JP3200520U - 中仕切付包装箱 - Google Patents

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孝志 辻井
孝志 辻井
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Abstract

【課題】中仕切片が底部近傍まで達しているため緩衝効果が高く、廃棄する時は中仕切片を押しながら簡単な操作により折り畳むことができる中仕切付包装箱を提供する。【解決手段】互いに連接された側面14,16,18,20と、組立状態での一開口端部を閉鎖する第一,第二底蓋片52,116と、内側空間を2分割して区切る中仕切片32を有する。中仕切片32に交差して複数の小形仕切片98を備える。中仕切片32は、糊付片22に連接し、中仕切片32の下方の端部は、第一,第二底蓋片52,116の近傍に達する。中仕切片32には、組み立て状態から、第一,第二底蓋片52,116の押し込みにより折り曲げられる折り曲げ線36を備える。【選択図】図1

Description

この考案は、複数の収容物を各々区切って収容し、保管や運搬を行う中仕切付包装箱に関する。
従来、ブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片を折り曲げて糊付けし、ワンタッチで引き起こして組み立て可能に形成された中仕切付包装箱がある。中仕切付包装箱には、箱体を形成する側面や底面等に連接して箱体の内側空間をほぼ均等に2分割する中仕切片と、中仕切片に対してほぼ直角に交差し互いに等間隔に設けられている複数の小形仕切片が設けられている。これにより、複数の同形の収容物を各々区切って2列に収容することができ、緩衝性が高く、例えばガラス製のバイアル等、壊れやすい商品を保護して保管や運搬を行うことができる。
上記の中仕切付包装箱のうち特に、特許文献1の中仕切付組函と特許文献2の折り畳み式包装容器は、中仕切片が箱体の底部近傍まで達しており、緩衝効果がより高いものである。前記底部分は、前記一側面に連続し前記底部分の一部を覆う第一底蓋片と、この第一底蓋片に対向する側面から延出した第二底蓋片と、この第一底蓋片の両側の側面から延出し前記第一底蓋片または前記第二底蓋片に糊付けされる一対のフラップとが設けられ、ワンタッチで組み立てられる。この折り畳み式包装容器は、中仕切り箱が底部近傍まで達しているため、第一底蓋片と第二底蓋片が元の折り畳み状態に戻る時に当接して防ぎ、箱体の保形性を確実に維持することもできる。
特開平8−253235号公報 特開平8−324545号公報
上記背景技術の場合、使用後に中仕切付包装箱を折り畳む際に、底部の中央付近を押して、組み立てられた底部の係合を解除して、底部を箱体の内側に折り込みながら組立とは逆の手順で、ワンタッチで折り畳む。しかし、中仕切片が底部近傍まで達しているため、底部を箱体の内側に折り込む際に邪魔になり、折り畳みにくいものである。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、中仕切片が底部近傍まで達しているため緩衝効果が高く、また廃棄する時は中仕切片を押しながら簡単な操作により折り畳むことができる中仕切付包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、互いに連接された側面と、前記箱体形成片が組立状態のとき前記連接された側面で形成される筒体の一開口端部を閉鎖する底部分と、前記組み立てられた筒体の内側空間を2分割して区切る中仕切片と、前記中仕切片に交差して設けられさらに内部空間を小さく区切る直角で複数の小形仕切片とが設けられている中仕切付包装箱である。前記底部分は、前記一側面に連続し前記底部分の一部を覆う第一底蓋片と、前記第一底蓋片が設けられた前記側面に対向する側面に連続し前記底部分のその他の部分を覆う第二底蓋片と、前記第一底蓋片が設けられた前記側面の両側の側面から延出し前記第一底蓋片または前記第二底蓋片に糊付けされる一対のフラップとが設けられている。前記中仕切片は、前記側面を筒体に組み立てて糊付けする糊付片に連接して設けられ、前記中仕切片の下方の端部は、前記前記第一底蓋片または前記第二底蓋片の近傍に達する長さに設けられている。前記中仕切片は、前記箱体形成片の折り畳み状態から前記第一底蓋片と前記第二底蓋片が引き起こされて互いに係合されて底部分が形成される際に同時に引き起こされて立体に組み立てられる。前記中仕切片には、組み立て状態から、前記第一底蓋片または前記第二底蓋片の押し込みにより折り曲げられる折り曲げ線が設けられている。
