JP3201343B2 - インターレース動画像の動き補償予測装置 - Google Patents

インターレース動画像の動き補償予測装置

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JP3201343B2
JP3201343B2 JP12277698A JP12277698A JP3201343B2 JP 3201343 B2 JP3201343 B2 JP 3201343B2 JP 12277698 A JP12277698 A JP 12277698A JP 12277698 A JP12277698 A JP 12277698A JP 3201343 B2 JP3201343 B2 JP 3201343B2
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康之 中島
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ケイディーディーアイ株式会社
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターレース動
画像の符号化における動き補償予測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ会議等の動画像通信やCD
−ROM等への動画像蓄積を目的とした動画像の高能率
符号化方式においては、フレーム又はフィールドの画面
で、各画面を例えば16画素×16ラインのブロックに
分割して、面内符号化、又は動き補償による参照画面と
現画面の差分を符号化する面間符号化を用いて高能率符
号化を行っている。
【0003】図1に、一般的な符号化装置の構成を示
す。ここで、71は減算器であり、入力画面X1と予測
画面X2の差分を求めて予測誤差画面X3を生ずる。7
2は離散コサイン変換(DCT)やベクトル量子化器等
の符号化器、73は量子化器、74は逆量子化器、75
は逆離散コサイン変換(IDCT)や逆ベクトル量子化
器等の復号器である。また、76は加算器で復号器75
によって復元された予測誤差画面X5と予測画面X2を
加算して局部復号画面X6を発生する。該局部復号画面
X6は参照画面として用いられる。なお、前記参照画面
として、前記局部復号画面X6に変えて、符号化されて
いない原画面、即ち前記入力画面X1の前後の画面を用
いることも可能である。
【0004】フレームメモリ77には局部復号画面X6
及び入力画面X1が格納される。動き検出部78ではブ
ロック単位で動き検出を行う。フレームメモリ77から
該当の入力ブロックデータ10と動きをサーチする領域
の参照ブロックデータ11が動き検出部78に入力さ
れ、動き検出後、動きベクトルZVと選択フラグZMが
出力される。動き補償器79では、動き検出部78で得
られた動きベクトルZVと選択フラグZMを用いて、参
照ブロックデータ11から予測画面X2を作成し、出力
する。
【0005】量子化器73の出力は可変長符号化器80
で符号化され、多重化器81で動き検出部78で得られ
た動きベクトルZV、選択フラグZMと共に多重化さ
れ、符号化出力として出力される。
【0006】図2は、従来の動き検出部78の構成の一
例を示したものである。フレーム動き検出器84はフレ
ームブロックの動きを検出し、予測誤差信号ERと動き
ベクトルVRを出力する。一方、フィールド動き検出器
85はフィールドブロックの動きを検出し、予測誤差信
号EFと動きベクトルVFを出力する。これらの予測誤
差信号ERとEFは比較器87で比較される。比較器8
7は予測誤差信号ERとEFの小さい方を選択するため
の選択フラグZMを選択器86に出力する。選択器86
はこれに応答して動作し、前記予測誤差信号が小さい方
の動き検出器を選択し、該選択された動き検出器からの
動きベクトルZVを出力する。このように、従来はフレ
ーム動き検出器とフィールド動き検出器から予測誤差信
号を求め、予測誤差信号の小さい方の動き検出器の動き
ベクトルを用いて動き補償を行い、符号化効率の向上を
図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した動き検出部7
8を用いた符号化装置では、フレーム画面とフィールド
画面とに対して動き検出を行い、各々の予測誤差の小さ
い方の動き検出器を選択して動き補償を行っている。こ
の従来の符号化装置には、次のような問題があった。 (1)画像が加速度的な動きをした場合には、参照する
画面が偶数ラインと奇数ラインとでは異なることにな
る。このため、フレーム動き検出器84が選択された時
には、動き補償時の予測誤差が大きくなり、符号化効率
が低下する。 (2)画面が等速度的な動きをした場合には、各フィー
ルドの動き量はほとんど同じになる。このため、フィー
ルド動き検出器85が選択された時には、フレーム画面
での動き補償に比べて、動きベクトル量に関する情報が
2倍に増加し、その結果、符号化効率が低下する。
【0008】よって本発明の目的は、上述した従来方式
の問題点を解決することにあり、符号化効率及び画質の
向上を図ることができるインターレース動画像の動き補
償予測装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力画
面と参照画面とを用いブロック単位で動き補償を行うイ
ンターレース動画像の動き補償予測装置において、イン
ターレース動画像を2つのフィールドブロックに分解す
ることにより得られたフィールドブロック毎の入力画面
及び参照画面を格納する手段と、ブロック毎に、一方の
パリティを持つ参照フィールドから一方のパリティを持
つ入力フィールドを予測するための第1の動きベクトル
を用いて一方のパリティを持つ入力フィールドについて
の第1の予測信号及び第1の予測誤差を求め、第1の動
きベクトルを用いて一方のパリティを持つ参照フィール
ドと同一フレーム内の他方のパリティを持つ参照フィー
ルドから一方のパリティを持つ入力フィールドと同一フ
レーム内の他方のパリティを持つ入力フィールドについ
ての第2の予測信号及び第2の予測誤差を求め、第1及
び第2の予測誤差の合計を求める同一パリティフィール
ド動き検出手段と、ブロック毎に、入力フレームに時間
的に最も近い参照フィールドから参照フィールドと異な
るパリティを持つ入力フィールドを予測する第2の動き
ベクトルを用いて異なるパリティを持つ入力フィールド
についての第3の予測信号及び第3の予測誤差を求め、
参照フィールドと異なるパリティを持つ入力フィールド
との間の時間的な距離と参照フィールドと参照フィール
ドと同じパリティを持つ入力フィールドとの時間的な距
離との比率に応じて第2の動きベクトルの大きさを換算
して第3の動きベクトルを求め、参照フィールドから第
3の動きベクトルを用いて同じパリティを持つ入力フィ
ールドについての第4の予測信号及び第4の予測誤差を
求め、第3及び第4の予測誤差の合計を求める近傍フィ
ールド動き検出手段と、ブロック毎に、一方のパリティ
を持つ参照フィールドから一方のパリティを持つ入力フ
ィールドを予測する第4の動きベクトルを用いて一方の
パリティを持つ参照フィールドから一方のパリティを持
つ入力フィールドを予測した第5の予測信号を求め、一
方のパリティを持つ参照フィールドと一方のパリティを
持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と他方のパリ
ティを持つ参照フィールドと一方のパリティを持つ入力
フィールドとの間の時間的な距離との比率に応じて第4
の動きベクトルの大きさを換算することにより、他方の
パリティを持つ参照フィールドから一方のパリティを持
つ入力フィールドを予測した第6の予測信号を求め、第
5及び第6の予測信号を合成して一方のパリティを持つ
入力フィールドの第7の予測信号及び第5の予測誤差を
求め、一方のパリティを持つ参照フィールドと一方のパ
リティを持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と一
方のパリティを持つ参照フィールドと他方のパリティを
持つ入力フィールドと間の時間的な距離との比率に応じ
て第4の動きベクトルの大きさを換算することにより、
一方のパリティを持つ参照フィールドから他方のパリテ
ィを持つ入力フィールドを予測した第8の予測信号を求
め、第4の動きベクトルを用いて他方のパリティを持つ
参照フィールドから他方のパリティを持つ入力フィール
ドを予測した第9の予測信号を求め、第8及び第9の予
測信号を合成して他方のパリティを持つ入力フィールド
の第10の予測信号及び第6の予測誤差を求め、第5及
び第6の予測誤差の合計を求めるフィールド間補間動き
