JP3201793B2 - Si基体の加工方法 - Google Patents

Si基体の加工方法

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JP3201793B2 JP27505391A JP27505391A JP3201793B2 JP 3201793 B2 JP3201793 B2 JP 3201793B2 JP 27505391 A JP27505391 A JP 27505391A JP 27505391 A JP27505391 A JP 27505391A JP 3201793 B2 JP3201793 B2 JP 3201793B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Si基体の加工方法に
係り、特に、Si基体を高精度に効率的且つ均一に加工
することができるSi基体の加工方法に関する。本発明
は、半導体素子、光透過性基板、及び微細機械機構の加
工等に応用され得る。
【0002】
【従来の技術】近年、Si基体を加工して作製する微細
機械機構等が研究されている。バルクSiのエッチング
加工方法としては、化学エッチング、反応性イオンエッ
チング(RIE:Reactive lon Etch
ing)、電解研磨がよく知られている。
【0003】化学エッチング法は、レジスト、Si3
4 、あるいはSiO2 などをマスクとして、Si基体を
エッチング液に浸潤させ、マスクで覆われていない部分
のみをエッチングする方法である。
【0004】反応性イオンエッチング法は、レジスト、
Si34 、あるいはSiO2 などをマスクとして、反
応性イオン雰囲気中で、マスクで覆われていない部分の
みをエッチングする方法である。
【0005】電解研磨法は、HF溶液、KOH溶液中な
どでSiを電極として、電気分解反応によりSiを削っ
てしまう方法である。よく知られている方法は、希HF
溶液中でSiを陽極、白金あるいは金を陰極として電流
を流すと陽極側の電気分解反応によって、Siがエッチ
ングされるという、陽極エッチング(AnodicEt
ching)である。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記バルクSiエッチング方法では、エッチングする領域
とエッチングしない領域とでは、材料の差がないため、
耐エッチング特性に優れたエッチングマスクを必要とす
る。
【0007】化学エッチングでは、横方向にオーバーエ
ッチングされたり、異方性エッチングでは、低エッチン
グレート面があらわれ、表面に垂直な壁面だけでエッチ
ング部を構成することは不可能である。また、Si基体
の面方位によっても形状が変化してしまう。
【0008】反応性イオンエッチング法では、垂直にエ
ッチングすることはできるが、数百μm〜数mmもの厚
いSiをくり貫くことは、ほとんど不可能である。
【0009】電解研磨法では、電流を流すため、エッチ
ング前に、表面や裏面にマスク以外の絶縁物や半導体層
を設けることは困難である。
【0010】本発明の目的は、容易に、かつ均一に、バ
ルクSiを加工し、X線マスク、光透過性基体、マイク
ロマシンニング等に応用できるSi基体の加工方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のSi
基体の加工方法は、非多孔質Si基体の所定の領域を該
非多孔質Si基体の表面から裏面まで部分的に多孔質化
する工程と、部分的に多孔質化された該領域をエッチン
グ液により選択的にエッチング除去して、前記非多孔質
Si基体に貫通穴を形成する工程と、を有するSi基体
の加工方法であって、前記エッチング液は、過酸化水素
と弗化水素とを含み、硫酸を含まない混合液であること
を特徴とする。
【0012】以下、本発明の作用について説明するが、
まず、本発明の理解を容易化するために、本発明に用い
る多孔質Si及びその従来のエッチング方法について説
明する。
【0013】多孔質Siは、Uhlir 等によって1956
年に半導体の電解研磨の研究過程に於て発見された(A.
Uhlir, Bell Syst.Tech.J., vol 35,p.333(1956)) 。ま
た、ウナガミ等は、陽極化成におけるSiの溶解反応を
研究し、HF溶液中のSiの陽極反応には正孔が必要で
あり、その反応は、次のようであると報告している(T.
ウナガミ: J. Electrochem.Soc., vol.127, p.476 (198
0) )。
【0014】 Si + 2HF + (2-n)e+ → SiF2 + 2H+ + ne- SiF2 + 2HF → SiF4 + H2 SiF4 + 2HF → H2SiF6 又は、 Si + 4HF + (4-λ)e+ → SiF4 + 4H+ + λe- SiF4 + 2HF → H2SiF6 ここで、e+ 及び、e- はそれぞれ、正孔と電子を表し
ている。また、n及びλは夫々Si1原子が溶解するた
めに必要な正孔の数であり、n>2又は、λ>4なる条
件が満たされた場合に多孔質Siが形成されるとしてい
る。
【0015】このように、多孔質Siを作製するために
は、正孔が必要であり、N型Siに比べてP型Siの方
が多孔質Siに変質しやすい。
【0016】しかし、N型Siも正孔の注入があれば、
多孔質Siに変質することが知られている(R.P.Holmst
rom and J.Y.Chi. Appl.Phys.Lett. Vol.42,386(1983)
)。この多孔質Si層は、単結晶Siの密度2.33
g/cm3 に比べて、HF溶液濃度を50〜20%に変
化させることで、その密度を1.1〜0.6g/cm3
の範囲に変化させることができる。この多孔質Si層
は、透過電子顕微鏡による観察によれば、平均約600
オングストローム程度の径の孔が形成される。その密度
は単結晶Siに比べると、半分以下になるにもかかわら
ず、単結晶性は維持されており、多孔質層の上部へ単結
晶Si層をエピタキシャル成長させることも可能であ
る。
【0017】一般にSi単結晶を酸化すると、その体積
は約2.2倍に増大するが、多孔質Siの密度を制御す
ることにより、その体積膨張を抑制することが可能とな
り、基体の反りと、表面残留単結晶層に導入されるクラ
ックを回避できる。単結晶Siの多孔質Siに対する酸
化後の体積比Rは次のように表わすことができる。
【0018】R=2.2×(A/2.33) ここで、Aは多孔質Siの密度である。もし、R=1、
すなわち酸化後の体積膨張がない場合には、A=1.0
6(g/cm3 )となり、多孔質Si層の密度を1.0
6にすれば、体積膨張を抑制することができる。
【0019】また、多孔質層はその内部に大量の空隙が
形成されているために、密度が半分以下に減少する。そ
の結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大するため、
その化学エッチング速度は、非多孔質Si層のエッチン
グ速度に比べて、著しく増速される。
【0020】次に、上記多孔質Siの化学エッチングに