また、前記中仕切片の前記折り曲げ線は複数本設けられ、一方の折り曲げ線は前記底部分に沿って略平行に設けられ、他方の折り曲げ線は前記糊付片に連接する端部と、前記底部近傍に達する下方の端部で囲まれた角部を斜めに面取りする傾斜に設けられている。
前記第一底蓋片または前記第二底蓋片の端部には、前記中仕切片を折り曲げる際に押し込むための開封用凹部が設けられていると良い。
本考案の中仕切付包装箱は、中仕切片が底部近傍まで達しているため緩衝効果が高く、収容物を確実に緩衝的に保護することができる。また、使用後に中仕切付包装箱を廃棄する時は簡単な操作により折り畳むことができる。廃棄の際に底部を箱体の内側に折り込むと、底部を形成する底蓋片が中仕切片に当接して中仕切片が容易に折れ曲がり、中仕切片が支障とならず、底蓋片が移動して円滑に折り畳むことができる。
この考案の一実施形態の中仕切付包装箱の部分破断斜視図である。 この実施形態の中仕切付包装箱の展開図である。 この実施形態の中仕切付包装箱の縦断面図である。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの考案の一実施形態を示すもので、この実施形態の中仕切付包装箱10は、厚紙等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて形成されている。
図2は、箱体形成片12を表面から見た展開図であり、側面14,16,18,20が互いに平行に連接して設けられている。側面14,16,18,20は、連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20は短くて互いにほぼ等しい。さらに側面14の側縁部には、中仕切付包装箱10の組立状態で側面20の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。糊付片22、側面14,16,18,20は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
糊付片22は、折罫線24に対して平行な側縁部22aまでの長さは、側面16,20の約半分の長さであり、側面14との連接方向に対して直角な方向の一方の端部22bは、側面14から離れるに従い糊付片22の幅が狭くなる方向に傾斜する直線状に形成されている。糊付片22の、端部22bと反対側の端部22cは、側面14から離れるに従い端部22bに近づく曲線状に形成され、糊付片22の外側に膨出する湾曲線であり、側縁部22aに連続している。
糊付片22の側縁部22aには、緩衝用の中仕切片32が、折罫線34で区切られて一体に連接して形成されている。中仕切片32は、折罫線34に対して平行な側縁部32aまでの長さは、側面14,18よりわずかに小さい矩形である。糊付片22の端部22bに連接する端部32bは、糊付片22の側縁部22aに対して直角に位置する直線であり、隣接する糊付片22の端部22bよりも図面上で低い位置、つまり端部22cに近い位置に設けられている。側縁部22a近傍では、端部32bが中仕切片32の面内で屈曲して側縁部22aに対して鋭角に交差する直線で形成されて、端部22bに連続している。中仕切片32の、端部32bと反対側の端部32cは、端部32bに対して平行な直線であり、端部32cは、隣接する糊付片22の下端部よりも高い位置、つまり曲線である端部22cが側面14に接する位置よりもわずかに端部22bに近い位置に設けられている。端部32cの糊付片22に近い端部は、中仕切片32の面内で折り曲げられて側縁部22aに対して鈍角に交差する直線となり、さらに側縁部22aに直角に交差する短い直線となって、側縁部22aの途中に連続している。中仕切片32の各角部は円弧状に面取りされている。
中仕切片32には、2本の折り曲げ線36,38が設けられている。一方の折り曲げ線36は、端部32cの中心から、端部32cの側縁部22a側の先端部分に達する直線であり、中仕切片32の、糊付片22との間に位置する下方の角部を斜めに面取りするように形成された直線である。他方の折り曲げ線38は、仕切片32の、中心よりも少し端部32bに近い位置で端部32cと側縁部22aが交差する位置と同じ高さに設けられ、端部32bに対して平行な直線である。折り曲げ線36は押し罫線で設けられ、折り曲げ線38には破断線による破断部分が形成されている。
側面14の、糊付片22の端部22bに連続する端部には、上蓋片40が折罫線42で区切られて設けられている。上蓋片40の、折罫線42の反対側の端部には、さらに差込片44が折罫線46で区切られて設けられている。