検出手段と、同一パリティフィールド動き検出手段、近
傍フィールド動き検出手段及びフィールド間補間動き検
出手段から出力された予測誤差を比較して、最適の動き
検出手段を選択する手段とを備えたインターレース動画
像の動き補償予測装置が提供される。
【0010】本発明では、入力画面をフィールドブロッ
ク単位で参照画面に対して動き検出を行う場合に、同じ
パリティのフィールド間で動き検出を行い、入力画面に
時間的に一番近い参照フィールドとの間で動き検出を行
い、さらに2つの参照フィールドによる合成フィールド
との間で動き検出を行い、動き検出後の3つの予測誤差
信号を比較し、比較結果をもとに動き補償の形態を決定
し、動きベクトルを選択し選択のフラグ及び動きベクト
ルを出力する。このように、インターレース動画像の高
能率符号化装置等の画像伝送や蓄積装置におけるブロッ
ク単位での動き補償予測において、ブロック当り1個の
動きベクトルを用いることによって動きベクトル情報量
の削減を行い、さらに、同一パリティフィールド動き補
償画面、近傍フィールド動き補償画面、又はフィールド
間補間動き補償画面のいずれかを適応的に選択すること
によって、従来フレーム信号のみの動き検出やフィール
ド信号のみの動き検出における符号化効率の低下を防
ぎ、画質の向上及び伝送情報量の削減を実現することが
できる。
【0011】本発明によれば、ブロック毎に、参照フレ
ームから入力フレームを予測する第5の動きベクトルを
用いて参照フレームから入力フレームを予測した第11
の予測信号及び第7の予測誤差を求めるフレーム動き検
出手段をさらに設け、前述の選択する手段を、同一パリ
ティフィールド動き検出手段、近傍フィールド動き検出
手段、フィールド間補間動き検出手段及びフレーム動き
検出手段から出力された予測誤差を比較して、最適の動
き検出手段を選択する手段としたインターレース動画像
の動き補償予測装置が提供される。
【0012】本発明によれば、また、ブロック毎に、参
照フィールドから一方のパリティを持つ入力フィールド
を予測する第5の動きベクトルを用いて一方のパリティ
を持つ入力フィールドについての第11の予測信号及び
第7の予測誤差を求め、参照フィールドから他方のパリ
ティを持つ入力フィールドを予測する第6の動きベクト
ルを用いて他方のパリティを持つ入力フィールドについ
ての第12の予測信号及び第8の予測誤差を求め、第7
及び第8の予測誤差の合計を求めるフィールド動き検出
手段をさらに設け、前述の選択する手段を、同一パリテ
ィフィールド動き検出手段、近傍フィールド動き検出手
段、フィールド間補間動き検出手段及びフィールド動き
検出手段から出力された予測誤差を比較して、最適の動
き検出手段を選択する手段としたインターレース動画像
の動き補償予測装置が提供される。
【0013】本発明によれば、さらにまた、ブロック毎
に、一方のパリティを持つ参照フィールドから他方のパ
リティを持つ入力フィールドを予測するための第5の動
きベクトルを用いて他方のパリティを持つ入力フィール
ドについての第11の予測信号及び第7の予測誤差を求
め、一方のパリティを持つ参照フィールドと他方のパリ
ティを持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と他方
のパリティを持つ参照フィールドと一方のパリティを持
つ入力フィールドと間の時間的な距離との比率に応じて
第5の動きベクトルの大きさを換算することにより、他
方のパリティを持つ参照フィールドから一方のパリティ
を持つ入力フィールドについての第12の予測信号及び
第8の予測誤差を求め、第7及び第8予測誤差の合計を
求める逆パリティフィールド動き検出手段をさらに設
け、前述の選択する手段を、同一パリティフィールド動
き検出手段、近傍フィールド動き検出手段、フィールド
間補間動き検出手段及び逆パリティフィールド動き検出
手段から出力された予測誤差を比較して、最適の動き検
出手段を選択する手段としたインターレース動画像の動
き補償予測装置が提供される。
【0014】本発明によれば、さらに、ブロック毎に、
入力フレームに時間的に最も遠い参照フィールドから参
照フィールドと同じパリティを持つ入力フィールドを予
測する第5の動きベクトルを用いて同じパリティを持つ
入力フィールドについての第11の予測信号及び第7の
予測誤差を求め、参照フィールドとこれに同じパリティ
を持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と参照フィ
ールドとこの参照フィールドと異なるパリティを持つ入
力フィールドとの時間的な距離との比率に応じて第5の
動きベクトルの大きさを換算して第6の動きベクトルを
求め、参照フィールドから第6の動きベクトルを用いて
異なるパリティを持つ入力フィールドについての第12
の予測信号及び第8の予測誤差を求め、第7及び第8の
予測誤差の合計を求める遠方フィールド動き検出手段を
さらに設け、前述の選択する手段を、同一パリティフィ
ールド動き検出手段、近傍フィールド動き検出手段、フ
ィールド間補間動き検出手段及び遠方フィールド動き検
出手段から出力された予測誤差を比較して、最適の動き
検出手段を選択する手段としたインターレース動画像の
動き補償予測装置が提供される。
【0015】最小の予測誤差を示す選択フラグと、一番
小さい予測誤差を出力した動き検出手段からの動きベク
トルを選択する手段とを具備し、符号化された予測誤差
に、いずれの動き検出手段からの出力を選択したかを示
す選択フラグ及び選択フラグに対応した動きベクトルを
付加して伝送するようにしたことが好ましい。
【0016】参照画面のブロックに対して、小数点精度
の補間画素ブロックを作成する手段を具備し、動き検出
精度の向上を図るようにしたことも好ましい。
【0017】動き検出を行う際に、第1段階として、参
照画面のブロックに対して、整数画素精度の動き検出を
実行して動きベクトルを求め、第2段階で、第1段階で
得られた動きベクトルの開始位置の近傍にある小数点精
度の補間画素を用いて動き検出を行い、動き検出処理時
間の短縮化を図るようにしたことも好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図3のブロック図を参照
して、本発明の第1実施形態を詳細に説明する。この図
3の動き検出器は、図1の符号化装置の動き検出部78
として用いられるものである。
【0019】図3は本発明の第1実施形態の構成を示
し、10は入力ブロックデータ、11は参照ブロックデ
ータであり、これらは共にインターレース画面となって
いる。該ブロックデータ10及び11について、同一パ
リティフィールド動き検出器12で動き検出が行われ、
動きベクトルV1及びブロックの予測誤差E1が出力さ
れる。また、近傍フィールド動き検出器13でも動き検
出が行われ、動きベクトルV2及び予測誤差E2が出力
される。さらに、フィールド間補間動き検出器14でも
動き検出が行われ、動きベクトルV3及び予測誤差E3
が出力される。
【0020】同一パリティフィールド動き検出器12、
近傍フィールド動き検出器13及びフィールド間補間動
き検出器14から出力された予測誤差E1、E2及びE
3は比較器15で比較される。比較器15は、予測誤差
E1、E2及びE3のうちの一番小さいものを選択し、
いずれの予測誤差を選択したかを表す信号である選択フ
ラグZMを出力する。選択器16は、選択フラグZMに
従って動きベクトルの選択を行い、一番小さい予測誤差
を出力した動き検出器からの動きベクトルを動きベクト
ルZVとして出力する。
【0021】選択器16で選択フラグZMに基づいて動
きベクトルZVが選択された後、図1に示した動き補償
器79は、該動きベクトルに対応する参照ブロックを予
測信号として用いて動き補償を行う。この時、輝度信号
については動きベクトルはそのままの値が用いられる。
一方、色信号については、後述の説明から明らかになる
ように、ブロックサイズが水平方向で輝度の半分である
ため、水平方向の動きベクトルは半分にして用いられ、
これら輝度信号と色度信号とから予測信号が作成され
る。
【0022】なお、図1に示した多重化器81から出力
された符号化出力を受信して復号化する、図示されてい
ない復号器側の処理概要を補足すると、この復号器は、
符号化器から送られてきた動き検出の種類及び動きベク
トル量により該当の参照ブロックを探し、動き補償を行
い、予測信号を作成する。
【0023】以下に、本実施形態の主要部の構成の具体
例を詳細に説明する。
【0024】まず、図4を参照して、入力画面のブロッ
クデータの構成を詳細に説明する。入力ブロックの大き
さについては、輝度信号は16画素×16ライン、2つ
