JP3200385U - 折板屋根用吊子 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定前に起立状態に保持することができる折板屋根用吊子を提供する。【解決手段】補強側挿通孔34を設けた底部と、底部の側縁に設けた立ち上り部と、立ち上り部の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれるハゼ部とを備える。タイトフレームの山部の頂部に、補強側挿通孔34に挿通する雄螺子棒17を突設する。補強側挿通孔34は、タイトフレームの長さ方向に長く形成され、補強側挿通孔34の長さ方向一側に雄螺子棒17に係止して立設状態を保持する幅狭部54を設けたから、雄螺子棒17に幅狭部54を係止することにより、吊子を立設状態で保持することができ、吊子を用いる屋根葺き作業を効率よく行うことができる。【選択図】図2

Description

本考案は、折板屋根を葺く場合においてタイトフレームの頂部に取り付ける折板屋根用吊子に関する。
従来、この種の吊子として、タイトフレームの段落部の底面に載る底部座片と起立片とが直角に交わるL字形をなし、起立片の上端の上段片に形成されるフックの長さで左右折板との結合寸法を多く取るために、起立片が上端に幅広くなる言わば扇形に形成されていた。また、L字形の強度を確保するために、底部座片と起立片との間に挟まれる補強の座金部材が鋲で止められていた。さらに、底部座片及び座金部材には長孔が穿設され、タイトフレームに突設したボルトに、前記長孔を挿通し、ボルトにナットを螺合することにより、タイトフレームに吊子が固定され、この際、長孔の範囲で吊子を位置調整することができる(例えば特許文献1及び特許文献2)。
図12に示すように、上記従来技術の吊子101では、起立片102が底部座片103より幅広に形成され、起立片102側に重心があり、ボルト104を長孔105に挿通した状態では固定されていないため、長尺な折板を抑えながらタイトフレーム2に固定する際、手を放すと、起立片102側に倒れてしまい、作業が煩雑になるという問題があった。
特開2010−265682号公報 特開平5−96249号公報
そこで、本考案は、上記問題点を解決するものであり、固定前に起立状態に保持することができる折板屋根用吊子を提供することを目的とする。
請求項1の考案は、係止用挿通孔を設けた底部と、前記底部の側縁に設けた立ち上り部と、前記立ち上り部の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれるハゼ部とを備え、タイトフレームの山部の頂部に、前記係止用挿通孔に挿通する雄螺子棒を突設し、前記雄螺子棒を前記係止用挿通孔に挿通した状態で前記雄螺子棒にナットを螺合することにより前記頂部に立設状態で取り付けられる折板屋根用吊子であって、前記係止用挿通孔は、前記タイトフレームの長さ方向に長く形成され、前記係止用挿通孔の長さ方向一側又は他側に、前記雄螺子棒に係止して前記立設状態を保持する係止部を設けたことを特徴とする。
請求項2の考案は、吊子本体と補強部材とを備え、前記吊子本体は、本体側挿通孔を設けた本体側底板部と、前記本体側底板部の側縁に設けた立ち上り部と、前記立ち上り部の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれるハゼ部とを備え、前記補強部材は、前記本体側底板部の上に固定する補強側底板部と、前記補強側底板部に設けられ前記本体側挿通孔に連通する補強側挿通孔とを備え、タイトフレームの山部の頂部は、一側に設けられた吊子支持部と、他側に設けられ前記吊子支持部より高い折板受部と、前記折板受部と前記吊子支持部との間に設けられた段差部とを有し、前記吊子支持部に、前記本体側挿通孔及び前記補強側挿通孔に挿通する雄螺子棒を突設し、前記雄螺子棒を前記本体側挿通孔及び前記補強側挿通孔に挿通した状態で前記雄螺子棒にナットを螺合することにより前記吊子支持部に立設状態で取り付けられる折板屋根用吊子であって、前記本体側挿通孔及び前記補強側挿通孔は、前記タイトフレームの長さ方向に長く形成され、前記補強側挿通孔が係止用挿通孔であり、前記係止用挿通孔の長さ方向一側に、前記雄螺子棒に係止して前記立設状態を保持する係止部を設けたことを特徴とする。
