200℃の温度に加熱することによって実施す
ることができる。必要に応じて、反応は、また、溶媒の
不存在下に、すなわち、溶融物中で実施することができ
る。
出発物質として使用する一般式IIの化合物は新規であ
りそして、また、本発明の目的である。Rが低級アルキ
ルと異なるとき、それらは、例えば一般式 式中、 R2、R3およびnは上記の意味を有し、そして R4は低級アルコキシまたは保護されたヒドロキシであ
る、 の化合物をオルト−リチウム化/ヨウ素化反応にかける
ことによって製造することができる。
式IVの化合物のオルト−リチウム化はそれ自体知られ
ている方法で実施することができる。例えば、この反応
はは式IVの化合物をリチウムアミド、例えば、リチウム
ジイソプロピルアミドまたはリチウム2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジンと、テトラヒドロフラン中で0℃以
下、好ましくは約−50℃〜約−78℃の温度において、反
応させることによって実施することができる。引き続く
ヨウ素化は便利には分子状ヨウ素、IClまたはIBrを使用
して、同様にテトラヒドロフラン中で同様に−50℃以下
の温度において実施することができる。
Rが低級アルキルである式IIの出発物質は、例えば、
式中、 R2、R3およびnは上記の意味を有し、そして R4は低級アルキルである、 の化合物から出発して製造することができる。
これは、便利には、ニトロ基のアミノ基への一般に知
られている還元により、例えば、触媒、例えば、Pd/Cの
存在下に水素により還元し、引き続いてそれ自体知られ
ている方法によりジアゾ化/ヨウ素化することによって
実施する。
出発物質として使用する式IVおよびVの化合物は、既
知の化合物であるか、あるいはそれ自体知られている方
法により容易に調製することができる既知の化合物に類
似する;化合物IV、例えば、J.J.モナグル(Monagle)e
t al.、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリ
ー(J.Org.Chem.)、32、2477(1967)に従う、および
化合物V、例えば、K.S.ペトラキス(Petrkis)et a
l.、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイ
アティー(J.Am.Chem.Soc.)、1987、109、2831に従
う。
(RS)型で存在するIIIの化合物の(−)−または
(+)−O,O′−ジベンゾイル酒石酸(DBT)または
(−)−または(+)−O,O′−ジ−p−トルイル酒石
酸(DTT)によるラセミ体の分割は、ホスフィンオキシ
ドのラセミ体の分割に類似する方法で実施することがで
きるが、これは実際には技術水準に関すると予期せざる
ことであった。これは便利には不活性有機溶媒中で約0
℃〜約60℃の温度において実施される。溶媒として、こ
こでことにクロロホルム、塩化メチレン、酢酸エチル、
酢酸イソプロピル、アセトン、アルコール、例えば、メ
タノールまたはエタノールなど、ならびにそれらの混合
物を述べることのできる。
式IIIの化合物と(−)−または(+)−DBTまたはDT
Tとのこうして得られた付加物は、引き続いて、無機塩
基でホスフィンオキシドの付加物に類似する方法で処理
することができ、これによりそれぞれの(R)または
(S)型が遊離する。
R3が式IIIのラセミ体のまたは光学的に活性なリン化
合物において低級アルコキシであるとき、これは塩素ま
たは臭素で置換することができる。この置換はそれ自体
知られている方法で、例えば、塩化チオニル、臭化チオ
ニルまたは五酸化リンとの反応により不活性有機溶媒中
で実施することができる。
あるいは、Rが低級アルキルである式IIIの化合物
は、式 式中、 R2およびnは上記の意味を有し、そして R′は低級アルキルである、 から出発して得ることができる。
これは簡単なかつそれ自体知られている方法におい
て、例えば、式VIの化合物を式 式中、 R3は上記の意味を有する、 の化合物と、第三アミン、例えば、トリエチルアミンお
よび触媒、例えば、Pd(P−(フェニル)の存在
下にまたは触媒、例えば、PdCl2またはNiCl2の存在下に
反応させることによって実施することができる。
式Iの化合物、ことに光学的に活性な形態は、既知で
あるばかりでなく、かつまた新規なジホスフィン配位子
の調製における価値ある中間体である。さらに、これら
は遷移金属、ことにVIII族の金属、例えば、ルテニウ
ム、ロジウムまたはイリジウム、これらは、なかでも、
非対称水素化において触媒として働く、との錯塩の価値
ある構築ブリックである。
式Iの化合物は述べたジホスフィン配位子の中に容易
に転化することができる。この場合において、R1が低級
アルコキシである式Iの化合物を使用するとき、低級ア
ルコキシは好ましくはまず塩素または臭素で置換するこ
とを考慮しなくてはならない。
この転化は、便利には、式 R5MgX または R5Li 式中、 Xは塩素、臭素またはヨウ素である、 のアリール−またはヘテロアリール−グリニヤール化合
物またはリチウム化合物との反応により実施し、ここで
式中、 R、R2およびnは上記の意味を有し、そして R5は、例えば、フェニル、置換フェニルまたはα−フ
リルである、 の化合物が得られ、引き続いてこれを還元して、式 式中、 R、R2、nおよびR5は上記の意味を有する、 のジホスフィン配位子にする。
