JP3201022U

JP3201022U - 女性用下着

Info

Publication number: JP3201022U
Application number: JP2015003967U
Authority: JP
Inventors: 悦子前川
Original assignee: 悦子前川
Priority date: 2015-07-15
Filing date: 2015-07-15
Publication date: 2015-11-19
Anticipated expiration: 2025-07-15

Abstract

【課題】ペチコートとパンティーを一体としたような、下半身を締め付けない、穿いていても穿いていない感覚の、今までにない魔法のような女性用下着を提供する。【解決手段】筒状布６の上端にウエストゴム１を形成し、筒状布６の下端中央の股下３を縫合せ部７にて縫合して二本の足出口２を形成するとともに、股下３が着用者８の局部に触れないよう、十分な長さを保つように形成する。【選択図】図１

Description

この考案の女性用下着は、ペチコートとパンティーを一体としたような、下半身を締め付けない、穿いていても穿いていない感覚の、今までにない魔法のような下着に関するものである。

アンダースカートとしてのペチコートは、スカート生地の滑りをよくするためにスカートの下に着用するものであるとともに、スカートのシルエット形成目的で使われる。普通はスカートの裾丈よりも、５ＣＭから１０ＣＭほど短く形成されている。スカートと合わせてみて、スカートの裾からペチコートがはみ出るようであれば、もう少し短い丈のペチコートが望ましいことになる。

よく外国の女優、アーティスト、モデルや、日本の一部の芸能人達が下着をつけない、と口外しているが、一般の女性たちにもその動きが広まってきている。その理由の一つが外出先でも下半身に着用する下着の締め付けから身体を開放されたいとの願いを叶えるためである。従来このような下着の締め付けから身体を開放するものとして、該下着の上縁にフックを取付け、該下着以外の着衣或はズボン、スカートのベルトにフックを掛けて、下着のずり落ちを防止するものがある。（例えば、特許文献１参照）

実開平６−５４７０３号公報

このような特許文献１に示されているものは、下半身に着用する下着のゴム紐等による締め付けから身体を開放するためにゴム紐を下着から省略しようとしている。つまりゴム紐にて身体を締め付けることにより起因する種々の弊害、例えば高血圧、腰板、不眠、肩こり、生理痛等を排除できる、としている。

しかしながら、このような実開平６−５４７０３号公報に示すものは、ゴム紐による身体の締め付けから単に身体を開放するものであって、なお、一般的に使用される下着を含めて次のような不都合が生じる場合が少なくない。

身体特に下半身を締め付けることによる血行不良が生じたり、局部への圧迫感を生じる。また、下着の上にペチコートをつけるためにゴワゴワ感が生じ、通気性が悪く蒸れたりする。さらに股下が短いので食い込み動きにくい。さらにまた、汚れやすく、下着のラインが外部に見えやすい等というような種々の問題点があった。

本考案の下着は、このような諸問題を解決するためになされたもので、筒状布の一端にウエストゴムを形成し、同筒状布の下端中央の股下を縫合せ部にて縫合して二本の足出口を形成するとともに、股下が着用者の局部に触れないよう、十分な長さを保つように形成したものである。

確かに、下着をつけない開放感は素晴らしいと思う。しかしながら人間は動かねばならないし、時には転倒するかもしれない。また、風が吹いてくるかもしれない。それならば、人に見られても恥ずかしくない下着があれば安心して行動することができる。さらに、女性の敵である冷えから、お腹を保護してくれるという大切な役目を果たし、健康面での利点も多い。

本考案の一実施例を示す女性用下着の正面図である。本考案の他の実施例を示す女性用下着の正面図である。

本考案下着は、ウエストゴム付き筒状布の裾部分の一部を縫合わせただけの簡単な構造であるので、作製が非常に容易である。また、太った人、痩せた人などいずれにも容易に適用することができる。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１は、シルク、綿、ポリエステルなどのいろんな好みの素材でできた筒状布６の上端に形成されたウエストゴムで、着用者８の体型に合わせてゴムの緩み加減を適切に調節する。なお、ウエストゴム１の代えていろんな素材による伸縮部材を用いても良い。２は、前記筒状布６の下端中央の股下３を、縫合せ部７にて縫合して形成された足出口である。

４は、下着の丈で、好みに応じて、自由に長くしたり短くデザインすることができる。ただし、股下３が着用者８の局部に触れないように、十分な長さを保つことが重要である。５は、筒状布６の布幅で、布の分量を少なくしたり、逆に多くすることにより、デザインの変化が生まれてくる。

図２において、縫合せ部７は、やや弧状をしているが、図１に示すものより変化を持たせてデザイン性を向上したものである。また、９は、足出口２に形成したフリルである。５は、筒状布６の布幅で、布の分量を少なくしたり、逆に多くすることにより、デザインの変化が生まれてくる。

このように、形成された女性用下着によれば次のような特有の効果を奏することができる。筒状布６は、スカートなどの透ける素材であっても、丈４や、布地の分量を変えることによっていろいろな下着にデザインすることが可能である。

この下着は、直接局部に接触しないので、汚れがつきにくく、洗濯回数を減らすことができて便利である。特に入院中、旅行中など緊急的にパジャマの代用として使用でき重宝である。また、股下３の縫合せ部７の幅を広くしたり、狭くしたり、あるいは弧状に形成することにより、下着全体のデザインを変化させることが容易であって、着用の楽しさも味わえる。

足出口２と、股下３の丈４や、幅をいろいろと変えることによって、季節によって使い分けできる。例えば冬場には、暖かさを保ち、夏場には風が入ってきて涼しさを楽しむということができる。このように、色々なデザインを楽しむことができるのもこの下着の利点である。いずれにしても、本考案はペチコートとパンティーを一体としたような、下半身を締め付けない、穿いていても穿いていない感覚の、今までにない魔法のような下着を提供するものである。

１ウエストゴム
２足出口
３股下
４丈
５布幅
６筒状布
７縫合せ部
８着用者
９フリル

Claims

筒状布の一端にウエストゴムを形成し、同筒状布の下端中央の股下を縫合せ部にて縫合して二本の足出口を形成するとともに、股下が着用者の局部に触れないよう、十分な長さを保ち形成されていることを特徴とする女性用下着。