側面14には、折罫線42に近い位置に、折罫線42に対して平行で折罫線42より短い折罫線48が設けられ、折罫線48の両端部は側面14内に位置し、折罫線48の両端部には、側面14の折罫線42の端部に連続する破断線50が連続して設けられている。
側面14の、折罫線42と反対側の端部には、底部分を形成する変形した台形状の第一底蓋片52が折罫線54で区切られて設けられている。第一底蓋片52の、折罫線54から、折罫線54に対して平行な端部52aまでの長さは、中仕切付包装箱10の組立状態で端部52aが底面の中心線を超える長さに設けられている。端部52aの折罫線24に近い位置には、第一底蓋片52の中央に向かって膨出する円弧状等の切り込みまたは折罫線55が設けられている。
端部52aの、折罫線26に近い方の約半分の長さにわたって、底面折重ね片56が折罫線58で区切られて設けられている。折罫線54と折罫線58の間の長さは、中仕切付包装箱10の組立状態で底面の中心線に折罫線58が位置するものであり、側面16,18の幅の約半分である。底面折重ね片56は、折罫線58を上底とする変形した台形状であり、折罫線58に対して平行な端部56aは折罫線58よりも長く、台形の下底となる。底面折重ね片56の、折罫線26の延長線に位置する端部56bは、折罫線58に近い部分は折罫線58から離れるにつれて外側に延出する傾斜線であり、折罫線58から離れて端部56aに近い部分は端部56aに対して直角に位置するものである。底面折重ね片56の、第一底蓋片52の端部52aの中心付近、つまり端部56bの反対側の端部に連続する端部56cは、第一底蓋片52とは破断線57で区切られて端部52aに達し、端部52aから離れた部分は、複数個所で折れ曲がりながら端部56aに、傾斜して達している。
底面折重ね片56の端部56aには、第一仕切構成部60が折罫線62で区切られて設けられている。第一仕切構成部60は、折罫線62に隣接して折返片64が設けられ、折返片64から4つの小形仕切片66が形成されている。小形仕切片66は、帯状で、長手方向が折罫線62に対して傾斜して設けられている。傾斜する方向は、折罫線62から離れるにつれて側面14の折罫線26側から折罫線24側に向かうものである。小形仕切片66は、互いに平行に隣接し、各小形仕切片66は切込線68で各々区切られている。切込線68の形状は、折罫線62に近い部分は折罫線62に対して平行な直線であり、この直線の折罫線24側の端部から緩やかなS字を描きながら折罫線62から離れる方向に延出し、先端部は折罫線62に対して平行な直線となり、折罫線26側から折罫線24側へ延出している。小形仕切片66の、折罫線62側の端部は、折罫線62に対して直角に位置する折罫線70が設けられ、折罫線70で折返片64と区切られている。各切込線68は、互いに等間隔に設けられ、小形仕切片66が互いに同形状となり、組立状態で箱体の内部空間を中仕切片32に沿って5等分するように設けられている。
小形仕切片66の、折返片64と反対側の端部には、折罫線62に対して平行な長辺を有する矩形の1枚の仕切支持片72が設けられている。小形仕切片66の、折罫線70と反対側の端部は、折罫線70に対して平行な折罫線74が設けられ、折罫線74で仕切支持片72と区切られている。仕切支持片72は、折返片64よりも側面14の折罫線24側に移動した位置に設けられている。仕切支持片72の、折罫線62と反対側の端部72aは、折罫線62に対して平行な直線であり、各小形仕切片66から離間している。仕切支持片72の、側面14の折罫線26に近い側縁部72bは、一番折罫線26に近い小形仕切片66の、折罫線70近傍の端部に連続して、折罫線70に対して平行に設けられている。仕切支持片72の、側縁部72bと反対側の側縁部72cは、一番折罫線26から離れた小形仕切片66から離れて、側面14の折罫線24を超えて、糊付片22の側縁部22a近傍に位置し、側縁部72bに対して平行に設けられている。仕切支持片72の、側縁部72c側の形状は、端部72aと平行な端部72dが設けられて矩形に形成されている。なお、折罫線70と、隣接する小形仕切片66の折罫線74は、互いに延長線上に位置している。
側面16の、側面14の折罫線42に隣接する端部には、台形状の上フラップ76が折罫線78で区切られて設けられている。側面16の、折罫線78と反対側の端部には、三角形の底フラップ80が折罫線82で区切られて設けられている。底フラップ80の、側面14に隣接する傾斜した側縁部には、変形した台形の糊付片84が折罫線86で区切られて設けられている。
