JP3201735U - キー入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字等の入力時における操作性を向上させることが可能なキー入力装置を提供する。【解決手段】タッチパネル式表示部2に、少なくとも、テンキー3と、このテンキー3に割り当てられた各種文字・数字・記号と、を表示するためのキー入力装置において、各種文字および記号は、キートップ3a〜3lにおける縦横斜め8方向のフリック操作およびその距離が判定手段によって認識・判定されることで入力可能とされており、一方向におけるフリック操作の距離は、判定手段によって、短距離・中距離・長距離の3段階に判定可能とされ、かつ、その距離の段階に応じて、異なる各種文字および記号が入力可能とされており、短距離・中距離・長距離におけるフリック操作時には、入力中の各種文字・記号が吹き出し表示される吹き出し表示部2bが、テンキー3上またはテンキー3の周囲に表示される。【選択図】図1

Description

本考案は、キー入力装置に関する。
近年、携帯型の情報端末が多様化している。その中でもスマートフォンが大型化し、タブレットPCが軽量化しており、ノートパソコンの座を奪いつつある。それに伴って、文字入力も、ハードウェアのキーボードから、タッチパネル式表示部(いわゆるタッチパネル、タッチスクリーン等と呼称される)に表示されたソフトウェアキーボード(以下、ソフトキー)に替わりつつある。
ソフトキーの配列としては、QWERTY配列やテンキー式のものを始め、様々な種類のものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
"法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」速報!「新しい時代のケータイを体験できるiPhone 3G」″、[online]、平成20年7月10日、[平成25年1月19日検索]、インターネット〈URL:http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/mobile_catchup/40804.html〉
ところで、スマートフォンやタブレットPCに採用されているソフトキーには、以下の通り、いくつかの課題がある。
1. 従来のソフトキーは、「かな」「英語」「数字」の三つの入力モードに分かれており、入力モードを切り替えた際に、文章入力のリズムが乱れる。
2. 従来のソフトキーでは、「かな」入力モードにおけるキートップの文字として、各行のあ段(例えば、あ行の場合は「あ」、か行の場合は「か」)のみが表示され、表示されていない文字の入力に戸惑う。
3. 従来のソフトキーは、フリック操作の方向が四方向である場合が多く、文字入力がタップ操作とフリック操作の混用となる(例えば、「あいうえお」の文字入力では五つの操作が必要であり、タップ操作とフリック操作が混用される)。
4. 従来のソフトキーでは、濁音文字・半濁音文字・小文字・大文字等の入力を行う際に、複数のキーを介して入力操作を行う必要がある。
5. 従来のソフトキーでは、使用頻度の高い記号が、三つの入力モードに分かれて登録設定されており、目当ての記号を探す場合がある。
本考案は上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、文字等の入力時における操作性を向上させることが可能なキー入力装置を提供することである。
請求項1に記載の考案は、例えば図1〜図13に示すように、タッチパネル式表示部2に、少なくとも、
3行4列・合計12個のキートップ3a〜3lを備えたテンキー3と、
前記12個のキートップ3a〜3lのそれぞれに割り当てられた各種文字・数字・記号と、を表示するためのキー入力装置において、
ユーザによる前記12個のキートップ3a〜3l上のタップ操作およびフリック操作を認識するとともに、フリック操作時における方向および距離を判定する判定手段9(9a,9b,9c)を備え、
前記数字は、前記キートップ3a〜3jのタップ操作が前記判定手段9によって認識されることで入力可能とされ、
前記各種文字および前記記号は、前記キートップ3a〜3lにおける縦横斜め8方向のフリック操作およびその距離が前記判定手段9によって認識・判定されることで入力可能とされており、
一方向における前記フリック操作の距離は、前記判定手段9によって、短距離・中距離・長距離の3段階に判定可能とされ、かつ、その距離の段階に応じて、異なる前記各種文字および前記記号が入力可能とされており、
前記各種文字が仮名の場合には、清音大文字が前記短距離のフリック操作に割り当てられ、前記清音大文字に対応した濁音文字または小文字が前記中距離または前記長距離のフリック操作に割り当てられ、前記清音大文字に対応した半濁音文字が前記長距離のフリック操作に割り当てられ、
前記各種文字がアルファベットの場合には、小文字が前記短距離のフリック操作に割り当てられ、大文字が前記中距離または前記長距離のフリック操作に割り当てられ、
前記記号の場合には、使用頻度の高い記号が前記短距離のフリック操作に割り当てられ、前記使用頻度の高い記号と関連性の高い記号が前記中距離または前記長距離のフリック操作に割り当てられており、
前記短距離・前記中距離・前記長距離におけるフリック操作時には、入力中の前記各種文字・前記記号が吹き出し表示される吹き出し表示部2bが、前記テンキー3上または前記テンキー3の周囲に表示されることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、以下のような作用効果を奏する。
1. テンキー3における12個のキートップ3a〜3lのそれぞれに各種文字・数字・記号が割り当てられ、数字はタップ操作により入力可能で、各種文字および記号はフリック操作により入力可能であるため、従来のように「かな」「英語」「数字」の三つの入力モードを切り替えることなく、各種文字・数字・記号の入力を行うことができる。これによって、文章入力のリズムが乱れることがない。
2. 短距離・中距離・長距離におけるフリック操作時に、入力中の各種文字・記号が吹き出し表示される吹き出し表示部2bが、テンキー3上またはテンキー3の周囲に表示されるので、入力される文字や記号が何であるかを視認しながら入力操作を行うことができる。これによって、キートップ3a〜3lに割り当てられた全ての文字・数字・記号が“見える化”されることになり、容易に入力操作を行うことができる。
3. 各種文字および記号は、キートップ3a〜3lにおける縦横斜め8方向のフリック操作およびその距離が判定手段9によって認識・判定されることで入力可能とされているので、文字入力のほとんどがフリック操作による入力で済むことになる。これによって、文字等の入力時にタップ操作とフリック操作とが混用されることが少なくなり、容易に入力操作を行うことができる。
4. 各種文字が仮名の場合には、清音大文字が短距離のフリック操作に割り当てられ、清音大文字に対応した濁音文字または小文字が中距離または長距離のフリック操作に割り当てられ、清音大文字に対応した半濁音文字が長距離のフリック操作に割り当てられており、各種文字がアルファベットの場合には、小文字が短距離のフリック操作に割り当てられ、大文字が中距離または長距離のフリック操作に割り当てられているので、中距離または長距離のフリック操作を行うだけで、濁音文字や半濁音文字、小文字、大文字の入力を行うことができる。これによって、濁音文字や半濁音文字、小文字、大文字を、複数のキーを介して入力する必要がなくなり、濁音文字や半濁音文字、小文字、大文字の入力が容易になる。
5. 記号の場合には、使用頻度の高い記号が短距離のフリック操作に割り当てられ、使用頻度の高い記号と関連性の高い記号が中距離または長距離のフリック操作に割り当てられているので、使用頻度の高い記号がキートップ3a,3j,3k,3lに割り当てられていれば、従来のように「かな」「英語」「数字」の三つの入力モードを切り替えることなく、目当ての記号を探すことができる。これによって、記号の入力が容易になる。
6. 総じて、各種文字・数字・記号の入力時における操作性を向上できるので、スマートフォンやタブレットPC等の携帯型の情報端末が使いやすくなる。
請求項2に記載の考案は、例えば図3,図6〜図8に示すように、請求項1に記載のキー入力装置において、
前記吹き出し表示部2bは、前記3段階の距離ごとに異なる色付けがなされていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案によれば、吹き出し表示部2bは、3段階の距離ごとに異なる色付けがなされているので、入力される文字や記号が短距離・中距離・長距離のいずれの段階であるかを視認しながら入力操作を行うことができる。
請求項3に記載の考案は、例えば図1,図2(b)等に示すように、請求項1または2に記載のキー入力装置において、
前記12個のキートップ3a〜3lのそれぞれは、上段・中段・下段の3つの領域に分けられ、前記中段の領域には、前記数字または前記記号が一つ表示され、前記上段および前記下段の領域のそれぞれには、複数の前記各種文字・前記記号が表示されており、
前記上段または前記下段の領域には、左右方向にフリック操作されることで入力される左右対応の前記各種文字・前記記号が含まれ、
