JP3201327B2 - 録音再生装置 - Google Patents

録音再生装置

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JP3201327B2
JP3201327B2 JP36551597A JP36551597A JP3201327B2 JP 3201327 B2 JP3201327 B2 JP 3201327B2 JP 36551597 A JP36551597 A JP 36551597A JP 36551597 A JP36551597 A JP 36551597A JP 3201327 B2 JP3201327 B2 JP 3201327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイスメールや留
守番電話装置等の他者からのメッセージを記憶し、必要
なときに再生することができる録音再生装置に関し、特
に、使用者が各メッセージの重要度を判定することがで
きる録音再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイスメールや留守番電話装置等の録音
再生装置は、使用者が不在の際に、他者からのアクセス
に対して自動的に応答して録音媒体にメッセージを録音
し、使用者が、録音されたメッセージを直接または遠隔
地から聞くことを目的としている。しかし、メッセージ
が入れられるたびに録音媒体に順に録音されていくた
め、再生する際に、使用者は、順に全てのメッセージを
聞く必要がある。そのため、大量のメッセージが録音さ
れていて最後の方に入っているメッセージが非常に重要
なものである場合に、そのメッセージを聞くまでに時間
がかかってしまうという問題がある。また、遠隔地から
操作してメッセージを聞く場合、電話料金等の通信費用
がかかる等の理由によって大量のメッセージを聞くこと
が困難な場合がある。
【0003】これらの問題を解決するために、メッセー
ジの再生時間を短縮することが考えられる。例えば、メ
ッセージを2倍速で再生すれば再生時間は半分で済むの
で、使用者は、早めに重要メッセージにたどり着くこと
ができる。しかし、再生速度を上げると聞き取りづらく
なるので、再生速度の上昇には限界があり、根本的な対
策にはならない。
【0004】早めに重要メッセージにたどり着くことが
できる他の方法として、メッセージの重要度を判定する
ために先に各メッセージの一部を聞き、必要のものだけ
メッセージ全体を聞く方法が提案されている。例えば、
特開昭63−179652号公報や特開平3−1860
46号公報に開示されている留守番電話装置は、相手が
名前を答えた部分とメッセージとを別に録音しておき、
再生時に、相手が名前を答えた部分を先に再生する機能
を有する。使用者は、先に誰からのメッセージかを判断
することができ、その判断によってメッセージが重要で
あるのか否か判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような方法によれ
ば、各メッセージの全体が長くても、ある一部分を再生
することによって、非常に短い時間で各メッセージの内
容をある程度判断することができる。しかし、判断材料
となるのは相手の名前だけであり、相手の名前だけでは
真にメッセージ内容が重要であるのか判断することが難
しい場合も多い。
【0006】そこで、本発明は、使用者が信頼性の高い
重要度判断材料にもとづいてそのメッセージの重要度を
判断できる録音再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による録音再生装
置は、入力された音声メッセージを録音し、録音されて
いる各音声メッセージおよびメッセージの一部を使用者
の要求に応じて出力するものであって、録音された音声
メッセージにおける高音量部分を抽出する高音量部分算
出手段と、録音された音声メッセージにおける休止部分
を検出し音声メッセージにおける長い休止部分で挟まれ
た部分を抽出する休止部分算出手段と、録音された音声
メッセージにおける音節発話速度を算出し音声メッセー
ジにおける発話速度の遅い部分を抽出する発話速度算出
手段と、高音量部分算出手段、休止部分算出手段および
発話速度算出手段が抽出した部分から、メッセージの一
部として出力される部分を決定する抽出部分決定手段と
を備えたものである。高音量部分算出手段は、抽出され
た部分に、メッセージの音量平均値に対する割合を重み
として付与し、休止部分算出手段は、抽出された部分
に、メッセージにおける休止部分長の平均値に対する割
合を重みとして付与し、発話速度算出手段は、抽出され
た部分に、メッセージにおける発話速度の平均値に対す
る割合を重みとして付与し、抽出部分決定手段は、高音
量部分算出手段、休止部分算出手段および発話速度算出
手段が抽出した各部分の重みの和が大きな値になる順に
所定個の部分を選定し、それらをメッセージの一部とし
て出力される部分とするように構成されていてもよい。
また、メッセージ中の母音の発生タイミングを検出して
