JP3200052U - タオルおよびタオル生地 - Google Patents

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恭一 中山
恭一 中山
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Abstract

【課題】この考案は、肌触りや吸水性などタオル生地の特性を有しながら、しかも緻密な図柄が表現できるタオルおよびタオル生地を提供することを目的とする。【解決手段】上述の課題を解決するため、この考案のタオル生地1は、両面がパイル面であり、少なくとも第1の面4はポリエステルスパン糸を含む第1のパイル糸2が表れ、さらに起毛され、細かい繊維が交絡した平らで緻密な昇華転写印刷用面が形成されていて、この第1の面4に昇華転写印刷を行うことで精密な図柄を表現する。【選択図】図1

Description

この考案は、吸水性や肌触りがよく、しかも印刷による緻密な柄を表現できるタオルおよびタオル生地に関する。
転写印刷は解像度の高い絵柄を表わすことができ、布地においても写真を精密に印刷することができる。パイル生地においても特許文献1〜特許文献3のように転写印刷を施したものが提案されている。
特許文献1には、ポリエステルのつなぎ糸と、吸発性ポリエステルの表側パイル糸と、吸発性ポリエステルの裏側パイル糸とを用い、丸編によって得られる組織を有する両面パイルのタオルであって、表側パイル糸によって構成される表側パイルのパイル長が、裏側パイル糸によって構成される裏側パイルのパイル長よりも短くなるように構成されているタオルが記載されている。そして、表側パイルのパイル長が短くなっているので、プレスをする際、表側パイルが傾れないために、転写紙に形成された図柄の輪郭が歪んだりする等の不都合が生じることはないと記載されている(同文献0024段落)。このタオルは丸編みにより作られる。
特許文献2には、縦編編成を有し、転写印刷面である第1面において、第1パイル糸がその列のパイル止め糸によるパイル止め点と隣の列のパイル止め糸によるパイル止め点を有し、転写印刷面でない第2面において第2パイル糸がその列のパイル止め糸によるパイル止め点を有する転写印刷タオルが記載されている。
特許文献3には、分散染料により着色される第1パイル糸と、分散染料により着色されにくい第2パイル糸とを有し、第1パイル糸によりパイルが形成されている染色面部と、第2パイル糸によりパイルが形成されている非染色面部とが設けられていて、染色面部にのみ印刷が施されている印刷タオルが記載されている。
特開2004−261365号公報 登録実用新案公報第3182200号 登録実用新案公報第3196653号
特許文献1では、丸編みで作られたパイル生地の上に転写印刷が施される。特許文献3では、タオル織機で織られたパイル生地の上に転写印刷が施される。いずれも、ループパイル面に印刷されるが、このようなループパイルの一つ一つは目で見ても観察できるものであり、完全に一様な印刷面を形成できない。したがって、転写印刷によって形成される柄の精密さには限界がある。
一方、特許文献2のタオルも編み物である。そして、止め糸によってパイルが突出しないフラットな面に転写印刷が施される。これにより、ループパイル面に印刷するよりも精密な柄が表現される。しかし、この印刷面ではパイルが突出していないので、タオル生地特有の厚みや吸水性、肌触りなどが得られない。
一方、特許文献3の印刷タオルは印刷による精密な柄が表現される部分とパイル生地本来の外観が表現される部分とを同じ面に有し、これまでのパイル製品にはない独特外観を有する。しかし、パイルが形成されている面に印刷すると、解像度の高い精密な図柄の表現は難しい。また、全面を印刷したタオルを実現するためには、特許文献3の考案は適していない。
この考案は、肌触りや吸水性などタオル生地の特性を有しながら、しかも緻密な図柄が表現できるタオルおよびタオル生地を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、この考案のタオル生地は、両面がパイル面であり、少なくとも1面はポリエステルスパン糸を含むパイル糸が表れていて起毛された昇華転写印刷用面となっている。さらに、昇華転写印刷用面に表れるパイル糸として、ポリエステルスパン糸とポリエステルフィラメント糸の合糸を使用してもよい。
また、この考案のタオルは、両面がパイル面であり、少なくとも1面はポリエステルスパン糸を含むパイル糸が表れていて起毛されていて昇華転写印刷が施されている。第1の面に昇華転写印刷が施す場合、第1の面に表れるパイル糸として、ポリエステルスパン糸とポリエステルフィラメント糸の合糸を使用してもよい。反対側の第2の面は綿糸のパイル糸が表れていて昇華転写印刷が施されないようにしてもよい。
この考案のタオルおよびタオル生地は、起毛されたポリエステルフィラメント糸で形成されたパイル面を有するので、きめ細かい印刷面が形成され、昇華転写による精密な図柄を表現することができ、しかも、タオル生地特有の吸糸性や手触りのよさを有する。
タオル生地の構造を示す断面図である。 タオルを示す斜視図である。