請求項3の考案は、前記係止用挿通孔には、該係止用挿通孔の前記長さ方向一側に前記長さ方向他側より幅狭な幅狭部を設け、前記幅狭部が前記係止部であることを特徴とする。
請求項4の考案は、前記係止用挿通孔には、該係止用挿通孔の前記長さ方向一側に前記長さ方向他側より幅狭な幅狭部を設け、前記幅狭部が前記係止部であり、前記幅狭部は、前記係止用挿通孔の縁部の厚さが周囲より前記縁部に向かって薄くなるように形成されていることを特徴とする。
請求項5の考案は、前記係止用挿通孔の幅は、前記長さ方向他側から前記長さ方向一側に向かってテーパー状に狭くなることを特徴とする。
請求項6の考案は、前記ナットの雌螺子部に対応して、前記係止用挿通孔の幅方向一方の前記縁部が前記係止用挿通孔の幅方向他方の前記縁部より高く形成されていることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、雄螺子棒に係止部を係止することにより、吊子を立設状態で保持することができ、吊子を用いる屋根葺き作業を効率よく行うことができる。
請求項2の構成によれば、雄螺子棒に係止部を係止することにより、吊子を立設状態で保持することができる。特に、補強部材に係止部を設けることにより加工が容易となる。
請求項3の構成によれば、係止用挿通孔の長さ方向一側を長さ方向他側より幅狭に形成することにより、係止部を簡便に形成することができると共に、吊子を長さ方向他側から一側に移動することにより係止状態が得られる。
請求項4の構成によれば、係止用挿通孔の長さ方向一側を長さ方向他側より幅狭に形成することにより、係止部を簡便に形成することができると共に、吊子を長さ方向他側から一側に移動することにより係止状態が得られ、しかも、係止用係止孔の縁部が薄く形成されているから、雄螺子部に確実に係止する。
請求項5の構成によれば、係止用挿入孔に雄螺子棒を挿入した状態で、吊子を長さ方向に移動することにより、雄螺子部に係止部をスムーズに係止することができる。
請求項6の構成によれば、幅方向両側の縁部が雌螺子部に対応しているから、係止部を雄螺子部に確実に係止することができる。
本考案の実施例1を示す吊子の斜視図である。 同上、吊子の要部の平面図である。 同上、図2のA−A線断面図である。 同上、折板屋根構造の断面図である。 同上、折板屋根材の要部の断面図であり、図5(A)は下ハゼ部側、図5(B)は上ハゼ部側を示す。 本発明の実施例2を示す吊子の斜視図である。 本発明の実施例3を示す吊子の要部の拡大平面図である。 本発明の実施例4を示す吊子の斜視図である。 本発明の実施例5を示す吊子の要部の断面図である。 本発明の参考例を示す吊子の斜視図である。 同上、吊子の要部の断面図である。 従来例のタイトレールと吊子の断面図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な折板屋根用吊子を採用することにより、従来にない折板屋根用吊子が得られ、その折板屋根用吊子について記述する。
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1〜図5は本考案の実施例1を示す。同図に示すように、金属製の吊子1は金属製のタイトフレーム2に固定され、このタイトフレーム2はH形鋼材などからなる屋根下地材(図示せず)に溶接等の固着手段により固着されている。このタイトフレーム2は長さ方向一側及び他側の水平固定部11,11と、該水平固定部11、11からハ字状をなすように立ち上った一側及び他側の傾斜部12、13と、該一側傾斜部12の上端から水平方向に伸長する吊子支持部14と、該吊子支持部14の他端から上方に伸長する段差部15と、該段差部15の上端から横方向に伸長し、他側傾斜部13の上端に続く他側の折板受部16とからなる。前記吊子支持部14には、吊子1を固定するための雄螺子棒17が突設され、この雄螺子棒17は雄螺子部17Aを有する。また、雄螺子棒17にナット18を螺合して吊子1を固定する。尚、前記雄螺子棒17の先端には、ナット18の雌螺子部18Aの山部より径小な径小部17Bが設けられている。また、前記ナット18は座金部19を一体に備え、この座金部19の下面には緩み止め防止用の凹凸部(図示せず)が複数形成されている。