の色差信号についてはそれぞれが8画素×16ラインと
し、これらをまとめてマクロブロックと呼ぶ。符号化の
一連の処理はこのマクロブロック毎に行われる。
【0025】図4に示されているように、前記ブロック
は、奇数ラインに存在する奇数フィールドのデータ
(○)と、偶数ラインに存在する偶数フィールドのデー
タ(□)とから構成されている。フレームブロックは、
奇数ラインと偶数ラインとが交互に現れるデータから構
成され、フィールドブロックは、奇数ラインのデータの
みを集めたデータ、又は偶数ラインのデータのみを集め
たデータから構成される。
【0026】動き検出に用いる参照ブロックについて
は、輝度信号のみを用いる。ブロックの大きさは検索す
る範囲に応じて変化する。例えば、検索範囲が主及び副
走査方向に±7画素の場合は、30画素×30ラインと
なる。なお、動き補償後に得られる予測誤差データのサ
イズは、輝度信号及び色差信号共に、図4の入力ブロッ
クと同様の構成となる。
【0027】図5(A)は、入力画面のブロックデータ
と参照画面のブロックデータを、垂直方向と時間軸方向
とから示したものである。奇数フィールドf1のデータ
(○)は奇数ラインに存在し、また、偶数フィールドf
2のデータ(□)は偶数ラインに存在する。
【0028】次に、同一パリティフィールド動き検出器
12の一具体例を、図6を参照して説明する。同一パリ
ティフィールドは、奇数フィールド同士又は偶数フィー
ルド同士であることを意味する。入力されたブロックデ
ータ10及び参照ブロックデータ11は、それぞれ入力
ブロックメモリ20及び参照ブロックメモリ21に一旦
記憶される。アドレス発生回路26からのアドレスに従
って入力ブロックメモリ20から動き検出を行う領域の
各フィールドデータと参照ブロックメモリ21からサー
チ用の領域の各フィールドデータとを取り出し、第1及
び第2フィールド予測誤差演算回路23及び24で誤差
の計算を行う。
【0029】この場合、16画素×16ラインの入力ブ
ロック信号に対して、図7(A)のように、入力画面の
奇数フィールドf1(一方のパリティを持つ又は第1の
入力フィールド)及び偶数フィールドf2(他方のパリ
ティを持つ又は第2の入力フィールド)に同一ベクトル
MV1及びMV2(第1の動きベクトル)をそれぞれ用
いて、奇数フィールドの入力データ(一方のパリティを
持つ又は第1の入力フィールド)は奇数フィールドの参
照データ(一方のパリティを持つ又は第1の参照フィー
ルド)との間で、また、偶数フィールドの入力データ
(他方のパリティを持つ又は第2の入力フィールド)は
偶数フィールドの参照データ(他方のパリティを持つ又
は第2の参照フィールド)との間でのそれぞれ予測誤差
信号が求められる。この予測誤差信号は、差分絶対値の
累積和又は差分二乗値の累積和等により求めることがで
きる。第1及び第2フィールド予測誤差演算回路23及
び24では、上述のようにして、同一パリティフィール
ド間でかつ同一ベクトルを用いて予測誤差信号が求めら
れる。
【0030】最適ベクトル判定回路25は、第1及び第
2フィールド予測誤差演算回路23及び24で得られた
2つの予測誤差信号(第1及び第2の予測誤差)の合計
を求め、合計予測誤差として格納する。最適ベクトル判
定回路25は、アドレス発生回路26により全てのサー
チ点をサーチした後、各サーチ点での合計予測誤差を比
較して、誤差値が最小になる位置を求め、動きベクトル
V1と予測誤差E1とを出力する。
【0031】本実施形態では、さらに、小数点精度の補
間画素ブロックに対して動き検出を行い、動き検出精度
を向上させることが可能である。図5(B)のように元
の画素信号A及びB、又はC及びDに対して、例えば1
/2画素精度として同一フィールド内の上下ライン間に
p又はqのような補間信号を作成して補間画素ブロック
とすることができる。この場合、上下ライン間の補間信
号としては、奇数ラインは奇数ライン間で、偶数ライン
は偶数ライン間で作成する方法で、p=(A+B)/
2、q=(C+D)/2、…となる。これらの計算で、
精度向上のために四捨五入することが可能である。ま
た、上下ライン間の補間を更に1/4画素精度として動
き検出精度の向上を図ることも可能である。この場合、
図5(B)のようにs、t、u、v点についてs=(3
×A+B)/4のようにして補間画素を追加する。な
お、水平方向の画素間の補間信号については1/2画素
精度までとし、補間画素は左右の画素の平均により作成
する。
【0032】図6の場合、フィールド内補間回路22に
て各フィールド内の隣接ライン間及び隣接画素間におい
て補間画素を作成して、小数点精度の補間画素ブロック
とする。図7(B)は、隣接ライン間で補間画素p及び
qを作成し、同一ベクトルMV1及びMV2を用いて予
測誤差信号を求めて動き予測する様子を示している。
【0033】次に、近傍フィールド動き検出器13の内
部の構成を、図8のブロック図を参照して説明する。入
力されたブロック信号10及び参照ブロック信号11
は、それぞれ入力ブロックメモリ20及び参照ブロック
メモリ21に一旦記憶される。アドレス発生回路26か
らのアドレスに従って、入力ブロックメモリ20から動
き検出を行う領域の各フィールドデータと、参照ブロッ
クメモリ21から入力フレームに時間的に近い位置にあ
るフィールド内のサーチ対象領域のデータとを取り出
し、第1及び第2フィールド予測誤差演算回路23及び
24で誤差の計算を行う。
【0034】この場合、16画素×16ラインの入力ブ
ロック信号に対して、図9(A)のように、入力画面の
奇数フィールドf1の入力データ(異なるパリティを持
つ入力フィールド)及び偶数フィールドf2の入力デー
タ(同じパリティを持つ入力フィールド)のいずれに対
しても、平行のベクトルMV1(第2の動きベクトル)
及びMV2(第3の動きベクトル)を用いて、近傍フィ
ールドの参照データ(図9(A)ではフィールドf2
(入力フレームに時間的に最も近い参照フィールド))
との間で予測誤差信号を求める。そして、最適ベクトル
判定回路25では、第1及び第2フィールド予測誤差演
算回路で得られた2つの予測誤差(第3及び第4の予測
誤差)の合計を求めて、合計予測誤差として格納する。
各サーチ点での合計予測誤差を比較して誤差値が最小と
なる位置を求め、動きベクトルV2と予測誤差E2を出
力する。予測誤差信号としては、差分絶対値の累積和又
は差分二乗値の累積和等が利用できる。
【0035】なお、各フィールドに対する動きベクトル
は、どちらか一方のベクトルを基本(第2の動きベクト
ル)として、他方のベクトル(第3の動きベクトル)は
時間的な距離比で換算した値を用いる。例えば、図9
(A)では、MV1を基本ベクトルとし、MV2として
は、該基本ベクトルMV1(第2の動きベクトル)を時
間的な距離比kで換算したベクトル(第3の動きベクト
ル)を用いる。即ち、MV2=k×MV1とする。
【0036】図9(A)では、距離比が1対2であるた
め、k=2となる。また、距離比は参照画面に応じて一
意的に確定するため、符号化する動きベクトルは、一方
のベクトルのみとする。
【0037】なお、動き検出精度を向上させるために、
小数点精度の補間画素ブロックに対して動き検出を行う
ことが可能である。この場合、フィールド内補間回路2
2にて近傍フィールド内の隣接ライン間及び隣接画素間
において補間画素を作成して、補間画素ブロックとす
る。図9(B)は、隣接ライン間で補間画素v及びqを
作成して、動き予測する様子を示している。
【0038】次に、フィールド間補間動き検出器14の
内部の構成を、図10を参照して説明する。入力された
ブロック信号10及び参照ブロック信号11は、それぞ
れ入力ブロックメモリ20及び参照ブロックメモリ21
に一旦記憶される。アドレス発生回路26からのアドレ
スに従って、入力ブロックメモリ20から動き検出を行
う領域の各フィールドデータと、参照ブロックメモリ2
1からサーチ用の領域の各フィールドデータとを取り出
し、参照フィールドデータはフィールド合成回路27に
てフィールド間でデータの合成が行われた後、予測デー
タとして、第1及び第2フィールド予測誤差演算回路2
3及び24で予測誤差の計算を行う。
【0039】この場合、ブロック信号は16画素×16
ラインの入力ブロック信号に対して、図11(A)のよ
うに、参照画面中の奇数フィールド及び偶数フィールド
の両方のデータを合成した参照画素w及びxと入力画面
の奇数フィールド及び偶数フィールドとの間で、平行の
ベクトルを用いて予測誤差信号を求める。そして、最適
ベクトル判定回路25では、第1及び第2フィールド予
測誤差演算回路で得られた2つの予測誤差(第5及び第
6の予測誤差)の合計を求めて、合計予測誤差として格
納する。各サーチ点での合計予測誤差を比較して誤差値