この考案を実施するための形態について図面に基づいて説明する。図1はタオル生地の構造を示す断面図である。
タオル生地1は、通常のタオル生地と同様に、経糸(下糸)と緯糸に加えて第1のパイル糸2および第2のパイル糸3により織られている。第1のパイル糸2はタオル生地1の第1の面4に表れ、第2のパイル糸3は第2の面5に表れる。
経糸と緯糸には特に制限はなく、通常のタオル生地に使用されるものを選択することもできる。例えば、経糸としては、40双糸、30双糸などが使用でき、特に本例では30双糸を使用している。また、緯糸としては、30単糸、20単糸、16単糸などが使用でき、特に本例では20単糸を使用している。
一方、第1のパイル糸2には、ポリエステルスパン糸を含む糸が使用される。ポリエステルスパン糸をパイル糸に使用することにより、安定したパイル織ができる。たとえば、30番手双糸や40番手双糸などが適している。ポリエステルスパン糸のみからなる双糸を使用するこももできるが、ポリエステルスパン糸とポリエステルフィラメント糸の合糸を使用してもよい。ポリエステルフィラメント糸だけではパイル糸として使用するのに適していないが、ポリエステルスパン糸と合わせることによって、パイル糸として使用することができる。そして、ポリエステルフィラメント糸が含まれることによって、光沢のある美しい印刷面を形成することができる。
第2のパイル糸2として本例では綿糸が使用されている。例えば、20単糸や40双糸、30双糸などを使用でき、特にここでは30双糸を用いている。この第2のパイル糸3は第2の面5に表れる。
織機としては例えばジャッガード機など通常のパイル織物用の織機を使用することができる。本考案では、両面ともループパイルが形成されるように、パイル織する。本例では、第1のパイル糸2のみがポリエルテルスパン糸なので、第1の面4のみがポリエステルスパン糸のパイルを有し、印刷用の面となる。第2の面は5綿糸によるパイルが表れており、昇華転写は行われない。
そして、印刷用面となる第1の面に対して起毛処理を行う。起毛処理は、例えば、ブラッシングなどによってフリースのように行うことができる。こうして、起毛されることにより、第1の面では細かい繊維同士が交絡して、フェルトのような状態になる。ループパイルに基く厚みや吸水性、肌触りの良さは保持されるが、個々のパイル糸の形状は失われて、緻密で平坦な表面状態が得られる。また、繊維同士が交絡することによってパイル糸間の結合が強くなり、パイルの抜け落ちが生じにくくなる。
第2の面5は綿糸である第2パイル糸3によるループパイルで覆われている。この面は従来の綿のタオルと同様に、綿糸パイル特有の肌触りと吸水性を有する。
第1の面4には昇華転写による印刷が施される。印刷面はポリエステル糸で覆われているので、昇華インクが効果的に付着する。また、この面は起毛によりキメの細かい緻密な平面であり、紙に印刷するように精密な図柄を表現することができ、写真なども表現することができる。特に、ポリエステルスパン糸とポリエステルフィラメント糸の合糸を使用した場合には、ポリエステルフィラメント糸特有のつややかさがある。
このタオル生地を所定に大きさに切断して、外周部を縫製することにより、印刷タオルが得られる。図2はタオルを示す斜視図である。タオル10の第1の面4には、これまでの印刷タオルでは見られないような精密な図柄が表れる。しかも、柔軟で肌触りがよい。第2の面5には印刷が施されておらず、生地自体の外観が表れている。この第2の面5は、綿のタオルそのものの風合いや肌触り、吸収性を有している。
以上、第1のパイル糸のみがポリエステルスパン糸を含む糸である場合で説明したが、第2のパイル糸もポリエステルスパン糸を含む糸を使用してもよい。これにより、第2の面もポリエステルスパン糸を含むパイル糸によるパイルで覆われる。そして、この第2の面5にも起毛処理を行う。こうして、第2の面5にも昇華転写による精密な印刷面を形成し、両面印刷のタオルを得ることもできる。
1.印刷タオル
2.第1パイル糸
3.第2パイル糸
4.第1の面
5.第2の面

Claims (5)

  1. 両面がパイル面であり、少なくとも1面はポリエステルスパン糸を含むパイル糸が表れていて起毛された昇華転写印刷用面となっているタオル生地。
  2. 両面がパイル面であり、少なくとも1面はポリエステルスパン糸とポリエステルフィラメント糸の合糸であるパイル糸が表れていて起毛された昇華転写印刷用面となっているタオル生地。
  3. 両面がパイル面であり、少なくとも1面はポリエステルスパン糸を含むパイル糸が表れていて起毛されていて昇華転写印刷が施されているタオル。
  4. 両面がパイル面であり、少なくとも1面はポリエステルスパン糸とポリエステルフィラメント糸の合糸であるパイル糸が表れていて起毛されていて昇華転写印刷が施されているタオル。
  5. 第1の面はポリエステルスパン糸とポリエステルフィラメント糸の合糸であるパイル糸が表れていて起毛されていて昇華転写印刷が施されていて、
    第2の面は綿糸のパイル糸が表れていて昇華転写印刷が施されていないタオル。
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