音節の区切りを決定する母音検出手段を備え、発話速度
算出手段は、単位時間当たりの音節数から発話速度を算
出するように構成されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明による録音再生装
置の実施の一形態を示すブロック構成図である。図1に
示すように、録音再生装置は、電話機の受信回路やPC
M受信装置等の音声入力手段1、テープレコーダ、ディ
スク装置、メモリ制御装置等の音声録音手段2、磁気テ
ープ、ディスク媒体、半導体メモリ等の音声録音媒体
3、テープレコーダ、ディスク装置、メモリ制御装置等
の音声再生手段4、およびスピーカ等の音声出力手段5
を含む。音声がディジタル信号で録音される場合には、
音声再生手段4はD−A変換器を含む。
【0009】また、録音再生装置は、音声録音媒体3に
録音されているメッセージの音量レベルを検出する音量
レベル検出手段6、メッセージにおける高音量部分を算
出する高音量部分算出手段7、メッセージにおける休止
部分を検出する休止部分算出手段8、メッセージにおけ
る母音を検出する母音検出手段9、メッセージにおける
発話速度を算出する発話速度算出手段10、およびメッ
セージにおける重要部分を決定する抽出部分決定手段1
1をさらに備えている。これらの音量レベル検出手段
6、高音量部分算出手段7、休止部分算出手段8、母音
検出手段9、発話速度算出手段10および抽出部分決定
手段11は、例えばソフトウェアで実現される。その場
合、音声録音媒体3にアナログ信号で音声が録音されて
いるときには音声信号はA−D変換器を介してソフトウ
ェア側に入力される。
【0010】次に、図2のフローチャートを参照して動
作について説明する。一般に、話者は、何かを話すとき
に、重要な部分を、聞き取りやすいように他の部分より
大きな声でゆっくりと前後の間を大きくして話す傾向が
ある。本発明による録音再生装置は、そのような傾向を
利用して、録音されたメッセージの音量、発声速度およ
び休止時間にもとづいてメッセージ中の重要部分を抽出
しようというものである。
【0011】音声入力手段1に入力された音声メッセー
ジは、音声録音手段2によって音声録音媒体3に録音さ
れる。メッセージの録音が行われると、そのメッセージ
は、音量レベル検出手段6および母音検出手段9に送ら
れる。音声レベル検出手段6は、標本化および量子化を
行い、各量子化値から各時間における相対的な音声強度
を算出する(ステップS1)。この結果、時間系列の音
声強度データが作成される。音声強度データは高音量部
分算出手段7に送られる。高音量部分算出手段7は、あ
る長さの時間単位での音声強度の積を計算する(ステッ
プS2)。そして、その値が大きな値となる部分を、全
体の中で高音量となる部分とし、重要部分の候補として
抽出する(ステップS3)。抽出された部分には、メッ
セージの音量平均値に対するその部分の音量の割合が重
みとして付与される。
【0012】また、音量レベル検出手段6によって算出
された音量強度データは、休止部分算出手段8に送られ
る。休止部分算出手段8は、ある長さの時間単位での音
声強度の積を計算し、小さな値となる部分を休止部分と
して算出する(ステップS4)。算出された部分には、
メッセージにおける休止部分長の平均値に対するその部
分の長さの割合が重みとして付与される。そして各休止
部分の長さを比較し、長い休止部分に挟まれている部分
を重要部分の候補として抽出する(ステップS5)。各
候補には、その前後の部分の休止部分長の平均値に対す
る割合が重みとして付与されている。
【0013】日本語の音節は、母音または子音+母音で
構成され、同じ母音が2度続く場合以外は、母音と子音
の変化点および違う母音への変化点で、音節の区切りが
つけられる。それを利用して、母音検出手段9は、メッ
セージを1音節よりも短いある長さの時間単位で分割す
る(ステップS6)。そして、分割領域それぞれについ
て零交叉数分析を用いて第1から第3までのホルマント
周波数を求める。さらに、各領域における各ホルマント
周波数を母音のホルマント周波数の標準偏差と比較する
ことによって、母音かどうか判断する(ステップS
7)。ここで、同じ母音が続く範囲を一つの母音とし
て、全体の中でどの部分が母音であるかを検出し、音節
の区切りをつける(ステップS8)。メッセージにおけ
る音節の区切りを示すデータは、発話速度算出手段10
に送られる。
【0014】発話速度算出手段10は、単位時間当たり
の音節の数にもとづいて発話速度を計算し(ステップS
9)、遅い速度で話されている部分を重要部分の候補と
して算出する(ステップS10)。抽出された部分に
は、メッセージにおける発話速度の平均値に対するその
部分の速度の割合が重みとして付与される。
【0015】抽出部分決定手段11は、高音量部分算出
手段7、休止部分算出手段8、および発話速度算出手段
10が決定した重要部分の候補になった各部分につい
て、各重みの和を算出する。例えば、高音量部分算出手
段7がA(2.0),B(2.5),C(2.8)を候
補とし、休止部分算出手段8がA(3.5),C(3.