よる除去について述べる。
【0021】現在、多孔質Siは、すべてと言ってよい
程、作製されたままの形でその後の工程(エピタキシャ
ル成長や酸化)が行なわれており、多孔質Si自体の加
工は行なわれていない。この理由は、多孔質Siを制御
よく加工したり、取り除いたりすることが難しいためで
ある。つまり、多孔質Siのエッチングを制御よく行な
った例は未だ報告されていない。
【0022】また、一般に、 P=(2. 33−A)/2. 33 をPorosityといい、陽極化成時に、この値を30〜55
%に調節することによって、酸化多孔質Siを単結晶S
iの酸化膜と同程度の質にすることができる。Porosity
は、 P=( m1 −m2)/(m1 −m3) または、 P=( m1 −m2)/ ρAt m1 :陽極化成前の全重量 m2 :陽極化成後の全重量 m3 :多孔質Siを除去した後の全重量 ρ :単結晶Siの密度 A :多孔質化した面積 t :多孔質Siの厚さ で表されるが、多孔質化する領域の面積を正確に算出で
きない場合も多々ある。この場合は、上式のP=( m1
−m2)/(m1 −m3) が有効であるが、m3 を測定する
ためには、多孔質Siをエッチングしなければならな
い。
【0023】また、上記した多孔質Si上のエピタキシ
ャル成長において、多孔質Siはその構造的性質のた
め、ヘテロエピタキシャル成長の際に発生する歪みを緩
和して、欠陥の発生を抑制することが可能である。しか
しながら、この場合も、多孔質SiのPorosityが非常に
重要なパラメーターとなることは明らかである。したが
って、上記のPorosityの測定は、この場合も必要不可欠
である。
【0024】多孔質Siをエッチングする方法として
は、 .NaOH水溶液で多孔質Siをエッチングする(G.
Bonchil,R.Herino,K.Barla,and J.C.Pfister, J.Electr
ochem.Soc., vol.130, no.7, 1611(1983) )。 .非多孔質Siをエッチングすることが可能なエッチ
ング液で多孔質Siをエッチングする。が知られてい
る。
【0025】上記の方法は、通常、フッ硝酸系のエッ
チング液が用いられるが、このときのSiのエッチング
過程は、 Si + 2O → Si O2 Si O2 +4 HF → Si F4+H2 O に示される様に、Siが硝酸で酸化され、Si O2 に変
質し、そのSi O2 をフッ酸でエッチングすることによ
りSiのエッチングが進む。
【0026】しかしながら,上記の方法のようなエッ
チングの場合、多孔質Siをエッチングすることはでき
るが、非多孔質Siもエッチングされてしまう。
【0027】同様に非多孔質Siをエッチングする方法
としては、上記フッ硝酸系エッチング液の他に、 エチレンジアミン系 KOH系 ヒドラジン系 などがある。
【0028】これらのことから、多孔質Siの選択エッ
チングを行うためには、上記非多孔質Siエッチング液
以外で多孔質Siをエッチングすることのできるエッチ
ング液を選ぶ必要がある。
【0029】従来行われている多孔質Siの選択エッチ
ングは、上記の方法となるNaOH水溶液をエッチン
グ液としたエッチングのみである。
【0030】しかしながら、従来行われているNaOH
水溶液を用いた多孔質Siの選択エッチング方法では、
Naイオンがエッチング表面に吸着することは避けられ
ない。このNaイオンは、不純物汚染の主たる原因とな
り、可動なうえ、界面準位を形成するなどの悪影響を与
えるのみで、半導体プロセスにおいて導入されてはなら
ない物質である。
【0031】本発明はこのような技術的背景のもとに成
されたものである。以下、本発明の作用について説明す
る。
【0032】前述したように、多孔質層はその内部に大
量の空隙が形成されているために、密度が半分以下に減
少する。その結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大
するため、その化学エッチング速度は、非多孔質層のエ
ッチング速度に比べて、著しく増速される。
【0033】本発明は、このような多孔質Siの性質を
利用するとともに、この多孔質Siを単結晶Siに対し
て選択的にエッチング可能なエッチング液を用いたSi
基体の加工方法を提供するものである。
【0034】本発明の特徴とするところは、非多孔質S
i基体を部分的に1ケ所以上、表面から裏面まで多孔質
化し、非多孔質Si領域と、この非多孔質Si領域に比
べて著しくエッチング速度が増速された多孔質Si領域
とが混在する基体を、多孔質Siを選択的にエッチング
可能なエッチング液(弗酸、あるいは、弗酸にアルコー
ル、過酸化水素水のうち少なくとも1種類を添加した混
合液)に浸潤することにより、多孔質Si領域のみを選
択的にエッチングして除去することにある。
【0035】本発明において用いられるエッチング液
は、弗酸、あるいは、弗酸にアルコール、過酸化水素水
のうち少なくとも1種類を添加した混合液であり、かか
るエッチング液は汚染がきわめて少なく半導体プロセス
上悪影響をおよぼすことなく、非多孔質Siをエッチン
グせずに、効率よく、均一に、多孔質Siを選択的にエ
ッチングすることができる。
【0036】特に、アルコールを添加することによっ
て、エッチングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエ
ッチング表面から、撹はんすることなく、除去でき、均
一にかつ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。
【0037】また、特に、過酸化水素水を添加すること
によって、Siの酸化を増速し、反応速度を無添加にく
らべて増速することが可能となり、更に過酸化水素水の
比率を変えることにより、その反応速度を制御すること
ができる。
【0038】本発明において用いられる多孔質Siは、
陽極化成時の電流の流れに沿って形成されるため、マス
クや不純物分布を設けることなどにより、電流の流れを
制御することができ、ほぼ任意の形状に非多孔質Siを
作成し加工することが可能となる。
【0039】また、本発明は、エッチング防止膜を使用
せずに、極めて効率よくかつ高精度に多孔質Si領域を
除去し、該非多孔質Si基体に部分的に1ケ所以上裏面
まで貫通する穴を開けることが可能となる。
【0040】
【実施態様例】以下、本発明の実施態様例について説明
する。 [実施態様例1]まず、本発明に用いるエッチング液に
ついて説明する。
【0041】図5から図8に、多孔質Siと非多孔質S
i個別に各々に対する、弗酸、弗酸とアルコールとの混
合液、弗酸と過酸化水素水との混合液、および弗酸とア
ルコールと過酸化水素水との混合液によるエッチング特
性をそれぞれ示す。
【0042】多孔質Siは単結晶Siを陽極化成によっ
て作成し、その条件を以下にしめす。陽極化成によって
形成する多孔質Siの出発材料は、単結晶Siに限定さ
れるものではなく、他の結晶構造のSiでも可能であ
る。