吊子1は吊子本体21と補強部材22とを備える。前記吊子本体21は、底部23を構成する平板状の本体側底板部24と、この本体側底板部24の他側の側縁からタイトフレーム2の段差部15に対向して立ち上る立ち上り部25と、この立ち上り部25の上端側に、水平方向に折り曲げると共に、先端を下側に折り曲げたハゼ部26が形成され、このハゼ部26が下ハゼ部45と上ハゼ部49に挟み込まれる。前記本体側底板部24には、前記タイトフレーム2の長さ方向に長い本体側挿通孔27が穿設されている。また、前記立ち上り部25は下方から上方に向かって拡大形成されている。
前記補強部材22は、前記底部23を構成する補強側底板部31と、前記立ち上り部25に沿って立設する補強部33とを一体に備える。前記補強側底板部31には、前記本体側挿通孔27と連通する補強側挿通孔34が穿設されている。また、補強側底板部31の両端には、逆L字状で先端側が外側に向かって突出する支持部32,32が上側に突出して形成されている。尚、支持部32,32は、前記一側上面部47を支持することができる。そして、この例では、前記本体側底板部24と補強側底板部31とにより、吊子1の底部23を構成している。
図2に示すように、前記補強側挿通孔34は、他側半円縁部51と一側半円縁部52とを幅方向両側の長手縁部53,53により連結し、これら長手縁部53,53の間隔は他側から一側に向かってテーパー状に幅が狭くなるように形成され、補強側挿通孔34の一側の前記雄螺子棒17の直径と同一の部分により係止部たる幅狭部54を構成している。また、他側半円縁部51の直径D1は一側半円縁部52の直径D2より大きく(D1>D2)、前記直径D1は雄螺子棒17の直径Dより大きく(D1>D)、前記直径D2は雄螺子棒17の直径Dより小さく(D2>D)、幅狭部54の直径D4は雄螺子棒17の直径Dと略等しい。さらに、長手縁部53には、補強側底板部31の上面側に傾斜面53Aを形成することにより、前記長手縁部53の厚さが、周囲より長手縁部53に向かって薄くなるように形成されている。尚、補強側底板部31の上面及び下面に傾斜面を形成してもよく、下面のみに傾斜面を形成してもよい。また、幅狭部54を補強側挿通孔34の長さ方向他側に設けてもよい。
折板屋根材4は、平面部41の他端側を斜上方に折曲して他側傾斜部42とし、この他側傾斜部42の先端側を略横方向に伸長させて他側上面部43とし、この他側上面部43の先端側を垂直に折曲げて他側起立部44とし、この他側起立部44の上端を他側に水平に折曲げると共に先端を上側に折り返して下ハゼ部45を形成し、この下ハゼ部45が前記吊子1のハゼ部26の内側に嵌合する。
また、折板屋根材4は、平面部41の一端側を斜上方に折曲して一側傾斜部46とし、この一側傾斜部46の先端側を略横方向に伸長させて一側上面部47とし、この一側上面部47の先端側を垂直に折曲げて一側起立部48とし、この一側起立部48の上端側を水平に折曲げると共に、先端を下方に折り曲げて上ハゼ部49を形成し、この上ハゼ部49が前記吊子1のハゼ部26の外側に外嵌する。
上ハゼ部49は、下ハゼ部45よりも一回り程度(下ハゼ部45の周囲を取り囲むことができる程度)、大きく形成されている。また、下ハゼ部45及び上ハゼ部49は、角ハゼや丸ハゼなどの任意の形状にすることができる。
そして、タイトフレーム2の上部に吊子1をナット18により固定し、左右の折板屋根材4,4の下ハゼ部45及び上ハゼ部49を吊子1のハゼ部26に内嵌及び外嵌し、上,下ハゼ部45,49をはぜ締めにより連結する。この際、折板屋根材4,4は長尺であり、従来は吊子1から手を放すと、吊子1が倒れてしまい、作業が煩雑であったが、本考案の吊子1には、雄螺子棒17に係止する幅狭部54を設けることにより、タイトフレーム2の頂部に吊子1を仮固定状態で保持することができる。そして、複数の吊子1,1・・・を複数の吊子支持部14,14・・・に仮固定し、複数の吊子1,1・・・をナット18,18・・・により連続して固定することもできる。
具体的には、補強側挿通孔34の他側に雄螺子棒17を挿通するように、吊子1を吊子支持部14に載置し、ここから吊子1を他側に移動すると、幅狭部54に雄螺子棒17が確実に係止し、雄吊子支持部14に吊子1が仮固定状態で保持される。そして、傾斜面53Aにより先端が薄い長手縁部53,53が雄螺子部17Aに係止することにより、吊子1が倒れることがない。