前記左右対応の各種文字・記号は、前記上段または前記下段の領域において異なる方向にフリック操作されて入力される他の前記各種文字・前記記号よりも、前記中段の領域に寄って配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案によれば、左右対応の各種文字・記号は、キートップ3a〜3lにおける上段または下段の領域において異なる方向にフリック操作されて入力される他の各種文字・記号よりも、キートップ3a〜3lにおける中段の領域に寄って配置されているので、左右対応の各種文字・記号を入力する時に、フリック操作の方向を直感的に理解しやすくなる。
請求項4に記載の考案は、例えば図1,図8等に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載のキー入力装置において、
前記タッチパネル式表示部2には、前記テンキー3が表示されたエリアの左右両側に前記テンキー3と並んで、前記テンキー3による前記各種文字・前記記号の入力を補助する機能を実行するための複数のキートップ4a〜4hを備えた機能キーエリア4が配置されており、
前記機能キーエリア4に向かってフリック操作が行われて前記各種文字・前記記号が入力される場合のために、前記機能キーエリア4上で、かつ前記機能キーエリア4を越えない範囲で前記3段階のフリック操作が可能に設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の考案によれば、機能キーエリア4に向かってフリック操作が行われて各種文字・記号が入力される場合のために、機能キーエリア4上で、かつ機能キーエリア4を越えない範囲で3段階のフリック操作が可能に設定されているので、テンキー3の側端部に位置するキートップ3a,3d,3e,3k,3c,3f,3i,3lに割り当てられた各種文字・記号に3段階のフリック操作が必要なものがあった場合でも、当該各種文字・記号の入力操作を確実に行うことができる。
請求項5に記載の考案は、請求項4に記載のキー入力装置において、
前記判定手段9は、前記機能キーエリア4における複数のキートップ4a〜4h上のタップ操作およびフリック操作を認識可能に設定されており、
前記機能キーエリア4における前記複数のキートップ4a〜4hには、前記テンキー3の操作によって入力された前記文字・前記記号からなる文字列を左側および右側に一括消去するための機能を有するキートップ4fが含まれ、
当該一括消去用の前記キートップ4fにおける前記文字列を左側に一括消去するための機能には、左側へのフリック操作が割り当てられ、前記文字列を右側に一括消去するための機能には、右側へのフリック操作が割り当てられていることを特徴とする。
請求項5に記載の考案によれば、文字列を左側に一括消去するための機能には、左側へのフリック操作が割り当てられ、文字列を右側に一括消去するための機能には、右側へのフリック操作が割り当てられているので、文字列を消去する場合に、例えば一文字ずつ消去するよりも手間なく、しかも簡単な操作で一括消去できることになる。そのため、文字等の入力時における補助機能として、文字等の入力時における操作性の向上に貢献することができる。
請求項6に記載の考案は、例えば図9,図10に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載のキー入力装置において、
熟語を構成する音読み漢字の語尾の規則性に基づいて、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が、前記テンキー3を構成するキートップ3a〜3lの縁部に割り当てられて、前記音読み漢字の語頭を表す仮名と組み合わせて入力可能となっていることを特徴とする。
請求項6に記載の考案によれば、熟語を構成する音読み漢字の語尾の規則性に基づいて、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が、テンキー3を構成するキートップ3a〜3lの縁部に割り当てられて、音読み漢字の語頭を表す仮名と組み合わせて入力可能となっているので、熟語を構成する音読み漢字の語頭の位置から始めて語尾の位置で終わる入力操作を行うことで、音読み漢字の入力を素早く容易に行うことができる。
本考案によれば、各種文字・数字・記号の入力時における操作性を向上できるので、スマートフォンやタブレットPC等の携帯型の情報端末が使いやすくなる。
キー入力装置を備えた携帯機器を示す正面図である。 (a)タッチパネル式表示部に表示されるテンキーおよび機能キーの操作方法を示し、(b)は縦横斜め8方向に対応する仮想的な8個の区画を示す図である。 入力操作時に表示される吹き出し表示部の表示例を示す図である。 テンキーの操作と入力される文字や数字、記号との対応を示す表である。 タップ操作および各種の左方向へのフリック操作時に入力される文字や数字、記号との対応を示す表である。 キー入力システムを説明する図である。 キー入力システムを説明する図である。 キー入力システムを説明する図である。 速記入力モード移行後に追加される、使用頻度の高い語尾を表す仮名の配置例を示す図である。 速記入力モードによる熟語の入力例を示す図である。 キートップに表示される各種文字の配列に係る変形例を示す図である。 キートップに表示されるアルファベットの配列に係る変形例を示す図である。 テンキーの変形例を示す図である。 キートップに表示される各種文字の配列に係る変形例を示す図である。 キートップに表示される各種文字の配列に係る変形例を示す図である。 キー入力装置の付属品として用いられるリモコンの例を示す図である。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本考案を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1は本考案に係るキー入力装置を備えたスマートフォンを示している。図1において符号1は、スマートフォンの筐体を示す。この筐体1の正面に、矩形状のタッチパネル式表示部2が設けられている。
なお、キー入力装置が搭載されるものはスマートフォンだけに限られるものではなく、タブレット端末等の携帯機器や、電子辞書、パソコンを始めとする各種電子機器に搭載されてもよい。
キー入力装置は、図示はしないが、スマートフォンが備える制御部や記憶部、タッチパネル式表示部2を利用して機能するものである。換言すれば、制御部や記憶部、タッチパネル式表示部2は、キー入力装置における機能以外に、スマートフォンのための機能を有する。
また、スマートフォンが備える記憶部には、例えば登録文字情報(入力・表示可能な各種文字や記号の情報)や後述する対応表7,8等のような、文字入力に必要なプログラムやデータが記憶されている。
タッチパネル式表示部2は、入力手段および表示手段であり、ユーザの指やタッチペンの動きを検出したり、様々な画面や項目を表示したりできる。また、接触したユーザの指等の動きを検知する検知手段2cを有する。
なお、キー入力装置による文字や記号の入力は、スマートフォンにおける制御部や記憶部、タッチパネル式表示部2(検知手段2c)等を組み合わせることによって構成された判定手段9(第一判定手段9a、第二判定手段9b、第三判定手段9c)の判定に基づいて行われる。
本実施の形態のキー入力装置は、図1に示すように、タッチパネル式表示部2に、テンキー3と、このテンキー3に割り当てられた文字や記号を表示するためのものである。また、タッチパネル式表示部2には、テンキー3と並んで機能キー4も表示される。
なお、キー入力装置によって文字を入力する際は、例えばメール作成画面やブラウザの検索窓のように、文字が入力される対象となる文字入力欄2aも、タッチパネル式表示部2に表示される。また、文字入力欄2aには、次に入力される文字がどこに追加されるかを示すカーソル(キャレットともいう)が表示される。
テンキー3および機能キー4は、タッチパネル式表示部2に対して、文字入力が必要な時に自動的に表示されるか、文字入力欄2aをタップすることで表示される。
文字入力欄2aは、図示例に限定されるものではなく、適宜変更可能である。すなわち、文字入力欄2aとは、入力された各種文字・記号等のデータが表示される出力手段である。
テンキー3は、縦3行・横4列に並ぶ複数のキートップ3a〜3lを備える。これら複数のキートップ3a〜3lには、[0]から[9]の数字が割り当てられた10個のキートップ3a〜3jが含まれている。また、これら10個のキートップ3a〜3jとは異なる他のキートップ3k,3lも含まれている。
機能キー4は、テンキー3の左右両側のそれぞれに並んで配置されており、テンキー3による文字入力を補助する機能を実行するための複数のキートップ4a〜4hを備える。
テンキー3における10個のキートップ3a〜3jのそれぞれには、数字の他に、さらに、[あ行]から[わ行]の五十音を含む仮名と、アルファベットまたは記号が割り当てられている。
そして、数字はタップ操作によって入力可能とされ、仮名と、アルファベットまたは記号は、縦横斜めの8方向にフリック操作によって入力可能とされている。
また、数字は、キートップ3a〜3j上の中央付近に配列されており、仮名と、アルファベットまたは記号は、キートップ3a〜3j上において縦横斜めの8方向に対応して配列されている。
なお、仮名は、キートップ上には清音の大文字で表記され、入力時にも清音大文字で入力が行われる。濁音文字、半濁音文字、小文字での入力は、後述するように、通常のフリック操作よりも距離の長いフリック操作を行うことで可能となっている。
また、アルファベットは、キートップ上には大文字で表記されているが、入力時には小文字で入力が行われる。大文字での入力は、後述するように、通常のフリック操作よりも距離の長いフリック操作を行うことで可能となっている。