【0043】 印加電圧: 2.6(V) 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 2.4(時間) 多孔質Siの厚み: 300(μm) Porosity: 56(%) 図5に、多孔質Siと非多孔質となる単結晶Siを弗酸
に浸潤し、撹はんしたときのエッチングされた多孔質S
iと単結晶Siの厚みのエッチング時間依存性を示す。
【0044】上記条件により作成した多孔質Siを室温
において49%弗酸(白丸)に浸潤し、撹はんした。の
ちに、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。多孔質S
iは急速にエッチングされ、40分ほどで90μm、更
に、80分経過させると205μmも、高度の表面性を
有して、均一にエッチングされる。エッチング速度は溶
液濃度及び、温度に依存する。
【0045】また、500μm厚の単結晶Siを室温に
おいて49%弗酸(黒丸)に浸潤し、撹はんした。のち
に、該単結晶Siの厚みの減少を測定した。単結晶Si
は、80分経過した後にも、60オングストローム以下
しかエッチングされなかった。
【0046】図6に、多孔質Siと非多孔質となる単結
晶Siを弗酸とアルコールとの混合液に撹はんすること
なしに浸潤したときのエッチングされた多孔質Siと単
結晶Siの厚みのエッチング時間依存性を示す。
【0047】上記条件により作成した多孔質Siを室温
において49%弗酸とアルコールとの混合液(10:
1)(白丸)に撹はんすることなしに浸潤した。のち
に、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。多孔質Si
は急速にエッチングされ、40分ほどで85μm、更
に、80分経過させると195μmも、高度の表面性を
有して、均一にエッチングされる。エッチング速度は溶
液濃度及び、温度に依存する。
【0048】特に、アルコールを添加することによっ
て、エッチングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエ
ッチング表面から、撹はんすることなく、除去でき、均
一にかつ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。
【0049】また、500μm厚の単結晶Siを室温に
おいて49%弗酸とアルコールとの混合液(10:1)
(黒丸)に撹はんすることなしに浸潤した。のちに、該
単結晶Siの厚みの減少を測定した。単結晶Siは、8
0分経過した後にも、60オングストローム以下しかエ
ッチングされなかった。
【0050】図7に、多孔質Siと非多孔質となる単結
晶Siを弗酸と過酸化水素水との混合液に浸潤し、撹は
んしたときのエッチングされた多孔質Siと単結晶Si
の厚みのエッチング時間依存性を示す。
【0051】上記条件により作成した多孔質Siを室温
において49%弗酸と30%過酸化水素水との混合液
(1:5)(白丸)に浸潤し、撹はんした。のちに、該
多孔質Siの厚みの減少を測定した。多孔質Siは急速
にエッチングされ、40分ほどで112μm、更に、8
0分経過させると256μmも、高度の表面性を有し
て、均一にエッチングされる。エッチング速度は溶液濃
度及び、温度に依存する。
【0052】特に、過酸化水素水を添加することによっ
て、Siの酸化を増速し、反応速度を無添加にくらべて
増速することが可能となり、更に過酸化水素水の比率を
変えることにより、その反応速度を制御することができ
る。
【0053】また、500μm厚の単結晶Siを室温に
おいて49%弗酸と30%過酸化水素水との混合液
(1:5)(黒丸)に浸潤し、撹はんした。のちに、該
単結晶Siの厚みの減少を測定した。単結晶Siは、8
0分経過した後にも、60オングストローム以下しかエ
ッチングされなかった。
【0054】図8に、多孔質Siと非多孔質となる単結
晶Siを弗酸とアルコールと過酸化水素水との混合液に
撹はんすることなしに浸潤したときのエッチングされた
多孔質Siと単結晶Siの厚みのエッチング時間依存性
を示す。
【0055】上記条件により作成した多孔質Siを室温
において49%弗酸とアルコールと30%過酸化水素水
との混合液(10:6:50)(白丸)に撹はんするこ
となしに浸潤した。のちに、該多孔質Siの厚みの減少
を測定した。多孔質Siは急速にエッチングされ、40
分ほどで106μm、更に、80分経過させると244
μmも、高度の表面性を有して、均一にエッチングされ
る。エッチング速度は溶液濃度及び、温度に依存する。
【0056】特に、アルコールを添加することによっ
て、エッチングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエ
ッチング表面から、撹はんすることなく、除去でき、均
一にかつ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。
【0057】また特に、過酸化水素水を添加することに
よって、Siの酸化を増速し、反応速度を無添加にくら
べて増速することが可能となり、更に過酸化水素水の比
率を変えることにより、その反応速度を制御することが
できる。
【0058】また、500μm厚の単結晶Siを室温に
おいて49%弗酸とアルコールと30%過酸化水素水と
の混合液(10:6:50)(黒丸)に撹はんすること
なしに浸潤した。のちに、該単結晶Siの厚みの減少を
測定した。単結晶Siは、80分経過した後にも、60
オングストローム以下しかエッチングされなかった。以
上説明したエッチング液によるエッチング後の多孔質S
iと単結晶Siを水洗し、その表面を二次イオンにより
微量分析したところ何等不純物は検出されなかった。
【0059】なお、過酸化水素水の溶液濃度は、ここで
は30%であるが、過酸化水素水の添加効果がそこなわ
れず、且つ製造工程等で実用上差し支えない濃度で設定
される。
【0060】溶液濃度及び温度の条件は、弗酸及び上記
過酸化水素水又は上記アルコールの効果を奏し、エッチ
ング速度が製造工程等で実用上差し支えない範囲で設定
される。
【0061】本願では、一例として、前述した溶液濃
度、室温の場合について取り上げたが、本発明はかかる
条件に限定されるものではない。
【0062】HF濃度は、エッチング液に対して、好ま
しくは1〜95%、より好ましくは5〜90%、さらに
好ましくは5〜80%の範囲で設定される。
【0063】H22 濃度は、エッチング液に対して、
好ましくは1〜95%、より好ましくは5〜90%、さ
らに好ましくは10〜80%で、且つ上記過酸化水素水
の効果を奏する範囲で設定される。
【0064】アルコール濃度は、エッチング液に対し
て、好ましくは80%以下、より好ましくは60%以
下、さらに好ましくは40%以下で、且つ上記アルコー
ルの効果を奏する範囲で設定される。
【0065】温度は、好ましくは0〜100℃、より好
ましくは5〜80℃、さらに好ましくは5〜60℃の範
囲で設定される。
【0066】本発明に用いられるアルコールはエチルア
ルコールのほか、イソプロピルアルコールなど製造工程