が最小となる位置を求め、動きベクトルV3と予測誤差
E3を出力する。参照画面の偶数フィールドと奇数フィ
ールドデータとの合成には、単純平均や、時間的な距離
に応じて重み付けをしたデータの平均を利用することが
できる。この場合、動きベクトルは同一パリティ、ま
た、予測誤差信号としては差分絶対値の累積和又は差分
二乗値の累積和等が利用できる。
【0040】なお、各フィールドに対する動きベクトル
は、どちらか一方のベクトルを基本として、他方のベク
トルは時間的な距離比で換算した値を用いる。例えば、
図11(A)で、基本のベクトルを入力画面のf1と参
照画面のf1間とし、これをMV1(第4の動きベクト
ル)とする。入力画面のf1に必要な参照データは、M
V1による参照画面のf1でのデータ(第5の予測信
号)と、MV1を参照画面のf2に写影した位置にある
f2のデータ(時間的な距離に応じて第4の動きベクト
ルを換算して得た第6の予測信号)とを合成したもの
(第7の予測信号)を用いる。
【0041】また、入力画面のf2及び参照画面のf1
間のベクトルをMV2とすると、MV2に対しては、M
V1(第4の動きベクトル)を時間的な距離比kで換算
した値を用いる。即ち、MV2=k×MV1とする。図
11(A)では、距離比が2対3であるため、k=3/
2となる。入力画面のf2に必要な参照データは、MV
2による参照画面のf1でのデータ(時間的な距離に応
じて第4の動きベクトルを換算して得た第8の予測信
号)とMV2を参照画面のf2に写影した位置にあるf
2のデータ(第4の動きベクトルを用いて得た第9の予
測信号)とを合成したもの(第10の予測信号)を用い
る。
【0042】また、参照画面に応じて距離比が一意的に
確定するため、符号化する動きベクトルは一方のベクト
ルのみとする。なお、動き検出精度を向上させるため
に、小数点精度の補間画素ブロックに対して動き検出を
行うことが可能である。この場合、フィールド内補間回
路22にて各フィールド内の隣接ライン間及び隣接画素
間において補間画素を作成して、補間画素ブロックとす
る。図11(B)は、隣接ライン間及び隣接画素間で補
間画素y及びzを作成して、動き予測する様子を示して
いる。
【0043】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えばブロックのサイズは、16画素×
16ラインに限らずに32画素×32ライン等種々のサ
イズが適用可能である。また色信号ブロックについて
は、例えば8画素×8ラインの場合には、動き検出で得
られた水平方向動きベクトル及び垂直方向ベクトルの両
方を半分にして予測信号を作成するようにしてもよい。
【0044】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。この実施形態は、図12のように、同一パリティ
フィールド動き検出器12、近傍フィールド動き検出器
13及びフィールド間補間動き検出器14を、フレーム
動き検出器17やフィールド動き検出器18と組み合わ
せたものである。本実施形態においては、前記各検出器
12、13、14、17及び18で検出された予測誤差
値E1、E2、E3、ER及びEFを比較器15に入力
する。比較器15は、これらの予測誤差値の中から一番
小さいものを選び、選択プラグZMを出力する。選択器
16は、選択フラグZMに基づいて最も小さい予測誤差
値をもつ動き検出器の動きベクトルV1、V2、V3、
VR又はVFを選択し、ZVとして出力する。
【0045】ここで、フレーム動き検出器17の内部の
構成を、図13を参照して説明する。ここでは、入力ブ
ロックデータ10及び参照ブロックデータ11は、それ
ぞれ入力ブロックメモリ20と参照ブロックメモリ21
に一旦記憶される。アドレス発生回路26からのアドレ
スに従って、入力ブロックメモリ20から動き検出を行
う領域のフレームデータと参照ブロックメモリ21から
サーチ用の領域のフレームデータを取り出し、フレーム
予測誤差演算回路29で誤差の計算を行う。即ち、公知
技術のごとく、ブロック毎に、参照フレームから入力フ
レームを予測する動きベクトルを用いて参照フレームか
ら入力フレームを予測した予測信号及び予測誤差を求め
る。
【0046】この場合、図14(A)のように、2つの
フィールド(○と●が奇数フィールドデータ、□と■が
偶数フィールドデータ)が交互に並んで構成されるフレ
ーム画面Fにおいて、入力画面のフレームと参照画面の
フレームとの間での予測誤差信号を求める。最適ベクト
ル判定回路25は、参照画面をアドレス発生回路26か
らのアドレスによりサーチして求められた各サーチ点で
の予測誤差信号を比較して、この誤差が最小となる位置
を求め、動きベクトルVRと予測誤差ERを出力する。
【0047】なお、動き検出精度を向上させるために、
小数点精度の補間画素ブロックに対して動き検出を行う
ことが可能である。この場合、フレーム内補間回路28
にて、同一フレーム内の隣接ライン間及び隣接画素間に
おいて、補間画素を作成して小数点精度の補間画素ブロ
ックとする。図14(B)は、隣接ライン間で補間画素
を作成して動き予測する様子を示している。
【0048】次に、フィールド動き検出器17の内部の
構成を、図15を参照して説明する。ここでは、入力ブ
ロックデータ10及び参照ブロックデータ11は、それ
ぞれ入力ブロックメモリ20及び参照ブロックメモリ2
1に一旦記憶される。アドレス発生回路26からのアド
レスに従って、入力ブロックメモリ20から動き検出を
行う領域のフィールドデータと参照ブロックメモリ21
からサーチ用の領域のフィールドデータとを取り出し、
第1フィールド予測誤差演算回路23及び第2フィール
ド予測誤差演算回路24にて各フィールドの予測誤差の
計算を行う。
【0049】この場合、図16(A)のように、入力画
面の奇数フィールドf1及び偶数フィールドf2にそれ
ぞれ異なるベクトル(MV1、MV2)を用いて、奇数
フィールドの入力データは奇数フィールド又は偶数フィ
ールドの参照データとの間で、また偶数フィールドの入
力データは偶数フィールド又は奇数フィールドの参照デ
ータとの間で予測誤差信号を求める。最適ベクトル判定
回路25は、第1及び第2フィールド予測誤差演算回路
で得られた2つの予測誤差の合計を求めて、合計予測値
として格納する。即ち、公知技術のごとく、ブロック毎
に、参照フィールドから一方のパリティを持つ入力フィ
ールドを予測する動きベクトルを用いて一方のパリティ
を持つ入力フィールドについての予測信号及び予測誤差
を求め、参照フィールドから他方のパリティを持つ入力
フィールドを予測する他の動きベクトルを用いて他方の
パリティを持つ入力フィールドについての予測信号及び
予測誤差を求め、これら予測誤差の合計を求める。各サ
ーチ点での合計予測誤差を比較して、誤差値が最小とな
る位置を求め、入力フィールドに対する2つの動きベク
トルVFと予測誤差EFを出力する。
【0050】なお、動き検出精度を向上させるために、
小数点精度の補間画素ブロックに対して動き検出を行う
ことが可能である。この場合、フィールド内補間回路2
2にて、各フィールド内の隣接ライン間及び隣接画素間
において、補間画素を作成して小数点精度の補間画素ブ
ロックとする。図16(B)は、隣接ライン間で補間画
素を作成して動き予測する様子を示している。
【0051】本実施形態によれば、フレーム動き検出器
17とフィールド動き検出器18とが加えられているの
で、第1実施形態に比べて、さらに予測精度を向上させ
ることが可能である。ただしこの場合、動き検出方式の
選択フラグZMの増加と演算時間の増加が見込まれる。
【0052】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。この実施形態は、前記同一パリティフィールド動
き検出器12、近傍フィールド動き検出器13及びフィ
ールド間補間動き検出器14に、図17及び図18に示
されているような、逆パリティフィールド動き検出や遠
方フィールド動き検出を組み合わせたものである。
【0053】この場合、図17における逆パリティフィ
ールド動き検出は、図7の同一パリティフィールド動き
検出とは逆に、入力画面の奇数フィールド(他方のパリ
ティを持つ入力フィールド)及び偶数フィールド(一方
のパリティを持つ入力フィールド)に同一ベクトル(請
求項4の第5の動きベクトル)を用いて、それぞれ奇数
フィールドの入力データ(他方のパリティを持つ入力フ
ィールド)は偶数フィールドの参照データ(一方のパリ
ティを持つ参照フィールド)との間で、また偶数フィー
ルドの入力データ(一方のパリティを持つ入力フィール
ド)は奇数フィールドの参照データ(他方のパリティを