ことに置換基R5の意味に依存して、式VIIIの化合物は
既知であるか、あるいは新規なジホスフィン配位子であ
る。
式Iの化合物とR5MgXまたはR5Liとの反応はそれ自体
知られている方法で実施することができる。好ましく
は、これは、例えば、グリニヤール反応の条件下に実施
する。好ましくは、R1がフェノキシである式Iの化合物
を式R5MgXの化合物と反応させ、そしてR1が塩素または
臭素である化合物を式R5−LiまたはR5MgXの化合物と反
応させる。
式VIIのラセミ体化合物または(R)または(S)型
で存在する化合物の還元は、それ自体知られている方法
で実施することができる。これは、例えば、シラン、例
えば、トリクロロシランで芳香族炭化水素、例えば、沸
騰するキシレンまたはアセトニトリルなどの中で、便利
には補助塩基、例えば、トリエチルアミンまたは好まし
くはトリブチルアミンの存在下に実施することができ
る。必要に応じて、この還元は圧力下にオートクレーブ
中で実施することができる。
Rは低級アルキルである式IIIの化合物に関して、一
般に、式VIIまたはVIIIの引き続く化合物の段階におい
てラセミ体の分割を実施することが好ましい。しかしな
がら、またこの場合において、ラセミ体の分割はそれ自
体知られている方法、例えば、S.オーツカ(Otsuka)et
al.、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソ
サイアティー(J.Am.Chem.Soc.)、1971、93、4301に記
載されている方法に従い実施することができる。
すべての前述の反応−ラセミ体の分割を除外する−
は、便利には、不活性ガス、例えば、アルゴンまたは窒
素の雰囲気下に実施する。
式Iの化合物の製造および使用に類似して、次の式 式中、 R1は上記の意味を有する、 のビナフチル型の化合物は、同様に製造しそして使用す
ることができる。ビナフチル環は通常の方法で置換する
ことができる。
次の実施例によって、本発明をさらに説明する。これ
らの本実施例は本発明を限定するものではない。これら
の実施例において、選択した略号は次の意味を有する。
TLC:薄層クロマトグラフィー DBT:O,O′−ジベンゾイル酒石酸 すべての温度はセ氏である。
実施例1 a)76.5g(0.122モル)の(2−ヨード−3−メトキシ
フェニル)ホスホン酸ジフェニルエステル(75%の純
度)および25.0g(0.393モル)の活性化銅粉末を、アル
ゴン雰囲気下に、凝縮器、温度計および不活性ガスの処
理のためのヘッドピースを装備した1リットルの4首ス
ルホン化フラスコの中に入れ、そして20mlのN,N−ジメ
チルホルムアミドを流入させた。暗褐色懸濁液を140℃
(油浴温度)に1時間加熱した後、TLC分析に従うと完
全な転化が起こった。冷却した反応混合物を丸底フラス
コの中に塩化メチレンで移し、そして70℃で回転蒸発器
により蒸発乾固した。残留物を200mlの塩化メチレンで
処理し、この混合物をよく撹拌し、濾過し、そして濾過
残留物を100mlの塩化メチレンで洗浄した。濾液を100ml
の飽和NH4Cl溶液で3回洗浄し、これにより少量の形成
した固体を最初の洗浄操作で濾過し、引き続いて硫酸マ
グネシウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。高真空
(約10Pa)下に80℃で2時間乾燥した後、59.6gの粗製
の(RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエステル)が得られ
た。
ba)50mlのジクロロメタン中のa)に従い得られた59.6
gの粗製のジフェニルエステルの溶液を1リットルの丸
底フラスコの中に入れ、そして100mlの酢酸エチル中の3
5.8g(0.10モル)の(−)−O,O′−ジベンゾイル−L
−酒石酸で処理した。次いでこの溶液を回転蒸発器で60
0ミリバールにおいて蒸発させ、これによりCH2Cl2を蒸
留除去し、そして白色固体が分離した。これを吸引濾過
し、20mlの酢酸エチルおよび20mlのヘキサンで3回洗浄
し、そして高真空(約10Pa)下に乾燥した。21.8gの
(R)−ジフェニルエステル/(−)−DBT付加物が白
色粉末として得られた。[α]D 20=−95.6(c=1、
エタノール中)。
母液および洗浄溶液を1つの側に配置して、他方の対
掌体を得た。
bb)機械的撹拌機を有する1リットルのエルレンマイヤ
ーフラスコ中で、ba)に従い得られた物質を100mlのジ
クロロメタン、50mlの飽和NaHCO3溶液および50mlの蒸留
水で、固体のすべてが溶解するまで(30分)、粉砕し
た。相を分離し、そして有機相を100mlの半飽和NaHCO3
溶液で2回、50mlの蒸留水および50mlの飽和NaCl溶液で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして蒸
発させた。油状残留物を20mlのt−ブチルメチルエステ
ルで処理し、これにより結晶化が開始した。蒸発および
高真空(約10Pa)下に60℃で1時間乾燥後、13.8g
(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエステル)が白色結晶
として得られた。融点125−125.5℃;[α]D 20=−18.