より詳細に説明すると、12個のキートップ3a〜3lのうち、テンキー3の最上列に位置する第一列の3個のキートップ3a,3b,3cには、左から順番に、[1][2][3]の数字が割り当てられている。
また、第一列の下に位置する第二列の3個のキートップ3d,3e,3fには、左から順番に、[4][5][6]の数字が割り当てられている。
また、第二列の下に位置する第三列の3個のキートップ3g,3h,3iには、左から順番に、[7][8][9]の数字が割り当てられている。
また、第三列の下に位置する第四列における中央の1個のキートップ3jには、[0]の数字が割り当てられている。
さらに、12個のキートップ3a〜3lのうち、数字が割り当てられた10個のキートップ3a〜3jには、図2(b)に示すように、縦横斜め8方向に対応して、仮名と、アルファベットまたは記号とが割り当てられる8個の区画D1〜D8が仮想的に設定されている。そして、当該8個の区画D1〜D8の方向にフリック操作を行うことによって仮名と、アルファベットまたは記号が入力可能となっている。キートップ3k,3lでは記号が入力可能となっている。
8個の区画D1〜D8は、フリック操作の左方向に対応する第一区画D1と、斜め左上方向に対応する第二区画D2と、上方向に対応する第三区画D3と、斜め右上方向に対応する第四区画D4と、右方向に対応する第五区画D5と、斜め左下方向に対応する第六区画D6と、下方向に対応する第七区画D7と、斜め右下方向に対応する第八区画D8と、からなる。
なお、これら8個の区画D1〜D8で囲まれた区画は中心区画Cと称する。この中心区画Cには、キートップ3a〜3jでは数字が対応し、キートップ3k,3lでは記号が対応する。また、中心区画Cに対応する数字や記号はタップ操作によって操作が可能となっている。
そして、数字の[1]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3aには、仮名の[あ行]が、[あいうえお]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられ、残る3個の区画D6〜D8には、記号である[@#&]が順に割り当てられている。
数字の[2]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3bには、仮名の[か行]が、[かきくけこ]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられ、残る3個の区画D6〜D8には、アルファベットである[ABC]が順に割り当てられている。
数字の[3]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3cには、仮名の[さ行]が、[さしすせそ]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられ、残る3個の区画D6〜D8には、アルファベットである[DEF]が順に割り当てられている。
数字の[4]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3dには、仮名の[た行]が、[たちつてと]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられ、残る3個の区画D6〜D8には、アルファベットである[GHI]が順に割り当てられている。
数字の[5]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3eには、仮名の[な行]が、[なにぬねの]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられ、残る3個の区画D6〜D8には、アルファベットである[JKL]が順に割り当てられている。
数字の[6]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3fには、仮名の[は行]が、[はひふへほ]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられ、残る3個の区画D6〜D8には、アルファベットである[MNO]が順に割り当てられている。
数字の[7]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3gには、仮名の[ま行]が、[まみむめも]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられ、残る3個の区画D6〜D8には、アルファベットである[PQR]が順に割り当てられている。
数字の[8]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3hには、仮名の[や行]が、[やゆよ]の順に、第二区画D2から第四区画D4まで、または第六区画D6から第八区画D8まで割り当てられている。
また、残る5個の区画D1,D6〜D8,D5には、アルファベットである[STUVW]が順に割り当てられている。
数字の[9]が中心区画Cに割り当てられたキートップ3iには、仮名の[ら行]が、[らりるれろ]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられ、残る3個の区画D6〜D8には、アルファベットである[XYZ]が順に割り当てられている。
数字の[0]が割り当てられたキートップ3jには、仮名の[わ行]と撥音・促音・長音符が、[わをんっー]の順に、第一区画D1から第五区画D5まで割り当てられており、残る3個の区画D6〜D8には、記号である[*+=]が順に割り当てられている。
他のキートップ3k,3lには、キートップ3aに割り当てられた記号とは異なる他の記号が割り当てられている。
すなわち、他のキートップ3kには、速記入力モードへ移行するためや、他の機能を使用するためのボタンを示す[◎]マークと、使用頻度の高い記号が割り当てられている。
また、他のキートップ3lには、テンキー3に表示されないその他の記号と、絵文字や顔文字の変換リストを表示するためのボタンを示す[☆]マークと、使用頻度の高い記号が割り当てられている。
他のキートップ3k,3lにおける使用頻度の高い記号は、キートップ3k,3l上において縦横斜めの8方向のフリック操作に対応して配列されている。
なお、キートップ3kに表示される使用頻度の高い記号として、複数種類の括弧が挙げられている。括弧は、括弧開き(始め括弧ともいう)と括弧閉じ(終わり括弧ともいう)とがセットで使用される場合が多いので、後述するように、フリック操作の距離に応じて、括弧開きと括弧閉じが入力できるようになっている。
また、キートップ3kに表示された記号「¥」の場合は、フリック操作の距離に応じて記号「$」を入力できる。
さらに、キートップ3lに表示される使用頻度の高い記号として、「:」が挙げられている。そして、フリック操作の距離に応じて記号「;」を入力できる。
数字が割り当てられた10個のキートップ3a〜3jおよび他のキートップ3k,3lは、仮想的に、上段・中段・下段の3つの領域に分けられ、区割りされているものとする。
本実施の形態においては、10個のキートップ3a〜3jのそれぞれの上段・中段・下段のうち、中段の中央に数字が表示されている。2個の他のキートップ3k,3lにおける中段の中央のそれぞれには、[◎]マークと[☆]マークとが表示されている。
また、10個のキートップ3a〜3jのそれぞれの上段には、上述の仮名が表示されている。他のキートップ3k,3lのそれぞれの上段には、使用頻度の高い記号が表示されている。
また、1個のキートップ3aの下段には、上述の記号[@#&]が表示されている。9個のキートップ3b〜3jのそれぞれの下段には、上述のアルファベットが表示されている。他のキートップ3k,3lのそれぞれの下段には、使用頻度の高い記号が表示されている。
各キートップ3a〜3lにおける上段または下段の領域には、左右方向にフリック操作されることで入力される左右対応の各種文字・記号が含まれている。
すなわち、キートップ3a〜3g,3iにおける上段の領域には、左右対応の文字として仮名が表示されている。キートップ3hにおける下段の領域には、左右対応の文字としてアルファベットが表示されている。キートップ3jにおける上段の領域には、左右対応の文字・記号として仮名[わ]と長音符が表示されている。他のキートップ3k,3lにおける上段の領域には、左右対応の記号が表示されている。
そして、以上のような各キートップ3a〜3lにおける左右対応の各種文字・記号は、それぞれの上段または下段の領域において異なる方向にフリック操作されて入力される他の各種文字・記号よりも、中段の領域に寄って配置されている。
キートップ3aを例に挙げて説明すると、上段の領域に表示された仮名のうち、左右対応の文字である[あ]と[お]は、異なる方向にフリック操作されて入力される[い][う][え]よりも、中段の領域に寄って(下寄りに)配置されている。
また、キートップ3hを例に挙げて説明すると、下段の領域に表示されたアルファベットのうち、左右対応の文字である[S]と[W]は、異なる方向にフリック操作されて入力される[T][U][V]よりも、中段の領域に寄って(上寄りに)配置されている。
以上のようなキートップ3a〜3lに表示された文字や記号を入力する際は、図2(a)に示すような操作を行う。図1におけるテンキー3の表示と、図2(a)に示す「・」および「矢印」とが対応関係にある。