持つ参照フィールド)との間での動き検出を行うもので
ある。
【0054】さらに、図18における遠方フィールド動
き検出は、図9の近傍フィールド動き検出とは逆に、入
力画面の奇数フィールド(同じパリティを持つ入力フィ
ールド)及び偶数フィールド(異なるパリティを持つ入
力フィールド)に互いに平行であるが長さが時間的な距
離で換算されているベクトル(請求項5の第5及び第6
のベクトル)を用いて、奇数フィールドの入力データ
(同じパリティを持つ入力フィールド)及び偶数フィー
ルドの入力データ(異なるパリティを持つ入力フィール
ド)のいずれに対しても時間的に遠方のフィールドの参
照データ(図18ではフィールドf1(入力フレームに
時間的に最も遠い参照フィールド))との間で動き検出
を行うものである。
【0055】また、本発明においては、参照画面と入力
画面の時間的な距離又は位置は、任意である。例えば6
フレーム離れた参照画面を参照したり、時間的に後に位
置する参照画面を参照することが可能である。後者の場
合、時間的に逆方向の動き補償を行うことになる。
【0056】また、参照画面の数についても自由であ
る。例えば、入力画面に対して時間的に前後に位置する
複数の参照画面のそれぞれに本発明を用いて最適予測画
面を得る。そして、それぞれの最適予測画面に対して時
間フィルタを施して合成された新たな画面を、予測画面
とすることも可能である。
【0057】なお、符号器の動き検出の簡略化により、
演算回数を減らし、動き検出処理効果の向上を図ること
が可能である。これは、2段階で実行することが可能で
ある。第1段階として、参照画面のブロックに対して、
整数画素精度の動き検出を実行して動きベクトルを求
め、第2段階として、第1段階で得られた動きベクトル
を用いて検出開始位置を偏位させ、その近傍にある小数
点精度の補間画素を用いて動き検出を行うものである。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では同一
パリティフィールド動き検出、近傍フィールド動き検
出、フィールド間補間動き検出、逆パリティフィールド
動き検出及び遠方フィールド動き検出を適応的に用いる
ことによって従来フレーム信号のみの動き補償で問題と
なっていた加速度的な動きや早い動きの画像に対しても
高い精度で動き検出が可能となる。また、本発明では、
同一パリティフィールド動き検出、近傍フィールド動き
検出、フィールド間補間動き検出、逆パリティフィール
ド動き検出、遠方フィールド動き検出又はフレーム動き
検出が選択された場合には、必要なベクトルはブロック
当り1つのベクトルだけなため、従来フィールド信号の
みの動き補償で問題となっていた伝送ベクトル量の負担
についても半分に軽減することができ、画質の向上及び
伝送情報量の削減を実現することが可能である。効果の
一例として、ISOテスト動画像(Flower Ga
rden、Bicycle)をCCIR601画像フォ
ーマットにおいて、4Mbit/sのビットレートで画
質(S/N比)はフレーム動き補償とフィールド動き補
償を適応的に用いた方式に比較して0.5〜1.0dB
向上、動きベクトル情報伝送量は30〜60%削減でき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインターレース動画像の動き補償予測装
置のブロック図である。
【図2】従来の動き検出部のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態の動き検出部のブロック
図である。
【図4】入力画面のブロックデータの構成の一例を示す
説明図である。
【図5】入力画面のブロックデータと参照画面のブロッ
クデータの一部を、垂直方向と時間軸方向から示した画
面データの構成図である。
【図6】同一パリティ動き検出器の一具体例を示すブロ
ック図である。
【図7】同一パリティ動き検出器の動作原理の説明図で
ある。
【図8】近傍フィールド動き検出器の一具体例を示すブ
ロック図である。
【図9】近傍フィールド動き検出器の動作原理の説明図
である。
【図10】フィールド間補間動き検出器の一具体例を示
すブロック図である。
【図11】フィールド間補間動き検出器の動作原理の説
明図である。
【図12】本発明の第2実施形態の動き検出部のブロッ
ク図である。
【図13】フレーム動き検出器の一具体例を示すブロッ
ク図である。
【図14】フレーム動き検出器の動作原理の説明図であ
る。
【図15】フィールド動き検出器の一具体例を示すブロ
ック図である。
【図16】フィールド動き検出器の動作原理の説明図で
ある。
【図17】本発明の第3実施形態に使用される逆パリテ
ィフィールド動き検出器の動作原理の説明図である。
【図18】遠方フィールド動き検出器の動作原理の説明
図である。
【符号の説明】
10 入力画面 11 参照画面 12 同一パリティフィールド動き検出器 13 近傍フィールド動き検出器 14 フィールド間補間動き検出器 15 比較器 16 選択器 71 減算器 72 符号化器 73 量子化器 74 逆量子化器 75 復号器 76 加算器 77 フレームメモリ 78 動き検出部 79 動き補償器 80 可変長符号化器 81 多重化器 84 フレーム動き検出器 85 フィールド動き検出器 86 選択器 87 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−41861(JP,A) 特開 平5−37915(JP,A) 特開 平3−226193(JP,A) 1991年テレビジョン学会年次大会講演 予稿集、p.313−314 1991年電子情報通信学会春季全国大会 講演論文集分冊7、p.64 1990年画像符号化シンポジウム(PC SJ90)第5回シンポジウム資料、p. 175−177 電子情報通信学会技術研究報告(IE 88−97)、第88巻、第411号、p.47− 54 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 11/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画面と参照画面とを用いブロック単
    位で動き補償を行うインターレース動画像の動き補償予
    測装置において、 インターレース動画像を2つのフィールドブロックに分
    解することにより得られたフィールドブロック毎の入力
    画面及び参照画面を格納する手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから一方のパリティを持つ入力フィールドを予測する
    ための第1の動きベクトルを用いて該一方のパリティを
    持つ入力フィールドについての第1の予測信号及び第1
    の予測誤差を求め、該第1の動きベクトルを用いて前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドと同一フレーム内
    の他方のパリティを持つ参照フィールドから前記一方の
    パリティを持つ入力フィールドと同一フレーム内の他方
    のパリティを持つ入力フィールドについての第2の予測
    信号及び第2の予測誤差を求め、前記第1及び第2の予
    測誤差の合計を求める同一パリティフィールド動き検出
    手段と、 前記ブロック毎に、入力フレームに時間的に最も近い参
    照フィールドから該参照フィールドと異なるパリティを
    持つ入力フィールドを予測する第2の動きベクトルを用
    いて該異なるパリティを持つ入力フィールドについての
    第3の予測信号及び第3の予測誤差を求め、前記参照フ
    ィールドと前記異なるパリティを持つ入力フィールドと
    の間の時間的な距離と前記参照フィールドと該参照フィ
    ールドと同じパリティを持つ入力フィールドとの時間的
    な距離との比率に応じて前記第2の動きベクトルの大き
    さを換算して第3の動きベクトルを求め、前記参照フィ
    ールドから前記第3の動きベクトルを用いて前記同じパ
    リティを持つ入力フィールドについての第4の予測信号
    及び第4の予測誤差を求め、前記第3及び第4の予測誤
    差の合計を求める近傍フィールド動き検出手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから該一方のパリティを持つ入力フィールドを予測す
    る第4の動きベクトルを用いて前記一方のパリティを持
    つ参照フィールドから前記一方のパリティを持つ入力フ
    ィールドを予測した第5の予測信号を求め、前記一方の
    パリティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを
    持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と他方のパリ
    ティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ
    入力フィールドとの間の時間的な距離との比率に応じて
    前記第4の動きベクトルの大きさを換算することによ
    り、前記他方のパリティを持つ参照フィールドから前記
    一方のパリティを持つ入力フィールドを予測した第6の
    予測信号を求め、前記第5及び第6の予測信号を合成し
    て前記一方のパリティを持つ入力フィールドの第7の予
    測信号及び第5の予測誤差を求め、前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ入力
    フィールドとの間の時間的な距離と前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記他方のパリティを持つ入力
    フィールドと間の時間的な距離との比率に応じて前記第
    4の動きベクトルの大きさを換算することにより、前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドから前記他方のパ
    リティを持つ入力フィールドを予測した第8の予測信号
    を求め、前記第4の動きベクトルを用いて前記他方のパ
    リティを持つ参照フィールドから該他方のパリティを持
    つ入力フィールドを予測した第9の予測信号を求め、前
    記第8及び第9の予測信号を合成して前記他方のパリテ
    ィを持つ入力フィールドの第10の予測信号及び第6の
    予測誤差を求め、前記第5及び第6の予測誤差の合計を
    求めるフィールド間補間動き検出手段と、 前記同一パリティフィールド動き検出手段、前記近傍フ
    ィールド動き検出手段及び前記フィールド間補間動き検
    出手段から出力された予測誤差を比較して、最適の動き
    検出手段を選択する手段とを備えたことを特徴とするイ
    ンターレース動画像の動き補償予測装置。
  2. 【請求項2】 入力画面と参照画面とを用いブロック単
    位で動き補償を行うインターレース動画像の動き補償予
    測装置において、 インターレース動画像を2つのフィールドブロックに分
    解することにより得られたフィールドブロック毎の入力
    画面及び参照画面を格納する手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから一方のパリティを持つ入力フィールドを予測する
    ための第1の動きベクトルを用いて該一方のパリティを
    持つ入力フィールドについての第1の予測信号及び第1
    の予測誤差を求め、該第1の動きベクトルを用いて前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドと同一フレーム内
    の他方のパリティを持つ参照フィールドから前記一方の
    パリティを持つ入力フィールドと同一フレーム内の他方
    のパリティを持つ入力フィールドについての第2の予測
    信号及び第2の予測誤差を求め、前記第1及び第2の予
    測誤差の合計を求める同一パリティフィールド動き検出
    手段と、 前記ブロック毎に、入力フレームに時間的に最も近い参
    照フィールドから該参照フィールドと異なるパリティを
    持つ入力フィールドを予測する第2の動きベクトルを用
    いて該異なるパリティを持つ入力フィールドについての
    第3の予測信号及び第3の予測誤差を求め、前記参照フ
    ィールドと前記異なるパリティを持つ入力フィールドと
    の間の時間的な距離と前記参照フィールドと該参照フィ
    ールドと同じパリティを持つ入力フィールドとの時間的
    な距離との比率に応じて前記第2の動きベクトルの大き
    さを換算して第3の動きベクトルを求め、前記参照フィ
    ールドから前記第3の動きベクトルを用いて前記同じパ
    リティを持つ入力フィールドについての第4の予測信号
    及び第4の予測誤差を求め、前記第3及び第4の予測誤
    差の合計を求める近傍フィールド動き検出手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから該一方のパリティを持つ入力フィールドを予測す
    る第4の動きベクトルを用いて前記一方のパリティを持
    つ参照フィールドから前記一方のパリティを持つ入力フ
    ィールドを予測した第5の予測信号を求め、前記一方の
    パリティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを
    持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と他方のパリ
    ティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ
    入力フィールドとの間の時間的な距離との比率に応じて
    前記第4の動きベクトルの大きさを換算することによ
    り、前記他方のパリティを持つ参照フィールドから前記
    一方のパリティを持つ入力フィールドを予測した第6の
    予測信号を求め、前記第5及び第6の予測信号を合成し
    て前記一方のパリティを持つ入力フィールドの第7の予
    測信号及び第5の予測誤差を求め、前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ入力
    フィールドとの間の時間的な距離と前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記他方のパリティを持つ入力
    フィールドと間の時間的な距離との比率に応じて前記第
    4の動きベクトルの大きさを換算することにより、前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドから前記他方のパ
    リティを持つ入力フィールドを予測した第8の予測信号
    を求め、前記第4の動きベクトルを用いて前記他方のパ
    リティを持つ参照フィールドから該他方のパリティを持
    つ入力フィールドを予測した第9の予測信号を求め、前
    記第8及び第9の予測信号を合成して前記他方のパリテ
    ィを持つ入力フィールドの第10の予測信号及び第6の
    予測誤差を求め、前記第5及び第6の予測誤差の合計を
    求めるフィールド間補間動き検出手段と、 前記ブロック毎に、参照フレームから入力フレームを予
    測する第5の動きベクトルを用いて該参照フレームから
    該入力フレームを予測した第11の予測信号及び第7の
    予測誤差を求めるフレーム動き検出手段と、 前記同一パリティフィールド動き検出手段、前記近傍フ
    ィールド動き検出手段、前記フィールド間補間動き検出
    手段及び前記フレーム動き検出手段から出力された予測
    誤差を比較して、最適の動き検出手段を選択する手段と
    を備えたことを特徴とするインターレース動画像の動き
    補償予測装置。
  3. 【請求項3】 入力画面と参照画面とを用いブロック単
    位で動き補償を行うインターレース動画像の動き補償予
    測装置において、 インターレース動画像を2つのフィールドブロックに分
    解することにより得られたフィールドブロック毎の入力
    画面及び参照画面を格納する手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから一方のパリティを持つ入力フィールドを予測する
    ための第1の動きベクトルを用いて該一方のパリティを
    持つ入力フィールドについての第1の予測信号及び第1
    の予測誤差を求め、該第1の動きベクトルを用いて前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドと同一フレーム内
    の他方のパリティを持つ参照フィールドから前記一方の
    パリティを持つ入力フィールドと同一フレーム内の他方
    のパリティを持つ入力フィールドについての第2の予測
    信号及び第2の予測誤差を求め、前記第1及び第2の予
    測誤差の合計を求める同一パリティフィールド動き検出
    手段と、 前記ブロック毎に、入力フレームに時間的に最も近い参
    照フィールドから該参照フィールドと異なるパリティを