9(c=1、CHCl3中)。
ca)1リットルの丸底フラスコ中でba)からの母液およ
び洗浄溶液を蒸発させた。残留物を100mlのジクロロメ
タンの中に取り、そしてこの溶液を50mlの飽和NaHCO3
液および50mlの脱イオン水と共に30分間粉砕した。相の
分離し、そして有機相を100mlの半飽和NaHCO3溶液、50m
lの脱イオン水および50mlの飽和NaCl溶液で洗浄し、MgS
O4上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。得られた褐色
油状物を50mlのジクロロメタン中に取り、そしてこの溶
液を100mlの酢酸エチル中の18.0g(0.050モル)のO,O′
−ジベンゾイル−D−酒石酸の溶液で処理した。次いで
この溶液を回転蒸発器で600ミリバールにおいて濃縮
し、これによりCH2Cl2を留去し、そして白色固体が分離
した。これを吸引濾過し、20mlの酢酸エチルおよび20ml
のヘキサンで3回洗浄し、そして高真空(約10Pa)下に
乾燥した。22gの(S)−ジフェニルエステル/(+)
−DBT付加物が淡黄色粉末として得られた。[α]D 20
+96(c=1、エタノール中)。
cb)ca)に従い得られた物質をbb)に記載するように処
理した。13.9gの(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニ
ル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエス
テル)が白色結晶として得られた。融点124−125℃;
[α]D 20=+18.7(c=1、CHCl3中)。
d)出発物質として使用した(2−ヨード−3−メトキ
シフェニル)ホスホン酸ジフェニルエステルは次のよう
にして製造した: daa)50mlの乾燥テトラヒドロフラン中の13.0g(0.535
モル)のマグネシウム削り片の懸濁液を、アルゴン雰囲
気下に、撹拌機、凝縮器、温度計および不活性ガス処理
のためのヘッドピースを装備した0.5リットルの4つ首
フラスコの中に入れた。次いで200mlの乾燥テトラヒド
ロフラン中の93.5g(0.50モル)の3−ブロモアニソー
ルの溶液を90分以内に、反応温度が35℃を越えないよう
な方法で、滴々添加した。添加後、この混合物を追加の
150mlの乾燥テトラヒドロフランで希釈して、グリニヤ
ール試薬の沈澱を防止した。
dab)259.8(0.967モル)のジフェニルクロロホスフェ
ートおよび200mlの乾燥テトラヒドロフランを、撹拌
機、凝縮器、温度計および不活性ガス処理のためのヘッ
ドピースおよびCO2/アセトンの冷却浴を装備した0.5リ
ットルの4つ首フラスコの中に入れ、そしてこの溶液を
−78℃に冷却した。ここでこれにbaa)に従い調製した
グリニヤール試薬の溶液を、反応温度が−70℃を越えな
いような方法で、滴々添加した。添加の完結後、この混
合物を撹拌しながら室温に一夜加温させた。反応混合物
は、多少の微細な白色沈澱を含有し、10リットルの撹拌
容器内で2リットルの氷水、2リットルの飽和NaHCO3
液および1リットルのジエチルエーテルの混合物の中に
注いだ。10分間激しく撹拌した後、水性相を分離し、そ
して有機相を順次に1リットルの飽和NaHCO3溶液、200m
lの25%のアンモニアで洗浄しそして500mlの飽和NaCl溶
液で3回洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、こ
の溶液を蒸発させ、残留物を1リットルのジエチルエー
テル中に取り、そしてこの溶液を0℃に一夜放置した。
これにより分離した白色固体(12g)を濾過により除去
し、そして廃棄した。濾液を蒸発させ、高真空(約10P
a)下に乾燥し、得られた残留物(163gの黄色油)を300
mlのヘキサン/トルエン1:1中に取り、そしてこの溶液
を500gのシリカゲルで濾過した。まず3リットルのヘキ
サンおよび8リットルのヘキサン/酢酸エチル9:1で溶
離し、その後2リットルのヘキサン/酢酸エチル4:14:1
および2リットルのヘキサン/酢酸エチル7:3で洗浄す
ることによって、高真空(約10Pa)下に40℃で乾燥後、
118gのわずかに黄色がかった油として(3−メトキシフ
ェニル)ホスホン酸ジフェニルエステルが得られた。
db)撹拌機、温度計、不活性ガス処理のためのヘッドピ
ース、圧力バランスをもつ滴下漏斗およびCO2/アセトン