また、図2(a)に示す「・」と、図2(b)に示す中央区画Cとが対応関係にあり、図2(a)に示す各方向の「矢印」と、図2(b)の8個の区画D1〜D8とが対応関係にある。
つまり、例えば、数字の[1]を入力する際は「・」で示すようなタップ操作を行う。また、仮名(ひらがな)または記号(@♯&)を入力する際は、対応する矢印の方向(区画D1〜D8の方向)にフリック操作を行う。例えば「あ」を入力する際は「←」で示すように左方向(第一区画D1のある方向)にフリック操作を行う。「♯」を入力する際は「↓」で示すように下方向(第七区画D7のある方向)にフリック操作を行う。
キートップ3a以外の、他のキートップ3b〜3lも同様に操作して文字入力を行うことができる。
例えば、数字の[5]を入力する際はキートップ3eをタップ操作し、平仮名の[も]を入力する際はキートップ3gを、図2(a)において「→」で示すように右方向(第五区画D5)にフリック操作を行う。
また、アルファベットの[d]を入力する際はキートップ3cを、図2(a)において矢印で示すように左斜め下方向(第六区画D6)にフリック操作を行う。
また、記号の「/」を入力する際はキートップ3lを、図2(a)において矢印で示すように右斜め上方向(第四区画D4)にフリック操作を行う。
なお、数字の[8]が割り当てられたキートップ3hの場合、「や」「ゆ」「よ」と仮名が3つであり、「S」「T」「U」「V」「W」とアルファベットが5つである。そのため、左方向(第一区画D1のある方向)および右方向(第五区画D5のある方向)のフリック操作が、他のキートップとは異なり、アルファベット入力に設定されている。
また、数字の[0]が割り当てられたキートップ3jの場合、「わ」「を」の2つの仮名と、「ん」の撥音と、「っ」の促音と、「ー」の長音符とが表示されている。すなわち、撥音、促音および長音符も仮名の類として表示されている。
以上のようなキートップ3a〜3lの操作において、縦横斜めの8方向とは、図1に示すテンキー3の配置例を挙げて説明すると、数字を中心として、上下の方向、左右の方向、斜め左上の方向、斜め右上の方向、斜め左下の方向、斜め右下の方向を指している。
換言すれば、一つ一つのキートップ3a〜3lに設定された第一区画D1から第八区画D8の方向にフリック操作を行うことで文字入力が可能となっている。
このような文字入力に係る操作方法は、図4に示す対応表7に記載の通りである。この対応表7は、後述するがデータベース化されて、スマートフォンの記憶部に予め記憶されている。
また、タッチパネル式表示部2には、図1〜図3等に示すように、テンキー3が表示されたエリアの左右両側にテンキー3と並んで、テンキー3による各種文字・記号の入力を補助する機能を実行するための複数のキートップ4a〜4hを備えた機能キーエリア(機能キー4)が配置されている。
機能キー4は、テンキー3の左側と右側に、それぞれ4つのキートップ4a〜4d,4e〜4hを備えた状態で配置されている。
なお、以下で説明する機能キー4の各キートップ4a〜4h上に表示されるデザイン・記号・文字はあくまで一例であり、他のデザイン等を採用してもよい。
キートップ4aは、[A/A]と表示され、数字やアルファベットまたは記号を入力する際に、タップ操作されることで、全角と半角を切り替えることができる。
また、入力中の、変換前の文字列の全角と半角を切り替える際に使用できるものとしてもよい。
キートップ4bは、[←↑↓→]すなわち縦横十字方向に矢印が表示され、上下左右(縦横)にフリックして、カーソルの位置を移動する際に使用されるものである。
文字入力欄2aが、図1に示すような改行のできないものであれば、上下方向矢印のカーソルは使用できないが、改行のできる(複数の行を形成できる)文字入力欄の場合は、上下方向矢印のカーソルが使用できる。
キートップ4cは、[Mouse]と表示され、当該キートップ4cをタップ操作すれば、テンキー3の画面上をパッドとして利用することができる。これによって、例えば手書きによる文字入力が可能となる。
キートップ4dは、[設定]と表示され、各種の設定変更時に使用される。例えば、単語登録や、後述するローマ字短縮入力の設定、他のキートップ3kにおける機能の設定変更等を行うことができる。
キートップ4eは、[<×>(黒塗り横向き三角形)]と表示され、左か右にフリックして、カーソルの左か右の“1字”を削除する際に使用されるものである。
すなわち、左向きの黒塗り三角形[<]は、パソコン等で使用される「Backspace」の機能に相当し、右向きの黒塗り三角形[>]は、「Delete」に相当する。
キートップ4fは、[←×→]と表示され、左か右にフリックして、カーソルの左か右の“1行”を一括消去する際に使用されるものである。より詳細には、このキートップ4fは、テンキーの操作によって入力された文字・記号からなる文字列を左側および右側に一括消去するための機能を有するものである。そして、文字列を左側に一括消去するための機能には、左側へのフリック操作(短距離)が割り当てられ、文字列を右側に一括消去するための機能には、右側へのフリック操作(短距離)が割り当てられている。
キートップ4gは、[変換]と「空白を表す記号」とが表示され、文字と文字との間や、文字と記号との間に空白(スペース)を入力する際、および、数字や仮名、アルファベットを変換する際に使用されるものである。仮名の場合は、平仮名をカタカナに変換したり、漢字に変換したりすることができる。図示はしないが、テンキー3の上側などに変換リストを表示してもよい。すなわち、パソコン等で使用される「スペースキー」に相当する。
キートップ4hは、[改行を表す記号]が表示され、文章作成中に、前の行から次の行へと改行される際や、文字の変換を確定させる際に使用されるものである。すなわち、パソコン等で使用される「Enterキー」に相当する。
また、図3,図5に示すように、仮名の清音文字・濁音文字・半濁音文字の切り替えと、仮名の大文字・小文字の切り替えと、アルファベットの大文字・小文字の切り替えと、がキートップ3a〜3j上でフリック操作によって行われる。
すなわち、各種文字および記号は、キートップ3a〜3jにおける縦横斜め8方向のフリック操作およびその距離が判定手段9によって認識・判定されることで入力可能とされている(図6〜図8参照)。
一方向(例えば左方向、図5参照)におけるフリック操作の距離は、判定手段9によって、短距離・中距離(ロングフリック)・長距離(長ロングフリック)の3段階に判定可能とされ、かつ、その距離の段階に応じて、異なる各種文字および記号が入力可能とされている。
なお、数字は、キートップ3a〜3jにおけるタップ操作が判定手段9によって認識・判定されることで入力可能とされている。
より詳細に説明すると、各種文字が仮名の場合には、図5に示すように、清音大文字が短距離のフリック操作に割り当てられている。また、清音大文字に対応した濁音文字または小文字が中距離のフリック操作に割り当てられている。さらに、清音大文字に対応した半濁音文字が長距離のフリック操作に割り当てられている。
また、各種文字がアルファベットの場合には、小文字が短距離のフリック操作に割り当てられ、大文字が中距離または長距離のフリック操作に割り当てられている。
また、記号の場合には、使用頻度の高い記号が短距離のフリック操作に割り当てられ、使用頻度の高い記号と関連性の高い記号が中距離または長距離のフリック操作に割り当てられている。
キートップ3fの場合を例に挙げると、まず、タップ操作によって数字の「6」が入力可能である。
そして、左方向へのフリック操作に対応した清音大文字である「は」が、通常のフリック長さである短距離のフリック操作によって入力可能となっている。
濁音文字である「ば」は、短距離のフリック操作よりも長いフリック長さに設定された中距離のフリック操作によって入力可能である。
半濁音文字である「ぱ」は、中距離のフリック操作よりも長いフリック長さに設定された長距離のフリック操作によって入力可能である。
すなわち、キートップ3fの場合は、清音大文字が「は」であるため、清音大文字と濁音文字と半濁音文字の3段階でのフリック操作が行われる。
キートップ3aの場合を例に挙げると、まず、タップ操作によって数字の「1」が入力可能である。
そして、左方向へのフリック操作に対応した清音大文字である「あ」が、通常のフリック長さである短距離のフリック操作によって入力可能となっている。
清音の小文字である「ぁ」は、短距離のフリック操作よりも長いフリック長さに設定された中距離のフリック操作によって入力可能である。
すなわち、キートップ3aの場合は、濁音・半濁音が存在しないため、清音大文字と清音小文字の2段階でのフリック操作が行われる。
キートップ3bの場合を例に挙げると、まず、タップ操作によって数字の「2」が入力可能である。
そして、左方向へのフリック操作に対応した清音大文字である「か」が、通常のフリック長さである短距離のフリック操作によって入力可能となっている。
濁音文字である「が」は、短距離のフリック操作よりも長いフリック長さに設定された中距離のフリック操作によって入力可能である。
すなわち、キートップ3bの場合は、濁音は存在するが、半濁音・小文字が存在しないため、清音大文字と濁音文字の2段階でのフリック操作が行われる。
キートップ3hの場合を例に挙げると、まず、タップ操作によって数字の「8」が入力可能である。
そして、左方向へのフリック操作に対応したアルファベットである「S」が、通常のフリック長さである短距離のフリック操作によって、小文字「s」で入力される。
大文字である「S」は、短距離のフリック操作よりも長いフリック長さに設定された中距離のフリック操作によって入力可能である。