    持つ入力フィールドを予測する第2の動きベクトルを用
    いて該異なるパリティを持つ入力フィールドについての
    第3の予測信号及び第3の予測誤差を求め、前記参照フ
    ィールドと前記異なるパリティを持つ入力フィールドと
    の間の時間的な距離と前記参照フィールドと該参照フィ
    ールドと同じパリティを持つ入力フィールドとの時間的
    な距離との比率に応じて前記第2の動きベクトルの大き
    さを換算して第3の動きベクトルを求め、前記参照フィ
    ールドから前記第3の動きベクトルを用いて前記同じパ
    リティを持つ入力フィールドについての第4の予測信号
    及び第4の予測誤差を求め、前記第3及び第4の予測誤
    差の合計を求める近傍フィールド動き検出手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから該一方のパリティを持つ入力フィールドを予測す
    る第4の動きベクトルを用いて前記一方のパリティを持
    つ参照フィールドから前記一方のパリティを持つ入力フ
    ィールドを予測した第5の予測信号を求め、前記一方の
    パリティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを
    持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と他方のパリ
    ティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ
    入力フィールドとの間の時間的な距離との比率に応じて
    前記第4の動きベクトルの大きさを換算することによ
    り、前記他方のパリティを持つ参照フィールドから前記
    一方のパリティを持つ入力フィールドを予測した第6の
    予測信号を求め、前記第5及び第6の予測信号を合成し
    て前記一方のパリティを持つ入力フィールドの第7の予
    測信号及び第5の予測誤差を求め、前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ入力
    フィールドとの間の時間的な距離と前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記他方のパリティを持つ入力
    フィールドと間の時間的な距離との比率に応じて前記第
    4の動きベクトルの大きさを換算することにより、前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドから前記他方のパ
    リティを持つ入力フィールドを予測した第8の予測信号
    を求め、前記第4の動きベクトルを用いて前記他方のパ
    リティを持つ参照フィールドから該他方のパリティを持
    つ入力フィールドを予測した第9の予測信号を求め、前
    記第8及び第9の予測信号を合成して前記他方のパリテ
    ィを持つ入力フィールドの第10の予測信号及び第6の
    予測誤差を求め、前記第5及び第6の予測誤差の合計を
    求めるフィールド間補間動き検出手段と、 前記ブロック毎に、参照フィールドから一方のパリティ
    を持つ入力フィールドを予測する第5の動きベクトルを
    用いて該一方のパリティを持つ入力フィールドについて
    の第11の予測信号及び第7の予測誤差を求め、前記参
    照フィールドから他方のパリティを持つ入力フィールド
    を予測する第6の動きベクトルを用いて該他方のパリテ
    ィを持つ入力フィールドについての第12の予測信号及
    び第8の予測誤差を求め、前記第7及び第8の予測誤差
    の合計を求めるフィールド動き検出手段と、 前記同一パリティフィールド動き検出手段、前記近傍フ
    ィールド動き検出手段、前記フィールド間補間動き検出
    手段及び前記フィールド動き検出手段から出力された予
    測誤差を比較して、最適の動き検出手段を選択する手段
    とを備えたことを特徴とするインターレース動画像の動
    き補償予測装置。
  4. 【請求項4】 入力画面と参照画面とを用いブロック単
    位で動き補償を行うインターレース動画像の動き補償予
    測装置において、 インターレース動画像を2つのフィールドブロックに分
    解することにより得られたフィールドブロック毎の入力
    画面及び参照画面を格納する手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから一方のパリティを持つ入力フィールドを予測する
    ための第1の動きベクトルを用いて該一方のパリティを
    持つ入力フィールドについての第1の予測信号及び第1
    の予測誤差を求め、該第1の動きベクトルを用いて前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドと同一フレーム内
    の他方のパリティを持つ参照フィールドから前記一方の
    パリティを持つ入力フィールドと同一フレーム内の他方
    のパリティを持つ入力フィールドについての第2の予測
    信号及び第2の予測誤差を求め、前記第1及び第2の予
    測誤差の合計を求める同一パリティフィールド動き検出
    手段と、 前記ブロック毎に、入力フレームに時間的に最も近い参
    照フィールドから該参照フィールドと異なるパリティを
    持つ入力フィールドを予測する第2の動きベクトルを用
    いて該異なるパリティを持つ入力フィールドについての
    第3の予測信号及び第3の予測誤差を求め、前記参照フ
    ィールドと前記異なるパリティを持つ入力フィールドと
    の間の時間的な距離と前記参照フィールドと該参照フィ
    ールドと同じパリティを持つ入力フィールドとの時間的
    な距離との比率に応じて前記第2の動きベクトルの大き
    さを換算して第3の動きベクトルを求め、前記参照フィ
    ールドから前記第3の動きベクトルを用いて前記同じパ
    リティを持つ入力フィールドについての第4の予測信号
    及び第4の予測誤差を求め、前記第3及び第4の予測誤
    差の合計を求める近傍フィールド動き検出手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから該一方のパリティを持つ入力フィールドを予測す
    る第4の動きベクトルを用いて前記一方のパリティを持
    つ参照フィールドから前記一方のパリティを持つ入力フ
    ィールドを予測した第5の予測信号を求め、前記一方の
    パリティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを
    持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と他方のパリ
    ティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ
    入力フィールドとの間の時間的な距離との比率に応じて
    前記第4の動きベクトルの大きさを換算することによ
    り、前記他方のパリティを持つ参照フィールドから前記
    一方のパリティを持つ入力フィールドを予測した第6の
    予測信号を求め、前記第5及び第6の予測信号を合成し
    て前記一方のパリティを持つ入力フィールドの第7の予
    測信号及び第5の予測誤差を求め、前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ入力
    フィールドとの間の時間的な距離と前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記他方のパリティを持つ入力
    フィールドと間の時間的な距離との比率に応じて前記第
    4の動きベクトルの大きさを換算することにより、前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドから前記他方のパ
    リティを持つ入力フィールドを予測した第8の予測信号
    を求め、前記第4の動きベクトルを用いて前記他方のパ
    リティを持つ参照フィールドから該他方のパリティを持
    つ入力フィールドを予測した第9の予測信号を求め、前
    記第8及び第9の予測信号を合成して前記他方のパリテ
    ィを持つ入力フィールドの第10の予測信号及び第6の
    予測誤差を求め、前記第5及び第6の予測誤差の合計を