冷却浴を装備した、1.5リットルの4つ首フラスコの中
に、300mlの乾燥テトラヒドロフランを入れた。70ml
(0.412モル)の2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを注
射器を使用してそれに添加し、そしてこの溶液を−78℃
に冷却した。210ml(0.336モル)のヘキサン中の1.6Nの
ブチルリチウム溶液を鋼のカニューレを経て滴下漏斗の
中に充填した。ブチルリチウム溶液を反応器の中に約10
分以内に滴下して入れ、これにより温度は約−50℃に上
昇し、そして白色沈澱が形成した。CO2/アセトン冷却浴
を氷/エタノール浴と置換し、そして反応混合物を約−
15℃にさらに30分間撹拌し、次いで再び−78℃に加熱し
た。
250mlの乾燥テトラヒドロフランおよび95.2g(0.280
モル)の(3−メトキシフェニル)ホスホン酸ジフェニ
ルエステル(dabからの物質)をアルゴン雰囲気下に別
の1リットルの丸底フラスコの中に入れ、そしてこの溶
液を−78℃に冷却する。ここでこの溶液を鋼のカニュー
レを経て上の反応混合物の中に約10分以内に入れ、これ
により温度は約−68℃に上昇し、そして半透明のカラメ
ル色の溶液が生じた。これは−78℃でさらに30分間撹拌
した。
150mlの乾燥テトラヒドロフラン中の71.06g(0.280モ
ル)の溶液を別の250mlのシュレンク(Schlenk)管の中
で調製し、そしてこの溶液を鋼のカニューレを経て反応
装置の滴下漏斗の中に移した。ここで反応混合物を15分
以内にヨウ素溶液の急速滴々添加により滴定し、これに
より反応温度は−65℃に上昇した。約170mlのヨウ素溶
液のうちの約145mlを添加した後、反応混合物の赤の着
色が止まるとき、添加を中断し、そして反応混合物を放
置して0℃に加温した。次いで、反応混合物を200mlの
脱イオン水中の100gのチオ硫酸ナトリウム5H2Oの溶液を
150mlで処理し、激しく撹拌し、引き続いて100mlの飽和
NaHCO3溶液で処理した。2相系を濾過して形成した沈澱
を除去し、そして相を分離した。水性相を250mlの酢酸
エチルで再抽出し、そして一緒にした有機相を250mlの
飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そ
して蒸発させた。残留物を500mlの酢酸エチル中に取
り、そしてこの溶液を250mlの脱イオン水で3回そして2
50mlの飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、そして濃縮した。残留物を500mlの酢酸エ
チル中に取り、そしてこの溶液を250mlの脱イオン水で
3回そして250mlの飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濾過しそして濃縮した。残留物(118g
の黄色油)を170mlのトルエン中に取り、そしてこの溶
液を115mlのヘキサンで処理し、これにより白色沈澱が
分離した。これを濾過により除去した、そして濾液を45
0gのシリカゲルのカラムに適用した。副生物をまず2リ
ットルのヘキサン/酢酸エチル9:1および3リットルの
ヘキサン/酢酸エチル8:2で溶離した。引き続いて、最
終生成物を含有する分画は2リットルのヘキサン/酢酸
エチル7:3で溶離した。蒸発および高真空(約10Pa)下
に60℃で乾燥後、76.5gのオレンジ色油が得られた。こ
れは1H−NMR分析に従い75モル%の(2−ヨード−3−
メトキシフェニル)ホスホン酸ジフェニルエステルから
成っていた。
実施例2 実施例1に類似する方法で次の化合物を調製した: (RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジエチルエステル)、融点145
−146℃。
(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジエチルエステル)、融点125
−126℃;[α]D 20=−33.3(c=1、CHCl3中)。
(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジエチルエステル)、融点125
−126℃;[α]D 20=+32.7(c=1、CHCl3中)。
(2−ヨード−3−メトキシフェニル)ホスホン酸ジ
エチルエステル、融点99−101℃。
(RS)−[6,6′−ビス(メトキシメトキシ)ビフェ