等に実用上差し支えなく、さらに上記アルコール添加効
果を望むことのできるアルコールを用いることができ
る。
【0067】次に上記エッチング液を用いたSi基体の
加工方法について説明する。
【0068】図1に、非多孔質Siの表面裏面とも部分
的にマスクで覆い、露出した部分を表面から裏面まで多
孔質化する場合の例を示す。
【0069】図1(a)に示すように、非多孔質Si5
1の表面裏面ともマスク52で覆い、部分的に窓をあけ
る。ここで、マスクとして、弗酸に対して耐性の強いポ
リイミド膜、アピエゾンワックス、高抵抗のエピタキシ
ャル膜や高抵抗の非エピタキシャル堆積膜などが用いら
れる。
【0070】次に、露出した部分を表面から裏面まで多
孔質化する(図1(b))。このとき多孔質Si領域5
3は、陽極化成時の電流の流れに沿って形成されるた
め、マスク52により、ほぼ任意の形状に多孔質Si領
域を作製することができる。
【0071】その後、マスク52を剥離し、上記4種類
のエッチング液のうち1種類を用いて、多孔質Siのみ
を選択的に湿式化学エッチングして除去する。もちろ
ん、多孔質Si領域53を選択的にエッチングしてか
ら、マスクを剥離しても良い。さらに、マスク52がエ
ピタキシャル層などのように、本加工品の応用に対して
なんら悪影響を与えない場合には、マスク52を剥離す
る必要はないことは明らかである。
【0072】図1(c)に本実施態様例の完了図を示
す。このように、非多孔質Siを部分的に1ケ所以上任
意の形状で穴を表面から裏面まで貫通させることができ
る。
【0073】ここで、マスクを表面、裏面とも面内の同
位置に配置すれば、穴の壁面は表面に垂直になり、ずら
して配置すれば、壁面は斜めになる。 [実施態様例2]図2に、非多孔質Siの表面に部分的
にマスクで覆い、露出した部分から裏面まで多孔質化す
る場合の例を示す。
【0074】図2(a)に示すように、非多孔質Si6
1の表面をマスク62で覆い、部分的に窓をあける。こ
こで、マスクとして、弗酸に対して耐性の強いポリイミ
ド膜、アピエゾンワックス、高抵抗のエピタキシャル膜
や高抵抗の非エピタキシャル堆積膜などが用いられる。
【0075】次に、露出した部分から裏面まで多孔質化
する(図2(b))。
【0076】その後、マスク62を剥離し、上記4種類
のエッチング液のうち1種類を用いて、多孔質Si領域
63のみを選択的に湿式化学エッチングして除去する。
もちろん、多孔質Si領域63を選択的にエッチングし
てから、マスク62を剥離しても良い。さらに、マスク
62がエピタキシャル層などのように、本加工品の応用
に対してなんら悪影響を与えない場合には、マスク62
を剥離する必要はないことは明らかである。
【0077】図2(c)に本実施態様例の完了図を示
す。このように、非多孔質Siを部分的に1ケ所以上任
意の形状で穴を表面から裏面まで貫通させることができ
る。 [実施態様例3]図3に、非多孔質Siの表面裏面とも
部分的に高抵抗化し、露出した低抵抗部分を表面から裏
面まで多孔質化する場合の例を示す。
【0078】図3(a)に示すように、非多孔質Si7
1の表面裏面とも部分的に高抵抗化して高抵抗領域72
を作製する。片面におのおの少なくとも1ケ所以上の低
抵抗領域が露出している。高抵抗領域72は、イオン注
入、あるいは不純物拡散など非堆積法により形成させ
る。
【0079】次に、露出した低抵抗部分を表面から裏面
まで多孔質化する(図3(b))。このとき多孔質Si
領域73は、陽極化成時の電流の流れに沿って形成され
るため、高抵抗領域72により、ほぼ任意の形状に多孔
質Si領域を作製することができる。
【0080】その後、上記4種類のエッチング液のうち
1種類を用いて、多孔質Si領域73のみを選択的に湿
式化学エッチングして除去する。
【0081】図3(c)に本実施態様例の完了図を示
す。このように、非多孔質Siを部分的に1ケ所以上任
意の形状で穴を表面から裏面まで貫通させることができ
る。
【0082】ここで、高抵抗領域72を表面裏面とも面
内の同位置に配置すれば、穴の壁面は表面に垂直にな
り、ずらして配置すれば、壁面は斜めになる。 [実施態様例4]図4に、非多孔質Siの表面に部分的
に高抵抗化し、露出した低抵抗部分から裏面まで多孔質
化する場合の例を示す。
【0083】図4(a)に示すように、非多孔質Si8
1の表面を部分的に高抵抗化して高抵抗領域82を作製
する。片面におのおの少なくとも1ケ所以上の低抵抗領
域が露出している。高抵抗領域82は、イオン注入、あ
るいは不純物拡散など非堆積法により形成させる。
【0084】次に、露出した低抵抗部分から裏面まで多
孔質化する(図4(b))。
【0085】その後、上記4種類のエッチング液のうち
1種類を用いて、多孔質Si領域83のみを選択的に湿
式化学エッチングして除去する。
【0086】図4(c)に本実施態様例の完了図を示
す。このように、非多孔質Siを部分的に1ケ所以上任
意の形状で穴を表面から裏面まで貫通させることができ
る。
【0087】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 (実施例1)200μm厚の低抵抗単結晶Si基体上両
面に、高抵抗のエピタキシャルSi層をMBE(分子線
エピタキシ:Molecular Beam Epit
axy)法により、0.5μm形成した。成長条件は、
以下の通りである。
【0088】 温度 : 700℃ 圧力 : 1×10-9Torr 成長速度 : 0.1nm/sec その後、エピタキシャルSi層上にリソグラフィー技術
によりレジストをパターニングし、エピタキシャルSi
層が露出している領域を低抵抗単結晶Si基体が露出す
るまで、RIE(反応性イオンエッチング:React
ive lonEtching)法によりエッチングし
た。このとき、露出している低抵抗領域が、各面に少な
くとも1ケ所以上存在していた。また、露出している低
抵抗領域が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。こ
れによって、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残す
ためのマスクが形成された。
【0089】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0090】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0091】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液: HF:H2 O:C25 OH=1:
1:1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までマスクのない部分が多孔質化された。
この基体を49%弗酸に浸潤し、撹はんした。78分後
には、多孔質Siのみが選択的に除去され、裏面まで貫
通した穴が、少なくとも1ケ所以上、部分的に形成され
た単結晶Si基体が得られた。この穴の壁面は、表面に