側面18の、側面16の折罫線78に隣接する端部には、台形状の側面折重ね片88が折罫線90で区切られて設けられている。側面折重ね片88の、折罫線90から、折罫線90に対して平行な端部88aまでの長さは、中仕切付包装箱10の組立状態で側面18に折罫線90で折り返されたときに底部に達する長さに設けられている。
側面折返片88の端部88aには、第二仕切構成部92が折罫線94で区切られて設けられている。第二仕切構成部92は、折罫線94に隣接して折返片96が設けられ、折返片96から4つの小形仕切片98が形成されている。小形仕切片98は、帯状で、長手方向が折罫線94に対して傾斜して設けられている。傾斜する方向は、折罫線94から離れるにつれて側面18の折罫線30側から折罫線28側に向かうものである。小形仕切片98は、互いに平行に隣接し、各小形仕切片98は切込線100で各々区切られている。切込線100の形状は、折罫線94に近い部分は折罫線94に対して平行な直線であり、この直線の折罫線28側の端部から緩やかなS字を描きながら折罫線94から離れる方向に延出し、先端部は折罫線94に対して平行な直線となり折罫線30側から折罫線28側へ延出している。小形仕切片98の、折罫線94側の端部は、折罫線94に対して直角に位置する折罫線102が設けられ、折罫線102で折返片96と区切られている。各切込線100は、互いに等間隔に設けられ、小形仕切片98が互いに同形状となり、組立状態で箱体の内部空間を中仕切片32に沿って5等分するように設けられている。
小形仕切片98の、折返片96と反対側の端部には、折罫線94に対して平行な長辺を有する矩形の1枚の仕切支持片104が設けられている。小形仕切片98の、折罫線102と反対側の端部は、折罫線102に対して平行な折罫線106が設けられ、折罫線106で仕切支持片104と区切られている。仕切支持片104は、折返片96よりも側面16の折罫線28側に移動した位置に設けられている。仕切支持片104の、折罫線94と反対側の端部104aは、折罫線94に対して平行な直線であり、各小形仕切片98から離間している。仕切支持片104の、側面18の折罫線30に近い側縁部104bは、一番折罫線30に近い小形仕切片98の、折罫線102近傍の端部に連続して、折罫線102に対して平行に設けられている。仕切支持片104の、側縁部104bと反対側の側縁部104cは、一番折罫線30から離れた小形仕切片98から離れて、側面18の折罫線28を超えて、側面16の中間付近に位置し、側縁部104bに対して平行に設けられている。仕切支持片104の、側縁部104c側の形状は、端部104aと平行な104dが設けられて矩形に形成されている。なお、折罫線102と、隣接する小形仕切片98の折罫線106は、互いに延長線上に位置している。
なお、折罫線58,62,94は、折り曲げやすいように破断線で設けられている。
側面18には、折罫線90の中心に矩形の糊付部108が設けられている。糊付部108は、折罫線90に連続するコの字形の開封用破断線110で囲まれて周囲と区切られている。側面折返片88にも、糊付部112が、糊付部108と線対称形状に設けられている。糊付部112は、開封用破断線110と線対称形状の開封用破断線114で囲まれて周囲と区切られている。
側面18の、折罫線90と反対側の端部には、底部分を形成する変形した台形状の第二底蓋片116が折罫線118で区切られて設けられている。第二底蓋片116の、折罫線118から、折罫線118に対して平行な端部116aまでの長さは、中仕切付包装箱10の組立状態で端部116aが底面の中心線を超える長さに設けられている。
端部116aの、折罫線30に近い方の約半分は、折罫線118に近い位置で折罫線118に対して平行に設けられた開口用縁部120が設けられている。開口用縁部120の、折罫線118からの長さは、中仕切付包装箱10の組立状態で開口用縁部120が底面の中心線付近に位置する長さであり、側面16,20の約半分の幅に設けられている。開口用縁部120の途中には、円弧状に切り欠いた開封用凹部122が設けられている。第二底蓋片116の、折罫線30に連接する傾斜した端部116bには、変形した台形の糊付片124が折罫線126で区切られて設けられている。
側面20の、側面18の折罫線90に隣接する端部には、台形状の上フラップ127が折罫線128で区切られて設けられている。側面20の、折罫線128と反対側の端部には、三角形に近い形の台形の底フラップ130が折罫線132で区切られて設けられている。
次に、この実施形態の中仕切付包装箱10の組立方法の一例について説明する。なお、ここでは図2が中仕切付包装箱10の箱体形成片12の表面を見たものであり、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、第一底蓋片52の裏面で折罫線58近傍に、糊134を塗布し、折罫線58を正折りして底面折重ね片56を第一底蓋片52裏面に糊付けする。この時第一仕切構成部60は側面14の裏面に重ねられる。