すなわち、キートップ3bの場合は、左方向へのフリック操作がアルファベットであるため、小文字と大文字の2段階でのフリック操作が行われる。
キートップ3kの場合を例に挙げると、まず、タップ操作によって記号の「◎」が押され、速記入力モードへ移行することになる。
そして、左方向へのフリック操作に対応した、使用頻度の高い記号である「<」が、通常のフリック長さである短距離のフリック操作によって入力される。
記号「<」と関連性の高い記号「>」は、短距離のフリック操作よりも長いフリック長さに設定された中距離のフリック操作によって入力可能である。
すなわち、キートップ3kの場合は、左方向へのフリック操作が記号であるため、使用頻度の高い記号「<」と、この記号との関連性の高い記号「>」の2段階でのフリック操作が行われる。
なお、以上で挙げた各種文字・記号の例の多くが2段階のフリック操作で入力可能となっている。一方、3段階のフリック操作で入力可能なものは、本実施形態においてはキートップ3fのみである。
そのため、2段階のフリック操作に設定されたキートップの場合は、短距離のフリック操作と、長距離のフリック操作のそれぞれに各種文字・記号を割り当てることにより、2段階のフリック操作での入力が可能とされていてもよい。より詳細には、2段階のフリック操作で文字入力する場合に、1段階目の文字の場合は短距離のフリック操作で入力を行い、2段階目の文字の場合は、中距離のフリック操作で入力を行ってもよいし、長距離のフリック操作で入力を行ってもよい。いずれの場合であっても結果的に、2段階のフリック操作によって2つの文字を入力することができる。
また、図1に示すように、機能キー4は、タッチパネル式表示部2の幅方向両端部に位置しているため、機能キーエリアよりも外側の部分に指やタッチペンが接触しても、文字等の入力を行うことができない。
そのため、機能キーエリアに向かってフリック操作が行われて各種文字・記号が入力される場合のために、機能キーエリア上で、かつ機能キーエリアを越えない範囲で3段階のフリック操作が可能に設定されている。
より具体的に説明すると、図8に示すように、機能キーエリアが視認できない境界線によって3つのエリア(第一判定エリア11a、第二判定エリア11b、第三判定エリア11c)に区分けされている。
キートップ3fを例示して説明すると、フリック操作時に指等が、機能キーエリアにおける第一判定エリア11aに入った際に、清音大文字である「ほ」が入力可能になり、第二判定エリア11bに入った際に、濁音文字である「ぼ」が入力可能になり、第三判定エリア11cに入った際に、半濁音文字である「ぽ」が入力可能になる。
以上のような文字入力に係る操作方法は、図5に示す対応表8に記載の通りである。この対応表8は、後述するがデータベース化されて、スマートフォンの記憶部に予め記憶されている。
また、図5に示す対応表8は、各キートップ3a〜3lにおける左方向へのフリック操作を説明するものであり、図示はしないが、他の方向へのフリック操作を説明する対応表も、データベース化されて記憶部に記憶されているものとする。
図3,図7,図8に示すように、上述のような12個の各キートップ3a〜3lにおける、短距離・中距離・長距離の最大3段階のフリック操作時には、入力中の各種文字・記号が吹き出し表示される吹き出し表示部2bが、テンキー3上またはテンキー3の周囲に表示される。
この吹き出し表示部2bは、指やタッチペンがタッチパネル式表示部2に接触している箇所から吹き出し表示されているようなデザインとなっている。
なお、文字入力中はユーザ自身の手や手首によってタッチパネル式表示部2の面方向下側が部分的に隠されてしまう場合があるため、さらには、ユーザの利き手が右の場合もあるし左の場合もある。そのため、吹き出し表示部2bは、タッチパネル式表示部2の面方向上側に向かって吹き出し表示される。
また、吹き出し表示部2bは、短距離・中距離・長距離の3段階の距離ごとに異なる色付けがなされている。異なる色付けがなされていれば、入力される文字や記号が短距離・中距離・長距離のいずれの段階であるかを視認できる。しかも、ユーザ自身が操作している最中に途中で色が切り替わるため、注視していなくても入力される文字や記号が短距離・中距離・長距離のいずれの段階であるかが判別できる。
なお、本実施形態において、短距離のフリック操作時における吹き出し表示部2bは青色に色付けされている。中距離のフリック操作時における吹き出し表示部2bは黄色に色付けされている。長距離のフリック操作時における吹き出し表示部2bは赤色に色付けされている。
本実施形態における吹き出し表示部2bの色付けは、青・黄・赤としたが、これに限られるものではない。また、単に青色(黄色・赤色)としたが、例えば水色(橙色・ピンク色)等のように、青色(黄色・赤色)に類する色を含んでいるものとする。
さらに、吹き出し表示部2bは透視性も高く設定されており、吹き出し表示部2bの裏側に表示されているキートップの文字等を視認できる。そのため、次に入力しようとする文字等が吹き出し表示部2bによって隠れないので、文字入力の妨げとならない。
なお、本実施形態において吹き出し表示部2bは縁取りされているが、縁取りされていなくてもよい。縁取りされていなければ、より透視性を高めることができるので好ましい。
以上のような操作を可能とするため、キー入力装置は、上述した判定手段9の他に、吹き出し表示手段10と、機能キーエリア検知判定手段11と、を備え、スマートフォンにおける制御部や記憶部、タッチパネル式表示部2(検知手段2c)等との連携によって機能するものである。
より詳細に説明すると、判定手段9は、スマートフォンの制御部と、スマートフォンの記憶部に記憶された対応表7,8と、タッチパネル式表示部2の検知手段2c等を組み合わせることによって構成されている。
判定手段9は、テンキー3の操作においてタップ操作を認識し、さらに、短距離のフリック操作を認識・判定するための第一判定手段9aと、中距離のフリック操作を認識・判定するための第二判定手段9bと、長距離のフリック操作を認識・判定するための第三判定手段9cと、を有する。さらに、この判定手段9は、機能キーエリアにおける各キートップ4a〜4hの操作において、タップ操作およびフリック操作を認識・判定するための図示しない第四判定手段を有するものとする(図2参照)。
吹き出し表示手段10は、判定手段9と連携して機能するものであり、フリック操作(距離)の判定結果に基づいて、タッチパネル式表示部2のうちの適切な位置に、適切な吹き出し表示部2bを表示することができる。
機能キーエリア検知判定手段11は、判定手段9と連携して機能するものであり、機能キーエリア上で、かつ機能キーエリアを越えない範囲に、短距離のフリック操作に対応する第一判定エリア11a、中距離のフリック操作に対応する第二判定エリア11b、長距離のフリック操作に対応する第三判定エリア11cを設定している。
図4,図5に示す対応表7,8は、テンキー3の操作と入力される文字や記号との対応を示している。すなわち、キートップ3aにおいて、タップ操作をすれば数字の[1]を入力することができ、左方向にフリック操作を行えば「あ」を入力することができる。さらに左方向にフリック操作を行えば小文字の「ぁ」を入力することができる。
上述のように、スマートフォンの記憶部には、このような対応表7,8をデータベース化したものが予め記憶されている。そして、判定手段9は、図6〜図8に示すように、タッチパネル式表示部2で検知したユーザの指等の動きを対応表7,8に基づいて判定し、その判定結果に基づいて文字入力欄2aに文字を出力することができる。
なお、図6に示されたキートップ3aには、説明の便宜上、指やタッチペンによる操作(タップを表す点「・」、8方向のフリックを表す矢印)が併せて表示されている。
以上のように構成されたキー入力装置は、テンキー3の少なくとも10個のキートップ3a〜3jが、数字・文字・アルファベットまたは記号をマルチ配列したものとして構成されており、入力文字の種別を変更する文字切り替えキーを使う必要がない。すなわち、文字の入力をワンタッチで行うことが可能なオールインワンのテンキー3を備えたものとして構成されている。
次に、キー入力装置に具備される速記入力モードについて説明する。なお、この速記入力モードには、上述のように、記号「◎」が表示されたキートップ3kをタップ操作することによって移行できる。
漢字の音読みは、中国語の発音に基づくものであるが、日本語には四声(中国語の声調を、中古漢語の調類に基づいて4種類に分類したもの:平声、上声、去声、入声)がない。そのため、音読みをする漢字熟語には、同じ発音であって意味の異なる同音語(同音異義語)が多い。
このような音読み漢字を組み合わせてなる熟語の場合、以下のパターンA〜Fに示すように、当該熟語を構成する音読み漢字の語尾に規則性がある。
A.語尾が「〜い」、「〜う」の漢字
・該当(がい とう)
・成功(せい こう)
・合計(ごう けい)
B.語尾が「〜き」、「〜く」、「〜ち」、「〜つ」の漢字
・特別(とく べつ)
・的確(てき かく)
・吉日(きち じつ)
C.語尾が「〜ゃ」、「〜ゅ」、「〜ょ」の漢字
・車種(しゃ しゅ)
・著者(ちょ しゃ)
・御者(ぎょ しゃ)
D.語尾が「〜ゅう」、「〜ょう」の漢字
・潮流(ちょう りゅう)
・抽象(ちゅう しょう)
・郷愁(きょう しゅう)
E.語尾が「〜ん」、「〜っ」の漢字
・一般(いっ ぱん)
・完全(かん ぜん)
・月産(げっ さん)
F.その他(C+BorE)の漢字
・出色(しゅっ しょく)
・縮尺(しゅく しゃく)
・着順(ちゃく じゅん)