0),D(3.2)を候補とし、発話速度算出手段10
がC(1.6),D(1.5)を候補とした場合には、
各部分の重みの和は、A,B,C,D=(5.5),
(2.5),(7.4),D(4.7)となる。なお、
括弧内の数値は重みの例を示す。
【0016】そして、抽出部分決定手段11は、重みの
和が大きな順に、いくつかの部分を重要部分と最終的に
決定する(ステップS11)。例えば、1メッセージに
ついて最も重みの和が大きい部分を重要部分と決定す
る。または、1メッセージについて重みの和が大きい順
に2〜3個の部分を重要部分と決定する。以上のように
して決定された部分は、例えば音声録音媒体3における
所定領域に格納される。
【0017】よって、使用者は、メッセージ再生時に、
まず、抽出部分決定手段11によって決定された重要部
分を先に再生する操作を行うことによって、再生された
部分から、その部分を含むメッセージが真に重要なメッ
セージか否か判断できる。そして、使用者が重要と判断
した場合は、そのメッセージ全体を優先して聞くことが
できる。 このような操作を行うための構成は図1には
示されていないが、特開昭63−179652号公報や
特開平3−186046号公報に開示されているよう
に、よく知られている構成である。
【0018】以上のように、この実施の形態によれば、
録音されたメッセージ中で他の部分より大きく話されて
いる部分、ゆっくりと話されている部分、および前後に
間をおいて話されている部分を候補としてあげ、それら
の中でいくつかの部分を重要部分として使用者に提示す
るようにしたので、使用者にとって、より信頼のおける
重要部分判断材料が提示されることになる。よって、使
用者は、そのような重要部分を先行再生することによっ
て、録音メッセージ中の真に重要なメッセージを、従来
の場合に比べてより早く聞くことができる。従来技術で
は、重要部分判断材料の信頼性が低いので、そのような
材料にもとづいてメッセージ全体を聞いても、実は重要
ではなかったというケースが多い。すなわち、真に重要
なメッセージを聞けるまでに時間がかかっていた。この
実施の形態では、3種類の判定要素、すなわち録音され
たメッセージの音量、休止時間および発声速度を加味し
て重要部分候補を抽出するので、抽出された部分が重要
部分である可能性は十分高い。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、録音再
生装置を、メッセージの中で他の部分より大きく話され
ている部分、ゆっくりと話されている部分、および前後
に間をおいて話されている部分を抽出し、それらの中で
いくつかの部分を先行再生可能なデータとするように構
成したので、各メッセージについて信頼性の高い重要度
を先に知ることが可能になり、効率的なメッセージ再生
を行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による録音再生装置の実施の一形態を
示すブロック構成図である。
【図2】 本発明による録音再生装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 音声入力手段 2 音声録音手段 3 音声録音媒体 4 音声再生手段 5 音声出力手段 6 音量レベル検出手段 7 高音量部分算出手段 8 休止部分算出手段 9 母音検出手段 10 発話速度算出手段 11 抽出部分決定手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された音声メッセージを録音し、録
    音されている各音声メッセージおよびメッセージの一部
    を使用者の要求に応じて出力する録音再生装置におい
    て、 録音された音声メッセージ全体の中の高音量部分を抽出
    する高音量部分算出手段と、 録音された音声メッセージ全体の中の休止部分を検出
    し、音声メッセージにおける長い休止部分で挟まれた部
    分を抽出する休止部分算出手段と、 録音された音声メッセージ全体の中の音節発話速度を算
    出し、音声メッセージにおける発話速度の遅い部分を抽
    出する発話速度算出手段と、 前記高音量部分算出手段、休止部分算出手段および発話
    速度算出手段が抽出した部分から、音声メッセージ全体
    の中からメッセージの一部として出力される複数の部分
    を決定する抽出部分決定手段とを備えたことを特徴とす
    る録音再生装置。
  2. 【請求項2】 高音量部分算出手段は、抽出された部分
    に、メッセージの音量平均値に対するその部分の音量の
    割合を重みとして付与し、 休止部分算出手段は、抽出された長い休止部分で挟まれ
    た部分に、メッセージにおける休止部分長の平均値に対
    するその休止部分の割合を重みとして付与し、 発話速度算出手段は、抽出された部分に、メッセージに
    おける発話速度の平均値に対するその部分の発話速度割
    合を重みとして付与し、 抽出部分決定手段は、前記高音量部分算出手段、休止部
    分算出手段および発話速度算出手段が抽出した各部分の
    重みの和が大きな値になる順に所定個の部分を選定し、
    選定した各部分をメッセージの一部として出力される部
    分とする請求項2記載の録音再生装置。
  3. 【請求項3】 メッセージ中の母音の発生タイミングを
    検出して音節の区切りを決定する母音検出手段を備え、 発話速度算出手段は、単位時間当たりの音節数から発話
    速度を算出する請求項1または請求項2記載の録音再生
    装置。
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