垂直であった。ここでは、穴の開口部の形状、大きさ
は、マスクパターンのみで決定され、その大きさに、用
いた基体の大きさ以下という制限があるだけであった。
【0092】本実施例のマスクは高抵抗エピタキシャル
Si膜を用いたが、他材料の、高抵抗で弗酸耐性の強
い、塗布層、堆積膜またはエピタキシャル膜でも同様の
結果が得られた。このとき、陽極化成後であれば、マス
クを剥離しても良い。 (実施例2)200μm厚の低抵抗単結晶Si基体上両
面に、高抵抗のエピタキシャルSi層を減圧CVD(化
学気相堆積:Chemical Vapor Depo
sition)法により、0.5μm形成した。成長条
件は、以下の通りである。
【0093】 ソースガス: SiH4 キャリアガス: H2 温度: 850℃ 圧力: 1×10-2Torr 成長速度: 3.3nm/sec その後、エピタキシャルSi層上にリソグラフィー技術
によりレジストをパターニングし、エピタキシャルSi
層が露出している領域を低抵抗単結晶Si基体が露出す
るまで、RIE(反応性イオンエッチング:React
ive lonEtching)法によりエッチングし
た。このとき、露出している低抵抗領域が、各面に少な
くとも1ケ所以上存在していた。また、露出している低
抵抗領域が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。こ
れによって、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残す
ためのマスクが形成された。
【0094】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0095】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0096】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までマスクのない部分が多孔質化された。
この基体を49%弗酸とアルコール(10:1)との混
合液に浸潤した。82分後には、多孔質Siのみが選択
的に除去され、裏面まで貫通した穴が、少なくとも1ケ
所以上、部分的に形成された単結晶Si基体が得られ
た。この穴の壁面は、表面に垂直であった。ここでは、
穴の開口部の形状、大きさは、マスクパターンのみで決
定され、その大きさに、用いた基体の大きさ以下という
制限があるだけであった。
【0097】本実施例のマスクは高抵抗エピタキシャル
Si膜を用いたが、他材料の、高抵抗で弗酸耐性の強
い、塗布層堆積膜またはエピタキシャル膜でも同様の結
果が得られた。このとき、陽極化成後であれば、マスク
を剥離しても良い。 (実施例3)200μm厚の低抵抗単結晶Si基体上両
面に、高抵抗のエピタキシャルSi層をLPE(液相エ
ピタキシ:Liquid Phase Epitax
y)法により、3μm形成した。成長条件は、以下の通
りである。
【0098】 溶媒: Sn 成長温度: 900℃ 成長雰囲気: H2 成長時間: 30min その後、エピタキシャルSi層上にリソグラフィー技術
によりレジストをパターニングし、エピタキシャルSi
層が露出している領域を低抵抗単結晶Si基体が露出す
るまで、RIE(反応性イオンエッチング:React
ive lonEtching)法によりエッチングし
た。このとき、露出している低抵抗領域が、各面に少な
くとも1ケ所以上存在していた。また、露出している低
抵抗領域が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。こ
れによって、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残す
ためのマスクが形成された。
【0099】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0100】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0101】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までマスクのない部分が多孔質化された。
この基体を49%弗酸と30%過酸化水素水(1:5)
との混合液に浸潤し、撹はんした。62分後には、多孔
質Siのみが選択的に除去され、裏面まで貫通した穴
が、少なくとも1ケ所以上、部分的に形成された単結晶
Si基体が得られた。この穴の壁面は、表面に垂直であ
った。ここでは、穴の開口部の形状、大きさは、マスク
パターンのみで決定され、その大きさに、用いた基体の
大きさ以下という制限があるだけであった。
【0102】本実施例のマスクは高抵抗エピタキシャル
Si膜を用いたが、他材料の、高抵抗で弗酸耐性の強
い、塗布層、堆積膜またはエピタキシャル膜でも同様の
結果が得られた。このとき、陽極化成後であれば、マス
クを剥離しても良い。 (実施例4)200μm厚の低抵抗単結晶Si基体上両
面に、高抵抗のエピタキシャルSi層をバイアススパッ
タ法により、0.5μm形成した。成長条件は、以下の
通りである。
【0103】 RF周波数: 100MHz 高周波電力: 600W Arガス圧力: 8×10-3Torr 直流バイアス: −200V 基体直流バイアス:+5V 温度: 300℃ 成長時間: 60min その後、エピタキシャルSi層上にリソグラフィー技術
によりレジストをパターニングし、エピタキシャルSi
層が露出している領域を低抵抗単結晶Si基体が露出す
るまで、RIE(反応性イオンエッチング:React
ive lonEtching)法によりエッチングし
た。このとき、露出している低抵抗領域が、各面に少な
くとも1ケ所以上存在していた。また、露出している低
抵抗領域が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。こ
れによって、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残す
ためのマスクが形成された。
【0104】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0105】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0106】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までマスクのない部分が多孔質化された。
この基体を49%弗酸とアルコールと30%過酸化水素
水(10:6:50)との混合液に浸潤した。65分後
には、多孔質Siのみが選択的に除去され、裏面まで貫
通した穴が、少なくとも1ケ所以上、部分的に形成され
た単結晶Si基体が得られた。この穴の壁面は、表面に
垂直であった。ここでは、穴の開口部の形状、大きさ
は、マスクパターンのみで決定され、その大きさに、用
いた基体の大きさ以下という制限があるだけであった。
【0107】本実施例のマスクは高抵抗エピタキシャル