以上のように、ある程度の規則性が見られる場合、その規則性に基づいた文字入力ができれば効率が良くなり、速記入力が可能となる。
より詳細に説明すると、図9に示すように、熟語を構成する音読み漢字の語尾の規則性に基づいて、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が、テンキー3を構成するキートップ3a〜3lの縁部に割り当てられている。そして、図10に示すように、音読み漢字の語頭を表す仮名と組み合わせて入力可能となっている。
図9におけるマス目は、12個のキートップ3a〜3lを概略化したものであり、キートップ3a,3b,3d,3h,3i,3jの上縁部に、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が割り当てられている。図9では、説明の便宜上、割り当てられた箇所に「●」が表されている。
キートップ3iを除く各キートップ3a,3b,3d,3h,3jの場合は、これら各キートップに表示される仮名(キートップ3aの場合は[あいうえお])のフリック操作の方向に、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が割り当てられている。
すなわち、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名「〜い」の場合は、この仮名「〜1」が、キートップ3aに表示された仮名「い」を入力する際にフリックする方向に配置されている。換言すれば、キートップ3aの第二区画D2のある方向に、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名「〜い」が割り当てられている。
熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名「〜い」だけでなく、他の語尾を表す仮名「〜う」、「〜う」、「〜き」、「〜く」、「〜ち」、「〜つ」、「〜ゃ」、「〜ゅ」、「〜ょ」、「〜ん」、「〜っ」も同様に割り当てられている。
キートップ3iの場合は、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が、「〜ゅう」と、「〜ょう」である。すなわち、「ゅ」と「う」の組み合わせと、「ょ」と「う」の組み合わせであるが、キートップ3aの上縁部にも、キートップ3hの上縁部にも空きがないため、語尾を表す仮名「〜ゅう」、「〜ょう」は、キートップ3iに割り当てられている。
このような速記入力モードによる文字の入力は、音読み漢字の語頭を表す仮名と組み合わせて行われるものであり、図10に示す通りである。
すなわち、例えば、熟語の「該当(がい とう)」を入力する際は、図10(a)に示すように、キートップ3bの左方向へのフリック操作を中距離で行って指等がキートップ3aに達した後に、そのまま連続して、左斜め上方向に短距離のフリック操作を行う。これによって、「該(がい)」を入力することができる。
続いて、キートップ3dの右方向へのフリック操作を短距離で行った後に、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名「〜う」の位置まで指等を移動させる。これによって、「当(とう)」を入力することができる。
つまり、図10(a)に示す矢印通りに、テンキー3上で指等を移動させれば、熟語「該当(がい とう)」を素早く容易に入力することができる。
図10(b)〜図10(f)に示す他の例も同様に、各図に示す矢印通りに、テンキー3上で指等を移動させれば、熟語「特別(とく べつ)」、「車種(しゃ しゅ)」、「潮流(ちょう りゅう)」、「一般(いっ ぱん)」、「出色(しゅっ しょく)」を素早く容易に入力することができる。
その他に、より素早く容易に文字入力を行う方法として、ローマ字による短縮入力を行うことが望ましい。
すなわち、キー入力装置は、入力モードを切り替えずにアルファベット入力ができるため、ローマ字で単語・文章等の登録を行っておけば、その特徴を活かして容易に文字入力を行うことができる。
以下にその例を挙げる。なお、左が入力されるアルファベット(ローマ字)であり、右が表示される語である。
A.KY語・・・日本語の文章を略して各単語の先頭のアルファベットや数字を組み合わせた略語群を指す。
・ky → 空気読めない
・ym → やる気まんまん
・wh → 話題変更
B.カタカナ語・・・カタカナ表記で音写した外来語を指す語。
・int → インターナショナル
・tek → テクノロジー
・sup → スペシャリスト
C.常用語
・ari → ありがとうございます。
・gob → ご無沙汰しています。
・ose → お世話になっています。
以上のような速記入力モードやローマ字短縮入力を駆使して文字入力を行えば、素早く容易に文章作成を行うことができる。
本実施の形態によれば、テンキー3における12個のキートップ3a〜3lのそれぞれに各種文字・数字・記号が割り当てられ、数字はタップ操作により入力可能で、各種文字および記号はフリック操作により入力可能であるため、従来のように「かな」「英語」「数字」の三つの入力モードを切り替えることなく、各種文字・数字・記号の入力を行うことができる。これによって、文章入力のリズムが乱れることがない。
短距離・中距離・長距離におけるフリック操作時に、入力中の各種文字・記号が吹き出し表示される吹き出し表示部2bが、テンキー3上またはテンキー3の周囲に表示されるので、入力される文字や記号が何であるかを視認しながら入力操作を行うことができる。これによって、キートップ3a〜3lに割り当てられた全ての文字・数字・記号が“見える化”されることになり、容易に入力操作を行うことができる。
各種文字および記号は、キートップ3a〜3lにおける縦横斜め8方向のフリック操作およびその距離が判定手段9によって認識・判定されることで入力可能とされているので、文字入力のほとんどがフリック操作による入力で済むことになる。これによって、文字等の入力時にタップ操作とフリック操作とが混用されることが少なくなり、容易に入力操作を行うことができる。
各種文字が仮名の場合には、清音大文字が短距離のフリック操作に割り当てられ、清音大文字に対応した濁音文字または小文字が中距離または長距離のフリック操作に割り当てられ、清音大文字に対応した半濁音文字が長距離のフリック操作に割り当てられており、各種文字がアルファベットの場合には、小文字が短距離のフリック操作に割り当てられ、大文字が中距離または長距離のフリック操作に割り当てられているので、中距離または長距離のフリック操作を行うだけで、濁音文字や半濁音文字、小文字、大文字の入力を行うことができる。これによって、濁音文字や半濁音文字、小文字、大文字を、複数のキーを介して入力する必要がなくなり、濁音文字や半濁音文字、小文字、大文字の入力が容易になる。
記号の場合には、使用頻度の高い記号が短距離のフリック操作に割り当てられ、使用頻度の高い記号と関連性の高い記号が中距離または長距離のフリック操作に割り当てられているので、使用頻度の高い記号がキートップ3a,3j,3k,3lに割り当てられていれば、従来のように「かな」「英語」「数字」の三つの入力モードを切り替えることなく、目当ての記号を探すことができる。これによって、記号の入力が容易になる。
以上のようなキー入力装置によれば、各種文字・数字・記号の入力時における操作性を向上できるので、スマートフォンやタブレットPC等の携帯型の情報端末が使いやすくなる。
また、吹き出し表示部2bは、3段階の距離ごとに異なる色付けがなされているので、入力される文字や記号が短距離・中距離・長距離のいずれの段階であるかを視認しながら入力操作を行うことができる。
また、左右対応の各種文字・記号は、キートップ3a〜3lにおける上段または下段の領域において異なる方向にフリック操作されて入力される他の各種文字・記号よりも、キートップ3a〜3lにおける中段の領域に寄って配置されているので、左右対応の各種文字・記号を入力する時に、フリック操作の方向を直感的に理解しやすくなる。
また、機能キーエリア4に向かってフリック操作が行われて各種文字・記号が入力される場合のために、機能キーエリア4上で、かつ機能キーエリア4を越えない範囲で3段階のフリック操作が可能に設定されているので、テンキー3の側端部に位置するキートップ3a,3d,3e,3k,3c,3f,3i,3lに割り当てられた各種文字・記号に3段階のフリック操作が必要なものがあった場合でも、当該各種文字・記号の入力操作を確実に行うことができる。
また、機能キーエリア4に設けられた一括消去用の前記キートップ4fにおける文字列を左側に一括消去するための機能には、左側へのフリック操作が割り当てられ、文字列を右側に一括消去するための機能には、右側へのフリック操作が割り当てられているので、文字列を消去する場合に、例えば一文字ずつ消去するよりも手間なく、しかも簡単な操作で一括消去できることになる。そのため、文字等の入力時における補助機能として、文字等の入力時における操作性の向上に貢献することができる。
また、熟語を構成する音読み漢字の語尾の規則性に基づいて、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が、テンキー3を構成するキートップ3a〜3lの縁部に割り当てられて、音読み漢字の語頭を表す仮名と組み合わせて入力可能となっているので、熟語を構成する音読み漢字の語頭の位置から始めて語尾の位置で終わる入力操作を行うことで、音読み漢字の入力を素早く容易に行うことができる。
〔変形例〕