ニル−2,2′−ジイル]ビス(ホスホン酸ジエチルエス
テル)。
(R)−[6,6′−ビス(メトキシメトキシ)ビフェ
ニル−2,2′−ジイル]ビス(ホスホン酸ジエチルエス
テル)、融点119−120℃;[α]D 20=−22(c=1、C
HCl3中)。
(S)−[6,6′−ビス(メトキシメトキシ)ビフェ
ニル−2,2′−ジイル]ビス(ホスホン酸ジエチルエス
テル)、融点118−119℃;[α]D 20=+20.6(c=
1、CHCl3中)。
[2−ヨード−3−(メトキシメトキシ)フェニル]
ホスホン酸ジエチルエステル。
実施例3 2.43g(5.0モル)の(RS)−(6,6′−ジメトキシビ
フェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジエチル
エステル)(実施例2に従い調製した)、3.63ml(5.93
g、50ミリモル)の塩化チオニルおよび0.38mlの乾燥N,N
−ジメチルホルムアミドの溶液をアルゴン雰囲気下に3
時間還流沸騰させた。過剰の塩化チオニルを引き続いて
蒸留し、そして残留物を高真空(約10Pa)下に100℃に
1時間乾燥した。得られた粘性油をCH2Cl2の中に取っ
た。少量の不溶性物質を濾過した後、白色粉末を分離し
た。濾過し、エーテルで洗浄し、そして高真空(約10P
a)下に乾燥すると、1.60gの(RS)−(6,6′−ジメト
キシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジ
クロライド)が得られた、融点195−198℃。
上に類似する方法で次の化合物を調製した: (R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジクロライド)、融点172−178
℃;[α]D 20=+51.3(c=1、CHCl3中)。
(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ホスホン酸ジクロライド)、融点172−178
℃;[α]D 20=−50.2(c=1、CHCl3中)。
実施例4 実施例1aに類似する方法で次の化合物を調製した: (RS)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ホスホン酸ジエチルエステル)、黄色油とし
て。1 H−NMR;250MHz/CDCl3):7.83(dd,J=7.5,14.5,2芳香
族のH);7.45−7.30(m,4芳香族のH);4.0−3.6(m,2
P(OCH2CH3);1.99(s,2CH3);1.14(t,J=7,2P(O
CH2CH3)。
MS(198,037):454(71,M+)、317(100,M+−P(O)
(OEt))。
出発物質として使用した(2−ヨード−3−メチルフ
ェニル)ホスホン酸ジエチルエステルは次のようにして
調製した: a)15.52g(55ミリモル)のトリフルオロメタンスルホ
ン酸無水物を、50mlのピリジン中の7.66g(50ミリモ
ル)の3−メチル−2−ニトロフェノールの溶液に−5
℃において30分以内に滴々添加した。反応混合物を−5
℃〜室温において一夜撹拌し、エーテルで希釈し、そし
て氷水中に注いだ。有機相は分離し、1N塩酸、飽和NaHC
O3および飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、濾過し、そして蒸発した。残留物はヘキサン/エ
ーテル1:1で濾過し、その後12gのトリフルオロメタンス
ルホン酸(2−ニトロ−3−メチルフェニルエステル)
が無色の結晶として得られた、融点24−26℃。
b)1.43g(5.0ミリモル)のトリフルオロメタンスルホ
ン酸(2−ニトロ−3−メチルフェニルエステル)、0.
76g(5.5ミリモル)のジエチルホスファイト、0.76g
(7.5ミリモル)のトリエチルアミン、0.20g(0.17ミリ
モル)のテトラキス(トリフェニル−ホスフィン)パラ
ジウムおよび5mlのトルエンの混合物を90℃に40時間加
熱した。暗い黄色の溶液をエーテルおよびH2O処理し、
相を分離し、そして有機相をH2O、2N塩酸、飽和NaHCO3
溶液および飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過し、そして蒸発させた。シリカゲルのクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル25〜40%)は、0.