    求めるフィールド間補間動き検出手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから他方のパリティを持つ入力フィールドを予測する
    ための第5の動きベクトルを用いて該他方のパリティを
    持つ入力フィールドについての第11の予測信号及び第
    7の予測誤差を求め、前記一方のパリティを持つ参照フ
    ィールドと前記他方のパリティを持つ入力フィールドと
    の間の時間的な距離と他方のパリティを持つ参照フィー
    ルドと一方のパリティを持つ入力フィールドと間の時間
    的な距離との比率に応じて前記第5の動きベクトルの大
    きさを換算することにより、前記他方のパリティを持つ
    参照フィールドから前記一方のパリティを持つ入力フィ
    ールドについての第12の予測信号及び第8の予測誤差
    を求め、前記第7及び第8予測誤差の合計を求める逆パ
    リティフィールド動き検出手段と、 前記同一パリティフィールド動き検出手段、前記近傍フ
    ィールド動き検出手段、前記フィールド間補間動き検出
    手段及び前記逆パリティフィールド動き検出手段から出
    力された予測誤差を比較して、最適の動き検出手段を選
    択する手段とを備えたことを特徴とするインターレース
    動画像の動き補償予測装置。
  5. 【請求項5】 入力画面と参照画面とを用いブロック単
    位で動き補償を行うインターレース動画像の動き補償予
    測装置において、 インターレース動画像を2つのフィールドブロックに分
    解することにより得られたフィールドブロック毎の入力
    画面及び参照画面を格納する手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから一方のパリティを持つ入力フィールドを予測する
    ための第1の動きベクトルを用いて該一方のパリティを
    持つ入力フィールドについての第1の予測信号及び第1
    の予測誤差を求め、該第1の動きベクトルを用いて前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドと同一フレーム内
    の他方のパリティを持つ参照フィールドから前記一方の
    パリティを持つ入力フィールドと同一フレーム内の他方
    のパリティを持つ入力フィールドについての第2の予測
    信号及び第2の予測誤差を求め、前記第1及び第2の予
    測誤差の合計を求める同一パリティフィールド動き検出
    手段と、 前記ブロック毎に、入力フレームに時間的に最も近い参
    照フィールドから該参照フィールドと異なるパリティを
    持つ入力フィールドを予測する第2の動きベクトルを用
    いて該異なるパリティを持つ入力フィールドについての
    第3の予測信号及び第3の予測誤差を求め、前記参照フ
    ィールドと前記異なるパリティを持つ入力フィールドと
    の間の時間的な距離と前記参照フィールドと該参照フィ
    ールドと同じパリティを持つ入力フィールドとの時間的
    な距離との比率に応じて前記第2の動きベクトルの大き
    さを換算して第3の動きベクトルを求め、前記参照フィ
    ールドから前記第3の動きベクトルを用いて前記同じパ
    リティを持つ入力フィールドについての第4の予測信号
    及び第4の予測誤差を求め、前記第3及び第4の予測誤
    差の合計を求める近傍フィールド動き検出手段と、 前記ブロック毎に、一方のパリティを持つ参照フィール
    ドから該一方のパリティを持つ入力フィールドを予測す
    る第4の動きベクトルを用いて前記一方のパリティを持
    つ参照フィールドから前記一方のパリティを持つ入力フ
    ィールドを予測した第5の予測信号を求め、前記一方の
    パリティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを
    持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と他方のパリ
    ティを持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ
    入力フィールドとの間の時間的な距離との比率に応じて
    前記第4の動きベクトルの大きさを換算することによ
    り、前記他方のパリティを持つ参照フィールドから前記
    一方のパリティを持つ入力フィールドを予測した第6の
    予測信号を求め、前記第5及び第6の予測信号を合成し
    て前記一方のパリティを持つ入力フィールドの第7の予
    測信号及び第5の予測誤差を求め、前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記一方のパリティを持つ入力
    フィールドとの間の時間的な距離と前記一方のパリティ
    を持つ参照フィールドと前記他方のパリティを持つ入力
    フィールドと間の時間的な距離との比率に応じて前記第
    4の動きベクトルの大きさを換算することにより、前記
    一方のパリティを持つ参照フィールドから前記他方のパ
    リティを持つ入力フィールドを予測した第8の予測信号
    を求め、前記第4の動きベクトルを用いて前記他方のパ
    リティを持つ参照フィールドから該他方のパリティを持
    つ入力フィールドを予測した第9の予測信号を求め、前
    記第8及び第9の予測信号を合成して前記他方のパリテ
    ィを持つ入力フィールドの第10の予測信号及び第6の
    予測誤差を求め、前記第5及び第6の予測誤差の合計を
    求めるフィールド間補間動き検出手段と、 前記ブロック毎に、入力フレームに時間的に最も遠い参
    照フィールドから該参照フィールドと同じパリティを持
    つ入力フィールドを予測する第5の動きベクトルを用い
    て該同じパリティを持つ入力フィールドについての第1
    1の予測信号及び第7の予測誤差を求め、前記参照フィ
    ールドと前記同じパリティを持つ入力フィールドとの間
    の時間的な距離と前記参照フィールドと該参照フィール
    ドと異なるパリティを持つ入力フィールドとの時間的な
    距離との比率に応じて前記第5の動きベクトルの大きさ
    を換算して第6の動きベクトルを求め、前記参照フィー
    ルドから前記第6の動きベクトルを用いて前記異なるパ
    リティを持つ入力フィールドについての第12の予測信
    号及び第8の予測誤差を求め、前記第7及び第8の予測
    誤差の合計を求める遠方フィールド動き検出手段と、 前記同一パリティフィールド動き検出手段、前記近傍フ
    ィールド動き検出手段、前記フィールド間補間動き検出
    手段及び前記遠方フィールド動き検出手段から出力され
    た予測誤差を比較して、最適の動き検出手段を選択する
    手段とを備えたことを特徴とするインターレース動画像
    の動き補償予測装置。
  6. 【請求項6】 最小の予測誤差を示す選択フラグと、該
    一番小さい予測誤差を出力した動き検出手段からの動き
    ベクトルを選択する手段とを具備し、該符号化された予
    測誤差に、いずれの動き検出手段からの出力を選択した
    かを示す選択フラグ及び該選択フラグに対応した動きベ
    クトルを付加して伝送するようにしたことを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 参照画面のブロックに対して、小数点精
    度の補間画素ブロックを作成する手段を具備し、動き検
    出精度の向上を図るようにしたことを特徴とする請求項
    1から6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 動き検出を行う際に、第1段階として、
    参照画面のブロックに対して、整数画素精度の動き検出
    を実行して動きベクトルを求め、第2段階で、前記第1
    段階で得られた動きベクトルの開始位置の近傍にある小
    数点精度の補間画素を用いて動き検出を行い、動き検出
    処理時間の短縮化を図るようにしたことを特徴とする請
    求項7に記載の装置。
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1991年電子情報通信学会春季全国大会講演論文集分冊7、p.64
電子情報通信学会技術研究報告(IE88−97)、第88巻、第411号、p.47−54

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