なお、本考案を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
〔変形例1〕
図11に示すテンキー30は、上述したテンキー3の変形例であり、12個のキートップ3a〜3lに表示される仮名・記号の上下の配置が逆になっている。すなわち、仮名が、各キートップ3a〜3lの下段の領域に表示され、記号が、各キートップ3a〜3lの上段の領域に表示されている。
このようなテンキー30の場合は、上述のテンキー3とはフリック操作の方向が上下逆となる。例えば、キートップ3aの場合において、仮名「う」を入力する場合は、下方に向かってフリック操作を行う。
なお、吹き出し表示部2bは、上述の実施形態と同様に、上側に向かって吹き出し表示されるものとする。
また、速記入力モードでは、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が、キートップ3a,3b,3d,3h,3i,3jの下縁部に割り当てられる。
このようなテンキー30の場合も、上述の実施形態で説明したテンキー3と同様の使い勝手で文字入力を行うことができる。また、ユーザが適宜設定変更を行い、上述の実施形態で説明したテンキー3から本変形例のテンキー30に切り替えを行えるようにしてもよい。
〔変形例2〕
図12に示すテンキー31は、各キートップ3a〜3lにおける下段の領域に表示されるアルファベットが、QWERTY配列に基づいた配置となっている。
なお、ユーザが適宜設定変更を行い、上述の実施形態で説明したテンキー3から本変形例のテンキー31に切り替えを行えるようにしてもよい。これによって、QWERTY配列に慣れたユーザにとって使い勝手の良いものとなる。
〔変形例3〕
図13に示すテンキー32は、干支配列となっている。
すなわち、各キートップ3a〜3lにおける中段の領域には、「十二支」を表す漢字がそれぞれ表示されている。
また、上段の領域には「十二支」と組み合わせられる「十干」を表す漢字がそれぞれ表示されている。
また、下段の領域には「六曜」を表す漢字がそれぞれ表示されている。
なお、ユーザが適宜設定変更を行い、上述の実施形態で説明したテンキー3から本変形例のテンキー31に切り替えを行えるようにしてもよい。これによって、干支配列を入力したいユーザにとって使い勝手の良いものとなる。
〔変形例4〕
図14に示すテンキー33は、上述したテンキー3の変形例であり、10個のキートップ3a〜3jに表示される仮名が、これら各キートップ3a〜3jの上段と中段の領域とを利用して円弧状に配列されている。これは、図14の右側に示す「8方向フリックの方向」に対応するものである。
より具体的には、例えばキートップ3aを例に挙げて説明すると、上述したテンキー3と比べて、「あ」と「1」と「お」が中段の領域に配置され、「う」が上段の領域に配置され、「い」と「え」が、上段の領域における中段領域側に寄せて配置された状態となっている。
なお、「い」と「え」について、そのフリック操作は、判定手段9による認識・判定では上段の領域として行われるものとするが、キートップ3a上の表示自体は上段の領域と中段の領域に跨っていてもよい。
キートップ3hでは、「s」と「w」が中段の領域に配置されている。
また、12個のキートップ3a〜3lに表示されるアルファベットおよび記号は、「s」と「w」を除き、下段の領域に横一列で配置されている。さらに、アルファベットについては小文字の状態で表示されている。
キートップ3bを例に挙げて説明すると、アルファベット「a」、「b」、「c」は小文字で表示されており、横一列に並んで配置されている。そして、「a」は仮名「き」の下方に位置し、「b」は仮名「く」の下方に位置し、「c」は仮名「け」の下方に位置している。
このようなテンキー33の構成によれば、上述の実施形態で説明したテンキー3の場合よりも、仮名の表示がより8方向のフリック操作に対応したものとなるので、文字入力の際の使い勝手を向上させることが可能となる。換言すれば、ユーザが、各種文字を入力する時に、8方向のフリック操作の方向をより直感的に理解しやすくなる。
なお、ユーザが適宜設定変更を行い、上述の実施形態で説明したテンキー3から本変形例のテンキー33に切り替えを行えるようにしてもよい。
〔変形例5〕
図15に示すテンキー34は、上述したテンキー3(およびテンキー33)の変形例であり、10個のキートップ3a〜3jに表示される仮名とアルファベットがサークル状に配列されている。これは、図15の右側に示す「8方向フリックの方向」に対応するものである。
より具体的には、例えばキートップ3bを例に挙げて説明すると、「か」と「2」と「こ」が中段の領域に配置され、「く」が上段の領域に配置され、「き」と「け」が、上段の領域における中段領域側に寄せて配置された状態となっている。
また、「B」が下段の領域に配置され、「A」と「C」が下段の領域における中段領域側に寄せて配置された状態となっている。
なお、記号は、下段の領域において横一列に並んで配置されている。
このようなテンキー34の構成によれば、上述の実施形態で説明したテンキー3(およびテンキー33)の場合よりも、仮名の表示がより8方向のフリック操作に対応したものとなるので、文字入力の際の使い勝手を向上させることが可能となる。換言すれば、ユーザが、各種文字を入力する時に、8方向のフリック操作の方向をより一層、直感的に理解しやすくなる。
〔変形例6〕
上記の実施形態では、半濁音文字「ぱぴぷぺぽ」の入力時には長距離のフリック操作を行うものとしたが、本変形例では、異なる手法で半濁音文字を入力できる。
すなわち、本変形例においては、テンキー3における他のキートップ3kが、仮名「は行」の濁音文字を半濁音文字に変換する機能を有する。換言すれば、他のキートップ3kは、「は行」が表示されたキートップ3fと連動している。そして、他のキートップ3kは、キートップ3fを操作して文字入力を行う際において、文字入力欄2aに濁音文字が確定前の状態で入力された場合にのみ、その濁音文字を半濁音文字に変更表示させる機能が作動するように設定されている。
このような他のキートップ3kの機能によれば、キートップ3fを、8方向のうち下方側を除く5方向のいずれかに中距離のフリック操作を行った後に、キートップ3kをタップ操作することで半濁音文字を入力することが可能となっている。
例えば「ぱ」を入力する場合を例に挙げて説明すると、キートップ3fを左方向に中距離のフリック操作を行うことで、文字入力欄2aに一旦、濁音文字である「ば」を表示させる。続いて、キートップ3kをタップ操作する(「◎」マークを押す)。このような操作によって、文字入力欄2aに半濁音文字の「ぱ」を表示させることができる。この時さらに、機能キー4におけるキートップ4g[変換]をタップ操作することで、「派」や「羽」等の漢字やカタカナに変換することもできる。再度、キートップ3kをタップ操作する(「◎」マークを押す)ことで、濁音文字に戻すこともできる。
このような半濁音文字の入力については、機能キー4におけるキートップ4dの[設定]からユーザが適宜設定変更を行い、本変形例における他のキートップ3kの機能に切り替えを行えるようにしてもよい。
〔変形例7〕
図16に示すリモコン20は、携帯機器や各種電子機器とデータ通信可能に接続されており、各種機器の画面(例えばタッチパネル式表示部2)を見ながら、各種機器に搭載されたキー入力装置に対応して文字入力等の操作を遠隔で行うことができるものである。
本変形例におけるリモコン20は、本体板部21と、把持部22と、を備えており、図に示すように羽子板状(ラケット状)に形成されている。また、本体板部21には、複数の操作キー23a〜23l,24a〜24hを有する操作部21aが設けられている。
本体板部21は、把持部22に対して幅広に形成され、表面に、操作部21aが設けられている。内部には、図示はしないがCPU(Central Processing Unit)等からなる演算部や、各種データ・プログラムを記憶する記憶部、データ通信を可能とする通信部等、キー入力装置と連動して動作するために必要な物が納められている。
把持部22は、本体板部21に対して幅狭に形成され、ユーザの手Hによって、あたかも卓球のラケット(羽子板)のように把持しやすく形成されている。このように把持しやすいため、片手親指入力も容易に行うことができる。
なお、本体板部21と把持部22は一体形成されており、図示はしないが厚みも略等しく設定されている。
操作部21aは、テンキー対応部23と、機能キー対応部24と、を有する。この操作部21aには、例えばタッチパッドやタッチパネルのように、接触したユーザの指等の動きを検知できるものが採用される。
操作部21aにおけるテンキー対応部23は、キー入力装置におけるテンキー3に対応し、テンキー3と同じ操作で文字入力を行う機能を備える。
このテンキー対応部23は、縦3行・横4列に並ぶテンキー3における12個のキートップ3a〜3lに対応して、縦3行・横4列に並ぶ12個の操作キー23a〜23lを有するようにエリア分けされている。
例えば、テンキー対応部23の左上にエリア分けされた操作キー23aを操作することで、離れた場所にある各種機器におけるキー入力装置のキートップ3aを遠隔操作することができる。
より具体的には、テンキー対応部23における12個の操作キー23a〜23lには、縦横斜め8方向に対応して、仮名やアルファベット、記号等の各種文字が割り当てられる8個の区画D1〜D8が仮想的に設定されている。そして、当該8個の区画D1〜D8の方向にフリック操作を行うことによって仮名と、アルファベットまたは記号が入力可能となっている。また、フリック操作の距離は、短距離・中距離(ロングフリック)・長距離(長ロングフリック)の3段階に設定され、その距離の段階に応じて、異なる各種文字が入力可能とされている。さらに、タップ操作で、数字を入力することもできる。