906gの2−ニトロ−3−メチルフェニルホスフィン酸ジ
エチルエステルが黄色液状として得られた。
c)50mlのエタノール中の3.62g(13.25ミリモル)の2
−ニトロ−3−メチルフェニルホスフィン酸ジエチルエ
ステルを、200mgの5%Pd/Cの存在下に1気圧のH2下に
水素化した。5時間後、この混合物を酢酸エチルで希釈
し、少量のSiO2で濾過し、そして蒸発し、次いで3.31g
の(2−アミノ−3−メチルフェニル)ホスホン酸ジエ
チルエステルが赤味がかった油として得られた。
d)5mlのH2O中の914mg(13.25ミリモル)のNaNO2の溶
液を、12mlの50%H2SO4中の3.31g(13.25ミリモル)の
(2−アミノ−3−メチルフェニル)ホスホン酸ジエチ
ルエステルの溶液に、0℃において20分以内に滴々添加
した。さらに10分間撹拌した後、反応混合物を10mlのエ
ーテルでカバーし、そして12.5mlのH2O中の3.30g(19.8
8ミリモル)のKIの溶液を0〜5℃において滴々添加し
た。添加の完結後、この混合物を10mlのエーテルで処理
し、そして2相系を0℃〜室温においてさらに2時間撹
拌した。仕上げのために、この混合物を少量のNa2S2O3
で、そしてエーテルおよびH2Oで処理し、相を分離し、
そして有機相を2N塩酸、H2O、飽和NaHCO3溶液および飽
和HCl溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過
し、そして蒸発させた。シリカゲルのクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル1:1)にかけ、次いで20mlの
ヘキサン/2mlのエーテルから−15℃において結晶化する
と、3.47gの(2−ヨード−3−メチルフェニル)ホス
ホン酸ジエチルエステルが白色結晶として得られた、融
点56−58℃。
実施例5 4.40g(10.1ミリモル)の(RS)−2,2′−ジヨード−
6,6′−ジメチルビフェニル、75mg(0.42ミリモル)のP
dCl2および4.07g(24.5ミリモル)のトリエチルホスフ
ァイトの混合物を160℃(浴温度)に撹拌しながら加熱
した。形成した臭化エチルを蒸留ブリッジで弱いN2流の
助けにより蒸留除去した。各場合において1時間の期間
後、反応混合物をさらに各回3つの部分の4.07(24.5ミ
リモル)のトリエチルホスファイトで処理した。5時間
後、過剰のトリエチルホスファイトを高真空(約10Pa)
下に80〜100℃で蒸留した。残留する褐色油をシリカゲ
ルのクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル1:1、
次いで酢酸エチル/EtOH 0%→10%)にかけ、これに
より1.80gの(RS)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,
2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジエチルエステル)が
得られた。分析試料をバルブチューブで約220℃(0.2ミ
リバール)において蒸留した。
IR(410 409/120;film):1245(P=O);1056、1026
(P−O)、784(1,2,3−3置換ベンゼン)。1 H−NMR(303 747;250 MHz/CDCl3):7.8 3(dd,J=
7.5,14.5,2芳香族のH);7.45−7.30(m,4芳香族の
H);4.03−3.6(m,2P(OCH2CH3);1.99(s,2C
H3);1.14(t,J=7.2P(OCH2CH3)。
MS(249 430):454(70,M+)、317(100,M+−P(O)
(OEt)])。
実施例6 20g(46.07ミリモル)の(RS)−2,2′−ジヨード−
6,6′−ジメチルビフェニル、23.72g(101.3ミリモル)
のジフェニルホスファイト、12g(119ミリモル)のトリ
エチルアミンおよび2.62g(2.26ミリモル)のPd(P−
(フェニル)をシュレンク管中で撹拌しながら10
0℃に20時間加熱した。その後、反応混合物を回転蒸発
器で濃縮し、残留物をCH2Cl2中に溶解し、そしてNaOH溶
液で処理した。有機相を水で洗浄し、そして硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。有機相の濃縮に得られた残留物をメタ
ノールから再結晶化した。21.1gの(RS)−(6,6′−ジ
メチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸
ジフェニルエステル)が淡ベージュ色の粉末得られた。
IR(KBr):1592、1490、1277、1214、1185、1157、92
6、764、733、687。1 H−NMR;(250MHz,CDCl3):8.12−6.74(m,26芳香族の
H)、1.98(s,2芳香族のCH3)。
MS:646(0.3,M+);553(100,M+−OC6H5);413(M+−P
(O)(O6H5
実施例7 a)678mg(10ミリモル)の(R)−(6,6′−ジメトキ
シビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジフ
ェニルエステル)(実施例1に従い調製した)を、10ml
のテトラヒドロフラン中の1.57g(10ミリモル)のブロ
モベンゼンおよび243mg(10ミリモル)のマグネシウム
削り片から調製したフェニルマグネシウムブロミドの中
に室温において導入した。反応混合物を室温において30
分間撹拌し、引き続いて還流下に2時間沸騰させた。仕
上げのために、この混合物を50mlの飽和NH4Cl溶液およ
び50mlの酢酸エチルで処理し、相を分離し、そして有機
相を飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、そして濃縮した。残留物を少量のCH2Cl2