Si膜を用いたが、他材料の、高抵抗で弗酸耐性の強
い、塗布層、堆積膜またはエピタキシャル膜でも同様の
結果が得られた。このとき、陽極化成後であれば、マス
クを剥離しても良い。 (実施例5)200μm厚の低抵抗単結晶Si基体上両
面に、アピエゾンワックスを部分的に塗布した。このと
き、露出している低抵抗領域が、各面に少なくとも1ケ
所以上存在していた。また、露出している低抵抗領域
が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。これによっ
て、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残すためのマ
スクが形成された。
【0108】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0109】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0110】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までマスクのない部分が多孔質化された。
この基体を49%弗酸とアルコールと30%過酸化水素
水(10:6:50)との混合液に浸潤した。65分後
には、多孔質Siのみが選択的に除去され、裏面まで貫
通した穴が、少なくとも1ケ所以上、部分的に形成され
た単結晶Si基体が得られた。この穴の壁面は、表面に
垂直であった。ここでは、穴の開口部の形状、大きさ
は、マスクパターンのみで決定され、その大きさに、用
いた基体の大きさ以下という制限があるだけであった。
【0111】本実施例のマスクはアピアゾンワックスを
用いたが、他材料の、高抵抗で弗酸耐性の強い、塗布
層、堆積膜またはエピタキシャル膜でも同様の結果が得
られた。このとき、陽極化成後であれば、マスクを剥離
しても良い。 (実施例6)200μm厚の低抵抗単結晶Si基体上両
面に、マスクとして1μmのポリイミドを塗布し形成し
た。このとき、露出しているSi領域が、各面に少なく
とも1ケ所以上存在していた。また、露出しているSi
領域が、表面裏面で、ずらして配置した。これによっ
て、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残すためのマ
スクが形成された。
【0112】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0113】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0114】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までマスクのない部分が多孔質化された。
マスクのポリイミドを剥離した後、この基体を49%弗
酸とアルコールと30%過酸化水素水(10:6:5
0)との混合液に浸潤した。65分後には、多孔質Si
のみが選択的に除去され、裏面まで貫通した穴が、少な
くとも1ケ所以上、部分的に形成された単結晶Si基体
が得られた。この穴の壁面は、マスクの開口部のずれの
分だけ表面に対して斜めであった。ここでは、穴の開口
部の形状、大きさは、マスクパターンのみで決定され、
その大きさに、用いた基体の大きさ以下という制限があ
るだけであった。
【0115】本実施例のマスクはポリイミドを用いた
が、他材料の、高抵抗で弗酸耐性の強い、塗布層、堆積
膜またはエピタキシャル膜でも同様の結果が得られた。
このとき、陽極化成後であれば、マスクを剥離しても良
い。 (実施例7)200μm厚の低抵抗単結晶Si基体片面
に、高抵抗のエピタキシャルSi層をMBE(分子線エ
ピタキシ:Molecular Beam Epita
xy)法により、0.5μm形成した。成長条件は、以
下の通りである。
【0116】 温度: 700℃ 圧力: 1×10-9Torr 成長速度: 0.1nm/sec その後、エピタキシャルSi層上にリソグラフィー技術
によりレジストをパターニングし、エピタキシャルSi
層が露出している領域を低抵抗単結晶Si基体が露出す
るまで、RIE(反応性イオンエッチング:React
ive lonEtching)法によりエッチングし
た。このとき、露出している低抵抗領域が、各面に少な
くとも1ケ所以上存在していた。これによって、次の陽
極化成で、非多孔質Si領域を残すためのマスクが形成
された。
【0117】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0118】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0119】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までマスクのない部分を通して多孔質化さ
れた。この基体を49%弗酸とアルコールと30%過酸
化水素水(10:6:50)との混合液に浸潤した。6
5分後には、多孔質Siのみが選択的に除去され、裏面
まで貫通した穴が、少なくとも1ケ所以上、部分的に形
成された単結晶Si基体が得られた。ここでは、穴の開
口部の形状、大きさは、マスクパターンのみで決定さ
れ、その大きさに、用いた基体の大きさ以下という制限
があるだけであった。
【0120】本実施例のマスクは、高抵抗エピタキシャ
ルSi膜を用いたが、他材料の、高抵抗で弗酸耐性の強
い、塗布層、堆積膜またはエピタキシャル膜でも同様の
結果が得られた。このとき、陽極化成後であれば、マス
クを剥離しても良い。
【0121】本実施例の選択エッチング液は、49%弗
酸とアルコールと30%過酸化水素水(10:6:5
0)の混合液を用いたが、実施態様例で挙げた他の3種
類のエッチング液でも同様の結果が得られた。 (実施例8)200μm厚のP型低抵抗(1×1019
-3)単結晶Si基体上両面に、レジストによりマスク
をし、その開口部をイオン注入、および、それに続く熱
処理によって高抵抗領域を形成した。注入および熱処理
条件は次の通りであった。
【0122】 イオン種: P+ エネルギー: 120keV 注入量: 2×1014cm-2 熱処理: 900℃、30min このとき、イオン注入されなかった低抵抗領域が、各面
に少なくとも1ケ所以上存在していた。また、その低抵
抗領域が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。これ
によって、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残すた
めのマスクが形成された。
【0123】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0124】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0125】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までイオン注入されていない部分が多孔質