このように本実施例では、請求項1に対応して、係止用挿通孔たる補強側挿通孔34を設けた底部23と、底部23の側縁に設けた立ち上り部25と、立ち上り部25の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材4,4の下ハゼ部45と上ハゼ部49との間に挟み込まれるハゼ部26とを備え、タイトフレーム2の山部の頂部に、補強側挿通孔34に挿通する雄螺子棒17を突設し、雄螺子棒17を補強側挿通孔34に挿通した状態で雄螺子棒17にナット18を螺合することにより頂部に立設状態で取り付けられる折板屋根用吊子1であって、補強側挿通孔34は、タイトフレーム2の長さ方向に長く形成され、補強側挿通孔34の長さ方向一側又は他側に、この例では長さ方向一側に、雄螺子棒17に係止して立設状態を保持する係止部たる幅狭部54を設けたから、雄螺子棒17に幅狭部54を係止することにより、吊子1を立設状態で保持することができ、吊子1を用いる屋根葺き作業を効率よく行うことができる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、吊子本体21と補強部材22とを備え、吊子本体21は、本体側挿通孔27を設けた本体側底板部24と、本体側底板部24の側縁に設けた立ち上り部25と、立ち上り部25の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材4,4の下ハゼ部45と上ハゼ部49との間に挟み込まれるハゼ部26とを備え、補強部材22は、本体側底板部24の上に固定する補強側底板部31と、必要に応じて設けられる立ち上り部25に沿う補強部33と、補強側底板部31に設けられ本体側挿通孔27に連通する補強側挿通孔34とを備え、タイトフレーム2の山部の頂部は、一側に設けられた吊子支持部14と、他側に設けられ吊子支持部14より高い折板受部16と、折板受部16と吊子支持部14との間に設けられた段差部25とを有し、吊子支持部14に、本体側挿通孔27及び補強側挿通孔34に挿通する雄螺子棒17を突設し、雄螺子棒17を本体側挿通孔27及び補強側挿通孔34に挿通した状態で雄螺子棒17にナット18を螺合することにより吊子支持部14に立設状態で取り付けられる折板屋根用吊子1であって、本体側挿通孔27及び補強側挿通孔34は、タイトフレーム2の長さ方向に長く形成され、補強側挿通孔34が係止用挿通孔であり、補強側挿通孔34の長さ方向一側に、雄螺子棒17に係止して立設状態を保持する係止部たる幅狭部54を設けたから、雄螺子棒17に幅狭部54を係止することにより、吊子1を立設状態で保持することができ、特に、補強部材22に幅狭部54を設けることにより加工が容易となる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、係止用挿通孔たる補強側挿通孔34には、該補強側挿通孔34の長さ方向一側に長さ方向他側より幅狭な幅狭部54を設け、幅狭部54が係止部であるから、補強側挿通孔34の長さ方向一側を長さ方向他側より幅狭に形成することにより、係止部を簡便に形成することができると共に、吊子1を長さ方向他側から一側に移動することにより係止状態が得られる。
このように本実施例では、請求項4に対応して、係止用挿通孔たる補強側挿通孔34には、該補強側挿通孔34の長さ方向一側に長さ方向他側より幅狭な幅狭部54を設け、幅狭部54が係止部であり、幅狭部54は、補強側挿通孔34の縁部たる長手縁部53,53の厚さが周囲より長手縁部53,53に向かって薄くなるように形成されているから、補強側挿通孔34の長さ方向一側を長さ方向他側より幅狭に形成することにより、係止部を簡便に形成することができると共に、吊子1を長さ方向他側から一側に移動することにより係止状態が得られ、しかも、補強側挿通孔34の長手縁部53,53が薄く形成されているから、雄螺子部17Aに確実に係止する。
このように本実施例では、請求項5に対応して、補強側挿通孔34の幅は、長さ方向他側から長さ方向一側に向かってテーパー状に狭くなるから、補強側挿通孔34に雄螺子棒17を挿入した状態で、吊子1を長さ方向に移動することにより、雄螺子棒17の雄螺子部17Aの幅狭部54をスムーズに係止することができる。
図6は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、本体側挿通孔27が係止用挿通孔であり、吊子本体21の本体側底板部24の本体側挿通孔27に幅狭部54を設けている。