に溶解し、そしてこの溶液を50gのカラムに適用した。
酢酸エチルで溶離し、次いでテトラヒドロフランで溶離
すると、白色粉末が得られ、これをCH2Cl2/t−ブチルメ
チルエーテルから結晶化した。510mgの(R)−(6,6′
−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジフ
ェニルホスフィンオキシド)。融点337℃(熱分析);
[α]D 20=+128.4(c=1、CHCl3中)。
b)凝縮器、温度計、滴下漏斗および機械的撹拌機を装
備した0.5リットルの4つ首フラスコに、アルゴン雰囲
気下に、4.50g(6.12ミリモル)の(R)−(6,6′−ジ
メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジフェニ
ルホスフィンオキシド)、10ml(41.9ミリモル)のトリ
ブチルアミン、60mlのキシレン異性体混合物および4.0m
l(5.37g、39.6ミリモル)のトリクロロキシレンを供給
した。ミルク状白色混合物を還流下に4時間加熱し、こ
れによりほとんど半透明の溶液が生じた。冷却後、100m
lの脱酸素した30%の水酸化ナトリウム溶液を撹拌しな
がら内部温度が70℃を越えないような方法で添加し、そ
してこの混合物を70℃でさらに1時間撹拌した。H2Oお
よびCH2Cl2の添加後、相を分離し、そして有機相を2×
50mlの30%の水酸化ナトリウム溶液、H2Oおよび飽和NH4
Cl溶液およびNaCl溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、濾過し、そして蒸発させた。得られた白色粉末
(4.40g)をCH2Cl2中に溶解し、この溶液をエタノール
で処理し、そしてCH2Cl2を回転蒸発器で蒸発させた。沈
澱した固体を濾過し、エタノールおよびペンタンで洗浄
し、そして高真空(約10Pa)下に100℃で1時間乾燥し
た。3.90gの(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−
2,2′−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)が白色
結晶として得られた;融点214−215℃;[α]D 20=+4
2.4(c=1、CHCl3中)。
類似する方法で次の化合物を調製した: (S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジフェニルホスフィンオキシド)、融点33
6.5℃(熱分析);[α]D 20=−130.4(c=1、CHCl3
中)。
(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジフェニルホスフィンオキシド)、融点21
4−215℃;[α]D 20=−41.7(c=1、CHCl3中)。
(RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−p−トリルホスフィンオキシド)、融
点300℃(熱分解)。
(RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−p−トリルホスフィンオキシド)、融
点247−249℃。
(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−p−トリルホスフィンオキシド)、融
点318℃;[α]D 20=+103.5(c=1、CHCl3中)。
(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−p−トリルホスフィンオキシド)、融
点321℃;[α]D 20=−105(c=1、CHCl3中)。
(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−p−トリルホスフィンオキシド)、融
点209−210℃;[α]D 20=+33.2(c=1、CHCl
3中)。
(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−p−トリルホスフィンオキシド)、融
点208−209℃;[α]D 20=−32.5(c=1、CHCl
3中)。
(RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス[ビス(p−メトキシフェニル)ホスフィン
オキシド]、融点282−283℃。
(RS)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス[ビス(p−メトキシフェニル)ホスフィ
ン]。
(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス[ビス(p−メトキシフェニル)ホスフィン
オキシド]、融点213−214℃;[α]D 20=+92.5(c
=1、CHCl3中)。
(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス[ビス(p−メトキシフェニル)ホスフィン
オキシド]、融点207−208℃;[α]D 20=−93.6(c
=1、CHCl3中)。
(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス[ビス(p−メトキシフェニル)ホスフィ
ン]、融点225−226℃;[α]D 20=+7.5(c=1、CH
Cl3中)。
(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス[ビス(p−メトキシフェニル)ホスフィ
ン]、融点225−226℃;[α]D 20=−7.3(c=1、CH
Cl3中)。
(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−4−ビフェニルホスフィンオキシ
ド)。