化された。この基体を49%弗酸に浸潤し、撹はんし
た。78分後には、多孔質Siのみが選択的に除去さ
れ、裏面まで貫通した穴が、少なくとも1ケ所以上、部
分的に形成された単結晶Si基体が得られた。この穴の
壁面は、表面に垂直であった。ここでは、穴の開口部の
形状、大きさは、イオン注入時のパターンのみで決定さ
れ、その大きさに、用いた基体の大きさ以下という制限
があるだけであった。
【0126】本実施例の高抵抗領域形成にはイオン注入
法を用いたが、拡散法でも同様の結果が得られた。 (実施例9)200μm厚のP型低抵抗(2×1017
-3)単結晶Si基体上両面に、レジストによりマスク
をし、その開口部をイオン注入、および、それに続く熱
処理によって高抵抗領域を形成した。注入および熱処理
条件は次の通りであった。
【0127】 イオン種: H+ エネルギー: 100keV 注入量: 2×1015cm-2 熱処理: 500℃、30min このとき、イオン注入されなかった低抵抗領域が、各面
に少なくとも1ケ所以上存在していた。また、その低抵
抗領域が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。これ
によって、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残すた
めのマスクが形成された。
【0128】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0129】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0130】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までイオン注入されていない部分が多孔質
化された。この基体を49%弗酸とアルコールと(1
0:1)との混合液に浸潤した。82分後には、多孔質
Siのみが選択的に除去され、裏面まで貫通した穴が、
少なくとも1ケ所以上、部分的に形成された単結晶Si
基体が得られた。この穴の壁面は、表面に垂直であっ
た。ここでは、穴の開口部の形状、大きさは、イオン注
入時のパターンのみで決定され、その大きさに、用いた
基体の大きさ以下という制限があるだけであった。
【0131】本実施例の高抵抗領域形成にはイオン注入
法を用いたが、拡散法でも同様の結果が得られた。 (実施例10)200μm厚のN型低抵抗(1×1019
cm-3)単結晶Si基体上両面に、レジストによりマス
クをし、その開口部をイオン注入、および、それに続く
熱処理によって高抵抗領域を形成した。注入および熱処
理条件は次の通りであった。
【0132】 イオン種: B+ エネルギー: 150keV 注入量: 4×1014cm-2 熱処理: 900℃、30min このとき、イオン注入されなかった低抵抗領域が、各面
に少なくとも1ケ所以上存在していた。また、その低抵
抗領域が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。これ
によって、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残すた
めのマスクが形成された。
【0133】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0134】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0135】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までイオン注入されていない部分が多孔質
化された。この基体を49%弗酸と30%過酸化水素水
(1:5)との混合液に浸潤し、撹はんした。62分後
には、多孔質Siのみが選択的に除去され、裏面まで貫
通した穴が、少なくとも1ケ所以上、部分的に形成され
た単結晶Si基体が得られた。この穴の壁面は、表面に
垂直であった。ここでは、穴の開口部の形状、大きさ
は、イオン注入時のパターンのみで決定され、その大き
さに、用いた基体の大きさ以下という制限があるだけで
あった。
【0136】本実施例の高抵抗領域形成にはイオン注入
法を用いたが、拡散法でも同様の結果が得られた。 (実施例11)200μm厚のP型低抵抗(1×1019
cm-3)単結晶Si基体上両面に、レジストによりマス
クをし、その開口部をイオン注入、および、それに続く
熱処理によって高抵抗領域を形成した。注入および熱処
理条件は次の通りであった。
【0137】 イオン種: P+ エネルギー: 120keV 注入量: 2×1014cm-2 熱処理: 900℃、30min このとき、イオン注入されなかった低抵抗領域が、各面
に少なくとも1ケ所以上存在していた。また、その低抵
抗領域が、表面裏面とも面内で同位置に配置した。これ
によって、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残すた
めのマスクが形成された。
【0138】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0139】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0140】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までイオン注入されていない部分が多孔質
化された。この基体を49%弗酸とアルコールと30%
過酸化水素水(10:6:50)との混合液に浸潤し
た。65分後には、多孔質Siのみが選択的に除去さ
れ、裏面まで貫通した穴が、少なくとも1ケ所以上、部
分的に形成された単結晶Si基体が得られた。この穴の
壁面は、表面に垂直であった。ここでは、穴の開口部の
形状、大きさは、イオン注入時のパターンのみで決定さ
れ、その大きさに、用いた基体の大きさ以下という制限
があるだけであった。
【0141】本実施例の高抵抗領域形成にはイオン注入
法を用いたが、拡散法でも同様の結果が得られた。 (実施例12)200μm厚のP型低抵抗(1×1019
cm-3)単結晶Si基体上両面に、レジストによりマス
クをし、その開口部をイオン注入、および、それに続く
熱処理によって高抵抗領域を形成した。注入および熱処
理条件は次の通りであった。
【0142】 イオン種: P+ エネルギー: 120keV 注入量: 2×1014cm-2 熱処理: 900℃、30min このとき、イオン注入されなかった低抵抗領域が、各面
に少なくとも1ケ所以上存在していた。また、その低抵
抗領域が、表面裏面でずらして配置した。これによっ
て、次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残すためのマ
スクが形成された。HF溶液中において陽極化成を行っ
た。