このように本実施例では、請求項1及び2に対応して、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、この例の吊子1は補強部材22を備えていないが、幅狭部54のない補強部材22を吊子本体21に一体に設けてもよい。
図7は本発明の実施例3を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、一側半円縁部52の縁部に傾斜面52Aを設け、一側半円縁部52の縁部の厚さが、周囲より一側半円縁部52の中心に向かって薄くなるように形成されている。また、一側半円縁部52が係止部である。即ち、幅狭部54の直径D4と一側半円縁部52の直径D2とが等しい。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図8は本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、吊子1の補強部材22に、支持部32,32が設けられていないタイプを示している。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図9は本発明の実施例5を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、長手縁部53には、補強側底板部31の上面側に傾斜面53Aを形成すると共に下面側に傾斜面53Bを形成することにより、前記長手縁部53の厚さが、周囲より長手縁部53に向かって薄くなるように形成され、且つ、一方の長手縁部53が他方の長手縁部53より高く形成され、この高さの差は前記雌螺子部18Aに略対応している。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、本実施例では請求項6に対応して、ナット18の雌螺子部18Aに対応して、係止用挿通孔たる補強側挿通孔34の幅方向一方の縁部たる長手縁部53が係止用挿通孔たる補強側挿通孔34の幅方向他方の縁部たる長手縁部53より高く形成されているから、幅方向両側の長手縁部53,53が雌螺子部18Aに対応するため、幅狭部54を雄螺子部17Aに確実に係止することができる。
[参考例]
図10〜図11は本発明の参考例1を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、ナット18を係止用挿入孔に回転及びスライド可能に取り付けている。
前記ナット18は下部に薄肉な連結筒部61を突設し、この連結筒部61の内径は雌螺子部18Aの谷部より径大である。そして、連結筒部61の下端部が拡大するようにプレス等により成形することにより、係止用挿通孔たる本体側挿通孔27の下面に係止可能な係止部62を形成している。この例では、係止部62の外径は他側半円縁部51の直径D1より小さく、本体側挿通孔27の他側に係止部62を挿通可能であり、挿通した状態でナット18を一側に移動すると、図11に示すように、連結筒部61が抜け止め状態となり、吊子1にナット18が回転可能に設けられる。また、補強側底板部31の上面側に傾斜面53Aを形成すると共に下面側に傾斜面53Bを形成しており、この傾斜面53Bにより前記係止部62が本体側底板部24の下面から下方に出っ張らないように形成している。また、図11では傾斜面53Bに係止部62が接触しているが、傾斜面53Bに係止部62との間に隙間を設けてもよく、この場合も前記係止部62が本体側底板部24の下面から出っ張らないようにする。
尚、係止用挿通孔たる本体側挿通孔27の左右幅を略一定に形成し、この本体側挿通孔27に連結筒部61を挿通し、挿通した状態で、連結筒部61の下端部が拡大するようにプレス等により成形することにより、図10に示すように、本体側挿通孔27に連結筒部61を回動可能且つ該本体側挿通孔27の長さ方向に移動可能に連結してもよい。
このように本実施例では、吊子1に予めナット18を抜け止め状態にしたり連結したりすることができるから、現場において吊子1とナット18の数が合わないなどの不具合を防止できる。