(S)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−4−ビフェニルホスフィンオキシ
ド)。
(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジ
イル)ビス(ジ−4−ビフェニルホスフィン)、[α]
D 20=+39(c=1、CHCl3中)。
(S)−6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ジ−4−ビフェニルホスフィン)、[α]D
20=−39.4(c=1、CHCl3中)。
実施例8 a)10mlのテトラヒドロフラン中の1.57g(10.0ミリモ
ル)のブロモベンゼンおよび0.243g(10.0ミリモル)の
から調製したフェニルマグネシウムブロミドの溶液を、
−78℃において、100mlのテトラヒドロフラン中の448mg
(1.0ミリモル)の(R)−(6,6′−ジメトキシビフェ
ニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジクロライ
ド)の溶液に滴々添加した。添加の完結後、冷却浴を除
去し、そして反応混合物を室温に加温した。仕上げのた
めに、混合物を飽和NH4Cl溶液で処理し、有機相を分離
し、飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
濾過し、そして蒸発させた。残留物をCH2Cl2中に取り、
この溶液を酢酸エチルで処理し、そしてCH2Cl2を回転蒸
発器で蒸発させた。濾過および乾燥すると、0.50gの
(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ジフェニルホスフィンオキシド)が白色粉末
として得られた;[α]D 20=+127.7(c=1、CHCl3
中)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平5−507294(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 9/40 C07F 9/38 C07F 9/42

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 式中、 Rは低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、
    アリルオキシ、ベンジルオキシメチルオキシ、低級アル
    コキシメチルオキシまたは2−メトキシエトキシメチル
    オキシであり、 R1は低級アルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、塩
    素または臭素であり、 R2は低級アルキルまたは低級アルコキシであり、そして nは0、1または2である、 のラセミ体の及び光学的に活性なリン化合物。
  2. 【請求項2】nが0である請求の範囲第1項記載のラセ
    ミ体の及び光学的に活性なリン化合物。
  3. 【請求項3】R1がフェノキシ、エトキシまたは塩素であ
    り、そしてRがメトキシ、メトキシメチルオキシまたは
    メチルである請求の範囲第1または2項記載のラセミ体
    の及び光学的に活性なリン化合物。
  4. 【請求項4】(RS)−、(R)−または(S)−(6,
    6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホ
    スホン酸ジフェニルエステル)。
  5. 【請求項5】(RS)−、(R)−または(S)−(6,
    6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホ
    スホン酸ジエチルエステル)。
  6. 【請求項6】(RS)−、(R)−または(S)−(6,
    6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホス
    ホン酸ジフェニルエステル)。
  7. 【請求項7】(RS)−、(R)−または(S)−(6,
    6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホス
    ホン酸ジエチルエステル)。
  8. 【請求項8】(RS)−、(R)−または(S)−(6,
    6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホ
    スホン酸ジクロライド)。
  9. 【請求項9】一般式 式中、 Rは低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、
    アリルオキシ、ベンジルオキシメチルオキシ、低級アル
    コキシメチルオキシまたは2−メトキシエトキシメチル
    オキシであり、 R1は低級アルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、塩
    素または臭素であり、 R2は低級アルキルまたは低級アルコキシであり、そして nは0、1または2である、 のラセミ体のまたは光学的に活性なリン化合物の製造す
    る方法であって、式 式中、 R、R2およびnは上記の意味を有し、そして R3は低級アルコキシ、フェノキシまたはベンジルオキシ
    である、 の化合物をウルマンカップリングに付し、必要に応じ
    て、こうして得られる式 式中、 R、R2、R3およびnは上記の意味を有する、 の、(RS)型で存在する化合物を、ジベンゾイル酒石酸
    またはジ−p−トルイル酒石酸を使用して、(R)型お
    よび(S)型に分割し、そして必要に応じて、式IIIの
    ラセミ体のまたは光学的に活性なリン化合物中のR3によ
    り表される低級アルコキシ基を塩素または臭素で置換す
    ることを特徴とする方法。
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