第一仕切構成部60の表面で仕切支持片104に、糊135を5か所端部72aに沿って等間隔に塗布し、折罫線34を正折りして中仕切片32を第一仕切構成部60の表面に糊付けする。側面折重ね片88の裏面で折罫線94近傍と糊付部112の内側に、糊136,138を各々塗布し、折罫線90を正折りして側面折返片88を側面18裏面に糊付けする。そして第二仕切構成部92の折返片96の表面に、糊140を折罫線94に沿って4か所に塗布し、折罫線94を逆折りして第二仕切構成部92を側面折返片88表面に糊付けする。折罫線54,82,118,132を正折りし、折罫線86,126を逆折りし、糊付片84,124の裏面に糊142,144を各々塗布する。中仕切片32の表面の、端部32bと折り曲げ線38の間の両端部近傍に糊146を2か所に塗布し、折罫線26を折り曲げる。すると、中仕切片32の表面は第二仕切構成部92の仕切支持片104の裏面に糊146により糊付けされる。さらに、糊付片84の裏面は第一底蓋片52の表面に糊142により糊付けされる。糊付片22の一部が糊付片124に重なるが、糊付片124を引き出して糊付片22の表面に重ねる。そして、糊付片22の表面に糊148を折罫線24の近傍に沿って塗布し、折罫線30を正折りして糊付片22を側面20の裏面に糊付けする。さらに、糊付片124の裏面は底フラップ130の表面に糊144により糊付けされる。これにより、箱体形成片12は折り畳み状態となり、中仕切付包装箱10はこの折り畳み状態で出荷される。
次に、収容物を収容し包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りして四角形の筒体にする。このとき、中仕切片32の側方の折罫線34は90°に正折りされ、中仕切片32は側面14,18の間に、箱体の中心に沿って立設される。そして、中仕切片32裏面に取り付けられている第一仕切構成部60の4つの小形仕切片66は、折罫線74が90°に正折りされ、折罫線70が90°に逆折りされ、4つの小形仕切片66は中仕切片32に対して直角に立ち上り、中仕切片32と側面14との間の空間を5等分する。そして、中仕切片32表面に取り付けられている第二仕切構成部92の4つの小形仕切片98は、折罫線106が90°に逆折りされ、折罫線102が90°に正折りされ、4つの小形仕切片98は中仕切片32に対して直角に立ち上り、中仕切片32と側面18との間の空間を5等分する。
中仕切付包装箱10を箱体に組み立てる時、第一底蓋片52は中仕切片32の裏面を押しながら摺動し、中仕切片32に対して直角となる。このとき、中仕切片32は折り曲げ線38から容易に正折りされ、第一底蓋片52の動きに支障をきたさず、円滑に移動する。第一底蓋片52、第二底蓋片116は、各々側面14,18に対して直角に引き起され、第一底蓋片52の端部52aが第二底蓋片116の開口用縁部120に重ねられて裏面に係止され、第二底蓋片116の端部116aが第一底蓋片52の折罫線58に重ねられて裏面、つまり裏面に折り返されている底面折返片56に係止される。これにより、底部が形成される。中仕切片32の下方の端部32cは底部に達し、第一底蓋片52と第二底蓋片116に、中仕切片32の面方向が直角に当接し、第一底蓋片52と第二底蓋片116が折り畳み方向に戻ることを防ぐ。
そして、中仕切片32と小形仕切片66,98で10等分された空間に各々収容物を入れる。収容物は、ガラス製のバイアル等である。上フラップ76,126を各々折罫線78,128で90°に正折りし、折罫線42,46を90°に正折りし、差込片44を側面18の裏面に側面折重ね片88に沿って差し込み係止する。側面折重ね片88の糊付部112を差込片44に糊付けして封止する。
収容物を取り出す時は、側面18の糊付部108を押して開封用破断線110と側面折返片88の開封用破断線114を切断して、差込片44に糊付部108,112が糊付けされた状態で上蓋片40を開く。上蓋片40が開かれた開口部から収容物を取り出す。側面14には、上蓋片40の両端部に連続する一対の破断線50と、一対の破断線50を結ぶ折罫線48が設けられ、上蓋片40を引き離して一対の破断線50を切断することで側面14の側縁部を折罫線48がヒンジとなるように開き、収容物を取り出しやすくする。