尚、本考案は、本実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、吊子は各種タイプのものを用いることができる。また、補強部材は、本体側底板部を二つ折りにして形成した上部により構成してもよい。さらに、上,下ハゼ部及び吊子のハゼ部の形状は適宜可能である。また、実施例では、傾斜面により、前記係止用挿通孔の縁部の厚さが周囲より前記縁部に向かって薄くなるように形成したが、段階的に薄くしてもよい。また、傾斜面53Bにより底板部の下面に凹部を形成したが、凹部の形状は各種の形状を用いることができ、その凹部に係止部62を収納することによりナットを円滑に移動及び回動することができる。さらに、係止部62を補強側底板部の下面の凹部に係止すると共に、補強側底板部の下面から出っ張らないようにしてもよい。
1 吊子
2 タイトフレーム
4 折板屋根材
14 吊子支持部
15 段差部
16 折板受部
17 雄螺子棒
17A 雄螺子部
18 ナット
18A 雌螺子部
21 吊子本体
22 補強部材
23 底部
26 ハゼ部
27 本体側挿通孔(係止用挿通孔)
31 補強側底板部
34 補強側挿通孔(係止用挿通孔)
45 下ハゼ部
49 上ハゼ部
51 他側半円縁部
52 一側半円縁部
53 長手縁部(縁部)
54 幅狭部(係止部)

Claims (6)

  1. 係止用挿通孔を設けた底部と、前記底部の側縁に設けた立ち上り部と、前記立ち上り部の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれるハゼ部とを備え、
    タイトフレームの山部の頂部に、前記係止用挿通孔に挿通する雄螺子棒を突設し、前記雄螺子棒を前記係止用挿通孔に挿通した状態で前記雄螺子棒にナットを螺合することにより前記頂部に立設状態で取り付けられる折板屋根用吊子であって、
    前記係止用挿通孔は、前記タイトフレームの長さ方向に長く形成され、前記係止用挿通孔の長さ方向一側又は他側に、前記雄螺子棒に係止して前記立設状態を保持する係止部を設けたことを特徴とする折板屋根用吊子。
  2. 吊子本体と補強部材とを備え、
    前記吊子本体は、本体側挿通孔を設けた本体側底板部と、前記本体側底板部の側縁に設けた立ち上り部と、前記立ち上り部の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれるハゼ部とを備え、
    前記補強部材は、前記本体側底板部の上に固定する補強側底板部と、前記補強側底板部に設けられ前記本体側挿通孔に連通する補強側挿通孔とを備え、
    タイトフレームの山部の頂部は、一側に設けられた吊子支持部と、他側に設けられ前記吊子支持部より高い折板受部と、前記折板受部と前記吊子支持部との間に設けられた段差部とを有し、
    前記吊子支持部に、前記本体側挿通孔及び前記補強側挿通孔に挿通する雄螺子棒を突設し、前記雄螺子棒を前記本体側挿通孔及び前記補強側挿通孔に挿通した状態で前記雄螺子棒にナットを螺合することにより前記吊子支持部に立設状態で取り付けられる折板屋根用吊子であって、
    前記本体側挿通孔及び前記補強側挿通孔は、前記タイトフレームの長さ方向に長く形成され、前記補強側挿通孔が係止用挿通孔であり、前記係止用挿通孔の長さ方向一側に、前記雄螺子棒に係止して前記立設状態を保持する係止部を設けたことを特徴とする折板屋根用吊子。
  3. 前記係止用挿通孔には、該係止用挿通孔の前記長さ方向一側に前記長さ方向他側より幅狭な幅狭部を設け、前記幅狭部が前記係止部であることを特徴とする請求項1又は2記載の折板屋根用吊子。
  4. 前記係止用挿通孔には、該係止用挿通孔の前記長さ方向一側に前記長さ方向他側より幅狭な幅狭部を設け、前記幅狭部が前記係止部であり、前記幅狭部は、前記係止用挿通孔の縁部の厚さが周囲より前記縁部に向かって薄くなるように形成されていることを特徴とする請求項2記載の折板屋根用吊子。
  5. 前記係止用挿通孔の幅は、前記長さ方向他側から前記長さ方向一側に向かってテーパー状に狭くなることを特徴とする請求項4記載の折板屋根用吊子。
  6. 前記ナットの雌螺子部に対応して、前記係止用挿通孔の幅方向一方の前記縁部が前記係止用挿通孔の幅方向他方の前記縁部より高く形成されていることを特徴とする請求項5記載の折板屋根用吊子。
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