JP3202199U - 棺 - Google Patents

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Abstract

【課題】二等辺三角形の集成材を用いた軽量で強度を有する葬儀用の棺を提供する。【解決手段】棺を構成する各面の全部または一部の板材が、一定の板厚からなる複数の二等辺三角形の集成材からなり、上下を交互に逆にして隣接する同じ長さの一方の斜辺と他方の斜辺とを接着し、圧着した状態の接合個所がV状の折れ曲がり線が連続するように貼り合わされた状態となっていることを特徴とする。また、板材を構成する多数の集成材が、同一形状の直角二等辺三角形からなっていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、集成材を用いた軽量で強度を有する葬儀用の棺の改良に関する。
従来の棺は、厚さ約20mm〜25mの無垢の板材(主な材種は、桐、檜、杉など)で作られているため、重量があり、高額となるため、廉価で軽量化される構造が望まれていた。
そこで、例えば、古紙や間伐材その他の木製廃材を粉砕した粉砕物と熱可塑性樹脂を混合した混合材を加熱・加圧した板状体を素材に用いた柩(特開平11−347079号)や、間伐材の集成材を用いた棺(実用新案登録第3193259号)などが知られているが、廉価にはなるが、一定の強度を備えるためには厚みを厚くする必要があり、重量も増えてしまうという問題点がある。
特開平11−347079号公報 実用新案登録第3193259号公報
この考案が解決しようとする問題点は、二等辺三角形の集成材同士の斜辺を接着剤で接合して板材として用いることで、強度が高く、軽量化した棺を廉価で提供することを課題とする。
本考案は、上記課題を達成するために、請求項1の考案では、
棺を構成する各面の全部または一部の板材が、一定の板厚からなる複数の二等辺三角形の集成材を、上下を交互に逆にして隣接する集成材で同じ長さの一方の斜辺と他方の斜辺とを接着し圧着した状態の接合個所がV状の折れ曲がり線が連続するように貼り合わされた状態となっていることを特徴とする。
請求項2の考案では、
前記板材を構成する多数の集成材が、同一形状の直角二等辺三角形からなっていることを特徴とする。
請求項3の考案では、
前記多数の集成材を組み合わせた板材が、その表面に単一色または模様を含む色彩を有する紙または天然繊維よりなる織物・編み生地・不織布のいずれかを貼着してなることを特徴とする。
二等辺三角形からなる多数の集成材は、隣接する集成材の斜辺同士をボンドなどの接着剤で接着し、圧着することで1つの斜辺の接合個所が一本の骨組みとなり、左右の斜辺によりV状の折り曲げ線からなる骨組みが組み込まれることになるので、上記集成材を組み合わせた板材の強度が強固になり、同一強度であれば板厚を薄くすることができる。
例えば、二等辺三角形の集成材を接合した板材(板厚10mm)で作られた箱と、2倍の板厚(20mm)の無垢材で同一形状に作られた箱とを、5mの高さから地面に5回繰り返して落下させる落下強度試験では、後者に罅割れが見られたが、前者には割れの現象は見られなかった。
従って、この考案の集成材を接合した板材は、板厚で比較すると、無垢の板材に対して約2倍以上の強さがあることが確認された。
図1は棺の一例を示す斜視図である。 図2は板材の一例を示す平面図である。 図3は板材の表面に壁紙を貼着した状態の要部断面図である。
棺の板材に、多数の三角形の集成材を上下交互に組み合わせて、斜辺同士を接着し圧着した板材を用いることで、棺の強度を損なわずに軽量化を実現した。
三角形の集成材は、同一形状の二等辺三角形の集成材であることが好ましい。
図2は、板厚が10mmの同一寸法の直角二等辺三角形に形成された集成材1を多数用い、該集成材1を、上下を交互に逆転させて、隣接する集成材1、1の斜辺1a、1bをボンドなどの木材用接着剤で接着し、貼合せの締付(圧着)を行って1枚の正方形や長方形の板材2を形成している。
これにより、集成材1、1同士が圧着される1つの斜辺1aまたは1bの接合・圧着個所が一本の骨組3となり、左右の斜辺1aおよび1bによりV型の骨組3,3が組み込まれることになる。
本実施例では集成材1が同一寸法の直角二等辺三角形からなるので、前記接合されて骨組3となる接合個所は、一辺が同じ長さとなっており、板材2の骨組3(接着面)はV状が連続するトラス構造となるので、一層強度を高めることができる。
上記板材2を用いて、棺10が形成される。
本実施例で、図1に示す棺10は、平均的な寸法であって、横幅が528mm、長さが180.8mm、高さが396mmの箱形からなっている。
そして、板厚が従来の20mmに対して、本実施例では、その半分の10mmに設定されている。
前記棺10は、左右の側板11,12と、前後の妻板13、14と、底板15と、蓋板16とからなっており、それぞれが直角二等辺三角形の集成材(図2参照)1を多数接合した矩形の板材2で形成されている。
そして、前述のように、板材2は、その接合面がトラス構造となるように組み合わされており、棺10は、それらを用いた箱型からなっており、従来の同一寸法の棺の板厚20mmに比して、半分の10mmで少なくとも同様の強度を実現でき、同時に軽量化を図ることができる。
本実施例では、集成材1として直角二等辺三角形のものを用いたが、斜辺1a、1bが同じ寸法となる二等辺三角形であってもよい。
その場合も、集成材1の斜辺1a、1bの接合面がトラス構造となるので、同様の効果を奏することができる。
また、棺10の各板11〜16は、集成材1を横一列に組み合わせた板材2からなるものでもよいが、該横一列の板材2を上下に複数段接合したものでもよい。
前記板材2の材質が、例えば松材のように赤みを有していたり、集成材1の色彩が統一せずにムラが生じた場合などの場合には、棺10を構成する全部、または一部の各板材2の表面に、白などの同一色の壁紙20を表面に貼り付けて仕上げることが好ましい(図3参照)。
壁紙20は白その他の単一色だけでなく、模様や立体的な浮き模様ななどの色彩が付されたものでもよい。
また、壁紙以外の紙や、天然繊維よりなる織物・編み生地・不織布のいずれかを貼り付けても良い。
これにより、棺10に高級感をだすことができる。また、貼り付ける素材が合成樹脂や金属を含まないため、火葬時の温度を抑えることができ、火葬炉の負荷を軽減することができる。
棺の寸法は一例であって、任意の寸法のものでもよい。
また、集成材の素材は公知の素材のものを用いることができる。
棺の用途は、人間用であってもペット用であってもよい。
その他、この考案はその要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
1 集成材
1a、1b 斜辺
2 矩形の板材
3 骨組
10 棺
20 壁紙

Claims (3)

  1. 棺を構成する各面の全部または一部の板材が、一定の板厚からなる複数の二等辺三角形の集成材を、上下を交互に逆にして隣接する集成材で同じ長さの一方の斜辺と他方の斜辺とを接着し圧着した状態の接合個所がV状の折れ曲がり線が連続するように貼り合わされた状態となっていることを特徴とする棺。
  2. 板材を構成する多数の集成材が、同一形状の直角二等辺三角形からなっていることを特徴とする請求項1に記載の棺。
  3. 多数の集成材を組み合わせた板材が、その表面に単一色または模様を含む色彩を有する紙または天然繊維よりなる織物・編み生地・不織布のいずれかを貼着してなることを特徴とする請求項1または2に記載の棺。
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