収容物を取り出した後、中仕切付包装箱10を廃棄する時は、底部から、第二底蓋片116の開封用凹部122の内側に指をあてて、第一底蓋片52の端部52c近傍を、箱体の内側に押し込む。第一底蓋片52が箱体の内側に折り畳まれて第二底蓋片116から離れ、係合を解除するものであるが、中仕切片32の端部32cが第一底蓋片52の裏面に当接しているため、係合を解除することができない。しかし、ある程度の力で強く押すと、第一底蓋片52の端部52aが中仕切片32の端部32cの糊付片22側の部分を、折り畳む方向に押す。すると、中仕切片32の、糊付片22側に設けられた折り曲げ線36が逆折りされて第一底蓋片52の裏面側に移動し、第一底蓋片52が箱体の内側に折り畳み可能となる。これにより、第一底蓋片52と第二底蓋片116の係合が解除され、箱体の保形性がなくなり、折罫線26,30が二つ折りされ、折罫線24,28が180°に開かれ、平坦な折り畳み状態となる。この状態で、複数個の中仕切付包装箱10を重ねることができ廃棄に適した形状となる。
この実施形態の中仕切付包装箱10によれば、中仕切片32と小形仕切片66,98により箱体の内側を仕切り、複数個の商品を緩衝的に収容することができる。中仕切片32が底部近傍まで達しているため、収容物の側面に広い面積で対面し、緩衝効果が高く、収容物を確実に保護しながら、運搬や保管を行うことができる。また、中仕切片32が底部近傍まで達していることにより、第一底蓋片52と第二底蓋片116が折り畳み方向に戻ることを防ぐことができ、保形性が高く、収容物を出し入れする作業が容易で作業効率が良い。さらに、使用後に中仕切付包装箱10を廃棄する時は、簡単な操作により平坦な状態に折り畳むことができ、平坦な折り畳み状態にして、コンパクトに廃棄処分や資源回収を行うことができる。また、組み立てる工程と折り畳む工程を、ワンタッチで簡単に行うことができる。
なお、この考案は上記実施形態に限定されるものではなく、箱体形成片の、側面や底蓋片、上蓋片の配置や連接する順番は自由に変更可能である。小形仕切片の数や形状は、収容物の数や形状に合わせて適宜変更可能である。中仕切片は、底部に当接してもよく、底部からわずかに離間して設けられるものでもよい。
10 中仕切付包装箱
12 箱体形成片
14,16,18,20 側面
22 糊付片
32 中仕切片
32c 端部
36,38 折り曲げ線
60 第一仕切構成部60
66,98 小形仕切片
52 第一底蓋片
72,104 仕切支持片
80,130 底フラップ
92 第二仕切構成部92
116 第二底蓋片
120 開口用縁部
122 開封用凹部

Claims (3)

  1. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、互いに連接された側面と、前記箱体形成片が組立状態のとき前記連接された側面で形成される筒体の一開口端部を閉鎖する底部分と、前記組み立てられた筒体の内側空間を分割して区切る中仕切片と、前記中仕切片に交差して設けられさらに内部空間を小さく区切る直角で複数の小形仕切片とが設けられ、
    前記底部分は、前記一側面に連続し前記底部分の一部を覆う第一底蓋片と、前記第一底蓋片が設けられた前記側面に対向する側面に連続し前記底部分のその他の部分を覆う第二底蓋片と、前記第一底蓋片が設けられた前記側面の両側の側面から延出し前記第一底蓋片または前記第二底蓋片に糊付けされる一対のフラップとが設けられ、
    前記中仕切片は、前記側面を筒体に組み立てて糊付けする糊付片に連接して設けられ、前記中仕切片の下方の端部は、前記前記第一底蓋片または前記第二底蓋片の近傍に達する長さに設けられ、
    前記中仕切片には、組み立て状態から折り畳まれる時に、前記第一底蓋片または前記第二底蓋片の押し込みにより折り曲げられる折り曲げ線が設けられていることを特徴とする中仕切付包装箱。
  2. 前記中仕切片の前記折り曲げ線は複数本設けられ、一方の折り曲げ線は前記底部分に沿って略平行に設けられ、他方の折り曲げ線は前記糊付片に連接する端部と、前記底部近傍に達する下方の端部で囲まれた角部を斜めに面取りする傾斜に設けられている請求項1または2記載の中仕切付包装箱。
  3. 前記第一底蓋片または前記第二底蓋片の端部には、前記中仕切片を折り曲げる際に押し込むための開封用凹部が設けられている請求項1または2記載の中仕切付包装箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170001190U (ko) * 2015-09-24 2017-04-03 주식회사 엘지생활건강 파티션이 구비된 포장상자

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