【0143】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0144】 電流密度: 30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 1.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までイオン注入されていない部分が多孔質
化された。この基体を49%弗酸とアルコールと30%
過酸化水素水(10:6:50)との混合液に浸潤し
た。65分後には、多孔質Siのみが選択的に除去さ
れ、裏面まで貫通した穴が、少なくとも1ケ所以上、部
分的に形成された単結晶Si基体が得られた。この穴の
壁面は、マスクの開口部のずれの分だけ表面に対して斜
めであった。ここでは、穴の開口部の形状、大きさは、
イオン注入時のパターンのみで決定され、その大きさ
に、用いた基体の大きさ以下という制限があるだけであ
った。
【0145】本実施例の高抵抗領域形成にはイオン注入
法を用いたが、拡散法でも同様の結果が得られた。 (実施例13)200μm厚のP型低抵抗(1×1019
cm-3)単結晶Si基体上片面に、レジストによりマス
クをし、その開口部をイオン注入、および、それに続く
熱処理によって高抵抗領域を形成した。注入および熱処
理条件は次の通りであった。
【0146】 イオン種: P+ エネルギー: 120keV 注入量: 2×1014cm-2 熱処理: 900℃、30min このとき、イオン注入されなかった低抵抗領域が、各面
に少なくとも1ケ所以上存在していた。これによって、
次の陽極化成で、非多孔質Si領域を残すためのマスク
が形成された。
【0147】HF溶液中において陽極化成を行った。
【0148】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0149】 電流密度: 15(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間: 2.6(時間) 多孔質Siの厚み: 200(μm) Porosity: 56(%) 表面から裏面までイオン注入されていない部分を通して
多孔質化された。この基体を49%弗酸とアルコールと
30%過酸化水素水(10:6:50)との混合液に浸
潤した。65分後には、多孔質Siのみが選択的に除去
され、裏面まで貫通した穴が、少なくとも1ケ所以上、
部分的に形成された単結晶Si基体が得られた。ここで
は、穴の開口部の形状、大きさは、イオン注入時のパタ
ーンのみで決定され、その大きさに、用いた基体の大き
さ以下という制限があるだけであった。
【0150】本実施例の高抵抗領域形成にはイオン注入
法を用いたが、拡散法でも同様の結果が得られた。
【0151】本実施例の選択エッチング液は、49%弗
酸とアルコールと過酸化水素水との混合液を用いたが、
実施態様例で挙げた他の3種類のエッチング液でも同様
の結果が得られた。
【0152】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
通常の半導体プロセスに適用でき、かつ、非多孔質Si
をエッチングしない弗酸、あるいは弗酸に、アルコー
ル、過酸化水素水のうち少なくとも1方を混合した液を
湿式化学エッチング液として、非多孔質Si基体内に部
分的に1ケ所以上設けられた多孔質Si領域を、高精度
に、均一に選択的化学エッチングすることにより、非多
孔質Siを加工し、任意の形状で、任意の大きさで、表
面から裏面へ貫通する穴をあけることが可能になる。
【0153】特に、アルコールを添加することによっ
て、エッチングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエ
ッチング表面から、撹はんすることなく、除去でき、均
一にかつ効率よく極めて平坦に多孔質Siをエッチング
することができる。
【0154】また、過酸化水素水を添加することによっ
て、シリコンの酸化を増速し、反応速度を無添加にくら
べて増速することが可能となり、更に過酸化水素水の比
率を変えることにより、その反応速度を制御することが
できる。
【0155】本発明に用いられる多孔質Siは、陽極化
成時の電流の流れに沿って形成されるため、マスクや不
純物分布を設けることなどにより、電流の流れを制御す
ることができ、ほぼ任意の形状に非多孔質Siを加工す
ることが可能となる。
【0156】また、本発明によれば、非多孔質Si基体
を部分的に1ケ所以上多孔質Siに変質させ、エッチン
グ防止膜を使用せずに、本エッチング液により極めて効
率よくかつ高精度に多孔質Si領域を除去し、該非多孔
質Si基体に部分的に1ケ所以上裏面まで貫通する領域
を形成することが可能となる。
【0157】さらに、本発明によれば、光透過性基体、
およびマイクロマシンニング等に応用できる物品を作製
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様例の基本工程断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施態様例の基本工程断面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施態様例の基本工程断面図で
ある。
【図4】本発明の第4の実施態様例の基本工程断面図で
ある。
【図5】多孔質と非多孔質Siの、弗酸によるエッチン
グ特性である。
【図6】多孔質と非多孔質Siの、弗酸とアルコールと
の混合液によるエッチング特性である。
【図7】多孔質と非多孔質Siの、弗酸と過酸化水素水
との混合液によるエッチング特性である。
【図8】多孔質と非多孔質Siの、弗酸とアルコールと
過酸化水素水との混合液によるエッチング特性である。
【符号の説明】
51 非多孔質Si基体 52 マスク 53 多孔質Si領域 61 非多孔質Si基体 62 マスク 63 多孔質Si領域 71 低抵抗非多孔質Si基体 72 高抵抗Si領域 73 多孔質Si領域 81 低抵抗非多孔質Si基体 82 高抵抗Si領域 83 多孔質Si領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/306,21/308

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非多孔質Si基体の所定の領域を該非多
    孔質Si基体の表面から裏面まで部分的に多孔質化する
    工程と、 部分的に多孔質化された該領域をエッチング液により選
    択的にエッチング除去して、前記非多孔質Si基体に貫
    通穴を形成する工程と、を有するSi基体の加工方法で
    あって、 前記エッチング液は、過酸化水素と弗化水素とを含み、
    硫酸を含まない混合液であることを特徴とするSi基体
    の加工方法。
  2. 【請求項2】 前記多孔質化する工程は、弗酸を含む溶
    液を用いた陽極化成によりなされる請求項1記載のSi
    基体の加工方法。
  3. 【請求項3】 前記混合液は、更にアルコールを含む請
    求項1記載のSi基体の加工方法。
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