そして、テンキー対応部23における12個の操作キー23a〜23lのうち、[0]から[9]の数字が対応して割り当てられた10個の操作キー23a〜23jでは、仮名と、アルファベットまたは記号が入力可能であり、他の操作キー23k,23lでは記号が入力可能となっている。
すなわち、キー入力装置の場合と同様の操作を、リモコン20の操作部21aで行うことによって、キー入力装置を備えた各種端末での文字入力が可能となっている。
操作部21aにおける機能キー対応部24は、キー入力装置における機能キー4に対応し、機能キー4と同じ操作で文字入力の補助を行う機能を備える。
この機能キー対応部24は、機能キー4における左右4個ずつのキートップ4a〜4hに対応して、テンキー対応部23の左右に4個ずつの操作キー24a〜24hを有するようにエリア分けされている。
例えば、右側列の機能キー対応部24の一番下にエリア分けされた操作キー24hを操作することで、離れた場所にある各種機器におけるキー入力装置のキートップ4hを遠隔操作することができる。
なお、テンキー対応部23および機能キー対応部24における各操作キー23a〜23l,24a〜24hには、キー入力装置とは異なり、文字表示が施されていない。敢えて文字表示を施さないことで、様々な機器に対応することができるとともに、将来的に文字配列が多様化した場合にも対応することができる。
文字表示を施さない代わりに、図示例のように、各操作部分の中央に指のガイド(指掛かり)となる凹凸を設けて、ブラインドタッチ等もできる程度に操作性を向上させる機能を持たせてもよい。
なお、各操作部分における凹凸(指掛かり)は、本変形例では円状であるが、これに限られない。また、この指掛かりは凹んでいてもよいし、突出していてもよい。また、各操作部分の境界に、エリアを明確にする突条(または凹溝)を形成してもよい。
また、本変形例におけるリモコン20は、ユーザの手Hに収まる程度の大きさに設定されており、スマートフォンやタブレットPC、ウォッチ型端末等と一緒に持ち歩くのに好適である。
また、いわゆるテンキーボード(テンキーを主体として構成された入力装置)と同様に卓上にて使用してもよい。
リモコン20を手に持って操作する場合には、図示例のように薬指および小指と、親指の付け根にある母指球とで把持部22を握り、人差し指および中指を本体板部21の背面に当てて支えとし、親指を動かすことにより操作部21aの操作を行う操作形態が好適である。ただし、これに限られるものではなく、個人の手の形状や大きさに応じて適宜変更してもよい。例えば、中指・薬指・小指と、母指球とで把持部22をより確実に握り、人差し指を本体板部21の背面に当てて、親指で操作を行ってもよい。
操作キー23fを親指で操作する場合を例に挙げると、まず、親指によるタップ操作によって数字の「6」が入力可能である。
そして、左方向へのフリック操作に対応した清音大文字である「は」は、通常のフリック長さである短距離の親指によるフリック操作によって入力可能となっている。
濁音文字である「ば」は、短距離のフリック操作よりも長いフリック長さに設定された中距離の親指によるフリック操作によって入力可能である。
半濁音文字である「ぱ」は、中距離のフリック操作よりも長いフリック長さに設定された長距離の親指によるフリック操作によって入力可能である。
すなわち、キートップ23fの場合は、清音大文字が「は」であるため、清音大文字と濁音文字と半濁音文字の3段階でのフリック操作が行われる。
以上のようなリモコン20を用いれば、携帯機器や各種電子機器等に搭載されたキー入力装置に対応して文字入力等の操作を遠隔で行うことができる。
特に、タブレットPCのように携帯機器等が片手親指入力に適さない大きさである場合において本変形例のリモコン20は好適である。反対に、テキスト入力に適さないウォッチ型端末のような小型端末の場合にも、リモコン20を使用して文字入力を行うことができるので好ましい。
1 筐体
2 タッチパネル式表示部
2a 文字入力欄
2b 吹き出し表示部
2c 検知手段
3 テンキー
3a〜3l キートップ
4 機能キー
4a〜4h キートップ
7 対応表
8 対応表
9 判定手段
9a 第一判定手段
9b 第二判定手段
9c 第三判定手段
10 吹き出し表示手段
11 機能キーエリア検知判定手段
11a 第一判定エリア
11b 第二判定エリア
11c 第三判定エリア
C 中心区画
D1 第一区画
D2 第二区画
D3 第三区画
D4 第四区画
D5 第五区画
D6 第六区画
D7 第七区画
D8 第八区画

Claims (6)

  1. タッチパネル式表示部に、少なくとも、
    3行4列・合計12個のキートップを備えたテンキーと、
    前記12個のキートップのそれぞれに割り当てられた各種文字・数字・記号と、を表示するためのキー入力装置において、
    ユーザによる前記12個のキートップ上のタップ操作およびフリック操作を認識するとともに、フリック操作時における方向および距離を判定する判定手段を備え、
    前記数字は、前記キートップのタップ操作が前記判定手段によって認識されることで入力可能とされ、
    前記各種文字および前記記号は、前記キートップにおける縦横斜め8方向のフリック操作およびその距離が前記判定手段によって認識・判定されることで入力可能とされており、
    一方向における前記フリック操作の距離は、前記判定手段によって、短距離・中距離・長距離の3段階に判定可能とされ、かつ、その距離の段階に応じて、異なる前記各種文字および前記記号が入力可能とされており、
    前記各種文字が仮名の場合には、清音大文字が前記短距離のフリック操作に割り当てられ、前記清音大文字に対応した濁音文字または小文字が前記中距離または前記長距離のフリック操作に割り当てられ、前記清音大文字に対応した半濁音文字が前記長距離のフリック操作に割り当てられ、
    前記各種文字がアルファベットの場合には、小文字が前記短距離のフリック操作に割り当てられ、大文字が前記中距離または前記長距離のフリック操作に割り当てられ、
    前記記号の場合には、使用頻度の高い記号が前記短距離のフリック操作に割り当てられ、前記使用頻度の高い記号と関連性の高い記号が前記中距離または前記長距離のフリック操作に割り当てられており、
    前記短距離・前記中距離・前記長距離におけるフリック操作時には、入力中の前記各種文字・前記記号が吹き出し表示される吹き出し表示部が、前記テンキー上または前記テンキーの周囲に表示されることを特徴とするキー入力装置。
  2. 請求項1に記載のキー入力装置において、
    前記吹き出し表示部は、前記3段階の距離ごとに異なる色付けがなされていることを特徴とするキー入力装置。
  3. 請求項1または2に記載のキー入力装置において、
    前記12個のキートップのそれぞれは、上段・中段・下段の3つの領域に分けられ、前記中段の領域には、前記数字または前記記号が一つ表示され、前記上段および前記下段の領域のそれぞれには、複数の前記各種文字・前記記号が表示されており、
    前記上段または前記下段の領域には、左右方向にフリック操作されることで入力される左右対応の前記各種文字・前記記号が含まれ、
    前記左右対応の各種文字・記号は、前記上段または前記下段の領域において異なる方向にフリック操作されて入力される他の前記各種文字・前記記号よりも、前記中段の領域に寄って配置されていることを特徴とするキー入力装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のキー入力装置において、
    前記タッチパネル式表示部には、前記テンキーが表示されたエリアの左右両側に前記テンキーと並んで、前記テンキーによる前記各種文字・前記記号の入力を補助する機能を実行するための複数のキートップを備えた機能キーエリアが配置されており、
    前記機能キーエリアに向かってフリック操作が行われて前記各種文字・前記記号が入力される場合のために、前記機能キーエリア上で、かつ前記機能キーエリアを越えない範囲で前記3段階のフリック操作が可能に設定されていることを特徴とするキー入力装置。
  5. 請求項4に記載のキー入力装置において、
    前記判定手段は、前記機能キーエリアにおける複数のキートップ上のタップ操作およびフリック操作を認識可能に設定されており、
    前記機能キーエリアにおける前記複数のキートップには、前記テンキーの操作によって入力された前記文字・前記記号からなる文字列を左側および右側に一括消去するための機能を有するキートップが含まれ、
    当該一括消去用の前記キートップにおける前記文字列を左側に一括消去するための機能には、左側へのフリック操作が割り当てられ、前記文字列を右側に一括消去するための機能には、右側へのフリック操作が割り当てられていることを特徴とするキー入力装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のキー入力装置において、
    熟語を構成する音読み漢字の語尾の規則性に基づいて、熟語の入力時に使用頻度の高い語尾を表す仮名が、前記テンキーを構成するキートップの縁部に割り当てられて、前記音読み漢字の語頭を表す仮名と組み合わせて入力可能となっていることを特徴とするキー入力装置。
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